F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:アゼルバイジャンGP

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今回はなかなかのボリュームになりましたね。予選はともかく、スプリントシュートアウトとスプリントを分けてやったばっかりに、いつも以上にのんびりゆっくりやってしまいました。。まさにゴールデンウィーク!(笑)ネタが古くなる前に、記憶が薄れぬ前にしかと書き留めておきましょう(独り言)

決勝レースのスタートタイヤはこのようになりました。IMG_8163
わかりやすいまでのミディアム一色!タイヤの保ちがいいとはいえ、基本は1回ピットが王道ですので、ミディアムタイヤからハードタイヤにスイッチするドライバーがほとんど。グリッド最後尾となる18番手のデ・フリースとピットレーンスタートを選択したアルピーヌのオコンとハースのヒュルケンベルグの3人が逆戦略を選択しています。がっしゃんこ率の高いバクーでもさすがにスタート前からそれを予期してソフトタイヤを選ぶ猛者はいません。

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ターン1に向かって、外向きにマウントする2番手のフェルスタッペン。先日グリッドの就き方で議論には挙がったものの、これはセーフなやつです。
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スタート直後のターン1は無事にルクレールが制し、フェルスタッペンとしてはレース中に抜けばいいスタンスか。荒れがちなスタートも今回大きな混乱は無くお利口。
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3周目終わりでDRSを開くフェルスタッペンにはこれがある。この時点で既に大きな速度差。
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簡単に抜く。予選やスタートがどうであれ、何も焦る必要が無い。
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6周目には3位ペレスがルクレールをかわす。これにてレッドブルのワンツーが確定。
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この2人はカップルかな。言葉は通じずもこの仕草で全てが伝わってきます。

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9周目にレッドブル2台、フェラーリ2台の後ろ5位を走行するハミルトンの背後にはアストンマーティンが2台束になって執拗に追い立てています。今回のアストンマーティンはいつも以上に「連合軍」といった面持ち。まさかメルセデス、それもハミルトンがアストンマーティンに追われるなんて、1,2年前まで想像もしませんでしたよね。
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たまらず10周目に静止時間2.6秒でタイヤ交換して一度距離を置くも
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戻った位置がよくなかった。ハードタイヤの群衆の後ろ、13位で復帰することとなります。中団下位チームが相手とはいえ、これは誤算だったか。
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するとハミルトンの前を走るデ・フリースがコーナーのイン側ウォールに接触。トラック上にマシンをかけた位置で止まってしまっています。表示上は黄旗となっていますが、イヤな予感がする。
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タイヤに不満を持っていたフェルスタッペンがこの間にピットへ向かう。
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いいのかなー、本当に「今」でいいのかなー?!IMG_8182
ほら出た、最近お決まりの時間差セーフティカー発動。あのデ・フリースの止まり方は出るでしょう。レッドブルとフェルスタッペンはその判断ができなかったのかな。当然ペレスをはじめ、フェラーリ勢やラッセル、アストンマーティンら上位勢はこの指示でピットに向かっています。
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ん?誰かピットレーンの内側から抜いた?
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6位走行のラッセルは前でモタモタ走るストロールの前に出ています。ストロールはアロンソとのダブルピットストップになるため間合いを計ったのでしょうが、これはさすがに危険だろ。でもお咎め無しのため、アリのようです。皆さんコレ今後よく覚えておきましょう(笑)

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セーフティカーピットとならなかったフェルスタッペンは大損こいたと思いきや、結果的にはルクレールの後ろ3位をキープできました。なーんだ(笑)一番得したのはペレスか。
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フェルスタッペンは早々とルクレールに対して2度目となるパッシングを敢行。
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そのすぐ後ろではサインツに対して地元の大先輩アロンソが襲いかかって4位浮上。レースになると全く強みを感じないフェラーリが痛々しい。。
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開幕戦から3位表彰台を続け、さすがにココのストレートスピードでは無理じゃねと思っていたアロンソですが、今回もちょっぴりありそうな気がしてきました。3位屋さんイケるか?!

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レースは一気に終盤まで飛んで46周目。スタートからハードタイヤで粘る11位ヒュルケンベルグに対して、既にタイヤ交換義務を終えた12位角田が接近しています。前を走るオコンとこのヒュルケンベルグはこの後イヤでもタイヤ交換が待っているため、自動的に10位入賞は堅い角田ではありますが、
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トラック上でしっかり勝負して暫定11位へ。今回も無事に10位入賞を果たしています。ヘボいマシンで今回もよくやった!

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おーい、フェンスによじ登っていいんだっけー?!

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《決勝結果》
 1 ペレス     (レッドブル・HRB)
 2 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 3 ルクレール   (フェラーリ・F)

レース中盤では1.5秒程度まで接近したペレスとフェルスタッペンですが、最後まで順位は変わらずペレスはシーズン2勝目を挙げて、勝利数だけはフェルスタッペンと並んでいます。3位はルクレールがアロンソから何とか逃げ切り、チームとしてシーズン初表彰台を獲得しています。

《ファステストラップとそのタイミング》
 ラッセル(メルセデス・M) 1分43秒370
 51周目/51周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ペレス(レッドブル・HRB)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:18台(18台フィニッシュ)
 規定周回:16台

ファステストラップは最後の最後でフリーストップを使ってソフトタイヤに履き替えたラッセルが獲得。でもアレのお咎めは無しです。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 アロンソ(アストンマーティン・M)

本家で選出されたウィナーの頑張りはもちろん認めつつも、レース中の無線然り、先日のシュートアウトでの立ち振る舞いといい、アロンソの言動にはかなり驚きました。レース中のフジテレビNEXT解説陣も感心していましたよね。まさかあのアロンソが、大人になったなぁーと(笑)今までの戦績や活躍に全く疑う余地は無いものの「チームメイトのために」という言動は今までのアロンソの口からあまり出るものではありませんでした(ただmiyabikunが知らないだけかもしれませんが)ただ今回のアロンソは気の余裕があったのか、度々出遅れるストロールの助けとなり、結果的には連続3位表彰台は逃すもののスプリント、決勝でしっかりポイントを獲得。ストロールも入賞を果たしました。だいぶ丸くなりましたなぁ。いよっ、さすがチャンピオン!(い、今更?!、)

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《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 デ・フリース(アルファタウリ・HRB)

新人をココで選ぶのもためらいますが、今までしばらく我慢していたので、ここらで喝を入れたくなってしまいました。デ・フリースのこの週末はやけにミスが目立ちましたね。可哀想なもので、昨シーズンの衝撃デビューがあったからなおさらそう感じちゃうのでしょうか。正直ここまでちょっと期待ハズレ。。乗り難く、速さもイマイチなマシンかもしれませんが、角田はそれなりに乗りこなしていますし、マシンは違えど他の新人2人も出来る限りの位置で活躍しています。まだシーズン始まってばかりですので、もちろん挽回は可能。抽象的な表現にはなりますが、デ・フリースのポテンシャルはこんなものではないと信じています。

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《ドライバーズポイントランキング》
   1  → フェルスタッペン 93pts
   2  → ペレス      87pts  (-6pts)
   3  → アロンソ     60pts(-17pts)
   4  → ハミルトン    48pts(-12pts)
   5  → サインツ     34pts(-14pts)

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《コンストラクターズポイントランキング》
   1  → レッドブル     180pts
   2  → アストンマーティン   87pts(-93pts)
   3  → メルセデス       76pts(-11pts)
   4  → フェラーリ       62pts(-14pts)
   5  → マクラーレン      14pts(-48pts)

《第4戦アゼルバイジャンGPのポイント》
・予選屋さんルクレールと市街地屋さんペレス健在
・ピットレーンの「モタモタちょい抜き」はアリ
・デ・フリースは負のループから抜け出せるか
・予選2回、決勝2回はやっぱり予想通り忙しい

今回のスプリント新フォーマット、皆さんはどう感じましたか?!なかなか面白かった?!いつもとあまり変わらないスプリントウィーク?!忙しさはありましたが、miyabikunは予想していたよりは楽しめたように感じました。ただ初回がリスク紙一重のバクー市街地であったこと。フリー走行の時間の短さやパルクフェルメルール。土曜のセッションが金曜と日曜にリンクしていない点などは再考してもいいのではないかと思いました。今回の「スプリントシュートアウト」の時間帯を長くし、フリー走行2回目と兼ねて最速タイムを(ダラダラ)更新しながら順位決めしてもいい気もします。

いくら日本の多くがゴールデンウィークとはいえ、あまりバクーに時間をかけていられません。重い腰を上げて、アメリカマイアミに向かいましょう。

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決勝レースの結果を知った上で、決勝レースとは完全に独立された「スプリント」の観戦記でーす(笑)皆さん内容を覚えていますか?!アゼルバイジャンGPはイベントが盛り沢山でしたので、結果や内容がごっちゃになりそう。念のためルールを確認しておくと、走行距離は以前と変わらず100kmを走破する必要があるため、バクー市街地では17周にあたり、フィニッシュライン分を差し引いた101.9kmで競われます。また、スターティンググリッドは直前に行われた「スプリントシュートアウト」の順位によります。

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各ドライバーのスタートタイヤチョイスはこうなりました。中団のど真ん中にいるマクラーレンのノリスと下位に沈んだアルファロメオのボッタスが赤のソフトタイヤを選び、ほか18台は黄色いミディアムとなっています。タイヤの交換義務はありませんが、交換してもいいし、無交換でも大丈夫。まあ交換しようものなら、上位フィニッシュを諦めることになりますが。
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シュートアウトで派手にマシンを壊したウィリアムズのサージェントはやはり走行することができず、ガレージでお留守番。また、アルピーヌのオコンはピットレーンスタートにより19番スタート扱いとなります。

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ルクレールはスタートダッシュを決めて、ターン1は死守。
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3番手のフェルスタッペンと4番手ラッセルがサイドバイサイドになっています。
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ターン2もラッセルがイン側、フェルスタッペンがアウト側でサイドバイサイド。
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フェルスタッペンの脇腹をドーン!デブリが散る。
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ターン3でもまだやってる。どうにかかわしたいよね。ラッセルやや前か?!
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フェルスタッペンは壁に追いやられる。こうでもしないと、なかなかフェルスタッペンに勝つことは出来ないかもしれないけど、ラッセルの執念はなかなかのもの。いささか強引。

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あー!角田の右リヤタイヤが無い!接触したか。
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結構大きめなデブリが散らばってるが、バーチャルセーフティカーで片付けられる?!
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1周後にセーフティカーに切り替わる。ライン上の処理になるわけだし、そもそもセーフティカーじゃあ無理だよね。角田のピットインを待ったのかな。今回はピットイン云々は無いからいいけど、この微妙の間が決勝レースともなれば大きな差となります。
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何とかピットまで三輪で自走した角田ですが、本線合流時のステア角がおかしい。直進すべきところで左に切っています。
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ぶつけた右リヤのロッドが折れているのか。まるで四輪操舵のよう。ピットはよくこれでトラック復帰を許可したなぁ。

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17周レースの6周目からレース再開。先頭のルクレールはグッと速度を落とし、以降の車間が一気に凝縮されています。ルクレール、気を付けないとレッドブル勢がぶっ飛んでくるぞ?!
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先に動き出したのは2位のペレスでなく、4位に落ちたフェルスタッペンでした。コントロールライン付近までギリギリの横並びでラッセルをパス。さっき弾かれた恨みを晴らす。
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あとはペレスがルクレールに対してどうさばくか。翌7周目終わりからDRS開放。
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ストレートエンドでズバリと一撃。ペレスがトップへ。

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ファイナルラップに入ると、フェルスタッペンはルクレールの背後1秒以内に接近しています。もっと早く捕まえるものかと思いましたが、タイヤ交換しないミディアムタイヤを保たせるのに苦戦したか。
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結局ルクレールは2位を守り切り、逆にペレスはルクレールに対して4.5秒も差を付けてスプリントを制しています。

《スプリント結果》
 1 ペレス     (レッドブル・HRB)
 2 ルクレール   (フェラーリ・F)
 3 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)

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(僕はチャンピオンなんだ、怒らず冷静に冷静に)
神妙な面持ちでたたずむフェルスタッペン。
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うわ、左のサイドポンツーン側部がひどく割れています。これもあってペレスのようにルクレールを捉えられなかったわけか。
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GR「2位を逃したのは私のせい?証拠は?」
MV「証拠ちゃんとあります。あれご覧なさい」

確かにマシンが健全であればペレスがルクレールをかわしたように、フェルスタッペンも捉えて2位になれた可能性はあります。ペレスを捉えられたかと考えたら、この日のペレスには難しかっただろうし、ラッセルにはお咎めは無く、オープニングラップでのバトルの一つに過ぎないでしょう。今日はフェルスタッペンではなく、ペレスの日でした。

《シュートアウトからの順位変動とタイヤ、ポイント》
直前に行われたシュートアウトによるグリッドからスタートした「決勝レースの短縮版」のスプリントでどのような順位変動があったのかを数えてみました。

  ドライバー   タイヤ 変動 ポイント
 1 ペレス      M   -1  8pts
 2 ルクレール    M   +1  7pts
 3 フェルスタッペン M   ±0  6pts
 4 ラッセル     M   ±0  5pts
 5 サインツ     M   ±0  4pts
 6 アロンソ     M   -2  3pts
 7 ハミルトン    M   +1  2pts
 8 ストロール    M   -1  1pt
 9 アルボン     M   +2
  10 ピアストリ    M   -1
  11 マグヌッセン   M   -3
  12 周冠宇      M   -4
  13 ガスリー     M     -6
  14 デ・フリース   M   -6
  15 ヒュルケンベルグ M   +3
  16 ボッタス     S   -1
  17 ノリス      S   +7
  18 オコン      M   +5
  19 サージェント   M   +4※
  20 角田裕毅     M     +2
         トータル  ±0
 ※サージェントはスプリントに出走していません。
  また周、ボッタス、角田、ガスリー、
  デ・フリースの5人はサージェントの
  不出走により、スタート時点で-1想定。

3位のフェルスタッペンから5位サインツの3人を除けば、17周という決勝レースの1/3という短いレースながら順位変動がみられました。最大の変化量だったのは、シュートアウトで赤旗打ち切りとなり後方に沈んだガスリーとデ・フリースの2人の-6。しかしウィリアムズのサージェントはやはりスプリントには出走できなかったため、実質この2人は-5になります。
逆に大きく順位を落としている17位ノリスの+7と18位オコンの+5は途中でタイヤ交換を行ったためです。タイヤの保ちがいいとされるバクーは今回ソフトタイヤの劣化が大きく、ミディアムタイヤでも温存を強いられました。スプリントでのタイヤ交換は大きなロスになります。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 
 ペレス(レッドブル・HRB)

今回のシュートアウトの順位から考えれば、ペレスにとって最低限のことをやったまでと言えばそれまでですが、レース序盤にスマートにルクレールを討伐し、突き離す。またルクレールという「動く壁」の存在もあって、フェルスタッペンよりも少しでも多くポイントをゲットできたことは今後もしかしたら大きな価値を持つことになるかもしれません。市街地では安定した速さをみせますし、同じタイヤを履くフェルスタッペンよりも、タイヤへの影響は小さかったように思います。決勝はルクレールとフェルスタッペンの後ろとなる3番手からになりますが、タイヤの保たせ方如何では好結果に繋がる期待は大きくできると思います。何せ「危険度満点の何かが起きるバクー」ですから。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 
 アルファタウリ・HRB

苦言を呈すならば角田のリリースの判断を誤ったチームでしょう。マシンへのダメージ自体は単純に角田のミスです。それは仕方無いにしても、ピット時にマシンの異常に気付けなかったのでしょうか。角田自身は実質三輪走行だったため、インラップでは異常に気付けません(気付けていればこうもならなかったが)ピットクルーがもう少しちゃんとチェックしたり、ピットアウトした瞬間に止めてあげることが出来なかったのは、笑い事では済まず、乗っている角田をはじめ、高速で走るライバルやトラック近くにいるマーシャルや、下手したら観客にも危険が及ぶ行為です。マシンがイマイチなら、せめて最低限の「安全に走れる」状態をチームやスタッフで築いてあげないと、レースするにもできません。戦略含め、もう少し質は高めてほしいと思いました。
あと、最近はこればかり目についてしまいますが、先程も書いたように角田のデブリ散乱を確認しているにも関わらず、バーチャルセーフティカーからセーフティカーへの切り替わりもやや遅く感じます。今回は通常レースのようにピットインが絡むケースではありませんが、あの間長かったり鈍いと、レース結果に影響します。今回は完全にトラック上、それも走行ラインに近いことを考えれば、赤旗中断はやり過ぎとしても「回収のための時間稼ぎ=セーフティカー発動」って判断が即座に出来そうなものだけど、違うのかなぁ。。ごめんなさいね、素人が生意気に。

今年のスプリントシュートアウトおよびスプリントは翌日曜日の決勝レースに直結しない別モノ扱いです。よって決勝の表彰台予想は先日の金曜予選時に行った通りです。

《決勝の表彰台予想!》(予選後からの転記)
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ペレス     (レッドブル・HRB)
 3 ルクレール   (フェラーリ・F)

これから結果を既に知っている決勝レースを「あたかも今観終えたばかり」のように書いていきます(笑)

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新スプリントフォーマットとなるスプリントのスターティンググリッドのみを決める「スプリントシュートアウト」ですが、リアルタイムで観戦できなかったため、その後のスプリントも立て続けに観戦しました。観戦記をどう書こうか迷った挙句、今回は初回ですのでシュートアウトとスプリントを分けて書くことにしました。よってスプリントは決勝レース後の月曜以降、決勝の観戦記は火曜以降になることが確定(無論、最近のmiyabikun決勝観戦記も翌月曜にアップできていないのねん)今後の5戦もどうするかまだ決めていません。miyabikunの中でもこの新フォーマット対応の「新フォーマット」考えなきゃ。

《SQ1》
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先日の予選よりも各セッションの時間が短縮されています。よって開始前からピットレーン出口には赤旗再開前のような列が完成。ここは赤旗のリスクが高いバクーですから「時間足らずでアタックできない」は避けなければなりません。
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トップチームも決して悠長には居られない。右上のトラックインフォメーションにはマシンの粒々がたっぷり。
SQ1の12分間で初めにタイムを記録したのはウィリアムズのアルボンで残り8分10秒の頃でした。バクー市街地は1周6kmありますので、先日ルクレールが記録した予選タイム1分40秒203に加え、ピットアウトラップを含めると、約4分かかることになります。12分は案外短い。
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トップチームではフェルスタッペンが先にタイム記録。ミディアムタイヤでのウォームアップラップ無しで1分43秒563。
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金曜予選でポールポジションを獲得したルクレールはそれを0.191秒上回ってくる。
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ウィリアムズ勢もやはりこのサーキットは上々でアルボンが暫定3番手、サージェントは4番手でしっかり追尾
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するも、残り時間40秒あたりで壁ドンして赤旗が出ます。バクー市街地の予選はコレが怖い。サージェントは午後のスプリントに間に合うのか?!
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うーん、残り時間25秒では、仮に再開できても何もできない。ということでセッションは強制終了。今週末はピリッとしないアルファロメオの2人、金曜予選8番手を獲得した角田、そして金曜予選に引き続き、ガスリーとデ・フリースは最後尾となりました。
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ルクレールは全てのセクターでフェルスタッペンを凌駕しています。3年連続のポールポジションからも、このサーキットにマッチしているのね(少なくとも1ラップならば)

《SQ2》
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たった10分しかないSQ2は真っ先にレッドブルがペレス、フェルスタッペンの順でタイムアタックに入り、タイムはフェルスタッペン、ペレスの順に並んでいます。
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ルクレールはSQ1とほぼ変わらぬタイムながらフェルスタッペンを捕まえるに至らず暫定2番手。
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ピットで休むレッドブルを横目に続くアタックも僅差で及ばす。まあルクレールもSQ2突破は確実でしょう。
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SQ1は突破するもマシンが大破した相方サージェントは当然走行することができませんが、先輩アルボンはしっかりマシンのポテンシャルを発揮して暫定8番手。同じパワーユニットを搭載するラッセルやマクラーレン勢を上回っています。
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アストンマーティンのストロールはDRS不調に陥っているため、既に上位タイムを保有するアロンソが先導役となり時間いっぱいでのタイムアタック。
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何とかサインツの後ろ、7番手に入れてアストンマーティンは2台揃ってSQ2突破へ。やったよ、パパ!
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SQ2はノーアタックのサージェントをはじめ、才能の塊ピアストリ、ハースのいぶし銀2人、アルピーヌのオコンが脱落。
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ただでさえパッシングポイントの限られているバクーですから、セクター3が伸びるレッドブルはスプリントや決勝レースになると強みになるはず。

《SQ3》
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8分間しかないSQ3もレッドブルが先頭でペレス、フェルスタッペンの順でタイムアタックに入るも、ペレスは1分41秒台でフェルスタッペンは1分42秒台止まり。市街地得意のペレスが本領発揮か。
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1ラップなら勝てる!勝つしかないんだとルクレールはレッドブル2台をまとめて上回り、1番グリッドは譲らない。同じマシンなら、マシン特性も同じはずだよね、サインツ?
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ちーん。って、おいっ!オーストラリアGPの怒りを晴らせよ!ったく、だからルクレールと比較されて、、
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ほらやった。。でもこれはサインツではありません。暫定トップのルクレールです。まさか獲り逃げの「バクーゲート」ちゃうよな、午後も一応レースあるし。
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フェルスタッペンのラストアタックは1分41秒には入れつつもペレス超えはならず。いいんだ、このタイムアタックはどうせポイント付与無いんだし。
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《スプリントシュートアウト結果》
 1.ルクレール   (フェラーリ・F)   1分41秒697
 2.ペレス     (レッドブル・HRB)1分41秒844
 3.フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分41秒987

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痛々しいトップシッターは無事帰還。自走はできる模様。ソフトタイヤの無いマクラーレンのノリスはノータイムの10番手確定。分母が最大とはいえ、上位10台中メルセデスパワーユニット搭載車は6台を占め、残りはフェラーリとホンダRBPHが2台ずつのシェアとなりました。この中に入れなかったパワーユニットメーカーはどーこだ?

《予選とスプリントシュートアウトの順位比較》
初の試みとなったスプリントシュートアウトと先に行われた予選はタイヤ制限や制限時間、気温、路面温度に差がありつつもやっていることは同じです。結果にどのような差異が生まれたのか、参考程度ではありますが、順位による比較を試算してみました。

 1 ルクレール    ±0
 2 ペレス      -1
 3 フェルスタッペン +1
 4 ラッセル     -7
 5 サインツ     +1
 6 ハミルトン    +1
 7 アルボン     -6
 8 アロンソ     +2
 9 ストロール    ±0
  10 ノリス      +3
  11 ピアストリ    +1
  12 ヒュルケンベルグ -5
  13 オコン      +1
  14 マグヌッセン   -4
  15 サージェント   ±0
  16 周冠宇      ±0
  17 ボッタス     +3
  18 角田裕毅     +10
  19 ガスリー     ±0
  20 デ・フリース   ±0

差の大きい者、小さい者、全くのイコールとなった者など結果は様々ですが、今回のバクー市街地においては性能差や特性以外に18番手で終えた角田のように「赤旗などの運要素」に支配された面もみられました。他のサーキットではどのような違いになるのか、また注目したいと思います。

《SQ3トップのルクレールと各チームの差》
 レッドブル(ペレス)は0.147秒落ち
 メルセデス(ラッセル)が0.555秒落ち
 フェラーリ(サインツ)は0.590秒落ち
 ウィリアムズ(アルボン)が1.149秒落ち
 アストンマーティン(アロンソ)は1.279秒落ち※
 マクラーレン(ノリス)が1.698秒落ち※
 ハース(ヒュルケンベルグ)は2.109秒落ち※
 アルピーヌ(オコン)が2.391秒落ち※
 アルファロメオ(周)は3.480秒落ち※
 アルファタウリ(角田)が3.739秒落ち※
 ※はSQ1,SQ2最速タイムから算出(ミディアム)

SQ1、SQ2での記録はミディアムタイヤであるため、こちらも単純に同列比較はできないものの、予選と同様にトップタイムと各チームのトップとのタイム差を算出しました。
金曜予選では上位からフェラーリ、レッドブル、メルセデス、アストンマーティン、マクラーレン、アルファタウリ、アルピーヌ、ウィリアムズ、アルファロメオ、ハースのオーダーでした。シュートアウトではウィリアムズ(アルボン)とハースが飛躍し、アルファタウリは不運もあって勢力関係で順位を落としています。ただそれ以外はまあまあ似通った序列になっているようです。

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 アルボン(ウィリアムズ・M)

マシン様々な面はありつつも、そのストレートキングのマシンを活かし、アルボンがしっかりアストンマーティンやマクラーレンを上回って中団最上位を確保しています。セクター3を得意としているとなれば、スプリントや決勝レースでDRSが無かったり、隊列に埋もれたとしてもライバルより多少の強みになります。ウィリアムズのマシンの優位性を活かせるGPやサーキットには限りがあるかもしれませんが、得意なところでしっかりポイントを稼ぐことは重要です。スプリントや決勝の走りに期待できます。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当無し

ドライバーのミスや不運などはあったにしても、とんでもなく酷いものは無かったように思いますので、今回無し。
ただ、今回初の試みとなったシュートアウト自体は「予選の短縮版」としてまあまあ面白いものだと理解できましたが、いかんせんフリー走行の機会が少な過ぎます。シーズンによっては日程が変わり、気温や路面温度が例年と違う場合。新人などサーキット自体の理解や熟練度に差がある場合。路面の再舗装やマシンのレギュレーション自体が変わって、過去のデータや経験値が活かせないGPやサーキットもあるはずです。我々ファンや現地観戦している者からみれば「ガチのF1走行の機会増加」は有難いものですが、実際に走らせるドライバーやスタッフ、マシンの微調整が許されないなどを考えると、もう少しルール、フォーマットを見直す必要はあるように感じます。

このグリッドをもって次に行われる「スプリント」の順位予想は行いません。既に結果を知ってしまっており茶番だから(笑)先ほども書いたように、スプリントの観戦記については明日以降にアップしようと思います。
ではスプリントの観戦記が完成する前に、決勝レース観戦といきましょう!(何だか複雑)

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風光明媚なバクーの街。いつも以上にモヤっていない?!湖の近くで気温上がって湿度も高いのかな?!今回は現地時間の金曜午後に「日曜決勝レースのスターティンググリッドを決めるため」の予選です。春休み明けの各チームと各ドライバーはどんな走りを見せてくれるのでしょうか。
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そうそう、これね。わかりました。

《Q1》
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まだ序盤中の序盤ですが、ウィリアムズのアルボンがハミルトンのタイムを僅差で上回ってトップに名を刻んでいます。長大ストレートを有するココなら、Q1落ちは免れそうか。
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2年連続で予選を制してきたフェラーリのルクレールにはここらで本腰を入れてもらわないと、シーズンは盛り上がりません。マクラーレンを2台まとめて上回りトップタイム。
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優勝はあってもポールポジションが無いフェルスタッペンは獲っておきたいよね。ルクレールの前に居座る。
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幅員の狭いバクー市街地は黄端赤旗当たり前。予選で初めてご厄介になったのはアルファタウリのデ・フリースでした。デブリースはあまり飛び散らなかったものの、フロントウィングや右フロントサスペンションも大破したため修復不能、ここまで。
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1本目のアタックを行わずガレージに戻ったサインツは依然ノータイムです。まだ時間はあるけど、残り10分が勝負よ?!大丈夫?!
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今度は残り7分半でアルピーヌのガスリーがリヤをウォールに当てて、またも赤旗掲示。
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さすがにこの短時間じゃあアタックに入れなかったよね。一生懸命サインツの位置から覗いても残りタイムが見えないだろうから代わりに読み上げると、残り7分32秒ですよー。こりゃサインツは明日土曜のシュートアウトの予行演習状態だな。
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タイムこそ記録していますが、メルセデスのラッセルも現在15番手と決して楽観視できない位置。ハミルトンの順位からみても、マシンが悪いというわけではなさそう。
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ラッセルはハミルトンに及ばずも、6番手なら突破は確実か。
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サインツも無事にタイムを残して暫定7番手。ルクレールと比較してしまうとしょっぱいタイム差。
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ウィリアムズのサージェントもいい!アルボンにしっかりくっ付いてQ1突破へ。
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そのウィリアムズに割って入ったのがアルファタウリ角田。早くもチームメイトを失い孤軍奮闘のエース。
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Q1はぶっ壊したデ・フリース、ガスリーに加え、アタック中止を命ぜられたハースのマグヌッセンにヒュルケンベルグ、ウォール接触は回避もQ1突破は回避できなかったアルファロメオの周が脱落となりました。

《Q2》
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Q1は3番手で終え、アゼルバイジャンGPでも3位表彰台以上を目指すアストンマーティンのアロンソが早めのアタックで存在感を知らしめる。
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優勝経験もあり、市街地得意なペレスがそれを軽く上回る。シーズン序盤の勝てるうちに勝っておきたいよね。終盤になるとうるさい爺さんに何言われるかわからんし(笑)
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Q1で力強い走りをみせた角田はQ2でも健在。8番手なら上出来!
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Q2でウィリアムズ2台がしっかり残って隊列を組んでアタック中。サージェント、アルボンにちゃんとついていこう!いいことあるぞ。
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アルボンは本家メルセデス超えの暫定8番手に入りますが、サージェントは少し離されて残念。
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フェルスタッペンのラストアタックは全セクターで最速の1分40秒822をマーク。今回ロングストレートでのオンボード映像とスピードメーターが掲示されていましたが、レッドブルは噂通りDRSを開いてからの加速がすごいですね。伸びるしエンジン音の変化もよくわかりました。
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ウィリアムズの健闘も虚しく、独りぼっちのオコンとボッタス、そしてラッセルの5人がQ2敗退。
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10番手でQ2突破を果たしたハミルトンとラッセルの差はわずか0.004秒。セクター3でマイナスも、前半セクターのロスが響きました。

《Q3》
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前を走るフェルスタッペンとワイプでルクレールが捉えられています。まずフェルスタッペンが1分40秒445を記録してルクレールを待ちます。
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ルクレールはセクター1最速で1分40秒445?これって1/1,000秒まで同タイムじゃん!すご。。
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カクカクセクターのトラクションはルクレールでストレートではフェルスタッペンが獲るという両者の特徴がわかりやすいまでに出ています。たまに同タイムになることはあるけど、フェラーリがレッドブルに並んだというのが面白い。
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ルクレールのラストアタックは得意のセクター1で-0.106秒。やや少ないか。
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セクター2で削るも、後方でペレスがセクター1を塗り替えているぞ。
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セクター3のロスも最小限に抑えて、暫定のポールへ。あとはペレスとフェルスタッペン次第。
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《予選結果》
P.P. ルクレール   (フェラーリ・F)   1分40秒203
 2.フェルスタッペン(レッドブル・HRB)  1分40秒391
 3.ペレス     (レッドブル・HRB)  1分40秒495

ポールポジションはもしかしたらレッドブル内でもフェルスタッペンでなくペレスかも、なんて雰囲気が無くもなかったですが、結局はセクター1で稼いで逃げ切るというルクレールに軍配が上がりました。4番手はサインツが入ったことにより、フェラーリとレッドブルでひしめき合う形となっています。今シーズンの上位常連のアロンソはハミルトンを挟んだ6番手、アルファタウリの角田は各セッションで好走をみせ、8番手を獲得しています。日曜決勝のスタートダッシュに注目です!

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「ウチにいた方が、ポールポジション獲れるよ」
「え、何て何て?全然聞こえない」

《先日の予選予想との答え合わせ》
休み明けのmiyabikunは4番手サインツ、5番手ハミルトンの2人正解。惨敗。。罰として、ゴールデンウィーク無し!、、それだけは嫌だー(笑)この後も少し触れますが、手応えがあったのは実のところハミルトンただ一人といった感覚です。サインツのは順位は合っていても、タイム差と取り組み方が、うーん。
いい意味で予想を覆してくれたのは何と言っても角田くんでした。言ってもQ2が限界と思いきや、マシンの性能は125%引き上げたくらいの飛躍。またウィリアムズも2台揃ってのQ2進出は見事。アルボンのみならず、サージェントも必死にアルボンに食らいついていました。

《Q3トップのルクレールと各チームの差》
 レッドブル(フェルスタッペン)は0.188秒落ち
 フェラーリ(サインツ)が0.813秒落ち
 メルセデス(ハミルトン)は0.974秒落ち
 アストンマーティン(アロンソ)が1.050秒落ち
 マクラーレン(ノリス)は1.078秒落ち
 アルファタウリ(角田)が1.366秒落ち※
 アルピーヌ(オコン)は1.596秒落ち※
 ウィリアムズ(アルボン)が1.615秒落ち※
 アルファロメオ(ボッタス)は2.056秒落ち※
 ハース(ヒュルケンベルグ)が2.552秒落ち※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

トップは2チーム4人ではなく3人が接近しており、4番手サインツはハミルトンやアロンソらのグループにいるという感じでしたね。ここまでは好調だったアストンマーティンは長いストレートを有するサーキットとなれば、優位性は薄れてしまうか。DRSが開かないというトラブルも抱えていました。ポールポジションを獲得したフェラーリの一方で、アルファロメオやハースは同じパワーユニットを搭載するも大きな差になりました。特にハースはパワーユニットの心配もあってマグヌッセンはQ1のラストアタックの取り止めを強いられたのももったいなかったですね。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 角田裕毅(アルファタウリ・HRB)

ん?角田乗ってる?いるよね、大丈夫(笑)お世辞にも速いとは言えないマシンでシーズン開幕を迎えたアルファタウリと角田くんですが、パワーがモノをいうこのサーキットでのシングルグリッドは立派だと思います。チームからの無線に対しての回答も実に冷静であり、前だけをしっかり見つめた落ち着いており心強さも感じます。土曜に行われるセッションは全くの別モノとしても、シュートアウトにおいても上位を狙える期待が持てるものでした。
次点は3年連続のポールポジション獲得となったルクレール。そしてやっぱり予想以上にこのサーキットでは強みをみせたウィリアムズ、特にサージェントも頑張っていましたね。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当無し

無しなのですが、、予想した順位はたまたま当たったものの、ポールポジションを獲得できるマシンを操るサインツは今回やや不可解。
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ルクレールとのタイム差はもちろんのこと、Q1、Q2のセッション序盤でタイムアタック止めちゃっていたのは何だったろう。ミスっていたの?!結果的に突破できたからいいものの、特にQ1は赤旗二連発により時間ギリギリでしたよね。頑張ってほしいし応援もしたいんだけど、どこか危なっかしいし、ルクレールに比べて華が無い。前戦の悔しさや怒りをぶつけてみなさいよ!

《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ペレス     (レッドブル・HRB)
 3 ルクレール   (フェラーリ・F)

こちらは土曜でなくあくまで日曜の決勝レースの表彰台予想になります。
ポールポジションを獲得したルクレールには申し訳ないのですが、レースで上手くいくという予想にまだ自信が持てません。その不安はこのレースの戦い方次第かな。レースペース、戦略、そのへんが解消されていれば、次戦以降の期待ができます。角田くんも背後にはストロールや才能の塊ピアストリが控えていますので、どうにか堪えて10位以内を守ってほしいです。

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長かった異例のスプリングブレイクから明け、新規格スプリントへとこちらもまた新しい試みにより、休みボケを一気に解消してくれるような刺激的な週末になりそうです。
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《アゼルバイジャンGPの基本情報》
 バクー市街地サーキット
  全長           :6.003km×51周=計306.153km
  開催回数 :7回目(ヨーロッパGPを含む)
  コーナー数:20箇所
  高低差       :26.8m
  DRS区間数:2箇所
  母国レース :無し

《サーキットの個人的印象》
 ・街並みは起伏少なめの高速モナコ?!

 ・ただの平穏では終わらない。大抵何かある。
 ・速い!狭い!燃費は悪いがタイヤは保つ!
 ・コーナーで抜くな、直線で抜け!

近年はスペインやモナコの後、6月の初旬に設定されたアゼルバイジャンGPですが、今シーズンはそれらよりも前となる4月末に設定されました。思わず「あれ?スペインとモナコは?!」と思ってしまいそう。
サウジアラビアGPが開催されるまでは「高速市街地」「ストリートファイト」なんて呼ばれていたものの、完全にお株を奪われてしまった印象。それにしても、最終セクターの波打つロングストレートがあるため、高速には違いありません。それに加え、このバクー市街地は幅員狭い世界遺産区間が象徴的ですね。マイアミ市街地の悪名高いシケインとどちらが狭いんだろう。
そんなことより、このレースは何と言っても「新規格スプリント」が催されることが一番の注目点。過去の結果や予選予想に入る前に、つい先日明らかになったそのフォーマットを簡単に確認しておきましょう。


《スプリント開催レースの主なルール》
〈スケジュール〉
 金曜午前 フリー走行(この1回キリ)
   午後 予選
      →決勝のスターティンググリッド
 土曜午前 スプリントシュートアウト
      →スプリントのスターティンググリッド
   午後 スプリント
 日曜午後 決勝

〈スプリントシュートアウトの概要〉
 SQ1は12分間 使用タイヤは新品ミディアムタイヤ
 SQ2は10分間 使用タイヤは新品ミディアムタイヤ
 SQ3は8分間   使用タイヤは新品ソフトタイヤ

〈パワーユニットコンポーネントの一部基数緩和〉
 ICE(エンジン本体)    3基から4基へ
 TC(ターボチャージャー)
3基から4基へ
 MGU-H(熱発電機)   3基から4基へ
 MGU-K(運動発電機)  3基から4基へ

〈その他のルール〉
 ・パルクフェルメのルールは金曜午後から
 ・各セッションでのペナルティは日曜決勝で消化

細かいことは抜きにして簡単にまとめてしまえば、決勝のグリッドはあくまで予選で決めて、予選と決勝の間に「短縮版の予選と決勝がある」といったところでしょうか。開催地を増やせないならGP内でレース数を増やしちゃおうときたか(笑)
今回は初っ端なのでどうなるかは未知数。今までこのブログでスプリントのある回は「予選」「スプリント」「決勝」の三本立ての観戦記としてきましたがどうしよう、新たに「シュートアウト」というのも独立して行うべきか。仕事が早い人なら日曜の日中に2回アップしちゃうところでしょうが、最近のらりくらりのmiyabikunでしょう、まだ迷っています(笑)もしかしたら、スプリントとシュートアウトを分けて、決勝観戦記を一日後ろ倒しにするかもしれません(火曜日以降)例え遅くなっても、必ず観戦記は書きますのでお相手して下さいネ。

《過去5年のポールポジション》

 2022年 ルクレール(フェラーリ)
    1分41秒359
 2021年 ルクレール(フェラーリ)
    1分41秒218
 2019年 ボッタス (メルセデス)
    1分40秒495

 2018年 ベッテル (フェラーリ)
    1分41秒498
 2017年 ハミルトン(メルセデス)
    1分40秒593

《ポールポジションレコードタイム》
 2019年 ボッタス (メルセデス)
    1分40秒495

《現役ポールポジション獲得者と回数》
 ★はその年のチャンピオン

 2回 ルクレール(2021,22)
 1回 ハミルトン(2017★)
   ボッタス (2019)

ポールポジションはメルセデスとフェラーリの交互獲得が続き、コロナ禍以降はフェラーリのルクレールが二連続獲得でしたね。流れでいけばメルセデスもしくはフェラーリの三年連続を期待したいところですが、今シーズンの流れからいくといずれも難しそう。メルセデスはまだしも、フェラーリは、、ここのところいいところ無しですからね。春休み中に生まれ変わっていたら面白いのだけれど。

《過去5年の優勝者》

 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2021年 ペレス     (レッドブル)
 2019年 ボッタス    (メルセデス)
 2018年 ハミルトン   (メルセデス)
 2017年 リカルド    (レッドブル)

《現役歴代優勝者と回数》
 1回 ハミルトン   (2018★)
   ボッタス    (2019)
   ペレス     (2021)
   フェルスタッペン(2022★)

優勝はとなると、フェラーリの姿は無く、メルセデスとレッドブルが占めています。初年2016年(ヨーロッパGP時代)はポールポジション、優勝ともメルセデスのロズベルグでしたから、フェラーリの相性の悪さを示しているか。コロナ禍以降はレッドブルの2人が1回ずつ勝っていますので、ペレス、フェルスタッペンとくれば、次はペレ、、!!

《過去5年のファステストラップ獲得者》

 2022年 ペレス     (レッドブル)
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
 
2019年 ルクレール   (フェラーリ)
 2018年 ボッタス    (メルセデス)
 2017年 ベッテル    (フェラーリ)

《現役ファステストラップ獲得者と回数》
 1回 ボッタス    (2018)
   ルクレール   (2019)
   フェルスタッペン(2021★)
   ペレス     (2022)


《ファステストラップレコードタイム》
 2019年 ルクレール(フェラーリ)
    1分43秒009

ファステストラップについては3チームから輩出しています。最速は当時フェラーリで1年目のルクレールが記録した
1分43秒009、5位フィニッシュのものです。ルクレールの5位ってのが今シーズンの勢力図から考えるとなかなかリアルな位置付け(笑)それでは満足はしないよなチャールズくん。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C5)
 黄:ミディアム(C4)
 白:ハード  (C3)

こちらのタイヤコンパウンドはあくまで日曜決勝のものであり、スプリントシュートアウトのタイヤは上記のように指定されています。

今回はフリー走行の結果を見ずしての「金曜午後予選」の予想になります。あまり細かく予選をやられると、どの時点の順位を予想すべきか悩んでしまいますね。今回は初回だから(笑)

《アゼルバイジャンGPの個人的予選予想》
 〜Q1〜
   20.ボッタス    (アルファロメオ)
   19.周冠宇     (アルファロメオ)
   18.サージェント  (ウィリアムズ)
   17.アルボン    (ウィリアムズ)
   16.マグヌッセン  (ハース)
 〜Q2〜
   15.デ・フリース  (アルファタウリ)
   14.角田裕毅    (アルファタウリ)
   13.オコン     (アルピーヌ)
   12.ガスリー    (アルピーヌ)
   11.ピアストリ   (マクラーレン)
 〜Q3〜
   10.ヒュルケンベルグ(ハース)
  9.ノリス     (マクラーレン)
  8.ストロール   (アストンマーティン)
  7.アロンソ    (アストンマーティン)
  6.ラッセル    (メルセデス)
  5.ハミルトン   (メルセデス)
  4.サインツ    (フェラーリ)
  3.ルクレール   (フェラーリ)
  2.ペレス     (レッドブル)
 P.P.フェルスタッペン(レッドブル)

何だかチーム毎に固まっちゃあいませんか?!miyabikun時間が無いからって、えいや過ぎるだろ(笑)正直わからないってのが本音です。ただフロントロウはいつもの2人でも、3番手はアロンソ様に代わり、フェラーリで並べてみました。そろそろアロンソ様も息切れするのではなかろうか。そろそろフェラーリも腰を据えていかなきゃヤバくね、ってなところです。マシン的にはフェラーリはこのバクー市街地にはマッチしているのでないかと思っています。スプリントや決勝はわかりませんよ、あくまで一発の速さだけを言っています。
ヤケに調子のいいハースのヒュルケンベルグをQ3に突っ込んでみました。今回も魅せるかハルク。角田くんも正直予測不可能ですが、雰囲気的に13番手か14番手。高速サーキットは侮れないウィリアムズをワンランク上げて最下位から脱出させました。アルボンがハマれば、Q2進出もありそう。

さっと晩ご飯済ませて、フリー走行の録画を2倍速くらいで確認しとこっと。

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