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サーキットを上空南側から北に向かって俯瞰しています。上空に厚い雲が立ち込めていますね。この予選はどうやら雨の心配は無いようですが、急に来ることがあるのがスパの特徴でもあります。この厚い雲のおかげで気温や路面温度は穏やかな様子。手前には弧を描く公道が見えますね。これが1960年代まで使用されたスパ・フランコルシャンの旧レイアウトです。

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Q1の初っ端はフェラーリ勢のハース2台が露払いを行い、当然ながらトップタイムをマーク。今回のベルギーはこのフェラーリ勢の大苦戦が予想されています。フェラーリの大元締めも
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こんな感じ。まだQ1とはいえ、昨年のポールシッターもいわば平凡なタイムです。鬼の居ぬ間に爪痕を残しておきましょう。
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いよいよ「黒鬼」の1本目はそのフェラーリを軽々と1.9秒も上回ってきます。メルセデスの速さはお墨付きですが、フェラーリと比べてどちらが正常かといえば、間違いなくこのメルセデスの方。昨年一体何があったのかはわかりませんが、退化してはダメ。F1は日々進化しなければなりません。
残り3分を切り、フェラーリ系をはじめとした「タイム的に怪しげな」メンバーがこぞってトラックイン。いつものスタート直後の1周目のように混雑しています。IMG_5161
昔体育の先生とかにグラウンドで言われた記憶ありませんか?!「集合!ほら、ダラダラ歩いているんじゃない、走れ!」って。
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これ見ていると、いつも思い出します。IMG_5167
ルクレールは12番手、合格!
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ウィリアムズのラッセルはそれを上回り、花丸!IMG_5169
苦しいベッテルも、、まあ合格!
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想定内ではありましたが、スパ王は0.087秒足らず、ここまで。スパ王の持ち味は昔も今も日曜日。決勝レースに期待。
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何とかQ2に歩を進めたフェラーリは何か企みでもあるのか隊列に追従せず、遅れて二人旅。もう引き出しも無く、辛そう。
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まだ引き出しに秘策がいっぱいありそうな黒鬼はミディアムタイヤを履く。今回まではまだ「魔法」も許されていますしね。

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軽々と昨年のポールレコードを上回る。余裕余裕。メルセデス2台以外にはフェルスタッペンとレーシングポイント2台もミディアムで臨んでいますが、IMG_5178
レーシングポイントはこのままだとアウトじゃん。ちょっと高をくくっちゃったかな。やり直ーし!
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ソフトに履き替えて1分42秒491。それなら合格!ちなみに昨年のハミルトンのQ3はC3タイヤで1分43秒282でした。今年のソフトタイヤはC4ですので0.9秒速い想定でいけば1分43秒391ですので、まあ遠からずですね。当のハミルトンは同等タイヤで1分42秒014を出していますから、1.3秒以上速いわけですが。
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フェラーリは結局Q2を13番手、14番手で終えています。これにてフェラーリ勢終了。

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Q3はメルセデス2台もソフトタイヤでのフルアタックがみられます。2018年の雨が降り出す前のQ2でベッテルが叩き出した1分41秒501にどこまで近付けるか?!IMG_5187
キングは1本目で1分41秒451を記録して軽々とタイムを塗り替えてくる。FullSizeRender
相方ボッタスとも0.578秒、セクター2だけで0.436秒もの差をつけ、完全に異次元のゾーンへ突入。ボッタスよ、唯一この同じマシンをドライブしているんだぞ、好調リカルドに迫られている場合ではない!
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キングの2本目もセクター2重視で高速な下り区間を攻略していきます。ハミルトンは左複合のプーオンが得意。昔自作サーキットでも選んだくらい好きなんだよね。IMG_5193
1分41秒252でもはや敵は己のみ。
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時間いっぱいでフェルスタッペンがリカルドから定位置の3番手を奪い、決勝レースに照準を絞ります。1分41秒台を記録したのはいつもの上位3名まで。IMG_5195
《予選結果》
 1 ハミルトン   (メルセデス・M)1分41秒252
 2 ボッタス    (メルセデス・M)1分41秒753
 3 フェルスタッペン(レッドブル・H)1分41秒778

《先日の予選予想との答え合わせ》
今回はイイ感じな気がする(笑)
ポールのハミルトン、2番手ボッタス、3番手フェルスタッペン、4番手リカルド、5番手アルボン、9番手ストロール、15番手ラッセル、16番手ライコネン、ということで8人正解!ほか、惜しいのがいくつかありましたね。7番手はノリスでなくサインツだったり、フェラーリ2人は一つ違いでジョビナッツィとグロージャン、そしてラティフィとマグヌッセンが逆でした。まあまあ、大筋は読めていた感じです。とにかく、フェラーリ勢が予想通りよくなかったこと。またレーシングポイントよりもルノーの出来が良かったと思います。

《Q3トップのハミルトンと各チームの差》
 
 メルセデス(ボッタス)は0.5秒落ち
 レッドブル(フェルスタッペン)も0.5秒落ち
 ルノー(リカルド)が0.8秒落ち
 マクラーレン(サインツ)は1.2秒落ち
 レーシングポイント(ペレス)が1.3秒落ち
 アルファタウリ(クビアト)は1.5秒落ち
 フェラーリ(ルクレール)が1.7秒落ち
 ウィリアムズ(ラッセル)は2.2秒落ち
 アルファロメオ(ライコネン)が2.5秒落ち
 ハース(グロージャン)は2.6秒落ち

ハミルトンのチームメイト比も含めると、今回のボッタスはまるで別チームのように見えてきますね。ボッタスも歴代のフィンランド人の例外なく一発の速さを兼ね備えるドライバーではありますが、スパはドライバーズサーキットとも称される難関サーキットの一つ。同じマシンに乗りつつこれだけの差は正直いただけません。ボッタスはスパがあまり得意ではない様子。苦手サーキットがあるようでは、すぐ横にいるキングがいる間の奪取は難しいでしょうね。クドいですが、フェラーリ、アルファロメオ、ハースといった3チームは今回ことごとく下位に並び、タイム差も非常に大きく出てしまいました。昨年とタイヤコンパウンドが異なるため、ここではタイム比較はしませんが、するまでもなく大元フェラーリの没落っぷりをみれば一目瞭然です。6人中1人を除けば、5人は表彰台登壇者、さらにそのうち2人はチャンピオン経験者で揃えられています。スパでこうなると、この先のモンツァもムジェロは間違いなく苦戦することが目に浮かびますね。時は戻せませんが、恨むならまずエンジンを恨むべきです。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 
 ハミルトン(メルセデス・M)

ダウンタウンの浜ちゃん風に突っ込むなら「お前、何しとんねん」(笑)本当に成績やタイムだけで評価してハミルトンだらけになるのは本意ではないものの、ただポールポジションを獲るだけではなく、さらに弱点を追求し、走る度にタイムを上げてくるキングの姿勢には感服です。現在のドライバーはこのような強者を相手にチャンピオンを奪いにいかなければならないというのは大変な試練だと思います。ハミルトンの他で着目をしていたのはルノーでしぶとく前をうかがうリカルド。今回はチームメイトに食らいつき差を小さくしてきたアルボンもよかったと思います。今の位置であれば、どちらが前かの問題はあるにせよ、チーム一丸となってメルセデスの一角を崩しにかかれますね。それにしても、リカルドが最近レッドブルドライバーではないかと勘違いしてしまいそうになります。黄色いルノーでしたね。その役割もあと半年を切りました。

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《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 
 フェラーリ・F

毎戦これ以外のチーム、ドライバーから該当者を探すようには心がけています。しかし今回はどのドライバーも与えられたマシンで比較的頑張れてこれたのではないかと、ざっくり評価しています。そうなればワーストは言うまでもなくこの紅いチーム自体に発破をかけるしかありません。何といっても「ミスターF1」チームですから。今回のQ2、Q3を観ていた時「もしフェラーリがF1を撤退したら、こんな感じのバトルになるんだな」と想像してしまいました。パワーが無いことばかりを責めているわけではありません。細かくステアリングをこじってバランスをとるベッテルを観ていてもシャシーから何から全て乗り辛そうです。腐ってるのはドライバーが先か、チームが先かは定かでないものの、ベルギーが終われば「イタリアモータースポーツの聖地」モンツァだし、次は「チーム所有のいわば本拠地」ムジェロ、そしてしばしの時を挟んで「チーム創設者の名がガッツリ刻まれた」イモラと、母国で3つのGPが予定されています。このままでは赤っ恥、いや「紅っ恥」かくこと間違いなしですよ!恥かいたくらいでへこたれないだろうけど、特に昨年から続いた件を含め、母国のファンから思い切り叱責されないと体質が変わらないでしょう。来年は新しいドライバーも加入して若返りが入ります。ドライバーのみならず全世界のファンに夢と希望を与えて下さい。期待していますよ、ミスターF1。

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《決勝の表彰台予想!》
 1 ハミルトン   (メルセデス・M)
 2 ボッタス    (メルセデス・M)
 3 フェルスタッペン(レッドブル・H)

ミニコーナーにずいぶん時間を費やしてしまいました。本筋に戻ります。決勝の表彰台予想ですが、今回も変わらずの予選通りとしました。もちろんフェルスタッペンには2位とは言わず優勝を狙っていってほしい。ただ今回も変わらずハミルトンのあの走りをみせられたら、優勝は揺るがなそう。ボッタスは仮にスタートでしくじりがあっても、あのマシンポテンシャルを有していれば、レッドブルは相手にならないはず、でないと困る。でないと、そのマシンを他のドライバーに譲ってほしいとまで考えてしまう。雨のレースとなれば何がしかの波乱を生むことになるでしょうが、降らなきゃ降らないでガチンコ勝負がみられます。miyabikunは雨頼みのレースやドライビングはあまり好みません。

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