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フェラーリのジャンパーを羽織る後藤久美子。フェラーリのアレジとの交際が話題となっていた頃ですね。アレジは当時妻子ある立場なので、少しピリついていた時期。綺麗なのは間違いないけど、トレードマークだった清楚さよりセレブリティの香りがどこか漂うのも少し寂しく感じてしまうmiyabikunです。アレジをこの時期に選ぶとなれば、今回の振り返りは言わずと知れた1995年の第6戦カナダGPです。95年は6戦目、これまで数多く取り上げてきたシーズンの一つとなります。
セナ、マンセルら「四天王」と呼ばれたレジェンド達が完全に身を引いたこの頃は、まさに新世代の争奪戦を迎えていました。前年94年は周囲の期待そのままにベネトンのシューマッハがドイツ人初となるチャンピオンを獲得。翌この年はシューマッハの2連覇か、それを阻むべく後継を狙うウィリアムズのヒルのリベンジかに注目が集まります。が、これまでの戦績をみると、5戦中2連勝を含む3勝したシューマッハに対して、ヒルは第2戦アルゼンチンGP、第3戦サンマリノGPで2連勝のみに止まり、まだ接戦。

予選はこの年からルノーエンジンに鞍替えしたシューマッハが記念100ポールをゲット。しかしもっと前からルノーエンジンを使ってきたこちらは、、この表情。 2番手。
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当時2人の日本人ドライバーが参戦していました。ティレル・ヤマハの片山右京はチームメイトのサロに続く16番手、フットワークの井上隆智穂は22番手でした。誰だ、井上隆智穂の名を聞いて笑ったのは?!(笑)
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《予選結果》
 1 M・シューマッハ(ベネトン・R)
 2 D・ヒル    (ウィリアムズ・R)
 3 D・クルサード (ウィリアムズ・R)
   ※タイヤはグッドイヤーのワンメイク

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雨上がりのスタートはポールのシューマッハがもたついたか一瞬ヒルが並ばんとしますが、アタマはしっかり押さえたままターン1へ。毎回混戦となる後続もひとまず大丈夫か。シューマッハはヒルをぐんぐん引き離しにかかります。
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確かに雨は上がったけど、ライン外の舗装はまだ濡れています。1周目のヘヤピンで早速
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6番手スタートのベネトン、ハーバートの脇腹に7番手スタートだったマクラーレンのハッキネンが突き刺さる。ロータス時代のチームメイト。
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ハーバートはもがくも発進できず。こりゃマズいぞ、ハーバートにポポンされてしまうぞ?!
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ささ、早く逃げて逃げて!両者0周リタイヤ。

2周目はクルサードが突如スピン。
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フェラーリ2台は危うく巻き添えを食らうところでした。スピンするなら単独でどうぞ、といった具合。この波状のグラベル、速度抑制効果が高そうですね。某サーキットの「シマシマ」より、視覚的にも日本風な感じで良さげ。
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クルサードが退いてくれたおかげ(せい)でシューマッハに置いていかれたヒルは早くもフェラーリ2台から圧力をかけられています。
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眼前に周回遅れがチラつき始めました。この処理にモタつくと、フェラーリの餌食になっちゃうぞ〜?!
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ヘヤピンでアレジがインを狙ってる!
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ほら、やられた。ヒルは形無し。アレジは愛するグミゴの前でカッコよくキメめる。

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レース後半の50周目を終えるコントロールライン付近でヒルはギヤボックスがいかれて止まる。この週末のヒルはいいところ全く無し。後ろ姿もどこか寂しげです。
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相方ベルガーもスローダウンし戦線離脱。となれば俄然やる気が増すのはアレジです。ひとり逃げを打つシューマッハの背中を黙々と追います。

バタバタとライバルが消えるサバイバルレースはこの男に苦難を与える。57周目に何とシューマッハはギヤボックスにより3速しか使えない状態に陥ります。散々築いたマージンも帳消しとなり、この日燃えるこの人がみるみる近付いてきます。
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アレジが追い付き追い越しいよいよトップに!勝利の女神がようやく微笑んでくれました。
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《決勝結果》
 1 J・アレジ  (フェラーリ・F)
 2 R・バリチェロ(ジョーダン・P)
 3 E・アーバイン(ジョーダン・P)
 ※Pはプジョーエンジン

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チェッカーフラッグを受けるアレジをピットレーンから祝福。フェラーリのクルーってこんなに多いんだっけと錯覚してしまうくらいの人数ですね。皆が祝福する理由はこれがアレジのF1初優勝、それだけではなくこの決勝が行われたの6/11はアレジの誕生日でもあります。誕生日に恋人の見守る前でF1初優勝だなんて、今までで一番嬉しい日になったのではないでしょうか。
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ホンダやセナ、中嶋悟の活躍は日本でも急激に知名度を上げた立役者でしたが、ホンダ撤退後、またセナ亡き後の日本に再びF1の知名度を上げたのは後藤久美子とアレジの存在も大きかったと思います。国民的美少女とF1ドライバーの交際、国際的セレブリティをとてもわかりやすく象徴していました。
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若くしてトップチームへの抜擢、そして予想外のスランプと、苦節7年、92戦目でようやく掴んだ勝利。新たな伴侶を手にこの勝利を自信として上昇気流を得られるか。または新たな若い勢力に押し潰されてしまうのか、真価が問われます。

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