今回もまだ昨シーズン2022年にやり切れなかった宿題の残りになります。
miyabikunは毎予選、決勝観戦記で「ベストとワーストのドライバーや話題」を記し、レースでいい意味でも悪い意味でも印象的なものをピックアップしています。それらを今回集計し、ポイントランキングによらないmiyabikun独自のシーズンベストドライバー「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」を選定したいと思います。毎年恒例のやつです。これで本家の「ほんまかいな」を解消、文句を言う必要も無くなるというわけ。自己解決、自己責任!(笑)

手始めの参考値として、決勝レースのファン投票によって選出される「本家の」ドライバー・オブ・ザ・デイを振り返っておきます。先日1/15アップの「数字でみるF1 〜ポイントほか〜」でまとめていますので、繰り返しにはなりますがそれを再掲します。

《「本家の」ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得者》
 開幕戦 バーレーンGP    ルクレール
 第2戦  サウジアラビアGP  ルクレール
 第3戦  オーストラリアGP  ルクレール
 第4戦  ロマーニャGP    フェルスタッペン
 第5戦  マイアミGP     フェルスタッペン
 第6戦  スペインGP     ハミルトン
 第7戦  モナコGP      ペレス
 第8戦  アゼルバイジャンGP ハミルトン
 第9戦  カナダGP      ルクレール
 第10戦イギリスGP     ペレス
 第11戦オーストリアGP   シューマッハ
 第12戦フランスGP     サインツ
 第13戦ハンガリーGP    フェルスタッペン
 第14戦ベルギーGP     フェルスタッペン
 第15戦オランダGP     フェルスタッペン
 第16戦イタリアGP     デ・フリース
 第17戦シンガポールGP   ペレス
 第18戦日本GP       ベッテル
 第19戦アメリカGP     ベッテル
 第20戦メキシコシティGP  リカルド
 第21戦サンパウロGP    ハミルトン
 最終戦アブダビGP     ベッテル

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《「本家の」獲得回数》全22回
 1 フェルスタッペン 5回
 2 ルクレール    4回
 3 ハミルトン    3回
  ペレス      3回
  ベッテル     3回
 6 シューマッハ   1回
  サインツ     1回
  デ・フリース   1回
  リカルド     1回

つい先日も確認した通り、本家のドライバー・オブ・ザ・デイの最多受賞者、つまり「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」はフェルスタッペンであったといえます。まあこちらは独走でチャンピオンを防衛しましたし、妥当というか納得の結果でもちろん異論はありません。が、しかし、コツコツ毎戦独断と偏見で選んでいたmiyabikun目線ではどうだったの?!というのが今回のメインテーマ。以下で昨年miyabikunの選んできたものを整理していきます。
まず各戦の予選とスプリントでチョイスしたものを挙げます。

《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ予選編》
 開幕戦 バーレーンGP       マグヌッセン
 第2戦  サウジアラビアGP   ペレス
 第3戦  オーストラリアGP   アロンソ
 第4戦  ロマーニャGP  予選 周冠宇
           スプリント 角田裕毅
 第5戦  マイアミGP      ハミルトン
 第6戦  スペインGP      ラッセル
 第7戦  モナコGP       ノリス
 第8戦  アゼルバイジャンGP  ルクレール
 第9戦  カナダGP       アロンソ
 第10戦イギリスGP      サインツ
 第11戦オーストリアGP 予選 シューマッハ
           スプリント シューマッハ
 第12戦フランスGP      サインツ
 第13戦ハンガリーGP     ラッセル
 第14戦ベルギーGP      アルボン
 第15戦オランダGP      ストロール
 第16戦イタリアGP      デ・フリース
 第17戦シンガポールGP    ハミルトン
 第18戦日本GP        ベッテル
 第19戦アメリカGP      ストロール
 第20戦メキシコシティGP   ボッタス
 第21戦サンパウロGP  予選 ガスリー
           スプリント ラッセル
 最終戦アブダビGP      ベッテル

予選編は全22戦プラス、エミリア・ロマーニャ、オーストリア、サンパウロ(ブラジル)の3箇所で行われたスプリントを加えた全25回でまとめています。
予選での選定ポイントは単に予選順位やセッション通過云々だけでなく「路面状況やマシンポテンシャルを引き出し、チームメイトと比べてキラリと光る部分がみられた場合」も踏まえています。この結果を回数の多い順に並べ、1回につき1ポイントを付与していきます。ポイントはこの後の集計、評価で使用します。

〈獲得者ランキングと付与するポイント〉
 1 ラッセル     3回×1pt
 2 アロンソ     2回×1pt
  サインツ     2回×1pt
  シューマッハ   2回×1pt
  ストロール    2回×1pt
  ハミルトン    2回×1pt
  ベッテル     2回×1pt
 7 アルボン     1回×1pt
  ガスリー     1回×1pt
  デ・フリース   1回×1pt
  ノリス      1回×1pt
  ペレス      1回×1pt
  ボッタス     1回×1pt
  マグヌッセン   1回×1pt
  ルクレール    1回×1pt
  角田裕毅     1回×1pt
  周冠宇      1回×1pt
        合計22回+3回×1pt=25pts

スプリントを含めた予選編では全20人+2人のドライバーのうち、16人をピックアップしていました。最多は予選で2回、スプリント1回で選出したメルセデスのラッセルとなっており、アルファタウリの角田くんは第4戦エミリア・ロマーニャGPスプリントで選出。逆に7回のポールポジションを獲得した2回チャンピオンのフェルスタッペンは選んでいませんでした。フェルスタッペンの一発の速さはもちろん目を見張るものがあり、実力は認めつつも、どこか「やっぱりまたか、、」という感情も少なからずあり、、(笑)miyabikunの昨シーズンは「フェルスタッペン以外の新チャンピオン誕生」に期待していたためでしょうか。ごめんね、変な忖度無しのあくまでmiyabikun勝手な「独断と偏見」だから。

《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ決勝編》
 開幕戦 バーレーンGP     周冠宇
 第2戦  サウジアラビアGP   フェルスタッペン
 第3戦  オーストラリアGP   ルクレール
 第4戦  ロマーニャGP     角田裕毅
 第5戦  マイアミGP      フェルスタッペン
 第6戦  スペインGP      ラッセル
 第7戦  モナコGP       ガスリー
 第8戦  アゼルバイジャンGP  ハミルトン
 第9戦  カナダGP       周冠宇
 第10戦イギリスGP      ルクレール
 第11戦オーストリアGP    ルクレール
 第12戦フランスGP      サインツ
 第13戦ハンガリーGP     フェルスタッペン
 第14戦ベルギーGP      フェルスタッペン
 第15戦オランダGP      ハミルトン
 第16戦イタリアGP      デ・フリース
 第17戦シンガポールGP    ペレス
 第18戦日本GP        ベッテル
 第19戦アメリカGP      ベッテル
 第20戦メキシコシティGP   角田裕毅
 第21戦サンパウロGP     ラッセル
 最終戦アブダビGP      ルクレール

決勝はスプリントの有無関係無く全22戦のみが対象。こちらには予選と区別し、1回につき2ポイント付与します。

〈獲得者ランキングと付与するポイント〉
 1 フェルスタッペン 4回×2pts
  ルクレール    4回×2pts
 3 ハミルトン    2回×2pts
  ベッテル     2回×2pts
  ラッセル     2回×2pts
  角田裕毅     2回×2pts
  周冠宇      2回×2pts
 8 ガスリー     1回×2pts
  サインツ     1回×2pts
  デ・フリース   1回×2pts
  ペレス      1回×2pts
          合計22回×2pts=44pts

決勝編は22戦で半数の11人がランクイン。最多は「シーズン前半戦」までドライバーズチャンピオンを争った2人、フェルスタッペンとルクレールが仲良く4回ずつで並びました。予選では選ばなかったフェルスタッペンも、決勝の走りや追い上げはさすがと言わざるを得ません(笑)対してルクレールも前半戦はなかなかキレた走りをしていましたよね(戦略に対しては無線で年中キレていましたが) 
3回獲得者は無く、2回獲得は角田くんを含めた5人が並んでいます。フェルスタッペン同様にこちらも変なひいき無しに、角田くんはハミルトン、ベッテルといったレジェンド級と肩を並べたことになります。まだ自滅ポカは拭えませんが、角田くんは与えられた環境で持ち味をしっかりみせてくれています。ただマシンや戦略がク◯なだけ、きっとそれだけだよ、うんうん(笑)

という形で予選、スプリント、決勝と各ジャンルでの獲得者とポイント付与が終わりました。これらの獲得ポイントを合計して、総合的な観点からmiyabikunの選ぶ2022年ドライバー・オブ・ザ・イヤーを決めたいと思います。
薄々結果はわかっちゃったでしょうか。結果はこちらー!

《2022年ドライバー・オブ・ザ・イヤー》
 1 ルクレール    9pts
 2 フェルスタッペン 8pts
 3 ラッセル     7pts
 4 ハミルトン    6pts
  ベッテル     6pts
 6 角田裕毅     5pts
  周冠宇      5pts
 8 サインツ     4pts
 9 ガスリー     3pts
  デ・フリース   3pts
  ペレス      3pts
  12 アロンソ     2pts
  シューマッハ   2pts
  ストロール    2pts
  15 アルボン     1pt
  ノリス      1pt
  ボッタス     1pt
  マグヌッセン   1pt
         合計69pts

2回チャンピオンを差し置いて、ルクレールがmiyabikunの選ぶ「2022年ドライバー・オブ・ザ・イヤー」を受賞となりました。おめでとうございまーす!!
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むむ、これはmiyabikunの私情が多く盛り込まれていないか?!また確かに昨シーズンはその傾向が強かったことも自覚はしていますが、それを抜きにしても、速いマシンを手に入れたルクレールの特に前半戦はなかなか健闘していたと思いませんか?!(と必死にフォローしてみる)今シーズンはどうなのかなぁ、三連覇にストップをかけるのか、初戴冠なるか?!
ほか、上位は本家でも度々受賞しているハミルトンやベッテルがいる中で、miyabikunはラッセルの健闘も評価しています。あのチームにいれば当然と思いつつ、あのマシンで本当に頑張ったと思います。初ポールに初優勝、本当に嬉しかったし、挙げられてよかったと心から思っています。また、同じ日本人でありながら、特別なひいき目をしていなかった角田くんも結果的には上位にランクインしています。本当に地道な成長や各所で光る一面をみせてくれていたと思います。

ちなみに「決勝ポイントを2でなく1」とした場合はルクレールとラッセルが5ポイントで同点1位、ハミルトン、フェルスタッペン、ベッテルのチャンピオン3人が4ポイントで並ぶ形となりました。決勝のポイントを2にしても1にしてもmiyabikunのさじ加減で如何様にも出来てしまいますが、やっぱりトップは1人の方が分かりやすいし、いずれにしてもルクレールがトップになりますので、miyabikunはトップドライバーの仲間入りを果たしたルクレールの頑張りを評価したいと思います。

本題は以上になりますが、一昨年2021年にも行った「ザ・ワースト」も一覧でご報告します。

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《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」予選編》
 開幕戦 バーレーンGP     リカルド
 第2戦  サウジアラビアGP   アルファタウリ
 第3戦  オーストラリアGP   該当無し
 第4戦  ロマーニャ 予選    該当無し
           スプリント 該当無し
 第5戦  マイアミGP      該当無し
 第6戦  スペインGP      アストンマーティン
 第7戦  モナコGP       リカルド
 第8戦  アゼルバイジャンGP  該当無し
 第9戦  カナダGP       該当無し
 第10戦イギリスGP      該当無し
 第11戦オーストリアGP 予選 該当無し
           スプリント 該当無し
 第12戦フランスGP      該当無し
 第13戦ハンガリーGP     該当無し
 第14戦ベルギーGP      該当無し
 第15戦オランダGP      該当無し
 第16戦イタリアGP      該当無し
 第17戦シンガポールGP    該当無し
 第18戦日本GP        該当無し
 第19戦アメリカGP      該当無し
 第20戦メキシコシティGP   該当無し
 第21戦サンパウロGP  予選 フェラーリ
           スプリント ストロール
 最終戦アブダビGP      該当無し

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」決勝編》
 開幕戦 バーレーンGP     該当無し
 第2戦  サウジアラビアGP   オコン
 第3戦  オーストラリアGP   サインツ
 第4戦  ロマーニャGP     ルクレール
 第5戦  マイアミGP      シューマッハ
 第6戦  スペインGP      サインツ
 第7戦  モナコGP       フェラーリ
 第8戦  アゼルバイジャンGP  該当無し
 第9戦  カナダGP       マグヌッセン
 第10戦イギリスGP      アルファタウリ
 第11戦オーストリアGP    該当無し
 第12戦フランスGP      ルクレール
 第13戦ハンガリーGP     オコン
 第14戦ベルギーGP      フェラーリ
 第15戦オランダGP      フェラーリ
 第16戦イタリアGP      該当無し
 第17戦シンガポールGP    該当無し
 第18戦日本GP        該当無し
 第19戦アメリカGP      アルファタウリ
 第20戦メキシコシティGP   リカルド
 第21戦サンパウロGP     該当無し
 最終戦アブダビGP      該当無し

数えれば最々悪がわかってしまいますが、こちらはランキング形式にはしません。特に予選は評価し難いため「該当なし」が多くなります。ランキングはしないと言いつつ、フェラーリが目立つなぁ。最々悪というよりかは「ガッカリ」が率直な感想。
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昨シーズンほどレギュレーションに大きな変更はありませんが、いくつかの移籍と新加入ドライバーがあり、もしかしたら勢力図や新たな台頭がみられるかもしれません。1人でも多くのドライバーが輝き、そして悪かったドライバーやチームが無いような「理想的なレース」が続くといいですね!

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