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レジャーボードや客船で港が賑わっています。予選が始まる前だっていうのに、未だにウロウロ走り回っているボートは観戦しないのでしょうか。このアングルでサーキットのほぼ8割近くが望めるわけですが、ココからでも画像左手のボー・リバージュの急勾配がよくわかります。数少ない直線区間でも、厳密にはド直線では無いんですよね。

《Q1》
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Q1開始直後に続々とピットを後にする各車。ん?メルセデスの2台。
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ゼロポッドではなく、しっかりと横長のサイドポンツーン開口がある。メルセデスはこのモナコGPからゼロポッドを止めてきました。とうとう諦めたか。ガワは広くなりつつも、中はどうなったんでしょうか。ラジエーターの配置とかも広々と確保したのかな?!モナコは低速で、空力的要素は薄いGPだけど、スペインを待たずにココから試しておきたいというところか。本当は前戦エミリア・ロマーニャGPで試したかったよね。効果の程や如何に?!
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勝ち続けるレッドブルはモナコでも例外なく速いのか。フェルスタッペンがひとまず平凡に1分13秒台後半でトップタイムを記録。その後ペレスやルクレールが続くも、上回る様子無し。
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何だサインツは。クリアラップでなかったのかな、早速心配だなぁ。。
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ペレスがサン・デボーテ出口でマシン左側を強めにヒット。
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左側のサイドポンツーンに穴を開けて、赤旗中断されます。これで早くも市街地屋さんは予選走行継続不可で脱落か。
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クレーンで吊られて、チャンピオンマシンのフロアが丸見え。ライバルは今のうちにしかと観察を!(笑)
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何となくまだデブリが散らばっているようだけど、セッション再開。
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アロンソがフェルスタッペンのトップタイムを塗り替えると、他も続々とタイムを更新。あれよあれよという間にハミルトンはQ1脱落ゾーンにまで落ちています。相方ラッセルはそこそこの順位とタイムを記録していますので、ハミルトンは久々のサイドポンツーン復活車、馴染んでいないのか。
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うーん、ヌーベルシケイン内側をショートカット。
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うーーん、何とか脱落ゾーンから脱出はできたけど、うーん、微妙だなぁ。
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ハースも今回元気がありません。マシン的にはそう悪いはずはないと思っていたのですが、ウィリアムズの方がよほど元気。ん?!
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TSU?フェルスタッペンを0.002秒上回る?!
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走れば走るほど路面は向上。Q1は期待以上のウィリアムズのサージェント、ハースの2台、アルファロメオの周、そしてクラッシュによりマシン修復不能ペレスの5人が敗退。角田は結局フェルスタッペンに抜かれて2番通過。Q1とはいえすげー!

《Q2》
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Q2に入ってもアロンソ様は元気でいらっしゃる。決勝3位脱出どころか、本気でポールポジションを目指していらっしゃいます。
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アリポッドとなったメルセデスのラッセルはフェルスタッペン、アロンソに続く暫定3番手となるも、
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ハミルトンはイマイチ乗れていません。暫定10番手でギリギリライン。
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モナコGP限定色で臨むマクラーレンはノリスがヌーベルシケイン出口外側のガードレールに左フロントを擦る。
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それに続く左コーナーのタバコで今度は右セクションを擦り「ミニ四駆走り」になっています。マシンの右に左に傷を負う。
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ギリギリ10番手には残りそうですが、アタックを早々に止めてマシンチェック。
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Q2はそのノリスの相方ピアストリ、角田の相方デ・フリース、ウィリアムズのエースのアルボン、とんでもなく前をいくアロンソの相方ストロールと最近は貫禄ありまくりのアルファロメオのボッタスがアウト。角田はしっかりQ2も突破。miyabikunのクソ予想を遥かに上回る活躍です。

《Q3》
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Q3セッション開始まで間もなく1分になります。Q2突破はいいものの、ノリスは間に合うのか?!
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フェルスタッペンがQ2トップタイムをやや下回る1分12秒台でライバルを待ちます。タイム的にはまだまだ伸び代がありそう。
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アロンソ様がQ2のフェルスタッペンを上回る1分11秒706をマーク。これなら久々のポール獲得できるかも。
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残り6分、ノリスの修復間に合ったー!急げ!
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最近忘れかけていたアルピーヌのオコンがフェルスタッペンとアロンソを上回り一気に初ポールへ。面白い!
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いやいや3年連続でボクがいただくよと、地元ルクレールがポール争いに待ったをかける。
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アロンソ様はまだいく!ルクレールを上回る。
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セッション最終盤で5番手まで引き摺り下ろされたフェルスタッペンが最後のアタック。セクター2通過でトップのアロンソに対して0.2秒のプラス。さすがにフェルスタッペンもセクター3だけでは、、
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いけちゃうんだ、、すごい。。最後は主役をしっかりかっさらったフェルスタッペンがモナコGPで初ポールポジションを獲得しました。
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《予選結果》
P.P.フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分11秒365
 2.アロンソ (アストンマーティン・M)1分11秒449
 3.ルクレール   (フェラーリ・F)  1分11秒471

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「負けたよ、、決勝もお手柔らかによろしくな」
フェルスタッペンと健闘を讃えあうアロンソ。予選ありきで決勝は退屈になりがちなモナコGPですが、路面向上は著しく、この予選では決勝の分まで楽しませてもらったように思います。ポールポジション争奪戦、激しかったなぁ。角田は結局9番手、マシンをギリギリで直してどうにか挑んだノリスは10番手におさまりました。

《先日の予選予想との答え合わせ》
答え合わせが怖いんですけど。。うーん、やるか。。6番手ハミルトンのたった一人。。orz。。ハミルトンの正解も、ペレスが赤旗無い前提の6番手予想だったわけですから、ハズレみたいなもの。。miyabikun19人のドライバー(自損ペレスを引いたら18人か)に謝らなきゃ。皆さん、ヘボ予想ごめんなさい。。日本GPで来日の際は「551蓬莱」の豚まんを一人2個ずつご馳走することにします。。
ペレスのクラッシュに始まり、苦戦予想のウィリアムズが健闘しました。アルピーヌが上位に来る予想は悪くなかったものの、特にオコンはあわや初ポールもイケるんじゃないかという頑張りをみせましたね。そして何より、角田くんのQ1での2番手通過にはビックリ!いいことなんです、ヘボ予想に対して「いい側」に外してくれる分には。決勝も期待していますよー!(なんて大外ししたヤツが偉そうに言える立場ではない)

《Q3トップのフェルスタッペンと各チームの差》
 アストンマーティン(アロンソ)が0.084秒落ち
 フェラーリ(ルクレール)は0.106秒落ち
 アルピーヌ(オコン)が0.188秒落ち
 メルセデス(ハミルトン)は0.360秒落ち
 アルファタウリ(角田)が0.717秒落ち
 マクラーレン(ノリス)は0.889秒落ち
 ウィリアムズ(アルボン)が1.162秒落ち※
 アルファロメオ(ボッタス)は1.260秒落ち※
 ハース(マグヌッセン)が1.905秒落ち※
 レッドブル(ペレス)は2.485秒落ち※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

トップのフェルスタッペンから6番手ハミルトンまでの差がなかなか拮抗しましたね。Q3ラストは後から走った者に路面向上の影響が大きく、誰がポールポジションを獲得してもおかしくない「ゾーン状態」に入っていました。
モナコは他のGPと比べて速度が低く、マシンの性能差よりも、いかに渋滞に引っかからないかの方が重要で、番狂せが大いにあり得るGPですが、蓋を開けてみればレッドブルやアストンマーティン(アロンソ)、フェラーリやメルセデスといった、他GPと変わらない面々が上位に連ねました。例外といえば今シーズンまだ元気が無かったアルピーヌ勢、そしてアルファタウリの角田くんも健闘しましたね。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 アロンソ(アストンマーティン・M)

今回は非常に悩みました。頑張ったドライバーが何人もいました。Q2終了時点では角田かアロンソかの二択くらいだったのですが、Q3に入るとオコン、ルクレール、アロンソと代わる代わるトップが入れ替わり、最終的にはフェルスタッペンがアタマを封じるという非常に慌ただしい、盛り上がる予選となりました。特にモナコは「予選ありき」のGPですからね、早くも決勝分の盛り上がりも充分堪能してしまったように感じました。そんな中で最終的に選んだのは、久々のポールポジション獲得を惜しくも阻止されたアロンソです。
今シーズンここまで、予選も決勝も上位で見どころを演出してくれるアロンソですが、さすがにモナコはイレギュラーの波に呑まれてしまうのではないかという不安はありました。ところがこの方はサーキットなんぞ選ばない、どこでもマシンの性能以上の活躍をしています。今シーズンのマシンがどハマりしているのは言うまでもありませんが、チームメイトのストロールがQ2で脱落したことから考えても、明らかにマシンによるものだけではなく、アロンソの実力のみで一人底上げできていることを完全に証明しています。miyabikunアロンソとは同世代なのですが、決して年齢だけのせいにはしてはいけないということを教えられ続けているように感じています。決勝は3位屋さんから脱出できるでしょうか?!
次点はアルピーヌのオコンでした。地元ルクレールの3年連続ポールポジションも見たかったけど、オコンの初ポールポジションも見てみたかったですね。またQ2のヌーベルシケインとタバコでマシン両側に接触を負ったノリスのマシンを突貫修復したマクラーレンのクルーも誉め讃えたいです。よくぞQ3に間に合わせた!

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当無し

各車ガードレールへヒットしながらも、赤旗が出るまでの騒動はペレスのケースのみでしたし、非常に白熱した予選が観られたと思います。みんな頑張っていましたので、こちらは清々しく無し!気持ちいい!

《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 アロンソ    (アストンマーティン・M)
  ルクレール   (フェラーリ・F)※
 3 オコン     (アルピーヌ・R)
 ※ルクレールは予選時の進路妨害があったため、
  3グリッド降格の6番スタート

気になる決勝の表彰台ですが、何も事が起きなければ、順当にこの予選順位のままが妥当なのかなと。ルクレール※がスタートやピットタイミングで上手くアロンソをかわして、アロンソの「3位屋さんフィックス」も面白いオチなんですが、フェラーリにロングランだのオーバーカットだの出来る余力があるとは思えません。とにかく、モナコ初ポールを獲得したフェルスタッペンの優勝は堅いかな。
※観戦記執筆後にルクレールが6番スタートとなったことが判明したため、3位予想はオコンに急遽変更します。

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「地震です」
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「念のため津波にご注意下さい」
これは予選開始直前の鹿児島のトカラ列島の地震で、遠く関東でもこの字幕が入りました。日本は年中大なり小なりどこかで揺れる国ではありますが、石川の能登地方をはじめ最近は特に地震の頻度が高くなりました。さすがに地震が起きることは止められないけど、起きた時の備えや避難経路等は今一度確認しておく必要がありますね。お互いに気に留めておきましょう。

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