F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

カテゴリ: 観戦記(決勝)

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イタリアも予選後に雨が降ったようですが、関東も日曜夜から月曜明け方にかけて強力台風が接近しました。気象庁の発表で「夜に世界が変わる」なんて表現をするのを初めて聞き、おののきました。miyabikunはテレビ放送を録画しながら少し遅れて録画で追いかけて観戦するのですが、日付が変わって少しした頃に2回停電があり、こりゃ今夜の観戦は難しいかなと困った時間帯がありました。関東にお住いの方、被害などは大丈夫でしたでしょうか。

グダグダ予選はフェラーリのルクレールが期待通りのポールポジションを獲得しましたね。みんな楽しみにしていますから、決勝はちゃんと「レース」して下さいね!
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スタートはメルセデス2台がよく、ルクレールを挟み撃ちにしていくものの、第1シケインはなんとか死守。後方は例の如くショートカットする者もみられますが、大きな事故はなく、まあまあ平和な方。

今回初めの波乱といえば、6周目のベッテルでした。
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4位走行中にアスカリの入口で単独スピン。後ろはルノーだし単独って、、最近のベッテルのことですから、さほど驚きはしない。慣れたモンです。今シーズンは捨てシーズン。そんなことよりも、後ろから珍しく好位置を走るピンクのストロールが来ているよ?左を見れている?!
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これは見れていなかったな。ストロールは回避しようとして割りを食う。
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可哀想に。怖かったろうに。当然「らしからぬ」ベッテルには10秒ピットストップペナルティが下りました。その後もよくありませんでしたね。ベッテルに先を獲られたストロールがトラック復帰しようとすると、ガスリーが飛んでくる。ストロールも、見ていなかったろ。
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一番可哀想だったガスリー。怖かっただろうに。ストロールも被害者から加害者に変わる。ピットスルーペナルティ。恨むなら、偉大な大先輩の母国お粗末スピンだな。

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ますますイタリアのヒーローはルクレールに。たった一人で最強軍団を相手しなければならない。
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20周目に2位のハミルトンからミディアムタイヤに変更。続く21周目のルクレールはハードタイヤを選択しています。
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よかった、ハミルトンの前だ。まだ戦えている。ここからはルクレールにとっては「さらなる飛躍と新エースの資質」の走りを問われます。

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ハミルトンはファステストラップでルクレールに挑戦状を叩きつける。
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23周目のロッジア進入。
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ルクレールはアウトラインを頑なに保持して付け入る隙を与えない。ハミルトンを根負けさせてコースオフに追い込んでいく。ちょっと強引かな。普段は涼しげな顔をしているルクレールはバトルになるとなかなかがめつい。チャンピオンを目指す者には必要な面持ち、だけど、まだ安定感も感じないのでヒヤりとします。

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引き続きハミルトンの挑戦状は続く。第1シケインで今度はルクレールがカット。
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戻り方が功を奏したか甘々か、事無きを得る。

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ずっとこのような至近戦を続けている隙に、最近存在を忘れかけていたボッタスがハイペースで近付いてきました。一応ね、あと1年半はこのメルセデスをドライブする「予定」にこぎつけましたもんね。
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終盤42周目の第1シケイン進入でミディアムタイヤが苦しいハミルトンがとうとう崩壊してオーバーラン。
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ルクレール救われた、ボッタスもチャンス!
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ルクレールの相手はボッタスに代わる。タイヤはミディアムだし、履歴はルクレールより若いぞ!
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さあ行けよ!相手は所詮まだまだ若手だぞ、一皮剝けろよ!
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深い!
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ゲンコツは無しだけど、エミリア引き顔。
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《決勝結果》
   1 ルクレール(フェラーリ・F)
   2 ボッタス    (メルセデス・M)
   3 ハミルトン(メルセデス・M)

《ファステストラップ》
   ハミルトン(メルセデス・M)1分21秒779
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ルクレール(フェラーリ)

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ルクレール (フェラーリ)

スカスカな予選を制し、決勝も太々しさがみられたルクレールの他に適任はいないかと探してみたものの、ハミボタは抜けなかったし、ストロールはアレがあったし、フェルスタッペンはもう少し欲しかったし、ラッセルは遠いし、入賞ジョビナッツィはヘタクソということでやっぱりルクレールしかいないかなと。強いお兄さん相手に一人でよく踏ん張りました。フェラーリ唯一の勝ち星2は立派です。

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《第14戦イタリアGPのポイント》
・2つの顔を持つ若き新エース。将来恐ろしい
・今シーズン1つの顔しかない元エース。捨て年
・ボッタスに先はあるが、ありゃなれないな
・せっかくのストロール、ボクは悪くないよ?

午前中は予想通りまともに電車も動かず。午前半休みたいな週明け。第14戦まで終わりましたので、まとめたら毎年恒例の「2/3」やってみます。

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決勝前は予選時にも触れたF2ドライバーのA・ユベールへの黙祷が行われました。予選後に事故シーンを観ましたが、複数のマシンを伴って、マシンはかなりの衝撃で大破していました。F1においては2014年の日本GPがきっかけとなったJ・ビアンキの事故以降、大小のクラッシュはあれど死亡事故は起きていません。しかしF1と同様のハロが搭載されたF2マシンであっても、当たりどころや角度、速度、衝撃力によっては全てを回避したり免れるわけでもなく、今回のような最悪な結果を招くことを知らしめられます。モータースポーツを行う以上、危険や死と隣り合わせであり、安全ばかりを謳うと積極的なバトルと相反してしまうのでその加減はとても難しいですが、これからもうまく調和して、観るものも取り組むものも楽しめるモータースポーツにしていってほしいと願います。

フリー走行からココを得意としてきたフェラーリ、それもルクレールが自身の初優勝ならびに「よく知る仲間」のためにも「三度目の正直」といきたいところです。
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スタートはルクレール快調もベッテル先輩が出遅れ。ハミルトンに並ばれる。ん?スパ王、ラ・ソースですごくバンクしている。新しい走り方?!これについては、後ほど。
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ベッテルがラ・ソースで外側に膨らんだ隙に早くもハミルトンに先行されています。せっかくフロントロウで前を封じたはずが、いとも簡単に結界が崩れて付け入られてしまう。情けない。
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ケメルで並んでひとまずスタート順に戻る。セクター1が速いマシンでよかったね。
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二強4人以降がついてこないと思ったらフェルスタッペンは危険なラディオン手前の登り坂を登り切れずにウォールに突き刺さっています。これでセーフティカー発動。フェルスタッペンどうしたのかな?!場所も場所だし、ドキッとするよ。
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実は5番手スタートからまたもスタート鈍く、6番手のライコネンや9番手からルノーをかき分けジャンプアップしたペレスに並ばれてしまっていました。
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その直後のラ・ソースでスパ王に内側を閉められて行き場をなくし、タイヤとタイヤでぶつかる。スパ王の先程の大バンクはこれだったんですね。
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スパ王は弾んでフロアを傷め、フェルスタッペンも触れた左フロントタイヤがイカれて曲がり切れませんでした。ライコネンとフェルスタッペンは前もラ・ソースで接触していなかった?!ライコネンは上位スタートだったのにもったいない。フェルスタッペンの攻めも1周保たずに終わり、この時点で面白みが半減だ。

スタートの混乱の際にリカルドとニアミスして負傷したサインツの影響もあって、セーフティカーが退去したのが5周目。ココからは特にトップはスパにしてまったり目なレースで進行します。
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ポールから順調にギャップを広げるルクレールはレ・コーム手前で白煙を上げてオーバーランしています。
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タイヤに優しくいかないと、初優勝はお預けだぞ!
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またベッテルの背後にハミルトンがチラつき始めました。ソフトタイヤがキツくなってきたか。16周目にトップ集団では最も早くミディアムタイヤに履き替えて、一旦ハミルトンとの縁を切ります。
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ハミルトンはステイ。今はまだ我慢。
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2周後、ベッテルがミディアムでファステストラップを獲って、ハミルトンのオーバーカットを完全に防げるギャップとなりました。メルセデスは今回打つ手なしか。

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お預けされていたルクレールは22周目にようやくミディアムを履く許可が出ます。トラックに戻れば
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あれ、赤の5番が前じゃん。シレッとアンダーカットになっちゃった。フレッシュなミディアムを履き、いいペースで続けたことがこの状況を招いたわけですが、ルクレールにしたら面白くないですよね。だって直接抜かれたわけでもないし、チームの指示でピットインを引き延ばしたんだもん。
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ということで、27周目にフォーメーション。こういうトップ復帰はつまらない。相変わらずレースの組み立てがおぼつかない「やっつけ感」のあるチームが悪い。

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こうなればベッテルはいずれ訪れるであろうタイヤ交換までの間、ルクレールを逃してハミルトンとの間に「壁」をなすこと。自身の方がランキング上位にいて、まだチャンピオン争いが一応終わっていないチャンピオン経験者にとっては屈辱的だったでしょうね。さっきはファステストラップを築いてオーバーカットを防いだと思ったら、今や新人のために、誰かのだらし無さの尻拭いさせられているかのよう。
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TW「ふぅー邪魔や、、これじゃグーの音も出ん」
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最終シケインの飛び込みでハミルトンは最接近しますが、
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右へ左へラインを巧みに採り、チームのシーズン初勝利のためにもテコでも動かぬ。ハミルトンからみたら最速の「動く壁」をなしています。

このレースからトップチームを得たアルボンは少数派の逆ストラテジーでレース終盤にバカスカ抜いてくれましたね。
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32周目はあのガスリー。
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35周目の弱るリカルドに対してはアウト側から果敢に攻めて見事でした。
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「いいぞいいぞーアルボンヌ!」
37周目は元相方クビアト先輩もかわして、卒業記念完了!
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ファイナルラップでは、こちらもケメルでバカスカ抜いてきたペレスまでもいきましたね。ルクレールをはじめアルボンもノリスも堅実に速さをみせ、ユベールと同世代の若手の踏ん張りを頼もしくみせてもらいましたね!

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最終周までキングに追い立てられ、チームのフラフラ戦略にも負けず、先輩の援護もありつつ、初優勝の瞬間が近付いてきました。ん?!
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《決勝結果》
   1 ルクレール(フェラーリ・F)
   2 ハミルトン(メルセデス・M)
   3 ボッタス    (メルセデス・M)

《ファステストラップ》
   ベッテル(フェラーリ・F)1分46秒409
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ノリス(マクラーレン)

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ルクレール (フェラーリ)

久々レースで睡眠不足の頭で悩みに悩みました。候補はアルボン、ノリス、そしてルクレール。勝ち方は清々しいものとはいかなかったけど、よく知る仲間に捧げた初勝利、ルクレールにあげたいと思います。F1参戦34戦目、また遅ればせながら今シーズンのチーム初優勝となりました。

《第13戦ベルギーGPのポイント》
・ユベール世代の活躍は届いたか?!
・ルクレール念願の初勝利おめでとう!
・独走と思いきやワンツーできないフェラーリ
・アルボンのレッドブル初戦は合格点

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同世代のルクレール、何とかF1で優勝したぞ!届いているかな?
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届いているよー。大丈夫!

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予選は日本のファンはもちろんのこと、全世界に散らばるF1ファンの多くが待ち望んだフェルスタッペンの初ポールポジション獲得となりました。今までスタートダッシュや勢いあるパッシングに「フェルスタッペンらしさ」を感じました。ここのところ、スタートでしくじる姿も見かけます。スタートで決まるF1、抜き難いハンガロリンクですから、ポールスタートは果たしてどうなることでしょうか。
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銀の矢2本が目掛けて飛んでくるぞ、ビビんなよー?(笑)

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フェルスタッペンのスタートは問題無し。イン側に寄せ2番手ボッタスを警戒して行く手を封じ込める。
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前がガラ空きになった3番手ハミルトンがアウト側に並ぶと、挟まれたボッタスは堪らずタイヤスモークを上げてハードブレーキング
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続いてイン側に回られて、またもタイヤスモーク。早々にハミルトンに仕留められる。
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挙げ句の果ては4番手スタートのルクレールにフロントウィングを踏まれて一気に4番手に後退してピットへ。まさに「踏まれたり蹴られたり」のボッタスのハンガリーGP、終了。ナサケナヒ。
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抜けないハンガリーは早い段階で落ち着き、集団にまとまりつつありました。トップを死守するフェルスタッペンにハミルトンは離れることなく食らいついています。イヤですね、ピッタリとお尻にくっつかれるの。miyabikunは自動車レースではなく、学生時代の陸上競技や自転車競技にはなりますが、自分の真後ろでペースを真似っこされて走られてやり辛かった経験があります。追われるより追う方が楽なんですよね。
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いつまでもこんなことしているわけにもいかないので、26周目にフェルスタッペンからピットインし、ミディアムを捨て、ハードタイヤに履き替えてみることに。ハミルトンはトラック上にステイ。
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まだフェルスタッペンに分がありますね。

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ハミルトンは遅らせること6周、32周目に時間をたっぷりかけて同じくハードへチェンジ。フェルスタッペンの後方5.6秒ギャップでの復帰。
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ピットがダメなら自分で取り返すしかないと、さすがキング、ファステストラップですぐさまフェルスタッペンを捉えています。タイヤを替えたばかりとはいえ、2秒も早いラップで追いかけてしまうんだからメルセデスのマシン、いやハミルトンって本当にすごい。
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揺さぶり開始!耐えられるか?!
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JV「心配かって?!ふん、全く問題ない」

攻撃が続くこと3周、39周目
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とうとう崩壊か?!
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ハミルトン根負け。やるなフェルスタッペン!

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抜けずのハミルトンは次の方策として、遥か後方を走るルクレールとのギャップを活かして急遽2ピットストップに変更、新しいタイヤで再度フェルスタッペン撃破に向かいます。本来ならココでフェルスタッペンもカバーしたいところでしたが、逆転を懸念してフェルスタッペンはステイ。ここがこのレースの分水嶺でしたね。
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ハミルトンは予定通りラスト3周でタイヤが果てたフェルスタッペンの尻尾を捕まえて
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一気にかわす。今回は防御する余裕もない。ただフェルスタッペンにとって救いだったのはファイナルラップまでほんの少し時間があったことと、3位に上がったベッテルまでのギャップはたっぷりあったこと。ファステストラップを獲得してハミルトンとの差をどうにか6点で抑えています。
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MV「今日は仕方ないよ。やれることはやった」

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《決勝結果》
   1 ハミルトン           (メルセデス・M)
   2 フェルスタッペン(レッドブル・H)
   3 ベッテル              (フェラーリ・F)

普段ポールトゥウィンが多い「退屈な決勝レース」になりがちなハミルトンですが、今回は打つ手無しの中、様々な環境がうまく作用し「早さと速さ」をもって勝利を手繰り寄せました。こういう勝ち方をしてくれると、ハミルトンの底力、速さを素直に讃えることができます。レースは盛り上がり、2人はヘトヘトに疲れたことでしょう。他のドライバーの走りがかき消されてしまうほどの内容だったと思います。

《ファステストラップ》
   フェルスタッペン(レッドブル・H)1分17秒103
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
   フェルスタッペン(レッドブル・H)

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ハミルトン           (メルセデス・M)

正式な投票はフェルスタッペンの手に渡りましたが、今回は文句無しのハミルトンに投じます。チームの判断、追い上げまでに要する時間、後方とのギャップ、全てが勝つために備わっていました。ハミルトンの走りに感服です。

《第12戦ハンガリーGPのポイント》
・今シーズンを象徴するトップのガチンコ対決
・王者の走り。前に立つ者は必ず仕留める
・ポールトゥウィンは俺の十八番
・ポールトゥウィンはボクの柄に合わない

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これで2019年シーズンも夏休みへ。束の間の休息でドライバーもスタッフもファンもリフレッシュして後半戦に備えましょう!
miyabikunはこの夏休み期間、何のネタやろうか模索中。。

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金曜は暑くなったドイツも日曜になると雨です。雨レースがあまり無く、使用する機会も無かったウェットタイヤでの決勝レースになりそうです。嫌な予感がしますね。

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スタートはフォーメーションラップ1周でスターティンググリッドに就くのではなく、ダラダラ(安全に慎重に)フォーメーションラップが続きました。
レース可能の訴えを多数請けて、通常のスタートへ。
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2番手スタートのフェルスタッペンはまたもやスタートに大失敗、ズルズルとライバルの水煙に消えていきます。
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実はフェルスタッペンだけでなく、直後にいた4番手ガスリーもスタートに失敗していました。クールで甘いマスクのホーナーの顔が「こち亀」の両さんみたいにこんな歪むのを久し振りに見ましたね。
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レースをご覧になった方なら、この後どんな事になってしまうかご存知だと思います。ハチャメチャでしたね。レースというより「自然を相手にタイヤの取り扱いに翻弄」された走行会のようでした。退屈なレースには飽き飽きしていて「刺激」を求めてはいましたが、荒れ過ぎです(笑)言いたいこと、見どころは実にたくさんありますが、その中でも印象的な部分をピックアップしてみました。

《氷上のようなトラック、鬼門となったターン16》
不慣れなウェットタイヤ、さらにはオールドサーキットの宿命でもある「状態のよくない路面(舗装)」が相まって、タイヤの劣化とトラック上(トラック外)のコンディションに翻弄されるドライバーが多くいました。
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早くも開始2周目にペレスがターン11の出口から止まり切れず外側のウォールにクラッシュ。1回目のセーフティカー発動のきっかけを呼びました。
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19周目はリカルドによるバーチャルセーフティカー明けにサインツが父親顔負けのカウンタードリフトであたかも氷上レースかのような華麗なコースオフがみられ、こちらは何とかレース復帰、無事に5位入賞を果たしています。
とにかくインターミディエイトがホッケンハイムの路面に合わず、履いてはすぐに交換、また交換と「タイヤ大セール」のようなレースでしたね。23周目にイマイチなハースのマグヌッセンがいよいよソフトタイヤ装着を判断すると、
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フェラーリ勢はソフト、フェルスタッペンはミディアムを履いてタイヤの保ちとレースペース向上に期待しました。
29周目になると、どこか見覚えのある光景が
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今年はベッテルでなく、ルクレールの方。悔しい悔しい!せっかく冷却のために乾いたラインでなく濡れたラインを使って大事に大事に走っていたのに、水の泡です。意図的に乗っても滑らないのに、不意に、それも横Gが大きくかかるとダメですね。
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そして大量リードを築いていたハミルトンも珍しく29周目のターン16で外側に膨らんでフロントウィングを壊してトップ陥落(後述)さらにセーフティカー先導で2位に浮上して、念願の初表彰台がみえたヒュルケンベルグもボッタスの猛追を防ぎ切れず
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ターン16の餌食に。ヒュルケンベルグには大変失礼だけど、このオチは何だか薄々感付いていました(笑)やっぱりモッていないわ、この方。雨用のタイヤのくせに「婦人靴屋の靴下」並みに使い捨てられていく。本来も速く走るためのタイヤではないけど、こんなんではタイヤがいくつあっても足りないし、完全にタイヤに荒らされて、遊ばれたレースでした。

《最強メルセデスが母国GPで完全崩壊》
昨年はベッテルがポールポジションからの決勝トップ快走中に降り始めの雨からミスを招いて、リタイヤどころか「チャンピオン争いの流れ」をもイタズラに影響し始めたのは記憶に新しいです。今シーズンの予選もターボの不調によりベッテルはタイムアタックすら行えない悪夢をみました。決勝も母国となるドライバーやチームに容赦なくイタズラが降りかかりましたね。
先程も書いた通り29周目にルクレールがソフトタイヤで挙動を乱してグラベルに捕まってリタイヤを強いられた直後、珍しくこの方がやらかしました。
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チームの母国、メルセデスのハミルトンがターン16を曲がり切れず、制御不能な状態で外側にフロントウィングをぶつける。
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起きた場所が幸いか不幸か、ピットレーンに向かうハミルトンは分岐のボラードを越えて強引にピット進入を試みます。昨年のピットインキャンセルの逆パターン。
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急なピットインだったこともあって当然タイヤもウィングも用意できておらず、停止時間は何と50秒要し、かつ今回のパターンは「ボラードを介さない進入」がペナルティ対象となりました。
さらにはレース終盤57周目にはストロール久々表彰台の引きずり下ろしを図るも抜きあぐむボッタスがこちらはターン1でクラッシュ。
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記念塗色で地元に臨んだムテキデスは珍しく雨に翻弄され、完全崩壊。入賞圏外に追い込んだのはライバルチームではなく、雨の母国GPでしたね(レース後にアルファロメオのペナルティ降格が決定したため、ハミルトンは9位入賞)
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《母国の恥は母国で解消》
今でこそフェルスタッペンやボッタス、ルクレールの成長と活躍と共に、ベテランらしからぬ行動やパッシングなどにより汚名や小心者、短気、限界を囁かれるベッテルではありますが、元々はハミルトンより若くして、それも叩き上げで成り上がった天才には違いありません。昨年は何度もしつこいですがこの母国で大恥かいたし、ここから負のスパイラルに陥ったのは周知の話です。今回は予選から「ベッテルとドイツ」に注目してきました。今回もよりによって予選のタイムアタック無しの最後尾スタートとなるなど、さらに課題が課されたベッテル。一応トップチーム、トップマシンでどんな猛追をみせてくれたか。
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2周目には7人抜きの13番手に浮上してきました。人数だけなら、あと3周でトップなんですけどね(笑)ココからはそう簡単にはいきません。当然ボロクソなタイヤでハイペースなわけですから、早く傷みます。ペレスのガッシャンで再びインターミディエイトへ。ビリからだから、怖いものなんてない!
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続いて相方ルクレールのアリ地獄の隙にいよいよドライのミディアムにチャレンジ。
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前が勝手に消えてくれるサービスもあって、47周目に仲良しのアニキと並走。いつもは破れかぶれだとクルクルしちゃうベッテルですが、今回は実に冷静に、アニキにはダーティな真似はしないよと敬意を払うかのような丁寧に間合いを見計らってみえました。3位まで浮上したけど、抜かずにアニキと仲良くピットへ。
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57周目はいつもはみかけない上位メンバーに追い付き15人抜きの5位。ピット回数5回とベッテルのみならずライバル含め「記録的なピット回数」となっています。
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62周目にレアキャラのストロールをごめんねパスし表彰台確定。63周目は一昔前に叱りつけたこともある後輩クビアトを捉えていよいよ2位まで盛り返しました。優勝は到底望めなかったけど、ハミルトンと同様にポールトゥウィンが多く、バトルやパッシングが上手くないと皮肉られた今までを払拭する走りで19人抜きを敢行。腐らず本当によくやりましたよ。何より、眉間のシワも取れていい笑顔しているじゃないですか!
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SV「やっぱりレッドブル塾、最高だよな!」
DK「っすね!」    MV「・・・」

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《決勝結果》
   1 フェルスタッペン(レッドブル・H)
   2 ベッテル              (フェラーリ・F)
   3 クビアト              (トロ・ロッソ・H)

《ファステストラップ》
   フェルスタッペン(レッドブル・H)1分16秒645
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
   フェルスタッペン(レッドブル・H)

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ベッテル              (フェラーリ・F)

今日はフィニッシュ直前までフェルスタッペンか、久々トロ・ロッソ表彰台のクビアトか、復活ベッテルか迷いました。三者三様で異なるよさがありました。迷った挙句、先程も書いたように、今回はベッテルにあげたいと思います。誉めればこの人は伸びます。もうベテランだし、もう30歳も回ってるけど、古巣に戻るもよし、この人にはもう少しF1にいてもらって、ハミルトンを倒すライバルを続けていてほしい。

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《第11戦ドイツGPのポイント》
・メルセデス崩壊にはここまでの波乱を要する
・スタート挽回したフェルスタッペンあっぱれ
・「悲劇」は「波乱」で払拭したベッテル
・ホッケンハイムリンクには今でも魔物が棲む

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ダミーグリッド上のフェルスタッペンのリヤウィングを前に何やらわちゃわちゃやっていますね。いそいそと補修中。普段は「Red Bull」ロゴがデカデカと入るところ、今回は映画ジェームズ・ボンドとのコラボレーションで「007」となっています。映画ではアストンマーチンDB5やヴァンキッシュがボンドカーとして用いられていましたね。このF1版ボンドカーには「フェルスタッペン」なる切れ味抜群の武器が搭載されている?!
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今回のスターターはボクです!お子さんのようですが、お歳の割に幼い子供のパパだったんですね。パパから聞かされていたかもしれないけど、最近のF1はスタートで勝負が決まってしまうこともあるんだ。お兄さんたちが頑張れるようしっかり頼むね!

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セカンドロウまでは順当に加速していく中、5番手スタートのガスリーは蹴り出しがよくありませんでした。せっかく予選で食ったはずのベッテルに先行されています。ん、いいのいいの。これはボクのせいじゃないの、全然気にしなくていいからね!
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1周目終了時の順位です。上位4台と珍しく12番手スタートのライコネン以外は大なり小なりの順位変動がみられました。あれ?ハースの2人がビリじゃん、スタート位置はそんなに後ろじゃなかったよね?!
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あー2人してやったのか。確かこの前もやり合っていたよな。マグヌッセンからふっかけた模様。直後に2人してタイヤ交換に向かいますが、2人して早々とリタイヤを迎えて今回の「ハース新喜劇」は無事終了。座長からお叱りが下ることでしょう。

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スタートでハミルトンの行く手を阻むことに成功したボッタスですが「母国の英雄」はなかなか安堵を与えてくれませんでした。背後にピタリとくっついて離れず、一瞬の気の緩みも許しません。
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あっ、ここまでか!
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おーしのいだ。何だか危なっかしいが、乗り切れボッタス!

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その後方の3位4位争いのこの2人。今回も白熱していましたね。またもフェルスタッペンにお尻を突かれるルクレール。
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フェルスタッペン近過ぎ!(笑)いつでもイケちゃう感じかな。
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そしてさらに後方、スタートで順位が入れ替わった5位6位争い。ベッテルが前で戯れるフェルスタッペンを狙い損ねた隙をガスリーが奪って
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その次の周13周目に上位では真っ先にピットに向かってハードタイヤに履き替え。せっかく抜いたのに帳消しになった感はあるけど、レッドブルというトップチームに所属する存在感は示せたかな。

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14周目に順位変わらずのままルクレールとフェルスタッペンが同時ピットイン。こちらはミディアムタイヤを選んで出発。
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ピットレーンでもやり合ってる。ピットが迅速なレッドブルが前。
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ピットアウトすればルクレールが意地で取り返す。まったくこの2人は仲がいい(笑)観ていてちょっと危なっかしいけど、同い年で幼い頃からのライバル関係だもんね!一昔前のハミルトンとロズベルグ、ふた昔前のシューマッハとハッキネンの関係性に近いものを感じます。

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トップを守り続けるボッタスは17周目に再びミディアムタイヤへ。今回はこのままポールトゥウィンで終えられるんじゃないかと思ってそう時間が経つ前に事件が起きましたね。
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ジョビナッツィの単独スピンからのコースアウト、まさかのセーフティカー発動。
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タイヤ交換を引っ張ったハミルトン、ベッテルがこのタイミングをうまく使ってでハードに替えて、残り半分強を走り切る魂胆。
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ルクレールとフェルスタッペンもハードに替えて隊列に戻る。
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ハミルトンが労せずボッタスの前に出てタイヤ交換のロスがなかったことになっています。ボッタスはせっかくスタートからハミルトンの攻撃を耐えしのいだのに、このセーフティカーがハミルトンを自然と有利な形に導きました。ハミルトンはまったく悪くなく、ジョビナッツィのつまらぬ単独スピンがきっかけとなりレースの勝敗を変えてしまいました。少し髪を切ってさっぱりし、ようやく最近は予選でライコネンを上回る走りができるようになったのに、決勝は相変わらずの下手くそ。

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レースが再開してもこの2人まだやっている。
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今回はルクレールがフェルスタッペンを押し出している。これからのF1はこのバトルが続いていくことでしょうね。

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そして少しウトウトしながら迎えた後半戦37周目、こちらも労せずして3位表彰台に手をかけることになったベッテルにフェルスタッペンが追いつきました。
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DRSを開放して一気に仕留める。
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「やった!」でも、ベッテルは諦めなかった。
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結果、追突。
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今回久々に見かけたリウィツィが後輩達の動きを裁く。これには有無も辞さず10秒ペナルティが下りました。ベッテルはどうしちゃったの、チャンピオン争いから早くも解放されて、肩の力緩み過ぎじゃないか?!レースをぶち壊したジョビナッツィにもガッカリだが、チャンピオン経験者で、今シーズンこそはと期待していたベッテルまでこんな感じになってしまうのはとても残念ですね。

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色々な出来事があったイギリスGPでしたね。勝ち方も正直納得できるものではありませんが、勝ちは勝ち。最後の最後に「使い古したハードタイヤ」でダメ押し。エグい。

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《決勝結果》
   1 ハミルトン(メルセデス・M)
   2 ボッタス   (メルセデス・M)
   3 ルクレール(フェラーリ・F)

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《ファステストラップ》
   ハミルトン(メルセデス・M)1分27秒369
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ルクレール (フェラーリ・F)

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ボッタス   (メルセデス・M)

今回はハミルトンの攻撃も屈することなくトップを守り抜いたボッタスにあげたいと思います。ルールはルールだから仕方がないけど、後方ライバルも寄せ付けず、あの「ジョビナッツィ」さえなければ、そのまま堪え切れていたと思いたいです。ハミルトンを責めるわけにはいかないが、ハミルトンの数える80勝全てが自身の腕によるものなのかと考えると、必ずしもそうではない、レースとしては見応えのない退屈なものも多くあります。

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《第10戦イギリスGPのポイント》
・つまらぬミスがレースを台無しにした
・ベッテルどうした?腑抜けか投げやりか?!
・運も味方し最後はしっかりハミルトン
・ルクレールVSフェルスタッペンが今後のカギ

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