F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

カテゴリ: データでみるF1

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今回の2020年シーズンのまとめは予選や決勝編で取り扱わなかったその他「周回数、ポイント」になります。今回何とかこれで〆ますので、またまたお付き合いのほどよろしくお願いします。

《GP別完走数/完走率と同一周回順位》
 第1戦オーストリアGP 完走13台 / 65%
  1位ボッタスに対して13位まで同一周回
 第2戦シュタイアーマルクGP 完走17台 / 85%
  1位ハミルトンに対して8位まで同一周回
 第3戦ハンガリーGP 完走19台 / 95%
  1位ハミルトンに対して5位まで同一周回
 第4戦イギリスGP 完走17台 / 85%
  1位ハミルトンに対して16位まで同一周回
 第5戦F1 70周年記念GP 完走19台 / 95%
  1位フェルスタッペンに対して13位まで同一周回
 第6戦スペインGP 完走19台 / 95%
  1位ハミルトンに対して3位まで同一周回
 第7戦ベルギーGP 完走17台 / 85%
  1位ハミルトンに対して17位まで同一周回
 第8戦イタリアGP 完走16台 / 80%
  1位ガスリーに対して16位まで同一周回
 第9戦トスカーナGP 完走12台 / 60%
  1位ハミルトンに対して12位まで同一周回
 第10戦ロシアGP 完走18台 / 90%
  1位ボッタスに対して10位まで同一周回
 第11戦アイフェルGP 完走15台 / 75%
  1位ハミルトンに対して15位まで同一周回
 第12戦ポルトガルGP 完走19台 / 95%
  1位ハミルトンに対して4位まで同一周回
 第13戦エミリア・ロマーニャGP 完走15台 / 75%
  1位ハミルトンに対して15位まで同一周回
 第14戦トルコGP 完走17台 / 85%
  1位ハミルトンに対して10位まで同一周回
 第15戦バーレーンGP 完走18台 / 90%
  1位ハミルトンに対して9位まで同一周回
 第16戦サクヒールGP 完走17台 / 85%
  1位ペレスに対して17位まで同一周回
 最終戦アブダビGP 完走19台 / 95%
  1位フェルスタッペンに対して10位まで同一周回

 平均完走16.9台 / 84%

まずは走行距離、周回数にまつわる数字です。各GPの完走扱いの台数と完走率、そしてトップと同一周回で終えた台数のまとめになります。
1レースで10チームから2人、20台が出走するF1ですが、全17戦の「当初予定より少なくなった」シーズンにおいて、20台全完走レースはありませんでした。必ず1人か2人、最大で第9戦トスカーナGPの8台未完走というレースがあったため、平均完走は昨年2019年と比較しても平均0.5台の減少となる16.9台となりました。やはりトスカーナGPの再スタート時の多重クラッシュが効いています。
同一周回フィニッシュについて第6戦スペインGPが最少の3位まで、第12戦ポルトガルGPの4位などの大差レースはあるものの、荒れたレースについては再スタートやセーフティカーの発動などもあり、隊列がそう長くならないままのフィニッシュもいくつかありました。

《ドライバー別決勝走行周回数》全1,037周
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 1 ノリス                     1,015周(97.9%)
 2 ライコネン             1,009周(97.3%)
 3 ボッタス                   994周(95.9%)
 4 アルボン                   994周(95.9%)
 5 クビアト                   984周(94.9%)
 6 リカルド                   979周(94.4%)
 7 ハミルトン               950周(91.6%)
 8 ラティフィ               915周(88.2%)
 9 ベッテル                   914周(88.1%)
  10 ラッセル                   910周(87.8%)
  11 ジョビナッツィ        894周(86.2%)
  12 サインツ                   882周(85.1%)
  13 ペレス                       879周(84.8%)
  14 ガスリー                   864周(83.3%)
  15 オコン                       861周(83.0%)
  16 ルクレール               822周(79.3%)
  17 マグヌッセン            814周(78.5%)
  18 グロージャン            800周(77.1%)
  19 フェルスタッペン    795周(76.7%)
  20 ストロール               785周(75.7%)
  21 フィッティパルディ 140周(13.5%)
  22 ヒュルケンベルグ    112周(10.8%)
  23 エイトケン                 87周 (8.4%)

続いてドライバー個人の決勝走行周回数のランキングです。全17戦の規定総周回数は1,037周でした。残念ながら全周回をこなしたドライバーは1人もおらず、実はハミルトンがフルマークできる可能性があったものの、第16戦サクヒールGPの欠場があったため残念ながら達成はなりませんでした。
最多走行はそんなハミルトンに代わってマクラーレンのノリスが1,015周、周回率97.9%をこなしてトップです。2位は遅くも堅実なアルファロメオのライコネンが1,009周を走破し、ボッタスやアルボンらトップチームを凌駕しています。7位に1戦欠場のハミルトンがいますが、ハミルトンより下にも全17戦出走のドライバーが多くいます。ともなれば「1戦休んでも下位に並ぶドライバーはハミルトンよりも走れていない」ということになります。それはそれで切ない。また同じ考え方でみれば13位のペレスはシーズン序盤に2戦欠場しているため、ペレス以下のドライバーは「2戦欠場してもそれに到達する周回をこなせなかった」ということ。第16戦サクヒールGPは近年では異例の87周レースでしたから、周回数だけでみるとここでの欠場やリタイヤは響きます。
日本のみならず全世界で見守るファンも多いであろうフェルスタッペンは17戦フル参戦のレギュラードライバーで最下位となる795周に止まりました。サクヒールGPは1周もできなかったのもイタかったですし、何よりマシン側のトラブルによるリタイヤも目立ちました。

《コンストラクター別決勝走行周回数》全2,074周
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 1 メルセデス・M                 2,031周(97.9%)
 2 アルファロメオ・F          1,903周(91.8%)
 3 マクラーレン・R             1,897周(91.5%)
 4 アルファタウリ・H         1,848周(89.1%)
 5 ルノー・R                        1,840周(88.7%)
 6 ウィリアムズ・M            1,825周(88.0%)
 7 レッドブル・H                1,789周(86.3%)
 8 レーシングポイント・M 1,776周(85.6%)
 9 ハース・F                        1,754周(84.6%)
 10 フェラーリ・F               1,736周(83.7%)

コンストラクター(チーム)単位の決勝走行周回数になります。2台で出走していますから、総周回数も単純に倍の2,074周です。
1位は2位に100周以上の差を付けて唯一の2,000周超えとなったチャンピオンのメルセデスが最多。アルファロメオに元気なマクラーレン、そして何気に距離だけは稼いでいたアルファタウリと続いてきます。何かと騒ぐハースが下位なのは想像の範囲内ではあるものの、最下位はフェラーリの1,736周となっています。フルで走れた方がいいに越したことはないにせよ、規定周回数から336周も足りないのでは戦えていない証拠。オマケに遅いとなれば、全くいいところ無しです。これが泣く子も黙るF1を象徴する名門コンストラクターなわけですから、恥ずかしい以外のナニモノでもありません。

《ファステストラップのタイミング》
 第1戦オーストリアGP             ノリス71周目/71周
 第2戦シュタイアーマルクGP サインツ68周目/71周
 第3戦ハンガリーGP                ハミルトン70周目/70周
 第4戦イギリスGP                   フェルスタッペン52周目/52周
 第5戦F1 70周年記念GP          ハミルトン43周目/52周
 第6戦スペインGP                   ボッタス66周目/66周
 第7戦ベルギーGP                   リカルド44周目/44周
 第8戦イタリアGP                   ハミルトン34周目/53周
 第9戦トスカーナGP               ハミルトン58周目/59周
 第10戦ロシアGP                     ボッタス51周目/53周
 第11戦アイフェルGP              フェルスタッペン60周目/60周
 第12戦ポルトガルGP              ハミルトン63周目/66周
 第13戦ロマーニャGP              ハミルトン63周目/63周
 第14戦トルコGP                     ハミルトン58周目/58周
 第15戦バーレーンGP              フェルスタッペン48周目/57周
 第16戦サクヒールGP              ラッセル80周目/87周
 最終戦アブダビGP                   リカルド55周目/55周

先日の「決勝編」ではファステストラップ獲得回数についてみてきました。今回はそのファステストラップがどのタイミングで記録されたかを各レースで確認してみます。全17戦のうち、ファイナルラップで記録したものが9レースと半数を占めます。フレッシュなタイヤに履き替えた直後に記録するというよりかは最終盤にライバルとのギャップに余裕があったり、仮にぶっ壊れても順位の降格の恐れが無さそうなタイミングでアタックする傾向は変わらずといったところです。クドいですが、このファステストラップの出し方についてはmiyabikunの思い描くシチュエーションではありません。この前も書いた通り、悔しい悔しい第16戦サクヒールGPのしゃにむに前を追うラッセルのような形が一番健全な出し方なんじゃないかなと思ってしまいます。

《パワーユニット使用数》
現レギュレーションでゲンナリしてしまう原因の一つといえる「パワーユニット使用制限」になります。昨年と異なる点はMGU-Kについてもシーズンで3基まで使用できるようになったことです。結果的にはレース数自体が減ってしまったこともあり、これに引っかかってスターティンググリッド降格となるドライバーは少なく済みました。
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降格となったのはメルセデス系ではレーシングポイントのペレスとウィリアムズのラッセル。フェラーリ系だとハースの2人。ルノー系はマクラーレンのノリスで、ホンダ系の2チームからはペナルティを受けていません。昨年のトロ・ロッソは最大で7基投入する事態を招いていましたが、今シーズンは実に優秀だったと思います。ちょっと可哀想なのは負傷したグロージャンに代わってハースからスポット参戦したフィッティパルディがデビュー戦でいきなりペナルティ降格を食らったこと。そこはノーカウントになりませんでしたね。
毎度ながらこの数については何回か見直したつもりなのですが、ちょっと自信がありません。もし誤りがあったらお知らせ下さい。

《ドライバーズポイントランキング》
 1 → ハミルトン347pts
 2 → ボッタス223pts
 3 → フェルスタッペン214pts
 4  ↑  ペレス125pts
 5  ↑  リカルド119pts
 6 → サインツ105pts
 7  ↑  アルボン105pts
 8  ↓  ルクレール98pts
 9  ↑  ノリス97pts
  10  ↓  ガスリー75pts
  11  ↑  ストロール75pts
  12      オコン62pts
  13  ↓  ベッテル33pts
  14  ↓  クビアト32pts
  15  ↓  ヒュルケンベルグ10pts
  16  ↓  ライコネン4pts
  17 → ジョビナッツィ4pts
  18  ↑  ラッセル3pts
  19  ↓  グロージャン2pts
  20  ↓  マグヌッセン1pt
  21      ラティフィ0pts
            フィッティパルディ0pts
            エイトケン0pts

ドライバーズランキングポイントです。こちらについては先日までの前半戦や後半戦まとめでちらほら書いたのでサラリといきます。まずはトップ3のポイント変遷です。IMG_7818
ハミルトンが第8戦イタリアGPの7位と第16戦サクヒールGPの欠場があるため、グラフが凹んでいますが、シーズンを通して実に順調にポイントを重ねている様子がわかります。ボッタスについては第4戦イギリスGPでの11位ノーポイントがきっかけで早くもハミルトンに追従できていなかったこと。フェルスタッペンは第8戦イタリアGPのレース中盤でのリタイヤが響いてボッタスとも付かず離れずのまま終わりました。せめてこのグループ内でだけでも至近戦にならないと、シーズンは盛り上がりません。
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ランキング4位から12位までの9人のグラフです。特にペレス、リカルド、サインツ、アルボン、ルクレール、ノリスあたりの6人がアツかったですね。現ポイント制度は上位フィニッシュになればなるほど、獲得ポイントに差が生まれます。あれだけガチガチに決まった3人が上位に君臨していると、なかなか表彰台を獲得するのも至難の業かと思いますが、ひとたび表彰台に乗ればランキングで1人2人は簡単に追い抜けてしまうチャンスを得ます。このグループは1人を除いて来シーズンもドライブすることが決まっていますので、一つでも上位にランクインできるよう頑張ってほしいですね。IMG_7816
13位から20位のランキングポイント変遷になります。レギュラードライバーではラティフィのみがノーポイントとなり、代走をこなしたヒュルケンベルグが入ったため8人でおさまっています。このグループ上位の2人、ベッテルとクビアトの浮上の仕方が目立ちますが、先程までのグループとは尺度や分母が違いますので驚かれること無きよう(笑)トップチームやトップドライバーがあれば、その裏返しのチームやドライバーもいるわけで、F1をドライブできること自体が「世界屈指のドライバー」であることに間違いはありません。ベッテルやライコネン は過去に栄光を掴んだ経験のあるドライバーですから、悲しい以外何も心配していませんが、来シーズンがある他の方々は腐らず頑張ってもらいましょう。

《シーズン終了時のペナルティポイントランキング》
 1 アルボン            7pts ●
 2 ハミルトン        6pts
    ラッセル            6pts
 4 ノリス               5pts
 5 クビアト           4pts ●
    ライコネン        4pts
 7 ルクレール        3pts
    ストロール        3pts
    ジョビナッツィ 3pts
  10 ペレス                2pts
       グロージャン     2pts ●
       マグヌッセン     2pts ●
  13 サインツ            1pt
       リカルド            1pt
       オコン                1pt

 ※ポイントは1年有効。12ポイントで1戦出場停止
 ●は来シーズンのF1不出走ドライバー

コンストラクターズポイントに入る前にこちらも確認しておきましょう。得たくないポイントである「ペナルティポイント」です。レースのみならず予選やフリー走行でも付与され、あまり表立って公表されていないものもあるため、数え間違いがあるかもしれませんので、こちらも間違いがあれば指摘下さい。
アルボンはこんなところでチャンピオンを獲ってしまいました。第4戦イギリスGPと第8戦イタリアGP、第10戦ロシアGPでは他車との接触により2ポイントずつ付与され、ほか1ポイントゲットにより合計7ポイントとなっています。アグレッシブさがウリのアルボンは毎回紙一重でした。チームメイトとの差や周囲からのプレッシャーもあったかと思いますが、F1は「厳格な」規定により管理されています。速さだけではなく巧みさも一級品でなければなりません。浪人を経てまた一皮剥けたアルボンがみられるといいですね。
審議、ペナルティについては「厳格に」管理、処罰されなければ公平ではありません。ポイントランキング2位6ポイントのハミルトンも第10戦ロシアGPのスタート練習が物議となりました。こちらは「注意とお金」で対応した模様。これはmiyabikunでは管理できません(笑)

《コンストラクターズポイントランキング》
 1 → メルセデス・M                573pts
 2  ↑  レッドブル・H                319pts
 3  ↑  マクラーレン・R             202pts
 4  ↑  レーシングポイント・M 195pts
 5 → ルノー・R                        181pts
 6  ↓  フェラーリ・F                 131pts
 7  ↓  アルファタウリ・H         107pts
 8 → アルファロメオ・F             8pts
 9 → ハース・F                            3pts
  10 → ウィリアムズ・M               0pts

ポイント系の最後となるコンストラクターズポイントランキングです。こちらも先日までに色々書きましたし、結果は既にご存知かと思います。ドライバー編に比べ10チームと少ないため、ひとまず全チームをいっぺんに出してみます。
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0ポイントと573ポイントをいっぺんに示せば当然こうなってしまいます。対数グラフとかにしないと見てられないような差ですね。上位と下位はわかった、ならば中位だけ引き抜いてみます。
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中位5チームのグラフと大量得点のみられた部位に数字を落としてみました。ランキング3位を獲得したマクラーレンはまず第1戦オーストリアGPでノリスの初表彰台があり、幸先良いスタートを切れました。第8戦イタリアGPではサインツ2位、ノリス4位と高得点をゲットし、あとは2人のドライバーがコツコツと得点を加算したことにより、近年最高位をマークすることに成功しました。
「メルセデスのコピー」と揶揄されたピンクのレーシングポイントはこのグラフでは非常に見辛いですが、イチャモンをつけられたため第2戦シュタイアーマルクGPで15ポイント減点を食らってしまっています。よってそれがなければシーズンで210ポイント獲得となり、マクラーレンを上回っていました。感動的な第16戦サクヒールGPのペレスの初優勝が光っていますね。
「ルノー」という名の最終年となったルノーは出足が鈍く、シーズン中盤から速さをみせ始めました。第7戦ベルギーGPを皮切りにリカルドの3位2回、オコンの初表彰台登壇で2チームに食らい付きました。
アルファタウリもガスリーを中心にフェラーリを捉えられる位置にいたものの、残念ながら届きませんでした。来シーズンは新たな若い戦力が加わりますので、このグループのより上位につけることも難しい話ではないと思いたいです。

《GP別ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得者》
 第1戦  オーストリアGP            アルボン
 第2戦  シュタイアーマルクGP ペレス
 
 第3戦  ハンガリーGP               フェルスタッペン
 第4戦  イギリスGP                   ハミルトン
 第5戦  F1 70周年記念GP         フェルスタッペン
 第6戦  スペインGP                   ベッテル
 第7戦  ベルギーGP                   ガスリー
 第8戦  イタリアGP                   リカルド
 第9戦  トスカーナGP               リカルド
 第10戦ロシアGP                      フェルスタッペン
 第11戦アイフェルGP               ヒュルケンベルグ
 
 第12戦ポルトガルGP               ペレス
 第13戦ロマーニャGP               ライコネン
 第14戦トルコGP                      ベッテル
 第15戦バーレーンGP               グロージャン
 第16戦サクヒールGP               ラッセル
 最終戦アブダビGP                   フェルスタッペン

《ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得回数》全17回
 1 フェルスタッペン 4回(23.5%)
 2 ベッテル                2回(11.8%)
    ペレス                    2回(11.8%)
    リカルド                2回(11.8%)
 5 アルボン                1回  (5.9%)
    ハミルトン            1回  (5.9%)
    ガスリー                1回  (5.9%)
    ヒュルケンベルグ 1回  (5.9%)
    ライコネン            1回  (5.9%)
       グロージャン        1回  (5.9%)
      ラッセル                1回  (5.9%)

最後は勝敗には関係無いけど、我々ファンからの投票で決まる「ドライバー・オブ・ザ・デイ」をみておきましょう。23人のドライバーのうち11人が選ばれました。あくまでファン投票ですから「何故このドライバーが?!他にもっと頑張ったドライバーがいたよね」という意見も多々あるかと思います。miyabikunは各レースで独自にチョイスしていますので、その辺は後日改めて特集したいと思います。
最多は4回選ばれたフェルスタッペンでした。やっぱりね、今のF1には世代交代や新たな刺激を求めているわけですよ。円熟したフェルスタッペンにはより信頼性の高いマシンと予選の速ささえ与えられるだけで、だいぶ勢力図は変わるはずです。来シーズンはホンダ最終年を迎えます。二度とF1には戻らないと、最高傑作のパワーユニット造りに励んでもらいたいですね。

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以上、カレンダーとにらめっこしながら3回に分け駆け足で2020年シーズンを振り返ってみました。なかなか読み辛く長くて飽き飽きしてしまったかと思いますが、お付き合い頂きありがとうございました。本当はまたまだ振り返るべきネタがいくつかありますが、そちらは年を越した来年の開幕前までに粛々と扱っていこうと思います。

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2020年シーズンのまとめ「決勝編」になります。ダラダラ長くなっちゃっていますが、これでも言いたいことは言い足りません。でもなるべく端的にまとめたつもりです。ステイホームの年末年始でゆるりと気軽に眺めてあげてください。

《優勝回数》全17回 延べ17人
 1 ハミルトン   11回(68.8%)
 2 ボッタス      2回(11.8%)
  フェルスタッペン  2回(11.8%)
 3 ペレス       1回   (6.7%)
  ガスリー     1回   (5.9%)

優勝回数はハミルトンが11回、1回の欠場はあったもののシーズンの約7割を占めてダントツの最多です。これぞチャンピオンですね。先日の予選ポールポジション回数は10回でしたから、それを一つ上回っています。戦績を振り返ると、開幕戦はグリッド降格もあり表彰台は逃すも、第2戦シュタイアーマルクGPからはいつも通りのポールトゥウィンを重ねていきます。第8戦イタリアGPはポールポジションは獲得しつつも7位に終わり、第10戦ロシアGPもポールポジションから2つ順位を落とした3位表彰台となるも、第11戦アイフェルGP、第13戦エミリア・ロマーニャGP、大荒れの第14戦トルコGPの3GPはポールポジション以外からの勝利を挙げて「ポールポジションでなくても勝てる」という完全無欠の強さを露わにしたシーズンとなりました。裏を返せば「ポールポジションから優勝を逃すドライバー」がいたと言えなくもない。
一方でハミルトンと共に予選上位を獲得してきたボッタスとフェルスタッペンは共に2回と数だけみれば情けない結果です。特にボッタスはハミルトンと同じマシンに乗り、5回のポールポジションを獲得しつつも、ポールトゥウィンは開幕戦の1戦のみ。他4戦は全て優勝を逃しています。その多くはスタートからつまずいていましたね。ボッタスの課題はまず「スタートダッシュからターン1で抜かれないこと」に尽きます。フェルスタッペンは自身ではどうしようもならないマシントラブルやアクシデントに泣かされてきました。せっかく賢く落ち着いた走りを身に付け、予選も唯一メルセデスに食らいつけていたのに、いくつものレースを台無しにされました。それではいつまでもメルセデス&ハミルトンを撃破することができません。来シーズンはホンダとのタッグ最終章を迎えます。足りない部分を是正して取り組んでほしいですね。
あと優勝で忘れてはならないのが、初優勝を挙げたガスリーとペレスの2人。メルセデス絶対有利のこの時代においてよく頑張りましたよね。ガスリーは第8戦イタリアGPで赤旗中断とハミルトンのペナルティの隙に上り調子のマクラーレンのサインツを見事振り切っての優勝。ペレスは来シーズンのシートも危うい中、ハミルトン不在の初開催のバーレーン国際のアウタートラックにて最後尾からの安定した走りで優勝を果たしました。ペレスは優勝が無くても後半戦の快進撃を評価されてシート確保が可能だったかもしれませんが、腐ることなく意地をみせてくれました。来シーズンのレッドブルとのコラボレーションでどのような走りをみせてくれるのか、今から楽しみです。

《表彰台回数》全17回 延べ51人
 1 ハミルトン            14回(87.5%)
 2 ボッタス               11回(64.7%)
    フェルスタッペン 11回(64.7%)
 4 ペレス                     2回(13.3%)
    ストロール              2回(12.5%)
    アルボン                 2回(11.8%)
    リカルド                 2回(11.8%)
    ルクレール              2回(11.8%)
 9 ベッテル                 1回  (5.9%)
       サインツ                 1回  (5.8%)
       ノリス                     1回  (5.9%)
       オコン                     1回  (5.9%)
       ガスリー                 1回  (5.9%)

2020年シーズンは当初の予定より少ない全17戦で行われたことによりレース数も少なく、必然的に優勝のみならず表彰台獲得や入賞回数も限られたものになりました。この表彰台獲得者は1レース3人、全17戦のため延べ51人となります。そんな中、優勝以外の表彰台においても3人のドライバーの初表彰台がみられました。開幕戦オーストリアGPではマクラーレンのノリス、第9戦トスカーナGPのアルボン、そして第16戦サクヒールGPでルノーのオコンが獲得しました。ノリスとアルボンについてはキャリア2年目、オコンは1年の浪人を経ての獲得と苦労しました。アルボンは残念ながら来シーズンは浪人生活を迎えるものの、オコンのような成功例もありますから、自分に足りなかった点を今一度見直し、来たるチャンスでさらなりキャリアアップを願いたいですね。

《入賞回数》全17回 延べ170人
 1 ハミルトン           16回(100%)
 2 ボッタス               14回(82.4%)
 3 リカルド               14回(82.4%)
 4 ペレス                   13回(86.7%)
    ノリス                   13回(76.5%)
 6 フェルスタッペン 12回(70.6%)
    アルボン               12回(70.6%)
    サインツ               12回(70.6%)
 9 ストロール           10回(62.5%)
       ルクレール           10回(58.8%)
       オコン                  10回(58.8%)
       ガスリー              10回(58.8%)
  13 ベッテル                7回(41.2%)
       クビアト                7回(41.2%)
  15 ジョビナッツィ      3回(17.6%)
  16 ヒュルケンベルグ  2回(66.7%)
       ライコネン             2回(11.8%)
  18 グロージャン         1回  (6.7%)
       マグヌッセン         1回  (5.9%)
       ラッセル                1回  (5.9%)

レギュラードライバー20人に3人の代走を交えたシーズンにおいて、入賞者は定員と同じ20人が獲得しています。急なお願いにもどうにか適応して参戦3戦中2回の入賞を果たすヒュルケンベルグはさすがベテランといった感じですし、ラッセルが形はイレギュラーなものとなりましたが、ようやく入賞を経験しましたね。本当は入賞どころか表彰台、いや優勝だってあり得た走りだったのが悔しいです。ラティフィと共にラッセルもまだ将来があります。期待しましょう。

《完走回数》全17回
 1 ハミルトン             16回(100%)
       ボッタス                16回(94.1%)
    アルボン                 16回(94.1%)
    ノリス                    16回(94.1%)
    リカルド                 16回(94.1%)
    クビアト                 16回(94.1%)
    ライコネン             16回(94.1%)
 8 ベッテル                 15回(88.2%)
 9 ペレス                     14回(93.3%)
       ルクレール             14回(82.4%)
       サインツ                 14回(82.4%)
       オコン                    14回(82.4%)
       ガスリー                14回(82.4%)
       ジョビナッツィ      14回(82.4%)
       ラティフィ             14回(82.4%)
  16 ラッセル                13回(76.5%)
  17 グロージャン         12回(80.0%)
    フェルスタッペン  12回(70.6%)
  19 ストロール             11回(68.8%)
    マグヌッセン          11回(64.7%)
  21 フィッティパルディ 2回(100%)
    ヒュルケンベルグ    2回(66.7%)
  23 エイトケン              1回(100%)

ふた昔前くらいのF1では代走やスポット参戦をリタイヤで終えてしまうことはザラにありました。しかし今シーズンF1本戦で戦った23人のドライバーは全員完走を果たしました。今回は来シーズンのシートについては書きませんが、ハースからデビューしたフィッティパルディやウィリアムズのエイトケンなど「リザーブ=レギュラーシート最有力」といかないところが何ともシビアというか、厳しい社会なんだなと思ってしまいますね。リザーブはあくまで契約社員であり、新卒正社員は別途探していますよといったところでしょうか。
いつもこのあたりの各戦績はドライバー名と数字を並べるだけしたが、今回はこれらの戦績を一つのグラフでまとめてみました。
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黄色の帯が優勝回数、グレーの帯が優勝以外の表彰台登壇数、その上の赤帯が表彰台圏外の入賞回数。また青帯入賞圏外のリタイヤを含む出走を示し、全て足した帯の長さが決勝出走回数、帯内の黒数字がポイントが付与される回数となります。文章で説明し理解頂くまでは大変だけど、このグラフ一つで上にズラズラ並べた戦績は一目で表現できてしまいます。好評であれば今後もこの手のグラフを採用したいと思います。

《ファステストラップ回数》全17回
 1 ハミルトン            6回(37.5%)
 2 フェルスタッペン 3回(17.6%)
 3 ボッタス               2回(11.8%)
    ノリス                   2回(11.8%)
    リカルド               2回(11.8%)
 6 サインツ               1回  (5.9%)
    ラッセル               1回  (5.9%)

貴重な貴重な1ポイントが込められたファステストラップのランキングです。17戦中、ハミルトンの6回を筆頭に昨シーズンと同じ7人のドライバーで記録されています。昨年はマグヌッセンが「入賞圏外からの記録によるポイント付与無し」がありましたが、今シーズンは全てに1ポイントのボーナスが与えられました。中団が最終戦まで熾烈なランキング争いを繰り広げており、サインツあたりはこの1ポイントのおかげで順位を一つあげることに成功しています。

《個人決勝平均順位》各種ペナルティは含まず
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 1 ハミルトン                1.88 予選比0.19
 2 ボッタス                    5.29 予選比2.94
 3 ペレス                        7.40 予選比0.33
 4 リカルド                    7.53 予選比-0.18
 5 フェルスタッペン      7.59 予選比4.47
 6 アルボン                    8.47 予選比1.29
 7 ノリス                        8.53 予選比0.29
 8 サインツ                    9.12 予選比0.82
 9 ルクレール               10.00 予選比1.71
  10 ガスリー                  10.35 予選比0.24
  11 オコン                      10.94 予選比1.00
  12 ストロール               11.06 予選比2.44
  13 クビアト                  11.18 予選比-0.94
  14 ベッテル                  11.53 予選比-0.71
  15 ヒュルケンベルグ    11.67 予選比-0.33
  16 ライコネン              13.41 予選比-3.24
  17 ジョビナッツィ        14.94 予選比-1.94
  18 グロージャン           15.73 予選比-1.27
  19 ラッセル                  15.88 予選比1.12
  20 エイトケン               16.00 予選比-2.00
  21 ラティフィ               16.24 予選比-2.65
  22 マグヌッセン           16.59 予選比-0.29
  23 フィッティパルディ 18.00 予選比-1.50

シーズンの決勝平均順位とそのランキングです。ハミルトンは一人別世界へ。2位のボッタスまではテッパンとして、3位には何とポイントランキングで4位を獲得し、来シーズンのシートまで獲得に成功したペレスが僅差の中団のトップに立ちました。序盤で2戦の欠場はあったものの、参戦15戦でリタイヤはたったの1回、入賞圏外完走も1回に止め、終始安定したシーズンを送りました。結果的にはレッドブルのシートを得られたので結果オーライといえますが、一時期は「この戦績をもってして、来シーズンはドライブできないのか」とヒヤヒヤしたものです。ペレスが今までで一番輝いていたシーズンと言っていい気がします。もちろん来シーズンはこれよりも好成績であることが求められますので、初ホンダとの相性、強敵な相方フェルスタッペンとの相性などに注目が集まります。
ペレスの新相方の話が出れば、当然目がいく孤軍奮闘のフェルスタッペンですが、ポイントランキング、優勝や表彰台数が頭ニつくらい飛び出ているのに、ペレスやリカルドら強豪ベテランに僅差で負ける平均7.59位となりました。これはいうまでもなくてmiyabikunの算定法で数えたが故の結果ですが、この後にご用意したグラフをご覧頂ければ「平均順位」という観点から多少納得できるはずです。もう少し掘り下げてみてみましょう。

予選編と同じくくりでドライバー毎GP毎の順位をグラフにしました。赤い領域が表彰台圏内、黄色い領域は入賞圏内、青はリタイヤも含めた入賞圏外となります。
IMG_7808
フェルスタッペンは一番濃い紺色で示していますが、ご覧のように成績がわかりやすいまでの「表彰台かリタイヤか」で進行しています。優勝してもリタイヤ(20位扱い)があれば平均は10.5位、2位を獲得してもリタイヤがあれば平均は11位と評価しているため、フェルスタッペンの頑張りの助けになる評価でなくなってしまいます。結果的にあれだけ差が大きいと叩かれた現相方のアルボンとも、この評価法では大きな差が出ませんでした。
IMG_7807
続いてマクラーレン、ルノー、アルファタウリ、レーシングポイントの8人で構成される中団グループのグラフです。赤の表彰台圏内に入り込むいくつかが際立っています。開幕戦のノリスにはじまり、第8戦イタリアGPは表彰台3人がこのグループから選ばれています。第16戦サクヒールGPではペレス、オコンの元チームメイト2人は表彰台で再会しました。メルセデスやレッドブルなどトップチームとはまた違ったアツい椅子取りゲームを楽しめたのも特異な今シーズンだったからかもしれません。
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下位3チームのグラフになります。このグループもちらほらと黄色の入賞圏内フィニッシュが現れたものの、最高位はいずれも9位でアルファロメオのライコネンが2回、相方ジョビナッツィとハースのグロージャン、そして「メルセデス」のラッセルが1回ずつとなっています。うーん、ラッセル。悔やまれます。

平均順位のグラフをもう一つ。先程の決勝平均順位から先日の予選平均順位を引いた差をグラフにしています。少々乱暴な割り出し方にはなりますが「予選順位から決勝フィニッシュまでに平均でどれだけ順位を上げたか」を感覚的に評価するものです。グラフ左側がマイナス側で「予選より決勝の順位が高い」もの。逆に右側はプラス側で「予選より決勝で順位を落とす」傾向がみられるものとなります。
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マイナス側のトップはいぶし銀ライコネンが-3.24位、地味なラティフィが-2.65位、レギュラードライバーで3番目はスタートでのジャンプアップが高評価だったジョビナッツィが-2.00位となっています。この記録は上位スタートには不利な比較ではありますがフェルスタッペンの4.47位、ボッタスの2.94位が目立ってしまいますね。これが「キングの7冠」の助けになったともいえます。

《コンストラクター(チーム)別決勝平均順位》IMG_7813
 1 メルセデス・M                 3.76
 2 レッドブル・H                  8.03
 3 マクラーレン・R              8.82
 4 ルノー・R                         9.24
 5 レーシングポイント・M   9.50
 6 アルファタウリ・H         10.76
 7 フェラーリ・F                 10.76
 8 アルファロメオ・F          14.18
 9 ハース・F                        16.26
  10 ウィリアムズ・M            16.26

コンストラクター(チーム)単位の決勝平均順位です。先日の予選編と少しだけ順位が異なり、マクラーレンはポイントランキングと同様の3位をマーク、一方でレーシングポイントは5位まで順位を落としています。ドライバー2人が安定したマクラーレンと、片方がよくてももう片方がよくないという不安定さが招いた差かもしれません。後半戦のストロールはちょっと残念でした。
昨年2位、今シーズンは6位に終わったフェラーリはアルファタウリとほぼほぼ同等といった感じ。優勝だけでいえば、フェラーリが0勝に対してアルファタウリはしっかり1勝を挙げています。フェラーリの来シーズンはまずこの中団のトップに復帰することが命題ですね。

《決勝チームメイト対決》全17回 ※代走を含む
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 メルセデス・M
  ◯ハミルトン 12 対 5 ボッタス ※
 フェラーリ・F 1引き分け
   ベッテル 5 対 11 ルクレール◯
 レッドブル・H
  ◯フェルスタッペン 12 対 5 アルボン
 マクラーレン・R
   サインツ 8 対 9 ノリス◯
 ルノー・R
  ◯リカルド 13 対 4 オコン
 アルファタウリ・H
   クビアト 8 対 9 ガスリー◯
 レーシングポイント・M
  ◯ペレス 10 対 7 ストロール ※
 アルファロメオ・F
   ライコネン 12 対 5 ジョビナッツィ◯
 ハース・F 1引き分け
   グロージャン 7 対 9 マグヌッセン◯ ※
 ウィリアムズ・M
  ◯ラッセル 11 対 6 ラティフィ ※

決勝編の最後はチームメイト対決です。この内容如何によって、チームを追われた者、また残留した者など様々な結果をもたらしました。既にご存知の方がほとんどですが、レッドブルはアルボンがリザーブに、またアルファタウリのクビアトも放出される発表がされました。変わり種としてはレーシングポイントは「成績のよかった」ペレスが放出され、フェラーリの「成績のよくなかった」ベッテルが移籍し、何かとお騒がせマルH軍団ハースは両名の離脱が決まりました。居れば居たで何か起きることを期待してしまう2人でしたが、居なくなると思うとどこか寂しい気もしますね。

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長くなりましたが、2020年決勝編のまとめでした。ついてきてくれましたか?!(笑)毎年のようにあと一つやりたいのですが、間に合うかなー。

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まとめばかりでなく、間に別の何かを挟みたかったですよね。用意はしていたのですが、それでは間に合わないと思い、続けてしまいました。2020年シーズンのまとめ「予選編」です。つい先日も似たようなネタだったので、あまり代わり映えしないかもしれませんがお許し下さい。それもこれも全てはCOVID-19のせいですから(順調に段取りできていないmiyabikunが一番悪い)

《トップタイムと各チーム最速タイムとの差》
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予選後に速報版として記載するトップタイムと各チーム最速タイムとの差の詳細版かつグラフ化したものになります。要は前半まとめと後半まとめをガチャンと合体させただけ(笑)X軸上がトップタイムでY方向に離れれば離れる程、トップタイムとの差が大きいというやつですね。
昨シーズンのトップタイムはメルセデスを筆頭に特に夏休み明けに連続的に獲ったフェラーリ、パラパラとメルセデスの隙をついたレッドブルの三強で繰り広げられていました。今シーズンは乗っけからフェラーリが脱落し、レッドブルについても雨の第2戦シュタイアーマルクGP(レッドブルリンク)を除いてポールには程遠く、第14戦トルコGPまで完全にメルセデスが予選を制してきました。あの壁はいつも以上に高く厚かったですね。ところが待望の復活開催となった新舗装かつ濡れ路面のトルコGPをきっかけにメルセデスの壁が崩壊すると、レッドブルが急接近し、見事最終戦にフェルスタッペンがポールポジションを獲得するに至りました。ただあれだけ前半戦を完璧に掌握し、いくらレッドブルがシーズン初ポールを手にしたところで時すでに遅し。両チャンピオンも決定しており、シーズン全体的には近年変わらずメルセデスイヤーであったことに間違いありません。
それで終わっちゃ面白くも何とも無いため、他のチームをチラッとみてみると、もみ合った中団は上下動はありつつも通期で安定したタイム差で推移していたように読み取れます。その中でルノーは序盤でそのライバルからの遅れがみられましたが、シーズンが進むにつれて速さを増し、終盤は中団の前の位置に浮上してきたのも印象的でした。また中団はエースドライバーが牽引しているチームが多かった中でマクラーレンだけが2人のドライバーでしっかり戦えてきたのも強みだったと思います。そのあたりについてはこの後に別のグラフを使ってみていきたいと思います。
各チームの色分けは昨年と全く同じなので対比しやすいと思いますが、グラフの上部をご覧下さい!最下位は水色ラインのウィリアムズではありません、真っ黒ハースと赤ワイン色のアルファロメオが入れ替わり立ち代わりしています。これはいうまでもなくてラッセルの頑張りですね。こちらもこの後触れていきますが、ラッセルはQ1突破が当たり前かのように、少しずつ実力、真価が明るみとなりましたね。
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一応割合で評価したグラフも作りましたので載せておきます。いずれにしてもトルコGPが規格外で目線が全てそちらに向いてしまいますね。

《ポールポジション回数》全17回
 1 ハミルトン   10回(58.8%)
 2 ボッタス      5回(29.4%)
 3 ストロール     1回  (5.9%)
    フェルスタッペン  1回  (5.9%)

今シーズンのポールシッターは4人と昨シーズンの5人から1人減りました。昨シーズンはフェラーリの2人が獲得していたところ、ご存知の通り獲れる状態に無く、代わって大荒れトルコを初ポールという形で制したストロールが仲間入りしています。ハミルトンのポールポジション獲得は10回でシーズンの約6割に達します。チャンピオンを獲得した途端に腑抜けになるのが今までのハミルトンでしたが、今シーズンはチャンピオン決定後もしっかり取り組み、第15戦バーレーンGPでダメ押ししてきました。続くのは当然メルセデスのボッタスが5回だったわけですが、これがまた「意味無しポール」だったのも忘れてはいけませんね。その辺は「決勝編」で改めてダメ出ししていきましょうか(笑)ボッタスよ、覚悟しておけよ!
先日の「後半まとめ」でも書きましたが、全17戦中、16戦がメルセデスパワーユニットからの獲得で、メルセデス以外は最終戦のホンダパワーユニットによるフェルスタッペンの1回に止まりました。何とか完全制覇だけは免れました。ありがとうフェルスタッペン、ありがとうホンダ。

《個人予選平均順位》各種ペナルティは含まず
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 1 ハミルトン                 1.69 Q1通過16  Q2通過16
 2 ボッタス                     2.29 Q1通過17  Q2通過17
 3 フェルスタッペン       3.12 Q1通過17  Q2通過17
 4 ペレス                         7.07 Q1通過14  Q2通過12
 5 アルボン                     7.18 Q1通過17  Q2通過14
 6 リカルド                     7.71 Q1通過17  Q2通過14
 7 ノリス                        8.24 Q1通過17  Q2通過14
 8 サインツ                     8.29 Q1通過17  Q2通過14
  ルクレール                 8.29 Q1通過17  Q2通過11
  10 ストロール                 8.63 Q1通過16  Q2通過11
  11 オコン                        9.94 Q1通過17  Q2通過8
  12 ガスリー                   10.12 Q1通過16  Q2通過11
    -  ヒュルケンベルグ    12.00
  13 クビアト                   12.12 Q1通過14  Q2通過4
  14 ベッテル                   12.24 Q1通過16  Q2通過3
  15 ラッセル                   14.76 Q1通過10  Q2通過1
  16 ライコネン                16.65 Q1通過4   Q2通過1
  17 ジョビナッツィ         16.88 Q1通過4   Q2通過1
  マグヌッセン            16.88 Q1通過3   Q2通過0
  19 グロージャン            17.00 Q1通過3   Q2通過0
    -  エイトケン               18.00
  20 ラティフィ               18.88 Q1通過1   Q2通過0
    -  フィッティパルディ 19.50

平均順位と併せてレギュラードライバーのみ「Q1,Q2突破回数」も記載しました。欠場を考慮し、パーセンテージにした方がよかったかもしれませんが下記グラフに合わせるため、回数表記としました。
三強がはっきりと。ハミルトンが1.69、ボッタスが2.29、フェルスタッペンが3.12となれば、フロントロウはガチガチに決まっています。そうなればセカンドロウ4番手以降の争いが熾烈になるのも当然な話。4番目のペレスから12番目のガスリーあたりまでの9人が如何に前でスタートを切れるかの椅子を狙っています。サーキットや環境によってそれら順位が変わるため、平均値はフェルスタッペンからは少し離れた7位台から9位台にひしめき合っています。フェルスタッペンとの差で話題に度々出たアルボンは順位だけでみれば上から5番目に位置する平均7.18位でした。問題なのはその「平均値の差」です。フェルスタッペンは3.12位ですので、フェルスタッペンとアルボンとの間には平均3〜4人が挟まってくるということ。チーム毎にグラフを色分けしているので、視覚的にも伝わり易いと思いますが、本来であればメルセデスやマクラーレン、アルファロメオのように「同じチームが固まっている」ならば、マシン性能をうまく引き出し、1ラップに注げていることがイメージできます。ところがレッドブルやルノー、フェラーリなどはチームメイトが予選時点で差がつき、明暗が分かれてしまっています。これではチーム内で異なるタイヤ戦略は採れても「チーム一丸となってライバルを上回る、錯乱させる」ような戦略が採り辛くなります。F1は個人プレイだけでなく、チームプレイも求められるため、例えキャリア差や年齢差があっても、同等の速さや安定感が無いとチームからは必要とされなくなってしまいますね。
下位はベッテル安定のQ2の真ん中あたりに位置し、Q2に度々顔を出すラッセルはメルセデス代走2番手の力も得てしっかりQ1突破ラインの15位以下に入ってきました。アルファロメオとハースは4人仲良くドングリの背比べ状態に。順位の上下は「日による」(笑)今シーズン唯一の完全新人であったウィリアムズのラティフィは残念ながらレギュラードライバーでぶっちぎりのビリに。ウィリアムズでなければ、違った?!

もう少し掘り下げてみられるよう、ドライバー毎GP毎の順位を3つのグループに分けて表現しています。分け方にとても迷いましたが、第1グループはこちら
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昨年と同様の「元 三強」メルセデス、フェラーリ、レッドブルの3チーム6人でくくりました。おいおい、こんくくりちゃうやろ、というお声も多いかと思いますが、パワーバランスだけで決めたら第1グループはメルセデス2人とフェルスタッペンの合計3人になってしまいますし、ほら、一応「2020年シーズンの並び」はこの順番ですし、、グラフをみればうまくバラけてくれたじゃないですか(笑)
「三強」ですから、昨年も行った「6番手」までに埋め尽くされていいはずです。が、上位3人は合格でも他3人がダメでしたね。特に「紅のベテラン」は完全にアウト。第3戦ハンガリーGPを除いて、ほぼQ2エリアにどっぷり浸かっています。こうみると「紅の期待」はそこそこ頑張っていたことがわかります。また、先程少し書いたアルボンはそのルクレールと近しい位置を行ったり来たりして「紺の期待」に寄り添うことができていません。ココですね、問題は。アルボンの走りは予選より「アグレッシブな決勝での追い抜き」が持ち味。予選はどうであれ決勝で結果を出せれば、文句は半減できるのですが、予選でチームメイトに離されてしまうということは、ただでさえ厚いメルセデスの屈強な壁を破る手立てが減ることを意味します。まあ、アルボンヌには浪人中にそのノウハウを身に付けてもらい、再起することを祈りましょう!あまり時間もないため、次に行きます。
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こちらがある意味シーズンを盛り上げてくれた中団4チーム、マクラーレン、ルノー、アルファタウリ、レーシングポイントの8人のグループです。本来は突破に手を焼くはずの6番手以内進出もちらほら見かけます。Q2突破はマクラーレンの2人とリカルドが最多の17戦中14回、2戦欠場しているペレスが12回、ガスリーとストロールが11回、オコンが8回、クビアトが4回となりました。コンストラクターズランキングは結果的にマクラーレンが3位に浮上したわけですが、先程も書いたようにマクラーレンの強みは予選からの安定した速さにあると思います。決勝レースペースや戦略差によって多少の上下はあれど、近代のF1は予選から戦いが始まっています。サインツ、ノリスのラインナップは当初「若過ぎる」「立て直しにはキャリアが浅い」などの声も多くありましたが、この2年で見事に復調に成功しましたよね。
見辛いかもしれませんが、薄い水色のクビアトのグラフを追ってみて下さい。シーズン中盤の高速連戦などはQ2突破まであと一歩のところに迫っていますが、全般的に相方の濃い水色ガスリーと比べると低調です。しかし終盤3連戦をみると、10番手、6番手、7番手と好位置につけています。ちょうど「クビアト、そろそろヤバいんじゃないの?!」と騒ぎ出した頃ですね。遅いよクビアト、それをシーズン序盤から、それもガスリーと並ぶか上回る位置にいないと、そうなっちゃいますよ。
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3グループ目は残る下位3チームです。表彰台の経験もあるF1のベテラン数人がちらほら混ざるこのグループも、あのマシンではこんな順位で送らざるを得ません。荒れトルコでひょんなチャンスを掴んだアルファロメオの2人。そして緊急アルバイトで本来のポテンシャルを大いに発揮したラッセルの2番手が光ります。ラッセルは非常にいい経験ができたと思います。だっていってみれば「一番速いマシンと一番遅いマシン」をわずか1週間で味わえたわけですから。ラッセルに会ったら聞いてみたいですね。「2台はどこらへんがどれだけ違うの?」と。守秘義務があるから、素人miyabikunにも教えてもらえないかな。話したらココで描かれちゃうしね(笑)

《コンストラクター(チーム)別予選平均順位》IMG_7799
 1 メルセデス・M                2.00
 2 レッドブル・H                 5.15
 3 レーシングポイント・M  8.24
 4 マクラーレン・R             8.26
 5 ルノー・R                        8.82
 6 フェラーリ・F               10.26
 7 アルファタウリ・H        11.12
 8 アルファロメオ・F        16.76
 9 ハース・F                       17.09
  10 ウィリアムズ・M           17.29

こちらはコンストラクター(チーム)単位の予選平均順位になります。ぱっと見今シーズンのコンストラクターズランキングにみえますが、 1箇所順位が異なります。3位と4位が逆ですね。ペレスが初優勝を挙げた第16戦サクヒールGP終了時点まではよかったのに、最終戦アブダビGPでマクラーレンが5位6位の18ポイントを獲得したのに対し、レーシングポイントはまさかの1ポイントに終わり逆転されました。
メルセデスがチーム平均でピッタリ2番手となりました。フロントロウは確定しているということ。フェラーリはQ2突破するかどうかのギリギリライン。下位3チームはドングリの背比べ状態で順位の上下は「日による」(2回目)

《予選チームメイト対決》全17回 ※代走を含む
IMG_7796
 メルセデス・M
  ◯ハミルトン11対6ボッタス ※
 フェラーリ・F
   ベッテル4対13ルクレール◯
 レッドブル・H
  ◯フェルスタッペン17対0アルボン
 マクラーレン・R
   サインツ8対9ノリス◯
 ルノー・R
  ◯リカルド15対2オコン
 アルファタウリ・H
   クビアト4対13ガスリー◯
 レーシングポイント・M
  ◯ペレス12対5ストロール ※
 アルファロメオ・F
   ライコネン8対9ジョビナッツィ◯
 ハース・F
   グロージャン7対10マグヌッセン◯ ※
 ウィリアムズ・M
  ◯ラッセル16対1ラティフィ ※

予選編の最終戦はチームメイト対決です。予選には同点がなく、今シーズンは全17戦と奇数ということで白黒が必ず着くたたかいとなります。なお、※の付くチームはレギュラードライバー以外の代走者が多少あるものの、細分化はせずそれは本来のレギュラードライバーで換算しています。
こちらも先日の後半戦で先にネタを書いてしまっていますが、見事なまでの100-0が一つあります。ホーナーさんとこのアルボンヌが全敗してしまいました。相手がフェルスタッペンだからこうなった。で済めばまだいいのですが、まさか来シーズンは塾生出身ではない他塾のベテランのペレスにまでやられてしまうとは想像もしていないオチでしょう。レッドブルはこれまで翼を授けてきたアストンマーチンが来シーズンいなくなります。アルボンを「解雇ではなくリザーブへ」異動させるあたりもあざといと思いますが、アルボンはリスキーながら気合充分の追い抜きをみせる面白いドライバーの一人だと思っています。リザーブならば、いざという時にまたF1のシートに座れる最有力候補なわけですから、先程も書いたように諦めずに食らい付いていてほしいなと思っています。あと偏りの大きいところではウィリアムズのラティフィが1勝となっていますが、これはラッセルがメルセデスにアルバイトに出た際の代役エイトケンに勝った時のものであるため、実質ラッセルには1勝もできなかったという辛い事実もあります。ラティフィは来シーズンもチャンスはありますから、ラッセルから一つでも多く速さで上回れるように頑張ってほしいですね。

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何とか予選編をまとめました。予選があるということは、決勝編もやります!間に合わせます!

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先日は2020年シーズン後半の予選についてまとめました。今回は決勝編です。予選編よりちょっぴりボリュームがありますが、引き続きお付き合い下さい。

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《優勝者》
 第10戦 ボッタス    (メルセデス・M)
 第11戦 ハミルトン   (メルセデス・M)
 第12戦 ハミルトン   (メルセデス・M)
 第13戦 ハミルトン   (メルセデス・M)
 第14戦 ハミルトン   (メルセデス・M)
 第15戦 ハミルトン   (メルセデス・M)
 第16戦 ペレス     (レーシングポイント・M)
 最終戦 フェルスタッペン(レッドブル・H)

前半9戦はメルセデス7勝、レッドブルとアルファタウリのホンダ系が1勝ずつとかなり偏った内容で進行していました。後半8戦は第10戦ロシアGPのボッタスにはじまり、第15戦バーレーンGPまでメルセデスが制していたものの、ハミルトンが欠場を強いられた第16戦サクヒールGPでトップのミスの隙をうまくモノにしたペレスが初優勝。最終戦はポールポジションからそのまま逃げ切ったフェルスタッペンがシーズン 2勝目を挙げたことにより、メルセデス6勝、レーシングポイント1勝、レッドブル1勝となりました。レーシングポイントはご存知の通りメルセデス製のパワーユニット搭載車ですので、後半8戦もメルセデスとホンダの2メーカーのみの勝利ということになります。最近速さをみせるルノー系ならまだしも、今シーズンのフェラーリ系は優勝はおろか表彰台登壇が精一杯な状況でしたよね。ホンダがメルセデス系全勝を阻んでくれたことに感謝です。

《決勝平均順位》
決勝の平均順位です。いつものように「リタイヤは20位」とみなしています。予選と同様に何人かの代走を伴いましたのでスポット参戦者の順位も掲載、欠場したドライバーは「出走したレース数」で平均順位を割り出しました。またウィリアムズとメルセデスのステアリングを握ったラッセルは「ラッセル自身の順位成績」で集計しました。
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あはは、やっぱりこうなったか(笑)ハミルトンがグラフに破線で入れた入賞ラインや表彰台ラインなんぞ全く無用の文句無し1位台。何だかいるのかいないのかよくわからないくらいだぞ。でもこれぞチャンピオン、キングという戦績ですね。以下をかなり引き離してしまっています。今シーズンの、いや近年のパワーバランスを大袈裟に示すと、きっとこんな感じになりそうですね。決して他のドライバーがだらしなかったり、遅いのではない。そのくらいキングは別格。あまり誉めたくない(笑)
2位はボッタスでもフェルスタッペンでもなく、黄色はラストのリカルドですよ!なぜかというと、ボッタスは欠席は無くとも、第11戦アイフェルGPでリタイヤをかまし、ヌルヌルの第14戦トルコGPではレース数と同じ14位完走に終わったから。フェルスタッペンの方はイモラで行われた第13戦ロマーニャGPとまだ記憶に新しい第16戦サクヒールGPでの「非接触クラッシュ」で2つ落としたためにこのような評価になりました。するするっと二強を上回ったリカルドの後半戦はなかなか力強い走りをしましたよね。予選からサードロウ付近にちらほら顔を覗かせ、ボッタスとフェルスタッペンが落とした3位表彰台をもぎ取りました。そんなルノーの底上げに貢献したリカルドも来シーズンは「オレンジの矢」マクラーレンに移籍します。今シーズンまでのパワーバランスはマクラーレンの方が少ーし上でしょうか。表彰台で一芸みせるオレンジのリカルドが度々お目にかかれることと思います。
熾烈な入賞圏内クラスのドライバーの中で前半戦と比較すると、ノリスくんが少し振るわなかったでしょうか。前半9戦平均6.89位だったのに対し、後半8戦は10.38位と入賞圏内の危うい位置にまで下がりました。第1戦オーストリアGPで初表彰台を経験してから、何とか入賞圏内に留まりますが、後半戦に入るとリタイヤ1回、入賞圏外完走が2回となっています。雰囲気的には先輩サインツの好走が印象的でした。そのサインツが来年お世話になる「紅い名門」はルクレールが8.63位と堅調さ(とはいっても、本来いるべき位置かは考えたらダメダメ)をみせるも、4回チャンピオンは安定の11位入賞圏外と、サインツ立場からは不安でしかない成績。

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コンストラクター単位の平均順位です。トップを走るメルセデスはさておき、レッドブルが3位以下を引き離す単独2位と思いがちですが、miyabikun評価法ではリタイヤ数が効いてしまうこともあり、レッドブルが想像より低めに出てきます。こうしてみるとレーシングポイントまでの6チームが団子状態ですね。その上位7チームで入賞圏内を奪い合い、下位3チームの付け入る隙を与えません。下位の中では遅くともリタイヤが少ないアルファロメオが頭一つ出た形となり、ビリは平均16.31位の同率でウィリアムズとハースが並びました。前半はウィリアムズが16.22位、ハースが16.28位でしたので、前半より平均値は落としつつ、僅差でウィリアムズがピリから脱出しました。

《決勝走行周回数》
予選には無い、決勝ならではの評価の一つ「走行周回数」です。もちろんこの蓄積にはドライバー由来ではなく、チームやマシン、ライバルやサーキットによるものなど様々な要因を含んでいるわけですが、規定の周回数、長い距離を走破することもF1を戦うためには必要不可欠です。後半8戦の一人あたりのトータルは499周となります。周回数とレギュラードライバーには周回走破率を多い順に記載して並べてみました。
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1位はメルセデスでなくルノーのリカルドで消化率99.8%、1周足らずの498周となりました。リカルドはアルガルヴェ国際サーキットで初開催となった第12戦ポルトガルGPで9位入賞ながらラップダウンしているため全周回数走破となりませんでした。それでも8戦全て入賞圏内でフィニッシュし、この後出てくるドライバーズポイントランキング上位浮上に成功しています。周回数2位もメルセデスではなく、何とあのベッテルちゃんが4周足らずの495周となっています。遅いマシンで投げやりにみえたのですが、実は本人出来る限り頑張っていたのが伝わってきますね。腐ってもチャンピオン、ちゃんとしたマシンを今一度与えて、まだまだ速さがあるというところを知らしめてほしいですね。3位はクビアトとライコネンの中堅と超ベテランの2人が入ってきました。ライコネンに明日はありますが、残念ながらクビアトに明日は無くなってしまいました。
フェルスタッペンって、成績やインパクトのある走りをするので存在感は抜群にあるのですが、この周回数に関していうといつも下位にいる気がします。歳やキャリアを重ね、かなり賢く強みのある走りができるまで成長して今があるものの、何かに巻き込まれたり何かが根をあげたりとマシンがついてきていないというか、まだまだチャンピオンの貫禄や運は持ち合わせていないというか、、。彼に安定感や信頼性を与えたら、かなりのバケモノが誕生するんだろうな、という期待を年々楽しみにしています。
これ、あまり言いたくないのですが、今回ハミルトンは第16戦の欠場のため総周回数のくくりで順位を落としたわけですが、それを無しとして参戦7戦分で計算すると、周回数は412周になります。ハミルトンも412周しています。ということは出たレースの消化率は紛れも無く100%。でもでも、miyabikunは意地悪なので、断固499周で計算しています(笑)休んでも出ても、やっぱりキングはキング。

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続いてコンストラクター単位の周回数です。相変わらずアルファロメオは走りますね。あとちょっと速ければ、中団はさらなる混戦模様を演出してくれるのですが。もったいないですね。3位のアルファタウリは前半9戦と比べて安定した上位入賞を確保するようになりました。フェラーリも同様にダメダメな中で「ドライバーの」努力と忍耐で距離を伸ばせました。逆にレーシングポイントがいい時と悪い時の差が大きく、レッドブルに続く3位を逃す形となりました。この借りはアストンマーチンとなって晴らすか?!

《ファステストラップ獲得者》
 第10戦 ボッタス    (メルセデス・M) 51/53周
 第11戦 フェルスタッペン(メルセデス・M) 60/60周
 第12戦 ハミルトン   (メルセデス・M) 63/66周
 第13戦 ハミルトン   (メルセデス・M) 63/63周
 第14戦 ノリス     (マクラーレン・R)58/58周
 第15戦 フェルスタッペン(レッドブル・R) 48/57周
 第16戦 ラッセル    (メルセデス・M) 80/87周
 最終戦 リカルド    (ルノー・R)   55/55周

入賞した場合に1ポイントのボーナスが付与されることとなったファステストラップです。ハミルトンとフェルスタッペンが2回。ボッタス、ノリス、ラッセル、リカルドの4人が1回ずつの獲得となっています。
この中で印象に残っているのは第16戦サクヒールGPで獲得したラッセルです。レースの詳細は今回割愛(過去の決勝観戦記をご覧下さい)しますが、ファステストラップを記録した80周目はどうにか順位を一つでも戻そうとしたソフトタイヤでのラップです。いつも通りにやれていれば、ファステストラップポイントよりも大きなポイントを得られたのにね。誰もがうらやむメルセデスのシートを得られたのはチームのおかげ、ただそのチャンスを踏みにじる形となったのもまたチームのおかげ(せい)でしたね。チャンスはそう簡単には舞い込んでこない。チャンスをモノにできるかできないかは己の努力「だけ」とも限らない。

《決勝チーム内対決》
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決勝のチーム内バトルの結果です。代走は連名で表示、集計し、細分はしていません。ごめんなさい。後半は8戦なので4勝4勝がイーブン、また決勝は「共にリタイヤは引き分け」があり得ますが、今回はうまいこと勝敗が分かれました。
差が大きい順でみていくと、7勝1勝のレーシングポイント1チーム。6勝2勝がフェラーリ、レッドブル、ルノー、ハースの4チーム。5勝3勝はメルセデス、マクラーレン、アルファロメオ、ウィリアムズの4チームで、アルファタウリのみが4勝ずつのイーブンでした。チーム内のパワーバランスを考えるとそれぞれの勝敗が何処となく想像できますよね。細かくみていくと、レーシングポイントは最終戦アブダビGPでペレスのリタイヤが唯一の黒星となり、ストロールに勝ちを与えました。メルセデスはハミルトン&ラッセルが5勝でボッタスが3勝という内訳ですが、ボッタスの3勝は「ハミルトンから2勝、代理ラッセルから1勝」から成り立っています。ラッセルに勝った第16戦サクヒールGPはメルセデスにとって悪夢といえる「しっちゃかめっちゃか回」でした。もし手堅いレース運びができていたら、ボッタスはもう一つ勝ち星を失っていた可能性もあります。そのくらい、ボッタスは今シーズン勝負に弱かった。。

《ポイントランキング》
F1はコレを獲るためにある。ポイントランキングです。まずはドライバーズのトップ3。
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前半戦を終わった時点の順位のまま、交わること無くシーズンが終了しました。2020年もハミルトンの年。さすがに倍半分とまではいきませんが、ハミルトンが前半で獲得した205ポイントに対し、ボッタスとフェルスタッペンの2人が最終戦終了時点でようやく近付き上回った感じです。ハミルトン強過ぎですねーつまらないですねー、さっさと次のグループにいっちゃいましょう。
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次はランキング4位から12位まで一気にみていきます。特に4位ペレスから9位ノリスまでのバトルが濃厚でしたね。後半戦で確実に上位を獲ってきたリカルドを捉えて上回ったのはサクヒールGPで初優勝を飾ったペレスでした。シートが喪失することになって特に強みを増し、マクラーレンやリカルドを一人で立ち向かっていった姿は立派でした。頑張ったらまた日が当たるかもしれない、それを信じてシーズン後半戦に挑んでいたのが走りからひしひしと伝わりました。IMG_7772
こちらは残念ながら下位に相当するグループです。ベッテルがいます。今シーズンでシートを追われることになったドライバー達に紛れている。信じられません。チームメイトのルクレールからは大きく離れ、傍からみて闘争心が感じられず、既に悟りを開いたかのような落ち着きしか見えませんでした。ランキング争いをしたクビアトとの差は「チャンピオン経験者である」という点でしょうか。その過去のブランド力を活かし、来シーズンも何とかF1をドライブできます。新天地でもう一花咲かせられるかがベッテルに課された任務です。長く続けるライコネンや来シーズンからは再びアロンソも復帰してきますので、ベテランの意地を見せてほしいものですね。

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最後はコンストラクターズランキンググラフです。ポイントを獲得した9チームを一気に並べてみました。差が大き過ぎて、何も見えてきません(笑)というわけで、後半8戦を盛り上げてくれた3位から7位の5チームをクローズアップ!
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特にアツかったのはドライバーズと同様にマクラーレン、レーシングポイント、ルノーの3チームでした。前半戦は頭一つ抜け出してそのまま逃げ切りかなと思われたマクラーレンでしたが、ドライバー2人は確実にポイントを積み重ねるも派手さはありませんでした。一方でペレスの初優勝を後ろ盾に終盤でランキング争いを制すると思われたレーシングポイントはノーポイントが響き、結果的にはマクラーレンに逆転される形となりました。マクラーレンの強みは「2人でポイント獲得できた」ことに尽きます。レーシングポイントもルノーもエースが牽引してもセカンドドライバーの成績が実に低調でした。F1はドライバーの活躍が目立ちがちですが、チームプレイを競う面もあるため、両ドライバーが機能しないとこの争いができません。それにしても、フェラーリのラスト3戦はグラフにするとよりエグいですね(笑)


ポイントランキングについてはシーズンの合算でみたため、後半8戦のピックアップになっていませんね(笑)まあ細かいことはいいにして、ひとまず予選、決勝とも各ジャンルを前半9戦と同じ基準でまとめてみました。ヤバいな、残り数日で2020年の総括する時間があるのだろうか、、。焦ってきました。
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2020年も残り十数日となりました。例年であればシーズンが無事に閉幕を迎え、12月にゆったりとやってきた「まとめ」ですが、今年は本当に忙しいタイミングとなってきました。もうこの時期だし、シーズンを一気にまとめてしまおうか、とも考えましたが、前半戦も区切ってしまったし、あとで見返すときのために分けてやった方がいいだろうと判断して「シーズン後半戦」の予選編をまとめてみておこうと思いました。月並みな内容ではありますが、頑張ってまとめましたのでお付き合い頂ければ幸いです。

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《ポールポジション獲得者》
 第10戦 ハミルトン   (メルセデス・M)
 第11戦 ボッタス    (メルセデス・M)
 第12戦 ハミルトン   (メルセデス・M)
 第13戦 ボッタス    (メルセデス・M)
 第14戦 ストロール   (レーシングポイント・M)
 第15戦 ハミルトン   (メルセデス・M)
 第16戦 ボッタス    (メルセデス・M)
 最終戦 フェルスタッペン(レッドブル・H)

まずは前半戦9戦でも行ったポールシッター後半戦8戦分です。前半は思い出すまでもなくメルセデスの無双状態で9戦中ハミルトンが7回、ボッタス2回とほぼ「戦闘力に見合った」ような感じで進行していました。通常であれば前半戦と後半戦の間に夏休みが入って、そこで勢力図の入れ替わりがあったり無かったりするわけですが、今シーズンはその夏休みもなく前半戦の流れを汲んだまま第13戦エミリア・ロマーニャGPまで続きました。今シーズンはこんな状態でチャンピオンも早々にみえているメルセデスが全予選を制してしまうのかなと諦めた矢先、久々トルコでまさかのレーシングポイント、それもペレスでなくストロールが初ポールを大差でかっさらってしまうのには驚きましたよね。第14戦トルコGPについては、以下もちょこちょこ話題となる大荒れGPの一つでした。荒れレースであっても、それを絶好のチャンスとしてもぎ取ったのは大きかったです。またまだ記憶に新しい最終戦アブダビGPでは2番手チームのフェルスタッペンが僅差でメルセデスを撃破し、遅ればせながらのポールポジションを獲得しました。年間のシーズン振り返りはまた別の機会でみていく予定としていますが、結局2020年はドライバー4人、3チーム、パワーユニットはメルセデスとホンダの2メーカーに止まり、フェラーリやルノー系からポールポジションはありませんでした。

《予選最速タイムと各チームの差》
今回も後半戦8戦のポールポジションを基点としたチーム最速予選タイムをグラフ化しました。
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トルコGPがどえらいことになっていますね。当時もお話ししましたが、トルコGPが行われたイスタンブールパークサーキットは久し振りの開催で初めて走るドライバーが多かった、以上に開催に先立ち行われたトラックの再舗装、さらに雨によって浮き上がった油と幾多の大波乱要素が合わさって行われました。そこで意外にも最強メルセデスが低迷し(決勝レースは優勝)そんな中レーシングポイントとレッドブルが健闘しました。ライバルからしたらポールポジション(優勝)を獲得できる今シーズン最大のチャンスでした。
グラフをぼんやり見てみると、大なり小なりあるものの各チーム似たような波形となっています。特異なのはトルコGPで圧倒的な適応力でポールポジションを獲得したレーシングポイント。あとサーキット様々な特性がある中でトップとのタイム差が上下せず、0.2〜0.5秒の範囲内におさめてきているのも面白いです。メルセデスですら苦戦したトルコにおいても、一人平然とそのタイム差を貫いています。メルセデスがせっかくペースダウンしたんだから、チャンスだったんですけどね(笑)律儀にトップのレーシングポイントとのギャップを保ちました。
これまでに様々な番狂わせを生んだ問題児のトルコGPを仮に外したグラフを作ってみました。
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イモラでのエミリア・ロマーニャGPとバーレーンGPが意外にも違和感無く繋がっているようにみえます。トルコGPに諸問題が無く、フルアタックできていた場合はどんな予選ギャップになったのか、想像すると面白いかもしれません。開催前は「ターン8」だの「ティルケの最高傑作」だの沢山言っていたものの、実際のところそれら持ち味を活かし切れない予選と決勝に終わってしまいました。来シーズンのF1カレンダーにはトルコGPは入っていませんが、もし入ったら、そしてドライ環境ならどうなるのかみてみたいですね。

1分切りのラップとなったバーレーン国際サーキットのアウタートラックと他のサーキットのタイム差と横並びにするのはおかしい!ということで、前半戦でも作図した「タイム差でなく割合」に換算してグラフを描くとこうなります。
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こうすることでギュッと圧縮されたライバルとの位置関係が間引きとなり、他サーキットと同じ指標で比較できます。同一サーキット、異レイアウトのバーレーン2連戦はそのままタイム差が比例するのかと思いきや、まあまあ近しいものの単純に比例しているわけではありませんでした。中でも面白いなと思ったのは、元気の無かったフェラーリ系3チームがバーレーンGP(GPトラック)よりもサクヒールGP(アウタートラック)でライバル(特にメルセデスやウィリアムズ)と比べて向上がみられます。バーレーン国際サーキットはストレートと鋭角コーナーからなる典型的なストップアンドゴーで、鋭角コーナーへの的確な進入角、コーナー直後での立ち上がりのスムーズな加速が要求されるサーキットです(予選編なので燃費は度外視)同じサーキットでもそれらが少ないレイアウトの方が彼らにとってはよかったのかもしれません。

《予選平均順位》
ドライバーの後半8戦の平均予選順位となります。後半戦はストロールの代走をしたヒュルケンベルグ、グロージャンの代走をしたフィッティパルディ 、ハミルトンの代走ラッセルのさらに代走となったエイトケンも載せたため、総勢23人になりました。それらスポットドライバーは斜線2色で区別してあります。
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三強はハミルトンを先頭に横一列、2番手台に並んでいます。あれだけ数多くフロントロウに鎮座し、2人よりも頭一つ出たハミルトンもトルコGPの6番手によって平均値を下げてしまいました。同様にボッタスはそのトルコで9番手に沈み、3番手を守り抜いたフェルスタッペンに結果として食われる形となっています。
レッドブルのもう一角でアルボンはフェルスタッペンからかなり離されましたね。後半戦8戦の平均順位は上から四番目ではありますが、平気順位としてはフェルスタッペンから4位離されています。アルボンとフェルスタッペンとの間には大抵マクラーレン2人やルノーのリカルド、レーシングポイントのペレスに止まらず、アルファタウリのガスリーやフェラーリのルクレールなどがライバルになりがちでした。レッドブルは優勝はできても、コンストラクターランキングのトップに近付けない理由の一つでもあります。そしてこのレッドブル勢の上をいくチームメイト格差になっているのがフェラーリです。ルクレールが8.13位に対して、ベッテルは13位ちょうど。差にして4.87位にもなります。同じマシンに乗り、方や才能アリとはいえF1参戦数年数勝のドライバー、方や歴代3位4回のチャンピオンを経験するドライバーがこの差ですから、単にマシンがよくない、合っていないでは説明つきません。ベッテルは来シーズンどうにか運よく中堅チームの移籍先があるのが救いですが、並のチャンピオンでこれをしでかしたら「終焉」の一言で片付けられる内容です。母国メルセデスのエンジンを積んだ新生アストンマーチンでの再起を願うばかりです。
中団で平均10.29位に位置するストロールあたりまでがQ3進出を戦ったクラス。15.25位のジョビナッツィあたりがQ1突破クラスになります。Q1突破も板についてきたウィリアムズのラッセルは13.75位にいるものの、第16戦サクヒールGPの「大抜擢」による2番手を含んでいるため、ウィリアムズ単体となると順位は15.43位まで落ち込んでしまいます。それでもジョビナッツィとライコネンのアルファロメオに割って入る形になり、Q1突破クラスと言っていい走りでした。

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続いてコンストラクター単位でみていきます。サクヒールGPなメルセデスから出走したラッセルの成績は「メルセデス」の方に入っています。ドライバー2人が2番手台、スポットのラッセルも2番手でしたので、平均は2.44位となります。ラッセルがメルセデスの予選成績を下げるような結果にはなりませんでした。2番手チームのレッドブルはフェルスタッペン個人が2.50番手だったのに対し、アルボンが6.50番手だったため、間をとる4.50番手と評価されてしまいました。
熾烈な中団争いは後半戦に速さをみせたルノーのリカルドの活躍もあって、前半で先行されたレーシングポイントとマクラーレンを上回る8.06番手に浮上し、逆に後半戦が2人揃っておとなしめであったマクラーレンが9.19番手まで落としています。チャンピオン争いにはだいぶ遠いこれら3チームですが、ライバルとしのぎを削る白熱さはトップより楽しめました。近年のF1、特に今シーズン組み込まれた各サーキットは追い抜きに手を焼くサーキットが多かったため、この予選順位がポイントランキングにも波及してきます。本来はチャンピオン争いでこのような至近戦が繰り広げられると、なおいいですね。
フェラーリはルクレールの健闘も虚しく、アルファタウリに僅差で負けた10.56番手。そしてシーズン後半戦のビリチームはハースとウィリアムズが仲良く17.44番手で並びました。ハースもウィリアムズもスポット参戦者が混じっていたわけですが、ラッセルの代走を担ったエイトケンは18番手でしたので、ビリではありませんでした。頑張りましたね!

《予選チーム内対決》
予選編の最後は予選順位でチーム内の白黒を判定する「チーム内バトル」です。いつものことながら、予選はリタイヤが無く順位がカッキリ決まるため引き分けはありません。ただ後半は第10戦から最終第17戦を対象としており8戦分で戦わせますので、勝敗の引き分けはあります。IMG_7738メルセデスはハミルトン&ラッセルが4勝、ボッタスは単体で4勝のためイーブンです。レッドブルはフェルスタッペン8勝でアルボンは完敗。シーズン通しは以降改めてやる予定ですが、先に言ってしまうとシーズン全17戦でフェルスタッペンに一度も勝てませんでした。まあまあ、F1は予選成績が全てではありませんし、決勝レースで追い抜ければぶっちゃけた話何位でもいいんです。レースはアグレッシブな走りをみせてくれるし、元気があってよかったのですが、チームからは烙印を押された形になりましたね。ほか、偏りの大きい7勝1敗だったのがルノーのリカルドVSオコン。ウィリアムズのラッセル&エイトケンVSラティフィですね。フォローしておくと、ラッセルの1敗はエイトケンによるもので、シーズンを通してみればラッセルはラティフィ「には」負けていません。6勝2敗組のフェラーリは先述の通りとして、アルファタウリの方も少なからず去就に影響のある勝敗となりました。尻に火がつき始めた終盤でクビアトも健闘しましたが、時既に遅し。個人的に期待していたドライバーの一人だけに、シート喪失は残念です。まだ若いし復帰の経験もある苦労人ではありますが、次はさすがに厳しいだろうな。

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2020年も残り少なく、年内に終えられるかどうか怪しくなってきましたが、何とか年内のことは年内に、という心構えで次も頑張ります。

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