IMG_7467
先週のバーレーンGPと同じアングルを狙いたかったのですが、逆からのアングルになってしまいました。二週連続同じサーキットで別レイアウトでのGPも面白いですね。これも当然F1初の試みとなります。
FullSizeRender
FullSizeRender
またレイアウトがライトアップされているのが面白い。上手いことGPトラックのインナー部分が消されています。日中開催ではこの演出はできません。

ご存知の通り、このGPにはキングはいません。代わってウィリアムズのラッセルがステアリングを握ります。2回のフリー走行では見事トップタイムを叩き出し、初ポール獲得に意欲的です。また、シート変更のあったのはラッセルだけではありません。前戦のクラッシュで負傷したグロージャンに代わり、テストで何回か登場してきたE・フィッティパルディの孫にあたるP・フィッティパルディが本戦初出走となります。
FullSizeRender
カーナンバーは51。イチローが頭をよぎります。あとラッセルの空席はルノーが育成したイギリス人と韓国人のハーフのエイトケンが務めています。FullSizeRender
頑張ってラティフィを食っちゃいましょう!アウタートラックはこの渋滞が怖いですね。今のところ、うまくバラけているかな。
IMG_7476
アウタートラックは2010年開催時に「バンピーである」点が指摘されました。FullSizeRender
火花が途切れ途切れに舞います。マシンが弾んでいる証拠。ターン8はトラックリミットを厳格化されていますので、正確なライン採りでテンポよく抜けたいですね。IMG_7479
ラッセルばかりに注目が集まる中、ボッタスがお手本とばかりにミディアムで54秒607。その後ソフトを履くレーシングポイントのペレスが上回ると、次は未だタイムの無いソフト履きのフェルスタッペン。トラックリミットいっぱい。
IMG_7481
ドンとペレスを上回って54秒を切る手前までもっていきました。Q1はフィッティパルディ、エイトケンを含む新人と、超ベテランのライコネンがアウト。IMG_7488

FullSizeRender
Q2は大きく2つのグループに固まって入場。サインツは集団に混ざらずソフトタイヤで早くも計測に入っています。
IMG_7490
ひとまず54秒中盤。今回のマクラーレンはこのあたりが精一杯かな。IMG_7493
フェラーリは2台ともミディアムタイヤでサインツを上回っています。今回もルクレールとベッテルは僅差。
FullSizeRender
メルセデス2台もミディアムでルクレールを蹴落としていきます。ラッセルもセクター2ベストでボッタスを追う。どうか?!
IMG_7495
0.02秒及ばず。惜しい!でもボッタス狩りイケるぞ!IMG_7496
ペレスはソフトでメルセデスの壁突破に尽力を注いでいます。最近本当に頑張っていますよね。まだシート争奪戦は諦めていません。
IMG_7500
「よう新人。予選はココからが本番だ、いいな?」IMG_7502
Q2はベッテルやアルボン、オコンなど各チーム一人ずつが敗退。アルボンよ、ペレスが狙っているぞー。

FullSizeRender
さあQ3、ラッセルよ、ボッタスに追いつけ追い越せ!IMG_7506
ボッタス先輩が先手必勝の53秒760。どうだ!IMG_7507
ラッセルも53秒台には入りつつ、まだちょっと足りない。IMG_7508
そんなメルセデスの争いなど関係無く、フェルスタッペンが大きくボッタスを上回ってみせます。ラッセルにそう簡単にポールは渡せない!IMG_7509
フェルスタッペンに続いてルクレールもメルセデスの流れを食い止めにいっています。今日のルクレールは速い。
IMG_7512
残り5分でボッタスが会心のラップで再びトップに。ラッセルは食らいつけるか?!IMG_7514
2本目は0.14秒足らず。そしてセクター3に重きをおいた3本目は0.03秒足らず。惜しかった。。
IMG_7515

IMG_7517
《予選結果》
 1 ボッタス    (メルセデス・M)53秒377
 2 ラッセル    (メルセデス・M)53秒403
 3 フェルスタッペン(レッドブル・H)53秒433

《先日の予選予想との答え合わせ》
7番手リカルド、13番手ベッテル、、ひゃー驚異の2人っきり。まずアタマとオシリを間違えた時点で厳しいですね。ルクレールとクビアトが予想をはるかに上回る好走をみせ、今回ばかりは厳しいかなと苦戦を予想したマクラーレンのサインツも健闘しました。逆にライコネンにはガッカリですね。ライコネンを見ていて気になったのですが、コントロールラインを通過した直後、いつも以上に減速するドライバーを多く見かけた気がします。アレは何なんだろう。ライバルにスリップストリームを与えたくないから?!それともエネルギー回生か何かのため?!詳しい方がいたら教えて下さい。

《Q3トップのボッタスと各チームの差》
 
 メルセデス(ラッセル)は0.03秒落ち
 レッドブル(フェルスタッペン)が0.06秒落ち
 フェラーリ(ルクレール)が0.2秒落ち
 レーシングポイント(ペレス)は0.4秒落ち※
 マクラーレン(サインツ)も0.4秒落ち※
 アルファタウリ(クビアト)が0.5秒落ち※
 ルノー(リカルド)も0.5秒落ち※
 アルファロメオ(ジョビナッツィ)が1.0秒落ち
 ハース(マグヌッセン)が1.3秒落ち
 ウィリアムズ(ラティフィ)は1.4秒落ち
 ※最速タイムから算出

今回のアウタートラックは距離もさることながらセクター2以外は直線で構成されていることもあり、一周は1分を切る想定は以前からされていました。Q1からQ3までの計測ラップは全て1分を切り、さらには55秒台も切ってきました。中団チームにおいてはQ3よりQ2の方が好タイムで、8番手に終わったサインツはタイム的にはクビアト、リカルドを上回る6番時計でした。パワー要素も高いレイアウトだったこともあり、ルクレールを除くフェラーリ系は下位に沈み、最下位はウィリアムズからハース、アルファロメオに変わる結果となりました。

IMG_7510
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》 
 ルクレール(フェラーリ・F)

本当ならラッセル、と言いたいところですが、あのマシンに乗ったならばもう一段階上がほしかった!それにしても、ラッセル自身は才能あるドライバーとはいえ、マシンが変わればあれほどまで成績が上がってしまうものなんですね。少し前のライコネンとは逆パターンではあるものの、いかに今のF1はマシン依存になっているんだなということを証明してくれました。今回はちょっと甘々な評価かもしれませんがルクレールを評したいと思います。決勝レースでの盛り返しで何とか今シーズンを切り盛りしているルクレールですが、この予選はベッテルとの差を大きくつけてQ3のしかも上位に一発アタックで4位につけました。ベッテル同様に「誰か」がいない方が伸び伸びとやれてよさそうですね。マシンやチームがダメダメでも、ルクレールは一人ランキングの上位にいます。ランキング4位はまだ手の届くところにありますので、諦めること無く残り2戦を戦い抜いてほしいと思います。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 
 該当無し

今回の予選は目立って酷かった者はみられませんでした。強いて言うなら精彩を欠いたアルボンヌかな。まあいっか。

IMG_7503
《決勝の表彰台予想!》
 1 ラッセル    (メルセデス・M)
 2 フェルスタッペン(レッドブル・H)
 3 ボッタス    (メルセデス・M)

まだ諦め切れない!キングの居ぬ間に勝たせたい!晴れてポールポジションを死守したボッタスではありますが、今シーズンのポールポジション獲得4回中、優勝できたのは第1戦オーストリアGPのみ。他は大抵やらかしています。ボッタスのやらかしに期待するのはよくないので「ラッセルがチャンスをモノにした」形で初優勝を果たしてもらいましょう!ラッセルの不安要素としては、まだF1において「先頭を走ったことが無い」ということ。もちろん若くても浅くてもトップドライバーの一人ですから、先頭を走るプレッシャーには慣れているはず。ただやはりココは最高峰のF1。爪を隠した無口なボッタスにマサカリ担いだフェルスタッペンが近くにいると思えば、焦りや緊張感があること間違い無し。そこを何とか「千載一遇のチャンス」と競り勝ってほしい!異例のシーズンならたまには異例な結末に期待するmiyabikunです。

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村