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イタリアGPを前にウィリアムズがアメリカの投資会社であるドリルトン・キャピタルに買収を発表。クレア・ウィリアムズ副代表はこのレースをもってレース帯同を終了することとなりました。しばらく「ウィリアムズ」の名は残るとのことですが、いつまで続くのかはわかりません。近年は金策に加えて、それに伴う成績不振と、かつての常勝チャンピオンチームと大きくかけ離れた状態が続き、参戦が苦しそうでしたよね。F1を長く観続けているファンからすれば、名門プライベーター消滅は非常に残念ではありますが、この決定をプラスに解釈するのたらば、創始者である代表フランクの存命の間に、チームの貰い手が決まったことがせめてもの救いなんじゃないかと思います。最近はラッセルの健闘により、予選でQ2に進出できるようになりました。クレアには是非最後のモンツァで「悔い無き完全燃焼」をしてもらえたらと思います。
またイタリアGPではもう一つ、予選専用のエンジンマッピング(俗に言う「パーティモード」)が禁止となりました。一般的にメルセデスパワーユニットが飛躍的な効果を見せつけていたやつではありますが、メルセデスによらず全チーム、全エンジンサプライヤーへの取り締まりとなります。嬉しいチームやサプライヤーもあれば、そのまた逆も然り。瞬発的に効率かつ高出力を与えてくれるものではあったものの、近年は特に「パワーユニットの基数制限」もありますから、その点でみてもエンジン(その先はチーム)にとって優しいメリットもあります。要は与えられたエンジンで与えられた時間でサーキットに合ったセッティングを決めて正々堂々と戦おう、という話。
モンツァの予選といえば、チームの垣根を越えた「スリップストリーム大作戦」がみられるのが、他のサーキットより顕著にみられますね。0.1秒でもライバルより速く走りたい、その気持ちや考えが強過ぎるあまり、毎年チーム間では「どちらが後ろを走る番だ」とか「自分より速いマシンの後方でタイムアタックしたい」といったいざこざが起きます。その結果、昨年は「出走順の椅子取りゲーム」によって、まともなタイムアタックができないという珍事、不祥事があったのを思い出しますね。Q1は今回もパワーに自信無さげなチームから連なる形でスタートしました。image
グレーにワインレッド、紅いところに加えて水色も出てきました。水色のところはぜひ頑張ってほしいチーム。
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母国レースとなる紅いところ、そういえば昨年揉みくちゃからのポールシッターでしたね。どちらが先に前をやるの?揉めないで順番こで仲良くやってね。ひとまずルクレールが後ろを走り、1分20秒970と昨年の自身から1.663秒遅れた平凡タイム。しかし今年のモンツァは色んな面で規制が入ります。はみ出し上等できていた最終ターン11「パラボリカ」image
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コースオフとみなされ、タイム取り消し!やり直し!今までなあなあでやってたこともあって、ココでタイム取り消しとなったドライバーが続出しましたね。フリー走行で慣れておけばいいのに。
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2本目はまあ合格。ただしタイムは至って平凡。各車一通りタイムが出揃うと、こんな感じになります。
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例の如くフェラーリ系が下位に沈む。やっぱりこんな感じになっちゃうのね。ベッテルはここでもこんな位置にいるのか。おっちゃんはギリ15番手で当落線上にいます。image
38歳の時にモンツァ最速で走ったんですよね。 現在は2年前の自分に1.9秒も負けている。image
最終アタックは、出た!今年も「椅子取りゲーム」のスタートか?image
タイム的に余裕なキングがわざわざ登場して牽引役を仰せつかるか?!混雑するし、後ろはついて来れないんだから出てこなくてもいいのに(笑)image
ルノーのオコンとライコネン。まるで決勝レースのようなバトルだ。image
近い!危ない!この距離なら確かに空気抵抗は無いけど、速度差でオカマほっちゃうよ?image
F1には「年功序列」や「先輩を敬う」という言葉はありません。図太いなオコン。image
ライコネン、諦める。疲れちゃった?!image
ぐちゃぐちゃで挑んだ結果、やはりあの接近し過ぎ戰ではいいタイムは出せず。何とかライコネンは残り、ベッテルは浮上できず。

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Q2は最初からまとまって行くぞ!予選モード無しも何のその、異次元をいくメルセデスを頼りに皆が追従していく。
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おっちゃんは揉め事嫌い!若いのを先にいかせて今回はゆっくり1人でいく。相方は既にいないしね、意外とこちらの方がいいタイムが出たりして。image
そうでもないか(笑)いや40歳よくやっていますよ。フェラーリ系では6人中3位の位置にいるんですから。速さだけは今でもピカイチ。
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2本目も懲りない。今回はルノーがアタックの番を張る。image
ボッタスが地味に先輩のレコードを打ち破り、いよいよ1分18秒台へ。フェラーリ系3台はここまで。サインツが3番手はすごい!

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Q3はボッタスが前。ハミルトンが後ろ。image
タイムはQ2より落ちましたが、セクター1が速いハミルトンが1本目に僅差で暫定ポールとなっています。
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またアルボンがパラボリカではみ出ている。限界走行ゆえとはいえ、ちょっと多過ぎですよ!取り消し!
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ハミルトンは2本目でもセクター1から最速を記録し、ダメ押しで1分18秒台に入れてくる。やっぱりメルセデス対決はハミルトンに軍配。
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《予選結果》
 1 ハミルトン(メルセデス・M) 1分18秒887
 2 ボッタス (メルセデス・M) 1分18秒956
 3 サインツ (マクラーレン・R)1分19秒795

《先日の予選予想との答え合わせ》
ポールのハミルトン、2番手ボッタス、7番手リカルド、10番手ガスリー、11番手クビアト、12番手オコン、13番手ルクレール、20番手ラティフィでしたので、結果は8人正解でした。フリー走行で好調だったレッドブルグループ、ホンダ勢は人数こそ3人がQ3に進出し、クビアトのみ惜しく11位となりました。しかしトップのフェルスタッペンがサインツとペレスに阻まれた5番手に終わりました。モンツァは決して抜き易いといえないサーキットですから、決勝はスタートダッシュに期待するしかありません。

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《Q3トップのハミルトンと各チームの差》
    
メルセデス(ボッタス)は0.07秒落ち※
 マクラーレン(サインツ)が0.8秒落ち
 レーシングポイント(ペレス)も0.8秒落ち※
 レッドブル(フェルスタッペン)は0.9秒落ち※
 ルノー(リカルド)が1.0秒落ち
 アルファタウリ(ガスリー)も1.0秒落ち※
 フェラーリ(ルクレール)が1.4秒落ち
 ハース(マグヌッセン)は2.0秒落ち※
 アルファロメオ(ライコネン)が2.0秒落ち
 ウィリアムズ(ラッセル)は2.7秒落ち
 ※最速タイムから算出

相変わらずメルセデスと2番手チームまでの差が大きいですね。見かけの順位とチーム単位の順に差があるもの、ハースとアルファロメオについては「正常なアタックラップ」にならなかったためでしょう。レーシングポイントの台頭はある程度予想範囲内にありましたが、レッドブル(フェルスタッペン)が少し置いていかれました。ルノーも見掛け倒し感があったかな。ウィリアムズは残念ながらビリのワンツーに戻ってしまいましたね。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 
 サインツ (マクラーレン・R)

前戦ベルギーGPはスタートできず、惜しい思いをしたサインツはフェルスタッペンやペレスを抑え、メルセデス2台の後ろとなる3番手を獲得しました。立派です!このようなドライバーが将来フェラーリをドライブするのに充分なガッツと速さがあります。チームはこのような速くて若い人材のキャリアをダメにしないチーム体制とマシン作りに励んでもらいたいと思うばかりです。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 
 モンツァにおけるこの予選方式

トラックリミットに引っかかり、タイム取り消しになったドライバー以外は特別残念なものは見当たりませんでした(フェラーリ系云々は想像できた話だし)今回は少し変わり種の「運営側、チームの戦略やトラック送り出し」について苦言を呈したいと思います。
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本線上での前後関係に関する揉め事のほか、ペレスはピットアウト出口の追い抜きについて不満を述べていましたね。ライバルの出庫の間合いを見計らう点についてはどのGPにも共通しているけど、やっぱりあのインラップでかたまり、前車に近過ぎる予選走行はいただけません。昨年のような「時間いっぱい」という無様な予選にならなかっただけマシですが、この状況が顕著なのがモンツァです。昔はチーム間だけのやりとりに留まっていたのに、いつの間にか他チームまでに関係が及んでいます。皆が速く走りたい、誰の後ろで走りたいという気持ちが強いのは当たり前。それ故の現象ですので、モンツァの特性自体がこの予選方式に適していないんだと思います。決勝レースさながら、オコンとライコネンの第1、第2シケインでも危ないものがありました。下手すると予選中のクラッシュも免れません。

《決勝の表彰台予想!》
 1 ハミルトン(メルセデス・M)
 2 ボッタス (メルセデス・M)
 3 サインツ (マクラーレン・R)

レッドブルやフェルスタッペンならびにホンダファンの方々には大変申し訳ないのですが、今回はサインツに是非表彰台を獲らせたい。無観客でもちゃんと登壇して祝福されてほしいというmiyabikun個人的な思いがあります。でもそうなるとチャンピオン争いの観点からはよくない結果になっちゃうんですよね。悩ましいなぁ。

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