何だか一人バタバタしたまま開幕戦を迎えてしまいました。いよいよ始まりますよー、新時代のF1が!今年も大波乱なシーズンとなるのか、開幕戦でそれが少しだけ明らかになります。
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《バーレーンGPの基本情報》
 バーレーン国際サーキット
  全長           :5.142m×57周=計305.484km
  開催回数 :19回目(サクヒールGP含む)
  コーナー数:15箇所
  高低差       :15.2m
  DRS区間数:3箇所
  母国レース :無し

《バーレーンGPの個人的印象》
 ・優勝してもココはアルコール禁止
 ・砂漠の中で路面が汚れており滑り易い
 ・日本にありがた迷惑?!ナイトレース
 ・4本のストレート擁する中低速ストップ&ゴー

F1の開幕戦として(無理矢理?)定着しつつあるバーレーンGPです。ドライバー移籍はさほど多くなく、新人はたった一人というラインナップではありますが、先週の開幕前合同テストを経て、各チーム、各ドライバーがどのようなアップデートや調整を図ってきたのか。またそれが正解かどうかが見どころです。

《過去5年のポールポジション》
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分28秒997
 2020-2 ボッタス    (メルセデス)
       53秒377 ※
 2020-1 ハミルトン   (メルセデス)
    1分27秒264
 2019年 ルクレール   (フェラーリ)
    1分27秒866
 2018年 ベッテル    (フェラーリ)
    1分27秒958
 2017年 ボッタス    (メルセデス)
    1分28秒769

 ※はサクヒールGPのデータ(以下同様)

《ポールポジションレコードタイム》
 2020-1 ハミルトン   (メルセデス)
    1分27秒264

《現役ポールポジション獲得者と回数》
 ★はその年のチャンピオン
 3回 ベッテル    (2010★,12★,18)
   ハミルトン   (2015★,16,20-1★)
 2回 ボッタス    (2017,20-2※)
 1回 アロンソ    (2005★)
   ルクレール   (2019)
   フェルスタッペン(2021★)

今シーズンからフェルスタッペンの戦績に★マークが付けられます。カーナンバー1復活となる現チャンピオンですね。昨シーズンも開幕戦で行われたバーレーンGP予選はフェルスタッペンのポールポジションから始まったんですよね。決勝は惜しくも落としてしまいましたが、今年はどうなるか。あとポールポジションについては新マシンレギュレーション導入を経て「ポールポジションがどのようなタイムで来るのか」にも注目したいですね!

《過去5年の優勝者》
 2021年 ハミルトン(メルセデス)
 2020-2 ペレス  (レーシングポイント)
 2020-1 ハミルトン(メルセデス)
 2019年 ハミルトン(メルセデス)
 2018年 ハミルトン(メルセデス)
 2017年 ボッタス (メルセデス)

《現役歴代優勝者と回数》
 5回 
ハミルトン(2014★,15★,19★,20-1★,21)
 4回 ベッテル (2012★,13★,17,18)
 3回 アロンソ (2005★,06★,10)
 1回 ペレス  (2020-2※)

昨シーズンの開幕戦は2番スタートのハミルトンが勝ったことにより、歴代勝者は頭一つ飛び出た5回となりました。ペレスには申し訳ないのですが、初優勝となる2020年のショートレイアウトを除くと全てチャンピオン経験者がレースを制している流れとなります。ということはフェルスタッペンがくればおさまりがよくなる。「近年のバーレーンGPを制すると、チャンピオン獲得の強みとなる」みたいな。なんてそうはさせないか。

《過去5年のファステストラップ獲得者》
 2021年 ボッタス    (メルセデス)
 
2020-2 ラッセル ※      (メルセデス)
 2020-1 フェルスタッペン(レッドブル)
 2019年 ハミルトン   (メルセデス)
 2018年 ベッテル    (フェラーリ)
 2017年 ボッタス    (メルセデス)

《現役ファステストラップ獲得者と回数》
 2回 ベッテル    (2012★,13★)

   ボッタス    (2018,21)
 1回 アロンソ    (2010)
   ハミルトン   (2017★)
   ルクレール   (2019)
   フェルスタッペン(2020-1)
   ラッセル    (2020-2※)

昨年まで現役であったライコネンが引退したため、2015年の記録が抜けています(ちなみに2014年と16年の抜けはN・ロズベルグです)miyabikunの勝手な想像にはなりますが、このバーレーンGPのファステストラップはフェラーリの2人かラッセルあたりが獲りそうな気がします。雰囲気的に何となく、です。今の段階なら、何とでも言える。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C3)
 黄:ミディアム(C2)
 白:ハード  (C1)

タイヤは昨シーズンから一段階硬い3種類となっています。とはいえ、昨年までの13インチからは別物となっていますので、レースが進行してからデグラデーションなどはより明らかになっていくでしょう。
タイヤはともかく、アストンマーティンのベッテルはレースウィークに差し掛かる頃にCOVID-19陽性が明らかになり、いきなりの開幕戦欠場が決まりました。これでドライバーの陽性者は何人目になるんだろ。。20人というごく少ない人数にも関わらず、かなりの感染率だ。で、その代走には何と、、ヒュルケンベルグが登場!いよっミスター代走!(笑)一昨年レーシングポイントで代走を果たすも、2021年にシートは無し。F1復帰は事実上困難と思われたため、先日のライコネンで行ったような「戦績振り返りをしてほしい」とのコメントもいただいていたのですが、、まだF1をドライブする機会が訪れるとは。やらないで待ってよかった。ただいくらベテランのミスター代走とはいえ、現マシンでの走り込みはハースのマグヌッセンより少ないのが不安ですね。これでもしちゃまを超える予選決勝を果たしたりしたら、、アストンマーティンはまさかのドイツのベテランコンビに?!、、パパ、ウソウソ!(笑)
さあ誰にもわからない開幕戦の予選順位予想に入りますよー!

《バーレーンGPの個人的予選予想》
 〜Q1〜
   20.ヒュルケンベルグ (アストンマーティン)
   19.周冠宇     (アルファロメオ)
   18.アルボン    (ウィリアムズ)
   17.ラティフィ   (ウィリアムズ)
   16.ストロール   (アストンマーティン)
 〜Q2〜
   15.マグヌッセン  (ハース)
   14.シューマッハ  (ハース)
   13.リカルド    (マクラーレン)
   12.ボッタス    (アルファロメオ)
   11.オコン     (アルピーヌ)
 〜Q3〜
   10.角田裕毅    (アルファタウリ)
  9.ノリス     (マクラーレン)
     8.アロンソ    (アルピーヌ)
     7.ガスリー    (アルファタウリ)
  6.ペレス     (レッドブル)
  5.ハミルトン   (メルセデス)
  4.ラッセル    (メルセデス)
  3.サインツ    (フェラーリ)
  2.ルクレール   (フェラーリ)
 P.P.フェルスタッペン(レッドブル)

新時代の初戦の予選予想です。まずポールポジションには非常に迷いました。予想通りフェラーリは速そう。そのフェラーリにチャンピオンがどこまで上回ってこれるか、予選用に速さを隠し持てているのかがカギです。初戦はまずフェルスタッペンをアタマに置いて様子伺い。また気になるメルセデス勢は本当かウソか、ハミルトンが自信無さげ。本当であるという淡い期待と、テストでもしっかり走り込みを行ったラッセルが鬱憤晴らしの本領発揮でハミルトンの前としています。
中団は相変わらずの混戦模様でややアルファタウリ、予選屋ガスリーを上位とし、アロンソ様やノリスを従える形。ライコネンもアルファロメオ移籍当初はそうでしたが、ボッタスもさすがトップチーム経験者とばかりに中団にはしっかり居座れそう。そして秘かに期待しているのはハースの二人です。実はもう少し上に置いてもよいのでは、なんて思ったりもしましたが、ハースの位置付けやマグヌッセンの仕上がりが未知数のため、今回は「中の下」あたりに置いています。
下位は新人、復帰、代理勢が集まっています。ヒュルケンベルグはいくら何でも、そんなすぐに適応できるかなあ。確かに腕のあるベテランには間違いありませんが、そんな簡単に適応できちゃうと「F1って本当に簡単じゃん」って思わされてしまう(笑)とこんな感じで、ひとまず開幕戦は様子をみてみましょう。

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