F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:コーナー

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英語はイマイチ、地理ならちょっとはマシなミヤビマン・ティルケは早くも切り貼り空想第二号の完成です。最近は仕事からの帰りも遅いのに、よくやるよ。1度ザザーっと前回選びきれなかったもの達にプラスαしたら8kmを超えてしまったので、それを簡略してこのように仕上げてきました。見方は前作と同じです。
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今回は丘に挟まれた川をまたいで敷設してみました。日本は川も多いのです。前回選びきれなかったもの達と、それじゃ1周できないので厳選のメンバーに再登場頂きました。何とか「ツナぎ無し」で無理矢理連結。前回は全てが右回り(時計回り)サーキットからの選択で、今回は左回り(反時計回り)が数カ所あるため、順走は諦め、反転か逆走を覚悟していたのですが、意外にもアデレイドヘヤピンの反転以外全てがそのコースの順走のまま繋ぐことができました。些細なことながら、ズルしないで済んだからそこは結構誇らしい(笑)今回のこれらはどこから拝借して繋いだのでしょうか?!
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答えはこちら。前回からは若干短めの6.350kmとなります(地図ソフトより)
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起伏、勾配はこんな感じです。実際にある程度は近付けつつ、平坦な区間がほとんどありません。ミヤビマンの設計はなかなか「鬼」です。それも通常はあり得ない「橋梁区間」が2箇所もありますからね、実際なら認可は降りないでしょう。画的には面白いと思うのですがリバティメディアさん!

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《サーキット概要》
        名称       :Mドリームサーキット2(仮)
        全長       :6.350km × 49周 = 311.150km
   コーナー数 :27(複合コーナー各頂点を含む)
      高低差     :45m
設定最高速度:340km/h
     DRS区間  :2箇所(650mと900m)

左回りの区間を使って今回は少数派の左回りレイアウトです(後日文言修正)オンボードを交えながらコースを見ていきましょう(一部実際の縦断勾配とは異なります)

《セクター1》1.85km
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コントロールラインからターン1まではさほど長くなく、下りながら左右と切り返し、川辺に並ぶ国花である桜(が植樹されている想定)に吸い込まれるように複合「さくら」がF1マシンをお出迎え。桜と共演させるなら、秋口でなく春先に催したいですね。夏になると、このS字はSakuraでなくkemuShiのSに変わってしまう。
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川に架かるのはたわみが小さい上路式コンクリートアーチ橋「東アーチ」(写真はイメージです。桁下から水面まではもっと近い)です。吊り橋や斜張橋とは異なる風情と景観がレースシーンと融合します。ただしたわみは小さいとはいえ剛接合するわけにはいきませんのでトラックには伸縮継手があります。ウェットコンディションでは気をつけましょうね。
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橋を渡ると左にシフトして戻るシケイン「よりみち」で流れを一度断ち切り、正面に見える丘を前の準備に入ります。
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うずまき状の低中速複合コーナーはあまりよいJapaneseではない「紆余」と「曲折」コンビ。一度丘から向きを変え、川沿いに続くこのサーキットでは貴重な平坦な800mほどのストレートの中央付近までがセクター1となります。

《セクター2》2.33km
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DRSでスピードに乗った頃に、サーキット最鋭角コーナーでその先にある施設から名付けられた「温泉」(走行ラインは写真のマシン方向が逆)で向きを急激に変え、いよいよ丘に挑んでいきます。
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「電光石火」で一つずつ勾配を上ると、その先に見えるのは緩やかな頂点をなすサーキット最頂部に「虹」が架かります。
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ここのスタンドであればサーキット全体を俯瞰できそうです。メインゲートからは遠いけど、お値段も少し高めに設定します(笑)
F1マシン達はそんな眺めを楽しむ間もなく「ドロップ」で先程跨いだ川へ向かって急降下。
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これから橋の架替でもあるかのような右振りシケインを高速度で通過、今度は「中央アーチ」(東と中央ということは、どこかにもう1本「西」がある?!)で元の岸に。川の名前は何にしようかな、、実際にある地名でもあるけど「さくら川」にしよう。ニホンのサクラはウツクシイ。

《セクター3》2.17km
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橋を渡ると最低部に中高速右コーナーがあり、そこからは連続左高速コーナーでまた緩やかな上りです。とても慌ただしいでしょう?でも地形を人工的に傷つけてサーキットを敷設するのではなく、地形にサーキットを合わせて「場をお借りする」がミヤビマン・ティルケの設計思想の一つ。
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大きく大きく、しばらく半径の異なる左が続きます。大きな弧を描く「大弓」です。下り始めたところから再びDRS区間が始まりますので、ここでしっかり前車を捉えておきましょう。

ピットレーンは変わっています。インレーンはパクり元と同じで、アウトレーンは本線をくぐっています。そうです
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こういうことです。どこぞの要素をここもパク、、いや取り入れました。ココでどこのサーキットにもないオリジナルな部分として、地上に出た後に本線側とピットアウト側が200m程度並行し、両者とも視界に入るわけですが、本線側は「寄り道」シケインがあるため若干ロスします。焦っちゃダメ!コースアウトもダメ!いじわるー(笑)
想定するパッシングポイントはスタート直後の「さくら」そして場合によっては「よりみち」でも飛び込む隙があるかもしれません。第2セクターの直線で後ろにつけて頭から「温泉」にも飛び込めます。中盤の下り坂「ドロップ」の先にもシケインはありますが、少し浅めなので今のマシンとドライバーをもって接触やショートカット無しでパッシングをかけられるかも注目です。後半は流れるような高速区間が続き、前作に比べるとポイントは限られてしまうかもしれません。

完成してみて思ったのですが、今回のレイアウトを両手で掴み、アーチ橋を基点に右手側をグルリと「レインボー」が下になるよう捻って両端をピンと引っ張った想像をしてみて下さい。どこかで見覚えがあるような、、
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なるほど、使った区間はごく一部だったし意識はしていないのに、似ている。
といった空想ドリームサーキット第二弾でした。今回選択した実在サーキットの区間やコーナーは全て盛り込みました。他にもまだまだ沢山の名コーナーがありますのでまた何かの折に空想で切って貼ってしたいと思います。最近すっかり「空想市街地」を放置しちゃっています。

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先日バラバラに抜き出したサーキットのコーナーや区間たち。今回はこれをミヤビマン・ティルケによって繋げて個人的空想「ドリームサーキット」を組み立てていこうと思います。さすがに全てを一つに結ぶことはできないため、いくつかを抜粋してちょうどいい感じに仕立て上げてみました。完成品第一号はこちらです。
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なんだか子供の塗り絵みたいに見えます。ゴルフ場にも見えますが、黒いラインがサーキット本線として、わざと区間で切っています。このレイアウトは以前からある程度頭にあり、本当はmiyabikunの「m」にしちゃおうかなと思ったのですが、全長が伸びてしまうため「n」または日本の武士の象徴である「刀」っぽくもみえます。どれがどこから拝借したかわかりますか?!
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答えはこちらです。先日の「ハミルトンのサーキット」には各セクションを調整しているものがありましたが、今回のコレは抜き出したそのもののみで繋いでいます。
ピットロードはいつもの黒細破線、本線際のオレンジは速度低下とショートカットによるゲイン調整のグラベル(砂、砂利)、薄緑のエリアはグリーン(芝生)そしてオマケに観客席も設定してみました。どの位の収容人数かはわかりませんが、これで少し長めの6.610kmあります(地図ソフトによる机上実測)
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縦断勾配は実際と異なるものの、こちらもある程度設定してみました。真っ平らでは面白みも無いし、マシン特性の差別化も腕の差も表れませんもんね。白がベースとなるグラウンドレベル(GL)で色が黄味がかり、茶色に近付くにつれて10m単位で高くなる等高線のように表現。コース後半が急激に高くなります。位置は日本のどこかを想定しています。日本といえば四方で海に面し、火山からなる山岳と狭隘な平野で成り立つ地形です。川と山に挟まれた限られたスペースをうまく活用しています。

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《サーキット概要》
        名称       :Mドリームサーキット(仮)
        全長       :6.610km × 47周 = 310.670km
  コーナー数  :24(複合コーナー各頂点を含む)
      高低差     :45m
設定最高速度:350km/h
    DRS区間   :2箇所(500mと800m)

ハミルトンとライコネンに搭載したオンボードカメラをお借りして右回り(時計回り)のコースを見ていきたいと思います。

《セクター1》2.11km
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コントロールラインを通過してすぐに軽い右折れが入り、ターン2の進入ラインを狭めます。
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ターン3は河口近くに設けられた右コーナー「ポート」で小さく180°向きを変え、川に沿って緩く登りながら「リバーサイド」をDRS開放で加速していきます。
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ストレート終端にスピードトラップを設置。と同時にコース最高速となる350km/hに到達すると高速で右コーナー「180」に進入します(英訳ではそうならないのですが敢えて某日本車と同様の「ワン・エイティ」と読みます)
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《セクター2》2.70km
これまで右コーナー慣れしていると、林の中に掴みどころの無い複合左コーナーで日本独自の表現と感覚を表す「わびさび」が待ち構えています。一見質素なようで攻略には奥が深いコーナー。ココで前車から離れると、次に控える下りシケインで攻めにくくなってしまいます。
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次なる右転回は先程の高速な「180」に相対して、入りは下り、出は上り勾配となる鋭角右ターンになります。ここぞという勝負の判断、刃の上のような限られたラインを読まなければ、タイム向上もパッシングのチャンスも失うことになります。斬るか斬られるか、斬れ味がモノをいうその名も「武士道」です。
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その後は右へ左へと異なる横Gが入り乱れる日出ずる国の「サンライズ」で山登り。本家は一部下り勾配が入りますが、こちらは1kmで40m上昇する4%の上りがダラダラ続く構成です。
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《セクター3》1.80km
「サンライズ」の先にも上りがあります。このコース最頂部に君臨する鋭角「富士山(ふじやま)」エイペックスは見辛いですよ、飛び込むなら気を付けてくださいね、と。どこの県に設置するかまで考えていないけど、日本一だし線対称な勾配イメージだし海外ウケもよいから富士山(ふじやま)で!(笑)
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上りがあれば下りも当然訪れます。ここから一気に下り坂のオンパレードです。まずは右螺旋?いや左螺旋だとこちらもライン採りには注意な「カラクサ」
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先程の「サンライズ」の横は削って絶壁の掘割にしていないため、コース図の薄い区間はトンネルとなります。モンテカルロ市街地では実際に建物の下を通過するトンネルがありますが、いざという時の救助も事故処理などもできないし、予期せぬトラブルを考えると実際にサーキットでトンネル区間を計画するのは橋梁や立体交差と同様に設置の認可は降りないでしょうね。
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「カラクサ」から1.25kmで45mをトンネル出口まで3.6%で下り切り、明かり区間に戻ると右シフトのシケインが突如登場。ドライバーは動体視力とともに明順応にも対応しておいて下さい。眩しい言ってたらインをさされ、出口外側では懐の浅いウォールに接触してしまいます。ちなみに直進側がピットロードとなります。ピット出口では本線を走るライバルが右手に見えますが、くれぐれも信号無視や白線跨ぎはしないように!
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個人的に抜きどころは2コーナーの飛び込みから3コーナー「ポート」でのクロスライン、リバーサイドストレートエンド、「武士道」の飛び込み、「富士山」の飛び込み、トンネルから最終シケインの飛び込みあたりで想定しています。ストップアンドゴーになり過ぎず、ストレートのみに偏らないテクニカルなものを取り入れたので、多用するブレーキの扱いと適切なライン採りも重要となります。
といった具合の空想ドリームサーキット第一弾でした。

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皆さんはF1サーキットで好きなコーナーや思い入れのある区間はありますか?サーキット単位で好き嫌いがある方は多いと思いますが、より細かいコーナーや区間となると、なかなかマニアックな話。数多くあるサーキットのうち、個人的に好きなコーナーがいくつかあるので、その一部を抜き出してみたいと思います。

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鈴鹿(日本GP)
3,4,5,6,7コーナー
「S字→逆バンク→ダンロップ」
日本人でなくても、この区間がチャレンジングで好き(逆に苦手)と思うドライバーは多いと思います。一つには絞れず、セットでノミネートしました。この複合中速コーナーは単なるジグザグでなく、アップダウンを伴いながら徐々に振幅が大きく変化し、コーナー外側が高くなるバンク(カント)が無い点にさらなる難関を与えます。シルバーストンの「マゴッツ、ベケッツ、チャペル」も有名ですが、個人的にココには敵わないと思っています。

レッドブルリンク(オーストリアGP)
3コーナー
「レムズ」
元祖ティルケサーキット。数少ないコーナー数の中で最も鋭角なコーナーのレムズ。スピードに乗りつつココは勾配の頂点にあるため、下手なパッシングでは接触を伴います。過去にマクラーレンのハッキネンとクルサードも同士討ちしました。近年の若いドライバーで上手くパッシングできる者は限られているでしょう。

マニ・クール(フランスGP)
5コーナー
「アデレイドヘヤピン」
レムズよりもっと鋭角、ぶっ込み系のタイトコーナーです。レムズと同様にスピードに乗り切ってからの突っ込みとなり、ブレーキを頑張り過ぎればオーバーラン、出口のラインを考えないとクロスラインで以降逆転されるという「当たればラッキー、外せば大損」のリスキーさがいいです。今シーズン開催されていれば、リカルド向き?!

エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ(サンマリノGP)
11,12コーナー
「ヴァリアンテ・アルタ」
タンブレロでもトサでもリヴァツァでもありません。高速シケインのヴァリアンテ・アルタを選びました。昔から名前の響きも好きです。一度坂を上って、下りながらからの縁石、ストロールちゃまのお勉強の成果がココで出ちゃいます。縁石でボーンと跳ね上ったら最後。。

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ホセ・カルロス・パーチェ(ブラジルGP)
13,14,15,1,2コーナー
このサーキットでのF1は個人的にあまり好きではないのですが、この最終から序盤のセクションは好きです。鈴鹿と同様に欲張って5コーナーをセットにしています。ずっとずっと半径の異なる左曲がり、バンクや縦断勾配もありつつ下りながらの1コーナー、そして最後のエス・ド・セナは逆に右に切り返します。下りながらのブレーキングはオーバースピードにタイヤスモーク、接触がみられます。ショートカットはダメ!

モンテカルロ市街地(モナコGP)
10,11コーナー
「ヌーベルシケイン」
モナコはどこをとっても絵になる。ただいつも通過をハラハラして見守るのは1コーナーのサン・デボーテとココ。タダでさえ追い抜きの困難なGPですから、ここで攻めなきゃどこで攻める、とトンネルで加速して一気に突っ込み、ブレーキをかけて曲がり切ります。よく止まれますよね。先程のヴァリアンテ・アルタとも似ている。ショートカットは当然禁止。縁石の内側を右へ左へローリングしながら高速スレスレで駆け抜けるからこそ、F1ドライバー!

モンツァ(イタリアGP)
11コーナー
「パラボリカ」
高速モンツァの最後の砦。サーキットは様々に進化、新たに現れては無くなり、を繰り返す中で、ほとんどの歴代F1ドライバーは昔も今も変わらずココを通過していますね。入りはキツく強烈な横Gに耐えながら徐々に曲率半径が変化、マシンの向きが180°変わればまた直線に解き放たれます。
余談ですが、miyabikunは首都高速中央環状品川線の内回り品川地下を走っている時に、このパラボリカを一人で連想してニヤけています(笑)

ジル・ヴィルヌーブ(カナダGP)
13,14,1,2コーナー
個人的にぶっ込み系ヘヤピンが好きな傾向があるため、10コーナーもいい、後半のストレートも捨てがたいと思いつつ、苦渋の決断で最終盤の「ひょっこりガッシャン」シケインと、スタート直後の陣取り合戦の慌ただしい区間を抽出しました。カナダは大抵何かが起きます。燃費もキツいしパワーも欲しいし度胸も図太さも必要と、どこを取ってもなかなか面白いサーキットだと思います。ピットロードの進入も出口も独特ですよね。出口でライバルがチラついても、焦って信号無視や白線を踏んだりしてはいけないのだ。

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イスタンブール・パーク(トルコGP)
8コーナー
「ターン8」
エイペックスは4つあっても、名前は1つ扱いです。月並みですが、やっぱりこのコーナーは面白いです。オンボードカメラからでしか想像はできませんが、辛さや難しさもさることながら、走っていても面白いんだろうと思います。キマればすごく気持ちよさそう。それもGPで少数派の左回り(反時計回り)です。得意だったマッサもいないし、開催されないのが残念です。真似っこのCOTAはやっぱり違うんですよね。監修者が同じでも、走らすドライバーが同じでも同じになることはない、唯一無二の存在です。

上海国際(中国GP)
1,2,3,4コーナー
漢字の「上」の字、カンフーの型にも見えるレイアウトのちょうど頭のあたりに位置する回り込む複合コーナーはティルケサーキットの中でも何気に気に入っています。ライン採りで順位を奪うことができるテクニカルさが絶妙です。さらにこの区間は2コーナーがサミットの上り下りです。下りで勢い余ってしまうとコーナー外側に持っていかれてしまう。確固たる意志でラインを守り、隙を見せたらすぐにライバルは飛び込んでくるでしょう。成長著しいフェルスタッペンはそこを見逃しません。

スパ・フランコルシャン(ベルギーGP)
6コーナー
「ケメル」
16,17,18コーナー
「スタブロー→ブランシモン」
旧19,20,21,22コーナー
「旧 バスストップシケイン」
走るのが大変とか、難しいというのはあるだろうけど、嫌いっていう方は少ないんじゃないでしょうか。あらゆる目線から圧倒的な支持を誇るキングオブF1サーキットだと思います。選ぶのは1サーキット1区間にしようと決めていましたが、3箇所選んでしまいました。でもお決まりのオー・ルージュ→ラディオンは敢えて除外しています。
やることやり切って、でもまだ息つく暇を与えてくれないのが、微妙に屈曲するケメルストレート。やることやりきれないと、ココでやられてしまいます。スタブローから旧レイアウトに戻ると、流れるようにブランシモンまで高速区間。ぶっ込み系ばかり選ぶのでは退屈してしまいますもんね。ここまで急いで山登り、山下りして最後に「本当に停車して休み易そうな」今はなき旧バスストップに到達します。ホッと油断していると緩んだ脇腹をズバッと差されてしまいますよ!スパはスパでも、ここのスパに休めるところは一つもありません。

というわけで中途半端な11サーキット、13区間、34コーナーになります。この他にも迷ったものや思いつくところがまだまだいくつかあります。最後は今回の面々を案の定ぶつ切りにしてみました。
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やっぱりゴミみたいで名前を消したらわからなくなりそうですね。ぶつ切りにした理由。せっかく抽出しただけでは面白くない、次のステップでこれらをミヤビマン・ティルケに頼んで繋げてみようと思います。いくつか左回りがあったり、高低差まで考慮できないかもしれませんが、あまり考えると難しくなっちゃうのであくまで平面的に繋げます。他にもオススメのコーナーがありましたら、是非教えて下さい。

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最近このブログでサーキットを空想したり並べて遊んでいます。先日サーキットの詳細を調べていると、面白い記事を見つけました。「ハミルトンの選ぶベストコーナーでサーキットを設計」というネタ。ネタはすごーく古い2008年のものなので、まだまだ青く若い、今より違った意味でイキイキ尖っていた頃、マクラーレンのパートナーシップであったエクソンモービルと共同でやっていたものです。サーキットで遊んだり理想を語る人、世の中には沢山いるんですね!ご存知の方も多いかもしれませんが、興味深いのでご紹介します。

昔ハミルトンが考えた「Super Circuit」

  1コーナー:ターン8
                    (イスタンブール・パーク)
  2コーナー:エストリル
                    (マニ・クール)
チャンピオンの選んだコーナーを「毎度のルール」で一つずつ簡単にみてみます。
まず1コーナー。今F1カレンダーに無いトルコGPのイスタンブールはヘルマン・ティルケ作サーキットで唯一ノミネートされています。その中でも走行ラインの難易度が高い「ターン8」はアメリカのCOTAにオマージュされる(自分で?)ティルケの秀逸かつ人気あるコーナーの一つ。エイペックスが4つもあり、走行ラインは曲率半径の異なる「一つのコーナー」の如く、我慢強く左に耐えていきます。
2コーナーのマニ・クールも今は行われていないフランスGPのサーキットです。こちらもトルコ同様に当時はありました。エストリルはコーナーの面白さよりテレビ中継で内側からカメラでずっと流し撮りしてくれてマシンを追いやすいという印象です。個人的にはそのあと控えるぶっ込みヘヤピンの「アデレイド」や最終のひょっこりシケインの方がマニ・クールのイメージで強いかな。

  3コーナー:130R
                    (鈴鹿)
  4コーナー:オー・ルージュ
                    (スパ・フランコルシャン)
この記事は2008年のものなので、ハミルトンはデビュー2年目で3コーナーとして選んだ鈴鹿はF1でまだ走行していません。それでも選んだ10のうちのコレと以降に出てくる2つも選んでくれるなんて、鈴鹿はそれだけ知名度も人気もサーキットとして完成度も高く評価されていると思えて嬉しい限りです。130Rはその名の通り元来は半径130mで設計された左高速コーナーでしたが、改修により85Rと340Rの複合コーナーとなって、近年はアクセルは戻さずベタ踏みが定説になってきています。
続くオー・ルージュはF1で一二を争う人気とインパクトあるコーナーですよね!誰が選んでもこのコーナーは大抵入れてくるのではないでしょうか。ベルギーGPが近付くと毎回書いている「オー・ルージュ」
とはサーキット内を流れる川の名前「赤い水」から来ています。壁のように立ちはだかる上り右コーナーのイメージが強いですが、実は手前の低い左コーナーを指しているとのこと。上り切った所の 左コーナーはラディオンという名がついています。

  5コーナー:タバコ
                    (モンテカルロ市街地)
  6コーナー:第1コーナー
                    (鈴鹿)
モンテカルロ市街地も2箇所選んでいます。1つ目は5コーナーとして海沿い後半セクションにある安直なネーミングのタバココーナーです。ここは昔からあるコーナーですが、現在は海側に改修されています。タバコ屋もコーナーとともに海側に移設しているのでしょうか?行ったことないのでわかりません。このコーナーを目がけてマシンが向かってくるカメラアングルは有名ですね。
鈴鹿の2つ目は第1コーナーが選ばれています。各サーキットの1コーナーはタイトであったり接触を招く低速コーナーをよく見かけます。でも鈴鹿は違う。結構な高速で突っ込みます。過去には接触事故がいくつもあって、大抵は外側のグラベルにもっていかれてしまいます。もし鈴鹿サーキット風にコーナー名を付けるなら曲率半径からとって「100R」でどうでしょう?

  7コーナー:プーオン
                    (スパ・フランコルシャン)
  8コーナー:カジノ
                    (モンテカルロ市街地) 
スパの2箇所目です。プーオンはエイペックスが2つ。マシンはさっきのオー・ルージュ以降で目一杯駆け上がってますから、ココは緩やかに下りながらのなかなかな高速コーナーです。
モナコの2つ目は前半ボー・リバージュで駆け上がった先にある美しい右コーナーの「カジノ前」です。このロケーションも「モナコGP」を象徴する一つではないでしょうか。日本にカジノは馴染みがなく、これから新たに始まる文化ですね。どんな建物や経済効果が期待できるのでしょうか。自身はあまり賭け事をしません。こういう奴がたまにやって一度ハマると結構注ぎ込みそうになるので、日本のカジノ前にはなるべく行かないように気をつけます。

  9コーナー:メルグーリョ
                    (ホセ・カルロス・パーチェ)
10コーナー:コプス
                    (シルバーストン)
9コーナーはブラジルGPでお馴染みのホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス)で思わず「選ぶのはソコか?」と少し意外でした。どうせならハミルトン自身が奇跡を起こした最終セクションの12コーナーからエス・ド・セナまでのもっと長時間の縦断横断勾配が続く「慣れない逆首辛いよゾーン」を選んだ方がハードなのに(笑)
最後はちゃんと母国の歴史あるコーナーを選んできました。以前は1コーナー、今は10コーナーに位置する高速コプス。ここにあるマゴッツ、ベケッツ、チャペルの三兄弟よりコプスを選ぶあたりが「肝が据わった」ハミルトンらしい。リズミカルでテクニカルを選ぶなら、自身もココの三兄弟でなく鈴鹿のS字から逆バンク、ダンロップを選びそう。

以上、構成はこんな感じです。アメリカGPのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)もいわばヘルマン・ティルケが各地のオイシいとこ採りで構成されているので、今回のこれはハミルマン・ティルケみたいなもんですね(笑) これらをそのまま抜き取って並べると一応こうなります。
なんかコレ、染色体とかベビースターラーメンみたいだ。意外と名コーナーも抜き出してみると何のこっちゃわからないし、とても人気のあるコーナー達には見えん。。仮にこれをこのまま繋いでもクルクルのジムカーナみたいになっちゃいそう。
動画で繋がった完成形はこんな感じで見られるので、それを参考にミヤビマン・ティルケに依頼して切って貼ってさせました。すると、こうなる。
ほう、サーキットに併設されてるゴーカート場の様だ。見本と若干雰囲気が違うところもありますが、まあまあ形になりました。スケール感もいい!起伏や勾配も上り下りとちゃんと取り入れて、一周して帳尻も合っていそうだ。
北上はどっちが北かわからなくなっちゃったので、その規則は今回ナシで同縮尺にはしました。あと前半のストレートに色気をつけて入っているシケインは省いています。ハミルマン・ティルケ、無い知恵絞って上手いことやったな!それは失礼か、向こうはプロ(笑)
面白いですね!好きなコーナーだけで構成したサーキットも。ミヤビマン・ティルケにも今度やらせてみようかな。10のコーナー全てが有名でかつアグレッシブなのでベストラップを出すのは容易ではなさそうですが、ドライバーからみたらアドレナリンがダダ漏れになるんでしょうな。取り付くストレート如何で変わってきますのでコース延長やタイムまでは試算していません。

この動画は今でもYouTubeで観ることができます。よかったら覗いてみて下さい。
https://youtu.be/0GupeqJEU-A
9年経ったハミルトンはチャンピオンの貫禄タップリな「ゴーストバスターズ!」

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