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「誰がいないかって?!ちゃんと来ているよ!」
ギクっ!き、来ていたんですね。。今シーズンはもう帯同しないと聞いていたはずなんですが、、。ルクレールはいてもいなくても成績には左右されないから大丈夫ってか。
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「来るなら来るって言って下さいよーもう!」
「ごめーん。チーム気になって、来ちゃった」
悪い方向に向かなきゃいいのですが(笑)IMG_7522
急遽訪れた「エース」の座。若かろうが期待されていようが、こっちはレギュラードライバーなんだ。今回はポールトゥウィンで完勝してやる。優勝候補最有力が胸中で静かに誓う。

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イン側2番手のラッセルのスタートがいい!ポールの先輩をいとも簡単に討伐。初入賞初優勝に向かって好発進を決めました。
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後方でライコネンがバランスを崩しています。前戦とは逆のイン側。位置はほぼ同じ。カメラアングル的にも嫌な予感がしてしまいますね。IMG_7538
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アウタートラックに分岐する手前の鋭角ターン4でピンクのレーシングポイントがアウト側からターンインする際に接触。
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左フロントを折損したルクレールと、一旦引いたフェルスタッペンが避けようとしたら制御が利かず、2人仲良くドッカン。ペレスは当然最後尾。早速セーフティカー発動。レイアウトは違うはずなのにどこか似ていますね。
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「ボク来たの、やっぱマズかったカナ」

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事故処理を明け7周目からレース再開です。ラッセル、もう一度気合入れていこうね!IMG_7543
ラッセルは順調に加速。あららら、ボッタス。3位のソフトタイヤサインツにやられとるじゃん。この後のコーナーでサインツがコースアウトしたおかげで順位は取り返しますが、かなり危なっかしい。

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長い長い87周レース。途中は一気にかっ飛ばしますが、トップのラッセルはミディアムタイヤを46周目まで保たせ、ハードタイヤに乗り換え。ボッタスは4周後の50周まで引っ張りますが順位の入れ替えは無し。
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好スタートののち、一度地獄を味わったペレスが57周目に3位の元チームメイトのオコンを捉えて表彰台を獲得する位置に復帰してきました。レース中盤から後半にかけての追い上げがこのレースでも冴え渡っています。キングを彷彿とさせる追い上げ方だ。
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54周目のラティフィに続き、初参戦となったエイトケンが最終ターン11出口でフロントウィングの落とし物。ヴァーチャルセーフティカーからセーフティカーに切り替わり、まだタイヤをそう酷使していないメルセデス2台がなぜだか一応タイヤ交換。IMG_7552
ラッセルが出て、ボッタスが
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なかなか出ない。27.4秒?!一体何リッターのガソリンを給油したんだよ(笑)IMG_7555
ラッセルは余裕でトップ復帰していきますが、ボッタスはじっくりコトコトのタイヤ交換のため、ストロールにも先行を許し5位復帰。メルセデスにしては珍しいチョンボだな。
ただこのチョンボ。ボッタスに止まらなかった。初優勝街道まっしぐらのラッセルに耳を疑うような無線が飛びましたね。まさかの「タイヤ付け間違い」
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四輪のコンパウンドを見る限りは疑わしきものに気付きませんが、実はボッタスのタイヤを装着されていたとは、、。ボッタスのピットの際、ピットクルーの様子が明らかにおかしかったですよね。ハミルトンのタイヤならまだしも、よりによってボッタスのを履かされてしまうのは運が悪い!って、そういう問題じゃないって?!(笑)
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罪無きラッセルは「会社都合」によりボッタスの後ろの5位に降格だなんて可哀想。これも明らかなインシデントだな。
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一方、1周目の最後尾ペレスが自動的にトップへ。ラッセルには申し訳ないけど、ペレスにとっても貴重な初優勝への道が開けました。
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怒りのラッセルは先輩なんぞ関係無い!ラッセルとは逆にボロクソタイヤを再び履きペースの冴えないボッタス
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ストロール年下先輩
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先代のメルセデスっ子オコンとなりふり構わず飛ばす。こんな荒々しい追い上げをみせるラッセルは初めてですね。チョンボしてもマシンはピカイチのメルセデスだからこそなせる業。
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さあ残るはしれっとトップに浮上したペレスのみ。まだ初優勝は諦めてはいない。ところがラッセルに2回目の試練が、、、

まさかのスローパンク。いくら一周が短いとはいえ、さすがに残り8周を走り切れるわけがない。
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セーフティカー明けのレース再開から間もないこともあって隊列は圧縮されており、ソフトタイヤの猛追には時間足らず。幸運の女神は別の者に笑顔をもたらす結果となりました。IMG_7570

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《決勝結果》
 1 ペレス  (レーシングポイント・M)
 2 オコン  (ルノー・R)
 3 ストロール(レーシングポイント・M)

長らく待った初優勝は参戦192戦目。これまでウェバーが保持していた132戦目を大きく上回る最遅記録更新です。よかった、優勝できて。

《ファステストラップ》
 ラッセル(メルセデス・M)55秒404
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ラッセル(メルセデス・M)

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ペレス(レーシングポイント・M)

迷いますね。ラッセルはスタートからフィニッシュまで手に汗はかかない季節ですが、レース終始力が入りました。勝たせたい、勝ってほしい。スタートも完璧、レースペースも悪くない、悪いのは全てチームのミス。しがないmiyabikunの同情票では足りないくらい悔しい気持ちでいっぱいですが、F1の神様が「そう簡単に優勝をくれてはならぬ」という思し召しがあったと思うしかありません。本家のドライバー・オブ・ザ・デイは無事にラッセルの元に届いたはずですので、miyabikunは今度こそペレスを讃えたいと思います。
今シーズン度々このコーナーに登場するペレスは本当によくやっていると思います。今回もスタートが冴えていましたし、アクシデントで一時期は優勝の「ゆ」の字も出てこない最後尾まで転落しました。しかしペレスは決して諦めなかった。直線が多く、一周距離の短いこのレイアウトを活かし、トップのポカがあったとはいえ、優勝に手の届く位置までハイペースでしっかりリカバリーしてきました。解説陣も話していましたが、シート喪失が決まってからのペレスは今まで以上に気持ちや戦い方が変わったように感じます。やれ乱暴だ、金でシートを得た、トップチーム抜擢で調子に乗っている、なんて揶揄された時期も経て、いつの間にかF1のベテラン、タイヤの扱いに好評を得るドライバーとなって成熟しました。来シーズン、もしくは再来シーズンのシート獲得に向け、腐ることなく結果を出し、ランキング上位にい続ける。この姿勢はいつか報われると信じています。長く時間を要したF1優勝。これが最後の優勝とならないことを切に願っています。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 メルセデス・M

言うまでも無く、このレースの悪はメルセデスですね。いつも完璧な戦略を企て、完膚無き勝利を積み重ねたチャンピオンチームが「このレースに限って」とんでもないミスをしでかしました。やっぱりハミルトンがいないと締まらないのでしょうか。いくら最速マシンを作り上げ、若き才能があったとしても、ソレをやっちゃあお終いよ。最後のスローパンクは不可抗力とはいえ、あんなヘマが無ければ、ラッセルは最終盤であんなカリついた走りをする必要無く、いつも通りのワンツーフィニッシュだったわけです。今夜はピットクルー全員がヴォルフからゲンコツ貰って下さい。ヴォルフはラッセルからゲンコツを貰って下さい。そしてラッセルを全身全霊で慰め、よき計らいを早急に計画してあげて下さい。

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《第16戦サクヒールGPのポイント》
・苦労人ペレス。ひねり出したF1初優勝!
・思わぬ好転、溢れる才能、まさかの転落
・チャンピオン、ソレをやっちゃあお終いよ
・面白レイアウトではあるが、レースは単調

キング不在の異例な結果を予想しましたが、その予想をさらに覆す驚きや嬉しさ、悔しさなど様々な感情が入り乱れる「初開催」となりましたね。ラッセルへの苦難は目も当てられないくらい辛い内容でしたが、フリー走行から予選、そして決勝のスタートダッシュや3スティント目の猛追は確実に実力を示すに値し、この悔しさも必ずや報われる日が来ることでしょう。

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