F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:コンストラクター

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2019年に入ってもメルセデスの猛威は止まず、今のところ表彰台の中央に立てているのはメルセデスの2人のどちらかという序盤戦となっています。メルセデスファンにとってはたまらない内容かもしれないけど、F1全体からみたら「なかなか」なシーズンですね。ハミルトンの一人勝ちではないところが見どころかもしれません。
優勝だけではなく、表彰台登壇も記録的に期待できる状況となりました。先日は1,000戦のタイミングで「ドライバー」に照準を絞って書きました。今回は「チーム、コンストラクター」絞りで記録をまとめてみました。題して「開幕戦からどこまで続くの?!」です。近年のメルセデス色の前にもあるチーム、ドライバーに勝利が偏り、方や喜び、方やゲンナリだったことも多くあり、歴史上繰り返されていますね。その辺をみていきたいと思います。

    ★はコンストラクターチャンピオン獲得
    ◯は今シーズンの記録

《開幕戦からのチーム別連続優勝数ベスト10》
  1 11連勝 1988年 マクラーレン ★
                 セナ7勝 プロスト4勝
                 第12戦イタリアGPでストップ
  2   6連勝 2014年 メルセデス ★
                 ハミルトン4勝 ロズベルグ2勝
                 第7戦カナダGPでストップ
  3   5連勝 1992年 ウィリアムズ ★
                 マンセル5勝 パトレーゼ0勝
                 第6戦モナコGPでストップ
       5連勝 1996年 ウィリアムズ ★
                 ヒル4勝 ヴィルヌーブ1勝
                 第6戦モナコGPでストップ
       5連勝 2004年 フェラーリ ★
                 シューマッハ5勝 バリチェロ0勝
                 第6戦モナコGPでストップ
       5連勝 2019年 メルセデス ◯
                 ハミルトン3勝 ボッタス2勝
                 継続中
  7   4連勝 1991年 マクラーレン ★
                 セナ4勝 ベルガー0勝
                 第5戦カナダGPでストップ
       4連勝 1994年 ベネトン
                 シューマッハ4勝 フェルスタ&レート0勝
                 第5戦スペインGPでストップ
       4連勝 2005年 ルノー ★
                 アロンソ3勝 フィジケラ1勝
                 第5戦スペインGPでストップ
       4連勝 2016年 メルセデス ★
                 ロズベルグ4勝 ハミルトン0勝
                 第5戦スペインGPでストップ

開幕戦からチームの優勝者が途切れるまでのドライバー内訳を記載しています。
開幕戦からの最多連続優勝数トップは言わずと知れた1988年のプロストとセナによるマクラーレン・ホンダの11連勝でした。当時は全16戦でした。マクラーレンが抜け出て過ぎて、早い段階からこのチーム2人のどちらかのチャンピオンに絞られていました。第12戦イタリアGPのポールはセナ、2番手プロストでスタートしますが、30周目にエンジントラブルでプロストが離脱。残り2周の49周目までトップを走るセナと周回遅れのウィリアムズ代走のJ・L・シュレッサーが絡み、セナもリタイヤで連続優勝が12戦目で途切れてしまいました。結果的に残りの4戦もこのチームが優勝しており、1戦足らずの年間15勝となっています。
次点はグッと数が下がり、まだ記憶に新しい2014年のハミルトンとロズベルグによるメルセデスの開幕6連勝です。第7戦カナダGPのポールはロズベルグ、2番手ハミルトンでスタートし、44周目にハミルトンがリタイヤ、ロズベルグは68周目に当時レッドブルのリカルドに抜かれて2位フィニッシュで連勝が止まりました。
2019年シーズンはメルセデスがハミルトン3勝、ボッタス2勝の計5連続優勝を継続中です。前例からいけば、開幕6連勝までは経験しているので、翌々戦カナダGPまで優勝を続けられれば歴代単独2位に浮上し、伝説的な1988年の記録更新に向けて突き進むことになります。

《開幕戦からのチーム別連続表彰台数ベスト10》
  1 19連続 2014年 メルセデス ★
                 ハミルトン16回 ロズベルグ16回
                 開幕から全戦表彰台
  2 18連続 2004年 フェラーリ ★
                 シューマッハ15回 バリチェロ14回
                 開幕から全戦表彰台
  3 17連続 2000年 フェラーリ ★
                 シューマッハ12回 バリチェロ9回
                 開幕から全戦表彰台
     17連続 2001年 フェラーリ ★
                 シューマッハ14回 バリチェロ10回
                 開幕から全戦表彰台
     17連続 2002年 フェラーリ ★
                 シューマッハ17回 バリチェロ10回
                 開幕から全戦表彰台
     17連続 2007年 マクラーレン
                 アロンソ12回 ハミルトン12回
                 開幕から全戦表彰台
     17連続 2011年 レッドブル ★
                 ベッテル16回 ウェバー9回
                 第18戦アブダビGPでストップ
  8 16連続 1993年 ウィリアムズ ★
                 プロスト12回 ヒル10回
                 開幕から全戦表彰台
  9 13連続 1990年 マクラーレン ★
                 セナ11回 ベルガー7回
                 第14戦スペインGPでストップ
10 11連続 1988年 マクラーレン ★
                 プロスト10回 セナ9回
                 第12戦イタリアGPでストップ
     11連続 2006年 ルノー ★
                 アロンソ9回 フィジケラ3回
                 第12戦ドイツGPでストップ
 ※    5連続 2019年 メルセデス ◯
                 ハミルトン5回 ボッタス5回
                 継続中

続いて優勝から1ランク下げた縛り「開幕からの連続表彰台獲得記録」になります。何回か書いてきたことですが、過去に「シーズン全戦表彰台登壇」という偉業を成し遂げた年がいくつかあります。上記歴代8位に位置する1993年のウィリアムズ、2000年から2002年の3シーズンと2004年のフェラーリ、2007年の暗黒マクラーレンと2014年のメルセデスになります。ただし、2007年のマクラーレンはコンストラクターズポイントを剥奪され、チャンピオンは獲得していません。チームメイトの登壇数も記載しましたが、1988年の最強マクラーレン以外は登壇数の多い者がドライバーズチャンピオンを獲得しています。1988年の現象は当時「有効ポイント制」が用いられたことで、優勝数の多かったセナが有利な結果となっています。
今シーズンはまだ第5戦までしか終えていないので、現状はランキングの下に位置します。しかしながら今シーズンは過去最多タイの全21戦ですから、例え最終戦の1戦落として全戦表彰台とならなくても、歴代1位になり得ます。この手の記録は年間レース数の多い現代が有利ですね。優勝はわからないけど、今シーズンのマシンとドライバーが2人いれば、全戦表彰台かなり濃厚なレース運びをしていますよね。あと恐れるとしたら、ハミロズ時代にあった「同士討ち」くらいでしょうか。昨年までのボッタスは「忠犬」でしたが、今シーズンは何かが違う。あのヒゲは剃らない方がよさそうだ。
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《開幕戦からのチーム別連続ポール数ベスト10》
  1 15連続 1993年 ウィリアムズ ★
                 プロスト13回 ヒル2回
                 最終戦オーストラリアGPでストップ
  2 15連続 2011年 レッドブル ★
                 ベッテル12回 ウェバー3回
                 第16戦韓国GPでストップ
  3 12連続 2015年 メルセデス ★
                 ハミルトン11回 ロズベルグ1回
                 第13戦シンガポールGPでストップ
  4   9連続 1989年 マクラーレン ★
                 セナ7回 プロスト2回
                 第10戦ハンガリーGPでストップ
       9連続 1998年 マクラーレン ★
                 ハッキネン6回 クルサード3回
                 第10戦オーストリアGPでストップ
  6   7連続 1988年 マクラーレン ★
                 セナ6回 プロスト1回
                 第8戦イギリスGPでストップ
       7連続 2010年 レッドブル ★
                 ウェバー4回 ベッテル3回
                 第8戦カナダGPでストップ
       7連続 2014年 メルセデス ★
                 ハミルトン4回 ロズベルグ3回
                 第8戦オーストリアGPでストップ
  9   6連続 1990年 マクラーレン ★
                 セナ4回 ベルガー2回
                 第7戦フランスGPでストップ
       6連続 1992年 ウィリアムズ ★
                 マンセル6回 パトレーゼ0回
                 第7戦カナダGPでストップ
       6連続 1997年 ウィリアムズ ★
                 ヴィルヌーブ5回 フレンツェン1回
                 第7戦カナダGPでストップ
 ※    1回    2019年 メルセデス ◯
                 ハミルトン1回 ボッタス0回
                 第2戦バーレーンGPでストップ

最後は「開幕からの連続ポールポジション獲得」をみていきます。先に結論から言うと、今シーズンのメルセデスはわずか2戦目にしてこの記録から脱落しています。まだ昨日のような話なので記憶に新しい「フェラーリの優等生」があっさりと打ち破りました。決勝レースは残念だったけど。
最多は15戦連続の1993年ウィリアムズと2011年のレッドブルの2チームとなっています。惜しい(という表現がいいことか退屈かは別として)のはウィリアムズの方で全16戦レースの最終戦オーストラリアGP(アデレイド市街地)でマクラーレンのセナにポールポジションを奪われ、プロスト2番手、ヒル3番手に沈みました。ウィリアムズといえば前年1992年のマンセルとFW14Bの印象がとても強いですが、電子制御最終年となるこの1993年の復帰プロストとFW15Cも驚異的な強さを誇りました。現代のFW42と同様にある意味「地位が確立」されていた頃です。
このポールポジションについては、上記2種類と異なる点がみられます。お気付きになりましたか?そう、フェラーリがいないのです。フェラーリはチャンピオンを獲得した2007年のマッサ3回、ライコネン1回の計4回連続が最多。めちゃ強の時代は2001年と2004年の3回連続なんです。それでもチャンピオンは獲得してきたわけですから、ポールポジションが無くても、その気になればやれるのです。ただ、今シーズンはまだ決めつけてはいけないけど現時点で早くも「厳しい」雰囲気が漂っています。

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今シーズンも引き続きメルセデスがシーズンを牽引し、頭二つほどリードしています。これから暑い季節、本格ヨーロッパラウンドに入っていきます。まずは恒例の異色、モナコGPでも連続記録継続となるか見守りましょう。
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先日から気にはなっていたザウバーブランドは2/1より「アルファロメオ・レーシング」へ改称されました。長く続いた名門プライベーターが無くなるのは寂しいことではありますが、アルファロメオもF1にとって一時代を築いた名門ワークスです。miyabikunの年齢的にもあまり詳しくないこのブランド、これまでの戦績をこのタイミングで簡単にみておこうと思います。

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アルファロメオ
          初参戦     :1950年第1戦イギリスGP
        最終参戦   :1985年第16戦オーストラリアGP
        参戦年数   :9年
    チーム参戦数:110戦
    ドライバー数:18人
      優勝獲得数  :10勝 / 110戦
    表彰台獲得数:18回 / 110戦
    ポールポジション獲得数:12回 / 110戦
    ドライバーズチャンピオン:2回
    コンストラクターズチャンピオン:0回(2回)

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1906年に端を発するイタリアのスポーツカーメーカーです。名前の由来はAnonima Lombarda Fabbrica Automobili の頭文字ALFAと1918年に吸収合併した時の代表ニコラ・ロメオの名前を合体させ「アルファ・ロメオ」となりました。言わずと知れたF1の代名詞「フェラーリ」の創始者エンツォ・フェラーリはこの会社のテストドライバーとして入社し、レーシング部門を担った後に独立、起業していることからアルファロメオの枝分かれであり「母」と表現したことで有名ですよね。

《第1期 モータースポーツ無敵時代》
    50年  6回出走 6人出走 予選PP6回 決勝優勝6回
    51年  7回出走 7人出走 予選PP4回 決勝優勝4回

アルファロメオとモータースポーツとの関わりはF1が制定、開始されるもっと前の1921年頃からと言われています。F1初年の50年にはレーシングマシンとしてライバルに比べて既に成熟していました。開幕戦ドライバーはF1以前から活躍していたファリーナ43歳、ファンジオ38歳、ファジオーリ51歳(その3人のイニシャルから「3F」と呼ばれる)またパーネルは38歳とライバルと比べて高齢ながらも実力も戦績もトップクラスのラインナップで挑んでいます。初戦イギリスGPでファリーナによる記念すべき初ポールと初優勝を飾り、開催7戦中アメリカのインディアナポリスGPを除く全てで優勝して、ファリーナがF1制定初のチャンピオンを獲得。翌51年はフェラーリのアスカリに2戦優勝を奪われ優勝率こそ減ったものの、ファンジオが初のチャンピオンを獲得します(ただしコンストラクターズチャンピオンシップは当時未制定)
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アルファロメオ158は1.5ℓ直列8気筒でスーパーチャージャーによる過給機付きのエンジンを搭載、一方で兄弟チームのフェラーリはアルファロメオが43年に使用した125を改良、過給機付き以外にも4.5ℓV型12気筒のNAエンジンを採用するなど、プロセスの違いもみられました。
2年間はまさに敵無し状態で突き進んだアルファロメオでしたが、資金繰りに苦しみ52年の参戦に合わせ込めず、F1撤退を余儀なくされました。

《第2期 ん?!偽マクラーレン?時代》
    79年   5回出走 2人出走 予選14位1回 決勝12位1回
    80年 14回出走 4人出走 予選PP1回    決勝5位2回
    81年 15回出走 2人出走 予選6位3回   決勝3位1回
    82年 16回出走 2人出走 予選PP1回    決勝3位1回
    83年 15回出走 2人出走 予選3位2回   決勝2位2回
    84年 16回出走 2人出走 予選7位1回   決勝3位1回
    85年 16回出走 2人出走 予選4位1回   決勝9位3回

他チームへエンジンを供給しながら長い時を経て、79年にスポーツカーをベースとした3.0ℓ水平対向12気筒を搭載し177と名付けられたマシンで再びF1の舞台に現れます。第13戦イタリアGPから3.0ℓV12気筒エンジンを採用した179のカラーリングはなんとあの「マールボロカラー」をまとっていました。形は違えど異なるチームで同様のカラーリングを施してくるのは今では考えられませんよね。それだけF1とタバコ広告は根強かったことを象徴していると思います。ただ当時のカラーリングはマクラーレンよりアルファロメオの方が「後のマールボロカラー」らしいデザインでした。
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80年最終戦となるワトキンスグレンでのアメリカ東GPでジャコメリが復帰後初のポールを獲得するも、表彰台は一年後となる81年の最終戦ラスベガスでのアメリカGPまで待たれることとなります。また82年からは「マールボロといえば」のチェザリスが加入し、83年シーズンにドイツGP、南アフリカGPで2位表彰台2回が精一杯でした。晩年はメインスポンサーがマールボロからベネトンに替わり、マシンカラーも緑に急転します。決勝の戦績は入賞はおろか完走すらできない状況に陥り、85年後半は前年84年に使用した184Tを改良して使用するなど迷走したまま消滅。代わってスポンサーのベネトンがトールマンを買収して参戦開始というワークスにとっては何とも恥ずかしい終わり方となりました。
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《スポット参戦時代》
    63年 1回出走 1人出走 予選16位1回 決勝リタイヤ
    65年 1回出走 1人出走 予選17位1回 決勝10位1回

アルファロメオF1の基本は「2つの時代」から成り立っています。よって上記戦績にはカウントしていませんが「アルファロメオのマシンを使ってスポット参戦していた」ことがありました。63年と65年の南アフリカGP限定でピーター・デ・クラークという南アフリカ人がドライブしています。65年の決勝は10位完走を果たしていますが、当時は今のように10位までが入賞ではありませんでした。残念。

《エンジン供給先》
第1期と第2期の間はワークスとしての参戦ではなく「エンジンを供給する」エンジンワークスとして活躍していたことがあります。中でもブラバムに長きにわたり供給し、78年にはラウダの手によって第8戦スウェーデンGPでかの有名な「ファンカー」ことBT46Bで優勝を飾っています。
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    70年            マクラーレン   6戦使用
    71年            マーチ           10戦使用
    76年〜79年 ブラバム       62戦使用
    83年〜88年 オゼッラ       91戦使用

第1期の戦績が強烈過ぎて、近代(といっても30年近く前)は先細りな感じに見えてしまいますね。ザウバーの名が消え、アルファロメオとして再出発しますが、スタッフなどは引き続きザウバー時代のままでいくそうです。フェラーリやメルセデス、ルノーとは少し違った意味での「ワークス」ではあるものの、予算も増加しドライバーも一新して三度目に挑むアルファロメオの活躍に期待しましょう!

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2019年の話題に入ったと思ったら、まだまだあります2018年ネタが。この時期恒例「あらゆる数字からシーズンを振り返る」第一弾として、今回は予選編でくくりました。挙げていけば意味ある数字ない数字が様々あります。毎度似たようなグラフにはなってしまいますが、今回いくつか新しいものも用意してみましたので、2018年シーズンを読み解くのに少しでも役に立てれば幸いです。
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《トップタイムと各チーム最速タイムとの差》
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予選時に記していた予選トップタイムと各チームトップタイムとの差です。シーズン中盤まで大体3.5秒以内に10チームがおさまってきましたが、第15戦シンガポールGPでウィリアムズが5.248秒落ちという快挙を成し遂げたことでそれが大幅に崩壊しました。最終戦アブダビGPも同様に3.841秒の遅れからも、ウィリアムズのマシンは「曲がらない」ものだったということになるのでしょうか。程度には差があるものの、ルノーやマクラーレン、トロ・ロッソも似たような波形がみられ、サーキット相性とマシンの特性は近いものを感じます。
トップはシーズン2/3あたりまではフェラーリが先行するも肝心な終盤1/3からいつものメルセデスが台頭してきています。アジアはヨーロッパから離れていますからね、移送中にスピードをどこかで落としてきてしまったのでしょう。あとフェラーリの「エネルギーの使い方」などについても物議になりだした頃でした。レッドブルとハースの2チームは「付いては離れ」を繰り返しています。今のF1にはココに「目に見えない壁」が立ちはだかって久しいです。

《ポールポジション回数》全21回
  1 ハミルトン  11回(52.4%)
  2 ベッテル        5回(23.8%)
  3 ボッタス        2回  (9.5%)
     リカルド        2回  (9.5%)
  5 ライコネン    1回  (4.8%)

シーズン通してポールシッターは5人でした。ハミルトンは半数以上にあたる11回も獲得、結局はシーズン最速であることを存分に発揮してくれました。ハミルトンはシーズン全般で万遍なく獲得する一方で、当のライバルであるベッテルは序盤のバーレーン、中国、アゼルバイジャンと3連続で獲得するも、ど真ん中の悪夢、ドイツGPを最後に後半戦はあと一歩足らずが続き5回に止まりました。せっかく最速マシンとなり得たシーズンを「どちらがきっかけかわからぬ」負のスパイラルに入り込み、陥落していきましたね。病は気からとは、よく言ったもんだ。
他は仲良くボッタスとリカルドが2回ずつ、そして年一行事のライコネンがイタリアのごっつぁんポール1つ。フェルスタッペンは残念、お預けー!

《個人予選平均順位》交換ペナルティ降格は含まず
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  1 ハミルトン              2.48  Q1通過21  Q2通過20
  2 ベッテル                  2.62  Q1通過21  Q2通過21
  3 ボッタス                 3.52  Q1通過21  Q2通過21
  4 ライコネン              3.86  Q1通過21  Q2通過21
  5 フェルスタッペン   6.57  Q1通過20  Q2通過17
  6 リカルド                 7.19  Q1通過21  Q2通過16
  7 オコン                    9.95  Q1通過19  Q2通過12
  8 グロージャン        10.05  Q1通過17  Q2通過16
  9 サインツ               10.33  Q1通過18  Q2通過13
10 マグヌッセン        10.52  Q1通過18  Q2通過10
11 ヒュルケンベルグ 10.81  Q1通過19  Q2通過11
12 ペレス                   11.43  Q1通過18  Q2通過10
13 ルクレール            12.48  Q1通過16  Q2通過8
14 ガスリー               12.90  Q1通過15  Q2通過6
15 アロンソ               13.38  Q1通過15  Q2通過2
16 ハートレイ            15.29  Q1通過8    Q2通過2
17 エリクソン            15.57  Q1通過10  Q2通過3
18 バンドーン            16.76  Q1通過6    Q2通過0
19 シロトキン            16.95  Q1通過5    Q2通過0
20 ストロール            17.33  Q1通過6    Q2通過1

萎えちゃうペナルティ降格前の予選平均順位ランキングです。とはいえ、ペナルティがわかっていて前もって手を抜いちゃうのは含まれていますがー。上位はツートップが至近でその後にお連れの方、そして翼を授かった若くてイキのいい2人が続くという近年の決まり切った序列で構成されています。7番目に位置するオコンを先頭に相方ペレス、ルクレールあたりまでがQ3に入れ替わりで顔を出してくる面々といったところでしょうか。決勝でそこそこ盛り返してくるペレスではありましたが、予選だけを切り取るとオコンの方が速さはありました。その詳細はこの後また出てきます。
今シーズンはトップ3チーム以下はまとまらずバラけた内容となっているのも印象的です。先程のペレオコ以外にもエリクソさんのところもザクさんのところもホンダさんのとこも離れました。それぞれ、離れた「後ろ」になる方は来シーズン「いない」ということになります。あっ、でもでも「お金がある方」は別です!来シーズンもおかげさまでお見えになります。

先程の個人ランキングの際にQ1,Q2の通過回数を記しました。数だけみても予選の出来や速さを察することはできますが、今回は初の試みとして「個人順位グラフ」を作ってみました。冒頭の「タイム差」を考慮しない、順位だけの表現となります。ただ20人いっぺんに表示してもベッテルみたいにパニックになりそうなので、上位6人、中位8人、下位6人に勝手に分別しています。上位は赤の領域であるQ3ゾーンを推移。中位グループはQ2は常連でたまにQ3、下手すりゃQ1落ち。下位は、、まあ下位です。
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上位グラフの青系はレッドブルの2人を示しているわけですが、グラフが上下しているのは、そう、シーズンで度々みられた「やっちまった」時のやつです。やっちまったとはいえ、ドライバーのみがやっちまったものだけではなく、チーム、マシン自体がやっちまったものも含まれます。それにより、miyabikun評価法で順位が低めに出てしまうことをフォローさせて頂きます。ドイツGPに珍しくキングが14位に甘んじています。予選で唯一の汚点となった「マシン手押し」を余儀なくされたやつです。よくあそこから優勝したもんだよなぁ。下位のハートレイはエンジン母国の6番手が燦然と輝きます。土曜日までは日本のファンのハートを鷲掴みしましたよね。日曜日のスタートを見た瞬間、それが名前の通りレイになってしまいました。
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《コンストラクター予選平均順位》
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  1 メルセデス・M                      3.00
  2 フェラーリ・F                       3.24
  3 レッドブル・TAG(R)        6.88
  4 ハース・F                            10.29
  5 ルノー・R                           10.57
  6 フォース・インディア・M  10.69
  7 ザウバー・F                        14.02
  8 トロ・ロッソ・H                14.10
  9 マクラーレン・R                15.07
10 ウィリアムズ・M                17.14

コンストラクター単位でまとめるとこんな順列になります。予選の成績はいわば「シーズンの一貫した速さ」を表す、これが2018年シーズンのチーム勢力図の結果です。ハースがもう少しレッドブルに近付いてくると思っていたのですが、蓋を開ければ集団に埋もれてしまいました。これはマシン以上に「2人」の責任じゃないかな。もうベテランの域なのに、おイタさんなんだから。

《チーム内予選対決》(全21回)
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    メルセデス・M
        ◯ ハミルトン 15 対 6 ボッタス
    フェラーリ・F
        ◯ ベッテル 17 対 4 ライコネン
    レッドブル・TAG(R)
            リカルド 6 対 15 フェルスタッペン ◯
    フォース・インディア・M
            ペレス 5 対 14 オコン ◯
    ウィリアムズ・M
            ストロール 8 対 13 シロトキン ◯
    ルノー・R
        ◯ ヒュルケンベルグ 13 対 8 サインツ
    トロ・ロッソ・H
        ◯ ガスリー 15 対 6 ハートレイ
    ハース・F
        ◯ グロージャン 11 対 10 マグヌッセン 
    マクラーレン・R
        ◯ アロンソ 21 対 0 バンドーン
    ザウバー・F
             エリクソン 4 対 17 ルクレール ◯

予選編のラストはチーム内対決です。いつものように予選に引き分けはありません。順位としてハッキリ白黒付きます。今まで3回に分けてみてきたものの合算なワケですが、ザクさんとこのバンちゃんは予選大敗でしたなぁ。ナリはいいからスーツ着たら敏腕営業マンみたいになりそうなんだけど、下位カテゴリーから鳴り物入りで来た彼は「化石燃料の最高峰」はやや不適格でした。以降は電気エネルギーの方での活躍に期待しましょう!涙を呑んだ先輩達も沢山いるし。
こうしてみていくとフェルスタッペンにオコン、ガスリー、ルクレールとイキのいい若手は同じマシンを駆る先輩に大きく打ち勝ってきたシーズンでした。一人お休みしてしまいますが、将来のF1を背負って立つ若手もすくすくと成長し、上位チームへ昇格していきます。この中で誰が早くスピードキングを打ち破ることになるでしょうか。期待したいところですね!
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今シーズンのF1は全21戦中12戦終了して夏休みに入りました。2/3だったらキリがいいのですが、ちょっと中途半端。残るヨーロッパ連戦であるベルギー、イタリアを終えるとちょうど2/3を消化します。ただイタリアとその次のシンガポールまでは2週間しか空きがなく、何回かに分けあーだこーだ言っている時間やスペースはあまり無いと思います。今ちょうど夏休み期間で空きもあるため、このタイミングで「これまでのシーズンの印象と今後期待したいこと」を少し書いておこうと思います。いつものように数字やグラフを使うヤツは、イタリアとシンガポールの間でサクッとやるつもりなので、今回はダラダラ数的根拠は挙げません。まあまあ、そんな感じだよなという軽い気持ちで振り返りと後半の9戦に備えておきましょう(当初この記事は8/19あたりにアップする予定で準備していましたが、急遽早めました)
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《2019年に向けたシートにまつわること》
このブログでは今まで「ロズベルグの電撃引退」の時以外にF1のシートや人事について表向きに書いてきませんでした。月並みな内容かもしれませんが、そのことについて個人的に触れたいと思います。

2019年シーズンの契約が未確定だった者の中では夏休みに入る頃真っ先に「リカルドのルノーワークスへの移籍」が飛び込んできました。メルセデスのシートも決まり、フェラーリもどうかなという中、9割方「レッドブル残留かな」と納得していたファンがほとんどだったと思います。miyabikunもそれが一番しっくりくるとばかり思っていたので正直驚きました。えっそんなに嫌なの?!(何に対して?!は想像の通り)やっぱり「待遇」ってお金ややり易さなど、様々な面から求めたくなるのが大人、スポーツマンだと思います。メルセデスのシート埋まった。フェラーリはツバ付き&我慢扱いで今とほぼ変わらず。他に強いて言えば、もしかしたら空きそうな同じルノーのマクラーレンは何もかもがぐちゃぐちゃ。じゃあレッドブルに残留する?収入は上げる余地はあってもアレが隣に乗ってピーピーなるし、後ろにはアレが載って煙たいレースになりそう。となれば「将来もしかしたらもしかしそう」なルノーワークスしかない、こんな流れなんでしょう。もしmiyabikunもリカルドの立場なら、一か八かルノー移籍を選ぶかもしれないので、シューイからしばらく遠退く形とはいえそれもヨシだと思います。ワークスに乗れるのはかなり強みです。
心配しているのは「現ルノー」の方の行き先です。今のF1は1チーム2人体制なので3人座らすわけにはいきませんから、予選屋ヒュルケンベルグかゴーゴーサインツのどちらかがシートを喪失します(※)噂通りサインツが放出されたらどうする?!単にリカルドとチェンジするのが一番おさまりもいいのでしょうが、ピーピー旧友と兄チームで再会しちゃう?!それもルノー絡みで染まっていたサインツが急遽「日本印」を搭載しちゃうの?!それはそれですごいなと思いますが、サインツをなんだと思ってるんだ、行ったり来たりで「オモチャ」になってるぞ。この騒ぎが様々な憶測を呼んでいる矢先にこの後触れる「母国の王様の引退」によってシートがまた一つ空くことになりました。こちらはルノー搭載車ですからおさまりもよさそうですが、、あのチーム、名門だけどさ、結構散らかっているし、座りたい人いるのかな、、なんて思ったりします(※)次世代を担うリカルドの大胆かつ意外な移籍騒動はリカルド一人だけの問題とはいかない、周囲にも多大な影響を与える話題となりました。今後の残るシート争いも目が離せませんね。
※文章を書き終えた後の8/16にサインツはマクラーレンに移籍を発表

毎年この話題も尽きない「このベテラン、いつまでやるの」問題。単なるおっちゃんなら再雇用先なんぞ関係無くビシビシ若手を採用して切っていけるのがF1の常ではあるのですが、これがチャンピオン経験者でまだそこそこ速いとなると、判断に頭を抱えてしまいますよね。当方miyabikunもF1界ではドンピシャのベテラン世代に当たるので、他人事と片付けられず例年以上に去就が気になります。
まずは扱いに非常に神経を使う37歳アロンソ王はつい先日にとうとう自ら決断されましたので異論もなく、惜しむファンも多いかと思いますが丸くおさまりました。残る9戦の巧みなドライビングを目に焼き付け、次なる目標達成に期待したいですね。
さて問題は今年で39歳におなりになるもう一人のおっちゃんです。今まで何度となくmiyabikunもイジり倒してきました。若い頃のキレキレ時代を知るから尚更、今の劣化具合と角を全く感じさせないツルツルに丸みを帯びた走り、ミスターF1チームには物足りない、アレじゃスピードに飢えたオオカミどころか単なる「可愛い弟に飼いならされたガチの赤い忠犬」やないか、シートがもったいない!賛否両論も多くありますし、少し前までは虎視眈々と成長をみせる「若手有望株」を国際映像でラップさせてしまうくらい話題になっています。後任候補がお利口さん過ぎて一時期は「まあ、だろうな」と大方予想もしましたよね。ただその話題が現実的になるにつれて、まだ速いんです、予選も決勝も。昔いた「妖怪通せんぼジジイ」と呼べない速さと堅実さが残ってるんですよね。世界的にも心配されるF1人気低迷を抱える今でも、このおっちゃんは各国で相当数のファンに見守られているのも事実です。辞めてしまうようなことがあると、また少しファン離れが進むんじゃないかなという予想もしてしまいます(もしかしたら強い弟よりファン数は多いかも?!)もちろんトップドライバーとはいえいつまでもシートがある甘い世界ではありませんが、自身はまだF1に乗りたいとおっしゃっている。個人的にはもう1年この老犬を若い飼い主の側に置いておだててみてはどうかと思います。平凡なマシンをQ3進出や入賞に持っていけるお利口で若いのがいても「フェラーリ」というチームは歴代でなかなか曲者の名門です。早かれ遅かれ起用を企ててるにしても「勝たせたいドライバーを勝てるようにする」方針ならば、勝てるドライバーを勝たせやすい、かつ貴重な若い才能を早くにダメにしないような形にした方がいいと思います。

あとは不安しかないメルセデスワークス以外のメルセデスエンジンユーザーの2チーム、金無しプライベーター。せっかくいいエンジンを積んでいたはずなのに、昨シーズンまでのアドバンテージをとうとう失って「F1はエンジンだけでは勝てない」といういい見本になってしまいました。白い方は金で人材は集めても伴ったマシンとドライバーの走りになかなか繋がりません。シーズン前は「ビリは無いはず」なんて安直な予想をしていましたが、文句無しのビリです。ただでさえマシンも整わないのに、キャリアの浅いドライバーを並べたツケが回ってきています。もう一つの死にかけたピンクのチームに手をかけた富豪の動きで、その底辺も動きがありそうですね。ピンクの方は白よりだいぶまともなドライバーが揃っていただけに、変にシャッフルされて行き場が無くなってしまう可能性があるというのが何とも切ない。三強と呼ばれるレッドブルやフェラーリもあからさまにセカンドチームをつけてデータ収集や成績向上をみせています。残るメルセデスもいよいよ目に見えた形の技術提供とセカンド併設によって、息を吹き返すチームが現れてくるのかも気になりますよね。「財布」も兼ね備えて中堅となったペレスはまだしも、本来はメルセデス系で将来が期待できそうな若いオコンの立場がどうなっちゃうのかとても心配です。

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《目をみはる活躍、目にあまる失態》
若手ではザウバーのルクレールが序盤の数戦でコツを掴んだか、みるみる頭角を示してQ3進出や入賞を重ねてきています。話題性充分ですよね。見た目で人を判断してはいけないけど、可愛い(笑)決勝では度々アロンソに果敢に攻め、顔に似合わない賢い攻め方、引き方ができるドライバーだと思います。アレがあのおっちゃんとのタイミングで出れば、うまく世代交代の波に乗れそうだという期待も感じられます。ただ先程書いたように、速いけどまだF1参戦もたったの12戦です。速さは証明できましたから、それをいかに確実な位置を確保して「僕もチャンピオンにいつかなるんだ」という存在にしないとフェラーリというチームは務まりません。フェラーリという名門は「不器用」ですから2人同時にチャンピオンへ向ける戦略が取れない、取らないチームです。ベッテルがいる以上は今の立場からベッテル超えを示さなければ「可愛い忠犬」でキャリアを過ごす事は目に見えていますし、もし仮にフェラーリのシートを得て、チーム内でベッテル超えを予感させても、果たしてベッテルが「やんちゃ犬」を素直に仰せつかるタイプでしょうか。たぶん、チームメイトであっても横から思い切りマシンをぶつけてくるでしょう。ルクレールが正フェラーリに乗るためには今いる先輩が完全に老犬で使い物にならなくなった時、かつベッテルも移籍もしくはベッテルの新たなペットも数年我慢する覚悟が要る気がします。ルクレールのようなお利口な若手を変に潰して欲しくないと思います。
他、日本人なら期待も大きく見守っているであろうホンダのガスリーも実に堅実にポジションキープできる若手であることが今シーズンは証明できていますよね。第2戦バーレーンGPでは予選で6番手を獲得すると決勝も粘り切って4位フィニッシュ。以降は第6戦モナコGPで7位入賞、第12戦ハンガリーGPは予選6番手から順位を落とさず三強に続く6位入賞を確保しました。時には感情的に強い口調でマシンへの不満をみせますが次代のレッドブル塾生として開花していると思います。リカルドの後任として名を連ねていることからも、グループの期待を大きく感じています。

及第点の方は毎度のことながらフェラーリ全体に喪失感を感じました。今や最速の称号はメルセデスからフェラーリに変わりつつあります。予選一発の速さ、スタートの蹴り出し、タイヤへの適応力でメルセデスの弱点を完全に奪う走りができるマシンです。一方でエースのベッテルの必死さ、あれだけ昨年は際どいプレイに批判を浴びたにもかかわらず、まだ抜け切らない危なっかしさが続いています。攻撃への判断力は卓越し、確実に遂行することができるのですから、焦らず、短気を起こさないで今一度冷静かつ余裕を持った走りをしてほしいと感じます。そうさせてくれないのは保守的かつ鈍感なフェラーリ首脳陣の責任も大きいと思います。またライコネンの角無き優しさか判断の遅さか、予選好位置からの好スタートなはずなのに、コーナー1つ2つで必ずと言っていいほど順位を落とすのも非常に情けない。ベッテルから離れたら何のサポートにもならないし、ベッテルがモタついているなら自ら前に出てもいいわけです。未だに表彰台安定から「優勝」には辿り着けていません。せっかくポールポジションまであと一歩で焦らすしミスるし、ココがフェラーリドライバーとして批判の対象になりがちな部分です。落ち着きがあるのはいいけど、マシンが速いことをいいことに近年全く変わりません。
あと、こちらはまだ若いし金もあるから心配も要らないかもしれないけど、ストロールちゃまの適応力の無さ。タイヤを何本壊せば覚えられるんだ?!縁石は上手く使わないとマシンを傷めてしまうんだよ。タイヤの減り方やブレーキ時の挙動はプレステじゃあ身に付かないぞ、お金でテクニックは買えないぞ、周りに上手い先輩が沢山いるんだし、2年生なんだからそろそろ覚えてほしいですよね。じゃなきゃ「フレンズ」を取り上げちゃうからな!フレンズも金じゃ買えんぞ。

《チームやドライバー毎に思うことを一言で》
メルセデス
・最速では無くなりつつあるも、まだ強い
・勝ち方が面白くない(ハミルトン)
フェラーリ
・今年は最速。でもどこか頼りなく怪しげ。。
・「勝つ」ために頭をちゃんと使おう
レッドブル
・二強に少し置いてきぼり感アリ
・ルノーが嫌となれば、アレ使うしかないわな
フォース・インディア
・シーズン後半戦を無事に戦い切れるの?!
・ペレスとオコンの再就職先や如何に
ウィリアムズ
・無様過ぎる。。
・消滅ならくれぐれも父上が存命の間に。
ルノー
・マシンの色だけはカッコいいのになぁ
・来シーズンからは、君達がフラッグシップ
トロ・ロッソ
・日本印の使い心地はいかがでしょうか?
・来年は兄貴とお揃いで安心感抜群
ハース
・やれば速いんだから、ちゃんとやれ(笑)
・中堅チームの「震源地」と化している
マクラーレン
・切るだけ切って、出すだけ出した
・いっそのこと、チーム名も変えてみようか
ザウバー
・可愛いでしょう、本当は大切なんでしょう?!
・来シーズンはウチも完コピしてみるか!

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《今後予想されそうな、期待したい展開》
チャンピオン争いはハミルトン、ベッテルでもっとバチバチやっていってくれることに期待したいですね。まだ数字上は何人かの可能性を秘めていますが、流れをみて実質この2人しかいないと想像できます。
候補筆頭はハミルトンでしょう。予選からカリカリしなくても上手い具合にスルスルっと表彰台まで手をかけますし、上手い具合に周りがコケてくれる。ソレでは昨年と同様に安易に決めてしまうことも想定されます。速いのや強いのはわかっているが、面白くないんだよなーこれが(笑)ベッテルは予選、決勝ともココ一番の速さは持っています。あとはいかにリスクなく、チームも「理解」して、散らからないようにお膳立てしてあげればいい。2人のどちらにも言えることですが、ダメな時はとことんダメな波が出るタイプだと思います。ライコネンのように痛みも感じず涼しくやり過ごすタイプではないと思うので、そこを欠いた瞬間に相手にズバっとつかれてしまいます。
殺気をあまり感じないライコネンに対して、ちょっと心配なのはボッタスです。先日のドイツでも一瞬勝気が見えて、すぐにいなされてしまいましたが、勝ちたい欲はちゃんと伝わってきます。来シーズンもメルセデスに乗ることが決まったわけですから、まずは予選から手強いハミルトンに離されないように、ベッテルの前で完全掌握できることを確立する必要があるでしょう。チャンスは「メルセデスドライブの間だけ」と考えた方がいい。
最後にちょこっとだけトロ・ロッソについて書きます。この直後の2連戦、ベルギーとイタリアはご存知の通り全開率が高く、エンジン依存のサーキットなので正直苦戦を強いられると思います。ルノー勢と同様に安心して期待できるのはシンガポールまでお預けになりそうです。そして唯一の母国、日本GP。鈴鹿スーパースペシャルを投入してもらって、そろそろ「笑顔のハートレイ」を見てみたいですね。

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F1の後半戦再開まで、あと1週間です。F1がまた我々の前に戻ってきますよー!

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先日まで「名門チームとそれらを支えた代表的ドライバー」として10チームをみてきました。ドライバーをみればそのチームっぽい、逆にそのチームといえばその人ありき、みたいな色が出てましたよね。それぞれ「色の違い」が見えてきたと思います。これでチーム内での成績について各部門で点数化しましたので、チーム差や昔や最近、長い浅い関係なく単純に並列化できたはずです。しかしチームや時代、レギュレーションが異なるとそうもいかなくなる。ドライバーにはファン各々で好き嫌いや印象などがあるため、なかなか比較評価は難しいものですよね。以前も時代によって異なるポイントを変換して比較したりしましたが、今回は前回のティレルの時に話した、好みや印象を度外視した数的評価で「ミスターの中のミスターF1ドライバーは誰か」を決めてみたいと思います。
※予めお断りしておきますが、これはmiyabikunの定めた評価方法により算出したもので、miyabikunの好き嫌いは考慮していません。感情を抜きにした「無味乾燥」状態です。
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まずは軽く先日までに割り出した各チームのトップ5まで振り返りたいと思います。2017年シーズンまでのエントリー数、ポール獲得数と獲得率、優勝数と優勝率、表彰台獲得数と獲得率、ドライバーズチャンピオンにポイント付与した集計結果です。内訳詳細は以前の記事を参照下さい。

《フェラーリのトップ5》
  1 111pts M・シューマッハ   ★★★★★
  2   59pts A・アスカリ          ★★
  3   57pts N・ラウダ              ★★
  4   40pts J・M・ファンジオ ★
  5   33pts K・ライコネン       ★●
  ポイント獲得対象33人    総ポイント548

《マクラーレンのトップ5》
  1   90pts A・セナ            ★★★
  2   81pts A・プロスト     ★★★
  3   65pts M・ハッキネン ★★
  4   58pts L・ハミルトン  ★ ◯
  5   37pts J・ハント         ★
  ポイント獲得対象20人    総ポイント512

《ウィリアムズのトップ5》
  1   71pts N・マンセル       ★
  2   65pts D・ヒル              ★
  3   53pts A・プロスト       ★
  4   49pts J・ヴィルヌーブ ★
  5   45pts N・ピケ              ★
  ポイント獲得対象18人    総ポイント467

《ロータスのトップ5》
  1   85pts J・クラーク               ★★
  2   53pts M・アンドレッティ   ★
  3   50pts E・フィティパルディ ★
  4   48pts J・リント                   ★
  5   46pts A・セナ
  ポイント獲得対象18人    総ポイント458

《メルセデスのトップ5》
  1   96pts L・ハミルトン       ★★★●
  2   79pts J・M・ファンジオ ★★
  3   68pts N・ロズベルグ       ★
  4   50pts V・ボッタス           ●
  5   41pts S・モス
  ポイント獲得対象11人    総ポイント388

《レッドブルのトップ5》
  1 109pts S・ベッテル               ★★★★ ◯
  2   62pts M・ウェバー
  3   56pts D・リカルド               ●
  4   36pts M・フェルスタッペン ●
  5   18pts D・クルサード
  ポイント獲得対象9人     総ポイント307

《ブラバムのトップ5》
  1   85pts N・ピケ           ★★
  2   67pts D・ブラバム    ★
  3   47pts J・イクス
  4   44pts D・ガーニー
  5   42pts D・ハルム        ★
       42pts C・ロイテマン
  ポイント獲得対象15人   総ポイント452

《ルノーのトップ5》
  1   87pts F・アロンソ          ★★
  2   60pts A・プロスト
  3   59pts R・アルヌー
  4   44pts G・フィジケラ
  5   35pts J・P・ジャブイユ
  ポイント獲得対象13人   総ポイント381

《ベネトンのトップ5》
  1   90pts M・シューマッハ ★★
  2   44pts G・ベルガー
  3   39pts J・アレジ
  4   36pts N・ピケ
  5   32pts A・ナニーニ
  ポイント獲得対象13人   総ポイント356

《ティレルのトップ5》
  1   83pts J・スチュワート ★★
  2   57pts J・シェクター
  3   56pts P・ドゥパイエ
  4   34pts M・アルボレート
  5   32pts F・セベール
  ポイント獲得対象16人   総ポイント330

★はチーム所属時のチャンピオン獲得数、
●は2017年時点の現役所属、◯は過去に所属した現役

チーム優勝数上位10チームのさらにトップ5は延べ162人でこんな感じでした。同列比較したはずなのに、獲得対象者数とチーム総ポイントに差があるのはなぜ?!これはチームの歴史が浅く、10人にポイント付与できなかったために生じています。例えば現役チームであるメルセデスやレッドブルは多く優勝は挙げていますが、ブラバムやティレルより下回ってしまってしまうのです。またチャンピオン獲得者には特別に1回獲得につき10ポイントのボーナスを与えました。チャンピオンをそのチームで多く獲得していると、各人またはチームの総ポイント数に波及されますからフェラーリやマクラーレンが高めに出ます。
次にこれらをチームの分けを外し、ガチャっと合体されて並べると、こうなります。

《チームの分けを外したトップ30》
  1 111pts M・シューマッハ(フェラーリ 1位)
  2 109pts S・ベッテル(レッドブル 1位)
  3   96pts L・ハミルトン(メルセデス 1位)
  4   90pts A・セナ(マクラーレン 1位)
       90pts M・シューマッハ(ベネトン 1位)
  6   87pts F・アロンソ(ルノー 1位)
  7   85pts J・クラーク(ロータス 1位)
       85pts N・ピケ(ブラバム 1位)
  9   83pts J・スチュワート(ティレル 1位)
10   81pts A・プロスト(マクラーレン 2位)
11   79pts J・M・ファンジオ(メルセデス 2位)
12   71pts N・マンセル(ウィリアムズ 1位)
13   68pts N・ロズベルグ(メルセデス 3位)
14   67pts D・ブラバム(ブラバム 2位)
15   65pts M・ハッキネン(マクラーレン 3位)
       65pts D・ヒル(ウィリアムズ 2位)
17   62pts M・ウェバー(レッドブル 2位)
18   60pts A・プロスト(ルノー 2位)
19   59pts A・アスカリ(フェラーリ 2位)
       59pts R・アルヌー(ルノー 3位)
21   58pts L・ハミルトン(マクラーレン 4位)
22   57pts N・ラウダ(フェラーリ 3位)
       57pts J・シェクター(ティレル 2位)
24   56pts D・リカルド(レッドブル 3位)
       56pts P・ドゥパイエ(ティレル 3位)
26   53pts A・プロスト(ウィリアムズ 3位)
27   53pts M・アンドレッティ(ロータス 2位)
28   50pts E・フィティパルディ(ロータス 3位)
29   50pts V・ボッタス(メルセデス 4位)
30   49pts J・ヴィルヌーブ(ウィリアムズ 4位)
  ポイント獲得対象は延べ162人   総ポイント4199

各チームの1位が順当に上位にくる中、ウィリアムズは1位が少しライバルより出遅れ、逆に4位のヴィルヌーブまでがトップ30に入ってきているのが特徴的です。当時ウィリアムズの時にも書きましたが、ウィリアムズは各人エントリー数が多くなく、在籍期間も短い。さらに栄冠を勝ち取ると移籍する傾向にあり、フェラーリやレッドブルにある「一人独走状態」を招かなかったことで分散したようです。
同じチームで複数回チャンピオンを獲得すると、このポイントは上昇します。1位のM・シューマッハはフェラーリで5回チャンピオンを獲得して50ポイントを上乗せ。2位のベッテルはレッドブルでご存知の通り4回チャンピオンなので40ポイントを加算しました。同じくチャンピオンは4回でも、マクラーレンで1回、メルセデスで3回のハミルトンとは取り扱いが異なってきます。
このランキングは各チームで獲得したポイント数によるものですが、別のチームで上位を獲得してもランクインしてきますので、以下でそれを「ドライバー単位」で集約して並べ直してみます。

《ドライバー単位に集約した場合のトップ30》
  1 215pts M・シューマッハ
  2 206pts A・プロスト
  3 166pts N・ピケ
  4 154pts L・ハミルトン
  5 146pts A・セナ
  6 121pts S・ベッテル
  7 119pts J・M・ファンジオ
  8 111pts F・アロンソ
  9 107pts N・ラウダ
10   85pts J・クラーク
11   83pts J・スチュワート
12   81pts N・マンセル
13   80pts E・フィティパルディ
14   74pts G・フィジケラ
15   73pts N・ロズベルグ
16   71pts S・モス
17   67pts J・イクス
       67pts D・ブラバム
       67pts J・シェクター
20   66pts J・リント
21   65pts D・ヒル
       65pts M・ハッキネン
23   63pts C・ロイテマン
       63pts G・ベルガー
25   62pts K・ライコネン
       62pts M・ウェバー
27   59pts A・アスカリ
       59pts R・アルヌー
29   57pts D・クルサード
       57pts V・ボッタス

元はチーム単位で算出したものですが、合算すると順位がいくつか入れ替わり、よく見る優勝数ランキングみたいな順列に変わりました。フィジケラがN・ロズベルグやハッキネンを差し置いて14位ですと?!さすが流浪の苦労人です。この算出方法の弱点は「10チーム以外で好成績をおさめた者がカウントされない点(例えばブラウンGPのバトンなど)」「10チーム内の複数で移籍して好成績であれば上位に入る点(例えばノンチャンピオンのフィジケラやモスが上位に来る)」があります。本来ではあれば、全チームで同様の評価をすればより平等になるわけですが、miyabikunもそこまでの根気と時間がありませんでした。
特筆すべきは10位にランクインしたクラークです。彼は事故により若くして命を落としたドライバーの一人ですが、上位ドライバーが複数チームでポイント積み重ねる中でロータス一本でこの順位です。ちなみにクラークのほか、チャンピオンを獲得したマトラ時代をカウントしていないスチュワート、アロウズやジョーダンなどで晩年をダラダラと過ごしたD・ヒルもその手に属します。

《10チームのランキンググラフ》
最後にコンストラクターズランキンググラフを結合してみました。いつものようにグチャグチャしちゃっています。各チームで異なるカラーを使用していますので頑張って追ってみて下さい。
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コンストラクターズランキングは1958年からスタートしており、下限が14位より少ないエントリー数の時代はグレーで塗り潰しています。よってグレーにかかるティレルの93年は13位でビリなわけです。今回選択した10チームの内訳はワークス(メーカー)が4チーム(フェラーリ、ロータス、メルセデス、ルノー)、そしてプライベーターが6チーム(マクラーレン、ウィリアムズ、レッドブル、ブラバム、ベネトン、ティレル)となっています。今でこそマクラーレンはメーカーとして自社製の車を市販化するようにはなりましたが、元はドライバーが枝分かれさせて発足させて、今でもホンダやルノーからエンジンを供給してもらうプライベーターです。全ての期間で参戦しているのはフェラーリのみで、ほかメルセデスやルノーは会社の経営方針などの理由からか何度か休戦、復帰を繰り返しています。一方、プライベーターもいくつか消滅を余儀なくされたものもある中で、マクラーレンやウィリアムズなどは苦しいながらも参戦を続けています。
10チームがランキングの上位にしっかり居座っている様子がよくわかりますよね。新規チーム、零細チームではF1の頂点に立つのは困難を極めます。私達がF1をよく知るようになった80年代から90年代後半までの10年間はフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズ、ベネトンによるいわゆる「四強」が相見える形であったことがグラフからも読み取れます。そのほとんどはオレンジのマクラーレンと黒のウィリアムズが牽引していました。これら名門の強豪がひしめく中、ランキング1位が空いているシーズンがいくつかあります。古い順に初年58年のヴァンウォール、59,60年はクーパー、62年のBRM、68年マトラ、そして時も記憶にも新しい09年のブラウンGPでした。それら上記3チームは複数年参戦中の戴冠でしたが、ブラウンGPはデビューでダブルチャンピオン、そして直後に買収とたった一年で成し得て消滅した「時のチーム」の戴冠でした。

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いかがでしたでしょうか。10回に渡るチームとドライバー評価とランキング、そして今回はその10チームをまとめて並べました。今までこのブログでは「時代に合わせたポイント換算による評価」「チームごとの代表ドライバーによる評価」というやり方を使ってファンの永遠の課題である「F1で速く強いドライバー」を模索してきました。時代もドライバーもマシンもレギュレーションも、さらには行われたサーキットも異なる中で単純に比較することはなかなかできないことです。もちろん今回のデータでもそれを正確に解明することができませんでしたが、その時代時代に優秀なチームやドライバー、マシン、戦略があって、数々のバトルやドラマを繰り広げてきたわけで、それを見つけて比較、断言することは決して容易なことではありません。
今チームは存続自体が厳しいものとなり、かといって新興チームが台頭してきたり参入することも減ってきました。レギュレーションの緩和や「F1のあり方」によっては、今後ワークス、プライベーターとも新たな強豪チームがまた現れてくるかもしれません。

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