F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

カテゴリ: 過去のGP

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フェラーリ移籍4年目。ウィリアムズ・ルノーのタッグが解消されて失った戦闘力の隙をつけると思ったら、次は昔世話になったメルセデスを敵とし悔しい思いをしました。決して得意な部類ではないけど、宿敵マクラーレンの母国で鼻を明かしてチャンピオン返り咲きに目を光らせる1999年イギリスGPです。最近はこのあたりの時代ばかりに偏ってしまっていますね。
イギリスGPまでの7戦の内訳はチャンピオンのハッキネンが3勝5表彰台、M・シューマッハが2勝4表彰台と遅れをとっています。まだ巻き返せるチャンスは残されていますが、ハッキネンは開幕戦から5連続ポールを獲得する速さをみせており、M・シューマッハにとって厄介なのはハッキネンに「ポールから逃げ切られてしまう」こと。
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予選のM・シューマッハはフロントロウこそ獲得するも、ポールのハッキネンに0.4秒離されてしまいました。スタートで前に出ないと、またウマくない状況に持ち込まれそうだ。アロウズにチームを移し、日本人「虎軍奮闘」の高木虎之介はチームメイトのデ・ラ・ロサの一つ前となる19番手を獲得しています。

《予選結果》
   1 M・ハッキネン    (マクラーレン・M)
   2 M・シューマッハ(フェラーリ・F)
   3 D・クルサード    (マクラーレン・M)
   ※タイヤはブリヂストンのワンメイク

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必ず前を押さえる、その熱い想いが空回りしたか、M・シューマッハはスタートで大失敗!3番手クルサード、4番手アーバインにまでに先行されて、4位まで陥落する。
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と同時に、9番手スタートのB・A・Rのヴィルヌーブ、13番手スタートのウィリアムズのザナルディの「CART覇者」コンビがスタートで微動だにせず、赤旗中断が告げられます。
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そんなこともお構い無しのM・シューマッハはハンガーストレートでスピードに乗り、ストウのインからアーバインをさす
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と思いきや、ターンインもせずグラベルへ一直線!画像からも見て取れる完全なタイヤロックをし、右フロントタイヤがステアリングと連動していません。
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ど真っ直ぐ。これ怖い!
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ズドーンとタイヤバリヤに107km/hで突き刺さる。
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RS「大丈夫かなぁ、兄ちゃん。。」
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シューマッハは即座に病院へ搬送され、右足2箇所の骨折と診断されました。フェラーリからの発表ではフロントブレーキではなく、リヤブレーキのトラブルとのこと。M・シューマッハは治療のため以降6戦分を棒に振り、復活は第15戦マレーシアGPまで待つことになりました。

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EI「ミハエルには悪いが、いよいよオレ様の時代」
4番手アーバインの前が開け、仕切り直しです。
(スタート位置は現在と異なります)
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「シューマッハの権利」を得て気合いが入るアーバインはセミフロントロウから上手くクルサードを攻略して2位を奪っていきます。
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アーバインが地元ならクルサードにとってもマクラーレンにとっても地元。ハッキネンに食らいついていかなければ、立場がない。
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アーバインの壁、厚し。どうやら志が違う。アーバインってイギリス人というよりも、イタリア人かなと思っちゃう時があります。

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24周目に4位ジョーダンのフレンツェンと5位ウィリアムズのR・シューマッハの順で同時にピットイン。
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アウトはウィリアムズが前に。迅速なピットは今も変わらずですね。マシンより早そう(笑)

同じく24周目にハッキネン、クルサードもピットを済ませ、2周後にアーバインの番です。
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モタモタして、ロスしている。ピットアウトすると、クルサードが前となりスタートダッシュが水の泡に。逆シューマッハ(笑)
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トップ独走のハッキネンはピットを終えた直後からペースがおかしい。右フロントタイヤを浮かす不可解な傾きになっています(画像右端にチラッと見えるのは左リヤです)
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あっ左リヤが外れた!対角の二輪走行になっている。起きた場所の運が良く、即座にピットへ。
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ん?
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ん?ハマらない。いいや、とりあえず出す。ほぼビリ。
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「ボス、アレ、無理っすわ。ダメなヤツっす」
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28周目にファステストラップを記録するも、どうも左リヤに不安があるようで強制召喚、リタイヤ。せっかくチームの地元でトップを独走し、宿敵M・シューマッハが戦線離脱したっていうのに、非常にもったいない。そりゃ不満多々あることでしょう。名門のチャンピオンチームらしからぬミスと不備です。結果はご存知の通り最終戦でハッキネンが自力防衛できたわけですが、M・シューマッハを欠くシーズンの辛勝は流れとしてはあまり良くありませんでしたね。
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トップ2人が消えれば、2番手の2人がのびのびです。アンダーカット?!のままの順位で変わらず、ダブル地元のクルサードがレースを制しています。

《決勝結果》
   1 D・クルサード    (マクラーレン・M)
   2 E・アーバイン    (フェラーリ・F)
   3 R・シューマッハ(ウィリアムズ・SR)
   ※SRはスーパーテック(ルノーカスタム)

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RD「よーしよしよし、今日だけは、誉めてやる」
3位はピットの助けもあり、アニキの雪辱を晴らしたR・シューマッハがガッチリ獲得。アーバインとは意味合いが違う感じがする(笑)
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MH「はいはいブラボーブラボー」

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やっぱりのどかー。この頃はまだF1にレッドなブルがいなかった頃。こちらはホワイトカウって感じですね。今回は現レイアウトでの開催2回目、1998年のオーストリアGPを取り上げます。

今年のオーストリアGPはまだまだ前半戦の第9戦に設定されていますが、この年は全16戦中の第10戦にあたり、後半戦に入っています。ここまでマクラーレンのハッキネンとクルサードの2人で5勝、そのうちハッキネンが4勝。一方で最大のライバルであるフェラーリはM・シューマッハ一人で4勝を挙げ、がっぷり四つの状態で進行しています。ただし流れは至近レースで3連勝中のシューマッハにあり、ハッキネンとしてはこのヨーロッパラウンド中盤を乗り切れるか否かが初チャンピオン獲得のカギとなっています。

予選は濡れた路面で始まり、ドライ方向に向かうという番狂わせの様相。走る度にコンディションがよくなるため、いかに「時間いっぱいギリギリでタイムアタックできるか」にかかっています。
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大穴登場!ポールをもぎ取ったのは参戦3年目、35戦目となるベネトンのフィジケラが初獲得。希少なイタリア人の久々の快挙でした。2番手はそのフィジケラにベネトンを明け渡してザウバーで戦う不運のベテラン、アレジ。ポール屋さんになりつつあるハッキネンは3番手に止まり、4番手のシューマッハと共にセカンドロウに並んでいます。日本人はティレルの高木虎之介が20番手、ミナルディから出走する中野信治が21番手で「予選落ち屋さん」ロセットの前はしっかり確保。

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《予選結果》
   1 G・フィジケラ(ベネトン・PR・BS)
   2 J・アレジ        (ザウバー・F・GY)
   3 M・ハッキネン(マクラーレン・M・BS)
   ※BSはブリヂストン、GYはグッドイヤー
     PRはプレイライフ(ルノーカスタム)

ココののスタートは登り坂の「高速椅子取り合戦」ですからね。
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3番手のハッキネンがターン1までに定位置を獲得、メルセデスエンジン+ブリヂストンの組み合わせは他とは蹴り出しが違う。4番手シューマッハもアレジまでは捕まえて、ハッキネンを易々と逃すわけにはいかない。
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ほら、ターン1は気を付けなきゃ!先頭集団ではなく、最後尾集団が散らかっています。
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中嶋師匠からPIAAを継承した高木がターン1で止まり切れず、前後が反転してリヤウィングを無くしています。決勝でコーナーを一つも曲がらず終了。実は中野もそのとばっちりを受けてしまっています。日本人同士のニアミス。
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1周目はこれで終わらない。続くレムズで「黒カラス」アロウズのサロとディニスがやらかした。
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そしてこの日は何故か黒銀のクルサードもこんなところにいてとばっちりを食らいました。クルサードは雨の予選に大失敗して14番手スタートでした。いつもの3,4番手とは勝手が異なります。2箇所でやらかせば当然コレの出番。
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クルサードは高木のケースと異なり、交換可能なフロントウィングのため、セーフティカー発動のタイミングを活かしてピットイン、楽々な最後尾に喜んで戻っていきます。

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せっかく逃げ逃げハッキネンの思惑は外れ、上昇気流に乗る紅のライバルが真後ろに迫ってきました。レムズで仕掛ける!
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ハッキネンはツボをつくライン採りでしのぎ、シューマッハの攻撃失敗。一度フィジケラを前にやり過ごします。
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初ポールごめんね、フィジケラを簡単にさばき、軽タンクで2ピット戦略のシューマッハはファステストラップを記録しつつ、再びターゲットをロックオン!
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今度はインからか?!ハッキネンは意地でも譲らない。ターン9でアンダーステアとなったシューマッハは、外側縁石を越え、
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うわ!
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フロントウィングをグラベルで粉砕して、傷を負ったまま1周分を乗り切らなければならないという試練が降りかかる。
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シューマッハも良かれと思って攻めた結果、ほぼビリの16位。

あさっての位置を走る先頭はさておき、シューマッハが消えて熾烈になるのは表彰台争奪戦。ヤングイタリアンVS輝き切れないベテラン。
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21周目のレムズ。
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インのフィジケラがガッつき、アウトのアレジは行く手を閉める。
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アレジはクルンと向きを変え、フィジケラはフロントサスペンションを折損して終了。フィジケラは勢いで行ってしまった。若いドライバーはどうしても前に出たいのです。こうやってベテランが諭して若手が洗練されていくものですね。

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初っ端のもらい事故により最後尾を強いられたクルサードは30周目にファステストラップを刻みながら実は2位まで浮上しています。この年のマクラーレンは本当に速い。もらい事故、もっと言えば決勝前日の予選から悔やまれますね。

こちらも最後尾を味わったシューマッハも54周目には5位まで浮上し、前はライバルチームの実弟R・シューマッハに遭遇します。
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抵抗はしないよねー。ボスも怒らないであろう(笑)
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最終盤67周目に3位走行中のチームメイト、アーバインもレムズ手前で進路を開けています。これはあくまでアーバインの「マシントラブル」とのこと。アヤシイ。。シューマッハはこのオーストリアGP前にフェラーリとの契約延長を発表していますが、これがあったからかどうか、アーバインもレース後にフェラーリとの契約延長にこぎつけています。

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《決勝結果》
   1 M・ハッキネン    (マクラーレン・M・BS)
   2 D・クルサード    (マクラーレン・M・BS)
   3 M・シューマッハ(フェラーリ・F・GY)

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先頭を走っている人を全く触れていませんでしたね(最近もこんなセリフ言った記憶が)スタートダッシュをしっかり決めて、後方での接触などつゆ知らず、ハッキネンがシューマッハの4連勝を食い止めました。いつの時代も後ろが見えないくらいぶっちぎっちゃうレース、あるものでした。数日後に控える2019年のオーストリアGP、今回こそはこうはならないレース運びだといいですね。

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1991年シーズンは開幕から4戦を終えてマクラーレン・ホンダの4連続ポールポジションからの4連勝と、非常に偏りのある内容となっています。ただし一時代を築いた頃に比べると、不安要素がないわけでもなく、何より「新たな勢力」がちらほらし出します。今から28年前となる91年を振り返ること5戦目、第5戦カナダGPです。
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今週末行われるカナダGPの舞台と同じモントリオールにあるジル・ヴィルヌーブサーキットには違いありませんが、実は少しだけレイアウトは異なります。ターン6、7のシケインが今より奥に位置し、画像にある終盤のストレートも一部屈曲していました(レイアウトは2017年「カナダGPの歴史と地理」で触れていますので参照下さい)

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先日特集を組んだ「開幕連続ポールポジション記録」の個人編としてはこの89年にセナが記録した6戦連続というものがあります(この後93年にウィリアムズのプロストが7回連続で更新)自身の記録を塗り替えるべく、このレースでは5戦連続獲得の期待がかかりますが、どうもこのカナダは振るいません。ウィリアムズのマンセルのみならず、フェラーリの若手アレジにまで先行を許しています。セナの連続記録に待ったをかけるのは上昇気流に乗ったマンセルかなと思いきや、予選2回目でそれを上回ったのは「ホワイト6」のパトレーゼでした。
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これまで第2戦ブラジルGPの2位1回のみとランキングトップのセナよりだいぶ見劣りはあるものの、まだまだシーズン序盤ですから、臆することなくチャンピオンを狙う権利はパトレーゼも持っています。また、日本人ドライバーの2人。ティレル・ホンダの中嶋悟は12番手、ラルースの鈴木亜久里は22番手で終えています。

《予選結果》
   1 R・パトレーゼ(ウィリアムズ・R・GY)
   2 N・マンセル   (ウィリアムズ・R・GY)
   3 A・セナ          (マクラーレン・H・GY)
   ※GYはグッドイヤータイヤ

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お、レースクイーンだ。今は見かけなくなった貴重な風景です。予備予選までやって振るいにかけられて残った26人分の傘が連ねて入場してきます。今スターティンググリッドに就くのは20人ですからとても多く見えますね。
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揉みくちゃに絡まりがちなスタートでは肝心なパトレーゼがいとも簡単に2番手マンセルにトップを差し出しています。それじゃあダメだよ!華がないなぁ。。マンセルはライバルとの間にその「信頼できる」従順な相方を挟んで着実に逃げ態勢を作っていきます。
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スタートだけで終わらないのがカナダGPの面白いところ(笑)パンピーでスリッピー、燃費にも厳しいし、壁も近いし、ストレートも長い。平穏に終わる年がありません。レース開始直後の4周目に鈴木亜久里が燃えています。
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「あーいいや、消火器貸して!」
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自ら消火にあたります。大切なマシンですからね、被害は最小限に食い止めましょう。見ての通りリタイヤです。今回は「燃料系」
ではもう1人の日本人はどうか。
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カナダ名物の「ミニ四駆走り」に陥る。一応ピットインして状況確認。ウォールに跳ね返されていたけど、どうやら平気らしい。結果的に10位完走でした。
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荒れるカナダはじわりじわりと猛威を振るう。ベルガーがエンジン不調で早々とリタイヤすると、
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25周目にセナがお手上げ。ピットを真横に帰還できず。まずはマクラーレンが序盤で店じまい。
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続いては順位を若手アレジと入れ替えた後も、セミオートマトランスミッションの不調でズルズル遅れるプロストがカーナンバーと同じ27周目に止まる。
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さらにはアレジもお手上げ。マシンからは白煙が上がっています。これでフェラーリも終了。ひどい、、健全なのは独走態勢のウィリアムズだけ?!
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いやいやそんな事はない。カナダはそんなに甘くない。せっかくを2番手に甘んじる「元祖2番手」は周回遅れの処理にミスって右リヤをパンクさせています。全く要らぬピットイン。
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そのチャンスを落とすはずはないと、ライバルのミスをしっかりモノにするのがチャンピオン経験者。周りが勝手に潰れて、労せず2位浮上。ここまででだいぶ動きがあったので45周目に一度順位を整理します。
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トップは後ろの出来事なんぞ全く知らないマンセル、2位がオンナとレースを口説く術を知るピケ、3位はなな何と中嶋悟の相方モデナ、4位が「偽フェラーリ」ダラーラのレート、5位でようやく「2番手」パトレーゼというオーダーです。マクラーレンとフェラーリが消えると、普段は見ない化学反応が起きますね。こういう日がないと、面白くない。

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マンセルは追い付いてきたパトレーゼを先にやっています。大丈夫、今日のマンセルからしたらラップダウンだし痛くもかゆくもありません。
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ところが1番手にせっかくチャンスを戴き3位走行の「2番手」は格下のカーナンバー4に突かれ始める(このイジリ方は訳わからなくなりますな(笑))
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何もマクラーレンばかりではない、ティレルだってホンダ。やる時はやる!
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「くそ!Youはもういい!ナイジェルに託す!」
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65周目にファステストラップを記録したマンセルはファイナルラップのヘヤピンで全く加速しなくなり、ステアリングを叩いて悔しがる。スタートから完全試合で突き進むマンセルまでもがまさかマシントラブルに見舞われとは。
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ちーん。

《決勝結果》
   1 N・ピケ           (ベネトン・Fo・PI)
   2 S・モデナ       (ティレル・H・PI)
   3 R・パトレーゼ(ウィリアムズ・R・GY)
   ※Foはフォードエンジン、PIはピレリタイヤ

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マンセルはチェッカーフラッグを受けられずもレースのほぼ99.3%近く走行して6位入賞扱いになりました。あれだけの盤石逃げ切り態勢でたったの1ポイントに終わるとは、、。本当にレースは「チェッカーフラッグを受けるまで」何があるかわかりません。ちなみにピケがトップに立ったのは69周のうちのたった半周弱、最後の半周弱を獲ったので紛れもない優勝です。そして四天王の一角を担った三回王者のこれが最後を締めくくる23勝目でした。
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このレースのエントリーは34台。予備予選で4台、予選で4台ふるい落として、決勝レース出走は26台。相次ぐトラブルで16台がリタイヤ、10台完走という劇的な内容でした。これくらい荒れてくれるなら、大幅時差カナダも心して挑めるのですがー。

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先日も見てきた「日常のモナコ」です。復習!坂を駆け上がってのマスネ、分岐する右と左、どちらでしたっけ?!
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右分岐が正解でしたね。画像奥に回り込んでいきます。今回は2010年のモナコGPを振り返ります。GP開催前に新生メルセデスの旗揚げと共に現役復帰を果たした「モナコマイスター」はこのようなコメントを発しています。
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抜けないモナコ、勝つためには度胸も「特別なやり方」も必要。是非参考にしましょう。
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またモナコで2勝を挙げ、このシーズン5戦で優勝1回、2位1回と上々の滑り出しの「準モナコマイスター」は木曜フリー走行から上機嫌なご様子。
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ただ土曜日の予選直前となるフリー走行3回目のマスネでクラッシュ。ただでさえスタート位置が重要なモナコの予選参加自体が危うくなります。
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案の定予選までにマシンを修復できなかったアロンソはガレージでお留守番。代わって好調な走りを見せたのが、黄色いルノーのクビカでした。
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Q1は3位通過、Q2は5位に順位を落としますが、Q3の1本目は暫定トップに名乗りを上げます。
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レッドブルのウェバーに上回られてのラストアタック!プールサイドシケインまではいい感じでくるも、セクター3で遅れて2番手止まり。当時のルノーのマシンでレッドブル1台を上回るフロントロウ獲得は殊勲賞。ちなみに日本代表のザウバー小林可夢偉は16番手でした。
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「兎にも角にも、優勝はオレ様が頂くけどね」

《予選結果》
   1 M・ウェバー(レッドブル・R)
   2 R・クビカ    (ルノー・R)
   3 S・ベッテル(レッドブル・R)
   ※タイヤはブリヂストンのワンメイク

予選に次いで重要なのはスタートダッシュ。ココで運命が決まることも多々あります。アウト側の先頭のクビカは狭隘なサン・デボーテの最短ラインを見つめてマウント。
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うわ、出遅れてウェバーにフタをされ、ベッテルに並ばれた!レッドブルどころか4番手スタートのマッサにまで一瞬先行される。クビカのモナコ、早々に終わったか。

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スタート早々に実はウィリアムズにもいたことがあるヒュル様がトンネルで「ミニ四駆走り」となって大破。早々にセーフティカーの出番が始まります。
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優勝狙いのピットレーンスタート、アロンソはそのタイミングを使い、わずか2周目でタイヤ交換義務を終えるという大博打に打って出ます。アロンソといえば「市街地、セーフティカー、先陣ピットイン、労せず優勝」再現なるか?!
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6周目にセーフティカーが退去、セーフティカーライン通過後、先頭のウェバーが加速していきます。
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「ちょっと、ちょっとちょっと!」
アロンソ様どうした?!タイヤはバッチリなんですが最後尾ですから、遅い車にヤキモキ。抜き難いモナコ、同一周回ですから頑張って自力で抜いて下さい。

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先日のアゼルバイジャンGPでも問題となりましたが、ウィリアムズのバリチェロは30周目のマスネ手前のマンホールにつまずいてクラッシュしています。コレ、市街地サーキットにはつきものではあるのですが、本当に危険です。市街地のベテランであるモナコで起きてしまうという。アルベール王子に叱られるぞ。
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当然SCですよー今回2回目。
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34周目にレースが再開されたものの、44周目にまたもやマンホール絡みでSC。miyabikunはSCと書かれると「WAONが使えるショッピングセンター」が真っ先に浮かんでくる(笑)

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50周目時点の優勝候補ウェバーは隊列もバラけず前がガラ空きであることもあって、逃げ逃げパターンでファステストラップを記録。一方で78周する頃に優勝で終える予定のアロンソは
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おお18人抜きの6位にまで浮上。もしかしたら、もしかするかも!

レース終盤73周目、ウェバーを目の前にロータスのトゥルーリとHRTのチャンドックがラスカスで絡む。
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まだ当時はハロがない。ド派手にいきましたね。
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モンテカルロ・ショッピングセンター4回目の出店。このまま残り5周は長蛇の列で終息かなと思いきや、
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最後は一応レースするらしい。皆さん、セーフティカーラインを越えてから加速ですよー!
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最後の最後でこの男が目を光らせる。
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一瞬赤い方がマイスターに見えますが、銀の方です。アントニー・ノウズでインからかわす!これぞモナコ必勝「特別なやり方」
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《決勝結果》
   1 M・ウェバー(レッドブル・R)
   2 S・ベッテル(レッドブル・R)
   3 R・クビカ    (ルノー・R)

結果的にそのやり方はさすがのマイスターでも認められず却下。決勝タイムに20秒の加算で7位入賞のチャンスから一転、12位の入賞圏外に追いやられてしまいました。
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過去にはラスカスでの路上駐車違反もありました。それだけモナコで勝つためには必死になりますし、予選順位の重要さとパッシングが容易ではないことがついて回ります。なお現在は「セーフティカーライン通過後」ではなく「コントロールライン通過後」から追い抜くこと、とされています。

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雨で垂れるフェラーリの紋章。1994,95年とベネトンで連覇し、名門再建を託された96年シーズンを6戦終えてもM・シューマッハは未だに成就できず、くすぶっています。この年は第7戦に設定されたスペインGPを迎えました。
これまでウィリアムズのD・ヒルが開幕戦から3連勝と第5戦サンマリノGPを制して4勝。同じくウィリアムズのスーパールーキーJ・ヴィルヌーブがニュルブルクリンクで行われた第4戦ヨーロッパGPで初優勝を遂げ、以前に振り返った前戦第6戦モナコGPはまさかのリジェのパニスが勝利。「名ばかりのトップチーム」フェラーリはシューマッハをもってしても完全復活とは言えないレースが続いています。
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予選もウィリアムズ2台が先行し、シューマッハは3番手が精一杯。4番手5番手には古巣ベネトンのアレジ&ベルガーが続くなど、位置的にはあまり代わり映えがありません。
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《予選結果》
   1 D・ヒル               (ウィリアムズ・R)
   2 J・ヴィルヌーブ (ウィリアムズ・R)
   3 M・シューマッハ(フェラーリ・F)
   ※タイヤはグッドイヤーのワンメイク

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雨も得意とするシューマッハですから、決勝レースのスタートに注目が集まります。
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あれっ、3番手のシューマッハ、なかなか加速しない。5番手のベルガーにまで並ばれ、一気に6位まで後退する。ヤバい流れ。実はこの雨のスペインは1周目から非常に荒れ、出走20台中、3台が1周すらできずリタイヤ。2周目もアーバインを含めた3台がスピンなどでリタイヤしています。ポールスタートのヒルもスタートで失敗して、先頭をヴィルヌーブに明け渡すことに。

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どうにか表彰台獲得あたりまでは復帰したいシューマッハは雨のファステストラップを出し続けて前を追います。
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ヒルも脱落でスルスルと順位を上げるシューマッハ。8周目に早くも2位走行のアレジの襟足を掴める位置まで復帰してきました。我々には水しぶきで見えなくても、シューマッハには見える。
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インをさす!2位浮上。残すはトップのヴィルヌーブ。姿はもう目前に捉えています。
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二世だかCARTチャンピオンだかインディ500制覇だか知らないが、F1キャリアはシューマッハの方が上。F1に来て好き放題はさせない!65周レースの11周目で勝負をかけていく。
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アレジをさばいたコーナーで再びインから並び、抜く!フェラーリ再建の兆しが見えてきたか?!タイヤやエンジンを労わりながらフィニッシュラインを目指しました。
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《決勝結果》
   1 M・シューマッハ(フェラーリ・F)
   2 J・アレジ            (ベネトン・R)
   3 J・ヴィルヌーブ (ウィリアムズ・R)

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出走20台中完走6台全車入賞というサバイバルレースとなりました。シューマッハはこれがフェラーリ移籍7戦目での初優勝となり、ここから5年連続チャンピオン獲得という前人未到の偉業がスタートしました。ただこのシューマッハをもってしても、チャンピオン獲得に至るまで4年を要しました。「フェラーリを復活、開花させる」にはそれだけの苦労や努力が必要です。
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F1ドライバーになること自体が大層なこと。そこで表彰台に立てたり、ポールポジションや優勝できることもすごいことなのに、彼らにはその先に「フェラーリのドライバーになる」「フェラーリで優勝する」という野望や目標に掲げる者は多くいますね。
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ルクレールはF1参戦2年目にして、その名誉あるポジションを得て、早くもポールポジションや表彰台を獲得しました。次なる興味は今シーズンのどこかで見られるであろう「初優勝」の時。

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