木曜フリー走行中に体調不良を訴えていたフェラーリのサインツは金曜フリー走行直前に虫垂炎により急遽欠場を発表。フェラーリは育成選手でF2参戦中のイギリス人オリバー・ベアマンを代走起用することとなりました。
2005年生まれのまだ18歳。2005年といえば、アロンソ様が初戴冠された年。miyabikunも既に大学を卒業して社会人やってたぞ。若いですね!
《Q1》
ベアマン、早速入場します。カーナンバーにしろガレージ上のプラカードにしろ、あたかも予定していたかのように整うのがすごいですね。さすがF1。
予選前に行われたフリー走行でクラッシュしてマシンを壊したキックザウバーの周はまだ修復中。間に合うのか?!
ノリスがタイムアタックに入る。あ、このオンボードカメラ、アカンやつだ。まるで振子特急列車みたい。画面だけのティルトは、、よ、酔う。。
ベアマンのF1本戦での1本目は生まれ年に23歳でチャンピオンを獲得したアロンソのタイムから1.260秒落ち。何せフリー走行の1回キリで臨んでいますから、致仕方が無い。
ではチームメイトで予選が得意な先輩はどうか。アロンソから0.128秒差の暫定2番手となっています。ベアマンもいずれこうなれるから。
残り10分半で2本目を走ったマクラーレンのピアストリがようやくアロンソをトップから引きずり下ろす。路面向上は大きそう。メルセデスは1本目は2人揃ってミディアムタイヤでのアタックで「ソフトを温存したつもり」でしょうが、あまりゆったりもしていられないぞ。
ほらねベアマンも。ルクレール超え。後に走れば走るほど好ラップを刻める。
フェルスタッペンが動き出したぞー。ゆっくり目にタイムアタックに入ったレッドブル系4台ですが、フェルスタッペンが一発でピアストリを一気抜き。
残り5分。周のマシン修復は続く。このサーキットは全長が長いですから、アウトラップも時間かかるぞ。間に合うのか?!
残り1分52秒でガレージをあとにする。タイムアタックは1分28秒かかるから、アウトラップはかなり急ぎめだよ。miyabikunは先日20番手予想を立てていたから変な話タイムアタック出来なくても正解してしまうけど、実力で自身のライバルとの位置関係を確認して存在感を示したいよね。
一度Q1敗退ゾーンに降格したレーシングブルズの角田ですが、最終アタックで9番手ならばQ1突破は大丈夫そう。
周は結局タイムアタックにギリギリ間に合わず、チームメイトのボッタスと共にQ1敗退。ほか、アルピーヌの2人にウィリアムズのサージェントと概ね読み通りのラインナップが散りました。
《Q2》
予選屋ヒュルケンベルグはQ2のアウトラップでマシンの不調を感じてストップし、赤旗中断のキッカケになってしまいました。
昨年のポールシッターであるペレスは1分28秒中盤のタイムでトップに立ち、一度存在感は示すも、その命は17秒後に
相方に0.461秒上回られる。デカい。
さらには元気なアロンソに割って入られる。
miyabikun今回のQ3進出の切符を得られるであろう予想のウィリアムズのアルボンは新人代走のベアマンにも敗れて12番手。アルボンのキャリアをもってしても、トップチームのマシンには勝てぬか。
ベアマンのF1初予選は11番手。マシンのランクはあれど健闘しました。アルボンとハースの2台、レーシングブルズのリカルドの5人がこれにて終了。角田は8番通過でリカルドとは大きな差を生みました。
《Q3》
ペレスがマクラーレン、メルセデスらを上回り市街地得意をアピール。
ただやっぱり同じマシンで0.335秒上回ってくる。あとの頼みの綱はやはりルクレールか。
ルクレールのアタックラップは0.8秒落ち?!こりゃダメだ。。
残り4分を切り、各車ラストアタックに向かいます。周くん、このくらい余裕が無いとダメだったよ。チームクルーの全力の補修の末のノータイムは非常に残念だけど。
ピアストリはフェルスタッペンまでは遠いが、しっかりノリス超え。
角田は五強の一角を切り崩して9番グリッドへ。
仕切り直しのルクレールのラストアタックは0.319秒届かぬか。。
やる気満々の元気なおじさんも4番手止まり。マクラーレンとメルセデス超えは立派!
《予選結果》
P.P. フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
1分27秒472
2.ルクレール (フェラーリ・F)
1分27秒791 +0.319秒
3.ペレス (レッドブル・HRB)
1分27秒807 +0.335秒
フェルスタッペンは2番手ルクレールに対して0.3秒の大差を付けるポールポジションを獲得。フロントロウは前戦バーレーンGPと同じ面々が並びました。市街地サーキットを得意とするペレスはルクレールの僅差に迫るも3番手。角田はサインツ欠場のチャンスをしっかりモノにし、今シーズン初のQ3進出、9番グリッドを獲得しています。
《先日の予選予想との答え合わせ》
ポールのフェルスタッペン、4番手アロンソ、14番手リカルド、16番手ボッタス、18番手ガスリー、20番手の周はオマケで6つ正解でした。第3戦の運を前借りしちゃったかな(笑)
Q3メンバーは「上位5チーム10人のうちのおこぼれ1枠」になりつつあり、今回はサインツに代わったベアマンがQ2脱落して角田が見事に掴みました。またQ1敗退メンバーもキックザウバー、アルピーヌの2人プラス1になっています。そう考えると、各セッションのラインナップはわかりやすい。あとは順番だけの問題か。次は頑張ります!(どこかでよく聞くフレーズ)
《予選最速タイム》
フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
1分27秒472 Q3 ポールタイム
今回の予選最速タイムはフェルスタッペンがQ3でマークしたポールタイム1分27秒472でした。前戦バーレーンGPではQ2タイムだったわけですが、これがあるべき姿か。とにかく、このラップはとんでもなく速い。文句無し。
《Q3トップのフェルスタッペンと各チームの差》
フェラーリ(ルクレール) +0.319秒
レッドブル(ペレス) +0.335秒
アストンマーティン(アロンソ)+0.374秒
マクラーレン(ピアストリ) +0.617秒
メルセデス(ラッセル) +0.844秒
レーシングブルズ(角田) +1.075秒
ウィリアムズ(アルボン) +1.508秒※
ハース(マグヌッセン) +1.548秒※
キックザウバー(ボッタス) +1.707秒※
アルピーヌ(オコン) +2.003秒※
※はQ1,Q2最速タイムから算出
今回の予選はポールポジションのフェルスタッペンが1人飛び抜けてしまっているのが印象的でした。市街地サーキットを得意とする相方ペレスはというと、フェラーリ(ルクレール)とアストンマーティン(アロンソ)に挟まれた0.3秒落ちグループにあり、レッドブルのマシンがとびきりマッチしていたというより「この差がフェルスタッペンとペレスの差」が表れたように思いました。
マクラーレンとメルセデスは今回0.3秒落ちからやや離れたグループとなり、下位はいつもと変わらぬ面々ながら、レーシングブルズ(角田)は前戦に近い水準の1.0秒落ちに止めて健闘したと思います。
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
アロンソ(アストンマーティン・M)
今回もフリー走行から好調さをみせたアロンソは予選でも大暴れしていましたね。miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイを決定付けるシーンらこちらでした。
Q3でアタック中のハミルトンに当然ながら前を譲ったかと思えば
そのハミルトンの背後やなピタリとしがみ付き
自身のアタックラップにしっかり活用。このあたりのガメツさ、ちゃっかりさ。失礼(笑)テクニックはアロンソならではの賢さ。もしかしたらフェルスタッペンに続く2番手を期待した瞬間でした。若手に負けず劣らずの活き活きとした走り。この方まだまだやれると思えましたね(笑)「ハミルトンの背後」マジで狙ってるか?!
次点は全セッションでノリス先輩を上回ってみせたマクラーレンのピアストリ。Q3に進出して「ナニガシ」されないところまでチームメイトを引き離すことに成功した角田。急遽乗り慣れないトップチームで11番手を決めたフェラーリのベアマンでした。
《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
該当無し
危険度の高い高速市街地ジェッダにおいて派手なクラッシュなどのセッションストップは無く、皆健闘していましたので、こちらは気持ちよく「該当無し」です(地味にセッションストップはありましたが、これはあくまでマシン都合)
《決勝の表彰台予想!》
1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
2 ペレス (レッドブル・HRB)
3 ルクレール (フェラーリ・F)
今回も土曜夜に行われる決勝表彰台予想は予選の額面通りと言いたいところですが、レッドブルのマシンのレースペースのよさは前戦で確認済み。先頭の方は別次元を走り、ペレスはセクター3の弓形区間でアウトからさっくりパスしてワンツーフィニッシュとなるのが目に見えています。また、前戦のサインツをみてもフェラーリのレースペースも悪いものではないと思われるので、ルクレールは表彰台登壇可能と読みます(マシントラブルや「名戦略」が炸裂したら話は別)一方でレースペースに難がありそうなアロンソは若いマクラーレンの応酬をどう耐え切るのかにも注目したいです。
角田くん、今回はイケるぞ!毎度お馴染みの「名戦略」さえなければ。レーシングブルズの新代表は、、、フェラーリから引き抜いたメキース?!、、うーん、まあ、、大丈夫!(笑)
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