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F1はフランスからオーストリアへ。私達は東京駅からクニッテルフェルトにあるレッドブルリンクへ向かいます。海なし国のオーストリアは東欧にあり、首都のウィーンを除けば比較的のどかな風景が多いです。レッドブルリンクもなかなかな田舎にあるから、今回もサーキットまでは苦戦しそうだなぁ。

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まずオーストリアにはどうやって行ったらいいの?どこに向かえば?という件について。ウィーンより近い国内第二の都市グラーツに立つ赤いピン、グラーツ空港(GRZ)があります。そこを目指すのが一番近い行き方になりそう。サーキットは上の地図のクニッテルフェルトの「ク」の少し左下あたりになります。ただ今までと同様にいくら国際線扱いがあっても、日本や東京から「直行便」となると狭き門、厳しそうです。ちなみにグラーツ空港はこんな感じ。国際線を取り扱いつつ、3,000mの舗装滑走路1本と空港側の包容力も決して大きくありません。
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グラーツ空港へのアプローチで乗り継ぎを含めた短時間順でみると、最短が羽田空港12時35分発ルフトハンザでドイツのミュンヘン空港(MCU)で乗り継ぎ、1時間15分を経た後50分フライトとなる13時間45分コース。成田空港の場合は13時35分発のオーストリア航空でウィーン国際空港(VIE)で乗り継ぎ1時間30分、そこから35分フライトとなる14時間05分のコース。または10時10分発スイス航空でスイスのチューリッヒ空港(ZRH)へ向かい、乗り継ぎで3時間待ってから 1時間10分かけて入るトータル16時間30分コースが出てきました。
こういう選択は各人の個性や用途によって分かれるところかもしれません。いち早く行きたいのならば一番早い所要時間を選ぶだろうし、航空会社の特約やサービスの好き嫌いもあるかもしれません。コストありきならば航空会社や乗り継ぎ回数、乗り継ぎ時間を問わないタイプもいるでしょう。いずれにせよ直行便はなく一度はどこかで乗り継ぎがあるわけだし、この企画はコストを度外視しています。miyabikunは地球規模でみて「目的地より遠くに行ってから戻る」みたいなのにロス感を持ってしまうので、今回はオーストリア航空を使って、日本から見て一番近い、目的地と同じ国のウィーンを経由してから南下するような選択をしたいと思います。

東京駅〜鉄道〜成田国際空港(NRT)
・成田エクスプレス    :79.2km  57分  3,020円
・京成スカイライナー:67.8km  56分  2,630円
東京駅〜バス〜成田国際空港(NRT)
・リムジンバス            :71.8km  87分  1,000円

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成田国際空港(NRT)〜ウィーン国際空港(VIE)
・オーストリア航空:約9,150km 約12時間

ウィーン国際空港(VIE)〜グラーツ空港(GRZ)
・オーストリア航空:約150km 約35分

グラーツ空港からサーキットまでの道のり、地図を見る限り山岳地に向かうためあまり期待できません。サーキットの先に大都市があったりすると高速鉄道の運行も期待できますが、今回はありませんでした。
まず公共交通機関を使った場合です。首都ウィーンに向かうSバーン郊外列車が空港から直通で出ており、カップフェンベルクにあるブルック・アン・デア・ムアに1時間程かけて向かいます。そこから西へ方向転換してレギオナルツークR8列車でまた40分乗車し、サーキットに近いクニッテルフェルトまで乗車、そこからさらに846バスに10分乗る行き方。せっかくウィーンから飛行機で来たのに、また鉄道でウィーン方面に向かうのもしゃくですね。
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車の場合はカップフェンベルクに向かわず、A9号線を使ってショートカットできそうです。このルートのバスでもあれば便利そうですが、調べた限りは見つかりませんでした。GP開催中だけでもシャトルバスがグラーツやウィーンからあると有難いんだけどなぁ。
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グラーツ空港〜レッドブルリンク
・鉄道とバスと徒歩:約115km 2時間20分
・車                         :約85km 65分

東京駅〜成田空港〜グラーツ空港〜サーキット
● 鉄道〜飛行機〜飛行機〜鉄道:約17時間30分
(チェックインや乗り換え時間を除く)

ウィーン国際空港に降り立ち、グラーツに向かわずそのまま鉄道とバスを乗り継いだ場合は鉄道→鉄道→鉄道→鉄道→バスの乗り換えで8時間超えと出てきました。206kmを車で2時間半弱。公共交通機関が弱いと、ロスが大きいですね。日本って鉄道をはじめとした交通機関が非常に便利なんだなということを改めて知らしめられます。