F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:ドライバー

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昨年より70年の節目としてドライバーズチャンピオンのあれこれをまとめてきました。その続きとして今回は有終の美かおこぼれか「チャンピオン決定の瞬間」をクローズアップします。

《チャンピオンを決定したレースの結果》
 50 J・ファリーナ            第7戦 予選3位 決勝優勝
 51 J・M・ファンジオ ① 第8戦 予選2位 決勝優勝
 52 A・アスカリ ①          第6戦 予選PP 決勝優勝
 53 A・アスカリ ②          第7戦 予選PP 決勝8位
 54 J・M・ファンジオ ② 第7戦 予選2位 決勝優勝
 55 J・M・ファンジオ ③ 第6戦 予選2位 決勝2位
 56 J・M・ファンジオ ④ 第8戦 予選PP 決勝2位
 57 J・M・ファンジオ ⑤ 第6戦 予選PP 決勝優勝
 58 M・ホーソーン          第11戦 予選PP 決勝2位
 59 J・ブラバム ①          第9戦 予選2位 決勝4位
 60 J・ブラバム ②          第9戦 予選決勝とも不出走
 61 P・ヒル                      第7戦 予選4位 決勝優勝
 62 G・ヒル ①                第9戦 予選2位 決勝優勝
 63 J・クラーク ①          第7戦 予選3位 決勝優勝
 64 J・サーティース       第10戦 予選4位 決勝2位
 65 J・クラーク ②          第7戦 予選PP 決勝優勝
 66 J・ブラバム ③          第7戦 予選6位 決勝R
 67 D・ハルム                 第11戦 予選6位 決勝3位
 68 G・ヒル ②                第12戦 予選3位 決勝優勝
 69 J・スチュワート ①  第8戦 予選3位 決勝優勝
 70 J・リント                 第12戦 予選決勝とも不出走
 71 J・スチュワート ②   第8戦 予選2位 決勝R
 72 E・フィッティパルディ①第10戦 予選6位 決勝優勝
 73 J・スチュワート ③ 第13戦 予選6位 決勝4位
 74 E・フィッティパルディ②第15戦 予選8位 決勝4位
 75 N・ラウダ ①           第13戦 予選PP 決勝3位
 76 J・ハント                第16戦 予選2位 決勝3位
 77 N・ラウダ ②           第15戦 予選7位 決勝4位
 78 M・アンドレッティ 第14戦 予選PP 決勝6位
 79 J・シェクター         第13戦 予選3位 決勝優勝
 80 A・ジョーンズ        第13戦 予選2位 決勝優勝
 81 N・ピケ ①               第15戦 予選4位 決勝5位
 82 K・ロズベルグ         第16戦 予選6位 決勝5位
 83 N・ピケ ②               第15戦 予選2位 決勝3位
 84 N・ラウダ ③           第16戦 予選11位 決勝2位
 85 A・プロスト ①        第14戦 予選6位 決勝4位
 86 A・プロスト ②     第16戦 予選4位 決勝優勝
 87 N・ピケ ③               第15戦 予選5位 決勝15位
 88 A・セナ ①               第15戦 予選PP 決勝優勝
 89 A・プロスト ③        第15戦 予選2位 決勝R
 90 A・セナ ②               第15戦 予選PP 決勝R
 91 A・セナ ③                第15戦 予選2位 決勝2位
 92 N・マンセル             第11戦 予選2位 決勝2位
 93 A・プロスト ④        第14戦 予選2位 決勝2位
 94 M・シューマッハ ① 第16戦 予選2位 決勝R
 95 M・シューマッハ ② 第15戦 予選3位 決勝優勝
 96 D・ヒル                    第16戦 予選2位 決勝優勝
 97 J・ヴィルヌーブ       第17戦 予選PP 決勝3位
 98 M・ハッキネン ①    第16戦 予選2位 決勝優勝
 99 M・ハッキネン ②    第16戦 予選2位 決勝優勝
 00 M・シューマッハ ③ 第16戦 予選PP 決勝優勝
 01 M・シューマッハ ④ 第13戦 予選PP 決勝優勝
 02 M・シューマッハ ⑤ 第11戦 予選2位 決勝優勝
 03 M・シューマッハ ⑥ 第16戦 予選14位 決勝8位
 04 M・シューマッハ ⑦ 第14戦 予選2位 決勝2位
 05 F・アロンソ ①         第17戦 予選PP 決勝3位
 06 F・アロンソ ②         第18戦 予選4位 決勝2位
 07 K・ライコネン          第17戦 予選3位 決勝優勝
 08 L・ハミルトン ①     第18戦 予選4位 決勝5位
 09 J・バトン                 第16戦 予選14位 決勝5位
 10 S・ベッテル ①         第19戦 予選PP 決勝優勝
 11 S・ベッテル ②          第15戦 予選PP 決勝3位
 12 S・ベッテル ③         第20戦 予選4位 決勝6位
 13 S・ベッテル ④         第16戦 予選PP 決勝優勝
 14 L・ハミルトン ②      第19戦 予選2位 決勝優勝
 15 L・ハミルトン ③      第16戦 予選2位 決勝優勝
 16 N・ロズベルグ          第21戦 予選2位 決勝2位
 17 L・ハミルトン ④      第18戦 予選3位 決勝9位
 18 L・ハミルトン ⑤      第19戦 予選3位 決勝4位
 19 L・ハミルトン ⑥      第19戦 予選5位 決勝2位

まずチャンピオンを決めたレースの予選を整理します。
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   P.P.:17人(24.3%)
   2位:22人(31.4%)
   3位:9人  (12.9%)
   4位:7人  (10.0%)
   5位:2人  (2.9%)
   6位:6人  (8.6%)
   7位:1人   (1.4%)
   8位:1人   (1.4%)
  11位:1人   (1.4%)
  14位:2人  (2.9%)
 未出走:2人  (2.9%)
  合計:延べ70人(100%)

チャンピオン獲得に向けて気合い十分な予選への取り組みです。内訳をみていくと、意外にもポールポジションスタートより2位が最多で3割強にあたる22人いました。この数字だけでは当時のチャンピオン争いの状況やその時の心情は定かではありませんが、そのシーズン、そのレースにおいてもチャンピオン獲得に有利な立場にあって、フロントロウを獲得できたことが想像できます。時代によって異なるもののフロントロウ(現在は予選1位と2位)に位置したのは39人で55.7%を占めます。現在でいうセカンドロウ、3位4位は16人。サードロウが8人と徐々に数は減り、それより後方はむしろレアケースの順位と人数になります。
7位だったのは77年にチャンピオンを獲得したフェラーリ所属のラウダです。前年76年のドイツGPで瀕死の火傷を負ったラウダは、懸命なリハビリと復帰への執念で77年シーズンは南アフリカ、因縁のドイツ、オランダで3勝を挙げて完全復活をみせます。第15戦のワトキンスグレンでのアメリカ東GPで前年チャンピオンのハントのポールトゥウィンを横目に、7位スタートからも4位入賞を果たしてしっかりとポイントをゲット。ランキング2位に浮上したウルフのシェクターを大きく引き離したままチャンピオンを獲得しました。エンツォ・フェラーリとの確執もあり、翌年はブラバムに移籍を決めていたラウダはメカニックの不当解雇に激怒し、このレースを最後に参戦をボイコットしています。
予選11位からチャンピオンを決めたのもラウダの3回目でした。航空会社経営を経て再び(三度)F1の舞台に姿を現したラウダはマクラーレンの若手プロストとの一騎打ちとなりました。チャンピオンを決めた最終戦ポルトガルGPまでにラウダ5勝、プロストは6勝を挙げています。このポルトガルGPでプロストはブラバムのピケに続く予選2位を獲得し、ラウダは11位に沈んだため「プロストの初戴冠」が予想されました。ところが決勝で一つ順位を上げた優勝したプロストに対して、ラウダはプロストに次ぐ2位に浮上。結果的にF1史上最小の0.5ポイントの差でラウダが上回っての獲得となりました。シーズン最多の7勝を挙げたプロストの敗因と誤算は「第6戦モナコGPの雨によるハーフポイントレース」と「シーズン後半でも止むことがなかったリタイヤ」でした。モナコGPの切り上げはトップを走るプロスト自らの志願です。またこの年のマクラーレンは「優勝かリタイヤか」という極端な戦績でした。後半戦でプロストがリタイヤしたレースでラウダは優勝や2位を続け、確実にポイントを獲得しています。大事なのは予選順位や優勝の数だけではない、年間の安定した上位フィニッシュとポイント獲得である、プロストは「ただ勝ちゃいいわけでもない」ということを目の前で教わったはずです。
予選14位は03年のM・シューマッハと09年のバトンで、いずれも「多くのポイントを積み重ね、自身の順位よりもランキング2位が届かなければチャンピオン」というシチュエーションです。予選が何位だろうと関係ありません。楽勝でした。ほか「予選不出走」が2人いますが、これについては以下で書きたいと思います。

続いて決勝順位の内訳です。
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  優勝:28人(40.0%)
   2位:12人 (17.1%)
   3位:  7人(10.0%)
   4位:  6人(8.6%)
   5位:  4人(5.7%)
   6位:  2人(2.9%)
   8位:  2人(2.9%)
   9位:  1人(1.4%)
  15位:  1人(1.4%)
 未出走:  2人(2.9%)
リタイヤ:  5人(7.1%)
  合計:延べ70人(100%)

円グラフの色分けは予選と一部揃っていませんのでご注意を。28人の「優勝で決定」が最多となりました。やっぱり優勝して自らの手でチャンピオンを掴み取るのが一番カッコいいですね。予選同様に上位フィニッシュが多く、表彰台圏内3位までは47人と67.1%を占めます。リタイヤが5人いますが、ランキング2位が届かない領域となったために決定しています。ファンとしてはちょっと見応えのない幕切れです。この手で有名なのは89年、90年の鈴鹿を舞台とした日本GPでしたね。いずれも対象はプロストとセナ、いわゆる「セナプロ」と呼ばれたやつです。89年はマクラーレン同士挑んだ決勝46周目のカシオトライアングルでの接触によるセナの失格でプロストに軍配。プロストがフェラーリに移籍した90年は1周目のスタート直後の第1コーナーでセナがインを譲らず接触して両者リタイヤの末にセナがチャンピオンを獲得しています。日本のみならず全世界が見守るチャンピオン決定をあのような形でダメ押しするのは決して喜ばしいことではありませんね。
決勝15位でチャンピオンを決めたのは87年のピケで、こちらも鈴鹿での出来事でした。チャンピオン争いは残り2戦の時点でウィリアムズのピケとマンセル絞られ、マンセルは後がない状態で鈴鹿入りしました。しかし金曜のフリー走行でS字コーナーでクラッシュしドクターストップがかかったため、予選走行を前にピケの3回目チャンピオンが決定してしまうという結末を迎えました。それではピケも予選、決勝とも力が入りませんよね。予選は5位、決勝は入賞圏外15位となりました。
決勝不出走も予選と同様の2人となっています。予選に出ていなければ決勝もいませんよね。後ほど。

《ポールトゥウィンでチャンピオン決定》
 52 A・アスカリ ①           第6戦 予選PP 決勝優勝
 57 J・M・ファンジオ ⑤ 第6戦 予選PP 決勝優勝
 65 J・クラーク ②           第7戦 予選PP 決勝優勝
 88 A・セナ ①                 第15戦 予選PP 決勝優勝
 00 M・シューマッハ ③   第16戦 予選PP 決勝優勝
 01 M・シューマッハ ④   第13戦 予選PP 決勝優勝
 10 S・ベッテル ①           第19戦 予選PP 決勝優勝
 13 S・ベッテル ④           第16戦 予選PP 決勝優勝

決勝の優勝だけでなく、予選もポールポジションを獲得してしまう「完全無欠」状態が延べ70人の中に8例ありますので抜粋しました。面々をみればまあ納得のドライバーとシーズンですね。珍しいことに2010年代を代表する最強王者ハミルトンがいません。ポールトゥウィンのイメージが強いですよね。6回チャンピオンのハミルトンが自ら優勝でチャンピオンを決めたのは14年と15年の2回に止まります。ハミルトンは近年こそ独走状態でチャンピオンを決めることが多くなりましたが、チャンピオン獲得序盤は最終戦までもつれるシーズンもありました。ハミルトンはチャンピオンが近付くと肩の力を抜いちゃう傾向がありましたよね。それは序盤から安定したポイント獲得があるからこそなせる業です。88年のセナは鈴鹿のスタートでエンジンストールして、ズルズル後退しました。でもポールからスタートし、小雨の中ペースダウンしたプロストを抜き返して優勝。過程はどうであれ、データ上は結果的にポールトゥウィンということになります。

《チャンピオン決定の特異なケース》
 60 J・ブラバム ②         第9戦 予選決勝とも不出走
 70 J・リント                第12戦 予選決勝とも不出走

最後に特異なチャンピオン決定シーンとして先程の「不出走」の例を挙げます。
ケース1は60年のJ・ブラバムです。60年シーズンは全10戦のうち、J・ブラバムは不出走の第3戦インディアナポリスGPを除き、第4戦オランダGPから第8戦ポルトガルGPまで5連勝を挙げてシーズンを席巻していました。しかし、モンツァでの第9戦イタリアGPは過去の「観客を巻き込む多数死亡事故」によって封印されたオーバル区間の復活のため、イギリス国籍のコンストラクター(クーパー、ロータス、BRM)が参戦をボイコットしたため、クーパー所属のJ・ブラバムも出走しなかった経緯があります。ただ、チャンピオンを争っていたB・マクラーレンもクーパーで共に出走せずポイント追加が無かったため、J・ブラバムがチャンピオンを決めています。
それからちょうど10年後、70年のリントも出走せずにチャンピオンを獲得しています。この話はもう有名ですね。出走しなかったのではなく、正しくは「できなかった」んですよね。第3戦モナコGPに自身2勝目、シーズン初勝利を挙げると、第5戦オランダGPから第8戦ドイツGPまで4連勝して第10戦イタリアGPの予選を迎えます。リントはパラボリカでバランスを崩してウォールにクラッシュし死亡しました。リントの死後、カナダ、アメリカ、最終メキシコと3レースが行われ、フェラーリのイクスが2勝を挙げるも、第12戦アメリカGPの4位フィニッシュが響き、リントに5ポイント届きませんでした。当時、亡くなったドライバーをチャンピオンにすべきか議論されたようですが、そのままリントの獲得ポイントを尊重して、チャンピオンとすることに決まりました。こんな悲しいケースがあってはならないことですが、不幸中の幸いというべきか、F1における「伝説」の一つですね。

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F1は70年の歴史が積み上がって今があります。F1に対して各々の考えや思い入れがあると思います。なかなか風当たりの悪い部分も抱えつつも世相に合った形にレギュレーション変更され、これから先も「最高峰」の品格や感動を変わらず提供してくれることを切に願っています。

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皆さん風邪をひいたりしたりしていませんか?!miyabikunは年末年始で風邪をひいてしまい、しばらく鼻水に鼻声と格闘をして、ようやく調子が戻ってきました。まだまだ寒い日が続きますから、身体を暖かくして予防に努めましょう。本当は開幕前の方がいいかなーと温めていたものを早くもこの時期に放出したいと思います。来る2020年シーズンは大きなレギュレーション変更やドライバー変更もなく、ドライバー、マシンとも正常進化のシーズンが予想されます。しかしそんな中、いくつかの「F1歴代記録更新」がみられるかもしれません。それらがどんなもので今どんな状態なのかをまとめてみました。カッコ内の数字はタイ記録ではなく「記録更新までの数字や期間」を記しました(毎度毎度、ちゃんと数えたつもりですが、間違えているものがあるかもしれませんので、そんな時は優しく教えて下さいね)

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《優勝回数》
 91勝 M・シューマッハ
  - - - - - - - - - - - - - - - -
 84勝 L・ハミルトン(-8勝)

ハミルトンは今まで後人未到とも思われたM・シューマッハの偉大な勝利数まであと7勝に迫りました。F1参戦以来「勝たない年がない」ハミルトンです。それだけでも大したモノですが近年を調べていくと、2014年は11勝、15年と16年が10勝、17年に9勝、18年と19年11勝しています。7勝で並び、8勝で上回る。悔しいけど余裕そうですね。これをやられた日には2020年のチャンピオンもハミルトンの手に渡ることになるだろうし、M・シューマッハの持つ7回チャンピオンにも並びます。これはもう「F1のため」にも誰か是が非でも抑えてもらうしかないですね。ハミルトンの作る記録もまた「F1」ではあるのだけど(笑)

《表彰台登壇数》
 155回 M・シューマッハ
  - - - - - - - - - - - - - - - -
 151回 L・ハミルトン(-5回)

こちらもM・シューマッハとハミルトンの一騎打ちです。8勝が容易くみえるのであれば、5回登壇くらいなんてこと無い。22戦もあればヨーロッパラウンドの早い段階で奪取できそうです。ちなみにM・シューマッハはこの登壇数を19シーズン要したのに対し、ハミルトンは14シーズン目で到達しようとしています。2人の時代と異なる点は言わずと知れた「年間レース数の増加」が助けになっています。M・シューマッハの登壇数も今のレース数があれば、もっとすごいことになっていそう。

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《決勝参戦数》
 322戦 R・バリチェロ
  - - - - - - - - - - - - - - - -
 312戦 K・ライコネン(-11戦)

この記録はキングよりもおっちゃんが断然有利です。他への浮気2年を挟んだ18シーズンで謙虚に、いや無骨に「鉄人の域」に達してきました。こちらは自身が途中で投げ出したりしない限り、初夏の第11戦オーストリアGPで確実に到達します。アルファロメオとの契約は今シーズンいっぱい。新レギュレーションにトライするのかはたまたラリーに復帰か。本人全く気にしていないであろう「新鉄人」の去就が気になります。老いようが衰えようが、実績と人気は抜群。実は「俺は今後F1に乗らないと一言も言っていない」なんて、新レギュレーション到来も内心めちゃくちゃ楽しみにしていたりしてね(笑)

《入賞回数》
 221回 M・シューマッハ
  - - - - - - - - - - - - - - - -
 213回 K・ライコネン(-9回)
 213回 L・ハミルトン(-9回)

入賞回数も更新の可能性を秘めています。ターゲットはやはりM・シューマッハ、チャレンジャーは変わらず2007年にガチンコやり合ったこの2人です。更新の可能性は絶対的にハミルトンが有利ですが、一応年功序列で敬意を表しました。ガチンコやり合ったとはいえ、2年の浮気があるとはいえ、2001年と2007年デビューの差を埋めてくるキングはとんでもないヤツですね。現役2人が同時にこの記録に立ち向かう一方、現役第3位、歴代第5位に位置するベッテルは195回と18回の差があります。本来ならば3人並んでもいいはずですが、並びませんでしたね。ちゃんはヤンチャだから(笑)

《完走回数》
 254回 F・アロンソ
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 251回 K・ライコネン(-4回)

これ、シューマッハじゃないんですよ。もちろんバリチェロでもありません。最多は耐久も悪路も何でもござれ、オールジャンルチャレンジャーのアロンソ様が持っておられます。それを歳上の同期が2年遅れで到達します。アロンソは1年留年、ライコネンは2年間浮気をしました。ライコネンは現時点でアロンソより1年長く走って近似ということは、結果的に2人の完走率も似たり寄ったりということ。付かず離れずの2人がフェラーリで一瞬チームメイトになった時は驚きましたよね。アレをもってしても今以上の無残な戦績でした。今となれば、笑い話かな。

《ハットトリック回数》
 22回 M・シューマッハ
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 15回 L・ハミルトン(-8回)

優勝と共に願わくはあまり期待したくない記録も更新に手が届く位置にはあります。ハットトリックはサッカーでよく聞く単語だと思います。F1の場合は「1GPでポールポジション、優勝、ファステストラップの3つ全てを獲得する」ことを意味します。ハミルトンならまんざらでもなさそうでしょう?!いいんですよ、獲らなくても。獲らないでいてくれる方が、F1は盛り上がりますよー?!このハットトリックの上にはテニスで耳にする「グランドスラム」というのがF1にもあります。ハットトリックに加えて「ピットストップを含め、決勝で一度もトップを譲らないで走り切る」というとんでもないやつです。最多はクラークの8回でハミルトンは現時点で6回となっています。あと3回でこちらも最多となりますが、話題自体があまりにハミルトンハミルトンし過ぎるし、滅多に出せるものでもないのでオマケ扱いとしました。

《ポールポジション獲得最年少》
 21歳 S・ベッテル
  - - - - - - - - - - - - - - - -
 20歳 L・ノリス(2020年最終戦まで)

ベッテルは1987年7月3日生まれで、最年少ポールポジション記録は2008年9月13日の第14戦イタリアGPで記録しました。21歳と72日で記録。つまり21歳2ヶ月くらいまでにポールポジションを獲得しないと、ちゃんベッテルの記録は更新できません。今シーズンでまだ20歳でいられるのは1999年11月13日生まれの現役最年少ノリスちゃんのみ権利があります。ベッテルとノリスって、ちょうど一回りの歳の差なんですね。ベッテルも歳とったなぁ。ちゃんは卒業しないとですね(笑)ノリスは2020年11月28日予定の最終戦アブダビGPまでそのチャンスがあるということ。あと22回チャンスがあります。上り調子のマクラーレン&ノリスは果たしてその「一度しか獲れない貴重な記録」の更新なるでしょうか。10年以上経過したこの記録もそろそろ更新を期待したいですね。

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《ドライバーズチャンピオン獲得最年少》
 23歳 S・ベッテル
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 22歳 M・フェルスタッペン(2020年最終戦まで)
 22歳 C・ルクレール      (2020年最終戦まで)
 21歳 G・ラッセル       (2020年最終戦まで)
 21歳 L・ストロール       (2021年最終戦まで)
 20歳 L・ノリス      (2022年最終戦まで)

ベッテルの最年少ドライバーズチャンピオン記録は2010年11月14日に行われた最終戦アブダビGPでしたので、23歳と134日目となります。ざっくりみて「23歳4ヶ月半」まで。獲れそう獲れなさそうに関係なく「記録上可能な者」となると、対象は5人に絞られます。さらにその5人も少しずつ誕生日が異なるので、様々な「制限時間」と共に対象者は減っていきます。まず一番制限時間が少ないのは、5人の中で比較的獲得する可能性の高い9月生まれのフェルスタッペンと10月生まれルクレールの1997年生まれ組。2人とも23歳4ヶ月半に到達するのは2021年になってからですが、正月早々にGPもなければチャンピオンも決定するわけもないため、チャンスは今シーズンの1年だけ。あと可哀想なのが1998年でも2月生まれで、6月にチャンピオンが決まるわけがないので実質上記2人と同じタイミングとなる「秘めたる原石」ラッセルもチャンスはあと1年です。あとは新レギュレーションで開花するのか、まだF1に乗れているのかのストロールはあと2シーズンのチャンスがあり、最年少ノリス君はその頃マクラーレンドライバーかどうかもわからない3シーズン先までチャンスを有しています。

今回はドライバーにまつわる記録をクローズアップしました。コンストラクターとしては2000年台前半を席巻したフェラーリ6連覇を上回る「メルセデス7連覇」という末恐ろしい記録もかかっています。といった具合で大型レギュレーション変更前の「変化の小さな」2020年ではありますが、我々はこれらの新記録を目の当たりにできるかもしれません。そんなシーズン開幕まであと2ヶ月!
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ようやくこのネタに辿り着きました。2019年シーズンを締めくくる「数字でみる2019年」の予選編です。いつもまとめてきた数字やデータを使って分析比較してみます。

《トップタイムと各チーム最速タイムとの差》
予選終了後にみてきたトップタイムと各チームの最速タイムとの差をシーズン通しでみてみます。
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チーム毎のイメージカラーで表現して、グチャついているのは相変わらずですが、中団を除けば決して目で追えないほど絡まっているわけではないですよね。速いチームはどこでも速いし、遅いチームはいつまでも遅かったです。最遅をほしいままにしたウィリアムズは遅いながらも平均3.5秒〜4.0秒あたりで推移していますが、中団はシーズンが進行していくにつれてバラけ解れていってるようにみえますよね。特に黒いハースのまとまりの無さには残念というかガッカリでした。本当は速くていいし、速くいなければおかしいドライバーラインナップなんですが、笑いのネタばかりを提供してくれていました。ハースで4コママンガ作れそうだもんなぁ、オチは毎回同じだけど(笑)
真っ黒ハースに対して、マクラーレンはシーズンを通して中団で安定した速さを確立できていました。低調な頃とどこが違うか考えると、違うところが多過ぎて、そもそもの原因が何だか分からなくなってしまいますが、理由はどうであれ名門がQ3常連、入賞確実、表彰台に手がかかる位置まで復調し、それも若手でやってのけるという話題は今シーズンのF1の「嬉しい話題」だと思います。そこのエンジンワークスはベテランを並べて対抗したものの、それに勝てなかったのだから、マクラーレンの飛躍、ドライバーの健闘は評価に充分値しますね。

見やすくするために、トップタイムから0.5秒〜3.0秒で抜き出し、中団以下で構成された「第二F1グランプリ予選編」はこうなります。
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中団のトップタイムのみタイム差をカラー表現しています。ルノーが最多となる8GP、ハースが序盤4戦とブラジルの5GP、マクラーレンも5GP、アルファロメオがオーストリアとドイツの2GP、そして意外にも市街地大得意レーシングポイントがアゼルバイジャンで1GPとなっています。呼ばれていないのはー、、どこか飛んでいっちゃいそうなウィリアムズは当然ながら、あとはトロ・ロッソか。予選についてはパッとしませんでしたね。中団に埋もれてしまった原因の一つと言えます。イマドキのF1で予選位置は決勝順位の1/3くらい重要なファクター。
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順序が逆になりましたが、トップチームの様子をみてみようと思います。三本線でスペースがありますので、トップを除く全GPのタイム差を表現しました。トップ三強はギャップが狭く、0.0秒〜1.2秒でひしめき合っています。 1周距離や平均速度は様々あれど、速いフェラーリ、強いメルセデスとは言われつつ、レッドブル(ほぼフェルスタッペン)もいい線までいっていたと言っていいと思います。トップタイムと2番手の最大差はメルセデスとフェラーリによる第5戦スペインGPの0.886秒でした。スペインのメルセデスはテストの速さなんてクソ食らえと言わんばかり、めちゃんこ速かった。
夏休み前の最終戦ハンガリーGPのフェルスタッペンはそんなマンネリ混沌としてきたシーズンを力でもぎ取った「ギリギリ初ポール」でしたね。なかなか獲れないと待ちわびて、一度獲れば終盤のメキシコとブラジルでポンポンと獲っちゃいました(メキシコGPはグリッド降格)シーズン前は「ホンダはレッドブルに見合う速さと信頼性があるのか」という懸念がありつつも、結果として速さにムラはありつつも念願の初ポール獲得となったし、複数回獲れたし、乗る人が乗れば速いということは証明できたのではないでしょうか。

《ポールポジション回数》全21回
 1 ルクレール            6回(28.6%)
 2 ハミルトン            5回(23.8%)
    ボッタス               5回(23.8%)
 4 フェルスタッペン 3回(14.3%)
 5 ベッテル               2回  (9.5%)

GP最速が決まる「ポールポジション獲得回数」です。初ポールはフェルスタッペンだけではない、F1で2年目トップチーム1年目のルクレールがキングを抑えて堂々の最多6回を記録。スポンサーロゴの自粛をはじめ「紅ではなくグレー」な噂はありつつも最速マシンを冷静かつ上手く操り、前評判通りの速さを知らしめました。一方で意外にも今シーズンのキングは適切な表現ではありませんが「たったの5回」に止まり、得意なポールトゥウィンの形を採らない勝ち方で結果的にチャンピオンシップを制しました。近年はポールトゥウィンの傾向が強い中「ポールポジションからでなくても年間で制する」というまさに鉄壁な状態までも身に付けています。マシン差以外の要素でキングを上回るにはどうしたらいいのでしょうね。
他、キングの相方ボッタスもタイの5回で並び、ベッテルは予選もイマイチの2回が精一杯でした。となると、メルセデスはトータルで10回、フェラーリは8回となり、予選においてもメルセデスが勝ちとなります。これがF1でいう今流行の「ONE TEAM」というやつですね。

《個人予選平均順位》交換ペナルティ降格は含まず
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  1 ハミルトン              2.29  Q1通過21 Q2通過21
  2 ボッタス                 3.00  Q1通過21 Q2通過21
  3 ルクレール              4.05  Q1通過20 Q2通過20
  4 ベッテル                 4.38  Q1通過20 Q2通過20
  5 フェルスタッペン   4.57  Q1通過20 Q2通過19
  6 ノリス                     9.43  Q1通過20 Q2通過14
  7 ガスリー                 9.62  Q1通過19 Q2通過13
  8 サインツ               10.33  Q1通過18 Q2通過13
  9 リカルド               10.57  Q1通過18 Q2通過11
10 アルボン               11.05  Q1通過18 Q2通過9
11 ヒュルケンベルグ 11.10  Q1通過18 Q2通過9
12 マグヌッセン        11.71  Q1通過18 Q2通過9
13 ライコネン            11.86  Q1通過17 Q2通過9
14 グロージャン        12.05  Q1通過15 Q2通過9
15 ジョビナッツィ     13.29  Q1通過16 Q2通過3
16 ペレス                   13.33  Q1通過14 Q2通過4
17 クビアト               13.62  Q1通過14 Q2通過4
18 ストロール            15.76  Q1通過7  Q2通過1
19 ラッセル               18.38  Q1通過0  Q2通過0
20 クビカ                   19.62  Q1通過0  Q2通過0

予選平均順位ランキングの全21戦版になります。ペナルティ降格は含まず前の純粋な予選順位で割り出してはいますが「ペナルティ降格が決まっているため、予選は程々に」の順位は含まれてしまっています。またチームカラー毎に色分けしている中で、ガスリーとアルボンの2人については以前にもやったことがあるグラデーション仕上げとしました。
回数こそルクレールにトップは譲ったメルセデス2人が平均値ではフロントロウを獲得する形となりました。ポールは足りずとも「悪い結果にもならなかった」という安定感を示しています。ポールシッター5人までが4位台に入り、その次となると大きく離れた9位台にノリスとガスリーがようやく現れます。ノリス、やるじゃないか!サインツ先輩が1つ前の7番手を陣取るイメージが強いが、交換ペナルティが助けになって平均値では上回ったぞ。新人賞だ!ガスリーは前半のレッドブル時代はだいぶ矢面に立たされてきたけど、トロ・ロッソに出戻ってからも先輩よりかはQ3進出率も高かったですね。予選においての「ガス・アル」対決は1.43位差でガスリーの勝ちでした。
昨年と同様にQ1とQ2突破数も記載しました。昨年はドライバー20人全員がQ1を突破し、2人を除いてQ2突破していました。しかし今シーズンはウィリアムズの2人がQ1すら突破できないという厳しい現実を突き付けられています。クビカの過去は輝かしい戦績があるし、今シーズンは、、だけど、ラッセルのポテンシャルをもっと正当に評価してあげたいですよね。何せF1に昇格する前のカテゴリーではノリス君やトップチーム昇格のアルボンを上回る戦績を持っています。あと一年じっと「浪人」して、キングが椅子を離れることがあればその時がチャンスかな?!

こちらも昨シーズンから導入した「個人予選順位」を時系列でグラフにし、上位中位下位の3グループに分けて表現したものです。青いゾーンがQ1止まり、黄色がQ2止まり、そして赤いゾーンはQ3進出範囲としています。まず上位三強7人の順位グラフです。
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明瞭に分かれる「6番手と7番手に立ちはだかる壁」三強はココを陣取るのが最低限の命題ですね。あとこのグループは夏休み明けの第13戦ベルギーGPよりレッドブルのドライバーチェンジがありました。その辺の効果があったかどうか判別するために、破線で区切っています。概ね6番手以内にはおさまっているようですが、水色ラインのガスリーが上に下に不安定でしたね。まあまあ、序盤は慣れていないこともあるし、シーズン前テストでド派手にかましてしまったこともあって仕方がない部分もあります。ガスリーの最上位はシーズン折り返しの第11戦ドイツGPの4位でした。地元ベッテルが降格、ルクレールも離脱してくれたことが助けにはなりましたが、比較対象となるフェルスタッペンがガッチリ2番手を獲得したことを考えると、完敗。ガスリーがフェルスタッペンを上回ったのはQ2脱出に間に合わなかった第7戦カナダGPの1戦のみでした。ではアルボンはどうだったのよというわけでみてみると、序盤2戦はまあまあ、上級マシンに慣れるまでの準備期間として、3戦目のシンガポールGPでは6番手獲得。続くロシアは攻めたターン14でクラッシュするも、第17戦日本GPからは6番手以内を守れています。よってレッドブルのマシンにはアルボンの方が合っていたかな。逆にガスリーはトロ・ロッソ復帰以降もレッドブル時代とさほど変わらない順位を保てていることを考えたら、ガスリーも結果オーライとみるのがよさそうですね。
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中位もちょこっと半端な7人で区切りました。ルノーの2人、マクラーレンの2人、ハースの2人とライコネンです。中団で上位に顔を覗かせそうな面々で、Q2出走は常連、Q3進出はそこそこに、6番手以内で偉業、マシンが風邪気味だとたまにQ1落ちといった感じ。偉業に当たる6番手以上はリカルドとマグヌッセン3回、グロージャン、サインツ、ノリスが2回、ヒュルケンベルグとライコネンが1回でした。ライコネンに「偉業」なんて言うのは失礼かもしれないけど、本人は関係ないか(笑)
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下位は残ったジョビナッツィ、クビアトにレーシングポイント2人とウィリアムズ2人の合計6人になります。ペレスとクビアトはポイントランキングから考えれば、中位に入るべきドライバーだと思いますが、ペレスのグラフを見てわかるようにQ3進出回とQ1落ち回を行ったり来たりで予選については安定しませんでした。それだけマシンが熟していなかったことでしょう。前半戦はストロール、ラッセル、クビカの順がテッパンになっていましたが、後半戦からは違います。ストロールが元気になっていますね。このメンバーは6番手こそ第4戦アゼルバイジャンGPでのペレスとクビアトに止まるものの、Q3にもちょこちょこお目見えしています。先程の繰り返しになりますが、Q3を知らないのはウィリアムズの2人のみです。安定の最下位を張るクビカがひょこっと持ち上がっているGPはご存知の通りの「タイムを出していないドライバーがある時」となります。

《コンストラクター(チーム)別予選平均順位》
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  1 メルセデス・M                 2.64
  2 フェラーリ・F                  4.21
  3 レッドブル・H                  6.48
  4 マクラーレン・R              9.88
  5 ルノー・R                       10.83
  6 ハース・F                        11.88
  7 アルファロメオ・F         12.57
  8 トロ・ロッソ・H            12.95
  9 レーシングポイント・M 14.55
10 ウィリアムズ・M            19.00

コンストラクター(チーム)単位の予選平均順位です。概ねドライバー単位とイメージは当然似通ってきますね。ドライバーのと比べて、こちらの順位が下がっていれば、誰かが平均値を下げているということです。今回は決勝ではなくあくまで予選順位でのランキングですので、ポイントランキングとイコールではありませんが、参考までに比較すると、ポイントランキング6位のトロ・ロッソは予選平均8番目。方やポイントランキング9位のハースは予選だけ切り取れば6番目の速さがあるとみられます。トロ・ロッソは予選より決勝忍耐派でハースは決勝クラッシュ派という傾向はレースを観ていればもちろんのこと、数字だけ取り出してもうかがえます。ウィリアムズの19位ピッタリとは何とも歯切れのいい明確な順位だこと(笑)

《予選チーム内対決》全21回
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 メルセデス・M
  ◯ ハミルトン 14 対 7 ボッタス
 フェラーリ・F
   ベッテル 9 対 12 ルクレール ◯
 レッドブル・H
  ◯ フェルスタッペン 19 対 2 ガスリー&アルボン
 ルノー・R
   ヒュルケンベルグ 8 対 13 リカルド ◯
 ハース・F
   グロージャン 8 対 13 マグヌッセン ◯
 マクラーレン・R
   サインツ 10 対 12 ノリス ◯
 レーシングポイント・M
  ◯ ペレス 18 対 3 ストロール
 アルファロメオ・F
  ◯ ライコネン 12 対 9 ジョビナッツィ
 トロ・ロッソ・H
   クビアト 8 対 13 アルボン&ガスリー ◯
 ウィリアムズ・M
   クビカ 0 対 21 ラッセル ◯

最後はお決まりのチーム内対決です。グラフ左手がエース格、右手のオレンジはサブ格と公然の事実に加えmiyabikunの独断で並べています。予選は引き分け無し、ペナルティ降格は後回しのデータになります。
結果は見ての通りであることはもちろんのこと、miyabikunが感じた「予選頑張ったで賞」は4回王者食いの2年目ルクレール、『対価』を活力に予選屋を追い詰めたリカルド、最年少でも果敢に先輩に食らいついたノリス、そして優勝経験者を完封する秘めたる原石ラッセルの4人です。及第者はその裏返しではありますが、ベッテルとクビアトの2人は説教部屋行きですね。ベッテルはある程度覚悟はしていたことでしょうが、まさかここまでヤツが早期に速さをみせてくると思わなかったのではないでしょうか。当然として「結果」の無いルクレールに対して、ベッテルの方が格付けは未だ上です。堂々と貫禄と経験を見せ付ければいい。ただ予選の結果、予選の戦略や指示出し、決勝の太々しさなどに取り乱して、良からぬ予期せぬ方向ばかりに向いてしまっていました。ベッテルは元々ハミルトン同様に「ポールトゥウィン」を得意としていましたので、この予選の順位や戦績ではチャンピオン復帰は遠退いてしまいます。

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まだまだ書きたいこと、気になる点、突っ込みたいこと様々ありますが、予選編はこれくらいに。

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前々回は2020年の開催GPカレンダー、前回は2019年終盤7戦のデータまとめ、そして今回はまた来シーズン2020年のドライバーラインナップについてです。諸用の意図と準備の関係でこんな感じになっています。行ったり来たりで頭が混乱してしまいますね。すみません。。
2019年は過去最大級ともいえる移籍ラッシュがありましたが、2020年は逆にあまり変化のないラインナップに決まりました。復帰参戦の者もいれば全くの新規参戦もいますので、一応確認しておきましょう。

 ◯は新規参戦、◉は復帰参戦、●はシート喪失

《F1ドライバー移籍状況》
 ◉ オコン → ルノー → ヒュルケンベルグ ●
 ◯ ラティフィ → ウィリアムズ → クビカ ●

2人出て2人入る。ニコラスが出て新ニコラスが入る。以上。とてもシンプルで小規模なもので落ち着きましたね。さらに先の話、2021年はマシンレギュレーションの大幅変更に加え、ドライバーの契約もガッサリ切れるため、こちらもシャッフルが予想されていますよね。それを見据えて、この辺の変更がおとなしめであることは仕方がないことかもしれません。オコンは皆さんご存知のオコンで、ピンクから元鞘の黄色に変わります。唯一の新参者ラティフィにとってはガチの同期がいないってのも何だか可哀想ですね。年齢はともかく、周りはみんな先輩なわけですから。一年先輩はみんな優秀だし、プレッシャーも大きいだろうなぁ。今のウィリアムズならば「おっかないおじいちゃん」は隠居しているから、ある程度の戦績は許される?!(笑)

《2020年新規、復帰ドライバー》
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 ◯ ニコラス・ラティフィ(カナダ)
  1995年6月29日生まれ
  2019年F2ランキング2位
  ウィリアムズテストドライバー

ラティフィは14歳となる2009年にカードデビューと近年のドライバーに比べれば遅めのスタートです。F3やフォーミュラ・ルノーなど下位カテゴリーを経験し、2014年からGP2(現 F2)にステップアップして、今シーズンはF2のドライバーズランキング2位を獲得。スーパーライセンス発給条件を満たしてF1の門を叩きます。F1はルノー、フォース・インディア、ウィリアムズで走行経験があります。ルクレール、ラッセル、ノリス、アルボンなどF2を上位で終えた若手となれば、F1での活躍も充分期待できますね。

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 ◉ エステバン・オコン(フランス)
  1996年9月17日生まれ
  2018年F1ランキング12位
  メルセデステストドライバー

多く語らずも皆さんよくご存知のオコンですね。一年の浪人を経てルノーから復帰となっても皆さん怒んないであげてくださいね(笑)「あの事件」以降、批判の対象にしかならないオコンですが、miyabikunはそう気にはしていません。少々ひいき目に、期待していたドライバーで2017年まで続いたデビューからの連続完走記録もすごかったし、降格による浮上や雨の波乱があったとはいえ予選3番手は大したもの。アルボンですらまだ到達していない位置です。もちろんやった行為は浅はかだったし、その効果たるやとても大きかった。しかしレースにはアクシデントや一瞬の過ちはつきものです。復帰がメルセデスからとはいかず、またもや中団「色んな意味で渦中」のルノーとなりますが、リカルドに負けない走りで汚名返上と信頼回復してほしいと願っています。
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《2020年ドライバーラインナップ》
まだシャシー名は定かではありませんが、それっぽい感じのものを仮に充ててみました。確定したらその名前に修正しようと思います。またコンストラクター順は2020年版に変えてあります。今シーズンとどこの順番が変わったかわかりますか?!

 メルセデス F1 W11 EQ Power+
  44 ルイス・ハミルトン(イギリス)
  77 ヴァルテリ・ボッタス(フィンランド)

 フェラーリ SF1000
    5 セバスチャン・ベッテル(ドイツ)
  16 シャルル・ルクレール(モナコ)

 レッドブル・ホンダ RB16
  33 マックス・フェルスタッペン(オランダ)
  23 アレクサンダー・アルボン(タイ)

 マクラーレン・ルノー MCL35
  55 カルロス・サインツ(スペイン)
    4 ランド・ノリス(イギリス)

 ルノー R.S.20
    3 ダニエル・リカルド(オーストラリア)
  31 エステバン・オコン(フランス)◉

 アルファタウリ・ホンダ(旧 トロ・ロッソ)AT01
  26 ダニール・クビアト(ロシア)
  10 ピエール・ガスリー(フランス)

 レーシングポイント・メルセデス RP20?
  11 セルジオ・ペレス(メキシコ)
  18 ランス・ストロール(カナダ)

 アルファロメオ・フェラーリ C39
    7 キミ・ライコネン(フィンランド)
  99 アントニオ・ジョビナッツィ(イタリア)

 ハース・フェラーリ VF-20?
    8 ロマン・グロージャン(フランス)
  20 ケビン・マグヌッセン(デンマーク)

 ウィリアムズ・メルセデス FW43?
  63 ジョージ・ラッセル(イギリス)
    6 ニコラス・ラティフィ(カナダ)◯

事前の報道によりご存知の方がほとんどかと思いますが、トロ・ロッソは来シーズンから「スクーデリア・アルファタウリ」に改称されます。母体は変わらずレッドブル傘下であり、エンジンもドライバーもチーム代表も変わりません。アルファタウリはレッドブルの扱うアパレルブランドのようですね。イメージカラーは白黒なのかな。
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ラティフィはカーナンバー6に決まりました(間違えていたので修正します)

《2020年ドライバーキャリアバー》
ただドライバーを並べて終わっては普通過ぎる!ということで今回も来シーズンドライバー20人の「生年とF1キャリア」を横棒で表現しました。白抜きはF1ドライバーではない時期(シミュレーターやサードドライバー期を除く)とし、黒がF1ドライバーシーズン、赤がF1チャンピオンシーズン、水色が来るべき2020年シーズンを表します。今回はさらに改良を加え「スポットドライバーシーズン」(離脱したり代走を伴うもの)を白でも黒でもないグレーで表現しました。
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見た目最年長、キャリア2番目の古さのクビカやニコニコノッポなヒュルケンベルグが抜けたことで、40歳ライコネンのおっちゃん率がまたまた際立つほか、日本式でいうところの「昭和生まれ」ドライバーが20人中4人にまで減ってしまいました。
ラティフィのF1キャリアは新人ですが、年齢でいくと中間よりやや若いあたりに位置します。1995年生まれで中間よりやや若いって、F1はますます若くなっていきますね。ちなみに最年少は来シーズンも変わらずノリス君です。

miyabikunはいわゆる松坂世代。まだライコネンが辛うじてF1界のお兄さんとしていてくれているけど、たぶん来シーズン限りでF1から離れるんだろうなぁ。ドライバー皆が歳下になる日も近いです。松坂大輔も来シーズンは古巣の埼玉西武ライオンズ復帰で骨を埋める覚悟だろうし、miyabikunもまだまだ頑張らなきゃな!

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ハミルトン6回目のチャンピオン決定からブラジルGPを挟んでの「チャンピオン企画」続きです。今回は「チャンピオンのシーズン勝利数」にまつわるデータをまとめてみました。

《チャンピオンの勝利数と決定レース数》
 50 J・ファリーナ            3勝   7戦目 / 全7戦
 51 J・M・ファンジオ ① 3勝   8戦目 / 全8戦
 52 A・アスカリ ①           6勝   6戦目 / 全8戦
 53 A・アスカリ ②           5勝   7戦目 / 全9戦
 54 J・M・ファンジオ ② 6勝   7戦目 / 全9戦
 55 J・M・ファンジオ ③ 4勝   6戦目 / 全7戦
 56 J・M・ファンジオ ④ 3勝   8戦目 / 全8戦
 57 J・M・ファンジオ ⑤ 4勝   6戦目 / 全8戦
 58 M・ホーソーン           1勝 11戦目 / 全11戦
 59 J・ブラバム ①           2勝   9戦目 / 全9戦
 60 J・ブラバム ②           5勝   9戦目 / 全10戦
 61 P・ヒル                      2勝   7戦目 / 全8戦
 62 G・ヒル ①                 4勝   9戦目 / 全9戦
 63 J・クラーク ①           7勝   7戦目 / 全10戦
 64 J・サーティース         2勝 10戦目 / 全10戦
 65 J・クラーク ②           6勝   7戦目 / 全10戦
 66 J・ブラバム ③           4勝   7戦目 / 全9戦
 67 D・ハルム                  2勝 11戦目 / 全11戦
 68 G・ヒル ②                 3勝 12戦目 / 全12戦
 69 J・スチュワート ①    6勝   8戦目 / 全11戦
 70 J・リント                   5勝 12戦目 / 全13戦 ※
 71 J・スチュワート ②    6勝   8戦目 / 全11戦
 72 E・フィッティパルディ① 5勝10戦目/全12戦
 73 J・スチュワート ③    5勝 13戦目 / 全15戦
 74 E・フィッティパルディ② 3勝15戦目/全15戦
 75 N・ラウダ ①              5勝 13戦目 / 全14戦
 76 J・ハント                   6勝 16戦目 / 全16戦
 77 N・ラウダ ②              3勝 15戦目 / 全17戦
 78 M・アンドレッティ    6勝 14戦目 / 全16戦
 79 J・シェクター            3勝 13戦目 / 全15戦
 80 A・ジョーンズ            5勝 13戦目 / 全14戦
 81 N・ピケ ①                  3勝 15戦目 / 全15戦
 82 K・ロズベルグ            1勝 16戦目 / 全16戦
 83 N・ピケ ②                  3勝 15戦目 / 全15戦
 84 N・ラウダ ③              5勝 16戦目 / 全16戦
 85 A・プロスト ①           5勝 14戦目 / 全16戦
 86 A・プロスト ②           4勝 16戦目 / 全16戦
 87 N・ピケ ③                  3勝 15戦目 / 全16戦
 88 A・セナ ①                  8勝 15戦目 / 全16戦
 89 A・プロスト ③           4勝 15戦目 / 全16戦
 90 A・セナ ②                  6勝 15戦目 / 全16戦
 91 A・セナ ③                  7勝 15戦目 / 全16戦
 92 N・マンセル               9勝 11戦目 / 全16戦
 93 A・プロスト ④           7勝 14戦目 / 全16戦
 94 M・シューマッハ ①   8勝 16戦目 / 全16戦
 95 M・シューマッハ ②   9勝 15戦目 / 全17戦
 96 D・ヒル                      8勝 16戦目 / 全16戦
 97 J・ヴィルヌーブ         7勝 17戦目 / 全17戦
 98 M・ハッキネン ①      8勝 16戦目 / 全16戦
 99 M・ハッキネン ②      5勝 16戦目 / 全16戦
 00 M・シューマッハ ③   9勝 16戦目 / 全17戦
 01 M・シューマッハ ④   9勝 13戦目 / 全17戦
 02 M・シューマッハ ⑤ 11勝 11戦目 / 全17戦
 03 M・シューマッハ ⑥   6勝 16戦目 / 全16戦
 04 M・シューマッハ ⑦ 13勝 14戦目 / 全18戦
 05 F・アロンソ ①           7勝 17戦目 / 全19戦
 06 F・アロンソ ②           7勝 18戦目 / 全18戦
 07 K・ライコネン            6勝 17戦目 / 全17戦
 08 L・ハミルトン ①        5勝 18戦目 / 全18戦
 09 J・バトン                    6勝 16戦目 / 全17戦
 10 S・ベッテル ①           5勝 19戦目 / 全19戦
 11 S・ベッテル ②          11勝 15戦目 / 全19戦
 12 S・ベッテル ③           5勝 20戦目 / 全20戦
 13 S・ベッテル ④         13勝 16戦目 / 全19戦
 14 L・ハミルトン ②      11勝 19戦目 / 全19戦
 15 L・ハミルトン ③      10勝 16戦目 / 全19戦
 16 N・ロズベルグ            9勝 21戦目 / 全21戦
 17 L・ハミルトン ④        9勝 18戦目 / 全20戦
 18 L・ハミルトン ⑤      11勝 19戦目 / 全21戦
 19 L・ハミルトン ⑥      10勝 19戦目 / 全21戦
 ※70年のリントは第10戦までの参戦

前回と同様にF1の歴代ドライバーズチャンピオンのシーズン勝利数、チャンピオン決定までに要したレース数の一覧になります。勝利数についてはチャンピオン決定までの勝利数ではなく、あくまで「シーズン全戦の勝利数」としています。シーズンによってはこれらチャンピオンと同数の勝利を挙げた者、さらにはチャンピオンよりも多く勝ちつつもチャンピオンを逃した者もいますので、必ずしも「チャンピオン=シーズン最多勝」とはなりません。
1970年の最多勝を獲得したリントは第10戦イタリアGPの予選アタック中に最終コーナー「パラボリカ」でクラッシュにより死亡。第12戦アメリカGP終了時点でようやくチャンピオンが確定したため、自身がチャンピオンになったことを知りません。

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これからこの70年分のチャンピオンを以下の項目で細分化していきます。

《シーズン最多勝利数ベスト15》
 1 13勝 / 全18戦 M・シューマッハ(04)
    13勝 / 全19戦 S・ベッテル        (13)
 3 11勝 / 全17戦 M・シューマッハ(02)
    11勝 / 全19戦 S・ベッテル        (11)
    11勝 / 全19戦 L・ハミルトン     (14)
    11勝 / 全21戦 L・ハミルトン     (18)
 7 10勝 / 全19戦 L・ハミルトン     (15)
    10勝 / 全21戦 L・ハミルトン     (16)●
    10勝 / 全21戦 L・ハミルトン     (19)※
  10   9勝 / 全16戦 N・マンセル       (92)
         9勝 / 全17戦 M・シューマッハ(95)
         9勝 / 全17戦 M・シューマッハ(00)
         9勝 / 全17戦 M・シューマッハ(01)
         9勝 / 全21戦 N・ロズベルグ    (16)
         9勝 / 全20戦 L・ハミルトン    (17)
 ●の16年チャンピオンはN・ロズベルグの9勝
 ※は第20戦ブラジルGP終了時点

まずは「チャンピオンのシーズン最多勝ランキング」です。ちょっと切れが悪いですが9勝を挙げた上位15人を抽出しています。ご存知の通り年間のレース数が年々増加傾向にあり、今シーズン2019年は年間最少の50年や54年といったシーズンの3倍にあたる全21戦になりました。
ドライバーをみていくと、近代のシューマッハ、ハミルトン、ベッテルが複数のノミネートをしてきます。やはりこの手のランキングは近年が有利です。最多は04年のシューマッハ、13年のベッテルによる13勝タイです。数だけでいうとこれよりも年間レース数の少ない年がいくつかありますね。ベッテルはシューマッハ引退後に台頭したドイツ出身ドライバーということもあり「次世代のM・シューマッハ」なんてもてはやされたともありました。ところがどっこい、近年は勝利数も減り、接触によるクラッシュや取りこぼしが続き「ハミルトンはいつシューマッハを超えられるか」という話題に完全に切り替わっています。ノリに乗ってちゃんとやればまだまだ速いのに、非常にもったいない流れになっていますね。
上位15年分にノミネートされた最多はハミルトンの6年、次いでシューマッハの5年です。ハミルトンは16年にチャンピオンこそチームメイトのN・ロズベルグに奪われてしまいましたが、年間勝利数は最多の10勝を挙げました。またこちらのデータは今シーズン第20戦ブラジルGP終了時であるため、最終戦アブダビGPで優勝するようなことがあれば年間11勝となり、自身最多の14年と18年のタイ記録になります。今シーズンは、、もういいでしょう、ハミルトン(笑)

《シーズン勝率》
先程書いたように、歴代のシーズンでは年間レース数にバラツキがあり、一概に勝利数だけで「シーズン支配率」は判断できません。そこで勝利数をレース数で割った「勝率」で判定してみます。今までもデータ系のネタではちょこちょこ登場してきましたね。グラフは先日の「年数、年齢編」で登場した5人のみイメージカラーを引き継ぎ表現しました。またその下に勝率上位と下位の5つをピックアップします。
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 1 75.0% A・アスカリ            6勝 / 全8戦  (52)
 2 72.2% M・シューマッハ  13勝 / 全18戦(04)
 3 70.0% J・クラーク            7勝 / 全10戦(63)
 4 68.4% S・ベッテル         13勝 / 全19戦(13)
 5 66.7% J・M・ファンジオ  6勝 / 全9戦  (54)
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  66 18.8% N・ピケ                  3勝 / 全16戦(87)
  67 18.2% D・ハルム              2勝 / 全11戦 (67)
  68 17.6% N・ラウダ              3勝 / 全17戦 (77)
  69   9.1% M・ホーソーン      1勝 / 全11戦  (58)
  70   6.3% K・ロズベルグ       1勝 / 全16戦 (82)

勝率最上位は勝ちに勝ちまくったシューマッハではなく、miyabikunも目にしていない52年のアスカリによる75.0%となりました。ファリーナやファンジオなど絶対的ベテランがいる中で8戦6勝、まさにシーズンを完全掌握した自身初戴冠、そして親チームのアルファロメオの撤退のチャンスを弟分フェラーリがモノにし、フェラーリとしても初戴冠となりました。そして50年の時を経て、シューマッハが再びフェラーリに最強時代をもたらしました。00年から04年までの5年間、中でも最終年04年は全18戦で13勝を挙げて勝率72.2%を記録し、7回目の戴冠を締めくくりました。
一方で勝率下位をみてみると、82年の全16戦のうちわずか1勝でチャンピオンを獲得したパパベルグことK・ロズベルグの6.3%が最も低い結果となりました。今ではとても想像できない数値ですよね。K・ロズベルグが弱いチャンピオンということではなく、この年は実に多くの優勝者を生み、最多勝はルノーの若手プロストが挙げた2勝でした。しかしK・ロズベルグは地味ながら着実に表彰台を獲得し、優勝は第14戦のスイスGPまで待つこととなりました。F1でいち早くターボエンジンを搭載し、速いが信頼性に乏しいルノーがもたつく間にポイントを積み重ねた「底力」がK・ロズベルグにチャンピオンもたらしたわけです。K・ロズベルグと同様にシーズン1勝でチャンピオンをなし得たのが今から60年前となる58年のホーソーンです。この年の最多勝はクーパーで4勝を挙げた「無冠の帝王」モスでした。4勝のモスがいるにも関わらず、チャンピオンが第6戦フランスGPで1勝のみのホーソーンというのも不思議ですよね。こちらも82年に似ており、最多のモスは優勝以外、2位1回で他5戦でリタイヤとなりました。しかしホーソーンは2位5回、3位1回と表彰台登壇でポイントを積み重ねていたわけです。こちらも現代のポイント制ではなかなか通用する戦術ではありませんが「優勝はできなくてもリタイヤせず表彰台(入賞)を積み重ねる大切さ」を教えてくれるいい見本となりますね。
勝率の平均値は40.7%となっています。今シーズンは全21戦で行われますので、それに倣うとシーズン8.5勝は必要であるという計算になります。

《シーズン消化率》
今回の最後はチャンピオン決定時点の「シーズン消化率」になります。シーズン中のどの時点でチャンピオンを決定させたか。消化率が高ければいわゆる「消化試合がなく、シーズンをフルに使って戦った」ということになりますし、消化率が低ければ、チャンピオン決定が早く「消化試合が多い」ということを示します。平均値はグラフに波線でも入れた90.8%でした。
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我々観戦者が最終戦までハラハラドキドキできる「シーズン消化率100%」は70年中4割ちょっとの29年でした。それを多いとみるか少ないとみるかは皆さんのお考えや「F1に期待すること」によるかと思います。近年では16年のハミロズのチーム内対決、12年はベッテルVSアロンソ、08年はハミルトンとまさかのマッサ、07年は三つ巴などが記憶に新しいと思います。消化率100%は沢山あるので割愛し、早々に決めて消化試合が多かった「消化率の低い順」5選を抽出しました。

 1 64.7% M・シューマッハ 11戦目 / 全17戦(02)
 2 68.8% N・マンセル         11戦目 / 全16戦(92)
 3 70.0% J・クラーク            7戦目 / 全10戦(63)
    70.0% J・クラーク            7戦目 / 全10戦(65)
 5 72.7% J・スチュワート     8戦目 / 全11戦(69)
    72.7% J・スチュワート     8戦目 / 全11戦(71)

消化率最下位、つまりシーズン最短でチャンピオンが決まってしまったのはまだ記憶にも新しい02年のシューマッハ&フェラーリ最強時代のど真ん中です。全17戦において第11戦フランスGPで決めてしまいました。前にも書きましたが、フランスGPの決勝は夏休み前の7/21が決勝であったことを考えると、シーズン後半戦は何を楽しみにしていいか悩んでしまいますよね(笑)ちなみに最終戦日本GPは10/13でした。まだシーズンは 3ヶ月残っています。これを考えたら、秋までは続く近年のメルセデス天下が可愛らしくみえてしまいます。
ウィリアムズのマンセルによる2位の92年も同じく第11戦ハンガリーGPでの決定でした。こちらの決勝は夏休み明け初戦の8/16でした。miyabikunは当時小学生だっため、細かな記憶は定かではありませんが、02年よりはマシだった、かな?!とはいえ、マンセルの開幕5連勝を見せつけられた時点で、この年はマクラーレンではなく、間違いなくマンセルが来るだろうなというのは幼いながらも察しは付きました。

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ひとえにドライバーズチャンオンとはいっても、70年にもなれば実に様々なシーズンとチャンピオンへの道があります。まだバックデータが控えていますので、この続きはまた次回に。

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