F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

カテゴリ: 過去のGP

レース前の記者会見で鋭い質問を受けるバリチェロ。先週振り返った2001年のレースで「シューマッハに2位を順位を譲った件」について再び問われています。IMG_3759
バリチェロは「先のことを考えても仕方がないし、心配し過ぎの人生はもったいない。日曜日になればわかる」と回答。よい事をしたはずなのに、色々詰め寄られ、心中は当然納得していないだろうし、葛藤していると思います。今回振り返るのもオーストリア2連戦目、前回の翌年にあたる2002年、A1リンク(現 レッドブルリンク)での第6戦オーストリアGPです。このシーズンも「諸事情」により取り扱いは少なく、今回でまだ3レース目です。このレース自体も面白いかと聞かれれば???ですが、この時代を象徴する一つとして挙げてみました。

これまでのポイントリーダーはフェラーリのM・シューマッハが第2戦マレーシアGP以外の5戦全てで勝ち、絶賛独走中。チームメイトのバリチェロは逆に第4戦サンマリノGPの2位以外はノーポイントと、同じチームでも天地の差を築いています。M・シューマッハの落とした第2戦の勝者はこの方
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金髪に仕立て上げられた弟、ウィリアムズのR・シューマッハ。脱シューマッハしたかったのかな、金髪は全然似合っていにゃい(笑)ということでこの5戦は全て「シューマッハ姓」の優勝となっています。ポイントランキング上の2位は同じウィリアムズのモントーヤではあるものの、どうした非シューマッハ諸君、という感じ。
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チームメイトが2年目にして「自分がリザーブしていたはず」のトップチームに引き抜かれ、ザウバーに居残る形となったハイドフェルド。この年から参戦したマッサと共に「リアルサッカーゲーム」になり切って戯れています。
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まさかこのあと大飛躍を遂げて、別々の系譜を辿るとは、この時点で予想もしていなかったでしょう。コレ、どこかで聞いたセリフだな(笑)

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予選は外野の雑音をものともせず、2番手に0.282秒の差でバリチェロがポールポジションを獲得。今回は文句無しか?!一方M・シューマッハは急遽、今では許されていないスペアカーでのアタックとなり3番手。またこの年から(ジョーダン・)ホンダでF1デビューを果たした佐藤琢磨はフィジケラに及ばず18番手となっています。悔しいけど、まあそこはあまり気にしてないC。IMG_3767
いやー近い近い近い!!

《予選結果》
 1 R・バリチェロ(フェラーリ・F・BS)
 2 R・シューマッハ(ウィリアムズ・B・MI)
 3 M・シューマッハ(フェラーリ・F・BS)
 ※BSはブリヂストン、MIはミシュラン
  BはBMW

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2番手の弟は3番手の兄を乗っけから、、いやフェラーリ2台が好スタートを決め、ターン1までにワンツー体制を確立。またこのパターンか(笑)IMG_3769
5周目、BAR・ホンダのヴィルヌーブが13位走行のルノーのトゥルーリをターン1でかわすと、アウトサイドに白煙が立ち昇っています。
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この年からマクラーレンのシートを得た2年目のライコネンでした。シルバーカラーにホワイトの煙。エンジントラブルはこのチームお決まり。

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この日のヴィルヌーブは珍しく、実に元気でした。13周目にもう一人のルノー、バトンをかわすと、18周目には次なるターゲットである参戦1年目トヨタのサロをパス。IMG_3774
地味に「日本対決」を演じています。こればかりはトヨタも黙っちゃいないぞ、こちらは妻も日本人なんだぞ!どうだ、参ったか?!
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珍しくヴィルヌーブが頑張っているのに、サブ格の先輩パニスはというと、22周目に入ったコントロールライン付近で
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負けじとド派手な演出。こちらもエンジンが悲鳴を上げて、セーフティカーを呼ぶ。IMG_3780
となれば、フェラーリは2台続けてタイヤ交換に入ります。ギャップはたっぷり。後ろは気にせず、余裕余裕!しかし戻るとM・シューマッハはバリチェロを待った分、ステイしたR・シューマッハが間に割って入ります。弟だから、まあココはどうにでもなるか(笑)

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26周目にヒヤリハットでは済まず、ヒヤリ「ドッカン」が起きてしまいました。レムズ手前でバランスを崩したハイドフェルドが制御の利かないマシンでレムズに進入IMG_3782
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ラップダウンの佐藤に突っ込んでしまいます。FullSizeRender
お互いに命には別条ありませんでしたが、佐藤にとってはいい迷惑なもらい事故。サッカーゲームなんてして戯れている場合ではありませんでしたね。
レース最終周では「珍しく」気合が入っていたヴィルヌーブまで
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燃え尽きた。一応10位完走扱いではあるものの、2台がエンジン絡みで1台はアクシデント。健全だったのはフィジケラたった1台とホンダにとって辛い週末となりました。

話を上位勢に戻し、さり気なく2位に復帰したR・シューマッハが47周目に最初で最後のピットを終え、3位に後退すると、またまたバリチェロ1位、M・シューマッハが2位のワンツー体制に戻りました。ここでジャン・トッドとロス・ブラウンが何やらコンタクトして、、まさか?!
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デジャヴなんかでなく、身に覚えのある宣告が。IMG_3794
2位のM・シューマッハがみるみるうちにバリチェロの背後に。IMG_3795

《決勝結果》
 1 M・シューマッハ(フェラーリ・F・BS)
 2 R・バリチェロ(フェラーリ・F・BS)
 3 J・P・モントーヤ(ウィリアムズ・B・MI)

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バリチェロ、M・シューマッハとも、力無くコントロールラインを通過していきます。イン側のM・シューマッハが前、ということは2年連続のフォーメーション成立。それも前年の2位3位ではなく、今回は1位と2位。バリチェロは指示に従い、ポールポジションからの優勝を自ら棄てました。IMG_3797
さすがのM・シューマッハは遠慮がちに手を振る。IMG_3799
観客は総立ちでブーイング。
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表彰台では、一応バリチェロを中央に立たせ、トロフィーを持たす。コレ本当はダメなんですよね。こんなことではバリチェロもレースを観に来たファン達も納得しません。バリチェロは心の中で思ったでしょう
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「本当の勝者はボクなんだ、みんな知っている」

JM「先輩、今回のコレはマズいんとちゃいます?」IMG_3804
RB「うーん、いやぁ、、まあ、、」
MS「ん、何がかな?言われなくても知ってるよ」

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日曜になればわかること。これがバリチェロの本音です。M・シューマッハの前人未到の7回チャンピオンに91勝、今でも語り継がれるF1の輝かしい大記録ではありますが、このような計らいがあってなし得たことも忘れてはならない事実です。2週連続で振り返ったオーストリアGPでの出来事、バリチェロはこの先2005年までこの悩みと葛藤し続けることとなります。またいつの日か、続く。。

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問題です。額にニキビを蓄えたこの金髪の青年は誰だ?!20年近く前のドライバーです。結構前になりますが、今F1を観ている方なら絶対知っているはず。IMG_3681
正解はライコネンです。当時21歳ですので、年齢的に今のルクレールやM・フェルスタッペンのちょい下、ストロールやラッセルに相当します。最近メディアでちらほら見かけるようになった息子のロビン君もだいぶ似てきて可愛いでしょう?!今でこそ最年長の脱力系おっちゃんとしてでんと構えて人気を博していますが、この頃はようやく正式なスーパーライセンスが発給されたばかり。研修期間をようやく脱するタイミングでした。デビュー戦でいきなり6位完走を果たすなど、チームメイトでこちらも若手有望株の一人であるハイドフェルドもこの一年生を高評価しています。IMG_3682
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まさか翌年に大飛躍を遂げて、別々の系譜を辿ることは、この時点で予想もしていなかったでしょう(笑)
前段が長くなりましたが、今回は2001年第6戦にA1リンク(現 レッドブルリンク)で行われたオーストリアGPを振り返ります。
今まで色んな時代やサーキットを取り扱ってきた「過去のレース」ですが、2001年シーズンもオーストリアGPもこれがまだ3回目なんですよね。オーストリアGPは大好きだからもっとやっているという錯覚がありました。2001年シーズンは、まあ、、まあまあまあ(笑)これまでの5戦はというと、前年に久々のチャンピオンに返り咲いたフェラーリのM・シューマッハが3勝してランキングトップの36ポイントで快走中。一方ライバルでマクラーレンのハッキネンは4位1回6位1回のたった4ポイント。そりゃF1辞めたくもなるわなあ。代わってチームメイトのクルサードが26ポイントで追っています。

予選は近年ココを得意としてきたマクラーレン絶不調。クルサード7番手、ハッキネンは8番手に沈みます。ポールポジションはウィリアムズ2台を僅差で退けたM・シューマッハが獲得しています。流れは完全にディフェンディングチャンピオン達成に向いています。「一年目のベテラン」モントーヤはシューマッハ兄弟に挟まれて、ちょっとやり辛そう。IMG_3685
《予選結果》
 1 M・シューマッハ (フェラーリ・F・BS)
 2 J・P・モントーヤ(ウィリアムズ・B・MI)
 3 R・シューマッハ (ウィリアムズ・B・MI)
 ※BSはブリヂストン、MIはミシュラン
   BはBMW

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スタートはポールのM・シューマッハが出遅れ、ウィリアムズがワンツーでターン1「カストロール・エッジ」に進入してきました。これは面白い!IMG_3691
しかし毎年何らかの接触やオーバーランで荒れるスタート以前に、まさかの「スタート出来ず」のドライバーが4人もいました。黄色のジョーダン2台、ザウバーのハイドフェルド、そして
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何とハッキネン!一見集団の中を走行しているようにも見えますが、これは微動だにせず1周遅れになる様子。チームクルーが近付けず放置されています。1ミリも動かない0周リタイヤ。この年は「トラクションコントロール」が久々に搭載可能になったシーズンですが、正常に機能する者しない者、また使用するのをためらう者がいるなど、全員がイコールコンディションとは言えない時期でもありました。ヨーロッパラウンド序盤でこんなトラブルが出てしまうと、完全にシーズンの勝機を失ってしまいますね。やっぱりオーストリアの1周目は何かがあります。

「悪い荒れ」ばかりでなく「いい荒れ」もありました。予選は16番手となったアロウズのJ・フェルスタッペンは1周目に7位まで急浮上!4周目には緑のジャガーを駆るアーバインをレムズで捕らえる。IMG_3696
さらに翌周5周目は格上のクルサードにも襲いかかって、同様にレムズでパッシング。IMG_3698
まさに「オレンジ爆弾」20年近く後の昨年は息子がココで快進撃をみせていましたね。さすが親子、似ています。

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トップを快走するモントーヤに2位のR・シューマッハがついていけず、フェラーリ2台とフェルスタッペンに詰められています。これはいつもの「兄への忖度」かななんて思ったりもしますが、どうやら今回は様子が違う。
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ブレーキの不調を訴えています。チームは問題ない旨を回答。ところが10周目に曲がり切れず戦線離脱。フェラーリ2台に併せてフェルスタッペンもその隙に前に。IMG_3704
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無線で皮肉たっぷり。怒り冷めやらぬマシンを降ります。ドライバーのフィーリングをもっと尊重してあげたいですね。

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続いてモントーヤもペースダウンし始め、またもやフェラーリ2台とフェルスタッペンがオマケで迫っています。赤系カラーリングが三位一体で「猛獣狩り」か。IMG_3711
左からでも、
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右からでも、どちらからでもイケるけど?!と言わんばかりのあおりです。これをリアルに路上でやられたら怖いですね。皆さんダメですよ、このご時世こんなあおり方したら。撮られて晒されて、しっかりと厳罰が下りますからね(笑)やっていいのはサーキットだけ!IMG_3714
普通の新人ならビビってしまうところですが、この新人はそこらの単なる新人ではありません。面の皮が違います、頑として譲りません。しかし16周目、ドライバー以上にマシンが限界でした。
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レムズで曲がり切れずオーバーラン、それも外側を陣取っていた2位のM・シューマッハも道連れに。
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代わってトップに立ったのはフェラーリのバリチェロ、フェルスタッペンもごっつぁんの2位に浮上。あおりを食らった形となったM・シューマッハはIMG_3718
クルサード、ライコネン、BARのパニスにまでかわされ6位に陥落してしまいました。
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ここからM・シューマッハが本領を発揮します。25周目にパニス、28周目にライコネンをかわして3位に復帰。あと前を走るのは2位のクルサードとトップのバリチェロを残すのみ。

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47周目にバリチェロが最初で最後のピットインを終え、暫定のトップとなったクルサードは50周目までピットを引っ張りました。
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バリチェロはトップ奪還できるか?!IMG_3731
一歩足らずでクルサードがトップを守りました。ことごとくライバルに翻弄され続けるフェラーリ。
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これはイカン、どうにかせねば!そこでチームは考えました。2位バリチェロにこの後無線で実に生々しい「指示」が下ります。
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最終ラップの最終コーナーでM・シューマッハと順位入れ替えのフォーメーション指示です。果たして素直に指示を受け入れるかどうか?!IMG_3740

《決勝結果》
 1 D・クルサード (マクラーレン・M・BS)
 2 M・シューマッハ(フェラーリ・F・BS)
 3 R・バリチェロ (フェラーリ・F・BS)

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バリチェロはストレートで速度を緩め、甘んじて指示を受け入れました。個人ではスポーツとして相応しい裁定でないにしても、チームとしては有益という判断。これが約束、契約です。
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チーム関係者のみならず、我々ファンも重々承知しています。バリチェロはこれから先もフェラーリをドライブする以上、厳しく酷ではありますがこれから先もついて回ることになります。続く。。IMG_3749

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ちなみに優勝はクルサード、今では想像もつかない手を振り喜びを表現するライコネンは自身最高位更新の4位、そして「金魚のフン」的に一躍目立ったフェルスタッペンはギリギリ6位入賞でフィニッシュとなりました。ラストが衝撃的過ぎて、危うく報告を忘れるところでした(笑)

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今回の過去のレースは1985年にポール・リカールで行われた第7戦フランスGPです。85年は先日の第15戦南アフリカGPに続く2回目となります。今でこそ名物の「ミストラルストレート」中腹で左に折れるシケインが設けられていますが、この年まではまだそれが無く、2.5kmに及ぶF1屈指の超ロングストレートが存在しました。
このシーズンこれまでの6戦は前年僅差でチャンピオンを獲得したマクラーレンのラウダがリタイヤ続きの絶不調。代わってリードしたのはチームメイトのプロストで開幕戦ブラジルGPと第4戦モナコGPを制して唯一の2勝を挙げています。前年84年は際どく競り負けてしまいましたよね。リベンジに注力しています。また、若手の期待、ロータスのセナは第2戦ポルトガルGPで初優勝を果たし、そのチームメイトのであるデ・アンジェリスは第3戦サンマリノGPで1勝、フェラーリのエースのアルボレートが第5戦カナダGPで1勝となかなかの混戦模様。

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近年のフランスGPを滅法得意としていたルノーの予選は低迷し、ホンダエンジンを搭載したウィリアムズで8番手となったマンセルはクラッシュによる体調不良を訴えて決勝を欠場することになりました。それならばもう一人が頑張るしかない。
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ポールポジションはカーナンバー6のロズベルグ。一応チャンピオン経験者です。フロントロウには伸び盛りのセナ。ベテランに混ざって一人前の面持ち。レースには関係ありませんが、黄色いドリンクが懐かしい。レース後のインタビューとかでピッチャーに入ったこんなドリンクをみんな飲んでいましたよね。ドリンクの入っている容器はペットボトルでしょうか。こんな時代からあったんでしたっけ?!
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《予選結果》
 1 K・ロズベルグ (ウィリアムズ・H・GY)
 2 A・セナ    (ロータス・R・GY)
 3 M・アルボレート(フェラーリ・F・GY)
 ※GYはグッドイヤー

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決勝レーススタート!シーニュ先からミストラルストレートエンドをみると、今ある「縞々」はありません。絶対こっちの方がいいと思うんだけどー。
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南仏のポール・リカールは今までは地元のルノーをはじめ、ターボエンジン勢が有利とされてきました。気温も路面温度も高めで、追い討ちをかけるべく存在する長大なストレートによりマシンへの過酷さが増します。まずは地元リジェのラフィは2周足らずでターボが火を吹く。
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5周目のアルボレートはミストラルストレートエンドでジ・エンド。こちらもターボ起因。

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気持ちよく逃げるロズベルグの後ろ、2位争いをしているのは黒いセナと白いピケ。ブラジリアン対決です。セナはギヤに不調が出てペースダウンし始めました。ブラバムお得意の「軽タンク猛追作戦」でセナをかわしていきます。ピケの持ち味は決勝での巻き返し。
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その勢いでじりじりとトップのロズベルグを狙います。グッドイヤーを履くロズベルグよりも、ピレリを履くブラバムは暑さに強い。
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シーニュでテールトゥノーズにつけ、インから綺麗なライン採りでさばいて、ピケが前に。

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ロズベルグはセナが緊急ピットインを行う間に順位を上げたマクラーレンにあおられ始めました。マクラーレンもウィリアムズと同じグッドイヤーを履いています。危うし!
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レースちょうど半分の26周目。遅れを取り戻したいセナですが、シーニュの進入でバランスを崩す。
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こちらもエンジン?!リヤエンドが光って見える。
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遠心力のなすがまま、
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キャッチフェンスに捕まって、若き勢いは土煙に散る。

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終盤にピケのピレリも限界か、リヤを滑らせドリフトしています。でも何とか持ち堪え、シーズン初勝利へ。

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《決勝結果》
 1 N・ピケ   (ブラバム・B・PI)
 2 K・ロズベルグ(ウィリアムズ・H・GY)
 3 A・プロスト (マクラーレン・TP・GY)
 ※BはBMW、TPはタグポルシェ、PIはピレリ

予選はそこそこに、決勝でとにかく勝てばいい。逃げ切りレースでない昔の猛者はこのようにしてシーズンを制してきました。ピケらしいレース運びでした。
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近年も「誰か」していて物議になったこの頭を指差す仕草。今回のピケは違います。ピレリのおかげ。

翌年86年のフランスGPは同じくポール・リカールで行われますが、GP前の合同テストでブラバムに移籍したデ・アンジェリスがクラッシュ時に火に巻かれて死亡したことにより、急遽3.813kmのショートレイアウトに変更されています。


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フェラーリのジャンパーを羽織る後藤久美子。フェラーリのアレジとの交際が話題となっていた頃ですね。アレジは当時妻子ある立場なので、少しピリついていた時期。綺麗なのは間違いないけど、トレードマークだった清楚さよりセレブリティの香りがどこか漂うのも少し寂しく感じてしまうmiyabikunです。アレジをこの時期に選ぶとなれば、今回の振り返りは言わずと知れた1995年の第6戦カナダGPです。95年は6戦目、これまで数多く取り上げてきたシーズンの一つとなります。
セナ、マンセルら「四天王」と呼ばれたレジェンド達が完全に身を引いたこの頃は、まさに新世代の争奪戦を迎えていました。前年94年は周囲の期待そのままにベネトンのシューマッハがドイツ人初となるチャンピオンを獲得。翌この年はシューマッハの2連覇か、それを阻むべく後継を狙うウィリアムズのヒルのリベンジかに注目が集まります。が、これまでの戦績をみると、5戦中2連勝を含む3勝したシューマッハに対して、ヒルは第2戦アルゼンチンGP、第3戦サンマリノGPで2連勝のみに止まり、まだ接戦。

予選はこの年からルノーエンジンに鞍替えしたシューマッハが記念100ポールをゲット。しかしもっと前からルノーエンジンを使ってきたこちらは、、この表情。 2番手。
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当時2人の日本人ドライバーが参戦していました。ティレル・ヤマハの片山右京はチームメイトのサロに続く16番手、フットワークの井上隆智穂は22番手でした。誰だ、井上隆智穂の名を聞いて笑ったのは?!(笑)
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《予選結果》
 1 M・シューマッハ(ベネトン・R)
 2 D・ヒル    (ウィリアムズ・R)
 3 D・クルサード (ウィリアムズ・R)
   ※タイヤはグッドイヤーのワンメイク

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雨上がりのスタートはポールのシューマッハがもたついたか一瞬ヒルが並ばんとしますが、アタマはしっかり押さえたままターン1へ。毎回混戦となる後続もひとまず大丈夫か。シューマッハはヒルをぐんぐん引き離しにかかります。
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確かに雨は上がったけど、ライン外の舗装はまだ濡れています。1周目のヘヤピンで早速
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6番手スタートのベネトン、ハーバートの脇腹に7番手スタートだったマクラーレンのハッキネンが突き刺さる。ロータス時代のチームメイト。
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ハーバートはもがくも発進できず。こりゃマズいぞ、ハーバートにポポンされてしまうぞ?!
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ささ、早く逃げて逃げて!両者0周リタイヤ。

2周目はクルサードが突如スピン。
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フェラーリ2台は危うく巻き添えを食らうところでした。スピンするなら単独でどうぞ、といった具合。この波状のグラベル、速度抑制効果が高そうですね。某サーキットの「シマシマ」より、視覚的にも日本風な感じで良さげ。
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クルサードが退いてくれたおかげ(せい)でシューマッハに置いていかれたヒルは早くもフェラーリ2台から圧力をかけられています。
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眼前に周回遅れがチラつき始めました。この処理にモタつくと、フェラーリの餌食になっちゃうぞ〜?!
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ヘヤピンでアレジがインを狙ってる!
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ほら、やられた。ヒルは形無し。アレジは愛するグミゴの前でカッコよくキメめる。

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レース後半の50周目を終えるコントロールライン付近でヒルはギヤボックスがいかれて止まる。この週末のヒルはいいところ全く無し。後ろ姿もどこか寂しげです。
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相方ベルガーもスローダウンし戦線離脱。となれば俄然やる気が増すのはアレジです。ひとり逃げを打つシューマッハの背中を黙々と追います。

バタバタとライバルが消えるサバイバルレースはこの男に苦難を与える。57周目に何とシューマッハはギヤボックスにより3速しか使えない状態に陥ります。散々築いたマージンも帳消しとなり、この日燃えるこの人がみるみる近付いてきます。
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アレジが追い付き追い越しいよいよトップに!勝利の女神がようやく微笑んでくれました。
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《決勝結果》
 1 J・アレジ  (フェラーリ・F)
 2 R・バリチェロ(ジョーダン・P)
 3 E・アーバイン(ジョーダン・P)
 ※Pはプジョーエンジン

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チェッカーフラッグを受けるアレジをピットレーンから祝福。フェラーリのクルーってこんなに多いんだっけと錯覚してしまうくらいの人数ですね。皆が祝福する理由はこれがアレジのF1初優勝、それだけではなくこの決勝が行われたの6/11はアレジの誕生日でもあります。誕生日に恋人の見守る前でF1初優勝だなんて、今までで一番嬉しい日になったのではないでしょうか。
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ホンダやセナ、中嶋悟の活躍は日本でも急激に知名度を上げた立役者でしたが、ホンダ撤退後、またセナ亡き後の日本に再びF1の知名度を上げたのは後藤久美子とアレジの存在も大きかったと思います。国民的美少女とF1ドライバーの交際、国際的セレブリティをとてもわかりやすく象徴していました。
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若くしてトップチームへの抜擢、そして予想外のスランプと、苦節7年、92戦目でようやく掴んだ勝利。新たな伴侶を手にこの勝利を自信として上昇気流を得られるか。または新たな若い勢力に押し潰されてしまうのか、真価が問われます。

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今回の過去のレースはアゼルバイジャンを振り返るにはまだ日が浅過ぎる、ということでヨーロッパGPの一つ先輩、まだ今まで振り返ってこなかったヴァレンシア市街地で行われた2012年第8戦ヨーロッパGPにしました。最近よくこのブログで口にする「一国二開催」の現時点最終のGPです。2012年は近年稀にみる混戦で面白かったので、取り扱うこと7回目になります。それでも前回は一昨年のアメリカGP前でしたのでmiyabikun1年半我慢しましたよー。さすがに8年前となればまだ今でも現役をしているドライバーが沢山活躍しています。
シーズン7戦まで終えて、2年連続のチャンピオンを獲ったレッドブルのベッテルは2回の表彰台こそあるものの、優勝は第4戦バーレーンGPの1回に止まり、平凡な序盤戦で3連覇獲得の雲行きが怪しくなっていました。ただしライバル達も突出した者がいるわけではなく、開幕戦のバトンをはじめ、マレーシアはアロンソ、中国で初優勝のロズベルグ、スペインで初優勝のマルドナド、モナコで2勝目を挙げたウェバー、そしてカナダのハミルトンと皆1勝で並び横一線でヨーロッパGPを迎えました。このレースで誰が2勝目を挙げるのか、はたまた新たな優勝者が加わりさらなる混戦に向かうのか、様々な期待を背負っています。
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ヴァレンシア市街地はまるで温暖なリゾードのような貨物港を改良して設置されたサーキットです。幅員は広めですが、パッシングポイントは限られているため、歴代でも平凡なレース内容に終わることが多くありました。しかしヴァレンシア最終年の12年決勝は実に大荒れ。出来事全てを書けないくらい盛り沢山であったため、あまりジロジロ見ていないで予選はサラリと終えておきましょう。

予選はQ1はスペインGPでの初優勝の勢いそのままにウィリアムズのマルドナドが1位通過。Q2では初優勝が待たれるロータスの若手グロージャンが1位で通過し、予選も混戦の装いで進行していきます。スタート位置が決まるQ3はようやく真打ち登場とベッテルがハミルトンを0.3秒引き離すポールポジションを獲得。シーズン2勝目に向けた準備は万端です。マルドナドやグロージャンも好位置につけ、上位はロータス2人を除くと各チーム1人ずつがシングルグリッドに並ぶという結果となりました。ザウバーの小林可夢偉はその中に混ざる7番手を獲得、期待の地元アロンソはQ2突破ならず11番手止まり、マルシャに移籍したグロックは体調不良により予選に参加できませんでした。

《予選結果》
 1 S・ベッテル (レッドブル・R)
 2 L・ハミルトン(マクラーレン・M)
 3 P・マルドナド(ウィリアムズ・R)
   ※タイヤはピレリのワンメイク

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ポールスタートのベッテルは順調な加速をみせ、早くもお得意な逃げ逃げ戦法を採りつつあります。また5番手スタートとなったロータスのライコネンの蹴り出しは良かったのですが、位置取りが悪く7番手スタートの小林に先行されています。小林は5位浮上でなかなかの滑り出し。
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しかし両者は15周目に1回目のピットインが重なり、6秒近くかかりもたついた小林はライコネンに先行を許してしまいます。せっかく1周目に前に出たのに、もったいない。

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このレースは中団に埋もれる形となった地元アロンソは1周目で3人抜きに成功、毎周着実に順位を上げて1回目のピットインで暫定3位に浮上してきました。何せ国代表を背負っていますからね、力が入ります。
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本線に戻ればライコネンと小林の前となる9位に復帰、触れる事なくオーバーカットに成功しています。

トップをひた走るベッテルは2位に1周で1秒近くギャップを築き、17周目の1回目のピットを終えてもトップで本線復帰しています。完全なる逃げ状態。いいんですよ、例え面白くなくともそれはポールスタートの特権ですからね。徐々にタイヤ交換を終えて順位がシャッフルされると、まだ交換していないドライバーの遅いラップにつかえることとなります。IMG_3370
12番手スタートだったメルセデスのシューマッハはタイヤがズルズルする中「電車ごっこの運転手」になってしまっています。後ろから速い車が集まり、まるで走行会みたいだ。抜き辛いヴァレンシア市街地で相手が巧みなライン採りをされてはひとたまりもありません。
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20周目にシューマッハとウェバーが離れて、ようやくレース再開!みんな鬱憤を晴らすかの如く、気持ちの良い加速をみせていきます。
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まずライコネンがウィリアムズのセナをかわす。その隙をねらって小林も狭いインから
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うわ、小林と接触してセナがスピン!裁定はセナがラインを閉めたという事でセナにドライブスルーペナルティとなりますが、正直前を走るのはセナだっには違いないし。うーん小林もちょっと無理があったかな。好調な滑り出しから一転して、要らぬピットインを強いられて順位を落としています。

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レースを見守る彼、どことなくルクレールに似ていますが、今は亡きアニキのビアンキです。この時はフォース・インディアに短期留学中の頃。先輩達は若手に対していい見本にならなければなりませんね。

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レース折り返し間近の27周目にケータハムのコバライネンにトロ・ロッソのベルニュが近付きます。近付きすぎて
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あたかも横につけて文句でも言いに行くかのような接触。優勝経験者コバライネンもナメられたもんだな。両者のタイヤバースト、パーツ飛散によりセーフティカーが発動されます。
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少し早いけど当然ながらその間に2回目のタイヤ交換も終えようという。ハミルトンはジャッキを落とすのが早く、フロントタイヤがひん曲がったまま。
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直す間に同時ピットインのアロンソが横を抜けていく。
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アロンソは4.2秒ストップ、ハミルトンは14.1秒かかり、またもやオーバーカット?成功。暫定3位に。
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トップのベッテルはタイミングが悪く、ライバルより1周遅れてピットに。これは大失敗かな?!
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おお、まだセーフティカーが待ってくれていた。一人ぶっ飛んだ速さでギャップを築いていたことが功を奏しましたね。残念ながらこれでそのアドバンテージは帳消しになるけど。

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34周目にセーフティカー退去、再スタートへ。アロンソはこの時を待っていた。グロージャンを抜いて2位へ。
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後方ではもう一人のフェラーリ、マッサの右側に黒いノーズが入り込む。
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小林が強引に攻め立てた結果、今回は小林が次戦イギリスGPの5番手降格という重いペナルティが下りました。スタートで好位置につけ相方ペレスより前を走っていただけに残念な結末。

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さらに幸運を続けたベッテルにとうとう悲劇が。オルタネーターのトラブルによりスローダウンし、何と11番手スタートのアロンソがトップに立ちます。
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先生お決まりのがっかりポーズ。
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ベッテルはカメラにグローブを投げつけ八つ当たり。ちなみに順位を落としたグロージャンもこの直後にベッテルと同様のオルタネーターによりリタイヤしています。二人ともルノーエンジンユーザーです。

毎年おとなし目なヴァレンシアも今年これでは終わりません。2回目のピットでサゲサゲな気分にさせられたハミルトンは早くもタイヤがズルズルし始めました。後ろから静かにライコネンが忍び寄る。IMG_3406
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忍び寄ること12周、ハミルトンのタイヤが完全に滑り出したことを確認してようやくパス。やっぱり復帰後のライコネンはどこか慎重派というか度胸が無いというか、カドが丸く、鈍い。ハミルトンの背後にはマルドナドの存在もチラついています。何か起きそうな予感(笑)
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アウトから並んで
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コース外から
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ハミルトンを弾き飛ばす!チャンピオン経験者?!そんなモン関係ないね、オレだって優勝経験者だ。
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悔しいことばかりのハミルトンはステアリングを投げ捨てる。最近のドライバーではあまり見なくなった懐かしい光景です。金星を得たマルドナドはレース結果に20秒追加のご褒美がつき、12位入賞圏外へ。
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ウィングを無くしたマルドナドをシューマッハとウェバーがセットでパス。今日のこの年長者二人は何かとコンビで動いています。シューマッハは復帰から3年かかり初の3位表彰台を獲得!

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《決勝結果》
 1 F・アロンソ  (フェラーリ・F)
 2 K・ライコネン (ロータス・R)
 3 M・シューマッハ(メルセデス・M)

あらら、アロンソはこんなところでマシンを止めてしまいました。おまけにマーシャルもマシンに触れているのでペナルティの対象となります。アロンソはマシンにトラブルがあり、あの場で停めたと会見で話していますが、真相や如何に(笑)後方スタートの市街地サーキットでセーフティカーも絡んだジャンプアップ、過去のある出来事を思い出しますが、今回は幸運が重なったとはいえ「魔法」は無し。地道に順位を上げ、隙を狙い賢く戦った誇らしい結果です。シーズン2勝目一番乗りとなりました。
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それにしてもこのメンツは豪華。世代交代が始まっているというのに、その前の代のレジェンドが並べばそれはそれで画になります。ヴァレンシア市街地でのレース、一国二開催の最後を母国優勝という形で飾ったメモリアルレースでした。

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