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初開催のアルガルヴェ国際サーキットの最終コーナーからコントロールラインを見ています。この画像からも読み取れるくらい上っている様子がうかがえますね。
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こちらはターン1からコントロールライン方向を見ると、急激に下っています。このような傾斜が入ってくるメインストレートはあまり見かけませんね。まるで駅の進入手前の上りでブレーキ以外で減速し、駅を出て加速に下り傾斜を使って省エネを図るゴムタイヤを履く新交通システム(「ゆりかもめ」みたいなヤツ)の駅のような作りです。ただF1にとってはナンセンス、今までのF1サーキットではあまり採られないレイアウトですね。
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サーキット中間区間もこんな感じです。急に幅員が狭くなって見えるのは、その区間で急に落差があって隠れているため。これは前車を追尾したり、後方から近付く速いマシンが認識し辛く、周回遅れになる際は気を付けないと危ないですね。
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もう一つ、予選を前にサーキットで補修が行われました。フリー走行3回目にフェラーリのベッテルがターン14を通過した際、トラック外側に設置されたドレーンカバー(側溝の蓋)が浮き上がり外れてしまう出来事がありました。
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他の部位もチェックしていますが、大丈夫でしょうか。いかんせん急な開催決定となったため、チェックが追いついていなかったのかもしれません。あっ。。image

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Q1のサインツのターン8〜9間のオンボードカメラ視点です。ストレートなのに高低差があるため先が見えない。
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サミットを過ぎると急にその先が明らかになります。単独で走る分には上り下りの縦断勾配は走るにつれすぐに慣れるものでしょうが、スロー走行されたり停止されたり、デブリに突如遭遇しても避けきれなさそうですね。
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前戦アイフェルGPは盤石の予選を終え、決勝に順位を落とす形となったボッタス。今回もフリー走行は完璧な地位を確立していました。初サーキットで名を刻みたい。
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フリー走行3回目には及ばずも、暫定トップへ。ハミルトンは0.05秒落ちだシメシメ。
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おーい、最近存在感がないぞー。ベッテルはお兄の1つ前の14位にくすぶっています。
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おールクレールまで0.02秒に迫る7位へ。ラッセルも当落戦上の最後のアタックでマイナス表示だぞ!
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ライコネンを押し退けて、定位置の15位に。
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この前の雪辱は晴らせたかな?!
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Q2はメルセデス2台とフェラーリ2台のみが黄色いミディアムタイヤでのアタックを選んでいます。このポルトガルはいつものようにどうも振るわないハミルトンは
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ベッテルに引っかかり空回り、アタックやり直し。
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ボッタスと同じミディアム履きではありますが、タイムはやっぱりボッタスに及ばない。ハミルトンあまりココ得意ではないか?!
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ラッセルも何も15番手に拘っているわけではありません。最後のアタックでベッテルをかわして14位に浮上。そうなれば、ベッテルは?!
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ダメっテル。終わっテル。
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暫定10位でギリギリライン上のリカルドは最終アタックで目の前にアウトラップのモタつき走行のオコンがいます。
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走行ラインを外さざるを得ず、スピン。グラベルでは止まり切らず、リヤウィングをバリアにぶつける。
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さあQ3になりましたよ、ソフトタイヤに履き替えて、最速セクター頼んだよボッタス!image
よしよし、それでいい。ハミルトンは?!image
よしよしよし、それでいいそれでいい。皆が当然ながらソフトタイヤをチョイスする中、アルボンはミディアムをチョイス。
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メルセデスからのタイム差ともそう離れずのタイムで走れています。image
Q2にチームメイトを追い越す際にスピンしマシンを傷めたリカルドは残り5分を切ってもリヤウィングが付かず、計測できず。。
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メルセデス2台の最終アタックはアルボン同様にミディアムに履き替え、ハミルトンがようやくトップに立つ。
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その後アルガルヴェはオレのもんダヴェとボッタスがそれを上回る。image
しかしハミルトンはもう1本タイムアタックのチャンスがありました。ボッタスの流れできていたところを最後しっかり締めくくる。通算97回目のポールポジションはGP92勝目への最も近道。
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《予選結果》
 1 ハミルトン   (メルセデス・M)1分16秒652
 2 ボッタス    (メルセデス・M)1分16秒754
 3 フェルスタッペン(レッドブル・H)1分16秒904

《先日の予選予想との答え合わせ》
3番手フェルスタッペン、4番手ルクレール、13番手クビアト、20番手ラティフィで合計4つ正解でした。毎度ながら惜しいのがいくつもありましたね。1つ違いもあればメルセデス2人、アルファロメオ2人、ハース2人が逆でした。フロントロウはたった2択なのに、当たれば2つ正解、外れれば2つともら間違いなので、外すと正解率がグンと下がってしまいます。毎回なぜか13番手のクビアトだけは当たります(笑)チームメイトのガスリーからは離されてしまっているので、いい結果とはいえません。

《Q2トップのボッタスと各チームの差》 
 メルセデス(ハミルトン)は0.2秒落ち
 レッドブル(フェルスタッペン)が0.4秒落ち※
 フェラーリ(ルクレール)は0.6秒落ち
 レーシングポイント(ペレス)が0.7秒落ち※
 マクラーレン(サインツ)も0.7秒落ち※
 アルファタウリ(ガスリー)も0.7秒落ち※
 ルノー(リカルド)は1.0秒落ち
 ウィリアムズ(ラッセル)が1.3秒落ち
 アルファロメオ(ライコネン)は1.7秒落ち
 ハース(グロージャン)は1.9秒落ち
 ※は最速タイムから算出

今回の予選の最速タイムは逆転ポールポジションを獲得したハミルトンではなく、Q2をトップ通過したボッタスの1分16秒466でした。それもタイヤはソフトタイヤでなく、スタートタイヤとなるミディアムタイヤでのタイムが最速となりました。Q3はレッドブルのアルボンを除いて1本目から定説のソフトでアタックするもQ2またはQ1のタイムの方が早いという不思議な現象でしたね。それを理解したメルセデスはQ3の2本目でミディアムを導入していますが、順位的にはフロントロウを占めつつも、タイムは上回ることができませんでした。ちなみにメルセデス以外はソフトタイヤでのアタックが最速タイムとなっています。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》 
 ハミルトン(メルセデス・M)

Q2終了時はフリー走行から元気なガスリーと毎回しれっと上位に居座るペレスのデッドヒートでした。Q3の2本目まではボッタスが頭一つ出た形で注目していましたが、ダメ押しの3本目をミディアムタイヤでポールを奪い取ったキングの走りは圧巻。初のサーキットを獲るのはキングにおいては日常茶飯事だからさほど驚くことはないけど、最も速いタイムが出るはずのソフトタイヤを早めに見限り、1本でも多くタイムアタックできる策を講じたキングとそのチームスタッフが一本上手でした。さすがです。キングを完全に上回るためには、最後の最後まで力を抜かず、あらゆる策や手数を残しておかなければならないという手強さを改めて感じさせられた予選でした。

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《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 ルノー・R

リカルドがQ2を突破できるか否かの瀬戸際であったにもかかわらず、チームメイトのオコンが危うい位置にいたために「触れずしての同士討ち」を演じてしまったことは残念です。結果的にオコンは11番手のQ2落ちとなり、リカルドは何とかQ3進出できたものの、マシンのリヤセクションを傷めてQ3のタイムアタックに望めませんでしたのでほぼ意味がありません。むしろオコンはスタートタイヤで選択の余地ができるため、決勝はオコンの方が有利に働く可能性すらあります。もちろんオコンがリカルドを間接的にスピンを招きました。しかしこの前方、後方とも視界不良なサーキットにおいては、オコンを責めるというよりかは、チームがしっかりと注意喚起してあげる必要があると思います。よって今回のワーストは単にオコン1人を責めるのではなく、チームがつまらぬ不利益をもたらしたと評価しました。

《決勝の表彰台予想!》
 1 ハミルトン   (メルセデス・M)
 2 ボッタス    (メルセデス・M)
 3 フェルスタッペン(レッドブル・H)

理想、希望としてはフリー走行やQ3の途中まで好調で来たボッタスに前戦アイフェルGPの雪辱を晴らすべく決勝逆転優勝を願っています。しかし現実は甘くない。ボッタスはやらかすし変な期待は出来ない、ということで予選通りの順位かなと予想します。つまりハミルトンの「F1単独最多勝」が早くも実現しそうです。起伏に富み、通常カレンダーには無い特性を持つこのサーキットは追い抜きにはあまり適していないと思います。先日の「予選予想」の時に印象として書きましたが、下りながらの鋭角ターン5で飛び込む位しか前を伺うチャンスはないでしょう。あのでのパッシングは勇気と瞬時の判断力、そして少々ガメつくいく図太さが要求されます。フェルスタッペンやリカルドならまだしも、ボッタスにそれがあるか?!ニュルブルクリンクで思い出される「タイヤスモーク」こんなことでは「無い」でしょうな。ボッタスの男気が試されそうです。

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