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何とか合同テストも6日間が終わり、2020年シーズン開幕を目前に迎えるこの時期は合同テストの雰囲気から読み取れる「開幕前勢力図予想」を行っています。ただ今回はテストから読み取る以前に「無事にF1が行えるのか」ということに気が向いて、楽しさ半分の心配が強くなってしまいますよね。長くF1を観てきたけど、この心境は今までになかったことです。現時点で発表があったのは

・第4戦中国GPの延期
・第2戦バーレーンGPを無観客開催
・開幕戦から第3戦までのキャンセルはない
・不参加チームがある場合はノンタイトル戦とする

となっています。今回の騒ぎの発端となった中国でのGPは見送られ、代替は調整中。またバーレーンGPの「無観客レース」はmiyabikunの知る限りは71年目を迎えるF1で初の措置です。バーレーンGPは特にこのような対策を採りやすい形態ではありますが、他のGPは莫大なお金やビジネスに影響が及ぶこともあって、なかなか中止や延期に踏み切れないのが辛いところです。観客がいないならやる意味もなし、観客を入れないでも開催してくれるだけ有難い、様々な考えや思いが出てくることでしょう。

《2019年シーズン開幕前の勢力予想と答え合わせ》
( )は実際のコンストラクターズランキング

 1 フェラーリ・F               (2)
 2 メルセデス・M              (1)
 3 レッドブル・H              (3)◯
 4 ハース・F                      (9)
 5 ルノー・R                      (5)◯
 6 トロ・ロッソ                 (6)◯
 7 アルファロメオ・F        (8)
 8 マクラーレン・R           (4)
 9 レーシングポイント・M(7)
  10 ウィリアムズ・M         (10)◯

昨年のちょうど同じ頃にこのような勢力図予想を立てていました。結果的にはご存知の通りカッコ内の順位となりました。まずトップを外すという「紅っ恥」をかましてしまいました。あのテストの勢いなら、特段ファンでなくてもいよいよ銀の矢をへし折ってくれるのではないかと期待してしまいますよね。まんまと騙されました(笑)期待外れだけならまだしも、白煙ならぬ「グレーの煙」を吐いて、終いにはFIAと和解?!なに、証拠不十分とか、レギュレーションギリギリとかの見解でなく、ケンカをしていたの?!よくわからない結論でしっくりきませんでしたね。そりゃライバルから文句も出ます。フェラーリらしいっちゃらしいし、F1はフェラーリが中心で成り立ってはいるもののアレはダメですね。連動するかのようにハースやアルファロメオについてもガッカリさせられましたね。ハースはレースというよりも「毎レースひとネタぶっこもう」という目標でもあるかのように、トップ争いでない注目をされていましたね。ある意味レースに足跡は残してくれた(笑)
いい意味で期待を裏切ってくれたのはマクラーレンでした。ベテラン揃いのワークスを上回り、若手2人が想像以上に速さをみせてくれたのは嬉しかった。レーシングポイントは、、ペレス様々感が否めませんが、ストロールの成長もみられました。

《2020年シーズン開幕前の勢力予想》
シーズン開幕前から残念な「世界的イベント」があり、例年の意気揚々とした予想になりませんが、恒例なので今年もやってみます。外れて笑われても、恨みっこ無しで。

 1 メルセデス・M

 2 レッドブル・H
 3 フェラーリ・F

 4 マクラーレン・R
 5 レーシングポイント・M
 6 ルノー・R

 7 アルファタウリ・H

 8 ハース・F
 9 アルファロメオ・F
  10 ウィリアムズ・M

月並みですねー(笑)チーム間の「間」はグループを示します。メルセデスはDASがあろうが無かろうがテッパンで盤石です。昨年のテストはさほど強さを感じにくい印象でしたが、今年は、今年もありゃマジで速いな、参ったな。。
2番手グループについて、レッドブルファンには失礼な言い方になるかもしれませんが、レッドブルがフェラーリより速いというよりかは「フェラーリが大して期待できない」という方が意味合いが強いです。フェラーリ勢はテストであまり速さを感じません。もちろん進化しているはずなのですが、他がよかったのかフェラーリが変わらないのか、むしろ「一時期」より退化しているんじゃないか?!(笑)メルセデスやレッドブル共々、テストでどれだけ抑えているのかは開幕戦で明らかになると思います。
中団はいつもながら悩ましいですね。個人的にはマクラーレンのさらなる飛躍に期待したいのですが、レーシングポイントが未知数。順列は2人のドライバースキルを加味して決めました。マクラーレンは2人で戦うにしてもレーシングポイントが1.5人では敵いません。ちゃまの成長に期待しましょう。アルファタウリの位置も悩みますよね。ルノーを食うか、軍団に食われるか。ただマクラーレンやレーシングポイントとは「距離」がある印象です。
下位とみてしまったのはフェラーリ以外のフェラーリエンジン2チーム、そしてクレアさん家。アルファロメオの昨年後半からテストをみていても切れ味がほとんど感じられません。ライコネンのモチベーションが低過ぎないか?!おっちゃんおそらく今シーズンで辞めそうだな。シーズンを満了しないで身を引く可能性もありそう。このグループでちょっと期待しているのが「ウィリアムズが最下位を脱出できるか」です。昨年のグダグダやっつけに比べたら、だいぶ距離を稼げたしタイムも決して悪くない。レースによってはトラブルやペナルティ以外で誰かを後方に追いやることもできるのではないかなと思っています。

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コロナウイルスはF1のみならず野球の開幕延期や市民参加型のスポーツ、他の各種イベントにも多大な影響を及ぼしています。特に日本で今年は東京オリンピックが予定されていますが、もしかしたら無観客試合や海外の有力選手の参戦見送りなど、過去最大に盛り上がらない大会になるのではないかという懸念もあります。こればかりは中国を責めるわけにもいきませんし、目に見えないくらい小さなウイルス相手に地球全体を揺るがしていることに恐怖を感じてしまいます。あまり考えるべきことではありませんが、将来人類滅亡があるならば、もしかしたらこのようなウイルス起因になるのではないかなんて考えてしまいますよね。
今年は年明けから地球全体が異例な状況です。相対してF1はドライバーやレギュレーション変更も少ない年にはなっていますので何があるかわかりそうでわからないという複雑なシーズンを迎えそうです。しかしF1はスポーツの中でも全世界を股にかける大規模な組織でもあります。土地柄に関係なく、各地に影響を及ぼし、及ぶことが大いにあり得ます。最良の判断で1年を無事に過ごせることを願うばかりですね。

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