image
近年のイタリアGPは予選でバタバタのごちゃごちゃになる割に、決勝は抜き難くなったこともあり、まあまあおとなし目な印象です。しかし今年は全く違いました。まさかこんなに荒れるとは。。初めはいつものようにこの観戦記も時系列で書き上げていたのですが、あれだけイベントがあるとダラダラな書きっぷりとなり、面白味が無くなってしまったので、一度全削除!全てを細かく振り返りませんが、ポイントを抽出して振り返ることとしました。

《モンツァでそれはダメよ。本当に無いよ》
レースを観た方なら、サブタイトルからして何を意味しているのか想像できると思います。相変わらず手堅いフロントロウを獲得したメルセデス2台でしたが、スタートダッシュが重要なモンツァにおいて、あの男がしでかしました。
image
ボッタス、まさかの出遅れ!3番手サインツに簡単に並ばれると、そこからノリスやペレス、リカルドにまで一気に抜かれる。
image
これじゃダメよ。本当に無いよ。ますます無いよ。でもそのおかげもあってお決まりの牙城が崩壊。その後のレース展開に面白みが増したという見方もできます。ボッタス、申し訳ない!でも、ありがとう(笑)

《止めたのも悪い。判断も遅い。慣れは恐ろし》
今回の荒れたイタリアGPの最大のきっかけとなったのは毎度お馴染みの「ハースのひとネタ」からでしたね。
image
モンツァ特有の「こう着状態」を迎え、そろそろタイヤ交換が始まるであろう20周目。ハースのマグヌッセンがゆるゆるとマシンを止める。もうピットレーンの分岐が始まっている地点なのに、そんな所で止めちゃうか?!ランオフエリアではあるものの、ココは浅い。しかしセーフティ発動とならず、しばし黄旗で様子見。
image
ハードタイヤでスタートしたアルファタウリのガスリーがタイヤ交換を終えた直後に結局セーフティカー発動。判断に時間がかかりましたね。もう少し判断が早くてもよかったんじゃないかなと思います。ガスリーは一人完全に勇み足みたいになってしまいました。セーフティカー発動となれば、当然このタイミングでハミルトンは意気揚々とピットへ。一見すると何の不思議もありません。想定の範囲内。
image
ところが、あれ?サインツ以下がついてこない。ハミルトン一人逃げか?!待ち構える各チームのピットクルーも唖然としています。
image
この後に「大どんでん返し」が待っているとは、この時誰も想像していませんでしたよね。
image
ピットレーンクローズド。入ればペナルティの対象です。多くのチームはこれを遵守してステイアウトしていたというわけ。メルセデスは絶妙なタイミングで来た指示に対応できず、セオリー通りのピットインをしてしまいました。慣例とは時として怖いものです。ただ我々一般人の日常にもあり得ることで「いつもの◯◯だろう」と思い込んだり決め付けたりして、物事をこなし、実は間違っていた。なんて事ありますよね。ハミルトンやメルセデスには珍しく、この一瞬の判断ミスが「大きな代償」となって返ってくることとなりました。

《赤旗中断中に考えるコト》
衝撃的なルクレールのクラッシュによって、近年珍しく赤旗中断がありました。そんな中、各ドライバーの見せる表情や行動もまた興味深いものでした。miyabikunお得意のイタズラ「独断と偏見」でそれらをデフォルメしてみたいと思います。
image
まずはピットレーンでみせた巧みな業に対して、予想通りイチャモンを付けられた彼。いささか不安そうに審議を待つ。
image
「やっぱアレやり過ぎかなぁ?ペナルティかなぁ」
日除けのパラソルを自ら持たされてまあ。スタッフよ、最年少とはいえ、若手有望株ドライバーの一人よ。せめてパラソルくらい持ってあげてくれよ!(笑)
image
続きましてセーフティカー発動前にピットを早々に終えてしまい、一応3位ではあるけど依然としてピットタイミングに半信半疑なこの方
image
「あれ、さすがに早過ぎたよね。でもさ、みんな1ストップだよね。粘ればイケるよね」
鋭い眼差しは徐々に獲物を狙う狩人の目になっています。あとはチームと自分自身を信じて、やるしかない!信じる者は救われる。
image
次も4年目とはいえまだまだ若手っちゃ若手。一応表彰台経験もあるちゃまは一人タイヤ交換を終えていません。
image
「このレース、終わったよ。。どうせこの後崖下まで落とされちゃうんだから。。」
落胆するにはまだ早い!あなたにはなく子も黙るエンジンとシャシーがついている!自立せよ。
最後は大ベテラン、勇み足によってペナルティ必至の状態のキングの行動とは?!
image
「オレ、ちょっくら言ってくるわ。だって見てねーし」
image
「ねぇちょっと!手荒な真似は止めてよね?!」
今まで絶妙なタイミングで戦火を逃れてきたハミルトンではありますが、今回はいつものようにはいきませんでした。予選も完璧、スタートダッシュも文句無い中でのこの裁定にはふに落ちなかったでしょう。まあまあ、貯金はありますから。
※以上、ふざけてしまいましたが、あくまでジョークですので、クレームは受け付けません(笑)

《今シーズン最大のチャンス到来!》
image
ペナルティの消化により後退したハミルトンによって、トップは何とアルファタウリのガスリーに替わりました。20周目の黄旗時点で早々にピットに入り、完全に不利だと思われたガスリーがトップに立つなど、誰もが予想をしていなかったことでしょう。勝てばチームとしては2008年のベッテル先輩以来の快挙だし、ガスリー自身は念願の初優勝となります。
image
しかしそれに待ったをかけるべく、予選から好調をみせていたサインツがひたひたと迫る。ハミルトンが後退を強いられたレース、あの昨年のブラジルGPでも表彰台争いをした2人です。サインツが勝てばこちらも初優勝。
image
前回の初表彰台は悔しい思いをしました。速さならこちらが上。今回はちゃんと表彰台に、それもテッペン獲ってやる!そんな意気込みをひしひしと感じました。どうしても普段はメルセデスやフェルスタッペンの迫力に隠れがち。でもチャンスさえ巡ってくれば、彼ら若手でも充分にレースを楽しませてくれます。年に数回、その機会が少しずつでも増えてくれるといいですね!

image
《決勝結果》
 1 ガスリー (アルファタウリ・H)
 2 サインツ (マクラーレン・R)
 3 ストロール(レーシングポイント・M)

メルセデスはおろかレッドブルもフェラーリもいない表彰台。とてもフレッシュな面々ですね!年に一回くらい、このような「当たりレース」がありますが、今シーズンはイタリアで起きました。こういうことは一回と言わず、何回あっても大歓迎です。アルファタウリは前身のトロ・ロッソ時代、2008年のベッテル以来の優勝でした。その後ベッテルはメキメキと頭角を示しました。ガスリーにもそのような運気が舞い込んでくるといいですね!チャンスは突如やってくる。
image

《ファステストラップ》
 ハミルトン (メルセデス・M) 1分22秒746
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ガスリー  (アルファタウリ・H)

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ  (マクラーレン・R)

とてもとても迷いました。優勝したガスリーはもちろんのこと、レースが荒れに荒れて何に重きを置くかによっていくらでも見方が変わります。こんな言い方をするとガスリーにもそのファンにも大変失礼ですが、ガスリーの優勝はいわば「タイミング、運」の要素がかなり強かった。ただちょうど2つに分かれたレースのどちらも優勝争いに絡み、大きなミスをしなかったのはマクラーレンであり、その中でもサインツは優勝に値する活躍がみられたとmiyabikunは思っています。先日のベルギーGPでは決勝レースでスタートすらできず「次なる転職先」の不振を目の当たりにしたサインツ。そのわずか一週間後に現所属のマクラーレンの方が予選も、また巡り合わせによっては表彰台や優勝の可能性も充分持ち合わせていると考えると、どうにかマクラーレン在籍中に勝たせてあげたいなという気持ちになってしまいました。大荒れレースはそうそうあるものではないけれど、今シーズンはまだ9戦も残っています。挫けずにゴーゴーサインツ!

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 ボッタス  (メルセデス・M)

荒れて2つに分かれたレースにおいて、起爆剤となったハースのマグヌッセンはいつものことだし、特筆すべきでもないと思ったので、違うドライバーから選びました。フロントロウからズルズルと順位を落とし、再起もなく表彰台を簡単に逃すことになったボッタスでしょうか。だらしが無いですね。格下マクラーレンや兄弟車のレーシングポイントに簡単にやられてしまいました。パンクしているんじゃないかって?!していないよ、大丈夫。第2レースの最後尾ハミルトンは終盤にバカスカ抜いて入賞圏内に復帰していますが、ボッタスだったら果たしてどうだったでしょうか。

image
《第8戦イタリアGPのポイント》
 ・母国ならウチも。ガスリー初優勝おめでとう!
 ・初優勝までもうしばらく辛抱、サインツ
 ・キングは盤石からまさかの思わぬ落とし穴に
 ・ウィリアムズF1、ありがとう、お疲れ様!

image
早くも今週末は初開催のムジェロサーキットで行われます。こちらもイタリアを代表する高速サーキットです。フェラーリが勝たなくてもF1は充分に盛り上がりそう(笑)

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村