F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:タラレバ

「予選チャンピオンシップ」第3戦オーストラリアGP編です。3回目の予選グランプリはどのような結果になったでしょうか。

《第3戦オーストラリアGPの予選順位》
P.P.   フェルスタッペン 25pts
 2 サインツ     18pts
 3 ペレス      15pts ※
 4 ノリス      12pts
 5 ルクレール    10pts
 6 ピアストリ      8pts
 7 ラッセル          6pts
 8 角田裕毅       4pts
 9 ストロール      2pts
  10 アロンソ       1pt
  11 ハミルトン
  12 アルボン
  13 ボッタス
  14 マグヌッセン
  15 オコン
  16 ヒュルケンベルグ
  17 ガスリー
  18 リカルド
  19 周冠宇
 -    サージェント
Fast   フェルスタッペン   1pt

 ※予選時他車走行妨害により、決勝3グリッド降格

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ポールポジション及び最速ラップはQ3のラストアタックで唯一の1分15秒台をマークしたフェルスタッペンでしたね。三戦連続。2番手のサインツとの差は0.27秒とまあまあ大きな差を築いています。速過ぎる。。
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レーシングブルズの角田はというと、Q1はトップから0.625秒落ちの8番通過、Q2はトップから0.602秒落ちの9番通過、そしてQ3はポールポジションのフェルスタッペンの0.873秒落ちとなりつつも各セッションのラップタイムを向上させて8番手で終えます。二戦連続の予選ポイントをゲット!

第3戦オーストラリアGP終了時点の予選ポイントランキングは以下のようになりました。

《予選ドライバーズポイントランキング》
 1 → フェルスタッペン 77pts
 2 → ルクレール    47pts(-30pts)
 3 → ペレス      40pts  (-7pts)
 4  ↑  サインツ     30pts(-10pts)
 5  ↓  ラッセル     27pts  (-3pts)
 6 → ノリス         26pts  (-1pt)
 7  ↓  ピアストリ    22pts  (-4pts)
 8  ↓  アロンソ     21pts  (-1pt)
 9 → ハミルトン      6pts   (-6pts)
        ↑  角田裕毅       6pts    (0pts)

《予選コンストラクターズポイントランキング》
 1 → レッドブル・HRB      117pts
 2 → フェラーリ・F        77pts(-40pts)
 3 → マクラーレン・M      48pts(-29pts)
 4 → メルセデス・M       33pts(-15pts)
 5 → アストンマーティン・M   24pts  (-9pts)
 6 → レーシングブルズ・HRB    6pts(-18pts)
 7 → ハース・F            1pt    (-5pts)
 -    ウィリアムズ・M        0pts
 -    キックザウバー・F        0pts
 -    アルピーヌ・R          0pts

フェルスタッペンはたったの三戦目にして77ポイントを獲得。一つの予選で獲得できる最大値は26ポイントですから、ここまでの最大は78。開幕戦の最速1ポイントを失ったのみということです。以下に本来のポイントランキング上位10人を載せていますが、第3戦オーストラリアGPがノーポイントだったため、こちらは51ポイントに止まります。もし決勝で
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これが無ければ、予選ポイントに近い数字になっていたかもしれません。恐るべし。。
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他のドライバーズは予選2番手を獲得したフェラーリのサインツが30ポイントとなり、ランキング4位浮上。角田は4ポイントを加えたことにより、腑抜けキングと並ぶ9位タイとなりました。
コンストラクターズは今回も五強+レーシングブルズのポイント獲得で順位変動は無し。依然として3チームがノーポイント(Q3進出無し)となっています。

以下は参考までに「本来の」ポイントである決勝のポイントランキングです。

参考《ドライバーズポイントランキング》
 1 → フェルスタッペン 51pts
 2  ↑  ルクレール    47pts  (-4pts)
 3  ↓  ペレス      46pts  (-1pt)
 4  ↑  サインツ     40pts  (-6pts)
 5 → ピアストリ    28pts(-12pts)
 6  ↑  ノリス         27pts (-1pt)
 7  ↓  ラッセル     18pts  (-9pts)
 8  ↓  アロンソ     16pts  (-2pts)
 9  ↑  ストロール      9pts  (-7pts)
  10  ↓  ハミルトン      8pts  (-1pt)

参考《コンストラクターズポイントランキング》
 1 → レッドブル・HRB      97pts
 2 → フェラーリ・F      93pts  (-4pts)
 3 → マクラーレン・M    55pts(-38pts)
 4 → メルセデス・M     26pts(-29pts)
 5 → アストンマーティン・M 25pts  (-1pt)
 6  ↑  レーシングブルズ・HRB  6pts(-19pts)
 7  ↓  ハース・F          4pts  (-2pts)
 -    キックザウバー・F      0pts
 -    ウィリアムズ・M      0pts
 -    アルピーヌ・R       0pts

この企画、頭はあまり使わないが、初歩の足し算の鍛錬にはなります(笑)この計算をしている人、他にいないはず。だって、無意味だし架空のポイントランキングだから(それを言っちゃあお終いよ)

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今シーズンからはレース前でなく、レース後に企画があります。「予選チャンピオンシップ」です。サウジアラビアGPを終えてようやく2戦目。データに少しずつ厚みが増してくるかな。みていきましょう。

《第2戦サウジアラビアGPの予選順位》
P.P.   フェルスタッペン 25pts
 2 ルクレール    18pts
 3 ペレス      15pts
 4 アロンソ     12pts
 5 ピアストリ    10pts
 6 ノリス        8pts
 7 ラッセル          6pts
 8 ハミルトン      4pts
 9 角田裕毅       2pts
  10 ストロール      1pt
  11 ベアマン
  12 アルボン
  13 マグヌッセン
  14 リカルド
  15 ヒュルケンベルグ
  16 ボッタス
  17 オコン
  18 ガスリー
  19 サージェント
  20 周冠宇
Fast   フェルスタッペン   1pt

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入賞扱いとなるサウジアラビアGP予選(Q3)順位です。

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レッドブルのフェルスタッペンが2番手のルクレールに対し、0.319秒差をつけて2戦連続のポールポジションを獲得してしまいました(笑)参りましたねー、本家の決勝のポイントランキングと変わらない状況になっています。誰か止め下さい本当に!2番手の紅い方!オレンジの若い2人!銀の方も!あ、紺のもう1人の方もね。ちなみに「予選全体の最速ラップ」もポールの方でした。やりたくないけど1ポイントあげます。miyabikunが決めちゃったルールだから。クソぅ。
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皆さん注目、レーシングブルズの角田は何とQ3進出!9番手2ポイント獲得!おめでとうございます!本家よりも先にこちらでランクインを果たしました。今シーズンもレースペースの心配と「周辺の影響」もあり、入賞までやや遠い状況が続いています。こんなmiyabikunのタラレバ遊びではなく、1日も早く入賞を果たしてほしいですね!

2戦終了時点のタラレバ予選ポイントランキングはこのようになりました。

《予選ドライバーズポイントランキング》
 1 → フェルスタッペン 51pts
 2 → ルクレール    37pts(-14pts)
 3  ↑  ペレス      25pts(-12pts)
 4  ↓  ラッセル     21pts   (-4pts)
 5  ↑  アロンソ     20pts   (-1pt)
 6  ↑  ノリス         14pts   (-6pts)
     ↑  ピアストリ    14pts     (0pts)
 8  ↓  サインツ     12pts   (-2pts)
 9 → ハミルトン      6pts   (-6pts)
  10  ↑  角田裕毅      2pts   (-4pts)

《予選コンストラクターズポイントランキング》
 1 → レッドブル・HRB      76pts
 2 → フェラーリ・F      49pts(-27pts)
 3  ↑  マクラーレン・M    28pts(-21pts)
 4  ↓  メルセデス・M     27pts  (-1pt)
 5 → アストンマーティン・M 21pts  (-6pts)
 6  ↑  レーシングブルズ・HRB  2pts(-19pts)
 7  ↓  ハース・F          1pt   (-1pt)
 -    ウィリアムズ・M       0pts
 -    キックザウバー・F       0pts
 -    アルピーヌ・R         0pts

第2戦サウジアラビアGPではフェラーリのサインツが欠場し、ノーポイントとなったため順位に変動があります。上の2人は変わらず、3位はラッセルに代わりペレスが浮上。ほか、アロンソ、ノリスがランクを上げています。そして角田が9位2ポイントを獲得したことでランキング単独10位にランクイン。
コンストラクターズはマクラーレンが3位浮上。また角田効果によりレーシングブルズがハースを上回ることに成功しました。


以下は「本来の」ポイントである決勝のポイントランキングです。

参考《ドライバーズポイントランキング》
 1 → フェルスタッペン 51pts
 2 → ペレス      36pts(-15pts)
 3  ↑  ルクレール    28pts   (-8pts)
 4  ↑  ラッセル     18pts (-10pts)
 5  ↑  ピアストリ    16pts  (-2pts)
 6  ↓  サインツ     15pts   (-1pt)
 7  ↑  アロンソ     12pts   (-3pt)
 8  ↓  ノリス         12pts    (0pts)
 9  ↓  ハミルトン      8pts   (-4pts)
  10  ↑  ベアマン       6pts   (-2pts)

参考《コンストラクターズポイントランキング》
 1 → レッドブル・HRB      87pts
 2 → フェラーリ・F      49pts(-38pts)
 3  ↑  マクラーレン・M    28pts(-21pts)
 4  ↓  メルセデス・M     26pts  (-2pts)
 5 → アストンマーティン・M 13pts(-13pts)
 6  ↑  ハース・F          1pt  (-12pts)
 -    キックザウバー・F       0pts
 -    レーシングブルズ・HRB   0pts
 -    ウィリアムズ・M       0pts
    -    アルピーヌ・R        0pts

上位5チームに続いたのはサウジアラビアGPで10位1ポイントを得たハースでした。この1ポイントのために、、ドラマ(インシデント)がありましたなぁ。。

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このブログではGP直前にそのGPにまつわる導入編として「過去のレースを振り返る」ともう一つ「データや歴史などに触れる特集」を組み込んできました。昨シーズンはバタバタして出来なかったのですが、今シーズンは直前ではなく「レース直後」に挿入したいと思います。今シーズン取り扱うのは「予選チャンピオンシップ」です。
それはどんなものかというと、F1におけるチャンピオンシップは「決勝順位に付与されるポイント累計」によりシーズンチャンピオンを決定します。このルールはF1制定時から現在まで変わりません。近年は決勝レースで最速周回を記録したもの「ファステストラップ」や予選と決勝の間に行われる短縮レース「スプリント」でもポイント付与されるようになりました。しかし、決勝のスターティンググリッドを決める予選にはポイント付与がありません。miyabikun個人的にはファステストラップ獲得者なんかより、ポールシッターの方が価値があり、誇れるものと昔から考えているので、ポイント付与が無いのは何だかもったいなく感じます。そこで、今シーズンはこのブログ内に限り、予選順位にポイントを与え「予選チャンピオンを決めてしまおう」という企画です。近年の流れからして、決勝のポイントランキングとあまり差が無いものになるかもしれませんが、ドライバーやマシンの中には「予選だけは決勝よりイキイキしている」ものもありますので、どの程度乖離するものなのか、個人的に興味があります。

ルールを紹介します。至ってシンプル。予選順位の10番手までに「決勝レースと同等のポイント付与」を行います。例えばポールポジションは25ポイント、2番手には18ポイント、10番手が1ポイント獲得となります。またスプリントの予選にあたるスプリントシュートアウトは「スプリントと同様に1番手から8番手までに同様のポイント」を与えることとします。さらに、決勝のファステストラップにあたるものとして、予選の最速ラップ(概ねポールポジションですが、必ずしもそうとは限らない)にも1ポイント与えます。ただしファステストラップポイントと同様に、最速ラップ獲得者が「予選で10番手以内に入らない場合」は最速ラップポイントはありません。
これらを毎戦決勝後に確認して予選チャンピオンを決定したいと思います。

まずは先日終えたばかり、開幕戦バーレーンGPの予選順位を確認しておきましょう。

《開幕戦バーレーンGPの予選順位》
P.P.   フェルスタッペン 25pts
 2 ルクレール    18pts
 3 ラッセル     15pts
 4 サインツ     12pts
 5 ペレス      10pts
 6 アロンソ       8pts
 7 ノリス           6pts
 8 ピアストリ      4pts
 9 ハミルトン      2pts
  10 ヒュルケンベルグ   1pt
  11 角田裕毅    
  12 ストロール   
  13 アルボン    
  14 リカルド    
  15 マグヌッセン  
  16 ボッタス    
  17 周冠宇     
  18 サージェント  
  19 オコン     
  20 ガスリー    
Fast   ルクレール      1pt

Q1、Q2、Q3の各セッションの最終順位を一気通貫で並べるとこうなります。

IMG_0096
ポールポジションは0.228秒差でレッドブルのフェルスタッペンが獲得。2番手は近年のフェルスタッペンの好敵手であるフェラーリのルクレールによるフロントロウお馴染みの並びとなりました。
IMG_0095
レーシングブルズの角田はQ2終盤で暫定8番手のタイムをマークしますが、時間いっぱいでメルセデスのハミルトンとラッセル、アストンマーティンのアロンソら3人に上回られたため、惜しくもQ2敗退の11番手で終えています。ココがこの予選チャンピオンシップの入賞圏外ラインとなります。
IMG_0092
最速はQ3でなくQ2のトップタイムをマークしたルクレールでした。Q3のフェルスタッペンは運よく前車(ピアストリ)のスリップストリームを使ってセクター1でゲインしたものの、フェラーリ(ルクレール)もポテンシャルだけでいえば、ポールポジションも可能であったことが証明されました。

IMG_0093
このように上位10人および最速ラップ獲得者にそれぞれポイントを付与し、累積していきます。開幕戦バーレーンGP終了時点は結果全く同じものですが、このようになります。

《予選ドライバーズポイントランキング》
 1 フェルスタッペン 25pts
 2 ルクレール    19pts
 3 ラッセル     15pts
 4 サインツ     12pts
 5 ペレス      10pts
 6 アロンソ       8pts
 7 ノリス           6pts
 8 ピアストリ      4pts
 9 ハミルトン      2pts
  10 ヒュルケンベルグ   1pt

《予選コンストラクターズポイントランキング》
 1 レッドブル・HRB      35pts
 2 フェラーリ・F      31pts
 3 メルセデス・M     17pts
 4 マクラーレン・M    10pts
 5 アストンマーティン・M   8pts
 6 ハース・F          1pt
 - レーシングブルズ・HRB   0pts
 - ウィリアムズ・M       0pts
 - キックザウバー・F       0pts
 - アルピーヌ・R         0pts

これを毎戦行っていきます。2024年の「1ラップの速さにおける」チャンピオンは誰に輝くのか?!せめてこちらくらいは本家チャンピオンシップとは異なるドライバーにチャンピオンを獲らせたい!(笑)
IMG_2188

以下に参考として「本来の」ポイントランキングを記載しておきます。予選編との対比に注目です!

参考ドライバーズポイントランキング
 1 フェルスタッペン 26pts
 2 ペレス      18pts
 3 サインツ     15pts
 4 ルクレール    12pts
 5 ラッセル     10pts
 6 ノリス           8pts
 7 ハミルトン      6pts
 8 ピアストリ      4pts
 9 アロンソ       2pts
  10 ストロール     1pt

参考コンストラクターズポイントランキング
 1 レッドブル・HRB      44pts
 2 フェラーリ・F      27pts
 3 メルセデス・M     16pts
 4 マクラーレン・M    12pts
 5 アストンマーティン・M   3pts
 - キックザウバー・F       0pts
 - ハース・F           0pts
 - レーシングブルズ・HRB   0pts
 - ウィリアムズ・M       0pts
 - アルピーヌ・R         0pts

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IMG_8183
今回は「お金」にまつわる話題です。miyabikunは通常このブログで時事ネタやニュースに関する考えや意見を書くタイプではないのですが、今朝チラッと「2021年ドライバーの収入」なんて記事を目にし、ちょっと面白そうだし、今準備していたネタはもう少し整理に時間がかかりそうなので珍しく食い付くことにしました。お金は老若男女、世界中の誰もが好きネ(笑)
ご覧になった方も多いと思います。オランダのF1MAXIMAAL.NLというメディアが2021年のF1ドライバーの収入について記事を書いています。ただ漠然とその数字だけを眺めているのも能が無いし、金額もはっきり言ってピンとこないので、少しわかりやすく対比できるようにグラフを使って視覚化し、さらに前にも行ったことがあるタラレバで冗談半分な試算をしてみました。まず記事になっているドライバー収入とそれをグラフに起こしたものをみていきます。

《2021年F1ドライバー別の収入》(副収入除く)
 1 550,000万円 ハミルトン(1)★
 2 400,000万円 フェルスタッペン(3)
 3 180,000万円 アロンソ ◉★
 4 170,000万円 リカルド(5)
 5 160,000万円 ベッテル(13)★
 6 100,000万円 ルクレール(8)
 7   98,000万円 ボッタス(2)
 8   55,000万円 ライコネン(16)★
      55,000万円 サインツ(6)
  10   31,000万円 ペレス(4)
         31,000万円 オコン(12)
  12   12,000万円 ノリス(9)
         12,000万円 ガスリー(10)
         12,000万円 ストロール(11)
  15     6,000万円 ラッセル(18)
           6,000万円 ラティフィ( - )
  17     4,900万円 ジョビナッツィ(17)
           4,900万円 シューマッハ ◯
  19     3,100万円 角田裕毅 ◯
  20       〜不明〜 マゼピン ◯

 (  )カッコ内は昨シーズンのポイントランク
 ◉は復帰参戦、◯は新規参戦
 ★はチャンピオン経験者

0がいっぱいで見辛いかもしれませんが、単位は「万円」で揃えています。よってハミルトンは55万円ではないのでご注意下さい(笑)ハミルトンを筆頭に12番目タイのノリス、ガスリー、ストロールまでが1億円ドライバーで、それ以下が我々も多少馴染みのある万単位のドライバーとなっています。マゼピンだけは調べがつかなかったのでしょうか。そもそもヤツはスーパーライセンス取得したんだろうな?!国籍は何で参戦するんでしょうか。まあ今回はいっか。
IMG_8182
これをグラフにすると、より数字の違いが視覚的にわかります。スポンサーなどから得られる収入は別として、純粋にチームから支払われるで「あろう」収入はこんな感じとなっています。トップのハミルトンがようやく2021年シーズンの契約を単年55億円でサインしたということでしょうか。お金だけの問題ではないようですが、引っ張った割にはこのくらいなのか、というのが初めの印象でした。逆に2位はボッタス、ではなくレッドブルのフェルスタッペンの40億に驚きました。3位を大きく引き離しています。確かに昨年は唯一と言っていいほどメルセデスに食らい付くいい位置を走り、毎回面白いレースをみせてくれたし、将来を期待された若手の筆頭ではあるけど、ご存知の通りまだチャンピオンは獲得していませんからね。これで将来チャンピオンを獲得した暁にはどの位要求してくるんだろうと、ある意味興味があります。ただ注意したいのはこの調べは「オランダのメディア」である点です。盛っている可能性もなくはない。3位につけたのは2年振りにF1に戻ってきた若手アロンソで18億円となっています。わざわざ★マークを付けた意味はここにあって、ハミルトンやアロンソ以外のチャンピオン経験者であるベッテルやライコネンも比較的上位にランクインしていますね。チャンピオンを獲るとやはり箔が付きます。最盛期は高い位置にいた2人はこれでもだいぶリーズナブルな額にはなりました。元フェラーリのライコネンは新フェラーリのサインツと同等の5億5000万の価値ということか。
我らが日本の角田くんはよくわからんマゼピンを除くと最下位の3,100万円とのことです。この中に混ぜぴんすると可哀想なくらい安く感じてしまいますが、まだ20歳でこの額と考えれば高額です。20歳の頃のmiyabikunはこの1/50位しか収入はなかったもんなぁ。もうちょいあったかな。

《2021年F1チーム単位でみた収入》(副収入除く)
 1 648,000万円 メルセデス(1)
 2 431,000万円 レッドブル(2)
 3 211,000万円 アルピーヌ(5)
 4 182,000万円 マクラーレン(3)
 5 172,000万円 アストンマーティン(4)
 6 155,000万円 フェラーリ(6)
 7   59,900万円 アルファロメオ(8)
 8   15,100万円 アルファタウリ(7)
 9   12,000万円 ウィリアムズ(10)
  10     4,900万円 ハース(9)※

 ※マゼピンの収入は含まれません
 (  )カッコ内は昨シーズンのポイントランク

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さっきのドライバー個人の収入をチーム(コンストラクター)単位にまとめてみました。ハースはマゼピンしていないため、破格に安くなってしまっています。またグラフは昨年のコンストラクターランキングで並べていますが、概ね獲得ポイントに近い位置関係となり、マクラーレンからフェラーリまでの4チームはここでも混戦していますね。
先程のドライバー単位のグラフと見比べると、チームメイト2人で大小がはっきり分かれています。例えばメルセデスはハミルトンだし、レッドブルはフェルスタッペン、アルピーヌはアロンソ、マクラーレンは新たに加わったリカルド、アストンマーティンはベッテルが高給取りとなって差が歴然としています。フェラーリはF1界屈指の名門チームではありますが、まだチャンピオン経験の無いルクレールと優勝の経験も無いサインツの若いコンビネーションにより、今までに比べるとトータルの収入は下がりました。裏を返せば、今シーズンはこの布陣で上位に復帰するようなことができれば、かなりコストパフォーマンスはいいということになりそうですね。
下位チームではアルファロメオの突出が目立ちます。言わずと知れたライコネンの存在が効いています。腐っても鯛、老いても人気者、という貴重な存在感が表れています。

ここまでが報道にあった各ドライバーの(想定)収入になります。この先はmiyabikunオリジナルの見解とタラレバを展開していきます。先程みた収入、我々が文句を付ける隙はありませんが、成績や貢献度以上の額であったり、逆に少ない印象を持つドライバーもいましたよね。そこで余計なお世話ではありますが、ひいきや情けは一切無し、前年成績による「妥当収入」を割り出してみたいと思います。
F1で成績といえば獲得ポイントに尽きます。まず昨年獲得したドライバーズポイントから「1ポイントあたりの収入を割り出してみます。算出方法は昨年の成績を元に残留や移籍、さらには契約が決まったという前提で、先程の収入を昨年のポイントで単純に割ります。

《昨年から割り出す「1ポイント」あたりの収入》
 1 13,750万円 ライコネン(4pts)★
 2   4,848万円 ベッテル(33pts)★
 3   2,000万円 ラッセル(3pts)
 4   1,869万円 フェルスタッペン(214pts)
 5   1,585万円 ハミルトン(347pts)★
 6   1,429万円 リカルド(119pts)
 7   1,225万円 ジョビナッツィ(4pts)
 8   1,020万円 ルクレール(98pts)
 9      524万円 サインツ(105pts)
  10      500万円 オコン(62pts)
  11      439万円 ボッタス(223pts)
  12      248万円 ペレス(125pts)
  13     160万円 ガスリー(75pts)
           160万円 ストロール(75pts)
  15     124万円 ノリス(97pts)
  16         0万円 ラティフィ(0pts)

 1ポイント平均は1,867.6万円
 (  )カッコ内は昨シーズンの獲得ポイント

グラフの並びが様々変わって見辛く申し訳ないのですが、こちらは昨年のドライバーズポイントランキングに並べました。グラフにすると、恐ろしい見栄えになります。IMG_8180
一際そびえるワインレッドの帯。ライコネンの獲得ポイントは16位の4ポイントでした。55,000万円を4で割ると1ポイントは13,750万円の価値となりました。こりゃ高い。。。歴代最多、41歳のライコネンは毎年去就に関して「いい意味で」賑わせてくれています。戦績もさることながら、この年齢まで現役のトップドライバーでいる時点でレジェンド級ではありますが、1ポイントあたりの収入もかなりのレジェンド級ですね。次ぐ2番手の仲良き弟ベッテルも4,848万円と高額です。正直言って、昨年のベッテルに1ポイント4,848万円は高過ぎる。先特に昨年はそんな大した成績ではない(笑)
あれだけ様々な記録や額において飛び出ているハミルトンもポイントで均してしまうと1ポイント1,585万円、フェルスタッペンは1,869万円と似たり寄ったりな感じで落ち着きます(とはいえ両者の差は284万円もありますが)ちょっと可哀想なのはランキング2位のボッタスやランキング4位だったペレスでしょうか。ボッタスはあんな感じでしたのでもっと頑張れという言い方もできますが、ペレスはちょっと安過ぎる。ノリスやストロールら若手と比べても低い水準になってしまいますね。
平均すると1ポイントは1,867万円となりました。こうしてみると貰い過ぎ、貰えなさ過ぎがよくわかります。この平均値を再び昨年獲得したポイントに掛け合わせて「妥当収入」を算出してみましょう。

《1ポイントの価値から割り出した妥当収入》
 1 648,058万円 ハミルトン(347pts) ★
 2 416,475万円 ボッタス(223pts)
 3 399,667万円 フェルスタッペン(214pts)
 4 233,450万円 ペレス(125pts)
 5 222,245万円 リカルド(119pts)
 6 196,098万円 サインツ(105pts)
 7 183,025万円 ルクレール(98pts)
 8 181,157万円 ノリス(97pts)
 9 140,070万円 ガスリー(75pts)
  10 140,070万円 ストロール(75pts)
  11 115,791万円 オコン(62pts)
  12   61,631万円 ベッテル(33pts) ★
  13     7,470万円 ライコネン(4pts) ★
           7,470万円 ジョビナッツィ(4pts)
  15     5,603万円 ラッセル(3pts)
  16            0万円 ラティフィ(0pts)

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当然ながらポイントランキング順に並べれば、収入もその順列に並びます。55億円男のハミルトンはさらに増額され、65億円に達しました。miyabikun余計なことしちゃったかな?!55億は破格に高い収入ではありますが、昨年の際立った戦績だけで評価すれば、まだまだ高くしてもいいということになるのでしょうか。また40億は貰い過ぎじゃないかと思われたフェルスタッペンですが、算出すると極めて近しい額になっています。妥当とみるかまだ高いとみるかは各々の見方や考え方によりそうですね。可哀想組と言ったボッタスやペレスもかなり跳ね上がりました。miyabikunわかった、ボッタスのイマイチ頑張り切れないのはもしかしたら「ココ」だったのか?!こうしてあげれば、ハミルトンとやり合えるようになるんじゃないか?!(笑)サインツは昨年の活躍を考えると「エース」ルクレールを僅差で上回り、マクラーレンのノリスも飛躍的に収入が上がって肉薄してきます。1億円超えは8人からベッテルまでの12人に増えました(ただしこの試算は今シーズンから参戦するアロンソ様は含んでいません)ただ増える者がいれば当然減る者も出てきます。1ポイントあたりにすると「非常に効率のいい」仕事、チーム側が言えば「高くつくのが玉に瑕」のライコネン、ベッテルがかなり減俸になってしまいました。ベッテルの6億はともかく、ライコネンに7,470万円と提示したら、果たして乗ってくれるのだろうか。。F1ドライブは「趣味」だから、熱意があれば平気かな?!FullSizeRender
「んーまぁ」
ですよね、さすがにダメすよね(笑)これからお金が何かとかかるお年頃ですし、14年前とはいえ今のところの「フェラーリ最後のチャンピオン」ですもんね。後半はmiyabikunなりの「お遊び」をしてしまいましたが、前年ポイントで評価するのも悪くはないと思います、よ(笑)

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「モナコGPの1勝は『3勝』の価値がある」なんて表現を昔耳にしたことがありますよね。三大レースに数えられるモナコGPは小さな国ながら市街地を使い、昔と大きく変わらないコースレイアウトで海岸エリア「コートダジュール」で実に豪華に行われてきました。一周全長は短く、海際のヨーロッパらしい狭い市街地で行われるため、熾烈なバトルやパッシングの数やその真美」また表彰式は王家ファミリーの前で讃えられることなど、他のGPとは一線を画する存在感があります。F1としては70年の歴史で1951年から54年の4年間を除いた66回が開催されてきました。ドライバーのレギュラードライバーのほとんどがモナコGPを経験しているわけです。そんなドライバーからしてもファンからしても伝統的で格式高いモナコGPの栄誉で今回はおバカなタラレバ企画をやってみたいと思います。題して「モナコGP勝者に本当に3勝の価値を与えたらどうなるか」です。もしかしたら優勝数ランキングに大きな変化を与えることになるかもしれません。
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初めに導入として全66回のモナコGP優勝者を多い順にまとめてみました。名前の後に付けた記号はこの後の各データ識別用に参考下さい。

 ●はモナコGP優勝者、◯は2020年現役
 ★はチャンピオン(モナコ優勝年に限らず)
 (  )はモナコGP優勝年

《モナコGP優勝者の回数と年》
 6勝:1人
  A・セナ ●★(87,89,90,91,92,93)
 5勝:2人
  G・ヒル ●★(63,64,65,68,69)
  M・シューマッハ ●★(94,95,97,99,01)
 4勝:1人
  A・プロスト ●★(84,85,86,88)
 3勝:4人
  S・モス ●(56,60,61)
  J・スチュワート ●★(66,71,73)
  L・ハミルトン ●★◯(08,16,19)
  N・ロズベルグ ●★(13,14,15)
 2勝:8人
  J・M・ファンジオ ●★(50,57)
  M・トランティニャン ●(55,58)
  N・ラウダ ●★(75,76)
  J・シェクター ●★(77,79)
  D・クルサード ●(00,02)
  F・アロンソ ●★(06,07)
  M・ウェバー ●(10,12)
  S・ベッテル ●★◯(11,17)
 1勝:18人
  J・ブラバム ●★(59)
  B・マクラーレン ●(62)
  D・ハルム ●★(67)
  J・リント ●★(70)
  J・P・ベルトワーズ ●(72)
  R・ピーターソン ●(74)
  P・ドゥパイエ ●(78)
  C・ロイテマン ●(80)
  G・ヴィルヌーブ ●(81)
  R・パトレーゼ ●(82)
  K・ロズベルグ ●★(83)
  O・パニス ●(96)
  M・ハッキネン ●★(98)
  J・P・モントーヤ ●(03)
  J・トゥルーリ ●(04)
  K・ライコネン ●★◯(05)
  J・バトン ●★(09)
  D・リカルド ●◯(18)
  合計:34人 / 66回

モナコといえばセナ、セナによるモナコGP6勝を筆頭に、多い順かつ古い順に並べてみました。セナはちょうどF1が遠い日本でも流行りだし人気のあった1987年〜93年の7年間で6勝、それも最終93年以外は全てホンダエンジンを搭載して優勝となりました。連勝を阻まれたのは88年に同じくマクラーレンに乗った相方プロストです。ということは、それを含めれば6年間全てホンダエンジンが制していたということになります。
次点は5勝の2人、セナの先代モナコマイスターと言われたD・ヒルの父であるG・ヒル、そして次代モナコマイスターとして君臨したM・シューマッハと続きます。G・ヒルは66年が若きスチュワート、67年にチャンピオンを獲得したハルムに連勝を阻まれています。ちなみに息子のチャンピオン獲得者D・ヒルは結局モナコGPで1勝もできず終わっています。また皆さんよくご存知のシューマッハはセナ亡き時代にベネトンで2勝、フェラーリに移籍して3勝の合計5勝となりました。D・ヒルはこのシューマッハの時代と重なり、いいマシンに乗りつつもこのシューマッハの存在が優勝を楽にさせなかったという点が非常にイタいです。シューマッハ時代はパニス、ハッキネン、クルサードのスポット優勝がありました。
2020年現役ドライバーをみていくと、ハミルトンがマクラーレンで1回、現メルセデスで2回で最多となる3回。続いてベッテルがレッドブルとフェラーリで1回ずつの計2回。そしてライコネンが05年のマクラーレンで1回とここまでがチャンピオン獲得者。非チャンピオンではまだ記憶に新しいレッドブル最終年の18年にリカルドが怒りの1回となっています。
ライコネンやリカルドと同様に、モナコ1勝というドライバーは最多の18人います。その中でも72年勝者のベルトワーズ、96年のパニス、04年のトゥルーリの3人はなんと「最初で最後の優勝(つまり唯一の優勝)がモナコGP」ということです。たった1勝でも3勝の価値ならば「3勝したくらいの気分」になったのでしょうか。それを今回この後タラレバ試算していきます。その前にもう一つ、皆さんもよくご存知でこのブログでも度々登場するデータである「歴代優勝回数ランキング」をベスト30+モナコ勝者+現役のくくりでまとめてみました。

《優勝数ベスト30+モナコ優勝+現役ランキング》
   1 91勝 M・シューマッハ ●★
   2 84勝 L・ハミルトン ●★◯
   3 53勝 S・ベッテル ●★◯
   4 51勝 A・プロスト ●★
   5 41勝 A・セナ ●★
   6 32勝 F・アロンソ ●★
   7 31勝 N・マンセル ★
   8 27勝 J・スチュワート ●★
   9 25勝 J・クラーク ★
      25勝 N・ラウダ ●★
 11 24勝 J・M・ファンジオ ●★
 12 23勝 N・ピケ ★
      23勝 N・ロズベルグ ●★
 14 22勝 D・ヒル ★
 15 21勝 K・ライコネン ●★◯
 16 20勝 M・ハッキネン ●★
 17 16勝 S・モス ●
 18 15勝 J・バトン ●★
 19 14勝 J・ブラバム ●★
      14勝 G・ヒル ●★
      14勝 E・フィッティパルディ ★
 22 13勝 A・アスカリ ★
      13勝 D・クルサード ●
 24 12勝 M・アンドレッティ ★
      12勝 C・ロイテマン ●
      12勝 A・ジョーンズ ★
 27 11勝 J・ヴィルヌーブ ★
      11勝 R・バリチェロ
      11勝 F・マッサ
 30 10勝 R・ピーターソン ●
      10勝 J・ハント ★
      10勝 J・シェクター ●★
      10勝 G・ベルガー
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 34   9勝 M・ウェバー ●
 35   8勝 D・ハルム ●★
        8勝 M・フェルスタッペン ◯
 38   7勝 J・P・モントーヤ ●
        7勝 D・リカルド ●◯
        7勝 V・ボッタス ◯
 42   6勝 J・リント ●★
        6勝 G・ヴィルヌーブ ●
        6勝 R・パトレーゼ ●
 49   5勝 K・ロズベルグ ●★
 54   4勝 B・マクラーレン ●
 65   2勝 M・トランティニャン ●
        2勝 P・ドゥパイエ ●
        2勝 C・ルクレール ◯
 77   1勝 J・P・ベルトワーズ ●
        1勝 O・パニス ●
        1勝 J・トゥルーリ ●

言うまでもなくいつものデータです。上位にはチャンピオンを獲得した★マークが付き、それも複数回獲得しています。また今回はそれにモナコ勝者を全て入れましたので●マークが万遍なく混ざってきます。
ランキングをみていると意外な人がいくつかあります。上位では7位にあたる31勝を誇るマンセルや23勝を挙げた「四天王」の一角ピケはモナコGPで勝利を挙げていません。さすがのクラークもモナコでは未勝利。名ドライバーでも巡り合わせや向き不向きがあるのかもしれませんね。先日亡くなったモスはチャンピオンは無くてもしっかりモナコも制してランキング上位に君臨します。また、度々ネタにするバリチェロとマッサはチャンピオンもモナコ優勝も無く仲良く11勝の歴代27位に堂々とランクインしていますね。勝利数だけでいえばF1参戦2年目にさっくりトップマシンでチャンピオンをさらった二世J・ヴィルヌーブと肩を並べる実績でした。ただしヴィルヌーブも父はモナコウィナー、息子は勝てず終いとなっています。
現役ドライバーを◯マークで入れました。8勝で歴代35位のM・フェルスタッペン、7勝で歴代38位にボッタス、そしてモナコが母国のフェラーリ次期エースになりそうなルクレールは2勝ですので歴代65位に控えています。それにしてもベッテルは来年どうするんでしょうね。F1に残るならやはり「初心にかえる」しか道はないのか?!

前段が長くなりましたが、これからがいよいよ本番です。上記2つのデータに「モナコ1勝に『3勝分』の価値」を与えてみます。計算方法は総優勝回数からモナコ優勝分を引き、モナコ優勝数を3倍して再び優勝回数に足します。そうするとこうなる。IMG_9204

《モナコGP優勝に「3勝の価値」を与えた場合》
   1 → 101勝相当 M・シューマッハ ●★
   2 →   90勝相当 L・ハミルトン ●★◯
   3  ↑    59勝相当 A・プロスト ●★
   4  ↓    57勝相当 S・ベッテル ●★◯
   5 →   53勝相当 A・セナ ●★
   6 →   36勝相当 F・アロンソ ●★
   7  ↑    33勝相当 J・スチュワート ●★
   8  ↓    31勝   N・マンセル ★
   9 →   29勝相当 N・ラウダ ●★
       ↑    29勝相当 N・ロズベルグ ●★
 11 →   28勝相当 J・M・ファンジオ ●★
 12  ↓    25勝   J・クラーク ★
 13  ↑    24勝相当 G・ヒル ●★
 14  ↑    23勝相当 K・ライコネン ●★◯
       ↓    23勝   N・ピケ ★
 16  ↑    22勝相当 S・モス ●
   →   22勝相当 M・ハッキネン ●★
       ↓    22勝   D・ヒル ★
 19  ↑    17勝相当 J・バトン ●★
       ↑    17勝相当 D・クルサード ●
 21  ↓    16勝相当 J・ブラバム ●★
 22  ↑    14勝相当 C・ロイテマン ●
       ↑    14勝相当 J・シェクター ●★
       ↓    14勝   E・フィッティパルディ ★
 25  ↑    13勝相当 M・ウェバー ●
       ↓    13勝   A・アスカリ ★
 27  ↑    12勝相当 R・ピーターソン ●
       ↓    12勝   M・アンドレッティ ★
       ↓    12勝   A・ジョーンズ ★
 30  ↓    11勝   J・ヴィルヌーブ ★
       ↓    11勝   R・バリチェロ
       ↓    11勝   F・マッサ
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 33  ↑    10勝相当 D・ハルム ●★
       ↓    10勝   G・ベルガー
       ↓    10勝   J・ハント ★
 36  ↑      9勝相当 J・P・モントーヤ ●
       ↑      9勝相当 D・リカルド ●◯
 38  ↑      8勝相当 J・リント ●★
       ↑      8勝相当 G・ヴィルヌーブ ●
       ↑      8勝相当 R・パトレーゼ ●
       ↓      8勝   M・フェルスタッペン ◯
 43  ↑      7勝相当 K・ロズベルグ ●★
       ↓      7勝   V・ボッタス ◯
 46  ↑      6勝相当 B・マクラーレン ●
       ↑      6勝相当 M・トランティニャン ●
 56  ↑      4勝相当 P・ドゥパイエ ●
 59  ↑      3勝相当 J・P・ベルトワーズ ●
       ↑      3勝相当 O・パニス ●
    ↑      3勝相当 J・トゥルーリ ●
 70  ↓      2勝   C・ルクレール ◯

目印のため、30位の位置をラインで区切りました。さらに「本来のランキング」からの変化を矢印3種類(浮上が↑、そのままが→、降下が↓)で表現してみました。
ぱっと見はそう変わっていないようにみえますが、勝利数が拮抗してくる中段あたりから変化がみられます。上位からみていくとM・シューマッハの歴代1位には変わりがないものの勝利数は驚きの100勝を超えてきます。何せモナコで5勝ですから(91-5)+5×3=101となるわけです。これならば84勝から90勝にアップしたハミルトンの猛追をもうしばらく回避できるでしょうか。ヤンチャなベッテルはモナコで2勝を挙げるも、すぐ下の賢いプロストが4勝を挙げたため、順位が入れ替わりました。マンセルやクラーク、ピケ、D・ヒルらは未勝利の痛手として順位を下げざるを得ません。またモナコで2勝した無冠のクルサードとウェバーは順位を上げ、ウェバーについては9勝の34位から13勝相当の25位となりました。うーん確かに、戦績だけでみたら「ナンバー2にしては上出来」でした。現役の4人、特に若手のフェルスタッペンとルクレールは「モナコ」というF1のチャンピオンに次ぐ栄誉を未経験なため先輩達に押し除けられてしまいました。フェルスタッペンは8勝の35位からリカルド先輩に抜かれて38位に転落です。まだまだ修行して確固たる地位を築いていきたいものですね。
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タラレバな試算ではありましたが、モナコ優勝に3勝分の価値を与えるとこんな結果になりました。今シーズンは延期ではなく「中止」の判断が下されましたので、この記録更新は来シーズン以降のお楽しみとなります。以上、おバカなデータ遊びでした。

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