F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:エス・ド・セナ

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英語はイマイチ、地理ならちょっとはマシなミヤビマン・ティルケは早くも切り貼り空想第二号の完成です。最近は仕事からの帰りも遅いのに、よくやるよ。1度ザザーっと前回選びきれなかったもの達にプラスαしたら8kmを超えてしまったので、それを簡略してこのように仕上げてきました。見方は前作と同じです。
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今回は丘に挟まれた川をまたいで敷設してみました。日本は川も多いのです。前回選びきれなかったもの達と、それじゃ1周できないので厳選のメンバーに再登場頂きました。何とか「ツナぎ無し」で無理矢理連結。前回は全てが右回り(時計回り)サーキットからの選択で、今回は左回り(反時計回り)が数カ所あるため、順走は諦め、反転か逆走を覚悟していたのですが、意外にもアデレイドヘヤピンの反転以外全てがそのコースの順走のまま繋ぐことができました。些細なことながら、ズルしないで済んだからそこは結構誇らしい(笑)今回のこれらはどこから拝借して繋いだのでしょうか?!
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答えはこちら。前回からは若干短めの6.350kmとなります(地図ソフトより)
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起伏、勾配はこんな感じです。実際にある程度は近付けつつ、平坦な区間がほとんどありません。ミヤビマンの設計はなかなか「鬼」です。それも通常はあり得ない「橋梁区間」が2箇所もありますからね、実際なら認可は降りないでしょう。画的には面白いと思うのですがリバティメディアさん!

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《サーキット概要》
        名称       :Mドリームサーキット2(仮)
        全長       :6.350km × 49周 = 311.150km
   コーナー数 :27(複合コーナー各頂点を含む)
      高低差     :45m
設定最高速度:340km/h
     DRS区間  :2箇所(650mと900m)

左回りの区間を使って今回は少数派の左回りレイアウトです(後日文言修正)オンボードを交えながらコースを見ていきましょう(一部実際の縦断勾配とは異なります)

《セクター1》1.85km
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コントロールラインからターン1まではさほど長くなく、下りながら左右と切り返し、川辺に並ぶ国花である桜(が植樹されている想定)に吸い込まれるように複合「さくら」がF1マシンをお出迎え。桜と共演させるなら、秋口でなく春先に催したいですね。夏になると、このS字はSakuraでなくkemuShiのSに変わってしまう。
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川に架かるのはたわみが小さい上路式コンクリートアーチ橋「東アーチ」(写真はイメージです。桁下から水面まではもっと近い)です。吊り橋や斜張橋とは異なる風情と景観がレースシーンと融合します。ただしたわみは小さいとはいえ剛接合するわけにはいきませんのでトラックには伸縮継手があります。ウェットコンディションでは気をつけましょうね。
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橋を渡ると左にシフトして戻るシケイン「よりみち」で流れを一度断ち切り、正面に見える丘を前の準備に入ります。
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うずまき状の低中速複合コーナーはあまりよいJapaneseではない「紆余」と「曲折」コンビ。一度丘から向きを変え、川沿いに続くこのサーキットでは貴重な平坦な800mほどのストレートの中央付近までがセクター1となります。

《セクター2》2.33km
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DRSでスピードに乗った頃に、サーキット最鋭角コーナーでその先にある施設から名付けられた「温泉」(走行ラインは写真のマシン方向が逆)で向きを急激に変え、いよいよ丘に挑んでいきます。
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「電光石火」で一つずつ勾配を上ると、その先に見えるのは緩やかな頂点をなすサーキット最頂部に「虹」が架かります。
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ここのスタンドであればサーキット全体を俯瞰できそうです。メインゲートからは遠いけど、お値段も少し高めに設定します(笑)
F1マシン達はそんな眺めを楽しむ間もなく「ドロップ」で先程跨いだ川へ向かって急降下。
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これから橋の架替でもあるかのような右振りシケインを高速度で通過、今度は「中央アーチ」(東と中央ということは、どこかにもう1本「西」がある?!)で元の岸に。川の名前は何にしようかな、、実際にある地名でもあるけど「さくら川」にしよう。ニホンのサクラはウツクシイ。

《セクター3》2.17km
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橋を渡ると最低部に中高速右コーナーがあり、そこからは連続左高速コーナーでまた緩やかな上りです。とても慌ただしいでしょう?でも地形を人工的に傷つけてサーキットを敷設するのではなく、地形にサーキットを合わせて「場をお借りする」がミヤビマン・ティルケの設計思想の一つ。
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大きく大きく、しばらく半径の異なる左が続きます。大きな弧を描く「大弓」です。下り始めたところから再びDRS区間が始まりますので、ここでしっかり前車を捉えておきましょう。

ピットレーンは変わっています。インレーンはパクり元と同じで、アウトレーンは本線をくぐっています。そうです
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こういうことです。どこぞの要素をここもパク、、いや取り入れました。ココでどこのサーキットにもないオリジナルな部分として、地上に出た後に本線側とピットアウト側が200m程度並行し、両者とも視界に入るわけですが、本線側は「寄り道」シケインがあるため若干ロスします。焦っちゃダメ!コースアウトもダメ!いじわるー(笑)
想定するパッシングポイントはスタート直後の「さくら」そして場合によっては「よりみち」でも飛び込む隙があるかもしれません。第2セクターの直線で後ろにつけて頭から「温泉」にも飛び込めます。中盤の下り坂「ドロップ」の先にもシケインはありますが、少し浅めなので今のマシンとドライバーをもって接触やショートカット無しでパッシングをかけられるかも注目です。後半は流れるような高速区間が続き、前作に比べるとポイントは限られてしまうかもしれません。

完成してみて思ったのですが、今回のレイアウトを両手で掴み、アーチ橋を基点に右手側をグルリと「レインボー」が下になるよう捻って両端をピンと引っ張った想像をしてみて下さい。どこかで見覚えがあるような、、
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なるほど、使った区間はごく一部だったし意識はしていないのに、似ている。
といった空想ドリームサーキット第二弾でした。今回選択した実在サーキットの区間やコーナーは全て盛り込みました。他にもまだまだ沢山の名コーナーがありますのでまた何かの折に空想で切って貼ってしたいと思います。最近すっかり「空想市街地」を放置しちゃっています。

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先日「ヘルマン・ティルケ」について書いた時「サーキット・オブ・ジ・アメリカズは各サーキットの名物コーナーを盛り込んだ」と書きました。

サーキット・オブ・ジ・アメリカズの構成
・ターン2、3
    →ブラジルGP インテルラゴス
      「エス・ド・セナ」
・ターン4~6
    →イギリスGP シルバーストン
      「マゴッツ、ベケッツ、チャペル」
・ターン12~14
    →ドイツGP ホッケンハイムリンク
      「スタジアムセクション」 
・ターン16~18
    →トルコGP イスタンブール・パーク
      「ターン8」

確かによく聞くコーナー満載です。
それがどんな感じに模しているのか、今週末のアメリカGP前に地図で比較してみました。
地図をグルグル回したかったので、今回はGoogleの航空写真をお借りみてみます。縮尺は同じではありません、許してください。


まずこれがサーキット・オブ・ジ・アメリカズの全貌です。

全長5.5km、コーナー数20、高低差は写真ではわかりませんが41mもあるようです。なんだか古代の石器やサバイバルナイフのような鋭利な刃物のようなディテールです。高いタワーの展望台はバンジージャンプしたら怖そうです。長い名前ですからCircuit Of The Americasの単語の頭文字を取ってCOTAと略されるとのこと。ココでもその略称をお借りして楽させて頂きます。


ではさっき書いた「真似の元」と各コーナーを比較してみます。
ブラジルGP インテルラゴス
「エス・ド・セナ」

ブラジル出身のアイルトン・セナがインテルラゴスを改修する際に監修し、名前が付きました。スタート直後の接触やメインストレートからのブレーキングでしばしばパッシングがみられます。オーバースピードでタイヤスモークやコーナーカットするドライバーも多くいますね。

COTAのターン2・3

う~ん、似てますか?!あまり似てない気が。。縮尺や高低差まで表現していないし、実際高速度で走るとラインやマシンにかかる負担が似ているのかもしれない。インテルラゴスもココも反時計回りなのは共通です。ただコーナーの向きも逆です。見てるところ間違えてるのかな?!もしかしたらターン2・3ではなく、ターン1・2の間違いだったりして(笑)ターン1・2であれば、まあまあ似てるかも。


イギリスGP シルバーストン
「マゴッツ、ベケッツ、チャペル」

三兄弟のようなこの名前もお馴染みですね。右、左、右と横Gを大きく交互に受けマシンが揺さぶられ、この各コーナーのライン取りがうまくないと、以降のハンガーストレートの加速に影響が出てしまいます。観てる側としてはココでのバトルも当然ないし、名物とはいえ、そう面白いとは思えないのは自分だけでしょうか?!サイド・バイ・サイドで進入したら面白いかも。

COTAのターン4・5・6

コーナーの向きや徐々に大半径になるあたりのレイアウトは確かに似てます。本家のように直後にストレートがあると難易度も上がるのでしょうが、こちらはダラダラとコーナーがまだ続きます。全くのコピーというわけにはいきませんね。


ドイツGP ホッケンハイムリンク
スタジアムセクション」 

コレはコーナー名ではありません。ホッケンハイムの森を抜け、観衆の前に現れる区間です。ココって名物って言うんでしょうか?!(笑)そんなイメージがありませんでした。ストレートが終わり、11コーナーのモービル1で右に、ザックスで左に、13・14と緩やかに右、左とカーブし、15・16コーナーを経て約180°向きを変えコントロールラインへ。

COTAのターン12・13・14

ホッケンハイムリンクより洗練された感じで再現されています。ただし、鏡のように反転しています。ホッケンハイムリンクもティルケの改修は受けましたが、この区間は伝統あるクラシックサーキット、COTAはティルケの手がけた近代サーキットだけあって、コースの幅員も広いです。


トルコGP イスタンブール・パーク
「ターン8」

ヘルマン・ティルケが手がけた最も秀逸なコーナーかもしれません。今開催されないのが残念です。4つの複合左コーナーで高速で進入し、5G近くの遠心力を感じながらエイペックスを取るラインを狙います。イタリアの高速右コーナーのパラボリカと同様にライン取りによってその後に控えるストレートの伸びに大きく影響します。

 COTAの16・17・18

作った人が同じですから、模すのはなんのそのなんでしょう。でもよーく見るとやっぱりイスタンブールの方が難しそうに見えます。走ったことはないですが(笑)取って付けた感を感じるのは自分だけでしょうか。


他のセクションもどこかに当てはめられれば当てはまるとは思います。
せっかくアメリカなら、高低差を使ったラグナ・セカのコークスクリューや「刃物のようなレイアウト」をもっと反らせて鈴鹿の130Rとか、もっと盛り込んで欲しかったな、なんて感じます。今年のアメリカGPもチャンピオンが決まるか粘れるかのターンニングレース。いつもとは違う好レースに期待したいと思います!
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