F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:ドライバー

先日のブラジルGPは荒れ狂ったドイツGPを上回るかのようなレース展開から2人の初表彰台登壇者を生みましたね。両チャンピオン争いが終結を迎えてマッタリしてしまいがちなレース観戦に「新鮮な空気」を取り入れてくれたことを嬉しく思います。本来はデータはデータでも「他の内容」を準備していたのですが(それってどうせこの前の続きとやらでしょう)内容を急遽切り替えて「祝 初表彰台!」と題して、現役ドライバーと歴代のそうそうたる面々の初表彰台のタイミングを整理してみました。

《目指す「節目」を獲得した人数》
今回は「表彰台初登壇」に焦点をあてていくわけですが、F1はいつの時代においても表彰台登壇以外に段階的に目指していく様々な「節目」があります。レース入賞からチャンピオン獲得までの人数の集計をしてみました。

 入賞      :343人(現役は19人)
 表彰台登壇   :211人(現役は15人)
 ポール獲得   :100人(現役は9人)
 優勝      :108人(現役は8人)
 チャンピオン獲得:  33人(現役は3人)

「F1に参戦する」また「レースを完走する」という目標、節目はさておき、上から順に下に向かうにつれて難易度が上がり、それらを獲得するには狭き門となっていきます。
参戦者数は以前よりもだいぶ減り、10チーム20人となりました。しかし相対して入賞は上位10人までとなりましたので全員完走しても半数の50%は獲得できます。現役では新人ラッセルを除く19人が最終戦前までに果たしました。
そして今回2人の新入りを呼んだ初表彰台は初入賞経験者の61.5%にあたる歴代で211人、現役は20人中15人となりました。割合にして78.9%、これは年間レース数も増え、参戦者は減ったことにより、獲得の可能性を高めています。昔に比べると「いい時代」になりましたよね。
表彰台を獲得すれば次なる目標「優勝」は表彰台登壇者の51.2%となる108人、現役は15人中8人経験していますので53.3%。そして誰もがこれを目指して参戦している「チャンピオン」となると優勝経験者の3割にあたる33人が選ばれ、現役も近似値37.5%の3人まで絞られています。チャンピオンに関しては同じドライバーが複数回獲得(現役の場合、8年分は新たなチャンピオンを生み出せていない)することもあるので、かなり狭き門であり「数を重ねられる者、全く取れそうにない者とその時代」という現象も起きています。
ポールポジションは以前に祝フェルスタッペンとして話題に挙げましたが、優勝経験者とは数が揃わない100人ちょうど。現役20人中、経験者8人でその割合は4割となっています。

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次に2019年の現役ドライバー15人の「初表彰台のタイミングとそのレースの順位、表彰台の内訳」についてまとめてみました。間には全員は載せられませんが、主要著名の先輩ドライバーのタイミングを挟みましたので、参考にしてみて下さい。

《表彰台登壇までに要したレース数》
 1戦目 K・マグヌッセン
  14年開幕戦オーストラリアGP 予選4位 決勝2位
  1回 / 102戦 優勝0回 2位1回 3位0回

 1戦目 L・ハミルトン ★
  07年開幕戦オーストラリアGP 予選4位 決勝3位
  150回 / 249戦 優勝83回 2位39回 3位28回

(1戦目 J・ヴィルヌーブ ★)
(2戦目 J・スチュワート ★)

 3戦目 R・クビカ
  06年第15戦イタリアGP 予選6位 決勝3位
  12回 / 96戦 優勝1回 2位5回 3位6回

(3戦目 R・シューマッハ)
(4戦目 J・ハント ★)
(5戦目 J・クラーク ★)
(5戦目 J・P・モントーヤ)
(6戦目 A・セナ ★)
(6戦目 J・フェルスタッペン)
(7戦目 N・マンセル ★)

 8戦目 L・ストロール
  17年第8戦アゼルバイジャンGP 予選8位 決勝3位
  1回 / 61戦 優勝0回 2位0回 3位1回

(8戦目 M・シューマッハ★)
(8戦目 D・クルサード)
(9戦目 J・アレジ)
(10戦目 N・ピケ 子)
(10戦目 D・ヒル ★)

 11戦目 R・グロージャン
  12年第4戦バーレーンGP 予選7位 決勝3位
  10回 / 165戦 優勝0回 2位2回  3位8回

(11戦目 S・モス)
(12戦目 R・ピーターソン)
(13戦目 J・リント ★)
(14戦目 J・ブラバム ★)
(15戦目 G・フィジケラ)
(15戦目 G・ヴィルヌーブ)
(16戦目 鈴木亜久里)
(16戦目 A・プロスト ★)

 18戦目 K・ライコネン ★
  02年開幕戦オーストラリアGP 予選5位 決勝3位
  103回 / 314戦 優勝21回 2位37回 3位45回

(18戦目 R・バリチェロ)
(19戦目 K・ロズベルグ ★)
(19戦目 F・アロンソ ★)

 20戦目 S・ペレス
  12年第2戦マレーシアGP 予選10位 決勝2位
  8回 / 177戦 優勝0回 2位2回 3位6回

(20戦目 N・ハイドフェルド)
(21戦目 N・ピケ 父 ★)
(21戦目 E・アーバイン)

 22戦目 S・ベッテル ★
  08年第14戦イタリアGP 予選P.P. 決勝優勝
  120回 / 240戦 優勝53回 2位35回 3位32回

 23戦目 C・ルクレール
  19年第2戦バーレーンGP 予選P.P. 決勝3位
  9回 / 41戦 優勝2回 2位2回 3位5回

(23戦目 G・ベルガー)

 24戦目 M・フェルスタッペン
  16年第5戦スペインGP 予選4位 決勝優勝
  30回 / 101戦 優勝8回 2位10回 3位12回

(24戦目 P・マルドナド)

 27戦目 V・ボッタス
  14年第8戦オーストリアGP 予選2位 決勝3位
  45回 / 139戦 優勝7回 2位22回 3位16回

(27戦目 佐藤琢磨)

 29戦目 D・クビアト
  15年第10戦ハンガリーGP 予選7位 決勝2位
  3回 / 94戦 優勝0回 2位1回 3位2回

(29戦目 N・ラウダ ★)
(34戦目 M・ハッキネン ★)
(36戦目 N・ロズベルグ ★)
(44戦目 J・トゥルーリ)

 46戦目 P・ガスリー
  19年第20戦ブラジルGP 予選7位 決勝2位
  1回 / 46戦 優勝0回 2位1回 3位0回

 55戦目 D・リカルド
  04年第5戦スペインGP 予選3位 決勝3位
  29回 / 170戦 優勝7回 2位6回 3位16回

(55戦目 小林可夢偉)
(57戦目 M・ウェバー)
(58戦目 F・マッサ)
(68戦目 J・バトン ★)チャンピオン最遅
(70戦目 J・ハーバート)
(96戦目 M・ブランドル)ブラジルGP前最遅

 101戦目 C・サインツ
  19年第20戦ブラジルGP 予選20位 決勝3位
  1回 / 101戦 優勝0回 2位0回 3位1回

以上、現役15人の表彰台にまつわる現時点でのデータになります。現役の最短登壇はデビュー1戦目に獲得したマグヌッセンとハミルトンのいずれもマクラーレン時代のものです。時期はハミルトンの方が先の獲得ですが、ハミルトンがいつも1位ではつまらないので「決勝順位の高い」マグヌッセンをテッペンにしています。1戦目ってすごいですよね。マグヌッセンは予選で4番手につけ、決勝は3位フィニッシュとなりましたがレッドブルのリカルドが車両規定違反により繰り上げ2位を獲得しています。今のところ「デビュー戦がF1キャリア最上位」というところが面白いですね。
OBドライバー含め、★マークの付くチャンピオン獲得者をみるとやはり早い段階で表彰台や優勝を挙げている様子が伺えます。意外なのは現役3人のチャンピオンのうち、今だいくつかの最年少記録を持つベッテルが表彰台登壇に時間を要しています。ハミルトンやライコネンに比べると、トップチームの昇格がなかったのが影響しています(ベッテルの初登壇、初ポール、初優勝はトロ・ロッソ時代のものであり、当時のレッドブルはまだトップチームとは言えなかった)
前戦ブラジルGPで初表彰台登壇に成功したガスリーは参戦46戦目で予選7番手(スタート6番手)からハミルトンのペナルティ降格とアルボンの陥落が助けになり2位フィニッシュでしたね。まだまだF1若手のガスリーも46戦目という数だけみると、決して早い方ではありません。念願のレース数が増えると、年数はさほど経っていなくても、このような「イメージよりも遅い実際の数字」になってきます。同じくレース中の表彰式には参加できずも初登壇となったサインツは、先程のマグヌッセンが2014年開幕戦のデビュー戦2位繰り上げ以来となる久々の「名門マクラーレンの登壇」でした。また1992年第8戦フランスGPでベネトンのブランドルが記録した登壇最遅96戦を5戦更新した101戦目となりました。サインツについては今シーズンのマクラーレン復調に大きく貢献し「エースドライバー」の地位を確立しました。20番手スタートから3位ですよ、予想だにしませんでしたね。遅くはなったけど短期間での移籍など紆余曲折を経て、腐らず続けてよかったと思います。それにしてもアルボンは残念でした。近い将来報われる日が来ることでしょう。

《初登壇までのレース数とその人数》
こちらはデビューからの初登壇までのレース数とその時の人数を積み上げグラフにしてみました。正直小さくて、ポールリカール並みに目がチカチカしてしまうと思うので分布を雰囲気で読んでみて下さい。
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現役ドライバーを含んでいるものは黒帯にしています。実は初登壇最多は参戦1戦目で21人もいます。ちょっと意外でした。確かに現役でも2人含まれていますし、すごいことではあるけど少しだけ納得。次点は2戦目の20人、続いて3戦目18人、4戦目14人と参戦4戦目までに全体の3割にあたる73人が経験している結果となりました。以下はレース数が増す度にその可能性を下げていく傾向がみられます。さすがに「参戦直後に早いところ登っちゃえ」なんて言えませんが、もたつけばもたつく程、次なる優秀な若手に獲られ「表彰台からは縁遠くなる」または「F1のシートを失う」方向に仕向けられてしまいます。えっ?誰の事かなんて言いませんよ(笑)

《表彰台登壇が待たれるドライバー》
 A・アルボン                0回 / 20戦
 G・ラッセル               0回 / 20戦
 L・ノリス      0回 / 20戦
 A・ジョビナッツィ     0回 / 22戦
 N・ヒュルケンベルグ 0回 / 178戦

最後はまだ初登壇の可能性を秘めている5人の現役ドライバーをみておきます。たまたまになってしまいましたが、2019年デビューの新人3人と今年からフル参戦となったジョビナッツィが残っています。若手4人はマシンもさることながらまだキャリアも浅いし、2020年も同じマシンに継続してドライブすることが決まっているため、可能性を秘めてはいます。が、問題はこの方。
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言うまでもなくルノーのヒュルケンベルグは2010年からF1をドライブし、次戦アブダビGPで179戦を数えるベテランです。参戦数が一人だけ振り切れちゃっています。他カテゴリーでは優秀な成績をおさめ、ポールポジションは経験があるなど予選の速さはありますが、どうも決勝で結果を出すには至らずきてしまいました。マシンの違いはあれど同い年の同郷ベッテルと比較すると雲泥の差がつき、比較対象にされがちで長らく優勝に手が届かなかったこちらも同郷のハイドフェルドとも表彰台登壇においては差が明らかです。ナイスガイなのでシートを失うのは惜しい話ですが、F1のシート数に限りがあり「実力社会」であることも明らかです。なかなか表彰台の手の届く位置にマシンを持っていくのは大変かと思いますが、あと1戦のチャンスがありますので「有終の美」に期待したいですね。
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F1制定70回目の2019年シーズンはハミルトンが3年連続6回目のチャンピオンを獲得しました。今まで色んな角度からデータ整理してF1にまつわる「あらゆる数字」を取り上げてきましたが、実は全時代を通した「チャンピオン」について取り扱ってきていませんでした。そこてハミルトンが「歴代最多」の偉業に並ぶ前、70回という節目のこの機会でチャンピオンの数字を様々な角度からみてみたいと思い、取り上げることにしました。今回はチャンピオンの「年数、年齢」に的を絞っていくつかの項目でまとめてみました。

《ドライバーズチャンピオン獲得の年数と年齢》
 50 J・ファリーナ             1年目 43歳
 51 J・M・ファンジオ ①  2年目 40歳(最年少)
 52 A・アスカリ ①            3年目 34歳(最年少)
 53 A・アスカリ ②            4年目 35歳
 54 J・M・ファンジオ ②  4年目 43歳
 55 J・M・ファンジオ ③  5年目 44歳
 56 J・M・ファンジオ ④  6年目 45歳
 57 J・M・ファンジオ ⑤  7年目 46歳
 58 M・ホーソーン            7年目 29歳(最年少)
 59 J・ブラバム ①            5年目 33歳
 60 J・ブラバム ②            6年目 34歳
 61 P・ヒル                       4年目 34歳
 62 G・ヒル ①                  5年目 33歳
 63 J・クラーク ①            4年目 27歳(最年少)
 64 J・サーティース          5年目 30歳
 65 J・クラーク ②            6年目 29歳
 66 J・ブラバム ③          12年目 40歳
 67 D・ハルム                   3年目 31歳
 68 G・ヒル ②                11年目 39歳
 69 J・スチュワート ①    5年目 30歳
 70 J・リント                   7年目 28歳
 71 J・スチュワート ②    7年目 32歳
 72 E・フィッティパルディ①3年目25歳(最年少)
 73 J・スチュワート ③    9年目 34歳
 74 E・フィッティパルディ②5年目27歳
 75 N・ラウダ ①              5年目 26歳
 76 J・ハント                   4年目 29歳
 77 N・ラウダ ②              7年目 28歳
 78 M・アンドレッティ  10年目 38歳
 79 J・シェクター            8年目 29歳
 80 A・ジョーンズ            6年目 33歳
 81 N・ピケ ①                  4年目 29歳
 82 K・ロズベルグ            5年目 33歳
 83 N・ピケ ②                  6年目 31歳
 84 N・ラウダ ③            12年目 35歳
 85 A・プロスト ①           6年目 30歳
 86 A・プロスト ②           7年目 31歳
 87 N・ピケ ③                10年目 35歳
 88 A・セナ ①                  5年目 28歳
 89 A・プロスト ③         10年目 34歳
 90 A・セナ ②                  7年目 30歳
 91 A・セナ ③                  8年目 31歳
 92 N・マンセル             13年目 39歳
 93 A・プロスト ④         13年目 38歳
 94 M・シューマッハ ①   4年目 25歳
 95 M・シューマッハ ②   5年目 26歳
 96 D・ヒル                      5年目 36歳
 97 J・ヴィルヌーブ         2年目 26歳
 98 M・ハッキネン ①      8年目 30歳
 99 M・ハッキネン ②      9年目 31歳
 00 M・シューマッハ ③ 10年目 31歳
 01 M・シューマッハ ④ 11年目 32歳
 02 M・シューマッハ ⑤ 12年目 33歳
 03 M・シューマッハ ⑥ 13年目 34歳
 04 M・シューマッハ ⑦ 14年目 35歳
 05 F・アロンソ ①           4年目 24歳(最年少)
 06 F・アロンソ ②           5年目 25歳
 07 K・ライコネン            7年目 28歳
 08 L・ハミルトン ①        2年目 23歳(最年少)
 09 J・バトン                  10年目 29歳
 10 S・ベッテル ①           4年目 23歳(最年少)
 11 S・ベッテル ②           5年目 24歳
 12 S・ベッテル ③           6年目 25歳
 13 S・ベッテル ④           7年目 26歳
 14 L・ハミルトン ②        8年目 29歳
 15 L・ハミルトン ③        9年目 30歳
 16 N・ロズベルグ           11年目 31歳
 17 L・ハミルトン ④       11年目 32歳
 18 L・ハミルトン ⑤       12年目 33歳
 19 L・ハミルトン ⑥       13年目 34歳

F1ドライバーズチャンピオン獲得者のキャリア年数、年齢、獲得回数の全てです。F1の70年歴史で初年1950年のファリーナにはじまり、先日6回目の獲得となったハミルトンまで、33人のチャンピオンを生み出しました。名前を並べれば、当時のF1を支配していたドライバーが自ずとみえてきます。ぱっと見、50年代に名を連ねるファンジオ、2000年代のシューマッハ、2010年代のベッテルとハミルトンに目がいってしまいます。それ以外の年も2年連続獲得や隔年獲得はみられるものの、それぞれ研鑽し、しのぎを削る時代もみられます。ひとえにチャンピオンといっても様々なキャリアや特徴をもっています。以下で今回は「キャリア、年齢」に照準を絞り、集積と整理しましたので掘り下げていきます。

まずは誰もが気になり、比較対象として最もポピュラーな「チャンピオン獲得回数」です。F1ドライバーになるにも大変。優勝するのはもっと大変だし、それら世界の強者のいる中で頂点に立つこと自体が偉業だっていうのに、それを何回もやってしまうんだからとんでもない人達です。33人のチャンピオン経験者を獲得回数でまとめると、こんなグラフになります。
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内訳は7回が1人、6回も1人、5回も1人で4回が2人。以下3回が5人、2回は6人、1回が残る17人で33人、合計70回となります。グラフの色からして、ああ、あの人ねって勘付くでしょう。全員取り上げたいのは山々なのですが、とてもスペースと知識もないため、上位5名を取り出してみました。

《チャンピオン獲得回数上位5人》
  1   7回 M・シューマッハ  (94,95,00,01,02,03,04)
  2   6回 L・ハミルトン       (08,14,15,17,18,19)◯
  3   5回 J・M・ファンジオ(51,54,55,56,57)
  4   4回 A・プロスト          (85,86,89,93)
       4回 S・ベッテル          (10,11,12,13)◯
  ◯は2019年現役で更新可能なもの(以下同様)
  (カッコ内)は西暦年

長らくファンジオが持っていた5回獲得に80年代から90年にかけてプロストが4回まで近付くも、4回目を獲得して引退。そのファンジオの「壁」に初めて到達し、突破したのはまだ記憶に新しいM・シューマッハでした。7回獲得のうちの後半5連続はまさに神がかりであり「F1=シューマッハ」の図式をほしいままにしたのと同時に「他はどうした?!またシューマッハ?!つまらない」なんて現象すらみられたものです。この70年の歴史において様々なドライバー、世代が相見える中で2人の現役ドライバーがトップオブトップに君臨していることは誇らしいことです。シューマッハと同郷ドイツからシューマッハと入れ替わる形で若いうちに台頭したベッテルがあっさりと4連覇。さらにはF1デビュー前、デビュー直後からトップドライバー顔負けの待遇とマシンを得てハミルトンは一時期そのベッテルに打ち負かされつつも、絶妙なタイミングと最適なマシンを得ることに成功。あっという間に憧れのセナ、同世代のベッテルを上回り、前人のみならず後人未到と思われた「シューマッハ超え」が可能な位置までいよいよ到達してきました。
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フル参戦、スポット参戦によらず、デビュー年を1年目とし、一時引退は含まず連続した形の「キャリアグラフ」を作成してみました。現役2人は今後も継続されますから実線、引退している3人は破線としてドライバー毎の勝手なイメージカラーで線を引いています。このスーパーな5人をもってしても、多少の成績の浮き沈みはみられます。デビュー直後は当然ながらもシューマッハの8年目、9年目は同世代のハッキネンと怪我による欠場を経験しています(7年目にあたる97年も1位ないし2位にランクインする権利がありましたが「ある不祥事」によりポイント剥奪されています)ただ以前他のドライバーでも度々このグラフをご覧になっているかと思いますが、この5人は悪くてもランキング5位以内に留まっている点がすごい。絶不調でも5位でシーズンを終えるということ。近年の2人でみたら、ベッテルが5位に沈んだのは8年目2014年の「メルセデスとリカルドに打ちのめされた」年と13年目「ルクレールと自分に打ちのめされた」今年です。ハミルトンは「ベッテル台頭マクラーレン空回り」の3年目2010年と「またベッテルが強いしマクラーレンはそろそろ飽きてきたかも」な5年目2011年でした。現在勢い止まない13年目のハミルトンに興味深い点がみられます。あと1つ獲ればシューマッハの7回と並ぶわけですが、実はそのシューマッハも13年目に6回目のチャンピオンを獲得しているのです。ということは、もしハミルトンが来シーズン14年目で7回目になったりすると、キャリアグラフはそのままシューマッハをトレースする形になるわけ。面白い偶然ですね。シューマッハは15年目2005年に年数が浅い若手のアロンソのみならず、ライコネンにまで打ち負かされ、わずか1勝のランキング3位に陥落して8回チャンピオンの道が立たれてしまいました。ハミルトンはハミルトンの方で15年目2021年シーズンは「レギュレーション大改革」が予定されています。ここでシャッフルをされて陥落するのか、またうまいこと引きのいいマシンを得られるのかは定かではありませんが、もしかしたら「超えられぬ7回の壁」なるものが存在するのかもしれません。
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年数でなく年齢の観点でも同様のグラフを作成しています。基本的には似た波形を示しますが、異なる点としてはベッテル、ハミルトン以外の3人には「空白(休養)期間がある」点です。それ以上に「デビュー時年齢」が大きく異なります。近年の現役2人は当時最年少を争う若年でキャリアスタートさせていますが、90年代シューマッハは22歳デビュー、80年代プロストは25歳デビューとこれでも充分若いのですが、近年に比べると遅くなります。1人だけとんでもない位置からスタートしていますね。50年代のファンジオです。F1デビューは38歳で1950年シーズン終了時に39歳でした。今でいうライコネンあたりがデビューイヤーというわけで乗っけから既におっちゃんです(笑)ようやく2回目を獲得する4年目の43歳は「もう充分でしょう」のシューマッハ2度目の引退の頃と重なります。そこから46歳まで4連覇してしまうのだから、年齢でみると正直言って他と比較対象になりません。miyabikunも当然ながら現役を知らず、書物と映像に頼るしかないのですが、予選をも上回る決勝ラップの追い上げやトラブルに巻き込まれない見事なステアリングさばきが卓越していたと言われています。
先程の「ハミルトン、13年目、6回目」と同様に来シーズンの7回目は「シューマッハ、35歳、7回目」と重なります。系譜は異なれどまさしく同じ境遇を突き進んでいます。

ここまで複数獲得上位だけを見つめるのは普通過ぎてつまらない。数にはよらない様々なキャリアを持つチャンピオンも多くいますので、他の年数、年齢の視点で整理しています。
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これらは全33人、70回の全チャンピオンの年数と年齢からチャンピオン獲得タイミングをグラフにしたものです。年数は5年目が12人と最も多く、次いで7年目の10人、4年目と6年目に8人ずつとなっています。1年目に獲得したのはただ1人、また16年目以降もチャンピオン経験者として参戦はしていましたが、19年目まで獲得には至らなかったものです。年齢はチャンピオン獲得者最年少デビューとなる20歳から最年長引退年の47歳までを対象とし、最多は29歳と31歳の7人、30歳と33歳、34歳が6人ずつでした。それら統計から上位(下位)5人を引き抜き、名前を挙げてみてみます。

《チャンピオン初獲得までに要した年数》
  1   1年目 G・ファリーナ             (50)
  2   2年目 J・M・ファンジオ       (51)
       2年目 J・ヴィルヌーブ           (97)
       2年目 L・ハミルトン              (08)
  5   3年目 A・アスカリ                 (52)
       3年目 D・ハルム                    (67)
       3年目 E・フィッティパルディ(72)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
28   8年目 M・ハッキネン             (98)
  8年目 J・シェクター              (79)
30 10年目 J・バトン                     (09)
  10年目 M・アンドレッティ      (78)
32 11年目 N・ロズベルグ              (16)
33 13年目 N・マンセル                 (92)
   平均5.36年

初戴冠までに要した年数の最上位と最下位です。毎度ながらこの手では必ず起きる「ファリーナ1位」は仕方のない現象です。ファリーナやファンジオ、アスカリはF1制定前から世界のトップドライバーに君臨しており、1年目や2年目とするのは反則ちゃ反則。でも「F1くくり」とすればこうなるのは仕方ありません。それらを除かせて頂いた場合、上位となるのは2年目のJ・ヴィルヌーブとハミルトンの2人が強烈インパクトでした。前にも書いたことがありますが、ヴィルヌーブは今でこそ「色んな意味で散らかって」しまっていますが、デビューレースとなる1996年開幕戦オーストラリアGPは予選でいきなりのポールポジションを獲得し、決勝は2位表彰台でした。ハミルトンのデビューは予選4番手、決勝3位表彰台でしたから、そのすごさはわかると思います。今「単なる老害」で片付けるにはちょっと可哀想(笑)
一方、初戴冠まで時間がたっぷりかかった上位は13年目のやんちゃ坊主マンセル、まだ記憶に新しい11年目のお坊ちゃまN・ロズベルグです。今回は割愛しますが、マンセルはそれまでもチャンスもあったし惜しいシーズンがありました。しかしウィリアムズの「秘密兵器」を手にするまで実に前途多難なキャリアを歩んでいます。ロズベルグもいいマシンを手にしてようやく、バトンも2009年の10年目にいいマシンを手にして序盤のうちに逃げ切り、ハッキネンは不遇や怪我から再起し8年目1998年にいいマシンでようやく、と戴冠に達したのは腕もさることながら「抜群に冴えたマシン」に助けられた点も少なからずあります。
余談ですが、現役の非チャンピオンの中で最も獲得に近いと評されているM・フェルスタッペンは22歳なったばかりの5年目です。早熟とはいえ、歴代チャンピオンと比べると若干の遅れています。しかし全く焦ることはない。最年少更新が「最終到達点」ではないし、何事もなければあと10年以上はF1ドライブできるはず。

《チャンピオン初獲得時の年齢》
  1
   23歳 S・ベッテル                 (10)
  2   23歳 L・ハミルトン              (08)
  3   24歳 F・アロンソ                 (05)
  4   25歳 E・フィッティパルディ(72)
  5   25歳 M・シューマッハ         (94)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
29   36歳 D・ヒル                        (96)
30   38歳 M・アンドレッティ     (78)
31   39歳 N・マンセル                (92)
32   40歳 J・M・ファンジオ       (51)
33   43歳 J・ファリーナ              (50)
       平均30.48歳

1972年のE・フィッティパルディがブラジル人初、25歳という若さで獲得して以来、長らく更新はありませんでしたが、2005年にシューマッハを引きずり下ろしたアロンソを皮切りに若年記録が度々更新されました。近年はチャンピオン以外のジャンルにおいてもこの記録更新がバシバシ行われていますよね。現レッドブルのM・フェルスタッペンの登場によりひとまず「歯止め」は設けられましたが、優秀な若手もコンスタントに入ってきていますので、更新される可能性は大いにあります。ちなみに現時点での最年少は23歳134日のベッテルであり、2020年シーズン中盤で決められればフェルスタッペンとルクレールにチャンスがあります。ほか可能性があるのはラッセル、ストロール、ノリスの3人となります。
最年長初戴冠でみると、あれ、またファリーナが1位だ。初代チャンピオンが最高齢チャンピオンと、まさに要所を掴んでいます。最高齢は今後更新される可能性を秘めていますが、初代はどうやっても上回ることができない記録です。初を獲るってすごく大変なことだし不安も多いけど、獲ってしまえば永久に名を残しておける絶好な位置ですね。まるでオセロの「角」みたい。そんな軽いモンじゃないって?!

《チャンピオンを最後に獲得した年齢》
  1   46歳 J・M・ファンジオ       (57)5回目
  2   43歳 J・ファリーナ              (50)1回目
  3   40歳 J・ブラバム                  (66)3回目
  4   39歳 N・マンセル                 (92)1回目
  5   39歳 G・ヒル                        (96)2回目
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
29   28歳 K・ライコネン              (07)1回目 ◯
30   27歳 E・フィッティパルディ(74)2回目
31   26歳 S・ベッテル                  (13)4回目 ◯
32   26歳 J・ヴィルヌーブ            (97)1回目
33   25歳 F・アロンソ                  (06)2回目
       平均32.90歳

こちらはチャンピオン最終獲得の年齢を「高齢」の方から並べました。先程触れたファンジオの5回目46歳が堂々の1位です。こうやってみると、初戴冠28歳から12年の歳月を経て40歳を迎えたライコネンまだまだ若くみえますね。miyabikunも実はまだF1イケるかなぁ、クビカの後任に使ってもらおうかな(笑)
驚くのは最年少ベッテルが26歳までに4回を獲得して、現時点の最終獲得となっている点。26歳なんて、まだまだこれからじゃん!26歳以降にチャンピオンを獲得したドライバーの方がむしろ多いくらい。今が32歳でしょう、そうだなぁ30歳と31歳の年はチャンスだったんじゃないかなぁ。よく思い出してくれ、色々やったよね、もったいないこと。来年33歳が正念場になりそうだよ、頑張ってね!

《複数回チャンピオンに要した空白期間》
  1   6年間 N・ラウダ           (78〜83)※
  2   5年間 J・ブラバム        (61〜65)
       5年間 G・ヒル              (63〜67)
       5年間 L・ハミルトン    (09〜13)
  5   4年間 M・シューマッハ(96〜99)
  ※F1を一時引退した期間を含む

最後は「ブランクのあるチャンピオン獲得期間」について整理しました。引退し復活した者はキャリア年でなく年齢から割り出しています。こちらも上位5人まで。最長ブランクは78年から一度航空会社経営に特化するために引退し、また呼び声かかりマクラーレンから復活して84年のチャンピオンとなったラウダの6年です。チームやマシンはガラリと変わっても、名うてのドライバーがステアリングを握れば獲れるものなんですね。当時成長真っ盛りの若手チームメイトのプロストを0.5ポイント抑えて12年目となる35歳で3回目を獲得しています。J・ブラバムはクーパーの一員で2回、その後5年の時を経て自らのチームで1回獲りました。近年は絶対的地位を確保し続けるハミルトンも2009年から13年までは優勝は必ず獲りつつもマシン適応とチャンスを伺う時期は経験して「弱点の少ないドライバー」となって帰ってきています。キャリアを積むということは、酸いも甘いも知っているということ。先程触れた「チャンピオン経験者」にも冷静さと頭を使ってチャンスをうかがってほしいものですね。

長くなりましたが、今回は歴代チャンピオンを「年数、年齢」の観点からみてきました。今後他の目線からこれらチャンピオンを解く予定ですので、準備が整い次第アップします。


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前半戦のF1、皆さんはどう感じましたか?!またオフシーズンはいかがお過ごしでしたでしょうか?!シーズン後半戦に入る前に、毎年恒例の独断と偏見の総評と今後期待したいことを書きなぐります。数字のヤツはシーズン2/3を過ぎたイタリアGP明けを予定しています。アジアラウンドに移る間、仕事上がりの夜な夜なレース結果をまとめなきゃ。将来のF1が何レースに増えても、夏休みでシーズン折り返しになってくれるだけでmiyabikunだいぶ助かるのですがー。

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《飛躍したチーム、ドライバー》
チャンピオン連覇に向けて堅実にポイントを積み重ねるハミルトンが成績的に最も安定しているのはもちろんのこと、日々成長を続けているフェルスタッペンには目が離せませんね。毎年同じことを言っています。荒削りで速かった今までとはまるで違う落ち着きと賢さを身に付けて、チャンピオン獲得の資質をしっかりと見せつけてくれています。いつ獲れるのか長らく期待させたポールポジションも第12戦ハンガリーGPで手にし、シーズン目標5勝を掲げている中、現在2勝を1人で挙げました。持ち味はなんといっても抜き難いと言われる現代のF1でも果敢にアタックするガッツ。観ていて毎回爽快です。危なげない走りはだいぶ減りましたしね!F1が無くならない限り、彼のカラダが無事な限りは早かれ遅かれチャンピオンになると確信します。
チームの方は、少し意外に感じたマクラーレンの飛躍でした。サインツは中堅に入るドライバー、毎年のようにチームが変わり腰を据えたキャリアを重ねられていませんでした。ところが今シーズンからのマクラーレンでは予選より決勝を粘り強く入賞まで持っていける走りができています。サインツは名門マクラーレンの「本当の復活」を預かるエースに成長しました。合わせて最年少新人のノリスの期待以上の速さと安定感も明るい話題です。サインツと対等、もしくは半歩前にいく予選。そして先輩にも物怖じなく肩を並べる堂々とした決勝と、今の時点の新人賞最有力候補で間違いなし!
上記のドライバー、チームに関連しているのは「ホンダとルノーのスイッチ」ですね。今シーズンの注目される点の一つでもあったわけですが、いずれも出力不足や不安定な信頼性となかなか結果を出せずにいた2エンジンが入れ替わり、何ともうまい具合にいきました。レッドブルはホンダとの相性もよく、心配されたトップチームとのタッグも様になってきました。またマクラーレンはエンジンそのものというよりも、ドライバーとシャシーの出来で不満なく、むしろ清々しく前半戦を終えられたことでしょう。F1界の「雑音」が2つも一遍に解消されてよかった(笑)

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《期待ハズレ》
悪い方の話も毎回同じ気がします。言わず
と知れた「ヤツら」です。F1随一の名門で、本来ならこんなに独走させなかったであろうフェラーリが近年の「A級戦犯」と定着してしまっています。名門でなく「迷門」と呼ぼうかな(笑)シーズン前テストを鵜呑みにするわけではないけど、速さを晒すよりも冷静さと賢い戦略を立てましょうよ、いい加減に。毎年のお決まりになっちゃってますし、見掛け倒し感が半端じゃない。チーム代表やドライバーにも問題がないとは言わないけど、個を責める前にチーム全般が良くない。あらゆる面で失敗。この調子ではシーズン終了時点で3番手チームになる可能性も見えてきました。それも「フェルスタッペン1人に負ける」という、実に無様な内容で。ベッテルの苛立ちは分からなくもないが、それを個人的に拍車をかける必要も全く無い。速さはまだまだ充分にあるし「前だけ見て」走りゃあいい(もちろんドライブ中は横も見てね)ルクレールも満を持す「前に」トップチーム昇格は喜ばしい出来事ではありましたが、やっぱりお利口さんもまだ若い、地元モナコGPの散らかりは「鍛錬の必要さ」を晒した一面でした。ベッテルはともかく、ルクレールには時間も充分あります。悔しさややり切れなさはレースを続けていれば頻繁に遭遇します。賢いんだからグッと堪えて次なる方策を導いていってほしいと思います。次の初優勝は恐らく君だから。
後半戦を前に、予想通りガスリーが「弟クラス戻り」となりました。ファンの方には申し訳ないのですが、当然の采配としか言えません。何せチームは「コンストラクター3位」を抜け出し、早くメルセデスを捕まえにいきたいのです。フェルスタッペン比がどうという前に、トロ・ロッソやマクラーレンに手を焼き、ミスをしているようではレッドブルのシートは務まりません。最低でも6位は絶対堅持、マシンに慣れてきてフェルスタッペン食いやフェラーリの1台を打ち負かす走りが要求されます。一発の速さがあろうが、チームメイトが怪物だろうが、前が離れていて手が届かなかろうが関係ない。ガスリーは「トップチームのプロドライバー」なのだから。トロ・ロッソ戻りになっただけ有難いと思い、悔しさはクビアト先輩やアルボンを確実に上回ることで発揮してほしいですね。
ウィリアムズ、特にクビカにもガッカリです。miyabikunあれだけシーズン前から持ち上げて、ラッセルの規範になるような走りを願ったのですが、その想い儚くあの「前照灯」で後方乱気流として追いやられてしまった模様。

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《今後予想されそうな、期待したい展開》
重ね重ねになりますが、この流れで続けば恐らくチャンピオンはメルセデスから輩出され、あわよくばフェルスタッペンが1人で食らいつく構図になるでしょう。誰でもいいんです、誰かが「政権交代」してくれれば。ただこれがなかなかキングも乱れない。何だかいつも風向きも自分の方に持っていけてしまう。実力もさることながら「引きよせるトリック」を持ち合わせているかのようですね。運も実力のうちです。
まずレッドブルの公約通り「シーズン5勝」を果たしてもらいましょう。どこならイケるかな、シンガポール、日本、メキシコ、あとブラジルやアブダビが有力でしょうか。ただ今シーズン勝ってきたのがオーストリアとドイツという、比較的高速寄りのサーキットなんですよね。日本はこれから涼しくなる季節だけど、F1ウィークは灼熱になってもらえればより有利に傾くでしょうか。その前にエンジンがイッちゃうのも恐い。
フェラーリは少なくとも2勝はもぎ取りましょう!最悪な事態は避けましょう!ベッテルとルクレールの一つずつでいい、ベルギーとイタリアを逃したら、あとは、、ほぼ無い。マクラーレンも4番手確定を目指して頑張ってほしいですね!もしかしたら、来シーズンあたりは迷門を食うかもしれない?!アルファロメオでゆるりと入賞をさらうおっちゃんには贅沢は言いません、入賞マスターで機嫌良くいてもらえれば。
ハースの2人には懲りるまで思う存分にバチバチやってもらい、コース脇で82年ドイツGPのピケ張りの殴り合いで笑わせてもらって、ピットに帰還して2人ともボスにぶん殴られるくらいの「見どころ」をお願いしましょうか。もはや、期待はF1ではない、K1かM1の方(笑)

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《チームやドライバー毎に思うことを一言で》
メルセデス
・夏のヨーロッパを過ぎれば、あとは余裕
・頭を抱えるは来季のラインナップか
フェラーリ
・とりあえず、1人1勝はしましょ
・マシンコンセプトをはじめ、ほとんどが失敗
レッドブル
・ホンダで勝てる、フェルスタッペンで勝てる
・昇格アルボンの適応力は如何に?!
ルノー
・「口だけ番長」感が強い
・若手のサプライヤーにも勝てないワークス
ハース
・何位を走れど、存在感は抜群
・やれやれー、もっとやれー!(笑)
マクラーレン
・膿を抜き、4番手チーム復帰まであと少し!
・将来的に楽しみなドライバーラインナップ
レーシングポイント
・色は目立つが、レースはほとんど目立たず
・お得意市街地、残るはあとたったの1箇所
アルファロメオ
・ゆるゆるおっちゃん、やることはやる!
・ジョビナッツィはとにかく下手くそ
トロ・ロッソ
・降格組のガチンコ対決は楽しみ
・ガスリーはココでダメなら、アウトー
ウィリアムズ
・クビカ、クビか?
・ラッセルを活かせるチームを大募集!

miyabikunの8月はブログも休み休み、ダラダラしてしまいました。内容もズルいネタばかりが続きました、すみません。。暑いのは辛いけど、やっぱり夏は暑く過ごしたかったです。盆休みも終わったし、F1の夏休みも終わります。そろそろ後半戦に備えて、気合い入れなきゃ!

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先日のハンガリーGPでレッドブルのエース格に成り上がったM・フェルスタッペンが初ポールポジションを獲得し、これまで69年、1,009戦に及ぶF1の歴史で100人に達しました。無事にキリ番に達しましたので「初ポールにまつわる様々な記録」をクローズアップしたいと思います。

《初ポール獲得までのレース数と決勝結果》
    ★はチャンピオン獲得者、◯は2019年現役
    インディアナポリスGPは「インディGP」と表記
    リタイヤは「R」と表記
    1    1戦目 G・ファリーナ ★
                     50年 第1戦 イギリスGP 決勝優勝
                    W・フォークナー
                     50年 第3戦 インディGP 決勝7位
                    D・ネイロン
                     51年 第2戦 インディGP 決勝R
                    C・ロイテマン
                     72年 第1戦 アルゼンチンGP 決勝7位
                    J・ヴィルヌーブ ★
                     96年 第1戦 オーストラリアGP 決勝2位
    6    2戦目 J・M・ファンジオ ★
                     50年 第2戦 モナコGP 決勝優勝
                    M・アンドレッティ(父)★
                     68年 第11戦 アメリカGP 決勝R
    8    3戦目 F・アガベイジアン
                     52年 第2戦 インディGP 決勝R
                    B・ヴコヴィッチ
                     53年 第2戦 インディGP 決勝優勝
                    E・カステロッティ
                     55年 第4戦 ベルギーGP 決勝R
                    D・ラスマン
                     58年 第4戦 インディGP 決勝R
                    J・サーティース ★
                     60年 第8戦 ポルトガルGP 決勝R
  13    4戦目 J・ホイト
                     55年 第3戦 インディGP 決勝R
                    P・オコナー
                     57年 第3戦 インディGP 決勝8位
                    P・フラハーティ
                     56年 第3戦 インディGP 決勝優勝
                    E・サックス
                     60年 第3戦 インディGP 決勝R
  17    5戦目 F・ゴンザレス
                     51年 第5戦 イギリスGP 決勝優勝
                    J・マクグラス
                     54年 第2戦 インディGP 決勝2位
                    M・パークス
                     66年 第7戦 イタリアGP 決勝2位
  20    6戦目 S・L・エバンス
                     57年 第8戦 イタリアGP 決勝R
                    L・ハミルトン ◯★
                     07年 第6戦 カナダGP 決勝優勝
  22    7戦目 J・トムソン
                     59年 第2戦 インディGP 決勝3位
  23    8戦目 T・ブルックス
                     58年 第2戦 モナコGP 決勝R
                    C・レガッツォーニ
                     70年 第13戦 メキシコGP 決勝2位
  25    9戦目 A・アスカリ ★
                     51年 第6戦 ドイツGP 決勝優勝
                    J・イクス
                     68年 第8戦 ドイツGP 決勝4位
                    P・ドゥパイエ
                     74年 第7戦 スウェーデンGP 決勝2位
  28  10戦目 D・クルサード
                     95年 第2戦 アルゼンチンGP 決勝R
  29  12戦目 J・P・モントーヤ
                     01年 第12戦 ドイツGP 決勝R
  30  15戦目 J・ボニエ
                     59年 第3戦 オランダGP 決勝優勝
                    P・レブソン
                     72年 第11戦 カナダGP 決勝2位
  32  16戦目 J・クラーク ★
                     62年 第2戦 モナコGP 決勝R
                    D・ヒル ★
                     93年 第8戦 フランスGP 決勝2位
  34  17戦目 J・ブラバム ★
                     59年 第5戦 イギリスGP 決勝優勝
                    A・セナ ★
                     85年 第2戦 ポルトガルGP 決勝優勝
  36  18戦目 P・ヒル ★
                     60年 第9戦 イタリアGP 決勝優勝
                    R・アルヌー
                     79年 第11戦 オーストリアGP 決勝6位
                    N・ヒュルケンベルグ ◯
                     10年 第18戦 ブラジルGP 決勝8位
  39  19戦目 T・プライス
                     75年 第10戦 イギリスGP 決勝R
                    F・アロンソ ★
                     03年 第2戦 マレーシアGP 決勝3位
  41  20戦目 E・フィッティパルディ ★
                     72年 第4戦 モナコGP 決勝3位
                    V・ブランビラ
                     75年 第7戦 スウェーデンGP 決勝R
                    A・デ・チェザリス
                     82年 第3戦 アメリカ西GP 決勝R
  44  21戦目 S・モス
                     55年 第6戦 イギリスGP 決勝優勝
  45  22戦目 S・ベッテル ◯★
                     08年 第14戦 イタリアGP 決勝優勝
  46  23戦目 G・ヴィルヌーブ
                     79年 第4戦 アメリカ西GP 決勝優勝
                    A・プロスト ★
                     81年 第10戦 ドイツGP 決勝2位
                    C・ルクレール ◯
                     19年 第2戦 バーレーンGP 決勝3位
  49  24戦目 N・ピケ(父)★
                     80年 第4戦 アメリカ西GP 決勝優勝
                    B・ジャコメリ
                     80年 第14戦 アメリカ東GP 決勝R
                    P・マルドナド
                     12年 第5戦 スペインGP 決勝優勝
  52  25戦目 D・ガーニー
                     62年 第6戦 ドイツGP 決勝3位
                    J・P・ジャブイユ
                     79年 第3戦 南アフリカGP 決勝R
                    R・クビカ ◯
                     08年 第3戦 バーレーンGP 決勝3位
  55  26戦目 J・P・ジャリエ
                     75年 第1戦 アルゼンチンGP 決勝未出走
                    H・コバライネン
                     08年 第9戦 イギリスGP 決勝5位
  57  27戦目 R・バリチェロ
                     94年 第11戦 ベルギーGP 決勝R
  58  28戦目 W・フォン・トリップス
                     61年 第7戦 イタリアGP 決勝R
  59  30戦目 J・ラフィー
                     76年 第13戦 イタリアGP 決勝3位
  60  31戦目 N・ラウダ ★
                     74年 第3戦 南アフリカGP 決勝16位
                    T・ファビ
                     85年 第9戦 ドイツGP 決勝R
  62  34戦目 G・ヒル ★
                     62年 第3戦 ベルギーGP 決勝2位
                    C・エイモン
                     68年 第2戦 スペインGP 決勝R
                    R・ピーターソン
                     73年 第2戦 ブラジルGP 決勝R
  65  35戦目 G・フィジケラ
                     98年 第10戦 オーストリアGP 決勝R
  66  36戦目 J・リント ★
                     68年 第6戦 フランスGP 決勝R
  67  37戦目 L・バンディーニ
                     66年 第3戦 フランスGP 決勝未完走
                    D・ピローニ
                     80年 第6戦 モナコGP 決勝R
  69  38戦目 J・ハント ★
                     76年 第1戦 ブラジルGP 決勝R
  70  41戦目 M・ホーソーン ★
                     58年 第5戦 ベルギーGP 決勝2位
  71  42戦目 J・スチュワート ★
                     69年 第3戦 モナコGP 決勝R
                    J・シェクター ★
                     76年 第7戦 スウェーデンGP 決勝優勝
                    M・シューマッハ ★
                     94年 第4戦 モナコGP 決勝優勝
  74  43戦目 C・パーチェ
                     75年 第3戦 南アフリカGP 決勝4位
                    K・ライコネン ◯★
                     03年 第9戦 ヨーロッパGP 決勝R
  76  46戦目 M・アルボレート
                     84年 第3戦 ベルギーGP 決勝優勝
  77  48戦目 G・ベルガー
                     87年 第12戦 ポルトガルGP 決勝2位
  78  52戦目 J・ワトソン
                     77年 第6戦 モナコGP 決勝R
  79  53戦目 R・パトレーゼ
                     81年 第1戦 アメリカ西GP 決勝R
                    H・H・フレンツェン
                     97年 第5戦 モナコGP 決勝R
  81  54戦目 N・マンセル ★
                     84年 第9戦 アメリカGP 決勝6位
  82  55戦目 K・ロズベルグ ★
                     82年 第10戦 イギリスGP 決勝R
  83  61戦目 A・ジョーンズ ★
                     79年 第9戦 イギリスGP 決勝R
  84  64戦目 J・シフェール
                     68年 第12戦 メキシコGP 決勝6位
                    P・タンベイ
                     83年 第2戦 アメリカ西GP 決勝R
  86  67戦目 F・マッサ
                     06年 第14戦 トルコGP 決勝優勝
  87  70戦目 J・バトン ★
                     04年 第4戦 サンマリノGP 決勝2位
  88  72戦目 E・デ・アンジェリス
                     83年 第14戦 ヨーロッパGP 決勝R
  89  76戦目 R・シューマッハ
                     01年 第10戦 フランスGP 決勝2位
  90  81戦目 V・ボッタス ◯
                     17年 第3戦 バーレーンGP 決勝3位
  91  82戦目 J・アレジ
                     94年 第12戦 イタリアGP 決勝R
  92  85戦目 D・ハルム ★
                     73年 第3戦 南アフリカGP 決勝5位
  93  92戦目 N・ハイドフェルド
                     05年 第7戦 ヨーロッパGP 決勝2位
  94  93戦目 M・フェルスタッペン ◯
                     19年 第12戦 ハンガリーGP 決勝2位
  95  94戦目 D・リカルド ◯
                     16年 第6戦 モナコGP 決勝2位
  96  97戦目 M・ハッキネン ★
                     97年 第15戦 ルクセンブルクGP 決勝R
  97 111戦目 N・ロズベルグ ★
                     12年 第3戦 中国GP 決勝優勝
  98 116戦目 T・ブーツェン
                     90年 第10戦 ハンガリーGP 決勝優勝
  99 119戦目 J・トゥルーリ
                     04年 第6戦 モナコGP 決勝優勝
100 132戦目 M・ウェバー
                     09年 第9戦 ドイツGP 決勝優勝

長かったですね(笑)これが第12戦ハンガリーGPまでのポールポジション獲得100人の全てです。ただ並べるだけでは芸がないのでその時の決勝順位をオマケで付けています。後ほど使います。
記録をみていくと、まず「チャンピオン獲得者は早かれ遅かれポールポジションを獲得している」ことです。チャンピオン獲得に必要なのは決勝の順位であって、予選は何位であってもチャンピオンにはなれます。しかし、やはりチャンピオンになる者、速さが絶対条件です。先日待ち焦がれた2010年代を代表するM・フェルスタッペンが獲得しました。これで近い将来チャンピオンを獲得しても、例外ではないことが証明されます。miyabikunとしては、何度も言うように例えチャンピオンになるにしても「ノンポールチャンピオン」でいってほしかったー。複数回や最多はこの先ナンボでも獲れるけど、ノンポールや最年少は「期限」がありますからね。フェルスタッペンもとうとう汚れてしまった(笑)ちなみにポール獲得まで最遅の132戦ウェバーは優勝も132戦で最遅。つまり初ポールトゥ初優勝でした。
その他、こればかりは仕方の無いことですが、F1初期、すなわち1950年代の獲得者が多く、インディアナポリスGPでは毎年のように初ポールが輩出されています。この2点について、この後内訳を示します。また、変わり種として1961年のW・フォン・トリップスが挙げられます。この年フェラーリに乗るドイツ人のトリップスは第2戦オランダGP、第5戦イギリスGPで優勝し、ようやく第7戦でポールポジションを獲得します。しかし決勝はまだオーバルのある超高速モンツァの2周目、バンク区間でクラークと接触して飛び出し、観客を巻き込みながら死亡しました。チャンピオンには手は届きませんでしたが、悲願のポール獲得が悲劇を生むことになりました。この事故がきっかけでモンツァのオーバルは以降廃止されています。

《年代別の初ポール輩出数》
    50年代 21人 /   84戦   輩出率25.0%
    60年代 15人 / 100戦   輩出率15.0%
    70年代 20人 / 144戦   輩出率13.9%
    80年代 14人 / 156戦   輩出率  9.0%
    90年代 13人 / 162戦   輩出率  8.0%
    00年代 10人 / 174戦   輩出率  5.7%
    10年代   7人 / 189戦※ 輩出率  3.7%
    ※10年代は2019年第12戦まで

年代別で初ポールを獲得した人数をまとめました。2010年代についてはあと9戦残しています。最多はレース数が現在の約半分だった1950年代です。それもそのはず「はじめ」ですもんね。特に初めにチャンピオンを獲得したファリーナは初ポールも初優勝も歴代1位。ズルい、勝てるわけがない(笑)
他、70年代も20人と多めです。以前に「ラウダの戦績」をみましたが、この時代は80年代以降のような「勝者の偏り」が少なく激戦だったこともあって、多くのポールシッターを生み出しました。以降はレース数が増えているにも関わらず減少傾向です。2010年代の初ポール輩出率はたったの3.7%!セナをはじめシューマッハ、ハミルトン、ベッテルらが多くのポールポジションを獲得し、新規獲得者の妨げになったと言えなくもない。決して悪いことではないんですが(笑)

《初ポールからの決勝順位》
     優勝        24人
      2位        16人
      3位          8人
      4位          2人
      5位          2人
      6位          3人
      7位          2人
      8位          2人
    16位          1人
    リタイヤ 38人
    未完走       1人
    未出走       1人

こちらは初ポールを獲得した決勝レースが果たしてどんな結果だったかを示しています。内訳は先程の個人成績を参照下さい。
最も多いのは決勝で何らかの理由でリタイヤしてしまったもの。38人/100人。他車との接触もあるし、マシントラブルやドライバー自身のミスと様々です。続いて優勝と2位が多く、3位までを含めると48人となり、約半分が表彰台に登壇していることになります。初ポールが優勝なんて、夢のようなレースウィークですね。それだけ決勝に影響を及ぼすのがポールポジションの特権です。結果の中に16位という、一つとんでもない記録があります。これをかましてしまったのは理論派ラウダでした。リタイヤしなかっただけ偉いか当然か。
決勝結果に見慣れない「未完走」というものがあります。これは66年にランスで行われた第3戦フランスGPのバンディーニです。決勝は出走し、リタイヤはしていませんが周回数が足りなかったため、完走でもないし、マシンを止めたわけでもないのでリタイヤでもないというものでした。

《GP別の初ポール輩出数》
    11人 インディアナポリス、モナコ◯
      8人 イギリス◯
      7人 イタリア◯、ドイツ◯、ブラジル◯
      5人 アメリカ西、ベルギー◯
      4人 フランス◯、南アフリカ
      3人 アルゼンチン、スウェーデン、
             バーレーン◯、ポルトガル、ヨーロッパ
      2人 アメリカ◯、カナダ◯、スペイン◯、
             メキシコ◯
      1人 アメリカ東、オーストラリア◯、
             オランダ、サンマリノ、トルコ、
             マレーシア、ルクセンブルク、中国◯
      ◯は2019年シーズン開催GP

初ポールの舞台となったGPの集計になります。何か統計的にあるのかどうかみてみましたが、正直わかりません。ただ言えることは「歴史があるほど、それが生まれやすい」という、当然の結果くらいです。
その中でも異彩を放つのが、今の「インディ500」の系譜でもあるインディアナポリスGPです。1950年から60年の全11回のうち、初ポール輩出は11人、つまり、毎回ポールポジションが異なったということになります。データ系の取りまとめをする上でこのインディアナポリスGPをF1として捉えていいのか迷ってしまいます。なぜなら、当時のF1ドライバー全員が参戦しているわけではなく、逆にインディアナポリスGPに参戦しているドライバーはヨーロッパを転戦していないからです。記録上は「F1」として今回の「100人目」と数えられています。

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《初ポールと初優勝のレース数の差》
    -69戦 M・フェルスタッペン ◯
    -68戦 D・ハルム
    -37戦 D・リカルド ◯
    -34戦 J・スチュワート ★
    -32戦 M・ホーソーン ★
    -30戦 A・ジョーンズ ★
    -29戦 J・シェクター ★
    -24戦 M・シューマッハ ★
    -20戦 T・ブーツェン
    -18戦 M・アルボレート
    - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
      11戦 D・クルサード
      11戦 F・アロンソ ★
      11戦 J・ラフィー
      15戦 J・リント ★
      19戦 R・パトレーゼ
      21戦 N・マンセル ★
      24戦 J・サーティース ★
      27戦 C・ロイテマン
      44戦 J・バトン ★
      60戦 P・ドゥパイエ
      75戦 G・フィジケラ
      98戦 R・バリチェロ

こちらは初ポールと初優勝の関係性を比較したデータです。一般的に考えれば初ポールがあってから初優勝が見えてくるのがセオリーに感じますが、ドライバーによっては必ずしもそうとは限りません。そこで「初優勝までのレース数 - 初ポールまでのレース数」を算出しました。対象はポールポジション獲得者100人と優勝経験者107人のうちの79人となります。
初ポールから初優勝に至るまで最も時間を要したのは最多出走322戦の鉄人バリチェロでした。初ポールは先輩セナの亡き後に臨んだ27戦目の1994年第11戦ベルギーGP。それから6年の歳月を経た125戦目の2000年第11戦ドイツGPで予選は何と予選18位からの初優勝となりました。ようやく手にしたフェラーリで「エースの居ぬ間の」貴重な瞬間でしたね。
一方で初優勝から初ポール獲得まで最も時間を要したのは、言わずと知れた先日のM・フェルスタッペンです。まだ記憶にも新しい2016年第5戦スペインGPでベテランのライコネンを抑え切り見事に最年少初優勝を獲得したのが24戦目。初ポールを獲得した先日のハンガリーGPまでは69戦を要しています。待ちに待ったポールポジション、これで先程も書いたように、一人前のトップドライバーに名を連ね、目指すはチャンピオンただ一つに照準が絞られます。

《ポール獲得と優勝のどちらかのドライバー》
・ポールポジション獲得のみ
    21人 C・ルクレール◯、N・ハイドフェルド、
             N・ヒュルケンベルグ◯ ほか
・優勝のみ
    28人 A・ナニーニ、B・マクラーレン、
             E・アーバイン、J・ハーバート ほか

最後は「ポールポジションは獲得したけど優勝したことがないドライバー」とその逆「優勝はしたけど、ポールポジションは獲得していないドライバー」を調べました。全員の名前を並べるとまたまた長くなるので、こちらは人数と代表者のみを挙げました。
前者は現役ドライバーが2人います。今シーズンからフェラーリに昇格し、トップドライバー達の撃破に奔走するルクレールと、もはや古参ドライバーの域に達した予選屋ヒュルケンベルグの2人です。ルクレールは決勝もいい走りをしているのですが、どこかまだ焦りと名門とは思い難いチームの戦略に泣かされている感が否めません。まだキャリアも年齢も浅く、チャンスはいくらでもあります。早かれ遅かれ優勝のメンバーに名を連ねてくると信じています。
優勝のみの方には現役ドライバーはいませんが、近しいドライバーにハーバートとアーバインがいます。アーバインはこのブログで何度となくイジってきた「ノンポールチャンピオン候補者」の1人でした。チャンピオン決定となる1999年最終戦日本GPではチャンピオン連覇のかかるハッキネンにスタートで引き離されて、珍記録樹立はなりませんでした。

今回は初ポール100人目を記念して、初ポールにまつわる数字を扱ってきました。今後誰が101人目のポールポジションを獲得するのでしょうか。F1の歴史はまだまだ続きます。
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「なぜお前が100人目?!」「早く優勝してねー」

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2019年シーズンも1/3を終え、依然として「メルセデス天下」で進行しています。ただ個人的な印象して、強いことには間違いはないし、見ての通りの結果や数字で表れているとはいえ、以前に比べると「爆発的な」感覚がないんです。どうしてだろう、、結果が報われないだけで、速さという意味ではフェラーリも健闘しているから?!メルセデスは速いというより強い、賢い勝ち方ができているから?!マシンやドライバーではどうしようもできないところもだいぶ有利?!それは言いっこナシか(笑)何だかよくわかりません。前戦カナダGPはいいところまでいきつつ、とにかく未だに「表彰台の一番高いところ」から引きずり下ろせていません。これはもう、今年は、そうなんじゃない?!
過去には近年のように他チームを圧倒して勝利を重ねたシーズンがいくつかあります。今回は「この時期でこのペースは、もしや?!」と題して、近年40年くらいで似たような系譜で勝ち進んだ年をピックアップし、勝ちまくった側と勝ちまくられて置いていかれた側の比較しようと思います。本当はこのネタ、モナコGP明けの第6戦終了時に向けて準備をしていました。ただデータ整理や表現の仕方に悩んでいたら、第7戦カナダGPを迎えてしまいました(笑)ということで、データも第7戦終了時まで拡大して再整理しています。

F1のポイント制度は時代によって変わっており、一様に比較することができません。以前このブログでは、各時代を各ポイント制に変換した「タラレバチャンピオンシップ」をやりました。その時のデータを引用し「全ての時代を現代のポイント制」に揃えて比較しました。

《変換ポイントの条件》
    ・ポイントは1位から10位までとする
        (上位から25,18,15,12,10,8,6,4,2,1)
    ・全戦のポイントを有効とする
    ・ファステストラップポイントは除外する

《高ポイントを獲得したシーズン第7戦終了時比較》
    (   )カッコ内は本来の獲得ポイント
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    84年
    1位 マクラーレン 174.5pts(56.5)
           個人1位 N・ラウダ            68pts   (24)
           個人2位 A・プロスト       106.5pts(32.5)
    2位 フェラーリ      91.5pts(26.5)
           個人4位 M・アルボレート 29pts(9.5)
           個人6位 R・アルヌー         62.5pts(17)
    88年
    1位 マクラーレン 265pts(93)
           個人1位 A・セナ              111pts(39)
           個人2位 A・プロスト      154pts(54)
    2位 フェラーリ    125pts(34)
           個人3位 G・ベルガー        73pts(21)
           個人5位 M・アルボレート 52pts(13)
    89年
    1位 マクラーレン 195pts(63)
           個人1位 A・プロスト       114pts(36)
           個人2位 A・セナ                81pts(27)
    2位 ウィリアムズ 115pts(35)
           個人3位 R・パトレーゼ     69pts(22)
           個人5位 T・ブーツェン     46pts(13)

グラフはmiyabikunが連想するチームカラーで統一し、各グラフの尺度も揃えているので視覚的に比較することができます。1レースで獲得できる最大ポイントは25+18=43ポイント、7戦で獲得できる最大値は43×7=301ポイントです。また、グラフの傾きが急なほど、調子がいいということになります。
今回ピックアップした最も古いくくりは「マクラーレン飛躍時代」です。先日亡くなったラウダ復帰やプロスト、セナといった新人類がこのタイミングで世代交代に成功しています。グラフ真ん中に位置するのが伝説的な年(見方を変えれば超つまらない年)の1988年の最強マクラーレンとボッコボコにされたフェラーリです。序盤7戦での獲得ポイントは93でそれを現代に置き換えると265ポイントに相当します。最高勝率を誇る年でも、フルマークの301ポイントからみたら36ポイントを落としていることになります。これは開幕戦ブラジルGPと第3戦モナコGPの2戦でセナがノーポイントだったためです。ちなみに、以前にみたようにもし1988年が2018年のポイント制だったとしたらセナが全16戦で275ポイント、プロストが301ポイントとなり、チャンピオンはプロストの手に渡ります。ただ変わらずはいずれにせよマクラーレンがぶっちぎりのコンストラクターズチャンピオンであること。
超絶僅差でラウダが最後のチャンピオンを決めた84年は現代においてもハーフポイントを踏襲します。89年と合わせてこの3年はマクラーレンのみがぶっ飛んだチーム内対決、他チームは完全に蚊帳の外でした。

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    92年
    1位 ウィリアムズ 230pts(84)
           個人1位 N・マンセル            143pts(56)
           個人2位 R・パトレーゼ          87pts(28)
    2位 マクラーレン 116pts(36)
           個人4位 A・セナ                     57pts(18)
           個人5位 G・ベルガー              59pts(18)
    93年
    1位 ウィリアムズ 196pts(69)
           個人1位 A・プロスト            127pts(47)
           個人3位 D・ヒル                     69pts(22)
    2位 マクラーレン 125pts(44)
           個人2位   A・セナ                 111pts(42)
           個人11位 M・アンドレッティ14pts(2)
    96年
    1位 ウィリアムズ 188pts(69)
           個人1位   D・ヒル                 112pts(43)
           個人2位   J・ヴィルヌーブ      76pts(26)
    2位 フェラーリ    125pts(35)
           個人3位   M・シューマッハ    76pts(26)
           個人10位 E・アーバイン         49pts(9)

続く世代は90年代前半の「みんなが乗りたいウィリアムズ」時代です。今とは真逆です(笑)ウィリアムズを代表する92年はマンセルによる「開幕5連勝」を皮切りにシーズン一貫して抜群な速さを誇りました。第7戦終了時でこの時代最多の230ポイント相当を獲得しています。翌93年はラウダ先輩を真似っこしたプロスト復帰からのチャンピオン獲り逃げシーズンです。若手(とはいっても年齢はそこそこ)のD・ヒルであっても表彰台を連発してしまうんですから、いかにFW15Cが秀逸だったか知らしめられます。そんなヒルが独り立ちして栄冠を掴んだ96年もなかなかな上出来でした。鳴り物入りの「F1二世」が予想以上に速さをみせたことと「ドイツの怪物」が一旦「紅の道」を選んでくれたことも大きかったでしょう。

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    01年
    1位 フェラーリ    217pts(76)
           個人1位 M・シューマッハ 136pts(52)
           個人3位 R・バリチェロ      81pts(24)
    2位 マクラーレン 143pts(44)
           個人2位 D・クルサード     121pts(40)
           個人5位 M・ハッキネン      22pts(4)
    02年
    1位 フェラーリ    200pts(72)
           個人1位 M・シューマッハ 158pts(60)
           個人2位 R・バリチェロ       42pts(12)
    2位 ウィリアムズ 176pts(54)
           個人3位 J・P・モントーヤ 91pts(27)
           個人4位 R・シューマッハ   85pts(27)
    04年
    1位 フェラーリ    257pts(106)
           個人1位 M・シューマッハ 150pts(60)
           個人2位 R・バリチェロ     107pts(46)
    2位 B・A・R       115pts(46)
           個人3位 J・バトン               93pts(38)
           個人8位 佐藤琢磨                 22pts(8)

そしてそしてその怪物が「紅の道」を自分のモノにした2000年代前半です。一瞬危うかった03年を除いた3年を選びました。もうすぐこの時代も20年近く前になるんですね。早いなぁ。
ご覧のように序盤は前の余韻からマクラーレンがもがき、マクラーレンが萎むとインパクト強めなウィリアムズが台頭、そしてホンダ第3期最大の活躍を示したB・A・Rも「シューマッハ狩り」を試みますが、完成した構図には歯が立たず独走を許しました。そして諦めました(笑)
フェラーリ最強の一つである04年は現在の通貨では257ポイント相当でした。301ポイントからは44ポイント足りません。足りない理由、聞いちゃいますか?!覚えているでしょ(笑)そういう「チームのレギュレーション」だったから。まあ、たとえそれがあっても、チームが得る対価は変わりませんから、それは関係ないか。第2戦マレーシアGPと第4戦サンマリノGPで少し損してしまいました。

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     11年
     1位 レッドブル    255pts
            個人1位 S・ベッテル      161pts
            個人3位 M・ウェバー       94pts
     2位 マクラーレン 186pts
            個人2位 J・バトン          101pts
            個人5位 L・ハミルトン    85pts
     13年
     1位 レッドブル    201pts
            個人1位 S・ベッテル      132pts
            個人3位 M・ウェバー       69pts
     2位 メルセデス    134pts
            個人4位 L・ハミルトン    77pts
            個人6位 N・ロズベルグ    57pts
     14年
     1位 メルセデス    258pts
            個人1位 L・ハミルトン  118pts
            個人2位 N・ロズベルグ  140pts
     2位 レッドブル    139pts
            個人3位 D・リカルド       79pts
            個人5位 S・ベッテル       60pts

この頃あたりまではアロンソをはじめハミルトン、ベッテルと「最年少記録」塗り替えのオンパレードでしたね。2010年代に大成したジュース屋さん、レッドブル時代です。この時代は既に現ポイント制になっていますので、変換はありません。レッドブル天下の2年目となる11年は大変なことになりました。第7戦までに255ポイントを獲得しています。グラフの傾きもよどみ少ない斜めにピーンと、2番手マクラーレンと70ポイントも引き離しました。
しかーし、13年からは見慣れたエメラルドグリーンが這い上がってきましたね。チャンピオンを獲得したのは14年からのいわゆる「ハイブリッドターボ元年」ではあるのですが、実は2.4ℓV8NAエンジン時代からも「最強への準備」を整えつつありました。いざ蓋を開けてみたらドーン!ご記憶の通りの内容とグラフもレッドブル超えの258ポイントに達しました。でもグラフでは第7戦カナダGPでなだらかになっています。これはハミルトンのリタイヤによるもの。リタイヤはポイント争いに動きを与えます。言い換えれば、リタイヤが少ない現状はなかなか変化を生みにくい。

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    15年
    1位 メルセデス 285pts
           個人1位 L・ハミルトン  151pts
           個人2位 N・ロズベルグ  134pts
    2位 フェラーリ 180pts
           個人3位 S・ベッテル     108pts
           個人4位 K・ライコネン   72pts
    17年
    1位 メルセデス 222pts
           個人1位 L・ハミルトン  129pts
           個人3位 V・ボッタス       93pts
    2位 フェラーリ 214pts
           個人2位 S・ベッテル     141pts
           個人4位 K・ライコネン   73pts
    18年
    1位 メルセデス 206pts
           個人1位 L・ハミルトン  120pts
           個人5位 V・ボッタス       86pts
    2位 フェラーリ 189pts
           個人2位 S・ベッテル     121pts
           個人3位 K・ライコネン   68pts

最後は直近となる「完全メルセデス時代」です。16年の「今いない人」の年を除いた3年をピックアップしました。この40年での最長不倒は15年に記録した285ポイントとなります。301ポイントまで16ポイント足らずで惜しかった?です。この年からフェラーリはアロンソに代わってベッテルを起用、第2戦マレーシアGPでは初優勝を挙げますが、他は3位が指定席化し、お友達のライコネンが「マイペース」を貫くこともあってメルセデスに近付くことなく7戦を終えました。
一昨年の17年、昨年の18年のフェラーリは「序盤7戦は」なかなか健闘しましたよね。グラフも程よく絡まりながら進行しています。ベッテルという二大ドライバーの片方を獲得したフェラーリはマシンも確実に速さを備えるまでになりました。ただ、今回のグラフは格好のつく部分だけが切り取られているに過ぎず、課題は再三言っている「シーズン後半」です。今シーズンは「三度目の正直」を成就してもらいたいところなのですが、果たして、、。

《2019年第7戦までの二強グラフ》
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    19年
    暫定1位 メルセデス 292pts(295)
                 個人1位 L・ハミルトン 161pts(162)
                 個人2位 V・ボッタス    131pts(133)
    暫定2位 フェラーリ 170pts(172)
                 個人2位 S・ベッテル    100pts
                 個人5位 C・ルクレール  70pts  (72)

年明けに「最強軍団」と題して2000年代以降に続いたフェラーリ、レッドブル、メルセデス飛躍の5年間をみてきました。1年の準備期間の後、先輩フェラーリは5年間、先輩レッドブルは4年間天下を統一し、レギュレーション変更なども相まって失落、政権交代に至りました。メルセデスも13年の準備期間と14年から昨年までで5年間制したことになります。これら前例からすればそろそろ落ち着いて頂きたいのですが、むしろ逆をいっています。先日のカナダGPを終えた時点でファステストラップポイントを除いて292ポイントに達しています。301-292=9。内訳の理由は簡単。第6戦モナコGPでボッタスがベッテルに3プレゼント、第7戦カナダGPでまたもボッタスがフェラーリ2人に6ポイントあげたことによる9、他5レースが43点満点でした。過去最高得点で進行中です。その上、7戦全戦優勝をおさめており、いよいよ神回88年を超える可能性を残しています。
グラフには2番手チームも表現していますが、そちらに注目すると、近年はフェラーリが2番手にいます。15年のフェラーリは180ポイントで差は105。この年はフェラーリとやり合っているわけではなく、ハミロズ対決なので差が大きくついています。17年は214ポイントで差は8。18年が189ポイントで差は17。そして19年のフェラーリは170ポイントにまで下がり、その差は過去最大の122となりました。メルセデスは7戦で3回、フェラーリが2回のファステストラップポイントを得ていますので、正式な差は123です。盤石なメルセデスの走りはもちろんのこと、今シーズン唯一対抗できると思われたフェラーリが予想以上に取りこぼしていることが、メルセデス完勝の一番の立役者なのかもしれません。
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過去の独占シーズンと比較しても似たペース、いやそれを上回るペースで勝利を重ねるメルセデス。たかだかシーズン1/3終了時点で決めつけるのは早いかもしれませんが、過去と比較すると「そういうことになりそう」と察しがついてしまいます。どうなっちゃうんだろう、これでいいのかな、四輪最高峰のモーター「スポーツ」のF1。

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