F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

カテゴリ: データでみるF1

史上初のオーストリア2連戦、ということで今週末は同じレッドブルリンクで行われるシュタイアーマルクGPです。この前レッドブルリンクの予選タイム比較をしてしまったし、何やろうかなと考えたところ、この隙間にちょうどいいサーキットを見つけました。リンクはリンクでもドイツのホッケンハイムリンクはいかがでしょうか。ドイツは今シーズンないじゃん!おっしゃる通りです。母国チームの堅実さはお墨付きですが、母国ドライバーが散らかったまま出て来れないって?!そうなんですよね、母国GPがあってもああなっちゃうんですから、、って、暇つぶし、お口直し程度にご覧下さい。

IMG_3951
《ホッケンハイムリンクの基本情報》
    全長   :6.789km(1970,77〜81)
       6.797km(1982〜89)
       6.802km(1990,91)
       6.815km(1992,93)
       6.823km(1994〜99)
       6.825km(2000,01)
       4.574km(2003〜19)
 コーナー数:13箇所(2003〜19)
   開催回数  :37回(全時代を含む)

シュタイアーマルクは地名なんですが、どこかドイツっぽい香りしませんか?!語尾の「マルク」がその元になるでしょうか。レッドブルリンクの旧称「エステルライヒリンク」の「ライヒ」あたりもドイツっぽいでしょう。オーストリアの公用語はドイツ語です。だからまんざら遠いチョイスでもない、なんて言い聞かせてみる(笑)ホッケンハイムリンクは昨年2019年までF1ドイツGPを支えてきた古参サーキットの一つです。レイアウトは細々と変更を伴うものの、ざっくりとみれば2つに分類されます。
IMG_0937
 ・1970〜81年 6.789km 緑色 (オリジナル)
 ・1982〜89年 6.797km 青色(オストシケイン)
 ・1990,91年  6.802km 茶色(シケイン移動)
 ・1992,93年  6.815km 桃色(シケイン逆転)
 ・1994〜99年 6.823km
 ・2000,01年  6,825km 赤色(シケイン鋭角)
 ・2002〜現在 4.574km 黒色(森区間廃止)IMG_0869
このサーキットでクラークやデパイユといった名ドライバーが命を落としています。それをきっかけにシケインが生まれ、位置が度々変更になっています。ぺったんこなリヤウィングを装着した高速のマシンがうっそうとした森の中に向かって消え、またファンの待つスタンドに戻ってくる。ホッケンハイムといえばこの印象が強く残っています。近年はその名物であった区間が廃止され、短絡的なサーキットに変貌を遂げました。例のヘルマン・ティルケの仕業。いいか悪いか、好きか嫌いかは別として、なかなか近代的な雰囲気が漂っています。また、そのティルケデザインになってからも廃止されずに使用されている、いわゆる「スタジアムセクション」と呼ばれる区間は、先日も少し書いた通り鈴鹿サーキットのデザインに大きく関わったのがジョン・フーゲンホルツです。著名な2人のデザイナーによって語り継がれるのがこのホッケンハイムリンク、ということです。

《ホッケンハイムリンクの予選P.P.タイム変遷》
 70 6.789km 1分59秒500 イクス

 77 6.789km 1分53秒070 シェクター
 78 6.789km 1分51秒900 Mアンドレッティ
 79 6.789km 1分48秒480 ジャブイユ
 80 6.789km 1分45秒850 ジョーンズ
 81 6.789km 1分47秒500 プロスト
 82 6.797km 1分47秒947 ピローニ
 83 6.797km 1分49秒328 タンベイ
 84 6.797km 1分47秒012 プロスト
 86 6.797km 1分42秒013 Kロズベルグ
 87 6.797km 1分42秒616 マンセル
 88 6.797km 1分44秒596 セナ
 89 6.797km 1分42秒300 セナ
 90 6.802km 1分40秒198 セナ
 91 6.802km 1分37秒087 マンセル
 92 6.815km 1分37秒960 マンセル
 93 6.815km 1分38秒748 プロスト
 94 6.823km 1分43秒582 ベルガー
 95 6.823km 1分44秒385 Dヒル
 96 6.823km 1分43秒912 Dヒル
 97 6.823km 1分41秒873 ベルガー
 98 6.823km 1分41秒838 ハッキネン
 99 6.823km 1分42秒950 ハッキネン
 00 6,825km 1分45秒697 クルサード
 01 6,825km 1分38秒117 モントーヤ
 02 4.326km 1分14秒389 Mシューマッハ
 03 4.326km 1分15秒167 モントーヤ
 04 4.574km 1分13秒306 Mシューマッハ
 05 4.574km 1分14秒320 ライコネン
 06 4.574km 1分14秒070 ライコネン
 08 4.574km 1分15秒666 ハミルトン
 10 4.574km 1分13秒791 ベッテル
 12 4.574km 1分40秒621 アロンソ
 14 4.574km 1分16秒540 Nロズベルグ
 16 4.574km 1分14秒363 Nロズベルグ
 18 4.574km 1分11秒212 ベッテル
 19 4.574km 1分11秒767 ハミルトン

IMG_3757
いつも通り、タイムを並べてみます。大きく2種類のレイアウトに分けられるホッケンハイムは当然タイムも2つに分かれてきます。2001年と02年ですね。2012年に一つ「異端児」がありますが、それを無しにすれば同じサーキットなのにタイムがまるで違います。IMG_3756
前半の「象さん」時代はレイアウトは若干異なれど、距離にして7km弱のうちの10m無い程度の差なので、誤差のような範囲としてみていいのかなと思います。あれだけ緩やかなカーブ、ほぼ直線があればターボ系が有利か、なんて予想したものの、並べてみると意外と振るわず、最速はマンセルがチャンピオンを獲得する前年に記録した91年の1分37秒087。ウィリアムズが徐々にマクラーレンを食い始めた時期ですね。その後、ハイテクデバイスが取り上げられて、空力思想が強くなる末代90年代後半はタイムに変化がなく、ほぼ横ばいな感じ。一応ドライ環境です。最終年01年はガツンとタイム向上があります。最近ちょこちょこ話題に出る、マンセルと同じウィリアムズによるモントーヤの1分38秒117です。これは象さんレイアウトの歴代 3番目にあたるポールタイムとなっています。クドいですが01年のモントーヤは新人の風貌が全く無いF1ドライブ1年目。2番手はチームメイトのR・シューマッハでその差は0.019秒。 3番手はマクラーレンのハッキネンで0.694秒もの差となります。本当にこの時代のウィリアムズは速かった。
IMG_3955
近代「ハイヒール」時代はこうなります。唯一振り切れている12年はアロンソ様によるウェット路面です。よってそちらは除外させて頂きますと、18年19年は一段階速くなりますが、他は意外と出たり引っ込んだりして、まとまりがありません。06年以降はニュルブルクリンクとの隔年開催だったり、ドイツGP自体がやるのかやらないのかはっきりしない時代ではあったものの、それを考慮しても特徴が掴みにくい。困りましたね。見方を変えれば、何かわかるのかな?!

《ホッケンハイムリンクの予選P.P.平均速度変遷》
 70 6.789km 204.5km/h 100%    イクス

 77 6.789km 216.2km/h 105.7% シェクター
 78 6.789km 218.4km/h 106.8%  Mアンドレッティ
 79 6.789km 225.3km/h 110.2% ジャブイユ
 80 6.789km 230.9km/h 112.9% ジョーンズ
 81 6.789km 227.4km/h 111.2% プロスト
 82 6.797km 226.7km/h 110.8% ピローニ
 83 6.797km 223.8km/h 109.4% タンベイ
 84 6.797km 228.7km/h 111.8% プロスト
 86 6.797km 239.9km/h 117.3%  Kロズベルグ
 87 6.797km 238.5km/h 116.6% マンセル
 88 6.797km 233.9km/h 114.4% セナ
 89 6.797km 239.2km/h 117.0% セナ
 90 6.802km 244.4km/h 119.5% セナ
 91 6.802km 252.2km/h 123.3% マンセル
 92 6.815km 250.4km/h 122.5% マンセル
 93 6.815km 248.5km/h 121.5% プロスト
 94 6.823km 237.1km/h 115.9% ベルガー
 95 6.823km 235.3km/h 115.1% Dヒル
 96 6.823km 236.4km/h 115.6% Dヒル
 97 6.823km 241.1km/h 117.9% ベルガー
 98 6.823km 241.2km/h 117.9% ハッキネン
 99 6.823km 238.6km/h 116.7% ハッキネン
 00 6,825km 232.5km/h 113.7% クルサード
 01 6,825km 250.4km/h 122.4% モントーヤ
 02 4.326km 221.4km/h 108.2% Mシューマッハ
 03 4.326km 219.1km/h 107.1% モントーヤ
 04 4.574km 224.6km/h 109.8% Mシューマッハ
 05 4.574km 221.6km/h 108.3% ライコネン
 06 4.574km 222.3km/h 108.7% ライコネン
 08 4.574km 217.6km/h 106.4% ハミルトン
 10 4.574km 223.1km/h 109.1% ベッテル
 12 4.574km 163.6km/h   80.0% アロンソ
 14 4.574km 215.1km/h 105.2% Nロズベルグ
 
16 4.574km 221.4km/h 108.3% Nロズベルグ
 18 4.574km 231.2km/h 113.1% ベッテル
 19 4.574km 229.4km/h 112.2% ハミルトン

IMG_3754
距離から割り出す平均速度と初年との割合です。一貫してみると、まあまあタイムグラフと同様に速い年は速く出ていますが、わかりやすくした割にはまだこれでもよくわからない感じ。ところどころ歯抜けになっているのは、ホッケンハイムリンク非開催の年です。12年は平均速度163.6km/h、初年との比較が2割減ということでグラフ上「無かったこと」みたいになってしまいました。ちゃんとアロンソ様がポールをお獲りになっているので、大丈夫です。果たして来年21年シーズンにドイツGPがあるのかはわからないけどー(笑)
IMG_3753
「象さん」時代の平均速度グラフです。中低速なスタジアムセクションがあるにも関わらず、平均して250km/h近くまで来るあたりはさすが高速ホッケンハイムといった感じです。タイムと同じく91年がサミットとなる252.2km/h。新人らしくない新人のモントーヤは歴代2位タイとなる250.4km/hをマークしています。速さのウィリアムズってなところ。92年も同じV型10気筒エンジンですが、排気量と供給メーカーが異なります。miyabikun個人的には3.5ℓV10より3.0ℓV10のサウンドの方が好き。 IMG_3954
掴み所のない「ハイヒール」時代はというと、やはり18年のベッテルが最速の231.2km/hでした。確かにあのラップは近年の冴えないベッテル中では会心のポールポジションだった記憶です。それだけに、あの雨の決勝は悔やまれます。
FullSizeRender
IMG_7313
そう、それね(笑)
現代のパワーユニットとなった14年はタイム、速度とも一度落ち込み、16年あたりから急激に向上する様は他のサーキットと似ていますが、結論としてはこのホッケンハイムリンクはマシンレギュレーションによる差や向上が思いの外感じにくいのかなというのが印象です。

ただよくわかったこと。先程の通期の平均速度グラフからもわかるように、旧レイアウトの速度は非常に高いです。近年の速度は80年代前半に近い速度域に止まります。90年代初頭のマシンは今からみれば30年近く古くても、あの森の高速区間で稼いでいた速度には敵いません。全く特性の違うサーキットに生まれ変わったのは明白です。

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ようやくこの企画が活きてくる!2020年シーズンが始まりますね!
改めまして、この企画は現サーキット各シーズンのポールポジションタイムを比較して、歴代のレギュレーション変更が与えたタイム変遷、マシンの進化がどう表れたかをみるもので、最終的には「最速シーズンはいつなのか」みたいなものを割り出せたらいいなと目論んでいます。今回は皆さんも期待大でお待ちかねのことでしょう、オーストリアGPのレッドブルリンク編になります。

IMG_3679
《レッドブルリンクの基本情報》
    全長  :5.911km(1970〜76)
       5.942km(1977〜87)
       4.319km(1997〜99)
       4.326km(2000〜03,14〜16)
       4.318km(2017〜)
 コーナー数:10箇所(2017〜)
   開催回数  :31回(全時代を含む)

近年2014年から「レッドブルリンク」という名に変更されているものの、サーキットを買収したいわば企業名が入っており「シュピールベルク」という地名を用いられることもあります。オーストリア国内で2箇所目の開催地でサーキット名称をカレンダー復活の度に変えつつ、F1の高速サーキットの一つとして君臨しています。
時代は大きく3つの時代に大別されます。まず70年代から80年代は「エステルライヒリンク」と呼ばれた時代で、今と同じ地を使いつつ今よりも長い一周全長で使用されました。9年程空白期間を経た第二弾はヘルマン・ティルケの手が入り「A1リンク」に変更されました。miyabikun世代的には一番馴染みのある呼び名です。いまだに「A1」と呼んでしまいます。そしてまた10年間空き現パワーユニット方式となった14年より「レッドブルリンク」に改称されています。大規模なレイアウト変更は一度キリであり、細かで把握している限りを下記に示します。
image
 ・1970〜76年 5.911km 赤実線(オリジナル)
 ・1977〜87年 5.942km 赤破線(シケイン設置)
 ・1997〜99年 4.319km           (ショートコース)
 ・2000〜16年 4.326km
 ・2017〜現在  4.318km 黒実線(最終を狭小化)

ひと回り大きく、滑らかな三角形がエステルライヒリンク時代、小振りで刺々しいのがA1およびレッドブルリンクとなります。2000年に7mほど延長されていますが、どこだったっけなーと寝ずに考えましたが思い出せませんでした。ターン3「レムズ」の改良(後退)だったかな?!2017年にコーナー扱いを一つ増やして(手を加えていないほぼ直線扱いのターン2)現在のコーナー数は10です。最終コーナーを狭くややタイトにした関係で全長が変化したと記憶しています。初開催が70年と今から50年近く前なのに、開催回数が3つ合計で31回なのは、先述の空白期間があるためです。なのでまたそろそろお休みが10年程入ったりして(笑)今シーズンは先般の事情により前代未聞の「同じサーキットで二開催」という特別措置が施行されます。

《レッドブルリンクの予選P.P.タイム変遷》
 70 5.911km 1分39秒230 リント
 71 5.911km 1分37秒440 シフェール
 72 5.911km 1分35秒970 Eフィッティパルディ
 73 5.911km 1分34秒980 Eフィッティパルディ
 74 5.911km 1分35秒400 ラウダ
 75 5.911km 1分34秒850 ラウダ
 76 5.911km 1分35秒200 ハント
 77 5.942km 1分39秒320 ラウダ
 78 5.942km 1分37秒710 ピーターソン
 79 5.942km 1分34秒070 アルヌー
 80 5.942km 1分30秒270 アルヌー
 81 5.942km 1分32秒018 アルヌー
 82 5.942km 1分27秒612 ピケ
 83 5.942km 1分29秒871 タンベイ
 84 5.942km 1分26秒173 ピケ
 85 5.942km 1分25秒490 プロスト
 86 5.942km 1分23秒549 Tファビ
 87 5.942km 1分23秒357 ピケ

 97 4.319km 1分10秒304 Jヴィルヌーブ
 98 4.319km 1分29秒598 フィジケラ
 99 4.319km 1分10秒954 ハッキネン
 00 4.326km 1分10秒410 ハッキネン
 01 4.326km 1分09秒562 Mシューマッハ
 02 4.326km 1分08秒082 バリチェロ
 03 4.326km 1分09秒150 Mシューマッハ

 14 4.326km 1分08秒759 マッサ
 15 4.326km 1分08秒455 ハミルトン
 16 4.326km 1分07秒922 ハミルトン
 17 4.318km 1分04秒251 ボッタス
 18 4.318km 1分03秒130 ボッタス
 19 4.318km 1分03秒003 ルクレール

純粋なポールポジションタイム一覧になります。細々と改良はあるものの、時代によってくっきり分かれている点はわかりやすいです。グラフを2つの時代で分けて作りました。
IMG_3637
エステルライヒリンク時代の最速はターン1にシケインを設けて延びた上の87年ピケの1分23秒357です。87年は過給圧に制限を設けた年ですが、ココはいつもより高地で気圧が薄いためターボの威力が絶大に効いてきます。
IMG_3636
A1リンクおよびレッドブルリンク時代の最速は昨年19年のルクレールです。2回目のポールポジションが今のレッドブルリンクのレコードホルダーとなっています。ん、何かしてたかって?!それはmiyabikunに聞いてはいけません。本人に聞いてみて下さい。きっと実力ですよ。
IMG_3680
IMG_3638
レギュレーションやマシン規格が変わり、一度タイムが遅れている様子も見受けられますが、このサーキットも他との例外無く右肩下がりでタイム向上がみられています。各期間の中でも特に水色のターボ時代、そしてオレンジの現代のタイム短縮が目立ちます。黄緑色の帯、98年に一際遅いものがありますが、当時ベネトンの若手、フィジケラがパッとしなかったのではありません。雨ですね。さすがにそこまで遅いドライバーではありませんでした(笑)何せこれはポールポジションですから。先述のようにやはりココはターボが大活躍していることがよくわかります。さらなる過給圧制限のあった88年やターボが禁止となった89年あたりも比較してみたかったですね。今シーズン20年もターボ+モーターパワーですから、タイム向上が期待できます。いよいよ4.318kmで1分02秒台突入か?!

《レッドブルリンクの予選P.P.平均速度変遷》
 70 5.911km 214.4km/h 100% リント
 71 5.911km 218.4km/h 101.8% シフェール
 72 5.911km 221.7km/h 103.4% Eフィッティパルディ
 73 5.911km 224.0km/h 104.5% Eフィッティパルディ
 74 5.911km 223.1km/h 104.0% ラウダ
 75 5.911km 224.4km/h 104.6% ラウダ
 76 5.911km 223.9km/h 104.4% ハント
 77 5.942km 215.4km/h 100.4% ラウダ
 78 5.942km 218.9km/h 102.1% ピーターソン
 79 5.942km 227.4km/h 106.0% アルヌー
 80 5.942km 237.0km/h 110.5% アルヌー
 81 5.942km 232.5km/h 108.4% アルヌー
 82 5.942km 244.2km/h 113.9% ピケ
 83 5.942km 238.0km/h 111.0% タンベイ
 84 5.942km 248.2km/h 115.8% ピケ
 85 5.942km 250.2km/h 116.7% プロスト
 86 5.942km 256.0km/h 119.4% Tファビ
 87 5.942km 256.6km/h 119.7% ピケ

 97 4.319km 221.2km/h 103.1% Jヴィルヌーブ
 98 4.319km 173.5km/h   80.9% フィジケラ
 99 4.319km 219.1km/h 102.2% ハッキネン
 00 4.326km 221.2km/h 103.1% ハッキネン
 01 4.326km 223.9km/h 104.4% Mシューマッハ
 02 4.326km 228.7km/h 106.7% バリチェロ
 03 4.326km 225.2km/h 105.0% Mシューマッハ

 14 4.326km 226.5km/h 105.6% マッサ
 15 4.326km 227.5km/h 106.1% ハミルトン
 16 4.326km 229.3km/h 119.7% ハミルトン
 17 4.318km 241.9km/h 112.8% ボッタス
 18 4.318km 246.2km/h 114.8% ボッタス
 19 4.318km 246.7km/h 115.1% ルクレール

IMG_3640
平均速度グラフも2つの時代で分けたものから出します。グラウンドエフェクトカー登場から急激に速度を上げ、さらにターボ搭載で拍車がかかります。フラットボトムになろうがお構い無し!といった感じ。エステルライヒリンクはレイアウトからもわかるように、カーブで一周を形成しつつも非常に緩やかに滑らかな線形で構成されています。故に速度がとにかく高いです。初年の70年時点で214.4km/h、最終年87年では256.6km/hに到達します。最高速度ではなく、中低速コーナーの速度域も含めた「平均」です。最高速度で考えたらもっともっと高くなります。昨年19年の最高速度はマクラーレンのサインツが記録した332.3km/hでした。起伏ある山がちな田舎でこんな速度で走るのだから、そりゃ「危険」と言われるわけです。
IMG_3639
近代グループはこんな感じです。16年と17年では極めて若干の短縮があるにせよ、ほぼ誤差範囲の差。それでいて1年で12.6km/hも速度が高くなりました。ハミルトンがポールポジションを獲得した16年の予選はQ2で路面が濡れたため、タイム低下して1分07秒922となっています。ちなみに16年の最速はQ1でN・ロズベルグが記録した1分06秒516ですので、平均にすると234.1km/h相当です。こうなればもう少し上昇傾向が自然に繋がります。このグループの最高平均速度はタイムの通り19年の246.7km/hでした。ということは、通しでグラフを作ると、、
IMG_3641
87年が最速になります。現代のレッドブルリンクでも充分な高速度なのに、エステルライヒリンク時代はさらに速かったことになる。恐ろしや、、。そこらにいる雄牛もビックリだ。

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

現時点で既に中止を発表しているフランスGPです。今年はオコンが復帰してまたフランス人ドライバーが増えたのに残念でした。来年の今頃はフランスでできるのかな、フランス人ドライバーがいなくなるなんてことにならないといいのですが。ポール・リカールサーキットの歴代ポールポジションタイムを比較したいと思います。

IMG_3628
《ポール・リカールの基本情報》
    全長     :5.810km(1971〜85)
       3.813km(1986〜90)
       5.842km(2018〜)
 コーナー数:15箇所(2018〜)
   開催回数  :16回

ポール・リカールだなんて、人の名前みたいですよね。その通り酒造メーカーの創始者の名前から来ています。フランスでも南岸近くにあるサーキットで先日のモナコやイタリアとはご近所にあたります。高台にあり海が近いがゆえ、風の影響を受けやすく、サーキットの代表区間「ミストラル」はそこから名付けられました。
サーキットレイアウトは縞々、、いやライフルの形をしており、ヘルマン・ティルケの手が加わる前と大きく変化はしていません。しかし、ターン1においてE・デ・アンジェリスがクラッシュにより死亡したため、1986年シーズンからレイアウト前半部分をカットし、ミストラルストレート途中に取り付くショートレイアウトが採用されました。5シーズンそのレイアウトでレースが行われたものの、一時期フランスGPの座をマニ・クールに奪われ、28年の時を経て、ロングコースを復活させ、フランスGPとして復活するに至りました。
IMG_0057
 ・1971〜85年   5.810km        (オリジナル)
 ・1986〜90年  3.813km 赤色(ショートコース)
 ・2018〜現在 5.842km 黒色(シケイン設置)

レイアウトは3種類となります。図上に表現しきれていませんが、オリジナルは現行の黒色のミストラルストレート中腹のシケインがないものと考えて頂いていいかと思います。ほか、ミストラルストレートの先の超高速右コーナー「シーニュ」のRを改良し、先述のショートカットを行った赤色の3.813kmとなります。3.8kmっていくら何でも短いですよね。この後にポールポジションタイムが出てきますが、この一周距離だと決勝は80周レースとなります。ラップダウンされる車もすぐに現れますね。小学校や幼稚園の陸上トラック同様に、目が回りそう。

《ポール・リカールの予選P.P.タイム変遷》
 71 5.810km 1分50秒710 スチュワート
 73 5.810km 1分48秒370 スチュワート
 75 5.810km 1分47秒820 ラウダ
 76 5.810km 1分47秒890 ハント
 78 5.810km 1分44秒410 ワトソン
 80 5.810km 1分38秒880 ラフィ
 82 5.810km 1分34秒406 アルヌー
 83 5.810km 1分36秒672 プロスト
 85 5.810km 1分32秒462 Kロズベルグ
 86 3.813km 1分06秒526 セナ
 87 3.813km 1分06秒454 マンセル
 88 3.813km 1分07秒589 プロスト
 89 3.813km 1分07秒203 プロスト
 90 3.813km 1分04秒402 マンセル

 18 5.842km 1分30秒029 ハミルトン
 19 5.842km 1分28秒319 ハミルトン
IMG_3541
約50年近く前の1971年が初開催なのに、クレルモン・フェランやディジョン・プレノワとの交互開催ということもあって、飛び石となっており、開催回数は16回に止まります。一応グラフにはしてみたものの、歯抜けで面白味はありませんね。第2グループにあたるショートカットトラックは当然ながらタイムは短くなりますから一貫した進化は読み取りにくい。まあこうなることはわかっていたんです(笑)
71年から85年の間は距離は同じで76年を境にタイム向上のペースが上がりました。時はちょうど「グラウンドエフェクトカー」が流行った頃ですね。そこから第2グループの時期を無視して33年後の2018年に目をやると、距離は32m延びてストレートにシケインが設けられたというのにタイムは2.4秒速くなっています。データが古いこともあり、今回はセクター比較はできませんが、シケインのスピードロスをセクター3のグニュグニュ区間で帳消しにして、さらに上回った、と言った感じでしょうか。根拠無き空想論ですみません。

《ポール・リカールの予選P.P.平均速度変遷》
全長の違いがあればこれで横並びにするしかない、とポールリカールも「一周平均速度」に換算してみました。

 71 5.810km 188.9km/h 100% スチュワート
 73 5.810km 193.0km/h 102.2% スチュワート
 75 5.810km 194.0km/h 102.7% ラウダ
 76 5.810km 193.9km/h 102.6% ハント
 78 5.810km 200.3km/h 106.0% ワトソン
 80 5.810km 211.5km/h 112.0% ラフィ
 82 5.810km 221.5km/h 117.3% アルヌー
 83 5.810km 216.4km/h 114.5% プロスト
 85 5.810km 226.2km/h 119.7%  Kロズベルグ
 86 3.813km 206.3km/h 109.2% セナ
 87 3.813km 206.6km/h 109.3% マンセル
 88 3.813km 203.1km/h 107.5% プロスト
 89 3.813km 204.3km/h 108.1% プロスト
 90 3.813km 213.1km/h 112.8% マンセル

 18 5.842km 233.6km/h 123.6% ハミルトン
 19 5.842km 238.1km/h 126.0% ハミルトン

IMG_3540
速度に変換して、パワーターボ搭載の第2グループも若干背伸びしてくれましたが、10年前の70年代後半規格まででしたね。やはりストレートが短く、速度要素が低いのが玉に瑕です。レイアウトを見てもわかるように、同じサーキットなのに全然毛色の違う変更なので、比較のし甲斐が無い。。わかっていたけど。。(笑)ちなみに、ポール・リカールの歴代最速は昨年18年のハミルトンによる238.1km/hでした。そこはあっぱれ、技術の向上が証明されました。
IMG_2776
今回は消化不良ですね。ご覧頂いている方も書いているmiyabikunもきっと同じ気持ち。こればかりはmiyabikunのせいというわけではないけど、すみません。
そんな時はこの前のヨーロッパGPの時にもやった「おまけ」やりましょうか。こうなると思って用意しています。ポール・リカールに挟まれた先代フランスGP、マニ・クールをみてみましょう。

《マニ・クールの基本情報》
    全長   :4.271km(1991)
       4.250km(1992〜00)
       4.251km(2001,02)
       4.411km(2003〜08)
 コーナー数:17箇所(2003〜)
   開催回数  :18回

ポール・リカールは人名でした。マニ・クールも人名っぽいですよね。いそうですよね。でもこちらは違います。地名から来ています。強いて人名を挙げるならば、F1誘致に関わった元F1ドライバーであり、のちのチーム代表のギ・リジェになるでしょうか。長らく続いたポール・リカールでのF1をフランス中央部の片田舎に引っ張ってきた方です。miyabikunの中ではフランスGPと聞くとポール・リカールよりマニ・クールって世代です。
マニ・クールもレイアウト変更はあれど、基本形は保ち軽微なものとなっています。
IMG_0058
 ・1991年のみ 4.271km 赤色(オリジナル)
 ・1992〜00年 4.250km 青色(右左コーナー廃止)
 ・2001〜02年 4.251km
 ・2003〜08年 4.411km 黒色(リセ後退)

1991年は中間部のアデレイドヘヤピン先に小さな右左コーナーを配置した4.271kmでスタートしています。翌年92年にその小さなコーナーを廃止して直線的にした4.250kmが9年ほど続きます。そして2003年から後半にある右コーナー「シャトー・ドー」を鋭角化し、さらに最終セクターを左に振り「リセ」を後退させた4.411kmが最終形として08年シーズンまで使用されました。実は01年に1mだけ延長した長さが採用されているのですが、どこの変更か思い出せませんでした。あのレイアウトのポンチ絵では表現できないほどの誤差範囲としてお許し下さい。
マニ・クールもポール・リカールと同様に決勝レース中の順位変動が少なく、抜きどころも少ないと言われていたサーキットです。個人的には以前にも書いたように、ジル・ヴィルヌーブに似た最終シケインからひょっこり横スライドして現れてくるアングルや、序盤の大きな右コーナー「エストリル」からカメラがパンして追いかけて、アデレイドに突っ込んでいく姿は好きでした。アデレイドでインをついて抜いたかと思いきや、クロスラインでやり返されてプラマイゼロ、みたいな。ポール・リカールはミストラルストレートの途中のシケインが出来てようやくパッシングがみられるようになりましたが、あれが無いとマジでチカチカのダラダラになる可能性は高かったんじゃないかと思っています。

《マニ・クールの予選P.P.タイム変遷》
 91 4.271km 1分14秒559 パトレーゼ
 92 4.250km 1分13秒864 マンセル
 93 4.250km 1分14秒382 Dヒル
 94 4.250km 1分16秒282 Dヒル
 95 4.250km 1分17秒225 Dヒル
 96 4.250km 1分15秒989 Mシューマッハ
 97 4.250km 1分14秒548 Mシューマッハ
 98 4.250km 1分14秒929 ハッキネン
 99 4.250km 1分38秒441 バリチェロ
 00 4.250km 1分15秒632 Mシューマッハ
 01 4.251km 1分12秒989 Rシューマッハ
 02 4.251km 1分11秒985 モントーヤ
 03 4.411km 1分15秒019 Rシューマッハ
 04 4.411km 1分13秒698 アロンソ
 05 4.411km 1分14秒412 アロンソ
 06 4.411km 1分15秒493 Mシューマッハ
 07 4.411km 1分15秒034 マッサ
 08 4.411km 1分16秒449 ライコネン

IMG_3630
マニ・クールでのフランスGPは91年から08年まで空白期間は無くびっしり18回行われ、現時点では最多開催となっています。そのあとしばらくの「沈黙期間」に入るわけですが。今シーズン現役ドライバーでマニ・クールの走行歴があるのは、ライコネン、ハミルトン、ベッテル3人のチャンピオン経験者まで。ポールポジションを経験しているのはライコネンのみとなっています。下手すると来シーズンはマニ・クールのレコードホルダーがいなくなる、そんな世代に突入することになります。01,02年はこの後の計算に影響が出ないよう、律儀にグラフの色も分けています。でもグラフ黄緑色の第2グループ4.250kmとはたった1mの差でしかありませんので、同じグループとしてみなしてもいいと思います。
グラフをみると意外とギザギザのデコボコしていて、統一感がないようにみえます。中でも99年は一つ1分38秒441と突き抜けてしまっています。こちらは言うまでもなくウェット路面。フェラーリのM・シューマッハは6番手、マクラーレンのハッキネンが何と14位に沈む中、早めにタイムを残した当時スチュワートから参戦したバリチェロがポールポジションを獲得しています。一応バリチェロの名誉のためにフォローしておくと、予選直前に行われたフリー走行も1分17秒232のトップタイムを記録しています。ほか、タイム的に目立つのは黄色い帯の01,02年の二つでしょうか。時代はマクラーレンが陰りをみせ、フェラーリの天下になりつつある時代、ポールポジションを獲得したのはウィリアムズ・BMWを駆る2人です。先日のジル・ヴィルヌーブでも話題にしたことですが、この頃のウィリアムズはなかなか速かったと思います。ちょうどマクラーレンと入れ替わる形で台頭し、フェラーリに食らいつかんばかりの走りをしていましたよね。ドライバーもマクラーレンに比べるとなかなかパンチのきいた2人でした。

《マニ・クールの予選P.P.平均速度変遷》
 91 4.271km 206.2km/h 100% パトレーゼ
 92 4.250km 207.1km/h 100.4% マンセル
 93 4.250km 205.7km/h 99.7% Dヒル
 94 4.250km 200.6km/h 97.3% Dヒル
 95 4.250km 198.1km/h 96.1% Dヒル
 96 4.250km 201.3km/h 97.6% Mシューマッハ
 97 4.250km 205.2km/h 99.5% Mシューマッハ
 98 4.250km 204.2km/h 99.0% ハッキネン
 99 4.250km 155.4km/h 75.4% バリチェロ
 00 4.250km 202.3km/h 98.1% Mシューマッハ
 01 4.251km 209.7km/h 101.7% Rシューマッハ
 02 4.251km 212.6km/h 103.1% モントーヤ
 03 4.411km 211.7km/h 102.6% Rシューマッハ
 04 4.411km 215.5km/h 104.5% アロンソ
 05 4.411km 213.4km/h 103.5% アロンソ
 06 4.411km 210.3km/h 102.0% Mシューマッハ
 07 4.411km 211.6km/h 102.6% マッサ
 08 4.411km 207.7km/h 100.7% ライコネン

IMG_3629
最後はお決まりの平均速度比較です。この計算をするがために「1mの差」を大事にしておきました。グラフの尺度の問題があるにせよ、速度に変換するとグラフ上はなかなかなだらかにみえますね。バリチェロには申し訳ないのですが、ウェットの99年を除くともう少し緩急がつきそうです。
IMG_3633
こちらが99年を除いた「ドライ路面バージョン」です。最も低いのがヒルによる95年のウィリアムズで198.1km/h、最も速度が高くなったのは04年の地元「青いルノー」アロンソの215.5km/hとなりました。アロンソはこの予選は3回目のポールポジション獲得で決勝は惜しくも2位に終わったレースでした。レースで勝ったのは4回ピットを敢行したフェラーリのM・シューマッハ。IMG_3634
チャンピオンもシューマッハが前人未到の7回目を獲得した年、まさか翌年この若造に奪取されるとは、当時微塵も感じなかったでしょう。IMG_3635

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

本当はこんな過去のことばかりや想像ではなく、レースが観たい!あともう少しの辛抱ですね。今回はカナダGPの舞台、ジル・ヴィルヌーブサーキットのポールポジションラップタイムを並べます。
IMG_3445
《ジル・ヴィルヌーブの基本情報》
    全長   :4.500km(1978)
       4.410km(1979〜86)
       4.390km(1988〜90)
       4.430km(1991〜93,95)
       4.450km(1994)
       4.421km(1996〜01)
       4.361km(2002〜08,10〜)
 コーナー数:14箇所(2002〜)
   開催回数  :40回

F1に定着して40年を超える古参サーキットの一つです。セントローレンス川に浮かぶこのサーキットは開設当初「イル・ノートルダム」という島の名前をそのまま名付けたものですが、初開催の優勝を挙げた地元の英雄G・ヴィルヌーブを讃え、死後に改称されました。また、78年から現在までに87年と09年の2回の非開催を経て現在に至ります。このサーキットの話になると毎回書いてしまいますが、このサーキットのレースは実に面白い。とにかく荒れる、必ず何かが起きる、意外と初優勝が多い、など日本からみればだいぶ遠く時差がたっぷりな点を除けば、miyabikunの好きなサーキットの上位に入ります。サーキットの基本系は変わらないものの、歴史が長くなればそれなりの軽微変更も多い、ということで以前作図したレイアウトを使いつつ一応レイアウト変更点を確認しておきます。image
 ・1978年のみ   4.500km 青色(オリジナル)
 ・1979〜86年  4.410km        (ターン8緩和)
 ・1988〜90年  4.390km       (スタート変更)
 ・1991〜93,95 4.430km       (ターン14直角化)
 ・1994年のみ  4.450km 赤色(仮シケイン設置)
 ・1996〜01年  4.421km        (カジノ廃止)
 ・2002〜現在  4.361km 黒色(ヘヤピン短縮)

全てを作図し切れていません。すみません。軽微過ぎて、絵に描いても違いが伝わり辛いくらいなものが多くあります。特徴的な変更点としては、88年まではヘヤピンを出た先あたりにあったスタート位置が現在の位置に変更になりました。あとは94年の奇妙なシケイン設置でしょうか。エスケープゾーンが狭く、ドライバーはライン採りに細心の注意が求められ、メリハリのあるコーナーの連続は燃費やブレーキなどマシンにも試練を与えます。昨年もありましたね。誰とは言いません、一歩読み間違うと一気に「おじゃん」です。

《ジル・ヴィルヌーブの予選P.P.タイム変遷》
 78 4.500km 1分38秒015 ジャリエ
 79 4.410km 1分29秒892 ジョーンズ
 80 4.410km 1分27秒328 ピケ
 81 4.410km 1分29秒211 ピケ
 82 4.410km 1分27秒509 ピローニ
 83 4.410km 1分28秒729 アルヌー
 84 4.410km 1分25秒442 ピケ
 85 4.410km 1分24秒567 デ・アンジェリス
 86 4.410km 1分24秒118 マンセル

 88 4.390km 1分21秒681 セナ
 89 4.390km 1分20秒973 プロスト
 90 4.390km 1分20秒399 セナ
 91 4.430km 1分19秒837 パトレーゼ
 92 4.430km 1分19秒775 セナ
 93 4.430km 1分18秒987 プロスト
 94 4.450km 1分26秒178 Mシューマッハ
 95 4.430km 1分27秒661 Mシューマッハ
 96 4.421km 1分21秒059 Dヒル
 97 4.421km 1分18秒095 Mシューマッハ
 98 4.421km 1分18秒213 クルサード
 99 4.421km 1分19秒298 Mシューマッハ
 00 4.421km 1分18秒439 Mシューマッハ
 01 4.421km 1分15秒782 Mシューマッハ
 02 4.361km 1分12秒836 モントーヤ
 03 4.361km 1分15秒529 Rシューマッハ
 04 4.361km 1分12秒275 Rシューマッハ
 05 4.361km 1分15秒217 バトン
 06 4.361km 1分14秒942 アロンソ
 07 4.361km 1分15秒707 ハミルトン
 08 4.361km 1分17秒886 ハミルトン

 10 4.361km 1分15秒105 ハミルトン
 11 4.361km 1分13秒014 ベッテル
 12 4.361km 1分13秒784 ベッテル
 13 4.361km 1分25秒425 ベッテル
 14 4.361km 1分14秒874 Nロズベルグ
 15 4.361km 1分14秒393 ハミルトン
 16 4.361km 1分12秒812 ハミルトン
 17 4.361km 1分11秒459 ハミルトン
 18 4.361km 1分10秒764 ベッテル
 19 4.361km 1分10秒240 ベッテル

IMG_3539
大幅にタイム遅れが目立つ年についてみてみます。初年の78年は翌79年と比較するとサーキット全長に大きな差がないのに、タイムに8秒の開きがあります。miyabikun所有の書籍やビデオを漁っても「決勝」についてのものばかりで予選時を詳しく紐解ける物がありませんでした。他で調べたところ、G・ヴィルヌーブの初優勝で沸いた初戦の予選は雨によるタイム低下だということがわかりました。さすがにこの一年だけこんなに遅いのは考えられませんものね。
94年はこのサーキットに限らず「シーズン序盤の大事故」の影響により急遽速度抑制を目的としたシケインを追加したため、距離の若干の微増とタイムも大幅に遅れています。天候は晴れでした。翌95年はそれ以前の4.430kmに戻されたわけですが、タイムは以前のレベルまで戻るどころか94年よりも落ち込んでいます。こちらもドライ環境だったと思うのですが、何が原因なんでしょうか。レギュレーションにある「フロアにあるスキッドブロック装着」は94年カナダGP後のドイツGPから装着されていますので、それが効いているのか。ハイテクデバイスの禁止がここまでラップタイムに影響したのでしょうか。執筆中に真相はちょっと思い当たりませんでした。
他、近年では08年と13年もタイム向上に逆らうようなグラフになりました。08年はF1で2年目のハミルトンが2年連続となるポールを1分17秒886で獲得しています。これもドライ環境ではありましたが、データのいじわる、カラクリがあります。このデータ比較はあくまで「ポールポジションタイム比較と変遷」としているためで、実はQ1のハミルトンは1分16秒909とQ3のポールタイムを0.9秒上回っています。もっと言うと、予選の前日金曜日に行われたフリー走行2回目はさらに速い1分15秒752という、ポールタイムから2秒も速いタイムでラップしており、マシンや天候による落ち込みではありませんでした。このタイムであれば07年や10年の間にいても違和感はありませんね。また13年のベッテルは言うまでもなく完全なウェットによるタイム低下です。Q1は同じベッテルが1分22秒318で走破し、前日のフリー走行2回目ではフェラーリのアロンソがドライ路面で1分14秒818というラップタイムを残していることからも、12年や14年の間に入ってもすんなりおさまります。
この企画は「各年のポールポジションタイムから進化や速さを評価する」ことに揃えたため、フリー走行や予選1,2回目のファステストラップは除外しています。データの誤差範囲、とはまた解釈は違うけど、この近年2件は無視していいでっぱりだと思います。それらを踏まえてみてみると、前日のモンテカルロ市街地にあったようになだらかではあるものの回数とともにラップタイムの向上がみられていますね。 2年目にあたる79年から40年かけて昨年まで約20秒の短縮となっています。

《ジル・ヴィルヌーブの予選P.P.平均速度変遷》
多少なりともある一周全長の違いを「一周平均速度」に均してみてみます。
 78 4.500km 165.3km/h 100%   ジャリエ
 79 4.410km 176.6km/h 106.9% ジョーンズ
 80 4.410km 181.8km/h 110.0% ピケ
 81 4.410km 178.0km/h 107.7% ピケ
 82 4.410km 181.4km/h 109.8% ピローニ
 83 4.410km 178.9km/h 108.3% アルヌー
 84 4.410km 185.8km/h 112.4% ピケ
 85 4.410km 187.7km/h 113.6% デ・アンジェリス
 86 4.410km 188.7km/h 114.2% マンセル

 88 4.390km 193.5km/h 117.1% セナ
 89 4.390km 195.2km/h 118.1% プロスト
 90 4.390km 196.6km/h 118.9% セナ
 91 4.430km 199.8km/h 120.9% パトレーゼ
 92 4.430km 199.9km/h 121.0% セナ
 93 4.430km 201.9km/h 122.2% プロスト
 94 4.450km 185.9km/h 112.5%  Mシューマッハ
 95 4.430km 181.9km/h 110.1%  Mシューマッハ
 96 4.421km 196.3km/h 118.8% Dヒル
 97 4.421km 203.8km/h 123.3% Mシューマッハ
 98 4.421km 203.5km/h 123.1% クルサード
 99 4.421km 200.7km/h 121.4% Mシューマッハ
 00 4.421km 202.9km/h 122.8% Mシューマッハ
 01 4.421km 210.0km/h 127.1% Mシューマッハ
 02 4.361km 215.5km/h 130.4% モントーヤ
 03 4.361km 207.9km/h 125.8% Rシューマッハ
 04 4.361km 217.2km/h 131.4% Rシューマッハ
 05 4.361km 208.7km/h 126.3% バトン
 06 4.361km 209.5km/h 126.7% アロンソ
 07 4.361km 207.4km/h 125.5% ハミルトン
 08 4.361km 201.6km/h 122.0% ハミルトン

 10 4.361km 209.0km/h 126.5% ハミルトン
 11 4.361km 215.0km/h 130.1% ベッテル
 12 4.361km 212.8km/h 128.7% ベッテル
 13 4.361km 183.8km/h 111.2% ベッテル
 14 4.361km 209.7km/h 126.9% Nロズベルグ
 15 4.361km 211.2km/h 127.7% ハミルトン
 16 4.361km 215.6km/h 130.5% ハミルトン
 17 4.361km 219.7km/h 132.9% ハミルトン
 18 4.361km 221.9km/h 134.2% ベッテル
 19 4.361km 223.5km/h 135.2% ベッテル

雨により通常よりも遅かった初年を100とするには酷ですが、あくまで向上の指標ということで活用させて頂きます。
IMG_3428
こちらもタイムと同様に時を経て徐々に速度が増していることがわかります。なかでも02年のモントーヤによる215.5km/hと、04年のR・シューマッハによる217.2km/hが目立っています。いずれもBMWエンジンを搭載したウィリアムズですね。BMWエンジンはネーミングに「Power」を名乗るほどパワー自慢の高出力エンジンでした。セクター3に設置されたスピードトラップの速度は今回比較していませんが、ロングストレートで伸びのいい加速をしていたのを想像させます。間に立つ03年もR・シューマッハがポールポジションを獲得。決勝でも高確率で表彰台に登壇することからも、フェラーリ天下だったこの時代においてこのサーキットを比較的得意としてきたことがわかります。
IMG_1889
近年はそれらBMWの3.0ℓV10を凌駕し、昨年のパワーベッテルは平均速度223.5km/hに到達しました。80年代後半のパワーターボ時代よりも重量も増加されたはずなのにこんなにも向上を図るのですから、つくづく技術の躍進とモーターパワーの後ろ盾は強烈であることを知らしめられます。

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

今シーズンは開催絶望かと思われてきたF1ですが、先日オーストリアGPで開幕戦を行う方針が出されました。朗報ですね!今のところオーストリアとイギリスで連続開催するとのことで、異例の一国二開催となります。どんな呼び名になるんでしょうね。第二オーストリアGPとか?!また改めて開幕までに2020年シーズンカレンダーを見直しておかなければなりませんね。

今回実は一年越しである企画を予定していました。勘のいい方ならmiyabikunがやろうとしていたものが薄々お分かりかもしれません。しかし、先週その準備に入ろうとした時、その企画が簡単にできないことが判明してしまい、急遽今シーズンのルーティンとしているコレをやることとしました。今回は対象が少ないから結果はつまらないだろうと避けたかったのにな(笑)かといってまだ開幕もしていないし、一応miyabikunせっせと資料を整理しましたので、いつも通りお付き合い頂ければと思います。
IMG_3306
《バクー市街地の基本情報》
    国名   :アゼルバイジャン
    全長   :6.003km(2016〜)
 コーナー数:20箇所(2016〜)
   開催回数  :4回(2016〜)

F1カレンダーに組み込まれること4回のアゼルバイジャンですね。もう国の位置は覚えましたよね。ロシアと中東と東欧に挟まれたジャンクションです。バクーに面する水辺は名前に「海」と付いていても超デカい湖、カスピ海です。近代的な高層建築と古く味のあるヨーロピアンな建物が融合する都市をハイスピードで巡る市街地サーキットです。開催初年の2016年には「まだ少なからず取り柄があった」頃のウィリアムズが378.0km/hというF1予選最高速度をマークしたこともありました。近年はマシンは進化しつつもレギュレーション変更もあって、そこまで高速度にはなりませんが、依然としてF1カレンダーの中で上位に来る速さを誇ります。では最高速によらない1周の予選ラップはどう変化しているでしょうか。みていきましょう。

《バクー市街地の予選P.P.タイム変遷》
 16 6.003km 1分42秒758 100%    Nロズベルグ
 17 6.003km 1分40秒593   97.9% ハミルトン
 18 6.003km 1分41秒498   98.8% ベッテル
 19 6.003km 1分40秒495   97.8% ボッタス

IMG_3303
グラフ上では一応アゼルバイジャンGPの帯を黒縁にしておきました。しかし単なる識別用に過ぎず、同じレイアウトのバクー市街地には違いないので、全く気にする必要はありません。最高速を叩き出した2016年のボッタスは結局1分45秒246の8番手に終わり、初代ポールポジションは勢い増すメルセデスのロズベルグが獲得しました。一周全長は変わりませんので、16年をベンチマークと定めて残り3シーズンと比較していきます。バクーの天気はいずれも晴れですが、タイムに多少の波がみられつつ、最速は前年の悔しさを払拭すべくメルセデスのボッタスが叩き出しました。17年と19年は近しいタイムなのに、その間の18年が少し遅れました。多少のマシンレギュレーション変更はあったものの、どうしてでしょうか。ハロ分の重量増、空力負荷分?!チームが黒い、いや紅いから?!それともドライバーが横当たりしてくるヤンチャ坊主だから?!(笑)冗談はさておき17年から19年のセクタータイムで比較検証してみます。

・カクカク直角続きのセクター1
 17ハミルトン 18ベッテル  19ボッタス
   35秒437           35秒305          35秒359
・ようこそ世界遺産エリアのセクター2
 17ハミルトン 18ベッテル  19ボッタス
   40秒746           40秒905          40秒400
・とにかく踏め踏めストレートのセクター3
 17ハミルトン 18ベッテル  19ボッタス
   24秒410           25秒288           24秒736
 ●1周ポールポジションタイム
 17ハミルトン 18ベッテル  19ボッタス
   1分40秒593     1分41秒498     1分40秒495

単調なセクター1は三者大きな差はなくも、最新最速のボッタスはセクター2が速いですね。パワーがモノをいうセクター3は18年のベッテルが置いていかれています。19年からは0秒552差で、17年は0秒878の差です。これがつまりメルセデスとフェラーリの出力差なのかな。パワー一辺倒に思われるバクー市街地の攻略方法はボッタスのラップのような「セクター2の処理」がカギを握っているとmiyabikun個人として思います。もちろんパワーがあった方がいいに越したことはないですが。

以上、終わってしまいました。やっぱりバクーの4回では盛り上がりに欠ける?!ですよね、では今回はバクー市街地の1つ前のヨーロッパGPの舞台であるヴァレンシア市街地で同じような検証比較をしましょう。

《ヴァレンシア市街地の基本情報》
    国名   :スペイン
    全長   :5.419km(2008〜12)
 コーナー数:25箇所(2008〜)
   開催回数  :5回(2008〜12)

温暖な気候にオレンジなどでも有名なスペインのヴァレンシア市での一国二開催GPです。時期的にみると08年から12年と決して多くはありませんでしたが、先日のネタで書いたように地元を代表するアロンソによるチャンピオン獲得とF1人気に追従する形で誘致、開催に繋がりました。サーキットレイアウトはトレンドのヘルマン・ティルケ氏が監修し、貨物港をうまく使いリゾート化させるかの如く設置されました。トラック幅は広く確保しつつ市街地特有のウォール際を走る区間など、近代サーキットに準ずる規格ではあったものの、パッシングポイントが少なく、スタートからフィニッシュまで「淡々と平和に」行われることが多かったサーキットでした。

《ヴァレンシア市街地の予選P.P.タイム変遷》
 08 5.419km 1分38秒989 100%    マッサ
 09 5.419km 1分39秒498 100.5% ハミルトン
 10 5.419km 1分37秒585   98.6% ベッテル
 11 5.419km 1分36秒975   98.0% ベッテル
 12 5.419km 1分38秒086   99.1% ベッテル

ヴァレンシア市街地の5回は全て晴天で1周距離は変わりませんでしたので比較は単純です。パワーユニットは2.4ℓV8のみとなります。
IMG_3300
初年08年より翌09年にタイムの落ち込みがみられます。08年まで空力付加物を存分に搭載したマシンは09年からレギュレーションによりダウンフォースを大幅にカット。その代わりに運動エネルギー回生システム「KERS」を試験的に導入するという、F1に改革を迎えた時期でした。序盤はホンダに替わったブラウンGPがKERS非搭載で躍進するも、このヴァレンシア市街地でのヨーロッパGPを迎えたあたりではそのアドバンテージは薄まり、徐々にライバルと接戦になりつつある時期でした。序盤からKERSを搭載し、成熟しつつあるマクラーレンがポールポジションを獲得しています。
一方でヴァレンシア市街地最速を記録したのがその2年後、11年のレッドブルでした。2.4ℓV8時代にメキメキと戦績を上げてきたレッドブルは10年にベッテルと共に初のダブルチャンピオンを獲得、その後ろ盾を演じたのが空力のニューウェイデザインです。先日の上海国際編と同様にRB7は突き詰められたリヤエンドの工夫を武器に成長し続けるベッテルとマッチし、各サーキットにおいて頭一つ飛び出たラップをみせてくれました。パワーこそ一番でなくとも、シャシー側でいくらでも安定したコーナリング性能を維持するという強みがこのレコードタイムに込められています。

ヴァレンシア市街地の予選ラップ比較でした。終わり。やっぱり足りない?!今回はmiyabikunの手抜き回だって?何てことを!ちゃんとグラフまで作って比較したじゃないですか!(笑)、、わかりました。今回はもう一箇所だけやります。これが最後ですよ?!ヴァレンシア市街地のもう一つ前のヨーロッパGPの舞台として活用されたニュルブルクリンク(GPコース)をオマケでやります!

《ニュルブルクリンク(GPコース)の基本情報》
    国名   :ドイツ
    全長   :4.542km(1984,85)
          4.556km(1995〜01)
          5.148km(2002〜13)
 コーナー数:16箇所(2002〜)
   開催回数  :18回(GPコースとして1984〜13)

ニュルブルクリンクといえば、F1ファンのみならずスポーツカーファンやカーゲームファンでもお馴染みのノルトシュライフェ(北コース)が有名だと思います。miyabikunもゲームでは嫌々走った記憶があります。嫌々です。だって狭いしとにかく長いしグニャグニャなんだもん。祖母の家に帰省した山道を思い出させてくれます。名手ラウダが75年にF1での予選ラップレコードを持っていますが、翌年76年に有名な大事故に遭い、安全性の問題もあってF1開催地から外れました。その後、短絡させたGPコースを用いた84年のヨーロッパGPとして復活した時代以降を今回対象としています。また対象をヨーロッパGPに限らず、ドイツGPのものも含めました。こうすれば、もう少し検証のボリュームが増しますね。
レイアウト変更はざっと3回です(細かなものもあったかと思いますが割愛します)まず95年レイアウトで終盤セクターのヴィードルシケインを深めにし、02年に序盤セクターのカストロールSを鋭角化してメルセデスアリーナを新たに設けたことで全長が延びています。参考に以前作図したレイアウトを掲載します。
IMG_0870
 ・1984〜85年 4.542km 緑色(オリジナル)
 ・1995〜01年 4.566km 青色(シケイン改良)
 ・2002〜13年 5.148km 赤色(アリーナ設置)

《ニュルブルクリンクの予選P.P.タイム変遷》
 84 4.542km 1分18秒871 ピケ
 85 4.542km 1分17秒429 Tファビ

 95 4.556km 1分18秒738 クルサード
 96 4.556km 1分18秒941 Dヒル
 97 4.556km 1分16秒602 ハッキネン
 98 4.556km 1分18秒561 Mシューマッハ
 99 4.556km 1分19秒910 フレンツェン
 00 4.556km 1分17秒529 クルサード
 01 4.556km 1分14秒960 Mシューマッハ
 02 5.148km 1分29秒906 モントーヤ
 03 5.148km 1分31秒523 ライコネン
 04 5.148km 1分28秒351 Mシューマッハ
 05 5.148km 1分30秒081 ハイドフェルド
 06 5.148km 1分29秒819 アロンソ
 07 5.148km 1分31秒450 ライコネン
 09 5.148km 1分32秒230 ウェバー
 11 5.148km 1分30秒079 ウェバー
 13 5.148km 1分29秒398 ハミルトン

IMG_3622
第1グループとなる84,85年と10年の時を経た95〜01年までの第2グループは01年以外はタイム上でさほど大きな差も無く1分17〜18秒あたりをさまよっています。01年はフェラーリが最大のライバルであったマクラーレンの低迷によりほぼ「一強時代」に入った頃でしたね。
全長が600m延長された第3グループにあたる02〜13年はタイムも1分29〜30秒台まで増加しています。それも先日のモンテカルロ市街地と似ていて、最速の04年をはじめ、多少の凸凹はありつつも時系列に見合った減少がみられません。マシンの向上とレギュレーション縛りがちょうど良くバランスしていたのでしょうか。

《ニュルブルクリンクの予選P.P.平均速度変遷》
続いて先日のカタロニアやモンテカルロでも行った「全長から割り出した平均速度」の観点からみてみます。

 84 4.542km 207.3km/h 100%   ピケ
 85 4.542km 211.2km/h 101.9% Tファビ

 95 4.556km 208.3km/h 100.5% クルサード
 96 4.556km 207.8km/h 100.2% Dヒル
 97 4.556km 214.1km/h 103.3% ハッキネン
 98 4.556km 208.8km/h 100.7% Mシューマッハ
 99 4.556km 205.3km/h   99.0% フレンツェン
 00 4.556km 211.6km/h 102.0% クルサード
 01 4.556km 218.8km/h 105.5% Mシューマッハ
 02 5.148km 206.1km/h   99.4% モントーヤ
 03 5.148km 202.5km/h   97.7% ライコネン
 04 5.148km 209.8km/h 101.2% Mシューマッハ
 05 5.148km 205.7km/h   99.2% ハイドフェルド
 06 5.148km 206.3km/h   99.5% アロンソ
 07 5.148km 202.7km/h   97.8% ライコネン
 09 5.148km 200.9km/h   96.9% ウェバー
 11 5.148km 205.7km/h   99.2% ウェバー
 13 5.148km 207.3km/h 100.0% ハミルトン

IMG_3623
最も速いのは01年の218.8km/h、続いてルクセンブルクGPとして行われた97年の214.1km/hとなっており、他は速度に変換すると似たような速度域に並ぶ形となりました。ニュルブルクリンクGPコースはスピードやパワーというよりかはテクニカル要素の強いレイアウトであるため、マシンサイズがダウンした98年、ダウンフォースが削られただけでなく気温が低く雨がちだった09年には不利な結果となりました。

オマケにまたオマケで結局長くなってしまいました。F1の無いもどかしい時期の暇潰しに少しは役立てたらいいなと思います。ヨーロッパラウンドの仮スケジュールは整いつつありますが、延期としてもう過ぎ去ってしまったGPの復活はあるのでしょうか。日程的に差し込むのは厳しいかな。

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ