F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

カテゴリ: 観戦記(決勝)

IMG_2248
決勝開催からだいぶ時間が開きましたが、miyabikunまだジェッダに居残っております(笑)せっかくの決勝土曜開催を全く活かすことが出来ませんでした。早く日本に戻って、オーストラリアに行く準備しなきゃね!

IMG_2253
スタートタイヤはこうなりました。サインツに代わってスポット参戦となったフェラーリのベアマンと16番スタートのボッタスが赤のソフトタイヤをチョイス。ほかは黄色いソフト。スタートダッシュで前に出られるかな?!
IMG_2254
フォーメーションラップで不穏な無線が。アルピーヌのガスリーはとことんツイていないなぁ。一応スタートは切れたものの、結局リタイヤ。誰か堕ちるところまで堕ちたアルピーヌを救ってあげておくれー。

スタートの瞬間を観ていて、6番グリッドのノリスは目で見てよくわかる不可解な動きをしていましたね。
IMG_2266
IMG_2267
見辛いけど、これ。ノリスのマシンはピクっと動いています。チビっちゃいましたね。7番スタートのラッセルにしっかりチクられてしまっています。これはフライングをとられちゃうのかな(結果的にこれは「フライングではない」そうです。そうなの?変なのー)
FullSizeRender
ターン2で3番スタートのペレスがルクレールを捕まえる。同じマシンに乗るんだし、ついていきたいよね。と思ったら
FullSizeRender
あら、差し返された。考えていることはルクレールも同じ。シーズン序盤から離されては困る。持ち前の速さで食らい付いてください!
IMG_2261
スタートでやや出遅れた青マシンはこちらも紅いマシンにまくられています。角田とベアマンです。
IMG_2262
何とか耐え抜きますが、ベアマンは予選から注目の的ですぞ。気を付けて!

IMG_2268
4周目のコントロールラインでペレスは再びルクレールを捉えてターン1へ。
FullSizeRender
これでレッドブルがワンツー。早いな。。決まりか。

FullSizeRender
6周目に9位を走行していたアストンマーティンのストロールはイン側のウォールを舐め過ぎて
FullSizeRender
ロッドを壊して制御不能。反対側のウォールに突き刺さります。ストロールの身体は無事も、セーフティカーが入り、レースは動きをみせます。
FullSizeRender
まだレース序盤だけど、このタイミングでミディアムを捨てちゃうのかな。
FullSizeRender
多くのマシンがタイヤを替え、2スティントを迎える中、スタートでチビった6位走行のノリスはステイ。ほか、ハミルトン、ヒュルケンベルグ、周もステイしています。まだミディアムタイヤ使えるし、ハードでどんなペースを築けるかわからないしね。一か八かかけてみるのは面白いかも。

IMG_2282
13周目にフェルスタッペンはノリスをかわしてトップ復帰。もう少しノリスを泳がせてくれてもいいじゃん、もう!(笑)
IMG_2283
後方ではハースのマグヌッセンがウィリアムズのアルボンに壁際へ追いやり接触するという恐喝行為により、マグヌッセンに10秒のタイムペナルティが下っています。マグヌッセンらしいっちゃらしいけど、相変わらずの乱暴さんだな(笑)
これがキッカケにもなり、以降の「事件」が勃発しましたね。変にぶり返すの何だけど、備忘録としてこの後触れていきます。

FullSizeRender
26周目にそのマグヌッセンを13位走行の角田が狙っています。
FullSizeRender
あ、逃げやがった。マグヌッセンいけずぅ!
FullSizeRender
29周目、コントロールラインで角田はアウトから並びかけていく。
FullSizeRender
ターン1獲ったか!
IMG_2296
マグヌッセンはターン2のエイペックス「より内側」から角田に並び、
IMG_2299
出口でトラック外に追いやる。マグヌッセン久々に荒れてるぞ。面白いけどやり過ぎ。これでさらに10秒の合計20秒加算へ。ペナルティ貰って自暴自棄になったか?!頑なにディフェンスに徹し、みるみるうちに後続が詰まりだす。
FullSizeRender
タイムペナルティを貰ったマグヌッセンの本来の位置は角田ら集団よりだいぶ後ろにあります。しかし、マグヌッセンは遅く走ってもその状況は変わりません。これは単にマグヌッセンが荒れ狂っているわけではない。セーフティカーピットインを行わず10位入賞圏内を走行するチームメイト、ヒュルケンベルグのための捨て身の走りでしたね。荒っぽいが、仲間もしっかり立てるのがマグヌッセンの男気。ただ後ろを走る者、特に先程いけずぅな走りをされて、変にトラックリミット違反までとられた角田にとってはまったくもって面白くないこと。
FullSizeRender
まだタイヤ交換を済ませていない周はさておき、マグヌッセンまでのギャップはしっかり築いてヒュルケンベルグはピットイン、そしてトラックイン。ハースとしてはグッジョブ、ケビン!ハースとしては、ね。

FullSizeRender
話を少しだけ戻して27周目の5位、6位争い。前がまだタイヤ交換をしていないハミルトン、後ろがタイヤ交換を済ましてハードタイヤを履くピアストリです。
FullSizeRender
35周目の5位、6位争い。まだやってる。確かに7回チャンピオンと2年目の若手を同等比較するのは可哀想。ただハミルトンは使い古しのミディアムタイヤであり、ピアストリはハードタイヤとはいえ履歴は浅い。昨シーズンのデビューイヤーも感じましたが、ピアストリは一発の速さはなかなか切れ味抜群なものの、ロングラン、レースペースとなるとやや物足りなさを感じます。これも伸び代ですね!気になったので挙げてみました。

FullSizeRender
ステイアウトした面々は34周目にヒュルケンベルグ、37周目にハミルトン、翌38周目にノリス、そして周はレース終盤の40周までミディアムタイヤを引っ張りました。ヒュルケンベルグは予選15番手から10位フィニッシュ、ハミルトンは8番手で9位フィニッシュ、ノリスが6番手から8位フィニッシュ、周は20番手から2人のリタイヤがあって18位フィニッシュでした。ヒュルケンベルグは先述のように「チームメイトの恐喝的なバックアップ」があり順位を上げましたが、他の3人は順位を落としています。レース序盤に起きたセーフティカーピット、結果的には「入らにゃ損」という結果になりました。

FullSizeRender
え?何て?!後ろで何かあったの?!

《決勝結果》
  1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  2 ペレス     (レッドブル・HRB)
  3 ルクレール   (フェラーリ・F)

優勝は、、言うまでもありません(笑)2位も、、同じチームです。3位は開幕戦のサインツに変わり、今回はルクレールが獲得と2戦連続で同じチームで構成された表彰台となりました。じゃあ、第3戦も?!大3成、いや勘弁してくれ(笑)

《ファステストラップとそのタイミング》
 ルクレール(フェラーリ・F)
  1分31秒632 50周目/50周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ベアマン (フェラーリ・F)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:18台(18台フィニッシュ)
 規定周回:12台

今回の規定周回は50周で、上位12人がこなしており13位以下が周回遅れとなります。12位完走は何とマグヌッセン!20秒の罰金刑ならぬ「罰時刑」を食らっても、アルボン1人にしか抜かれませんでした。マグヌッセンがとっ散らかしたには違いないけど、それはそれで後続は情けなくないか。疲弊しちゃった?!

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ベアマン (フェラーリ・F)

FullSizeRender
お、サインツ!体調はいかが?!てっきり手術して入院していると思っていたので、ガレージにいたのは驚きました。サインツが見つめるモニターの先は
FullSizeRender
もちろん代役ベアマンです。予選、決勝としっかり代役は果たせたと思います。ニューフェイスの活躍、嬉しいですね!公式の結果に異論無し!いいもの見せてもらいました!残念ながら来シーズンのフェラーリには空きシートがありませんが、気になったチーム、いくつかあったんじゃないでしょうか(ただあまり誉めたり期待を込めると、一昨年みたいなこともあるので、そこは冷静に。まだ若いですから)
IMG_2315
miyabikunが次点に選ぼうとしたのはマグ、、ウソウソ、それは止めておこう。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

また該当無し?!あったろmiyabikun、お前さんの目は節穴かい。
例のでしょう、迷いましたよ。でも一部は目に余りましたが、一部はよくやったとも思っています。アルボンにした行為は確かに危険。ミラーを見ていなかったのか。そして角田とのバトルも決してスマートではないし、一歩間違えば大惨事です。誉められたものではありませんが、いずれもマグヌッセンのあの走りは今回に始まったことではない、よくあること。ベテランにもなってやっていいものではない。ただマグヌッセンはある意味評価すべきです。それは貴重な貴重なチームメイトの、チームのポイントゲットを確実にこなしたんです。ハースをはじめ、中団下位チームにとっては喉から手が出るほどほしい1ポイント。これを「チームの指示」でやりました。
近年のF1は本当にお利口さんであり、怪しげな走りや忖度があった日には非難轟々です。最近の日本のスキャンダルもそう、当事者はもちろん、周囲の目も厳しく、間接的に関与している我々の声が大きく届く世の中になりました。先日のバーレーンGPもそうですが、F1には昔からチームオーダーやチームワークは存在し、それこそ皆に崇められたセナやシューマッハの頃はもっと露骨にレースを支配する力が働いたものです。観ていて悔しかったり、腹立つことがあっても、その中で戦っていくのがF1です。この点においてよく「F1はスポーツか」ということが議論に上がり、今回もいくつかみられた「偏りのある裁定」があるのもまた悔しいけど、それもF1なんですよね。変に冷めた視点かもしれませんが、miyabikunは長年F1を観戦していく中で半ば割り切って観戦できるようにもなりました。ルールの不公平さ、偏りは是非無くしてほしい。全員が全員納得できる裁定はなかなか難しそうですが、前例を吟味し、少しずつ是正、改善に向かってほしいなと思っています。

IMG_2320
《ドライバーズポイントランキング》
   1 → フェルスタッペン 51pts
   2 → ペレス      36pts(-15pts)
   3  ↑  ルクレール       28pts  (-8pts)
   4  ↑  ラッセル        18pts(-10pts)
   5  ↑  ピアストリ       16pts  (-2pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1 → レッドブル     87pts
   2 → フェラーリ     49pts(-38pts)
   3  ↑  マクラーレン    28pts(-21pts)
   4  ↓  メルセデス     26pts  (-2pts)
   5 → アストンマーティン 13pts(-13pts)

《第2戦サウジアラビアGPのポイント》
・表彰台登壇チームが早くも決まりつつあるか
・セーフティカーピットはした方が得
・ベアマンの代役アピール大成功!
・敵に回すと危ないが味方ならば心強いマグヌッセン

土曜決勝のチャンスを全く活かせなかったmiyabikun。第3戦も日本にとっては好都合、時差少なめのオーストラリアGPです。

モータースポーツランキング にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IMG_2190
土曜決勝のバーレーンGPはいかがでしたか?!日本にとっては土日休みの方なら日曜がゆっくり過ごせるのは気が楽ですよね(日曜が休みでない方もいらっしゃるかと思います。すみません)そんなレアなF1ウィークにも関わらず、miyabikunはリアルタイム+αの遅れで観戦し始めたのに、各車1回目のピットを終えた頃にmiyabikunも「ピットイン」してしまっていました(笑)結局日曜の夜にまたアタマからレース再開、一応月曜夜も観ちゃいました(笑)これで2/18から続いていた「連勝記録」も3/2までの14でストップ。飛ばしていた疲れが一気に出たか。

決勝はいつものスタートタイヤチェックから。
IMG_2145
あらわかり易い!全車真っ赤なソフトタイヤ装着です。あとはマシンのタイヤの保ちと、フレキシブルな戦略によってピットタイミングが変わることでしょう。2024年最初のレースや如何に?!

FullSizeRender
アウトサイドグリッドのフェルスタッペンはイン側に移り、ルクレールの行く手を阻んでいます。こんな画は今までも幾度と無く見てきましたね。
FullSizeRender
ターン1までに両者の立ち位置はまるで入れ替わり、ルクレールはアウト、フェルスタッペンはインで並ぶ。この先は右左右だぞ。
FullSizeRender
1台だけ違う方向に向きを変えています。12番発進だったアストンマーティンのストロールです。誰かに押し出されたか。
IMG_2154
10番グリッドを得たハースの予選屋ヒュルケンベルグはスタートで大失敗!右から左から次々と抜かれ、遅れを取り戻すべく進入したターン1でストロールを突き飛ばしたのでした。ヒュルケンベルグの後ろにいたキックザウバーのボッタスもそのあおりを食らっていましたね。予選よいよい、決勝で墜落。ヒュルケンベルグなり。
2周目の順位昇降はこうなりました。 
IMG_2151
上位では早くもペレスが4位に浮上。10位が空席となったため、以下は自動的に1ランク、12位以下は2ランクアップとなります。角田は労せず入賞圏内に入っています。

DRSが使用可能となると、少しずつ順位変動がみられるようになりました。
FullSizeRender
予選は7番手で終えることとなったマクラーレンのノリスは3周目にアロンソをパス。6位浮上。
FullSizeRender
その前方2位争いはフェルスタッペンに1秒以上離されたルクレールがラッセルに捕まって順位が変わっています。
FullSizeRender
5周目にして4秒のギャップか。今シーズンもこの光景が続くのかな、と開幕戦のわずか5周目にして悟ってしまう。イカンイカン!
FullSizeRender
ルクレールはラッセルにやられたばかりだと思っていたら、7周目にペレスにも並ばれる。これはいつものルクレールではない、コーナー手前でタイヤスモークを上げるし、外側にはらみ出すわでルクレールのマシンに不調がみられます。
FullSizeRender
そして先程ノリスにやられたばかりのアロンソはピアストリ、そしてハミルトンにもかわされて9位まで転落。アストンマーティンもレースペースがイマイチ。

FullSizeRender
お互いにグリッドから順位を落とした2人。フェラーリ2台がとうとう交錯します。予選は速かったルクレールVSフリー走行が速かったサインツ。
FullSizeRender
ターン1でサインツはインから差す。
FullSizeRender
際どい距離感ながら、サインツが前に。フェラーリ内の入れ替わりは結果オーライだけど、予選2番手から早々に転落することとなったルクレールの不調が心配。どこまで順位を落とすことになるのか。

FullSizeRender
12周目にそのルクレールとラッセル、13周目はペレスとピアストリがソフトからハードタイヤに履き替えるピットに向かいます。
IMG_2163
15周目は暫定2位浮上のサインツの番。
IMG_2166
ピットアウトすると、先程抜かれたラッセルと抜いたばかりのルクレールが本線上を通過し、ルクレールはサインツをアンダーカットする形となります。

IMG_2169
サインツは再びルクレールの前を狙っていく。
IMG_2171
ルクレールはやはりブレーキングでタイヤスモークを上げています。
FullSizeRender
トップを走るフェルスタッペンは20台中最後となる18周目にハードタイヤへ。
IMG_2173
本線にはチラリと2位ペレスの黄色いクチバシがみえていますが、これだけギャップがあれば充分イージー。勝負あったかな。

〜このあたりからリアルタイム観戦時に寝落ち〜

IMG_2174
その直後、3位を走行していたラッセルは一度抜いたサインツに抜き返される。サインツはフリー走行から元気でしたよね。手負いのルクレールに代わって、自信満々の走りができています。

うーん、これ以降もレースはもちろん観返して各車2回目のピットストップも見届けましたが、やけに眠かったなぁ。何でかなぁ(笑)
というわけで、レース終盤までワープしまーす。

終盤、アンダーカットを食らいまくってしまったレーシングブルズの角田は13位を走行し、ハースのマグヌッセンを追っています。すると後方からソフトタイヤを履き猛追してきたチームメイトのリカルドが1秒以内にまで接近すると、
FullSizeRender
チームから順位入れ替えの指示が飛び、敢え無く入れ替えに応じるも
FullSizeRender
リカルドもマグヌッセンに引っかかったまま抜けず。ハースのマシンもマグヌッセンもクソ遅い訳ではありませんものね。結果順位戻しも無く、角田は「リカルド先輩に敬意を表して」順位を差し上げるだけに終わりました。
FullSizeRender

IMG_2182
後続は見えず。。

《決勝結果》
  1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  2 ペレス     (レッドブル・HRB)
  3 サインツ    (フェラーリ・F)

フェルスタッペンはスタートからライバルからの攻撃を受けること無く、ソフト→ハード→ソフトと繋いで今季1勝目、通算55勝、28回目のポールトゥウィンで開幕戦を独走しました。2位は安定のロングランでペレスが入り、ルクレールに代わってサインツがコツコツと堅実な走りで表彰台登壇を果たしています。

《ファステストラップとそのタイミング》
 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  1分32秒608 39周目/57周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ    (フェラーリ・F)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:20台(20台フィニッシュ)
 規定周回:10台

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ    (フェラーリ・F)

手負いながら中盤に勢いを取り戻したルクレールと迷いましたが、地味ながら順位を維持し「レッドブルを除くトップ」を獲得したサインツを公式と同じく選びました。来シーズンのシートが無い状態で迎えた初戦だったけに注目しましたが、フリー走行から調子よかったですね。レースでペースが落ちることなくルクレールを2回(2回とも譲られた感もあり)ラッセルもパスし返してシーズンの好スタートを切れたと思います。ペレスともそう大差ではありませんから、サインツはまだまだやれます。
次点は迷ったルクレール、あと予選こそイマイチでしたが、キックザウバーの周も今回は結構健闘したんじゃないかなと思います。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

なんと!miyabikun、ワーストはアレだろ。何故軽視する?!まあ確かにワーストに選びたくなる事案でしたし、日本ではレース後にだいぶ話題となった事案です。当然胸クソ悪い結末ではありますが、ああいうことも含めて「F1」なんですよね(ファンから総スカン食らっちゃう?!)私達日本人にとって、角田の成績やチーム内対決、ただ単に順位をくれてあげただけってのは悔しいところ。今回の角田には言いたいこと言わせてあげたいです。
IMG_2176
確かにタイミングは遅かった。ただ、正直マグヌッセンの追尾にだいぶ時間がかけているのも事実で、チームが後ろからソフトタイヤを履きハイペースで迫っていたリカルドに賭ける気持ちがわからなくもない。
IMG_2177
このくらいの皮肉は言っていいと思います(笑)
IMG_2178
こうも言いたくなる。レース終盤で譲った後にモタモタされたら、速く走れよ、早く戻せよってなります。わかるよ!
IMG_2179
レース終了後のクールダウンラップの危険走行は決して誉められたものではありませんが、やりたくなる気持ちもわかる。リカルドに向けるより、他のドライバーがやっているように、レース後にチームに理由や不満をぶつけよう!このチームは名前が変われど、体質や戦略ヘタな部分は変わりませんね。チームはドライバーに気持ちよくドライブできる環境を整えるべきです。
その件以外ではアストンマーティン、特にアロンソの抜かれ続ける様は観ていて辛かったです。アロンソそのものの問題ではなく、マシンのレースペースがよくありませんでした。また全車完走の中、最後尾はやっぱり彼になっちゃうのかなと。。

《ドライバーズポイントランキング》
   1 フェルスタッペン 26pts
   2 ペレス      18pts(-8pts)
   3 サインツ     15pts(-3pts)
   4 ルクレール       12pts(-3pts)
   5 ラッセル        10pts(-2pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1 レッドブル     44pts
   2 フェラーリ     27pts(-17pts)
   3 メルセデス     16pts(-11pts)
   4 マクラーレン    12pts  (-4pts)
   5 アストンマーティン   3pts  (-9pts)

《開幕戦バーレーンGPのポイント》
・初戦からこのレース展開、先が思いやられる
・バーレーンはアンダーカットが吉
・今回の角田、行動は上手くないが発言は許す!
・土曜深夜予選は日本にとって大歓迎?!

IMG_2189
「優勝争い」というものも無く、終盤はあんなやり取りや結末だったので、何だかなぁ、と思いました。これがあと23戦あるのか?!9チームと19人のドライバーよ、頑張ろう!
今週末の第2戦サウジアラビアGPも土曜深夜(日曜早朝)に決勝レースですぞー。

モータースポーツランキング にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IMG_1971
落日と共に今シーズンのF1も終焉を迎えます。両チャンピオンはこの最終戦を待たずに決定したものの、まだ順位を確定していないドライバーやチームがいくつかあります。今日は嫌でもそのランキングが確定し、来シーズンへのモチベーションに関わっていきます。悔い無き好走、バトルを期待しましょう。

今シーズン最後のスタートタイヤ確認です。
IMG_1976
黄色のミディアムタイヤチョイスが大半を占め、後方スタートとなる13番手ストロール、16番手サインツ、18番手ボッタスの3人が白のハードタイヤを履いています。上位でポイント争いをするハミルトンやサインツがどれだけ順位を上げられるかにも注目ですね。リタイヤはダメ。

FullSizeRender
2番手のルクレールのスタートがいい!フェルスタッペンに並んでいく。
FullSizeRender
3位以下そっち退けでフロントロウ2人がサイドバイサイドバトルを演じる。フェルスタッペンはイン閉め。
FullSizeRender
まだ並ぶ。どうか?!この後右の切り返しがあるぞ。
FullSizeRender
ルクレールダメだったか。。フェルスタッペンがトップを守る。角田も何とかスタート直後の順位は守り、6位をキープ。

FullSizeRender
ペースがイマイチな3位ピアストリはノリスと順位入れ替え。すぐさまメルセデスのラッセルがピアストリを捕まえにかかります。
IMG_1984
7周目にラッセルがアウトからいく。
FullSizeRender
おお、ピアストリやり返す。手強い。
FullSizeRender
しかし11周目にラッセルがゆっくりしっかり仕留めて4位浮上。ピアストリは速さは証明しつつも、レースになるとノリスにはまだ及びません。速さとしぶとさあまり、大きな期待を背負わせてしまいがちですが、ピアストリって言うてもまだ1年目なんですよね。忘れがち(笑)この一年は早くも才能をまざまざと見せつけられました。今シーズンの新人王です(新人は2人しかいないのですが)伸び代は存分にあります。タイヤマネージメントをマスターしたら、先輩達は正直ウカウカ出来んぞ?!
角田を挟んだ7位を走行するアストンマーティンのアロンソが13周目に1回目のピットに向かうと、5位ピアストリも翌14周目にタイヤ交換に向かい、アンダーカット阻止で合わせこみ、このあたりから2回ピット勢のタイヤ交換が一気に始まっています。
FullSizeRender

IMG_1991
15周目に3位ノリスに4位ラッセルが合わせこむ。
IMG_1992
あ、ノリス5.1秒ピットに対して、ラッセルは2.9秒で終えたため、ピットレーンでオーバーカット状態。マクラーレンのコンストラクターズ争いは概ね4位で確定しているものの、メルセデスにとって1つでも順位を上げるのは重要。
IMG_1997
トップのフェルスタッペンは17周目に2.9秒でピットを終え、翌18周に2位のルクレールといつの間にか上位に浮上していたペレスがピットに向かったことにより、
IMG_1999
何と角田がトップへ。
FullSizeRender
今はフェルスタッペンよりもアレ見せてよ!早く!
IMG_2003
そうそう、これこれ!遅いよ、パッと出してよ!角田もいつピットに入るかわからないんだから!
FullSizeRender
角田は23周目にハードタイヤスタートのストロールと同じタイミングまで引っ張る。角田はミディアムをなかなか引っ張ったと言えますが、ハードタイヤのストロールはやや早いか。アロンソもミディアム捨てが早かったことを考えると、アストンマーティンはややタイヤに厳しいか。角田は12位で復帰しています。

IMG_2011
1回目のピットでやらかしてしまったマクラーレンとノリスは34周目に2回目を迎え、ラッセルに対してアンダーカットを目論む。
IMG_2012
そうはさせじと、ラッセルは翌周にカウンターを打つ。
FullSizeRender
順位は変わらず。ノリス、1回目のピットが悔やまれますなぁ。

IMG_2016
上位各車が2回目のピットを迎えると、角田は必然的に順位が上がります。38周目に2回目を終えているルクレールが角田を射程圏内に捉えています。
IMG_2017
仕方無し。タイヤはフレッシュだし、フェラーリは一応トップチーム。
FullSizeRender
翌周にはルクレールを追うラッセルにも抜かれて、角田は5位へ。角田は2回目のピットがあるのか無いのか?!
40周時点の上位コンストラクターズランキングはこのようになっています。
IMG_2019
フェラーリがメルセデスに対して1ポイント上回り、2位浮上。ルクレールはやれることをやっていますが、今画像で捉えているサインツは予選からしくじり、ランキングはこの人にかかっていると言っても過言ではない。温いことやってられんぞ?!

FullSizeRender
43周目に2回目のピットを終えたペレスは6位で復帰し、44周目に角田をかわして5位浮上。続いてノリスを追い回しています。ノリスは今の4位フィニッシュができれば、ドライバーズランキングも4位に浮上することとなります。シーズン序盤の不況時代から考えれば、よくここまでリカバーしてきましたよね。ここでペレスに抜かれれば、その計画もオジャンに。
FullSizeRender
47周目、ペレスがストレートエンドでインに飛び込む。
FullSizeRender
だいぶインが空いています。無理があったか?!
FullSizeRender
ノリスは接触を避けるべく、縞々のランオフエリアに逃げる。
IMG_2032
ペレスは48周目にノリスを正式にかわしますが、こんなお釣りをもらっています。
FullSizeRender

FullSizeRender
残り5周。角田は1回ピットで労りある走りを続けてスターティンググリッド+1で入賞を果たしますが、この後アロンソにかわされたことで8位4ポイントとなり、惜しくもコンストラクターズランキングでウィリアムズに3ポイント足らず、ランキング8位で終えることとなりました。一時期の再開からよくぞここまで引き上げました。

IMG_2036
優勝はポールトゥウィンという形でフェルスタッペンがシーズン19勝を達成。2位には、、
IMG_2040
あれ?!ルクレールは最後の最後でペレスに抜かれたの?!まあペレスには5秒ペナルティがあるんだけど。。

《決勝結果》
  1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  2 ルクレール   (フェラーリ・F)
  3 ラッセル    (メルセデス・M)

ルクレールはペレスにワザと先行させてタイムペナルティにより自身は2位、ペレスが3位、ラッセルを4位に落として「フェラーリのコンストラクターズ2位に近付けること」を計画しつつも失敗に終わりました。何かと無線でチームに不満をぶつける機会の多かったルクレールでしたが、最後はチームのために一か八かの賭けに出たわけです。なかなか粋な機転でしたね。

《ファステストラップとそのタイミング》
 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分26秒993
 45周目/58周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 角田裕毅(アルファタウリ・HRB)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:19台(19台フィニッシュ)
 規定周回:17台

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 角田裕毅(アルファタウリ・HRB)

この一年、角田はかなり成長したと思います。シーズン前半は「歳上の新人」を従えてチームのエースを担い、後半は優勝経験あるベテランと渡り歩いて順位やポイントでしっかり上回りました。チームメイトがコロコロ変わる中、またチームやマシンがめちゃくちゃでも、たまにはブチ切れつつも最後はコンストラクターズランキングの底上げに奮闘しましたね。予選編でも角田を選んだわけですが、決勝も日本人ドライバーで久々となるラップリーダーを経験するなど、このアブダビGPは角田を今一度世界中のF1ファンに知らしめることができたいいレースだったと思います。来シーズンも更なる飛躍を願い、最後は「角田推し」で締めさせていただきました。
IMG_1970
次点はやっぱりフェラーリの申し子ルクレール、そして1台1台丁寧にさばいて順位を着実に上げて表彰台登壇を果たしたラッセルでした。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 ペレス (レッドブル・HRB)

シーズンの最後くらいは「該当なし」で気持ちよく締めたかったのですが、やっぱり目に余るし、来シーズンは一時期出来ていた「堅実な走り」に戻ってほしいと願い、選んでしまいました。ペレ氏!
5秒ペナルティ。早くフェルスタッペンのいる近い位置に行きたかったのはわかりますが、ちょっと浅はかだったし、悪いクセ出ちゃったかな。若手や今回が初なら見逃せても、ペレスはF1で13年目、参戦259戦目の大ベテラン、かつ22戦21勝を誇るスーパーチャンピオンチーム在籍ですから、はいそうですかでは済みません。やはり心機一転、是正すべきです。来シーズンは改めて「フェルスタッペンとやり合える立場」にあると見返してほしいです。

IMG_2047
《ドライバーズポイントランキング》
   1 フェルスタッペン 575pts ★
   2 ペレス      285pts(-290pts)
   3 ハミルトン    234pts  (-51pts)
   4 アロンソ        206pts  (-28pts)
   5 ルクレール       206pts     (0pts)
   6 ノリス         205pts    (-1pt)
   7 サインツ     200pts     (-5pts)
   8 ラッセル        175pts   (-25pts)
   9 ピアストリ         97pts   (-78pts)
 10 ストロール         74pts   (-23pts)
 11 ガスリー          62pts  (-12pts)
 12 オコン             58pts    (-4pts)
 13 アルボン         27pts   (-31pts)
 14 角田裕毅      17pts   (-10pts)
 15 ボッタス      10pts     (-7pts)
 16 ヒュルケンベルグ    9pts     (-1pt)
 17 リカルド        6pts     (-3pts)
 18 周冠宇         6pts      (0pts)
 19 マグヌッセン      3pts     (-3pts)
 20 ローソン        2pts     (-1pt)
 21 サージェント      1pt       (-1pt)
 22 デ・フリース      0pts     (-1pt)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1 レッドブル     860pts ★
   2 メルセデス     409pts(-451pts)
   3 フェラーリ     406pts    (-3pts)
   4 マクラーレン    302pts(-104pts)
   5 アストンマーティン 280pts  (-22pts)
   6 アルピーヌ     120pts  (-22pts)
   7 ウィリアムズ      28pts  (-92pts)
   8 アルファタウリ     21pts    (-7pts)
   9 アルファロメオ     16pts    (-5pts)
 10 ハース         12pts    (-4pts)

熾烈を極めたドライバーズ4位争いは終盤でまた息を吹き返したアロンソが死守、またなかなかチームメイトの陰に隠れたミスターフェラーリのルクレールがアロンソに対して同点まで引き上げて面目を保ちました。角田はポイントを17に伸ばしてランキング14位で終えています。コンストラクターズもメルセデスとフェラーリ、ウィリアムズとアルファタウリの入れ替わりは叶わずランキングが確定しました。

IMG_1974
《最終戦アブダビGPのポイント》
・フェルスタッペンの強さを体現したシーズンの〆
・賢いルクレール、焦りが止まらないペレス
・世界に名を知らしめたチームのエース、角田
・F1関係各位、ファンの皆さま、お疲れ様でした

IMG_2045
皆さんにとって今シーズンのF1はどう観て感じましたでしょうか。ドライバーの成長に喜びを感じたり、強いチームやドライバーが圧倒的勝利を挙げたことに感動し、逆に推しチームやドライバーの苦悩などで悔しい思いをしたなど、様々いたことと思います。シーズンを終え、来シーズンのドライバーは今シーズンから全く変わらないことが先日発表されましたので、単純な比較や成長を存分に味わえることと思います。その中から新たな飛躍や成長に期待しつつ、今シーズンの観戦記を締めたいと思います。
今シーズンは特に観戦記のアップが大幅に遅延して申し訳ありませんでした。またお付き合いいただきありがとうございました。


モータースポーツランキング にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IMG_1811
相変わらず演出が大袈裟。ぱっと見モータースポーツを観にきているのか、エンターテイメントを観にきているのかわからなくなります。何もかもが初。いい部分も悪い部分も色々洗いざらい見えたGPだったように思います。最終戦ではありません。まだ最終戦一戦前であることを忘れてはなりません。

IMG_1817
スタートタイヤは大多数の15人が黄色のミディアムをチョイス。ほかQ2落ちを喫して11番手改め10番グリッドとなったハミルトンに加え、アルファロメオの周とマクラーレンのピアストリのF1若年者の 3人が逆戦略の白のハード。最後尾からどうにか1台でもかわしたいアストンマーティンのストロールとアルファタウリの角田が赤のハードを履いています。抜かれることはありません。抜くのみ!

IMG_1819
スタートダッシュでポールのルクレールは早速フェルスタッペンに並ばれていないか?!
IMG_1820
並んでるじゃん。イン側にフェルスタッペン、アウト側がルクレール
IMG_1821
トラックとは異なる曲率半径で旋回する2人。意地の張り合いで仲良くはみ出す。
IMG_1822
その後ろでは、あーあ。アロンソとサインツのスペインコンビが離れたところでくるりんぱ。路面が冷えてグリップしないのか。
IMG_1824
路面のデブリ除去のため、早速バーチャルセーフティカー発動でミディアムタイヤを履く中団のペレスがハードタイヤにスイッチしています。
IMG_1828
トップは強引にインを指したフェルスタッペンに入れ替わっています。あれはオープニングラップとはいえ、力業過ぎやしないか?!アレが許されたらなんでもアリ。さすがにダメだろ。
ほか、上位にいたアロンソがドカンと順位を落としたため、多くがゲインしています。ウィリアムズのアルボンやソフトタイヤを履くアストンマーティンのストロールが-10、角田も-9となっています。

IMG_1829
再開して早々に下位スタートのノリスが単独スピンからのクラッシュ。今回のノリスは予選、決勝ともパッとしませんでしたね。こんな日もあるか。この処理にはバーチャルでは無くリアルセーフティカーが発動。
FullSizeRender
その間に今回はソフトタイヤのストロールやターン1のスピンで落ちるところまで落ちたフェラーリのサインツがタイヤ交換を行っています。

スタートの困難を上手くかい潜って入賞圏内に手をかける角田ですが、4周目にソフトタイヤを捨てたストロールに対して、角田はステイアウト。
FullSizeRender
7周目にハードタイヤ履きのピアストリ抜かれて11位へ。
IMG_1836
続く8周目に同じくハードタイヤのハミルトンにも抜かれる。角田はその後11周目でミディアムタイヤに履き替えることとなりますが、同じタイヤでセーフティカーに合わせ込んだストロールに比べてだいぶ順位をロスしてしまっています。

FullSizeRender
やはりフェルスタッペンのスタートでのパッシングは「押し出し」とみなされ、5秒ペナルティが下ったフェルスタッペンはルクレールに差を付けるどころか、1秒以内に迫られています。
IMG_1843
今シーズンのフェラーリは予選こそ速さがあるものの、決勝となるとフェルスタッペンのペースについていくのが不可能でした。ただ今回のルクレールは違う。しっかり追尾できています。フェルスタッペンのペナルティによらず、抜けるなら抜いちゃってほしい。
IMG_1845
フェルスタッペンはチームからピットストップの指示。直接抜かれるのを避けるか。
FullSizeRender
いや、その前に抜く。ラスベガスの最速はフェルスタッペンでなくこの僕なんだ。ルクレールが15周振りにトップへ。
IMG_1849
フェルスタッペンは17周目に5秒+2.2秒のピットを終えてラッセルの後ろとなる11位で復帰。

FullSizeRender
続いてルクレールの番。21周目チームからピットの指示が飛んでいます。ここまで実質順位を争っている7位のフェルスタッペンとの差は27.8秒。何事も無ければルクレールが前でトラックインできます。
FullSizeRender
戻ればサインツの前となる暫定3位。宿敵フェルスタッペンまではサインツ、アロンソ、ラッセルといった速さあるレース巧者を挟む。心強い。FullSizeRender
その壁が0.2秒間隔の僅差で重なる。
FullSizeRender
まず23周目に緑の壁アロンソが決壊。フェルスタッペンは6位浮上。
IMG_1862
続いて翌24周目はサインツがラッセルにかわされて、ルクレールにしてみればちょっとストーリーが変わってくる。
IMG_1863
そんなことフェルスタッペンにすれば何ら関係無い。一枚ずつ壁を蹴破るだけ。
IMG_1864
紅い壁サインツはアウトの壁際まで寄せられて案外さっくりやられる。薄っすい壁(笑)さあ次!
FullSizeRender
ラッセルはどのくらい耐えられるかな。ルクレールを易々と逃がすわけにはいかない。フェルスタッペンはいつでも討伐できる所存。
IMG_1870
インラインを強引にこじ開ける。
IMG_1867
接触!デブリが飛び散る。一瞬フェルスタッペンの強引さが原因かと思いましたが、スチュワードらラッセルに5秒のタイムペナルティを課しています。デブリ除去のため、2回目のセーフティカー発動へ。

FullSizeRender
暫定トップだったペレスをはじめ、上位を走るほとんどのドライバーがタイヤ交換に向かっています。ステイアウトを選んだのはルクレールやガスリー、ピアストリら。ルクレールはまだ替えてそう走っていませんものね。
IMG_1874

FullSizeRender
セーフティカーストップの幸運を得たペレス。後ろからもっと速いのが刻一刻と近付いてはくるけど、ひとまずこのラスベガスで一番速そうなルクレールを抜けたら、外野からやいのやいのうるさいこと言われる確率も減るかな。
FullSizeRender
やっぱりタイヤをフレッシュに替えておくべきだったか。ルクレールはペレスにやられてトップ陥落。
IMG_1881
その後ろではフェルスタッペンがガスリーに続いてピアストリを討伐し、残るはルクレールとペレスの2人。
先程はペレスにやられたルクレールでしたが、レースを決して諦めたわけではありません。
IMG_1887
35周目、フェルスタッペンに捕らえられるどころか、ペレスを再度抜き返す。この週末のルクレールは一味違う。速さだけではなく、どこか自信に満ち溢れているように感じます。
IMG_1888
「ちょっとチェコ、何やってるの?!退いてよ!」
IMG_1889
見かねた3回チャンピオンは直々にルクレール討伐に向かわれます。
FullSizeRender
37周目。インからフェルスタッペン
IMG_1891
前に出る。勝負アリか。
IMG_1892
おールクレール粘る!今回のルクレールはいつもと一味違って、、
FullSizeRender
結局フェルスタッペンが前。ルクレール、初代ラスベガスGPのポールトゥウィンならず。

《決勝結果》
  1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  2 ルクレール   (フェラーリ・F)
  3 ペレス     (レッドブル・HRB)

いい感じできていたのですが、結局フェルスタッペンが6戦連続となるシーズン18勝目を挙げ、ペレスは3位でレッドブルのワンスリーフィニッシュで幕を下ろしました。日本代表の角田は長らく18位を走行していたものの46周目にマシンを止め、18位完走扱いでラスベガスGPを終えています。

《ファステストラップとそのタイミング》
 ピアストリ(マクラーレン・M)1分35秒490
 47周目/50周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ルクレール(フェラーリ・F)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:19台(17台フィニッシュ)
 規定周回:17台

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ルクレール(フェラーリ・F)

今回のラスベガスGPは公式にもあるように終始上位に名前を残したルクレールにあげたいと思います。最近は速さこそあれど、決勝になるとサインツに話題を持っていかれてしまったり、チームとの連絡不行き届きや考え方の違いが露呈されるなど、やや負のループに陥ってしまっていました。そもそものルクレールはピカイチの速さにクレバーな走りを兼ね備えたスター性のあるキャラクターです。もっと派手に、キラキラと輝いていた方が絵になる。フェラーリのどっち贔屓とは言いませんが、F1を代表する看板チームを引っ張っていけるよう、自身の集中力はもちろんのこと、周りのスタッフも上手く演出してあげてほしいものです。今のフェラーリのラインナップは、現ドライバーの中でみても見劣りしない、適切なチョイスだと思います。輝けルクレール!
次点はペナルティこそもらいましたが、それまではラッセルもいい走りをしていましたし、今回は本編で触れることができなかったものの、アルピーヌのオコンも粘り強い走りで上位4位フィニッシュを果たしましたよね。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

予選編ではドライバーやチームではなく「ラスベガスGP主催者」に苦言を呈しました。決勝はそれほど落ち度は見当たらなかったものの(ただしオープニングラップのターン1のスピンは「ドライバーズパレードの際のオイル漏れ」起因という噂も)そもそもの開催時間は見直した方がよさそうだと思いました。いくらパリピの街とはいえ、やはり深夜のセッションは非常識。日本にとっては良心的な時間帯にはなったものの、ヨーロッパ様を敵に回すわけにはいかないか。遠方の観戦者よりも現地観戦、ドライバー、チームスタッフのことを最優先でスケジューリングしてあげてほしいですね。あと、サーキットレイアウト、あまり面白くない(笑)

《ドライバーズポイントランキング》
   1  → フェルスタッペン 549pts ★
   2  → ペレス      273pts
   3  → ハミルトン    232pts (-41pts)
   4   ↑  サインツ     200pts (-32pts)
   5   ↓  アロンソ        200pts     (0pts)
   6   ↓  ノリス         195pts   (-5pts)
   7  → ルクレール       188pts   (-7pts)
   8  → ラッセル        160pts  (-28pts)
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 14   ↑  角田裕毅       13pts (-14pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1  → レッドブル     822pts ★
   2  → メルセデス     392pts
   3  → フェラーリ     388pts    (-4pts)
   4  → マクラーレン    284pts(-104pts)
   5  → アストンマーティン 273pts   (-11pts)
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
   8  → アルファタウリ     21pts   (-7pts)

ドライバーズランキング2位のペレスは3位ハミルトンに対して最大の26ポイントを上回る41ポイントの差が付いたため、2位が確定。またハミルトンも4位に浮上したサインツとのポイントが32となったため、3位が確定しています。ランキング4位〜7位が僅差です。
コンストラクターズランキング上位は順位に変更は無いもののフェラーリが大量得点だったため、メルセデスとのポイント差は4まで接近。逆にマクラーレンは珍しくピアストリ1人の2ポイント加算に止まったためフェラーリとの差は拡大、5位アストンマーティンとの差は11に縮まり、最終戦までどうなるかわかりません。

FullSizeRender
《第21戦ラスベガスGPのポイント》
・LEDの夜景でなく、古きネオンの夜景な感じ
・久々にみられた焦りか荒レスタッペン
・速さと自信に満ち溢れたルクレール
・街並み完璧も設備、時間帯、運営は再考すべき

優勝はアルファタウリ、2位3位でフェラーリが挟むってか?!違うか(笑)

F1はいよいよ最終局面を迎えます。毎年ダラつきがちでまた暗がりでのレースとなりますが、ポイントで競っているドライバーは決して気の抜けないレースとなります。2023シーズンを気持ちよく締めくくってほしいです。一路アブダビへ。

モータースポーツランキング にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IMG_1635
ほぼ一週間遅れの決勝レース、、とほほ。レース自体は月曜夜には観終えていたのにぃ。。本当に申し訳ありません。途中山梨の出張を挟んで、ようやくここに辿り着きました。もう何れが何曜日のどのレースシーンか覚えていない(笑)というのは冗談ですが、もしあべこべなことを言っていたらお知らせ下さい。こちらは先週月曜朝に行われたサンパウロGP決勝レースの観戦記になります。

スタートタイヤチョイスはこの様になりました。
IMG_1636
19番手のサージェントのみが黄色のミディアムタイヤ。ほか全員が真っ赤、ソフト。以上!分かりやすい!
というわけでフォーメーションラップが続けられていますがー
IMG_1637
ん?何だ?!何か見えました?!気のせいかな、、、エンジントラブルらしいです。ひ、ひとまずレースを追いましょう。
IMG_1638
フロントロウのイン側がぽっかり空いていますなぁ。ポイント差的にはもっと空いていますが。

FullSizeRender
隣がいないとなればイージーイージー。どうぞターン1へ。
FullSizeRender
中団ではスモークを上げて一台がアウト側に飛び出していく。と思えば
FullSizeRender
うわっ、ハースの20番車、マグヌッセンか。またやらかしたのか!
別視点のリプレイを見ると、一概にマグヌッセンを責めることができない出来事が。
IMG_1645
アウト側で挙動を乱すのは13番グリッドのアルボン。すぐ隣、やや後ろに控えるのは12番グリッドのマグヌッセンではなく、11番グリッドの相方ヒュルケンベルグでした。
IMG_1646
アルボンは内側にいたマグヌッセンと接触して弾き飛ばしてしまったというわけ。何かがあるのがインテルラゴス。先程のフォーメーションラップのルクレールはレース-1周目のリタイヤでしたが、アルボン、マグヌッセンという中団のベテラン2人が0周リタイヤに終わっています。
FullSizeRender
レースは3周目に赤旗が掲示され、レースが中断します。

FullSizeRender
今度は予選6番グリッドから2位にジャンプアップしたマクラーレンのノリスがフロントロウに並び再スタート。フロントロウに順位変動はありませんでしたが、4番スタートのアロンソがハミルトンをかわして3位に浮上しています。
FullSizeRender
8周目。ポールから逃げを打つフェルスタッペンに対して、6番手改めて2位に浮上したノリスが果敢にフェルスタッペンに追尾、隙をうかがっています。スプリントでは悔しい思いをしました。決勝レースがいわば本番。初優勝の野望は諦めていません。
FullSizeRender

FullSizeRender
12周目あたりから、5位走行のラッセルに対し、繰り返し至近戦を続ける6位ペレスのバトルが捉えられています。それもそのはず。この原因となっているのか、これです。
IMG_1655
ラッセルの前には3位走行のアロンソが遠く前を走り、その間でアロンソのペースが徐々に開くのが4位ハミルトンで、アロンソから3.457秒も離されています。ハミルトンはいわゆる「電車ごっこの先頭」状態。ペースにまだ余力がありそうなラッセルと順位を入れ替えることもなさそう。
FullSizeRender
14周目にとうとうサインツはペレスにかわされて、皮肉を込めた無線を
IMG_1657
「私達はチーム一丸となって戦っているの?!
 はたまた各人で戦うレースなの?!」
先日もラッセルの口から似たような発言がありましたね。最近のメルセデスは某チームのように判断の鈍化、不明瞭さが目立ちます。
IMG_1659
結局ハミルトンも18周目にペレスにやられる。ラッセルだったら確実に逃げ切れたかと聞かれれば断言は出来ないものの、もう数周引っ張ってピット勝負まで持ちかせたか?!ハミルトンは翌19周目に、ラッセルは20周目に1回目のピットを迎え、ミディアムタイヤに履き替えています。
IMG_1662
ラッセルはピットでオーバーカットならず、またしてもハミルトンの後ろ。地元の7回チャンプには敵いませんなぁ。ペレスは21周目にカバーする形でピットを行うと、
IMG_1664
またもハミルトンの後ろで復帰しています。ハミルトンはしれっとペレスをアンダーカットしていたんですね。一昔前なら儲けモン
IMG_1665
ただし今のハミルトン、今回のメルセデスには辱められるに過ぎません。ハミルトンに対して2回目のパッシングへ。

上位勢は26周目にアロンソ、27周目にサインツ、ガスリー、角田の三つ巴、
FullSizeRender
28周目にフェルスタッペン、ノリスの上位2台が1回目のピットでミディアムへ交換していきます。見た目一瞬でもノリスが前にも見えるけど、フェルスタッペンが3.5秒前にいます。
IMG_1669
IMG_1671
上位では早めにピットに逃げ込んだメルセデスのラッセル。同じミディアム履きでもサインツはまだまだフレッシュなタイヤで背後に迫ってきています。
FullSizeRender
時間をかけて35周目にラッセルをパス。
FullSizeRender
37周目にはハミルトンをパスして、一台体制で臨むフェラーリに軍配。
IMG_1675
ゲンコツすることも出来ず、ただただ競争力の無いマシンを見守るだけ。
FullSizeRender
メルセデスの現実はサインツに止まらず、ラッセルは43周目には格下のアルピーヌ、
FullSizeRender
さらにはアルファタウリの角田にまでハイペースに詰め寄られる始末。今回のメルセデスはいいとこ無し。

FullSizeRender
レース終盤。ペレスがアロンソを射程圏内に捉えています。これをかわせば表彰台登壇。
FullSizeRender
いったーペレス男をみせた!
FullSizeRender
ただ最近の不調続きアロンソにとっても、表彰台登壇は喉から手が出るほど欲しい。簡単に引き下がるわけにはいかない。
IMG_1695
再び並ぶ。タイミング的にラストチャンスか?!
IMG_1696
アロンソが取り返す!アロンソ3位へ。最後の最後で見せ場がありましたね。
IMG_1698

FullSizeRender
《決勝結果》
  1 フェルスタッペン (レッドブル・HRB)
  2 ノリス     (マクラーレン・M)
  3 アロンソ    (アストンマーティン・M)

2番グリッドが抜けたスタートは全く荒れること無くフェルスタッペンが逃げ切り。また6番グリッドからのスタートダッシュに成功したノリスがシーズン6回目となる2位。最後の最後でペレスを振り切ることに成功したアロンソは第13戦オランダGP以来8回目の3位登壇を果たしました。また、角田は16番グリッドから9位入賞となりました。

《ファステストラップとそのタイミング》
 ノリス(マクラーレン・M) 1分12秒486
 61周目/71周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ノリス(マクラーレン・M)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:14台(14台フィニッシュ)
 規定周回:9台

IMG_1700
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 アロンソ(アストンマーティン・M)

本家のドライバー・オブ・ザ・デイに選ばれたノリスは確かにすごい。特にこのサンパウロGPはピアストリとの格の違いをみせつけ、予選一発の速さからロングランともにフェルスタッペンに次ぐ力強さがありました。しかし最近はノリス続きでやや飽きてきたのも無くはない。そこで今回は金曜予選もそこそこに、決勝は最後の最後で「ベテランならではの巧みの業」をみせてくれたアロンソ様を選ばないわけにもいきません。
1周目もハミルトンに対してスマートに前に出て、危なげ無く3位をキープしました。終盤にペレスからの猛追を受けますが、必死に順位を上げてきたペレスに対して、上位で単独走行をしてきたアロンソは冷静に対処し、しっかりと表彰台を堅持しました。シーズン終盤は沈んでしまい、開幕直後の好調さを維持できなかったのが悔やまれますが、アロンソはどの位置を走っていても存在感たっぷりです。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

フォーメーションラップのルクレール、スタート直後のハース2対アルボン1のクラッシュも、週末全般から考えれば軽微なものになってしまいそう(当人にとっては軽微じゃ済みませんが)スプリントや決勝レースで雨が降らなくてよかったですね。

《ドライバーズポイントランキング》
   1  → フェルスタッペン 524pts ★
   2  → ペレス      258pts
   3  → ハミルトン    226pts (-32pts)
   4   ↑  アロンソ        198pts (-28pts)
   5   ↑  ノリス         195pts   (-3pts)
   6   ↓  サインツ     192pts   (-3pts)
   7  → ルクレール       170pts (-22pts)
   8  → ラッセル        156pts (-14pts)
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 14   ↑  角田裕毅       13pts (-14pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1  → レッドブル     782pts ★
   2  → メルセデス     382pts
   3  → フェラーリ     362pts(-20pts)
   4  → マクラーレン    282pts(-80pts)
   5  → アストンマーティン 261pts(-21pts)
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
   8  → アルファタウリ     21pts   (-7pts)

ドライバーズランキングは前戦メキシコシティGPで同点に並んだサインツとアロンソが逆転、さらにノリスの大量得点により僅差で入れ替わっています。角田もスプリントで6位3ポイント、決勝で9位2ポイントの合計5ポイントを得たことにより、ランキング14位に浮上しています。
コンストラクターズについて、チームによっては多く得点できたチームはあったものの、上位5チームやアルファタウリにおける順位変動はありませんでした。

《第20戦サンパウロGPのポイント》
・好調さはマシンだけではない。ノリスの底力
・おじさん対決は最終周までわからない
・どうしたメルセデス、グズグズやん
・金曜以外は上出来、角田

怒涛のアメリカ大陸時差連戦が終わりました。が、次戦復活開催のラスベガスGPも北アメリカ大陸なんですよね(笑)鬼時差が無いだけ有難いです。通常のカラダに戻しましょう(miyabikunだけかな)お粗末様でした。。

モータースポーツランキング にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ