F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:スパ・フランコルシャン

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雨続きだったスパも決勝はどうにかドライで迎えられそうです。いや、厚い雲もあるしわからないか。
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スタートタイヤはソフトタイヤが13台、中団の7台がミディアムタイヤをチョイス。「らしくない」予選だったハースのヒュルケンベルグはミディアムを履き、ピットレーンスタートを選んでいます。

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スタートではまず各車全体的にイン側のラインにマシンを振り、
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鋭角なターン1、ラ・ソース手前でアウト側に振り直します。
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ポールのルクレールが先頭でラ・ソースを通過していきます。フェラーリの問題はラディオンの先、ケメルストレートですね。
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ほらほら来た来た、ペレスが。伸びるぞー!ルクレールのラップリードは1周目のレ・コーム手前までの命でした。ペレスがトップへ。
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2周目のケメルストレートでの順位です。ミディアムを履き11番スタートの角田は8位まで順位を上げています。いいスタートを切りましたね。ただ5番スタートだったはずの好調ピアストリは最下位にいるぞ。
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そしてストップ。一体何が?!
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スタート直後のラ・ソースでハミルトン、サインツ、ピアストリのスリーワイドで内側にいたサインツとピアストリが接触していました。
ピアストリはギリギリのインラインを採るサインツの内側におり、ウォールに挟まれ身動きの取れない状況に。サインツにはサインツなりの言い分、ピアストリにはピアストリ側の言い分それぞれありますが、サインツは外側にハミルトンがいるわけで、スペースを空けようにも開けられないし、致し方が無いのかなというところでしょうか。ラ・ソースではこれまでに似た事例がいくつもあります。好調のピアストリのリタイヤは惜しまれますが、これもまたスパのレース。ピアストリも学習できたということで。
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生き残る形となったサインツもタダでは済みませんでした。先日のスプリントでのペレスと同様にサイドポンツーンに穴。フェルスタッペンにアロンソと、みるみるうちに順位を落とし、7位に浮上した角田に突かれています。
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5周目のレ・コームで角田がパス。これで6位に浮上。

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6周目に3位ハミルトンをパスしたフェルスタッペンは9周目に早くもルクレールを射程圏内に捉えています。
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こちらもレ・コーム進入で前に。これでレッドブルはワンツー体制。フェルスタッペンには交換ペナルティなんて何のペナルティにもならないんだって。そもそも、本来のポールシッターだし、普通に走って元サヤに戻るだけ。

6位を走行する角田は10周目にミディアムから再びミディアムに履き替えていきます。2回ピットは確定。
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ピットアウトすると、スピード自慢のウィリアムズのアルボンの前。ただこれは抜かれても致し方が無い。角田のタイヤはまだ整っていないし、スピードは絶対的にウィリアムズが上。といつものアルファタウリならここでおしまい。しかしこの決勝の角田は一味違う。
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オー・ルージュからピタリと背後につけ
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レ・コームまでにパス。角田、冴えています。

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13周目に4位ハミルトンがソフトからミディアムに履き替えると、翌14周目にトップのペレスと3位ルクレールが反応。
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当然フェルスタッペンもそれに合わせ込み
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ペレスよりも0.7秒早い静止時間でミディアムに履き替えて2位で復帰。
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15周目にしてレッドブルの直接対決となります。ペレスは耐え凌ぐことができるのか。
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最終シケインでテールトゥノーズに持ち込む。
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同じ最速マシンでも、後ろのフェルスタッペンは破壊力抜群のDRSがあります。優劣は一目瞭然。
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ストレートエンドでフェルスタッペンが前に。5人抜き完了。

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18周目にスタンドが慌ただしくなる。決勝でもやっぱり来たか、雨です。16位を走行するノリスはこのタイミングでインターミディエイトを履くのかと思いきや、選んだのはドライのソフト。大丈夫か?!好調続きできたマクラーレンが18位まで後退してしまっています。
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未だにタイヤ交換を行っていない7位ガスリー、8位ストロールに一度タイヤ交換を終えている角田が接近してきました。前はいずれピットストップがあるため、自動的に後退しますが、
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ターン1出口でサイドバイサイドに持ち込み
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即座にパス。
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23周目に昨年まではチームメイト、今年から敵となったガスリーをケメルストレートで捉えて
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パスして6位浮上。今回の角田は本当に調子がいい。観ていても不安要素が全く無く、頼もしくみえます。

レース中盤に雨が降り始めた際にドライのソフトをチョイスしたノリスですが、ペースが非常によく、さらにはなかなか保ちがいいという事実が発覚。角田にかわされたストロールをはじめ、角田や上位勢もソフトに履き替えるマシンが増えていきます。
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一時期は18位まで後退したノリスはみるみるうちに順位を上げ、どうにか入賞圏内まで戻ってきました。25周目にラッセルをかわして9位、最終的には予選順位-1の6位入賞を果たしてピアストリ不在を最小限に留めています。

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後半の35周目。2回目のピットでソフトを履き、順位をやや下げた角田はアルピーヌのオコンに詰め寄られています。
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ケメルストレートではなく、その先レ・コームで
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アウト(コーナーとしては左なのでイン)から並ばれて
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オコンが前。角田は10位で久々の入賞圏内フィニッシュを果たしました。

今回も独りぼっちですぞ。誰か声かけてあげて下さい(笑)
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《決勝結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ペレス     (レッドブル・HRB)
 3 ルクレール    (フェラーリ・F)

ポールポジションを獲得しつつも6番スタートとなったフェルスタッペンは、予想通りのチーム内対決を早々と片付けて8戦連続となるシーズン10勝目を挙げました。落とした2勝はチームメイトのペレスが獲っていますから、シーズン12戦12勝、通算連勝記録は13に延ばしています。3位は第9戦オーストリアGPの2位以来となるルクレールがシーズン3回目の登壇。思ったよりペースダウンも無く、健闘したのではないでしょうか(というレベルのチームでもドライバーでもないのですが)

《ファステストラップとそのタイミング》
 ハミルトン(メルセデス・M)1分47秒305
 44周目/44周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:18台(18台フィニッシュ)
 規定周回:18台

ファステストラップは最終周のハミルトンが獲得。それもこれも、後続5位のアロンソに対してフリーストップを行えるマージンを築けた賜物。これもあって、ドライバーズランキング3位のアロンソとのポイント差はわずか1となりました。上回るのも時間の問題か。

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 角田裕毅(アルファタウリ・HRB)

今回はレース序盤や中盤など、候補は一択でした。皆さんも多くの方がそう思ったことと思います。ひいき目無しにアルファタウリの角田くんで間違い無し!
順位的にはもっと上位のレースがいくつもあります(ちなみに最上位は2021年最終戦アブダビGPの4位入賞)ただmiyabikunの中ではこれまでのキャリアで一番輝きをみせていたのではないかなと思っています。テレビカメラも都度その様子を映してくれていたので、いつも以上に頑張りがよく伝わりました。最近の角田はまずスタートでドカンと順位を上げてきます。レースの基本であり、近年のF1においては隊列の短いうちに一つでも順位を上げるのに最適な戦術。順位を落とす若手が多い中、角田は確実にそこでゲインできるようになりました。どうしても乗っているマシンが速くないこと、またそれを補うどころか足を引っ張ってばかりの戦略とそのタイミングがもどかしいですが、今の角田はこの環境でアピールするしかありません。雑音も多いことでしょうが、あまりイライラせず、見る人は見てくれていると信じて奮起を続けてもらえたらと思います。世間では「いずれ上級チームのレッドブルに」という期待が大きいと思いますが、miyabikun個人的には角田が長くF1に携わるのであれば、あまりオススメできません。「フェルスタッペンの護衛、お膳立て要員」に終わるだけ。ならばガスリーやアルボン先輩のように、時期が来たら卒業して、他に活路を見出した方がいいと思っています(勝手な想像ね。ファンの方々、怒らないでね)
次点はノリスでした。レース序盤のダラダラに加え、降り始めでソフトタイヤを履いた時には一発逆転を狙ったやけっぱちだと思ってしまいました。ところがどっこい、そのソフトタイヤが環境にどハマりして最後尾から入賞圏内までリカバーしちゃうというのには驚きました。今回は終始ピアストリにお株を奪われていたのも意外でした。これまでの好調さから鳴りを潜めてしまうと思いませんでしたね。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

スタート直後のサインツとピアストリは双方言い分があると思いますが、あれがスパのターン1。あの鋭角ターンでのスタートにおいて充分留意しなければならないポイントです。両成敗ということで、決勝も悪かった者は無し。

《ドライバーズポイントランキング》
   1  → フェルスタッペン 314pts
   2  → ペレス      189pts(-125pts)
   3  → アロンソ     149pts (-40pts)
   4  → ハミルトン    148pts   (-1pt)
   5   ↑  ルクレール      99pts (-49pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1  → レッドブル     503pts
   2  → メルセデス     247pts(-256pts)
   3  → アストンマーティン 196pts  (-51pts)
   4  → フェラーリ     191pts    (-5pts)
   5  → マクラーレン    103pts  (-88pts)

ドライバーズランキング4位までは毎回変わらず、5位が毎戦入れ替わるような形で進行しています。ランキングトップ、2位は概ね決まりで、3位と4位が入れ替わりそうな予感。アロンソのシーズン序盤の貯金がメルセデスやマクラーレンドライバーの活躍により、相殺されつつあります。コンストラクターズランキングも3位アストンマーティンと4位フェラーリの差が詰まってきました。ドライバーズの3位4位よりも時間を要しそうですが、こちらも入れ替わりは時間の問題かも。

《第12戦ベルギーGPのポイント》
・ペナルティはペナルティならず、結局全勝ち
・ウェットもう懲り懲り。ちょい降りはソフトが正
・ピアストリフィーバーはターン1で散る
・角田のパッシングシーンをこれから沢山映して

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1戦減となった2023シーズンも前半12戦が終わりました。レッドブルしか勝てていないという異例かつ伝説的なシーズンをヨシとするか問題とするか、立場や思い入れで様々な受け取り方ができます。スポーツ、勝負事で勝つことは悪いことではありません。むしろ褒めるべきです。問題はそこまで勝ちを許してしまったライバル達にある。miyabikunはそう思います。間違っても全戦優勝なんて「情けないシーズン」にならないことを祈りつつ、暫し休息してもらい、後半戦に新たな流れや競争が観られることを楽しみにしたいと思います。

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よかった。スプリントは雲はあるものの青空も見えて何とかドライで迎えられそう。勢力図のシャッフルは期待できないけど、やはりレースはドライ環境下でやりたいだろうし、我々も全力バトルを観たいですね。
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おいおい、スタンドが何やら騒ついているぞ。傘を開き、ポンチョを着て、まさか。。
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雨やないかー!恐るべしスパウェバー。。急いでレインタイヤに履き替えるべし。
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タイヤは全車緑のインターミディエイトでなく、青のウェットを装着。お陰で今回のGPは持ち込む5種類のタイヤコンパウンド全てが見られそう。
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結構水しぶきが上がるフォーメーションラップ中でも、先頭を走り比較的クリアなフェルスタッペンをはじめ、中団のラッセルが乾いてきているので、インターミディエイトでいけると発言。素人のmiyabikunでは知る由もありませんが、トップドライバーが同一回答とならば、いけるのでしょう。
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確かに低速になれば、水しぶきは薄らぎます。とはいえスタンディングスタートは危険なため、ローリングスタートが採られます。
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一斉に戻ってくるはずだぞー。ピットクルーもINTERと書かれたタイヤをスタンバイ。こんなことなら、スタート直前に雨さえ降らなければ、、(笑)

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ほら来た!ただしピットレーンに向かう者だけではなく、本線を走る者もいます。
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2005年アメリカGPじゃないけど、20台がいっぺんにピットレーンになだれ込んでくる画も見てみたかった(笑)あれも全台ではなく「大多数」でしたね。今回はちょうど半数、綺麗に各チーム10台がまずインターに履き替え、残る面々は1周分我慢。先に交換したメンバーは必ずしもチームで前を走る者とも限らず、まちまち。
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タイヤが整えば当然インターの方がペースが速い。2番スタートで一番初めにインターへ履き替えたピアストリとフェルスタッペンのギャップは18秒170。このままでいけば、前には出られるはず。
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さあ第二陣が来たぞ。フェルスタッペン以外はどこに戻れるか?!
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よっしゃーピアストリが先頭!面白くなってまいりました。
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フェルスタッペンは必ず狙ってくるから耐えろよ、優等生!
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全車がインターに履き替え終えた時点の2周目順位変動はこうなりました。理論上は初めに入ったドライバーが前で、2周目のドライバーと交互になれば美しいのですが、やはりピットで混み合ったり、合流で譲ったり待ったりで順位の変動はまちまち。上位ではペレスの-4、下位ではヒュルケンベルグの-5が光ります。フェラーリはセカンドロウスタートだったはずなのに、2台揃って+3。角田は+2の18位となっています。

ただインターを履くということは、ウェットに比べて水はけは悪い。濡れた縁石に足を取られてしまうこともある。
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名手アロンソ様は珍しくグラベルにハマり、戦線離脱。今回最初のリタイヤ者となります。
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再びセーフティカー先導で仕切り直し。雨のスプリント第二幕が始まる。
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再開と同時にフェルスタッペンが早速ピアストリを締め上げていく。
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耐えてほしいけど、何せ相手は最強マシンを駆る情け無用のチャンピオン。ケメルストレートであっさりと
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やられてしまう。これは仕方無い。誰にも対処のし様が無いよ。せめて「同じマシン」にでも乗らないと。

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2人の2秒後ろでは、アルピーヌのガスリーを先頭に8位ノリスあたりまでが数珠繋ぎ状態。4位ペレスの内側から5位ハミルトンが狙っている。
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雨上がりの湿った空気にスパークが上がる。
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するとペレスは急にペースが下がり、フェラーリの集団に呑まれて、以降も一つまた一つと順位を落としていく。
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そしてとうとう制御できず、トラック外に弾かれていく。ハミルトンとの接触以降に急変してしまったわけですが、確かに火花は飛んだけどそんなに強く当たった感じでもなかったのに。
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これだ、サイドポンツーンに穴。最強マシンも脇腹を殴られてはまともに走れない。とても繊細なマシンです。この件ではハミルトンに非があるとして、5秒のタイムペナルティが下ることとなります。確かにペレスをリタイヤに追い込むことにはなったけど、短いスプリントで5秒追加じゃ、さすがのハミルトンでもリカバーできないな。

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手を抜いたわけじゃありませんが、今回のスパのスプリントは11周。あっという間でした。今写っている3人が盾受賞となりました。

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《スプリント結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ピアストリ   (マクラーレン・M)
 3 ガスリー    (アルピーヌ・R)

上位3人ほか、ペレスをやった罪で5秒のプレゼントを受け取ったハミルトンは4位から7位へ降格。チームメイトのラッセルまでが8位入賞で1ポイント獲得。16番スタートとなったアルファタウリの角田は順位を2つ落として完走者の最後尾18位で終えました。

《シュートアウトからの順位変動とタイヤ、ポイント》
こちらはシュートアウトからスプリントまでの順位変動と獲得ポイント、タイヤコンパウンドの変更を示しています。

  ドライバー   タイヤ 変動 ポイント
 1 フェルスタッペン W→I ±0     8pts
 2 ピアストリ    W→I ±0     7pts
 3 ガスリー     W→I -3        6pts
 4 サインツ     W→I +1   5pts
 5 ルクレール    W→I +1     4pts
 6 ノリス      W→I +1        3pts
 7 ハミルトン    W→I ±0     2pts
 8 ラッセル     W→I -2      1pt
 9 オコン      W→I ±0
  10 リカルド     W→I -1
  11 ストロール    W→I -3
  12 アルボン     W→I ±0
  13 ボッタス     W→I -4
  14 マグヌッセン   W→I -4
  15 周冠宇      W→I -4
  16 サージェント   W→I +3
  17 ヒュルケンベルグ W→I -3
  18 角田裕毅     W→I +2
   R ペレス      W→I +11
   R アロンソ     W→I +5
         トータル ±0

乗っけのインター替えで全員に何らかいくつかのシャッフルがありましたが、レース終了時には(ペナルティのあったハミルトン)オコン、アルボンはプラマイゼロで終えています。一番のゲインは後方に固まるボッタス、マグヌッセン、周の3人による-4。逆にロスが大きかったのはリタイヤ2人を除くと、16位で終えることとなったウィリアムズのサージェントの+3でした。

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》 
 ガスリー    (アルピーヌ・R)

今回は無事に盾受賞となったピ、、いひひ、さすがに連続も飽きたので、後ろからの攻撃をかわし同じくらい頑張って久々に上位フィニッシュを果たしたピ、ピ、、ピエール・ガスリーを選びましたー!(笑)
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決して笑い事ではない。チームからは優勝したかの様な祝福を受けています。ピアストリがF1一年生なら、ガスリーはアルピーヌ一年生です。長らくレッドブルグループに属するも、昨年限りでそこを卒業する決意をし、旧友と共に母国のワークスで一旗揚げようと奮起している最中。オコンは一度表彰台に上がっていますが、ペナルティポイントも徐々に消化したガスリーもそろそろ台頭してきていい頃です。ヨーロッパラウンドに入り、宿敵マクラーレンが連日注目を集めていますので、ここから勢いに乗ってほしいと思います。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当無し

今日もレーシングスーツの中は雨や汗でびっしょりかな。天候による荒れレース、周回数の少ないレースでは甲乙付けるのはなかなか至難の業。揚げ足取りせず、該当無し!

《決勝の表彰台予想!》(先日の予選からの転記)
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ペレス     (レッドブル・HRB)
 3 ハミルトン   (メルセデス・M)

今回の観戦記を書いている段階で、日曜決勝レースの結果は分かっています。しかしこちらは結果を知る前の金曜予選終了時に予想したものになります。優勝と2位は堅いでしょうから、3位が誰になるか選手権になるのでしょうね。決勝観戦記へ続くー。

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予選に引き続き「スプリントの予選」にあたるシュートアウトも雨雲レーダーとにらめっこ。雨により、開始予定時間を過ぎても開始時間が分からず。
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空を見上げて開始を待つ。思い出すなぁ昨年の日本GP。ただでさえ屋外を雨で待つって辛いのに、いつ始まるか分からないというのは精神的に辛いですね
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スパ・フランコルシャンは山岳地にあるため、雲自体が近い(低い)気がします。山に行くとよく見かける光景。そりゃ平地にある市街地系よりも天候の急転が読み辛いわけです。
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雨が上がり、どうにか35分遅れてスタートすることが告知され、ハミルトンからインターミディエイトタイヤでトラックイン。予選の短縮版とはいえ、予選と同様に路面向上の読み合いが必須のセッションを迎えそうです。

《SQ1》
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始めにタイムアタックしたハミルトンは2分02秒297と、金曜予選で初めにタイムアタックしたラッセルの2分02秒360とニアリーイコール。その後、ルクレールが2分01秒438。ピアストリが2分01秒311と小刻みにタイム更新を図ると
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フェルスタッペンがドカンと一気に2分00秒352までタイムを引き上げ。この方のタイムの出し方はエグい。
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さらに残り4分ちょっとのタイミングでサインツが2分の壁を破る1分59秒981と面白いようにタイムが向上していきます。
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残り2分半。未だノータイムのハースのマグヌッセンはタイム計測を諦めてピットへ急ぐ。一周が7キロあり、雨のアウトラップでも2分近くかかるココで間に合うのかな。マグヌッセンの後ろにいるヒュルケンベルグ共々心配。
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金曜はフロアを傷めてピアストリに先行を許したノリスは現在16番手。ピアストリが上位につけているだけに、ノリスはややスランプ気味か。
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ウィリアムズのサージェントが2分ピタピタのタイムで暫定6番手。
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さらには相方アルボン先輩はフェルスタッペンに次ぐ2番時計。これならばウィリアムズは2台ともSQ1突破可能とみてよさそう。ウィリアムズとして、スパでは上位を獲りたい。
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そしてノリスは時間いっぱいで何とか12番手。ここ最近の切れ味からみるとピリッとしない感じ。
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SQ1ではアルファタウリの角田とアルファロメオの2台、ハースの2台がアウト。
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ハース、特にマグヌッセンは予選が普段からあまりいい方ではないけど、元気無かったなぁ。
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そして不可解なのが予選屋ヒュルケンベルグ。前日の予選と同じ最下位、ノータイムで終えています。何があったん?!

《SQ2》
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先ほどに比べて、雲の切れ目が見えてきました。さらなる路面向上が期待できます。
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一番初めにタイムアタックを行ったアルファタウリ唯一の生き残り、リカルドが1分57秒687をマーク。当然ながらSQ1のフェルスタッペンよりもいいタイム。変なひいき目なく、いい意味で目立っています(笑)
シュートアウトは各セッションの時間が短く、さらには他のサーキットよりアウトラップに時間を要すココでは、セッション中のタイヤ交換もままならないため、時間の許す限りインターミディエイトを使うしかありません。
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ハミルトンは時々タイヤを濡れた路面にわざと入れ、走行ライン外で冷却しながらタイムアタックをこなしています。
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鬼が来る前にトップタイム。1分55秒823(しばらく前まではハミルトン自身が長年「鬼」だったんだけどね)
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残り2分半でアストンマーティンのストロールがいよいよドライタイヤ、それもソフトでなく黄色のミディアムを導入。ライバルには最早追従する時間は残されていません。ストロール陣営は賭けに出たな。ところが、、
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「これは早過ぎ。。」トラックインしてみて分かった現実。。この言い方から想像するに、これはストロール自身の判断ではなく、チームからの指示か。まあなぁ、最近のストロールはここまでギャンブルしてみないと、チームメイト様に遠く及ばないしなぁ。
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チームの指示=パパの指示ということで、ピットには戻らず、言うことを聞いてアタックラップへ。タイムは見ものです。
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セクター1だけでインターミディエイトのフェルスタッペンに0.872秒も及ばず。一部強烈な横Gのかかる区間はありますが、ほぼストレート扱いのパワーセクターでこうなると、この後の高速山下りなんて出来ないんじゃないか?!
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だよね、そうなっちゃうよね。可哀想だけど。勇敢なチャレンジ精神は評価してあげたい。残り29秒で赤旗。
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29秒ではアウトラップでケメルストレートすら走破できず、このままセッション終了。ストロールほかは初めにタイムアタックしたリカルド以外、3人はノータイム脱落。
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先輩、可愛い後輩を労ってあげてね。

《SQ3》
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ストロールの経験も糧に全車1本目からドライのソフトタイヤでトラックイン。
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初めにタイムアタックに入ったルクレールは1分52秒525。その後ノリスがルクレールを上回り、
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ハミルトンがさらに上回ってトップタイム。
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フェルスタッペンはハミルトンに僅差で及ばぬ暫定2番手。面白い展開だけど、時間がまだほんの少しある。これじゃあ終わらないんだろうな。
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ペレスさん、お久し振りです。山下りセクター最速で来るも、シケイン手前では「動くシケイン」が点在。
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おおすごい、よくぞかわした!1分50秒切りまであと少し。
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さらに忘れかけていたガスリー登場!1分49秒台へ。このまま決まってくれないかな。
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ピアストリが来たー!これでいい、このままで終われー!
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それはダメー!
許すわけが無いよね、あはは。。
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《スプリントシュートアウト結果》
 1.フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分49秒056
 2.ピアストリ   (マクラーレン・M)1分49秒067
 3.サインツ    (フェラーリ・F)  1分49秒081

濡れた路面に始まり、ドライとのクロスオーバーを探って、最後はドライで絞り出すという、金曜予選に非常に似た展開のシュートアウトでした。SQ3ラストの接近戦は見応えがありましたね。最長サーキットながらトップ3は1/100秒台のバトルで、誰がポールポジションになってもおかしくない内容でした。そして予選Q3と異なったのは、10台中アストンマーティン2台に代わり、今回はアルピーヌ2台が台頭してきました。そろそろ尻に火をつけないと、マクラーレンが離れていく一方ですぞ。

《予選とスプリントシュートアウトの順位比較》
金曜予選とスプリントシュートアウトでの順位にどのような差が生まれたのかを単純に引き算しています。プラスは「予選よりもシュートアウトで順位を下げてしまった者」マイナスは「予選よりもシュートアウトで順位を上げた者」です。

   ドライバー   変動
 1 フェルスタッペン ±0
 2 ピアストリ    -4
 3 サインツ     -2
 4 ルクレール    +2
 5 ノリス      -2
 6 ガスリー     -6
 7 ハミルトン       +3
 8 ペレス         +5
 9 オコン      -6
  10 ラッセル     +2
  11 リカルド     -8
  12 アルボン     -4
  13 サージェント   -5
  14 ストロール    +4
  15 アロンソ     +6
  16 角田裕毅     +5
  17 ボッタス     +3
  18 マグヌッセン   +5
  19 周冠宇      +2
  20 ヒュルケンベルグ ±0
       トータル  0

似たシチュエーションとはいえ、順位はあまり似た結果とならず、ポールのフェルスタッペンとビリのヒュルケンベルグ以外は皆変動がありました。フェルスタッペンは不思議でも何でもないけど、ヒュルケンベルグだけは不可解だなぁ。今回だけ「そっくりさん」とかではないよね?!(笑)
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これはシュートアウトの後のスプリントのスタート前のヒュルケンベルグになりますが、何でいつもこんなに涼しげなんだろ。不満とか一切言わないのかな。

《SQ3トップのフェルスタッペンと各チームの差》
 マクラーレン(ピアストリ)は0.011秒落ち
 フェラーリ(サインツ)が0.025秒落ち
 アルピーヌ(ガスリー)は0.644秒落ち
 メルセデス(ハミルトン)が0.844秒落ち
 レッドブル(ペレス)が0.905秒落ち
 アルファタウリ(リカルド)は8.631秒落ち※
 ウィリアムズ(アルボン)は10.142秒落ち※
 アストンマーティン(ストロール)は10.975秒落ち※
 アルファロメオ(ボッタス)が11.896秒落ち※
 ハース(マグヌッセン)が12.023秒落ち※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

短い予選とて、インターミディエイトからドライに切り替わる予選となると、トップと最下位でとんでもない差となります。この比較は当初から難しい一面があったけど、やはりナンセンスなのかな。

〈SQ1トップのフェルスタッペンと各チームの差〉
 メルセデス(ハミルトン)が0.804秒落ち
 アストンマーティン(アロンソ)は0.903秒落ち
 ウィリアムズ(アルボン)は1.063秒落ち
 レッドブル(ペレス)が1.227秒落ち
 フェラーリ(サインツ)が1.279秒落ち
 アルピーヌ(オコン)は1.749秒落ち
 マクラーレン(ピアストリ)は1.921秒落ち
 アルファタウリ(リカルド)は2.042秒落ち
 アルファロメオ(ボッタス)が2.816秒落ち
 ハース(マグヌッセン)が2.944秒落ち
 ※SQ1は全車インターミディエイトタイヤを装着

この展開は毎回これやらないといけないのか(笑)メルセデスからフェラーリあたりまでは僅差なんですが、レッドブル(というよりフェルスタッペンただ1人)が異次元な速さとなっています。ココだけならまだしも、ここ以外のほぼ全てがこの状態となっています。1台だけ規格がまるで違う様。

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ピアストリ(マクラーレン・M)

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CS「アイツ、成長したらヤバくね?末恐ろしい」
MV「え?何て?!」IMG_9926
OP(あは、ボクの噂してる)
最近はマクラーレンばかりの選出が続いて申し訳ないのですが、miyabikunが素直にすごいと思ったドライバーを選出しています。今回もマクラーレン、今回もピアストリです。いやぁスプリントの1番グリッド獲得惜しかったですね。言うまでもなく、彼は今年デビューの新人、実戦参戦12戦目、さらに濡れ路面から乾きつつある難しい環境下でノリスをしれっと上回っちゃうんだからすごい。初優勝まで足踏みするノリスより先にしれっと勝っちゃうんじゃないか?!勝っちゃいなよ、しれっと。この世界、いや世の中やったモン勝ちだよ。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当無し

今回の難しいセッションもなかなか甲乙付けるのは難しいので、みんな頑張ったで賞としました。ストロールも一か八か頑張ったし、ペレスも、、まあ、頑張った!(笑)ただヒュルケンベルグだけは謎。

シュートアウトとスプリント、いっぺんに観ると頭がぐちゃぐちゃになりますね。このブログの性質(モットー)上「結果を先に書かないこと」「あたかもリアルタイム観戦して書いているようにすること」を大事にしているので、スプリントの内容とごっちゃにならないよう留意しました。今夜決勝レースを観てから「スプリントの観戦記」が出てきます。ごちゃごちゃならぬ様、スプリントの内容が頭から抜けない様に気を付けます。

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金曜朝、たまにみるちょっと変わった夢で目覚めました。元F1ドライバーのクルサード(今現在より少し若い、現役晩年の頃)と東海道新幹線0系(もう既に走っていない「団子っ鼻」の可愛いやつ)に乗って、熱海温泉までアテンドするというもの。熱海なのに降り立つとそこに海はなく、山間の渓谷にある温泉なんですよね。カタコトの英語を駆使して、チケットの買い方やら座席の位置をmiyabikun必死に説明し、足湯に浸かった瞬間に目覚めました。miyabikun温泉にでも行きたいのかな。ちょっと疲れているのかな。そして相手が何故クルサードなんだ?!(笑)今週末のベルギーGPが終われば、F1はサマーブレイクに入りますので、折をみて近場の温泉にでも行こうかな。

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ベルギーのF1といえば、スパウェザー。雨です。この予選の前に行われた唯一のフリー走行もウェットタイヤでのセッションとなりました。今シーズンは雨が多いなぁ。路面チェックと少しでも安全なセッションになるよう、Q1開始時間が10分遅れるとの告知あり。各車インターミディエイトタイヤを装着してピットレーン出口に並んで開始を待ちます。
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お、日が差してきた!路面向上は期待できるが、タイミングの読みが難しい予選になるぞ!

《Q1》
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メルセデスのラッセルを先頭にトラックイン。標高の低い位置にあるオー・ルージュはまだだいぶ水しぶきが上がっています。
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高速レイアウトのスパにおいては競争力があるのではないかと目されるウィリアムズのサージェントはフリー走行でクラッシュしたため、ガレージで鋭意修復中。チャンスといえるGPのタイムアタックに入れるか?!
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先頭ラッセルの1本目はどこにいるかわかりませんがコントロールラインを通過。2分02秒360。その後ハミルトン、マクラーレンのノリスにトップを明け渡すものの、インターミディエイトでそのまま連続アタック。
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2本目は2分01秒485までタイムを引き上げる。まだ視界よくないものの、確実なタイム向上がみられます。
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最近急上昇続くノリスはコントロールを失い
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グラベルに足を踏み入れる。繊細な現代のマシンのフロアを傷めていないといいけど。
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Q1の残り9分。サージェントは何とかマシンが整いピット後にしトラックイン。普通に走れれば、ビリではないはずだぞ。頑張れ!
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残り2分。ノリスはマシンチェックを終えてタイムアタックに戻り、トップのハミルトンから1.14秒落ちの暫定8番手。ピアストリとのタイム差をみると、ノリスのポテンシャル通りの走りはできていません。やはりマシン損傷があるのか。
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miyabikunの事前予想では苦しい順位を立てたアルファタウリの角田は時間いっぱいで暫定4番手!これならばQ1突破は可能でしょう。miyabikun土下座する準備を始めておくか(笑)
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あら珍しい。スピードマスターのルクレールが当落線上にいるではないか。サインツもイマイチな位置にいるけど、君もこんな位置に居ていいわけないよね。
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そうそうそう。君はその位置に居なきゃ。サインツも4番手に入って「必要条件」を満たしました。
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Q1はイマイチ振るわなかったウィリアムズ2台、アルファロメオの周、アルファタウリのリカルド、珍しくハースのヒュルケンベルグが脱落。今回は相方マグヌッセンが突破し、ヒュルケンベルグはたっぷりピットにおさまっていたけど、何かトラブルでもあったのかな。

《Q2》
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Q2に入ると、だいぶ走行ラインが乾いてきました。ドライタイヤ導入時期も近そう。
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またメルセデス勢を先頭に、ハミルトンは1分58秒を切る手前までタイムを上げています。その後ろからはピアストリが1分56秒370、フェルスタッペンは1分55秒535と飛躍的にトップタイムが向上。これは最後のタイムアタックのタイミングまで順位がわからんぞ。
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角田はインターミディエイトで1分56秒761。順位的には悪くないが、まだ時間はあるし楽観視はできません。
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マシンの修復を行ったか、ノリスはだいぶ経過してからのトラックイン、タイム計測に入っていますが、
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アタックを途中で止め、ピットへ。アルファロメオのボッタスがいよいよドライのソフトを導入したとのこと。それを聞いたら、インターでチンタラやっている場合じゃありません。残り7分、アウトラップで2分要します。急げ!
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ライバル達も徐々にソフトタイヤに履き替えていく。これからがQ2本番です。
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きっかけとなったボッタスはどんなタイムで来るのか?!
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セクター1はインターのフェルスタッペンに対してだいぶ遅い。。
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ソフトを履くアルピーヌのオコンは曲がり切れずフロントウィングを破壊。ソフトを履いても、走行ラインを少しでも外すとこうなりますから、決して油断は出来ない。
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角田がトップタイム!これならばQ2も突破できるでしょう。miyabikun膝だけではなくお腹を付けるくらい深い土下座しなきゃ。。
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ピアストリが角田を上回る。まだまた速そうなのが後ろから来るぞ。
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フェルスタッペンは9番手?!フェルスタッペンはギヤボックス交換により、決勝5グリッド降格が決まっているから、残るガスリー、ルクレール、マグヌッセン3人でフェルスタッペンをQ2で蹴落としてやれ!(笑)
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ちぇっ、蹴落とせなかったか、、残念(笑)うー角田もダメだったか。。アルピーヌ2台、先陣切ってソフトタイヤを履いたボッタス、マグヌッセンら中団から下位に位置する5人がここで脱落。

《Q3》
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今回は手負いの先輩ノリスより、健全なピアストリの方がよさそう。先輩に勝てるチャンス!2番手で終えることができれば、決勝は一番前からスタートできるぜ?直後にフェルスタッペンがトップに立つも、
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久々ルクレールがフェルスタッペンのポールポジションを食い止める。
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ルクレールは時間いっぱいで1分46秒台へ。これでどうだ?!
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なーっっ!-0.82秒の1分46秒168だって?!ほらやっぱりQ2で蹴落とすべきだったよ。。日曜の決勝は6番グリッドからにはなるけど、フェルスタッペンにとってこれじゃあハンデにはならんよ。。ペレス、前を守れる?!
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《予選結果》
P.P. フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分46秒168
 2.ルクレール   (フェラーリ・F)   1分46秒988
 3.ペレス     (レッドブル・HRB)1分47秒065

予想通りドライ路面変化するセッションとなり、時間いっぱいまで余談を許さない状況となりました。ポールポジションのフェルスタッペンは日曜の決勝は5グリッド降格となるため、ピアストリとノリスの間となる6番グリッド。フロントロウはルクレール、ペレスが獲り、セカンドロウはハミルトン、サインツが並びます(皆フェルスタッペンの餌食に?!)

《先日の予選予想との答え合わせ》
ポールのフェルスタッペン、3番手ペレス、8番手ラッセル、9番手アロンソ、19番手リカルドの計5人正解でした。2番手はノリスではなくルクレールでしたね。また、ビリ予想の角田くんはしっかりQ2進出、おめでとうございます(そして、ごめんなさい)
いくつか惜しいのもあったのですが、予選屋ヒュルケンベルグのビリが意外というか、ちょっと解せません。Q1終盤のピットが長く、明らかにアウトラップすら消化できない様なタイミングで出てきたという表示があったのですが、何かトラブルでもあったのでしょうか。マグヌッセンならまだしも、最近好調だっだだけに心配してしまいました(それがあって、リカルドの順位は当てられたのだけどー)ウィリアムズも予想よりも大きく離されました。ドライ環境であれば、もう少し競争力があったと思いたいです。

《Q3トップのフェルスタッペンと各チームの差》
 フェラーリ(ルクレール)が0.820秒落ち
 レッドブル(ペレス)が0.877秒落ち
 メルセデス(ハミルトン)が0.919秒落ち
 マクラーレン(ピアストリ)は1.197秒落ち
 アストンマーティン(アロンソ)は1.675秒落ち
 アルファタウリ(角田)は6.980秒落ち※
 アルピーヌ(ガスリー)は7.503秒落ち※
 ハース(マグヌッセン)が7.992秒落ち※
 アルファロメオ(ボッタス)が8.526秒落ち※
 ウィリアムズ(アルボン)は14.664秒落ち※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

今回の予選は雨こそ上がっていたものの、Q1は全車インターミディエイトでのアタック、Q2はインターからドライ(ソフト)、Q3はドライ(ソフト)と全チーム最速タイムを横並びに比較することはできません。
このデータからわかることは、Q3で最速タイムを出したレッドブル(フェルスタッペン)は2番手のフェラーリに対して0.820秒もの大差を築き、最早もう一段異なるタイヤ(というか別カテゴリー)くらいの差を生んでしまっています。一周が長いスパではありますが、1ラップでこんな差があれば、決勝で勝てるわけがありません。

〈Q1トップのルクレールと各チームの差〉
 レッドブル(フェルスタッペン)が0.215秒落ち
 メルセデス(ハミルトン)が0.263秒落ち
 フェラーリ(サインツ)が0.388秒落ち
 アストンマーティン(アロンソ)は0.534秒落ち
 マクラーレン(ピアストリ)は0.572秒落ち
 アルファタウリ(角田)は0.744秒落ち
 アルファロメオ(ボッタス)が1.184秒落ち
 アルピーヌ(ガスリー)は1.211秒落ち
 ハース(マグヌッセン)が1.720秒落ち
 ウィリアムズ(アルボン)は2.014秒落ち
 ※Q1は全車インターミディエイトタイヤを装着

今回も参考までに全チーム横並びに評価できるQ1でインターミディエイトを履いた際のトップチームとの比較を載せます。
トップタイムはフェラーリ(ルクレール)が記録し、最下位チームとなったウィリアムズ(アルボン)とは2秒程度の差でおさまっています。スパは直線的要素も多い高速サーキットですので、ウィリアムズも台頭するのではないかと予想しましたが、蓋を開けてみるとアドバンテージとなりませんでした。ウェット路面のせいかな。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ピアストリ(マクラーレン・M)

miyabikunまたマクラーレン?!もーマクラーレンが好きだからってー。いやいや、確かに20年くらい前のウェストマクラーレン時代まではファンでしたが、今はどのチームのファンと決め込んで観ていません。それに他に光るドライバーいましたか?!Q3進出者は優勝経験者やチャンピオン経験者など、名うてのドライバーばかり。言うてもピアストリは今年から参戦したばかりのF1新人ですよ?ならばピアストリでしょう(ということで)
最近本当に好調なマクラーレン。先日の中低速ハンガリーを経て、再び高速のベルギーGPを迎えたわけですが、やはり予想通り各セッションで上位突破を果たしてきました。もしかしたらノリスのマシンが健全であったら、今回も負ける可能性が無くもないものの、ノリスのフロアはそもそもノリスのアンコントロールからきており、ピアストリは濡れた路面でもしっかりコントロールし、しっかりノリスを上回りました。順位もさることながら、毎戦確実に進化し、台頭できています。
角田くんは惜しかったですね。miyabikunのチンケな予想をいい意味で覆し、Q1敗退となったリカルドを大きく引き離しました。残念ながらQ2突破となりませんでしたが、出るタイミング、ドライタイヤへの履き替えタイミングがよければ、Q3進出もできたのではないでしょうか。あとQ3で3番手となったペレスも順位的にはフェルスタッペンにようやく近付けて一安心。間にルクレールを挟んでしまったこと。タイム的にはフェルスタッペンと大差になったため、次点、いや次々点。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当無し

今回は濡れた路面から徐々に乾くという、タイムアタックにはセンスとタイミングが重要な難しい環境。よってこちらは無し。
強いて言うならば、先程の角田くんのところで書いたように、チームがもう少しタイミングを見計らえなかったのかなという点が悔やまれます。今回はQ3に進出できたんじゃないかなと思います。

《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ペレス     (レッドブル・HRB)
 3 ハミルトン   (メルセデス・M)

フェルスタッペンに代わって1番グリッドから発進するルクレールがいないではないか。どこへいった。本音はルクレールの腕で「レッドブル祭り」の終止符を打ってもらえたらと思うのですが、どうも今シーズンのフェラーリのマシンのタイヤの保ち、レースペースに信用をおけません。その点ではメルセデスやマクラーレンの方に分があります。よってルクレールはハミルトンの後ろ4位、もしくはサインツと共にダラついて、もしかしたらマクラーレン2台にも食われちゃうのではないかと予想します(もちろんこちらもいい意味で覆し、上位フィニッシュできれば何よりです)
で、優勝は?!そんな、言うまでも無くあの方ですよ。6番スタートならば、優勝なんぞ容易い容易い。やはり、せめてQ2で落っことしておくべきだった、、ペレスの勝ち目が無いじゃないか!ペレスが勝っても、チームとして「例の記録」は更新できるのよー(笑)


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ベルギーGPと聞くと、どうしてもサマーブレイク明け、ヨーロッパラウンド終盤のイメージが拭えませんが、今シーズンからサマーブレイク前最後のレースとなります。サマーブレイクを気持ちよく過ごせるものとなるか?!
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《ベルギーGPの基本情報》
 スパ・フランコルシャンサーキット
  全長           :7.004km×44周=計308.176km
  開催回数 :56回目
  コーナー数:20箇所
  高低差       :102.2m
  DRS区間数:2箇所
  母国レース :なし

《サーキットの個人的印象》
 ・大自然に会する高低差と高全開率
 ・F1界の「峠の走り屋」決定戦
 ・一番の敵は気ままに降る「雨」
 ・比較的抜きやすく、荒れて、ドラマも多い

F1関係者、そして我々ファン含め、このGPやサーキットが嫌いと言う者を聞いたことがありません。そこそこな田舎、気ままに変わる天候、圧巻の高低差に危険度の高いレイアウト。それでいて高速であり、パッシングポイントもしっかり備わっている。財政の問題からたまにカレンダーから外れることがありましたが、モンテカルロやシルバーストン、そして以降開催されるモンツァと並ぶ、古くからF1を代表する戦いの舞台の一つです。

《過去5年のポールポジション》
 2022年 サインツ    (フェラーリ)
    1分44秒297
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分59秒765
 2020年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分41秒252
 2019年 ルクレール   (フェラーリ)
    1分42秒519
 2018年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分58秒179

《ポールポジションレコードタイム》
 2020年 ハミルトン(メルセデス)
    1分41秒252(一周7.004km

《現役ポールポジション獲得者と回数》
  (★はその年のチャンピオン)
 6回 ハミルトン(2008,13,15★,17★,18★,20★)
 1回 ルクレール   (2019)
   フェルスタッペン(2021★)
   サインツ    (2022)

昨年はサインツが獲得していたんですよね。1年前に満たない出来事なのに、頭からすっかり抜けてしまっていました。サインツ、ごめんね。今シーズンのサインツ、さらにはフェラーリ自体ポールポジション獲得は箸にも棒にもかからない状態にあります。これでいて、サインツの方がまだ予選屋ルクレールよりも安定しているのも驚き。
現役ドライバーでは獲得6回のハミルトン以外は1回3人が並んでいる状態にあります。この中で誰が抜け出してくるかの予想は最早容易に出来そうです。

《過去5年の優勝者》
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)※
 2020年 ハミルトン   (メルセデス)
 2019年 ルクレール   (フェラーリ)
 2018年 ベッテル    (フェラーリ)
 ※雨天により追い抜き無しで早期終了

《現役歴代優勝者と回数》
 4回 ハミルトン   (2010,15★,17★,20★)
 2回 フェルスタッペン(2021★,22★)
 1回 リカルド    (2014)
   ルクレール   (2019)

先程のポールシッター4人のうち、サインツを除く3人とリカルドが優勝経験者になります。リカルドも名を上げた2014年に実は勝っているんですよね。まだチャンピオン獲得が期待されていた時代(もちろん、今後の可能性がゼロというわけではありません)
勝手なイメージですが、他のサーキットで勝った経験があるより、このスパを一度でも制したことがあるということの方がカッコよく感じます。miyabikun勝手なイメージね。ココは「ポール逃げ」が他のサーキットに比べて通用し難いし、速さ以外にも度胸や天候に対する適応力も問われますもんね。

《過去5年のファステストラップ獲得者》
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2021年 選出無し※
 2020年 リカルド    (ルノー)
 2019年 ベッテル    (フェラーリ)
 2018年 ボッタス    (メルセデス)
 ※雨天により追い抜き無しで早期終了、選出無し

《現役ファステストラップ獲得者と回数》
 2回 ハミルトン   (2010,16)
 1回 ボッタス    (2018)
   リカルド    (2020)
   フェルスタッペン(2022★)

 《ファステストラップレコードタイム》
 2018年 ボッタス(メルセデス)
    1分46秒286(一周7.004km

ファステストラップ獲得者は先程の優勝経験者のうち、ルクレールがボッタスに代わった4人になります。まだ緊張感も求められる順位が高かった時代のボッタスですね。どちらが彼にとって居心地がいいかなと考えたら、もしかしたら今現在の方がよさそうに感じます。キレてハマった時のボッタスは抜群な速さがありました。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C4)
 黄:ミディアム(C3)
 白:ハード  (C2)

予選を前に、レッドブルのフェルスタッペンがギヤボックス交換ペナルティにより、決勝5グリッド降格が決定しています。まあスパは抜けますし、フェルスタッペンにおいては、5グリッドぐらい屁でも無い降格ですし、予選は是が非でもポールポジションを獲得してくるでしょう。
雨がやや不安要素としてあるものの、徐々に勢力図、各チームのアップデート効果も明らかになってきました。一つでも多くの順位が当たりますように、、。

《ベルギーGPの個人的予選予想》
 〜Q1〜
   20.角田裕毅    (アルファタウリ)
   19.リカルド    (アルファタウリ)
   18.マグヌッセン  (ハース)
   17.サージェント  (ウィリアムズ)
   16.周冠宇     (アルファロメオ)
 〜Q2〜
   15.ボッタス    (アルファロメオ)
   14.ストロール   (アストンマーティン)
   13.ガスリー    (アルピーヌ)
   12.オコン     (アルピーヌ)
   11.アルボン    (ウィリアムズ)
 〜Q3〜
   10.ヒュルケンベルグ(ハース)
  9.アロンソ    (アストンマーティン)
  8.ラッセル    (メルセデス)
  7.サインツ    (フェラーリ)
  6.ハミルトン   (メルセデス)
  5.ルクレール   (フェラーリ)
  4.ピアストリ   (マクラーレン)
  3.ペレス     (レッドブル)
  2.ノリス     (マクラーレン)
 P.P.フェルスタッペン(レッドブル)

ポールポジションはこうなるでしょうが、2番チームはマクラーレンという確証が得られましたので、今回はノリス 2番手、3番手にペレスを挟み(ペレスが予選でまともに走ってくれれば)4番手にピアストリとしました。以下はフェラーリとメルセデスを交互に入れ、予選屋ヒュルケンベルグは何故だかQ3に来れちゃうというトップ10です。
中団は迷った挙句、高速ウィリアムズのアルボンを筆頭に、最近存在感が全く無いアルピーヌ、今や本来のマシンポテンシャルはこの辺りかもストロール、経験と実績のボッタスまでがQ1突破エリア。
下位はいつもより少し上のサージェント、ペレス同様に予選はイマイチのマグヌッセン、そしてアルファタウリにとってはやや辛い予選になると予想しました。リカルドVS角田は、言い辛いのですが、、うーん、やっぱり経験と実績のあるリカルドが上と考えると、、角田くんはそうなっちゃいました。ファンの皆さま、ごめんなさい。

今回のスパはスプリント週間。金曜夜から頭フル稼働で頑張ります。皆さんも頑張りましょうね!

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