今回はフェラーリ、、ん?違う。フェラーリパワーユニットを搭載するアルファロメオC43をみていきます。「アルファロメオ」として参戦する最終年になります。どこか寂しい気もしますが、実態はシャシー名にある通りザウバーが根幹にありますし、来シーズンは「アウディ」としての参戦を控えています。それにしても、見間違えてしまうなぁ。
各車色々な工夫が施されるフロアのサイドですが、C43はここでも個性的なディテールをお披露目していました。上向きのギザギザフィンがびっしり!ライバルはココにタイヤを擦りたくありませんね、一気にバーストしちゃうみたいな。フィンが先に飛び散るかな。この部分はテストやシーズン中に度々試行錯誤となりそうですね。もし模倣されたらアルファロメオに先見の明があったということ。
《シャシー》
C43
全長: - mm
全幅:2,000mm
全高: 970mm
最低車体重量:798kg
最大燃料搭載量:110kg
ブレーキキャリパー:ブレンボ
ブレーキディスク、パット:
サスペンション フロント:プッシュロッド
リヤ :プッシュロッド
ホイール:BBS
タイヤ:ピレリ
《パワーユニット》
フェラーリ 066/10
V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
排気量:1.6ℓ
ICE最高回転数:15,000rpm
MGU-K最大回転数:50,000rpm
MGU-H最大回転数:125,000rpm
最大出力: - 馬力+120kW(非公開)
燃料・潤滑油:
《ドライバー》
No.77 ヴァルテリ・ボッタス(フィンランド)
No.24 周冠宇(中国)
ドライバーは昨年と変わらずベテランボッタスに2年目の周くんのコンビネーション。真ん中にいるのはザウバーの育成選手でありリザーブのテオ・プルシェールです。
出足は非常にたくましく「チャンピオンチーム」というタガが外れて伸び伸びイキイキとしたボッタスではありましたが、後半戦はマシンの伸び代も乏しく、完全に鳴りを潜めてしまいました。むしろ伸び伸びイキイキし過ぎといったきらいが無くもなく(笑)誠実でクソ真面目な印象のボッタスの「違った一面」をみられましたね。ただボッタスはれっきとしたF1ウィナーの1人であり、一発の速さはいまだ錆び付いたりしていないはず。アルファロメオとしての最終年、引き続き来るアウディのエースドライバーを背負うべく、しっかりとした模範で居続けてほしいものです。
大国の中国期待のF1ドライバーとして無事に2年目を迎えた周くんですが、昨シーズンは地味ながら堅実なドライビングができるドライバーであることを証明しました。伸び伸び羽を伸ばしたボッタスに対して、後半戦は予選で上回ることもしばしばみられました。まだ2年目ですし、マシンの競争力によるものも多いと思いますが、来シーズンも引き続きレギュラーシートを掴めるよう、自信を持ってキャリアを積み重ねてもらえたらいいなと思っています。
そういえば、このショーカーはボッタス、周のサイン入りでオークションで出品されるようですね。少しでも資金の足しにしようっていうことなのか?!
何はともあれ、まずは中団上位を目指し、アルファロメオでの有終の美を飾りましょう!
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