「モナコGPの1勝は『3勝』の価値がある」なんて表現を昔耳にしたことがありますよね。三大レースに数えられるモナコGPは小さな国ながら市街地を使い、昔と大きく変わらないコースレイアウトで海岸エリア「コートダジュール」で実に豪華に行われてきました。一周全長は短く、海際のヨーロッパらしい狭い市街地で行われるため、熾烈なバトルやパッシングの数やその真美」また表彰式は王家ファミリーの前で讃えられることなど、他のGPとは一線を画する存在感があります。F1としては70年の歴史で1951年から54年の4年間を除いた66回が開催されてきました。ドライバーのレギュラードライバーのほとんどがモナコGPを経験しているわけです。そんなドライバーからしてもファンからしても伝統的で格式高いモナコGPの栄誉で今回はおバカなタラレバ企画をやってみたいと思います。題して「モナコGP勝者に本当に3勝の価値を与えたらどうなるか」です。もしかしたら優勝数ランキングに大きな変化を与えることになるかもしれません。
初めに導入として全66回のモナコGP優勝者を多い順にまとめてみました。名前の後に付けた記号はこの後の各データ識別用に参考下さい。
●はモナコGP優勝者、◯は2020年現役
★はチャンピオン(モナコ優勝年に限らず)
( )はモナコGP優勝年
《モナコGP優勝者の回数と年》
6勝:1人
A・セナ ●★(87,89,90,91,92,93)
5勝:2人
G・ヒル ●★(63,64,65,68,69)
M・シューマッハ ●★(94,95,97,99,01)
4勝:1人
A・プロスト ●★(84,85,86,88)
3勝:4人
S・モス ●(56,60,61)
J・スチュワート ●★(66,71,73)
L・ハミルトン ●★◯(08,16,19)
N・ロズベルグ ●★(13,14,15)
2勝:8人
J・M・ファンジオ ●★(50,57)
M・トランティニャン ●(55,58)
N・ラウダ ●★(75,76)
J・シェクター ●★(77,79)
D・クルサード ●(00,02)
F・アロンソ ●★(06,07)
M・ウェバー ●(10,12)
S・ベッテル ●★◯(11,17)
1勝:18人
J・ブラバム ●★(59)
B・マクラーレン ●(62)
D・ハルム ●★(67)
J・リント ●★(70)
J・P・ベルトワーズ ●(72)
R・ピーターソン ●(74)
P・ドゥパイエ ●(78)
C・ロイテマン ●(80)
G・ヴィルヌーブ ●(81)
R・パトレーゼ ●(82)
K・ロズベルグ ●★(83)
O・パニス ●(96)
M・ハッキネン ●★(98)
J・P・モントーヤ ●(03)
J・トゥルーリ ●(04)
K・ライコネン ●★◯(05)
J・バトン ●★(09)
D・リカルド ●◯(18)
合計:34人 / 66回
モナコといえばセナ、セナによるモナコGP6勝を筆頭に、多い順かつ古い順に並べてみました。セナはちょうどF1が遠い日本でも流行りだし人気のあった1987年〜93年の7年間で6勝、それも最終93年以外は全てホンダエンジンを搭載して優勝となりました。連勝を阻まれたのは88年に同じくマクラーレンに乗った相方プロストです。ということは、それを含めれば6年間全てホンダエンジンが制していたということになります。
次点は5勝の2人、セナの先代モナコマイスターと言われたD・ヒルの父であるG・ヒル、そして次代モナコマイスターとして君臨したM・シューマッハと続きます。G・ヒルは66年が若きスチュワート、67年にチャンピオンを獲得したハルムに連勝を阻まれています。ちなみに息子のチャンピオン獲得者D・ヒルは結局モナコGPで1勝もできず終わっています。また皆さんよくご存知のシューマッハはセナ亡き時代にベネトンで2勝、フェラーリに移籍して3勝の合計5勝となりました。D・ヒルはこのシューマッハの時代と重なり、いいマシンに乗りつつもこのシューマッハの存在が優勝を楽にさせなかったという点が非常にイタいです。シューマッハ時代はパニス、ハッキネン、クルサードのスポット優勝がありました。
2020年現役ドライバーをみていくと、ハミルトンがマクラーレンで1回、現メルセデスで2回で最多となる3回。続いてベッテルがレッドブルとフェラーリで1回ずつの計2回。そしてライコネンが05年のマクラーレンで1回とここまでがチャンピオン獲得者。非チャンピオンではまだ記憶に新しいレッドブル最終年の18年にリカルドが怒りの1回となっています。
ライコネンやリカルドと同様に、モナコ1勝というドライバーは最多の18人います。その中でも72年勝者のベルトワーズ、96年のパニス、04年のトゥルーリの3人はなんと「最初で最後の優勝(つまり唯一の優勝)がモナコGP」ということです。たった1勝でも3勝の価値ならば「3勝したくらいの気分」になったのでしょうか。それを今回この後タラレバ試算していきます。その前にもう一つ、皆さんもよくご存知でこのブログでも度々登場するデータである「歴代優勝回数ランキング」をベスト30+モナコ勝者+現役のくくりでまとめてみました。
《優勝数ベスト30+モナコ優勝+現役ランキング》
1 91勝 M・シューマッハ ●★
2 84勝 L・ハミルトン ●★◯
3 53勝 S・ベッテル ●★◯
4 51勝 A・プロスト ●★
5 41勝 A・セナ ●★
6 32勝 F・アロンソ ●★
7 31勝 N・マンセル ★
8 27勝 J・スチュワート ●★
9 25勝 J・クラーク ★
25勝 N・ラウダ ●★
11 24勝 J・M・ファンジオ ●★
12 23勝 N・ピケ ★
23勝 N・ロズベルグ ●★
14 22勝 D・ヒル ★
15 21勝 K・ライコネン ●★◯
16 20勝 M・ハッキネン ●★
17 16勝 S・モス ●
18 15勝 J・バトン ●★
19 14勝 J・ブラバム ●★
14勝 G・ヒル ●★
14勝 E・フィッティパルディ ★
2 84勝 L・ハミルトン ●★◯
3 53勝 S・ベッテル ●★◯
4 51勝 A・プロスト ●★
5 41勝 A・セナ ●★
6 32勝 F・アロンソ ●★
7 31勝 N・マンセル ★
8 27勝 J・スチュワート ●★
9 25勝 J・クラーク ★
25勝 N・ラウダ ●★
11 24勝 J・M・ファンジオ ●★
12 23勝 N・ピケ ★
23勝 N・ロズベルグ ●★
14 22勝 D・ヒル ★
15 21勝 K・ライコネン ●★◯
16 20勝 M・ハッキネン ●★
17 16勝 S・モス ●
18 15勝 J・バトン ●★
19 14勝 J・ブラバム ●★
14勝 G・ヒル ●★
14勝 E・フィッティパルディ ★
22 13勝 A・アスカリ ★
13勝 D・クルサード ●
24 12勝 M・アンドレッティ ★
12勝 C・ロイテマン ●
12勝 A・ジョーンズ ★
27 11勝 J・ヴィルヌーブ ★
11勝 R・バリチェロ
11勝 F・マッサ
30 10勝 R・ピーターソン ●
10勝 J・ハント ★
10勝 J・シェクター ●★
10勝 G・ベルガー
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
34 9勝 M・ウェバー ●
35 8勝 D・ハルム ●★
8勝 M・フェルスタッペン ◯
38 7勝 J・P・モントーヤ ●
7勝 D・リカルド ●◯
7勝 V・ボッタス ◯
42 6勝 J・リント ●★
6勝 G・ヴィルヌーブ ●
6勝 R・パトレーゼ ●
49 5勝 K・ロズベルグ ●★
54 4勝 B・マクラーレン ●
65 2勝 M・トランティニャン ●
2勝 P・ドゥパイエ ●
2勝 C・ルクレール ◯
77 1勝 J・P・ベルトワーズ ●
1勝 O・パニス ●
1勝 J・トゥルーリ ●
言うまでもなくいつものデータです。上位にはチャンピオンを獲得した★マークが付き、それも複数回獲得しています。また今回はそれにモナコ勝者を全て入れましたので●マークが万遍なく混ざってきます。
ランキングをみていると意外な人がいくつかあります。上位では7位にあたる31勝を誇るマンセルや23勝を挙げた「四天王」の一角ピケはモナコGPで勝利を挙げていません。さすがのクラークもモナコでは未勝利。名ドライバーでも巡り合わせや向き不向きがあるのかもしれませんね。先日亡くなったモスはチャンピオンは無くてもしっかりモナコも制してランキング上位に君臨します。また、度々ネタにするバリチェロとマッサはチャンピオンもモナコ優勝も無く仲良く11勝の歴代27位に堂々とランクインしていますね。勝利数だけでいえばF1参戦2年目にさっくりトップマシンでチャンピオンをさらった二世J・ヴィルヌーブと肩を並べる実績でした。ただしヴィルヌーブも父はモナコウィナー、息子は勝てず終いとなっています。
現役ドライバーを◯マークで入れました。8勝で歴代35位のM・フェルスタッペン、7勝で歴代38位にボッタス、そしてモナコが母国のフェラーリ次期エースになりそうなルクレールは2勝ですので歴代65位に控えています。それにしてもベッテルは来年どうするんでしょうね。F1に残るならやはり「初心にかえる」しか道はないのか?!
前段が長くなりましたが、これからがいよいよ本番です。上記2つのデータに「モナコ1勝に『3勝分』の価値」を与えてみます。計算方法は総優勝回数からモナコ優勝分を引き、モナコ優勝数を3倍して再び優勝回数に足します。そうするとこうなる。
《モナコGP優勝に「3勝の価値」を与えた場合》
13勝 D・クルサード ●
24 12勝 M・アンドレッティ ★
12勝 C・ロイテマン ●
12勝 A・ジョーンズ ★
27 11勝 J・ヴィルヌーブ ★
11勝 R・バリチェロ
11勝 F・マッサ
30 10勝 R・ピーターソン ●
10勝 J・ハント ★
10勝 J・シェクター ●★
10勝 G・ベルガー
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
34 9勝 M・ウェバー ●
35 8勝 D・ハルム ●★
8勝 M・フェルスタッペン ◯
38 7勝 J・P・モントーヤ ●
7勝 D・リカルド ●◯
7勝 V・ボッタス ◯
42 6勝 J・リント ●★
6勝 G・ヴィルヌーブ ●
6勝 R・パトレーゼ ●
49 5勝 K・ロズベルグ ●★
54 4勝 B・マクラーレン ●
65 2勝 M・トランティニャン ●
2勝 P・ドゥパイエ ●
2勝 C・ルクレール ◯
77 1勝 J・P・ベルトワーズ ●
1勝 O・パニス ●
1勝 J・トゥルーリ ●
言うまでもなくいつものデータです。上位にはチャンピオンを獲得した★マークが付き、それも複数回獲得しています。また今回はそれにモナコ勝者を全て入れましたので●マークが万遍なく混ざってきます。
ランキングをみていると意外な人がいくつかあります。上位では7位にあたる31勝を誇るマンセルや23勝を挙げた「四天王」の一角ピケはモナコGPで勝利を挙げていません。さすがのクラークもモナコでは未勝利。名ドライバーでも巡り合わせや向き不向きがあるのかもしれませんね。先日亡くなったモスはチャンピオンは無くてもしっかりモナコも制してランキング上位に君臨します。また、度々ネタにするバリチェロとマッサはチャンピオンもモナコ優勝も無く仲良く11勝の歴代27位に堂々とランクインしていますね。勝利数だけでいえばF1参戦2年目にさっくりトップマシンでチャンピオンをさらった二世J・ヴィルヌーブと肩を並べる実績でした。ただしヴィルヌーブも父はモナコウィナー、息子は勝てず終いとなっています。
現役ドライバーを◯マークで入れました。8勝で歴代35位のM・フェルスタッペン、7勝で歴代38位にボッタス、そしてモナコが母国のフェラーリ次期エースになりそうなルクレールは2勝ですので歴代65位に控えています。それにしてもベッテルは来年どうするんでしょうね。F1に残るならやはり「初心にかえる」しか道はないのか?!
前段が長くなりましたが、これからがいよいよ本番です。上記2つのデータに「モナコ1勝に『3勝分』の価値」を与えてみます。計算方法は総優勝回数からモナコ優勝分を引き、モナコ優勝数を3倍して再び優勝回数に足します。そうするとこうなる。
《モナコGP優勝に「3勝の価値」を与えた場合》
1 → 101勝相当 M・シューマッハ ●★
2 → 90勝相当 L・ハミルトン ●★◯
3 ↑ 59勝相当 A・プロスト ●★
4 ↓ 57勝相当 S・ベッテル ●★◯
5 → 53勝相当 A・セナ ●★
2 → 90勝相当 L・ハミルトン ●★◯
3 ↑ 59勝相当 A・プロスト ●★
4 ↓ 57勝相当 S・ベッテル ●★◯
5 → 53勝相当 A・セナ ●★
6 → 36勝相当 F・アロンソ ●★
7 ↑ 33勝相当 J・スチュワート ●★
8 ↓ 31勝 N・マンセル ★
9 → 29勝相当 N・ラウダ ●★
↑ 29勝相当 N・ロズベルグ ●★
11 → 28勝相当 J・M・ファンジオ ●★
12 ↓ 25勝 J・クラーク ★
13 ↑ 24勝相当 G・ヒル ●★
14 ↑ 23勝相当 K・ライコネン ●★◯
↓ 23勝 N・ピケ ★
16 ↑ 22勝相当 S・モス ●
→ 22勝相当 M・ハッキネン ●★
↓ 22勝 D・ヒル ★
19 ↑ 17勝相当 J・バトン ●★
↑ 17勝相当 D・クルサード ●
21 ↓ 16勝相当 J・ブラバム ●★
22 ↑ 14勝相当 C・ロイテマン ●
↑ 14勝相当 J・シェクター ●★
↓ 14勝 E・フィッティパルディ ★
25 ↑ 13勝相当 M・ウェバー ●
↓ 13勝 A・アスカリ ★
27 ↑ 12勝相当 R・ピーターソン ●
↓ 12勝 M・アンドレッティ ★
↓ 12勝 A・ジョーンズ ★
30 ↓ 11勝 J・ヴィルヌーブ ★
↓ 11勝 R・バリチェロ
↓ 11勝 F・マッサ
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
33 ↑ 10勝相当 D・ハルム ●★
↓ 10勝 G・ベルガー
↓ 10勝 J・ハント ★
36 ↑ 9勝相当 J・P・モントーヤ ●
↑ 9勝相当 D・リカルド ●◯
38 ↑ 8勝相当 J・リント ●★
↑ 8勝相当 G・ヴィルヌーブ ●
↑ 8勝相当 R・パトレーゼ ●
↓ 8勝 M・フェルスタッペン ◯
43 ↑ 7勝相当 K・ロズベルグ ●★
↓ 7勝 V・ボッタス ◯
46 ↑ 6勝相当 B・マクラーレン ●
↑ 6勝相当 M・トランティニャン ●
56 ↑ 4勝相当 P・ドゥパイエ ●
59 ↑ 3勝相当 J・P・ベルトワーズ ●
↑ 3勝相当 O・パニス ●
↑ 3勝相当 J・トゥルーリ ●
7 ↑ 33勝相当 J・スチュワート ●★
8 ↓ 31勝 N・マンセル ★
9 → 29勝相当 N・ラウダ ●★
↑ 29勝相当 N・ロズベルグ ●★
11 → 28勝相当 J・M・ファンジオ ●★
12 ↓ 25勝 J・クラーク ★
13 ↑ 24勝相当 G・ヒル ●★
14 ↑ 23勝相当 K・ライコネン ●★◯
↓ 23勝 N・ピケ ★
16 ↑ 22勝相当 S・モス ●
→ 22勝相当 M・ハッキネン ●★
↓ 22勝 D・ヒル ★
19 ↑ 17勝相当 J・バトン ●★
↑ 17勝相当 D・クルサード ●
21 ↓ 16勝相当 J・ブラバム ●★
22 ↑ 14勝相当 C・ロイテマン ●
↑ 14勝相当 J・シェクター ●★
↓ 14勝 E・フィッティパルディ ★
25 ↑ 13勝相当 M・ウェバー ●
↓ 13勝 A・アスカリ ★
27 ↑ 12勝相当 R・ピーターソン ●
↓ 12勝 M・アンドレッティ ★
↓ 12勝 A・ジョーンズ ★
30 ↓ 11勝 J・ヴィルヌーブ ★
↓ 11勝 R・バリチェロ
↓ 11勝 F・マッサ
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
33 ↑ 10勝相当 D・ハルム ●★
↓ 10勝 G・ベルガー
↓ 10勝 J・ハント ★
36 ↑ 9勝相当 J・P・モントーヤ ●
↑ 9勝相当 D・リカルド ●◯
38 ↑ 8勝相当 J・リント ●★
↑ 8勝相当 G・ヴィルヌーブ ●
↑ 8勝相当 R・パトレーゼ ●
↓ 8勝 M・フェルスタッペン ◯
43 ↑ 7勝相当 K・ロズベルグ ●★
↓ 7勝 V・ボッタス ◯
46 ↑ 6勝相当 B・マクラーレン ●
↑ 6勝相当 M・トランティニャン ●
56 ↑ 4勝相当 P・ドゥパイエ ●
59 ↑ 3勝相当 J・P・ベルトワーズ ●
↑ 3勝相当 O・パニス ●
↑ 3勝相当 J・トゥルーリ ●
70 ↓ 2勝 C・ルクレール ◯
目印のため、30位の位置をラインで区切りました。さらに「本来のランキング」からの変化を矢印3種類(浮上が↑、そのままが→、降下が↓)で表現してみました。
ぱっと見はそう変わっていないようにみえますが、勝利数が拮抗してくる中段あたりから変化がみられます。上位からみていくとM・シューマッハの歴代1位には変わりがないものの勝利数は驚きの100勝を超えてきます。何せモナコで5勝ですから(91-5)+5×3=101となるわけです。これならば84勝から90勝にアップしたハミルトンの猛追をもうしばらく回避できるでしょうか。ヤンチャなベッテルはモナコで2勝を挙げるも、すぐ下の賢いプロストが4勝を挙げたため、順位が入れ替わりました。マンセルやクラーク、ピケ、D・ヒルらは未勝利の痛手として順位を下げざるを得ません。またモナコで2勝した無冠のクルサードとウェバーは順位を上げ、ウェバーについては9勝の34位から13勝相当の25位となりました。うーん確かに、戦績だけでみたら「ナンバー2にしては上出来」でした。現役の4人、特に若手のフェルスタッペンとルクレールは「モナコ」というF1のチャンピオンに次ぐ栄誉を未経験なため先輩達に押し除けられてしまいました。フェルスタッペンは8勝の35位からリカルド先輩に抜かれて38位に転落です。まだまだ修行して確固たる地位を築いていきたいものですね。
タラレバな試算ではありましたが、モナコ優勝に3勝分の価値を与えるとこんな結果になりました。今シーズンは延期ではなく「中止」の判断が下されましたので、この記録更新は来シーズン以降のお楽しみとなります。以上、おバカなデータ遊びでした。
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目印のため、30位の位置をラインで区切りました。さらに「本来のランキング」からの変化を矢印3種類(浮上が↑、そのままが→、降下が↓)で表現してみました。
ぱっと見はそう変わっていないようにみえますが、勝利数が拮抗してくる中段あたりから変化がみられます。上位からみていくとM・シューマッハの歴代1位には変わりがないものの勝利数は驚きの100勝を超えてきます。何せモナコで5勝ですから(91-5)+5×3=101となるわけです。これならば84勝から90勝にアップしたハミルトンの猛追をもうしばらく回避できるでしょうか。ヤンチャなベッテルはモナコで2勝を挙げるも、すぐ下の賢いプロストが4勝を挙げたため、順位が入れ替わりました。マンセルやクラーク、ピケ、D・ヒルらは未勝利の痛手として順位を下げざるを得ません。またモナコで2勝した無冠のクルサードとウェバーは順位を上げ、ウェバーについては9勝の34位から13勝相当の25位となりました。うーん確かに、戦績だけでみたら「ナンバー2にしては上出来」でした。現役の4人、特に若手のフェルスタッペンとルクレールは「モナコ」というF1のチャンピオンに次ぐ栄誉を未経験なため先輩達に押し除けられてしまいました。フェルスタッペンは8勝の35位からリカルド先輩に抜かれて38位に転落です。まだまだ修行して確固たる地位を築いていきたいものですね。
タラレバな試算ではありましたが、モナコ優勝に3勝分の価値を与えるとこんな結果になりました。今シーズンは延期ではなく「中止」の判断が下されましたので、この記録更新は来シーズン以降のお楽しみとなります。以上、おバカなデータ遊びでした。
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コメント
コメント一覧 (4)
こんばんは。コメントありがとうございます。
J・イクスもF1史を語る上で欠かせない名ドライバーの
一人ではありますが、今回は歴代10勝にあたる30人と
モナコウィナーに限ってリスト記載しました。
イクスは確かフェルスタッペンと同じ8勝、歴代35位
と記憶しています。
(今の今は外出中で正確な記憶ではありません)
よって今回の集計から外させて頂いた次第です。
これからも誤りや気になる点がありましたら、
ご指摘下さい。
返信ありがとうございます。
テーマの主旨を理解しておりませんでした。
イクスは好きなドライバーで、単純に何故リストに載っていないのか?と
こんばんは。イクスのファンでいらしたのですね。
私も好きです。F1界を長きに渡り支え、
ル・マンでも輝かしい成績をおさめたレジェンド
ですね。
今回は外れてしまいましたが、イクスの話題は
何度か取り上げており、2017年7月23日に
「無冠の帝王の戦績をみる」と題して触れています。
イクスについてずっと言おうか迷っていたことが
あります。若い頃のイクスって、どことなく今の
ノリスに似ていませんか?!(年齢的には逆か)
額や輪郭、口元とか、、初めてノリス を見た時に
いの一番に感じた印象です。
不快でしたらすみません。悪い意味ではないです。
これからもイクスを取り扱う機会があると思います。
お楽しみにしていて下さいね!