チャンピオンチームとまではいかなかったものの、ホンダパワーユニット最終年で見事にドライバーズチャンピオンを獲得したレッドブル。今シーズンも流れを絶やすことなくチャンピオンを防衛できるか否かはこのマシンの完成度にかかっています。「レッドブルRB18」です。
《設計》
エイドリアン・ニューウェイ
ピエール・ワシェ
ロブ・マーシャル
ダン・ファロウズ
《外見》
昨シーズンはRB16Bという、2020年マシンのマイナーチェンジ的なネーミングを用いていましたが、今シーズンはRB17を一つ飛ばしたRB18となりました。一皮どころか二皮くらい剥けたマシンであるといいのですが。連番を用いなかったのはこのレッドブルとフェラーリの2チームですね。
2月序盤に公開されたのはあくまで試作車、デモカーでした。カタロニア合同テストで持ち込まれたものはディテールに変更を加えた量産先行車といったところでしょうか。毎年ながらF1の新車はすぐに鵜呑みにせず「いつ時点に発表されたマシンか」を見極めないといけないから難しいですね。今回各チームのマシンを可能な範囲で見ていますが、これだって開幕戦にはだいぶ古い情報となってしまいます。
レッドブルは歴代で黄色のノーズですから太めに見えます。断面的には上部が平坦で、角を丸みを持たせた形でしょうか。ノーズ先端は黄色ではなく、黒(濃紺?)で小さな開口が設けられています。レッドブルあるあるは「毎年ノーズの先に穴を開けがち」ノーズは四枚のフロントウィングの三枚目、下から二段目に接続され、ノーズの長さはやや短めの部類になるのかな。フロントサスペンションはこちらもプルロッド式を採用。これがニューウェイ先生の解答。
どうでもいいことですが、このホイールキャップはスペアタイヤのような、昔テレビドラマ「ナイトライダー」に登場したナイト2000のような味気なさだな。
サイドポンツーン開口はやや広めな横長四角を採用。横に広がった分だけアンダーカットはされているものの、ラジエター下のえぐりは兄弟車のアルファタウリに比べると小さいようにみえます。色味からして、この部分をパカっと外せそうにもみえる。
サイドポンツーンからは急激な絞りもなく、天端はリヤサスペンションに向かって緩やかに導かれています。よって、フロアの露出している領域は狭め。先日のアルファロメオもそうでしたが、メルセデス系チームとは造形がだいぶ異なりますね。
まだ誰も最適解が出せない段階ですから、いいも悪いも素人のmiyabikunでは到底判断できませんが、第一印象は一線を画す例年の変態的なレッドブルらしさ、というよりかはライバルと似たり寄ったりというか、さほど差もないように感じます。
《シャシー》
RB18
全長: - mm
全幅: - mm
全高: - mm
最低車体重量:795kg
最大燃料搭載量: - kg
ブレーキキャリパー:
ブレーキディスク、パット:
サスペンション フロント:プルロッド
リヤ :プッシュロッド
ホイール:BBS
タイヤ:ピレリ
《エンジン》
レッドブル・パワートレインズ RBPTH001
V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
排気量:1,600cc
最高回転数:15,000rpm(制限)
最大馬力: - 馬力(非公開)
燃料・潤滑油:エクソンモービル
《ドライバー》
No.1 マックス・フェルスタッペン(オランダ)
No.11 セルジオ・ペレス(メキシコ)
「えー先日久々にマシンに乗りましてね、まあ縦に揺れるわ揺れるわで、お陰で便秘治りましたよ」
「関係ないやろそりゃ!」
昨シーズンと変わらずの2人。3と1のゾロ目ナンバーを使う2人は今シーズンから「1のみ」で構成されることとなりました。トップチームでありながら、ドライバー間でギスギスしないのは「そういう契約」で固く結ばれているからでしょうか。大抵はシーズン中盤あたりで優勢に立つ者に自然と権利が向きますが、ココは初めから決まっているのか。
久し振りにメルセデスドライバーのチャンピオンを止めることに成功したフェルスタッペンはカタロニア合同テストからチャンピオンナンバーで登場しました。いいですねカーナンバー1。近年はF1によらず「権利と主張」が重んじられる世の中になりましたが、F1のナンバーはレギュレーションで「前年チャンピオンはカーナンバー1とする」と決めてしまえばいいと思うんです。我々ファンはさすがにナンバーだけでも誰だかわかりますが、今日観始めた人は「何で同じチームで違ったり、ナンバーが飛び飛びなの?」ととっつき難いはず。頂点に立つんだから1。みんな1を目指してチャンピオンシップに挑む。希望ナンバーは以前ベッテルが行ったようにキープしておけばいいと思います。今シーズンもフェルスタッペンが防衛できたら来シーズンも1、防衛に失敗したら33に戻ればいい話。
話を戻して、フェルスタッペンの課題は一にも二にも「チャンピオンを防衛できるか」です。昨シーズンは何とか僅差でチャンピオンを獲得できましたが、全戦においてクリーンな走りやバトルができていたかと思い返せば、グレーな部分もいくつかありました。まあそこまでしてようやくハミルトンを引きずり下ろせたといえばその通りですが。この先はチャンピオンらしい走りが求められます。予選で負けても決勝で取り返す。瞬時の浮き沈みはあれどシーズン通して安定したポジションでフィニッシュして、最終戦までに累積ポイントでチャンピオンを獲れればいい。毎年のことながら、チャンピオンは誰しもが憧れ、狙うターゲットです。チャンピオンを獲得した直後の今シーズンこそ、フェルスタッペンの真価が問われます。
ペレスも昨シーズンのチームメイトのチャンピオン獲得には大いな助けとなりました。移籍初年で当初は遅れや不慣れがみられたものの、終盤はマシンとも対話しながらほぼほぼ馴染んでいたと思います。ペレスもF1ドライバーになって久しいですが、まだ32歳なんですよね(もうとも言えるが)チャンピオンを狙うにはやや遅咲きにはなりましたが、シーズン序盤からフェルスタッペンと並ぶ戦績を続けていけば、もちろんチャンピオンを狙ってはいけないわけでもないはずです。ペレスの持ち味は予選より決勝の粘り強さにあります。その予選をもうひと頑張りできると、トップドライバーと呼べる地位を確立できます。
メルセデスは昨シーズンまで8年連続のコンストラクターズを獲得してきましたが、そうなる前年2013年まではレッドブルが4年連続のチャンピオンでした。今シーズンは是非コンストラクターズチャンピオンも奪還できるといいですね。
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《設計》
エイドリアン・ニューウェイ
ピエール・ワシェ
ロブ・マーシャル
ダン・ファロウズ
《外見》
昨シーズンはRB16Bという、2020年マシンのマイナーチェンジ的なネーミングを用いていましたが、今シーズンはRB17を一つ飛ばしたRB18となりました。一皮どころか二皮くらい剥けたマシンであるといいのですが。連番を用いなかったのはこのレッドブルとフェラーリの2チームですね。
2月序盤に公開されたのはあくまで試作車、デモカーでした。カタロニア合同テストで持ち込まれたものはディテールに変更を加えた量産先行車といったところでしょうか。毎年ながらF1の新車はすぐに鵜呑みにせず「いつ時点に発表されたマシンか」を見極めないといけないから難しいですね。今回各チームのマシンを可能な範囲で見ていますが、これだって開幕戦にはだいぶ古い情報となってしまいます。
レッドブルは歴代で黄色のノーズですから太めに見えます。断面的には上部が平坦で、角を丸みを持たせた形でしょうか。ノーズ先端は黄色ではなく、黒(濃紺?)で小さな開口が設けられています。レッドブルあるあるは「毎年ノーズの先に穴を開けがち」ノーズは四枚のフロントウィングの三枚目、下から二段目に接続され、ノーズの長さはやや短めの部類になるのかな。フロントサスペンションはこちらもプルロッド式を採用。これがニューウェイ先生の解答。
どうでもいいことですが、このホイールキャップはスペアタイヤのような、昔テレビドラマ「ナイトライダー」に登場したナイト2000のような味気なさだな。
サイドポンツーン開口はやや広めな横長四角を採用。横に広がった分だけアンダーカットはされているものの、ラジエター下のえぐりは兄弟車のアルファタウリに比べると小さいようにみえます。色味からして、この部分をパカっと外せそうにもみえる。
サイドポンツーンからは急激な絞りもなく、天端はリヤサスペンションに向かって緩やかに導かれています。よって、フロアの露出している領域は狭め。先日のアルファロメオもそうでしたが、メルセデス系チームとは造形がだいぶ異なりますね。
まだ誰も最適解が出せない段階ですから、いいも悪いも素人のmiyabikunでは到底判断できませんが、第一印象は一線を画す例年の変態的なレッドブルらしさ、というよりかはライバルと似たり寄ったりというか、さほど差もないように感じます。
《シャシー》
RB18
全長: - mm
全幅: - mm
全高: - mm
最低車体重量:795kg
最大燃料搭載量: - kg
ブレーキキャリパー:
ブレーキディスク、パット:
サスペンション フロント:プルロッド
リヤ :プッシュロッド
ホイール:BBS
タイヤ:ピレリ
《エンジン》
レッドブル・パワートレインズ RBPTH001
V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
排気量:1,600cc
最高回転数:15,000rpm(制限)
最大馬力: - 馬力(非公開)
燃料・潤滑油:エクソンモービル
《ドライバー》
No.1 マックス・フェルスタッペン(オランダ)
No.11 セルジオ・ペレス(メキシコ)
「えー先日久々にマシンに乗りましてね、まあ縦に揺れるわ揺れるわで、お陰で便秘治りましたよ」
「関係ないやろそりゃ!」
昨シーズンと変わらずの2人。3と1のゾロ目ナンバーを使う2人は今シーズンから「1のみ」で構成されることとなりました。トップチームでありながら、ドライバー間でギスギスしないのは「そういう契約」で固く結ばれているからでしょうか。大抵はシーズン中盤あたりで優勢に立つ者に自然と権利が向きますが、ココは初めから決まっているのか。
久し振りにメルセデスドライバーのチャンピオンを止めることに成功したフェルスタッペンはカタロニア合同テストからチャンピオンナンバーで登場しました。いいですねカーナンバー1。近年はF1によらず「権利と主張」が重んじられる世の中になりましたが、F1のナンバーはレギュレーションで「前年チャンピオンはカーナンバー1とする」と決めてしまえばいいと思うんです。我々ファンはさすがにナンバーだけでも誰だかわかりますが、今日観始めた人は「何で同じチームで違ったり、ナンバーが飛び飛びなの?」ととっつき難いはず。頂点に立つんだから1。みんな1を目指してチャンピオンシップに挑む。希望ナンバーは以前ベッテルが行ったようにキープしておけばいいと思います。今シーズンもフェルスタッペンが防衛できたら来シーズンも1、防衛に失敗したら33に戻ればいい話。
話を戻して、フェルスタッペンの課題は一にも二にも「チャンピオンを防衛できるか」です。昨シーズンは何とか僅差でチャンピオンを獲得できましたが、全戦においてクリーンな走りやバトルができていたかと思い返せば、グレーな部分もいくつかありました。まあそこまでしてようやくハミルトンを引きずり下ろせたといえばその通りですが。この先はチャンピオンらしい走りが求められます。予選で負けても決勝で取り返す。瞬時の浮き沈みはあれどシーズン通して安定したポジションでフィニッシュして、最終戦までに累積ポイントでチャンピオンを獲れればいい。毎年のことながら、チャンピオンは誰しもが憧れ、狙うターゲットです。チャンピオンを獲得した直後の今シーズンこそ、フェルスタッペンの真価が問われます。
ペレスも昨シーズンのチームメイトのチャンピオン獲得には大いな助けとなりました。移籍初年で当初は遅れや不慣れがみられたものの、終盤はマシンとも対話しながらほぼほぼ馴染んでいたと思います。ペレスもF1ドライバーになって久しいですが、まだ32歳なんですよね(もうとも言えるが)チャンピオンを狙うにはやや遅咲きにはなりましたが、シーズン序盤からフェルスタッペンと並ぶ戦績を続けていけば、もちろんチャンピオンを狙ってはいけないわけでもないはずです。ペレスの持ち味は予選より決勝の粘り強さにあります。その予選をもうひと頑張りできると、トップドライバーと呼べる地位を確立できます。
メルセデスは昨シーズンまで8年連続のコンストラクターズを獲得してきましたが、そうなる前年2013年まではレッドブルが4年連続のチャンピオンでした。今シーズンは是非コンストラクターズチャンピオンも奪還できるといいですね。
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コメント
コメント一覧 (8)
商業車のホイールっぽく見えて凄く安く見えます。
アルファロメオやアストンマーティンみたいにする
だけでも結構イメージ変わるから工夫してほしい。
何回見てもサイドポンツーンの下部凄いですね。
エアインテークから下真っ直ぐ下ろしてますし。
最初見たとき遠近法かわからないけれどサイドの
ORACLEの文字の下にエアロが付いているように
見えてました。
F1にカーナンバー1が帰ってきましたね。ベッテル
以来かな?レースシーンにナンバー1が無いのは少し
寂しいからハミルトンも一回くらいつけてほしかったなんならナンバー1のハミルトンも見たかった。
こんばんは。
やはりホイールキャップに目が行きますよね。
この味気なさがよくわかる画像をお借りしてみました。
おそらく仮仕様だと思いたいのですが、
さすがにあのまま本戦も使用したら、、ダサい。。
バーレーン合同テストでは別のタイプも取り入れて
いますが、今シーズンのレッドブルは例年よりも
おとなしめで入ったかなという印象でした。
開幕までには改良型を取り入れることでしょう。
チャンピオンはやっぱりカーナンバー1を付けて
くれないと。久々にみるととても新鮮です。
レギュレーションで縛っちゃいましょう(笑)
大本命のメルセデスの対抗馬としての大本命チーム!!頑張れ!!!
ここ「も」2回目のテストではサイドポンツーン周りに変更が加えられてましたね。「も」は銀色の大本命がそれありなのか!?そもそもが無くなってるじゃないか!っていう変更をやってきました。
大人し目エイドリアンマシンですが、テストの感じは良さそうなので「1」のフェルスタッペンと2年目のペレスで今年はコンストラクターでもチャンピオンになれるように着実に走ってほしいです。
個人チャンピオンはフェルスタッペンでなくても良いけど、「1」を選択してくれる人が獲得してほしい!!
「1」が輝くシーズンでありますよに!!
こんばんは。燦然と輝く?!ぶっといカーナンバー1。
いいですね!
昨シーズンの続きとなるバチバチの争いなるか。
バーレーン合同テストではサイドポンツーンの
改良をやはり入れてきましたね。
メルセデスのもの珍しさはもちろんのこと、
レッドブルも初お披露目は意外にもおとなしめに
感じました。
フェルスタッペンは一度獲ったからいいものの、
ペレスも一発カマしてほしいものです。
今シーズンはコンストラクターズも獲りたいですね!
個人的には固定ナンバーにも反対でしたね。
やはりF1のカーナンバーは1も最高ですが若い番号ほどカッコいいイメージです
こんばんは。ナイトライダーにあぶない刑事、
同じく観て育った世代です。
この前CSでたまたまナイトライダーの再々々々々
放送を目にして、録画編集そっちのけで
観入ってしまいました。
イジワルなおじさんにハメられて、沼に落ち
「やあマイケル」の声が段々弱まるという
ナイト2000がシステムごとぶっ壊れる回でした。
コンストラクター順による固定ナンバーが
廃止されたのって、何の理由でしたっけ?!
今すぐパッと思い出せないのですが、
若い順に振られていると、前年の優劣関係も
解りやすいし、ピットの並びとかもすんなり入る。
もっと昔はコンストラクター時代にナンバリング
されていたこともあり、miyabikunよりももっと上の
世代のファンはそちらを推す方もいます。
一桁ナンバーはやっぱりカッコいいです。
miyabikunも「4」を使えるように戻してほしい。。
あ、それでは希望ナンバーか(笑)
あとナイト2000そっくりな偽(悪)キットと対決するみたいな話もありました。
けっこういくつもシリーズ作られてるんですよね。
数年前BSでも第一シリーズが再放送されて話題になったのですが、あまり覚えてる回がなく自分がよく見てたのはもっと後のシリーズだったんだなと知りました。
他カテでは既に固定が主流だったので遂にF1にもその波が来たか~くらいに思った記憶しかないですね(^^;
ライコネンが7を選択した理由が前年のそのまま使っただけ言ってたのがらしさ溢れてて笑ったのは覚えてます(笑)
こんばんは。やはり死にかけたナイト2000の回、
ご存じでしたか。さすが二年さんだ。
偽物と対決する回もありましたね。
こんな話ししていたら、久々に観たくなりました。
デアゴスティーニでもやっていたような、、。
いまさら一から始めるのは辛そう(笑)
希望ナンバーもイマドキっぽくていいんですが、
ドライバーがよくてもファンや初心者が大変そう。
ライコネンの「7」はそういう言い分でしたね。
テキトー(笑)
照れ隠しで実はすごーくこだわりがあったりして。
次は誰が名乗るのだろう。
一桁ナンバーはみんな憧れがありそうだし責任重大。