明けましておめでとうございます。今年の元旦も関東は晴天に恵まれ、初日の出を拝むチャンスではあったのですが、年末から鼻水が絶えないままの年越しとなり、一応出発予定時間前には起床できたものの、今回は断念しました。。ノー初日の出。初日の出が見られた年は気持ち的に平穏に過ごせる一年となる気がしているし、miyabikun今年は後厄なので乗っけからやや不安。。

今シーズン(2023年)はドライバー変更がそこそこ多くありますが、マシン側ほかレギュレーションは重要ながら軽微なものとなっています。新年一発目は慣らし運転。毎年恒例となっているレギュレーション変更ほかを軽く予習しておこうと思います。
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《2023年の主なレギュレーション変更点》
〈メカニカルレギュレーション〉
 ①フロアの前後エッジ地上高を15mm上昇
 ②フロア中間の「トンネル部」地上高を10mm上昇
 ③ロールフープの強化とデザイン変更
 ④左右のミラー幅を200mmに拡大
〈スポーティングレギュレーション〉
 ⑤スプリント開催を6GPに拡大

細かく挙げればもっとありますが、分かりやすいところでいえばざっと5点でしょうか。以下で少し補足します。
①と②は昨シーズンから導入されたグラウンドエフェクトによる副産物「ポーポシング」に対する安全措置になります。①のフロアのエッジとはグラウンドエフェクトを得るトンネルの入口と出口であり、その地上高が15mm引き上げられます。入口はドライバーのやや前方にあるミラー取り付け部下部のサイドポンツーンのエリア、出口はリヤサスペンション付近のディフューザー部になります。②と併せることでポーポシングの主原因を軽減することができます。しかし、中間部含めトンネル出口の地上高が高くなるということは、機器類の配置に制約、工夫が必要で、グラウンドエフェクトは「出口で如何に速い気流を後方に跳ね上げられるか」がカギを握ることから、入口でさらに多くの気流を流入させられるかが各チームの腕の見せ所となりそうです。
③のロールフープは昨シーズンの第10戦イギリスGPのスタート直後に大クラッシュをかましたアルファロメオの周の件によるものです。本来マシンの転倒から復帰しやすくする役割を果たすロールフープが全く機能しておらず、あの件はハロを引きずりながらバリアまで滑っていきました。ハロがあったからよかったものの、無かったら周のヘルメットが地面と接地していたわけで、それを想像しただけでも恐ろしい事案でした。そこでロールフープを強化し、丸くすることが求められました。
④は実車のコクピットに乗ったことがないので推測にはなりますが、後方(側部)を視認できるエリアを拡大する目的でしょう。誰とは言いませんが、予選しかり特に決勝レース中も「ミラーに写らなかった」ことによるニアミスや接触は度々起きています。「ミラーをそもそも見ていない」は論外ですが(笑)
最後の⑤競技規定については昨年末に公に発表されていたことです。一昨年、昨年は3GPで導入された「土曜スプリント」を6GPに倍増させ、その導入先は第5戦アゼルバイジャンGP、第11戦オーストリアGP、第14戦ベルギーGP、第19戦カタールGP、第20戦アメリカGP、第22戦サンパウロGPとなります。徐々に慣れ、またポイント付与も見直されたことにより初年よりかは存在意義がみえつつあるスプリントではありますが、まだフリー走行の位置付けなど改善すべき点も残されています。

以上が2023年シーズンから導入される主な変更点です。冒頭にも書いたように、メカニカルレギュレーションについては昨シーズンに比べたら少ないですが、フロアの高さはマシンの挙動とダウンフォースに影響してきますので、ここで開幕までに上手くマシンを仕上げるチームや苦戦が続くチームと差を生み出しそうですね。

レギュレーションとは別に、今シーズンはドライバーの移籍や何人かのF1新人を加えて行われます。移籍組はアルピーヌからアストンマーティンに籍を移すアロンソ(ちなみに今シーズンから登録名はフルネームである「フェルナンド・アロンソ・ディアス」にする模様)、そのアルピーヌにはアルファタウリからガスリーを招き、オコン含め「オールフレンチ体制」で挑む形となります。新人組は昨年のウィリアムズでのたった1戦でいきなりQ1突破、決勝も9位入賞を果たしたデ・フリースがアルファタウリで角田のチームメイトとなり、下位カテゴリーで優秀な成績を残して昇格するマクラーレンのピアストリとウィリアムズのサージェントなど、2022年とはまた異なる意味で未知数を秘めています。
また、昨年の時点で4/16決勝の第4戦中国GPがカレンダーから外れて、代替は未定となっています。アルファロメオの周にとっては「初母国凱旋」となったでしょうし、レイアウト的にはmiyabikunも気に入っているだけ残念な限りです。候補には一応アジア圏に位置するトルコのイスタンブールパークやポルトガルのアルガルヴェ国際などが噂れていますが、miyabikun個人的にはトルコのレイアウトは近代F1にはあまり適していない(舗装の問題もあってあまりいい印象には無く、自慢の「ターン8」も現在のマシンではさほど印象的でない)と感じ、まるでジェットコースターかのような唯一無二のレイアウトを持つポルトガルGPの方がいいのではないかなと思っています(可能であるならばレギュラー開催希望)

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昨年はなかなかの多忙と「己に負けてしまう」弱い意志もあり、コンスタントかつなかなかリズミカルな記事アップができませんでした。今まで通勤や仕事中の移動で記事を書き進めてきたmiyabikunは在宅勤務などになると逆に書く機会が減ってしまうことに気付いたわけですが、昨年は在宅勤務から通常勤務に戻りつつありました。これならばまた数年前のように書く機会も戻るなんて安易に考えていたものの、一度「変な慣習」を身に付けると、なかなか元に戻せなくなっていた、というあかんゾーンに入ってしまいました。情け無い。。歳もとったし目も急激に衰えを感じるし、地方出張の新幹線や特急って、遠くまで行く割に案外到着が早い(笑)、、なんて全てが言い訳にはなってしまいますが、、すみません。。
2023年も無理はせず、でも書きたいこと、言いたいこと、F1に対する思いは変わらずコツコツやっていくつもりですので、引き続きmiyabikunとF1ブログ「F1 えきぞーすとのーと」お付き合いのほどよろしくお願いします。

miyabikun

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