アメリカも天気がいいなぁ。関東も負けじと天気はいいのですが、まだ真っ暗なのね。。アメリカと日本の時差は地球のせい。仕方が無い。まだデイレースなだけ救いか(アメリカでナイトレースされたら、決勝は日本の月曜昼間)
今回はフロントロウにもセカンドロウにもフェルスタッペンが居ませんからね!早かれ遅かれ上位に浮上してくると思いますが、ルクレールやノリスは何周耐えられるかな?!スタートタイヤ確認です。
見事に黄色いミディアムが大部分を占め、今回ピットレーンスタートを採ったハースのヒュルケンベルグとアストンマーティンのストロールが逆ストラテジーとなるハードタイヤをチョイスしています。2チーム4台がピットレーンを行いますが、ハース2台が前で並んでいます。
スタートはまたもや2番グリッドがいい。ターン1でインを獲ったノリスがそのままトップへ。
1周目途中の順位変動はこうなりました。 外側奇数3番グリッドのハミルトンも4番グリッドのサインツにやられて順位を一つ落としています。ターン1で外側にはらんでしまった5番グリッドのラッセルは順位を3つ落として8位へ。それもあり、フェルスタッペンは5位に浮上。これからヤツぁじわじわ来るぞ。
4周目、スタート直後にやられたサインツにハミルトンが接近しています。レースペースはどちらに分があるかな?!
今回はメルセデスが有利か。ハミルトンは3位復帰。
そして続く5周目、ヤツがすぐ来る!フェルスタッペンは4位へ。思いの外早い。
サインツが抜ければ、ルクレールも同じ。ハミルトンは立て続けにフェラーリを料理。一人で逃げを打つノリスを追う。
11周目に入ると、13位アルボン、14位ボッタス、15位マグヌッセンが連なってピットへ。 1回目のタイヤ交換が始まります。メンツがシブい(笑)シブい3人はいずれもミディアムからハードへ。
あーっ、ピアストリ、、。10番スタートから1周目に6位までジャンプアップできたのに、冷却水漏れのトラブルにより、アルピーヌのオコンに続く2人目の戦線離脱。マクラーレンはノリス先輩に全期待を寄せるしか無い。
ルクレールは早くもフェルスタッペンに狙われています。
粘れるか?!意地でも抜かれたく無い!
ルクレールはフェルスタッペン相手になると、他のドライバー以上にアツくなる気がします。同世代の好敵手といった感じか。
フェルスタッペンもバトルを楽しんでいる様子。少しは張り合ってくれないと、盛り上がらないよね。ぶつかるなよー。
フェルスタッペンはハミルトンをピタリと追い、3位へ。
スタートからここまで逃げを打つトップのノリス。ラップタイムが徐々に落ち込みだし、2位のハミルトンがじわじわ近付いてきています。ノリスの初優勝が見たい!踏ん張れよ!
17周目に3位フェルスタッペンが動く。静止時間2.5秒でまたもミディアムを履いたことで、2回ピットは確実なものとなりました。
翌18周目にトップのノリスがカウンターを打つ。ノリスはハードへ。
そうなればハミルトンも当然動く形となり、1回ピットの可否を確認するも21周目にハードタイヤに履き替えていきます。
ハミルトンはピットレーンにいるのに対し、ノリスはターン1進入、フェルスタッペンは本線上でハミルトンを追い抜いていく。ハミルトンの静止時間は3.6秒、ピットインの判断にややモタついたこともあり、フェルスタッペンにアンダーカットされて暫定3位へ落ちていく。
ヤバい、フェルスタッペンとの間にとうとう「壁」が無くなった。ノリスのパパも表情が強張る。ノリスパパ初めて見たけど、まあまあ若いな。miyabikunとさほど歳が変わらないんじゃないか?!
来たよ。黄色いクチバシの紺の車体。シューって近付いてくる。止めて!アンタもうチャンピオン獲ったじゃん!まだ勝ちたいの?若きノリスにそろそろ初優勝させて、、
そんな容赦、ヤツにある訳ないよな(笑)56周レースのちょうど半分、28周目にトップに立つ。
今最も初優勝に近いと目され(続け)るノリスはまだ諦めない!まともに戦っても勝ち目がまるで無いと判断したマクラーレン陣営は35周目に予定より早めにハードタイヤを捨て、2回ピット確定のフェルスタッペンのアンダーカットを狙う。
フレッシュなハードタイヤを先に履き、どうにかフェルスタッペンの前に出られたらいい。勝つにはもうこれしかない!
そんなこと、許す訳ないじゃんと翌36周目に今度はフェルスタッペンがカウンター。ハードタイヤへ。
ノリスダメだった。。でもよく張り合ったよ。
レース終盤戦の44周目、44番車のハミルトンは4番車ノリスにあと4周で追いつくというインフォメーションが現れます。2位か優勝狙いとは、チームもだいぶ持ち上げているなぁ。でもこうやってモチベーションを上げてくれるのは大切かもしれませんね。どこかのチームとは全然違う。
予想通りの48周目に本当に背後にピタリとつけるハミルトン。今回のメルセデス、特にハミルトンはとても力強いぞ。得意なアメリカってのもさらに自信に繋げるのかな。
ノリスなりに対抗しつつも
なす術無し。ハミルトン2位へ。
ニンマリ
スタンドでもバトってるなぁ。言葉は聞こえなくても、どんな言い合いをしているか容易に判断できます(笑)
レースは予想通り、予想するまでもなくフェルスタッペンの5人抜き優勝。2位は終始走りに力強さを感じたハミルトン。残念ながらまたも初優勝はお預けのノリスが3位という結果でした。
とレースを締めるのはまだ早ーい!
これよ、これこれ!角田は最後の最後でフリーストップを行いソフトタイヤでファステストラップを獲得!
日本人3人目!おめでとう!
《決勝結果》
1 フェルスタッペン (レッドブル・HRB)
失格 ハミルトン (メルセデス・M)
2 ノリス (マクラーレン・M)
3 サインツ (フェラーリ・F)
レース後、2位のハミルトンと5位フィニッシュのルクレールのマシンのフロアのスキッドブロック(プランクアセンブリ)が規定よりも薄くなっていたことが発覚し、結果除外の失格。2位はノリス、3位サインツが表彰台獲得。さらに10位フィニッシュだった角田は8位に昇格しています。
《ファステストラップとそのタイミング》
角田裕毅(アルファタウリ・HRB)1分38秒139
56周目/56周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
ノリス (マクラーレン・M)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
完走台数:15台(15台フィニッシュ)失格:2台
規定周回:12台
繰り返し、角田のファステストラップ獲得は日本人ドライバーとしては1989年最終戦オーストラリアGPの中嶋悟、2012年第3戦中国GPの小林可夢偉に続く歴代3人目の授賞となりました。ちゃんと入賞圏内10位でフィニッシュし、さらには2つ順位昇格のボーナス付き!予選からいい位置でスタートできると、こういうチャンスは大きくなりますね!また一段階ランクアップですね!
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
ノリス(マクラーレン・M)
さっきあれだけ角田を誉めておいて、これちゃうのかい!!ごめん、すごく悩んだんだけど、角田くんは次点でした。今回もノリス選んじゃいました。。公式の通りです。
スタートはとてもよかったと思いますし、フェルスタッペンがすぐ後ろでなく何人か挟んだ後ろにいたこともチャンスだったと思います。今勢いあるノリスをもってしても勝てない。なかなか許してもらえませんね。今回ノリスはラッセルと同時の参戦100戦目のメモリアルでした。パパもパドック入りする記念すべき日でも掴み取ることができず。同期のラッセルは81戦目に優勝を挙げ、仲良しサインツは151戦かかりました(ちなみに歴代最遅はペレスの192戦目)100戦超えの優勝者は113人中8人もいますし、そこからは2人のチャンピオン獲得者(N・ロズベルグとバトン)もいます。めげずにもうしばらく「初優勝に最も近い男」やっていてもらいましょう(笑)
次点は先程も書いた初ファステストラップ獲得の角田、第3位は「決勝レースに限っては」スマートかつ力強い走りをみせたハミルトンでした。
《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
フェラーリ・F
今回もドライバーのせいとは言いません。チームの責任です。ボタンのかけ違いでまたもや不可解かつ残念な結果を招いてしまいました。今回のポールシッターは紛れも無くルクレールです。スタートでノリスにやられ、その後もレースペースはサインツ共々イマイチでした。ところが、2回ピットを選んだサインツに対して、ルクレールは1回ピットのままレースを続行。終盤になれば、当然タイヤもキツくなりますので、これは往々にしてあり得ます。
4番スタートだったサインツとのフォーメーション。ラップタイムに違いがあるから仕方が無いんだけど、ポールシッターだったはずのルクレールがなぜこんな目に遭う?!
そりゃ不満も言いたくなるよ。可哀想だよ、ルクレールが。譲らせるなとは言わない。譲らせるような戦略を立てないでやってくれよ。何のためのポールシッターだかわかりゃしないよ。挙句の果てにマシンの規定違反で失格なんて。ルクレールは早くアメリカを後にしたいことでしょう。またもう少ししたらアメリカに来なきゃならないけど(笑)
《ドライバーズポイントランキング》
1 → フェルスタッペン 466pts ★
2 → ペレス 240pts
3 → ハミルトン 201pts (-39pts)
4 → アロンソ 183pts (-18pts)
5 → サインツ 171pts (-12pts)
6 ↑ ノリス 159pts (-12pts)
7 ↓ ルクレール 151pts (-8pts)
8 → ラッセル 143pts (-8pts)
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16 ↑ 角田裕毅 8pts (-1pt)
《コンストラクターズポイントランキング》
1 → レッドブル 706pts ★
2 → メルセデス 344pts
3 → フェラーリ 322pts(-22pts)
4 ↑ マクラーレン 242pts(-80pts)
5 ↓ アストンマーティン 236pts (-6pts)
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10 → アルファタウリ 10pts (-2pts)
ドライバーズランキングについては、決勝で2位に繰り上げとなったマクラーレンのノリスがルクレールを8ポイント上回り、次は仲良しサインツを12ポイント追います。また下位ではファステストラップならびに決勝で2つ順位を上げて繰り上げ8位となった角田も大量得点となり、アルファロメオの周を上回るランキング16位となっています。
コンストラクターズランキングもマクラーレンがコンスタントにポイントを積み、低迷するアストンマーティン食いに成功しています。
《第18戦アメリカGPのポイント》
・COTAは2番グリッドがポールポジション
・フェルスタッペンの前の「壁4枚」は薄かった
・角田くん、ファステストラップ獲得おめでとう!
・日本人にアメリカ大陸スプリントは体に毒
体に毒とはいえ、次々回サンパウロGPも今シーズン最後のスプリントが控えています。死にます、マジで(笑)miyabikun特大時差のメキシコシティGPが気楽に感じるというバグが起きています。
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