IMG_0786
予選編に続いて、今回は決勝にまつわる数字とグラフでまとめています。ダラダラ長くなりますがしばしお付き合い下さいませ。

《優勝回数》全21回
  1 ハミルトン             
11回(52.4%)
  2 ボッタス                  4回(19.0%)
  3 フェルスタッペン    3回(14.3%)
  4 ルクレール               2回(9.5%)
  5 ベッテル                  
1回(4.8%)

今シーズンも昨シーズンと同様の5人の優勝者を生み出しました。フェラーリドライバーのライコネンとルクレールの入れ替わりです。早くも第2戦バーレーンGPで初ポールポジションを獲得してそのまま初優勝かと思われましたが、残念ながらパワーユニット不調によりペースダウン。結果的に第13戦ベルギーGPまでお預けとなりました。F1デビューして1年半、34戦目ですから現役ドライバーでは決して早過ぎるわけではありませんが、なかなか健闘したのではないかと思います。翌戦イタリアGPでもティフォシを前に連勝して、心をグッと掴みました。
最多勝はシーズンの半分以上となる勝率52.4%をマークしたハミルトンの11回。何度も言っていますが、ポールポジションはたったの5回でした。ポールポジションからの逃げ切りではなく、スタートや戦略を駆使して賢く勝つ。スピードはもちろんのことタイヤへの労り、そしてラウダを彷彿とさせる賢さもしっかり継承して「抜け目の無い」ドライバーの地位獲得を感じたシーズンでした。チーム単位の内訳はメルセデス15勝、レッドブルとフェラーリが3勝となりました。不安視されていたレッドブルとホンダのタッグの初年度はひとまず成功と言っていいと思います。フェルスタッペン様々ですね。ただフェラーリの3勝は全く褒められません。理由は言うまでもない。ベッテルはハミルトンから5勝分くらい分けてもらうといい(笑)強過ぎて怪しまれるならまだしも、結果が出なくてさらに怪しまれるってのも、ねぇ。怪しまれたりチャチャを入れたりするのは珍しいことではありませんが、ファンとしては萎えてしまいます。名門なんだし誰もが憧れるフェラーリなんですから、正々堂々と規範になる立ち振る舞いを!劣勢ならば謙虚に、蓄積されたデータと経験で賢く!頼みますよ。

《表彰台回数》全21回 延べ63人
  1 ハミルトン            17回(81.0%)
  2 ボッタス                15回(71.4%)
  3 ルクレール             10回(47.6%)
  4 フェルスタッペン    9回(42.9%)
     ベッテル                  9回(42.9%)
  6 ガスリー                  1回(4.8%)
     クビアト                  1回(4.8%)
     サインツ                  1回(4.8%)

表彰台登壇者は8人でした。近年は決まったドライバーとチームで占領してしまい、この敷居がとても高いものになってしまっています。昨年は三強6人+ペレスで7人登壇だったのが、今シーズンは2.5強の5人+3人となり、トロ・ロッソの2人とマクラーレンの新エースとなったサインツが加わりました。ガスリーは「レッドブルではなく、出戻りトロ・ロッソ」での初表彰台となりましたね。いいんですよ、どのチームからでも乗ってしまえば。表彰台を経験すれば自ずと自信やその時の感触を糧に次のチャンスも近付きます。サインツの「ちゃんとした表彰式」見てみたいですね。今のペースと位置ならば2回目もそう遠くないはずです。
表彰台に乗れる延べ人数は21戦× 3人=63人となります。内訳はメルセデス32、フェラーリが19、レッドブルはフェルスタッペンの9、トロ・ロッソが2、そしてマクラーレンが1でトータル63です。コンストラクター順位から考えると、トロ・ロッソは頑張りましたね。ホンダエンジンでカウントすれば11となり、獲得率は17.5%でした。ちなみにルノーエンジン勢は1.6%也。

《入賞回数》全21回 延べ210人
  1 ハミルトン            21回(100%)
  2 ボッタス               19回(90.5%)
     フェルスタッペン 19回(90.5%)
  4 ルクレール            18回(85.7%)
  5 ベッテル                16回(76.2%)
  6 ガスリー                14回(66.7%)
  7 アルボン                13回(61.9%)
     サインツ                13回(61.9%)
  9 ペレス                    11回(52.4%)
     ノリス                    11回(52.4%)
11 クビアト                10回(47.6%)
     ヒュルケンベルグ 10回(47.6%)
13 ライコネン              9回(42.9%)
14 リカルド                  8回(38.1%)
15 ストロール              6回(28.6%)
16 ジョビナッツィ       4回(19.0%)
     マグヌッセン           4回(19.0%)
18 グロージャン           3回(14.3%)
19 クビカ                     1回(4.8%)

決勝で10位以内完走の入賞ですね。エントリーは10チーム20人なので、半数が入賞する権利を得ます。昔に比べたらだいぶ敷居は下がりました。20人中19人が入賞してポイントを得ています。ウィリアムズはあれだけ予選と決勝で凌駕してきたラッセルだよね、と思いきやクビカの方でしたね。第11戦の荒れたドイツGP、それもアルファロメオ2台がペナルティ降格してくれた結果の「天からの恵み」でした。クビカにとってはF1で最後の入賞になるのかな?!ラッセルはこれからも入賞のチャンスはあり得ますし、miyabikunの心の中では入賞しているから大丈夫!
入賞数ランキングはみるまでもなくポイントランキングに似た順番となってきます。堂々の1位はキングの21回、唯一の入賞率100%です。チャンピオンは抜かりありません。これが「チャンピオン」なのです。

《完走回数》全21回
  1 ハミルトン            21回(100%)
  2 アルボン                20回(95.2%)
     ガスリー                20回(95.2%)
     ジョビナッツィ     20回(95.2%)
  5 ボッタス               19回(90.5%)
     フェルスタッペン 19回(90.5%)
     ルクレール            19回(90.5%)
     ベッテル                19回(90.5%)
     ペレス                   
19回(90.5%)
     ライコネン            19回(90.5%)
     ストロール            19回(90.5%)
     マグヌッセン        
19回(90.5%)
     ラッセル               19回(90.5%)
     クビカ                   19回(90.5%)
15 サインツ               18回(85.7%)
     クビアト               18回(85.7%)
     ヒュルケンベルグ 18回(85.7%)
18 ノリス                   17回(81.0%)
19 リカルド               
16回(76.2%)
20 グロージャン        14回(66.7%)

完走となればさすがに20人全てがランキングに入ります。これができなければ、F1ドライバーは即クビですね。
全21戦のうち21戦完走がキング1人、20戦完走は3人、19戦完走10人、18戦が3人、17戦がノリス1人、16戦がリカルド。一番完走が少ないのはグロージャンの14回でした。1人だけ20年以上前の完走率みたいだ。グロージャンはね、何回も言うけど本当は速いんですよ。本当はね。キャリアもベテランの域に達したドライバーなんですが、昔から変わらずは「接触が多い」ここがあまり進歩していません。もちろんグロージャン自身ではどうしようもできないマシントラブルやアクシデントもあるけど、中団や下位スタートが多くなれば、接触やインシデント、アクシデントはつきものです。あとは一番やってはいけない「同士討ち」これも減らしたいですね。後味も悪くくだらない結末。

《ファステストラップ回数》全21回
  1 ハミルトン            6回
  2 ルクレール            4回
  3 ボッタス               3回
     フェルスタッペン 3回
  5 ベッテル               2回
     ガスリー               2回
  7 マグヌッセン        1回 ※
  ※入賞圏内完走でないため、ポイントは無し

今シーズンかやファステストラップ獲得者には 1ポイントのポイント付与がありました。ファステストラップについては別でもう少し掘り下げてみていく予定をしていますので、今回は回数だけに絞ることとします。最多はこちらもハミルトンの6回です。ファステストラップポイント推奨派のmiyabikunではありますが、今シーズンの結果を受け、感じたことがあります。次の機会に書きたいと思います。
ラインナップは表彰台獲得者に似ていますね。クビアト、サインツに代わってハースのマグヌッセンが第15戦シンガポールGPで獲得しました。しかし、※印にある通りファステストラップは獲得できても、入賞圏内でフィニッシュしないとポイント付与がなく、マグヌッセンは17位だったため、ポイント付与はありません。

《個人決勝平均順位》リタイヤ、失格は20位扱い
IMG_1034
  1 ハミルトン             2.38 予選比 0.10
  2 ボッタス                4.33  予選比 1.33
  3 フェルスタッペン  5.10  予選比 0.52
  4 ルクレール             5.71  予選比 1.67
  5 ベッテル                 6.52  予選比 2.14
  6 アルボン                 9.38  予選比-1.67
  7 ガスリー                 9.48  予選比-0.14
  8 サインツ               10.10  予選比-0.24
  9 ペレス                   10.86  予選比-2.48
10 ノリス                   11.43  予選比 2.00
11 ライコネン            12.76  予選比-0.10
12 クビアト               12.00  予選比-1.62
     ヒュルケンベルグ 12.00  予選比 0.90
14 リカルド               12.33  予選比 1.76
15 ストロール            12.81  予選比-2.95
16 マグヌッセン        13.86  予選比 2.14
17 ジョビナッツィ     13.95  予選比 0.67
18 グロージャン        15.29  予選比 3.24
19 ラッセル               15.95  予選比-2.43
20 クビカ                   17.24  予選比-2.38

個人決勝平均順位です。リタイヤを20位扱いしていることもあって、先日の予選平均順位と比べると格差はさほど現れませんでした。
ハミルトンが唯一の2位台に入り、表彰台獲得に手堅い位置を確保しています。7位に位置するガスリーまでが入賞圏内。8位サインツ以下15位のストロールあたりまでは混戦です。ここに入らないと、残り2、3枠の入賞圏内でフィニッシュできません。フェラーリ、ルノーはチームメイトで並んでいますが、レッドブル、トロ・ロッソ、レーシングポイント、アルファロメオあたりはチーム内格差がみられます。大抵がキャリアの浅い若手が下位となるのが多い中、トロ・ロッソは先輩クビアトがアルボンやガスリーから離されています。表彰台にも乗るクビアトの決勝運とここ一番の速さは評価できるものの、今シーズンは予選、決勝とも劣勢でした。チームメイトのガスリーもようやくF1の表彰台を経験するドライバーに仲間入りしました。もう言い訳は許されない立場ですから、来シーズンの活躍に期待しましょう。

昨年と同様にドライバーの横に「予選比」なる数字を記載しました。これは予選から決勝で平均でどれだけ順位向上したかを示しています。プラスだと「決勝で順位を落とす」傾向を示し、マイナスであれば「予選順よりもあげている」ことを示します。予選ランキングと決勝ランキングで多少順位が異なるため、これに限りコンストラクター順に並べ替えています。
IMG_1101
一般的には予選に比べ、決勝はリタイヤがあるため予選よりも決勝は嫌でも下がるはずです。しかし上位スタートは「抜くライバルが無く、抜かれる方が多い」ため、優秀な戦績であってもプラス表示となる点はご了承下さい。
上位のプラス表示はさておき、ランクアップが大きかったのはレーシングポイントの2人でした。予選位置がよくなく、そこからライバル離脱の間隙を縫って耐え抜いたことで数値はマイナスを示しました。上位でマイナス表示となったのはレッドブルのアルボンただ1人。先輩達の中で予選順位がよくなかった分、決勝ではセオリー通り順位を上げています。ウィリアムズ2台もしっかりマイナスできていますが、こちらもセオリー通り、抜かれる相手がいないため完走できれば順位は上がります。

個人順位でもうひとネタ。予選編でも登場したグループ別の時系列順位グラフです。見方は同じ。表彰台範囲を赤帯、入賞圏内が黄帯、入賞圏外が青帯でリタイヤは20位に集約しました。また6位には「三強ライン」を落としてあります。
IMG_1104
上位は予選編と同じ7人でグループを組みました。5位までは大抵三強メンバーで落ち着いていますが、ボーダーラインとなる6位の落ち着きがありません。前半はガスリーのフィニッシュが安定なく、後半は三強メンバーの順位にもバラつきがあり、この後登場してくる中位メンバーが食い込んできています。そもそもがこのようなグループ分けにおさまってしまうことが問題であり、もっとバラけてくれることがmiyabikunとしての願いです。リタイヤに値するグレーの20位や入賞圏外に赤とオレンジライン、つまりフェラーリが多く入っています。一方で緑系のメルセデスはドイツとブラジルのボッタスを除けばほぼ入賞圏内でフィニッシュしています。チャンピオンを獲れるチームと獲れないチームの違いですね。
IMG_1103
続いて中位に位置する7人です。こちらにはマクラーレンとルノーの2チーム4人とトロ・ロッソで残ったクビアト、アルファロメオのライコネン、レーシングポイントのペレスを選定しました。6位の壁よりもさらに上、表彰台に達したクビアト、ガスリー、サインツが際立ちます。イタリアのリカルド、ブラジルのライコネンとベテラン2人も表彰台まであと一歩の4位につけました。さすが昨年まで表彰台登壇常連だっただけあります。さすがです。
IMG_1102
下位は予選編と同様に6人選定しました。ハースの2人、ストロール、ジョビナッツィ、そしてウィリアムズの2人です。先程も触れた大荒れのドイツGPはストロールは4位に達し、クビカは10位入賞を獲得するなどウィリアムズまでもがグッとグラフを引き上げています。黒いグロージャンもこのドイツが今シーズン最高位となる7位でした。

《コンストラクター決勝平均順位》
IMG_1033
  1 メルセデス・M                3.36
  2 フェラーリ・F                 6.12
  3 レッドブル・H                 6.38
  4 マクラーレン・R            10.76
  5 トロ・ロッソ・H            11.60
  6 レーシングポイント・M 11.83
  7 ルノー・R                       12.17
  8 アルファロメオ・F         12.86
  9 ハース・F                        14.57
10 ウィリアムズ・M            16.60

ドライバー単位の次はコンストラクター単位の決勝平均順位です。一見コンストラクターランキングにみえますが、実は若干異なります。どこでしょうか?!ルノーがランキング5位なのに、こちらでは7位になっている点です。ポイントランキングはあくまで「入賞した順位に応じてポイント付与」されますが、miyabikunの評価は全ての順位でみており、下位フィニッシュ、リタイヤすると数値が高くなるためです。miyabikunイジワルですね(笑)
レッドブルはあと少しでフェラーリを捕まえられそうな順位でした。フェルスタッペンはベルギーと日本で手痛いリタイヤを喫していますが、それ以外は悪くても8位以内で入賞してきました。課題はセカンドドライバーの活躍にかかっています。つまりアルボン、あなたです。大丈夫、来シーズンは初表彰台はみられるはず。

《決勝チーム内対決》全21回
IMG_1032
 メルセデス・M
  ◯ ハミルトン 15 対 6 ボッタス
 フェラーリ・F
  ◯ ベッテル 12 対 9 ルクレール
 レッドブル・H
  ◯ フェルスタッペン 16 対 5 ガスリー&アルボン
 ルノー・R
 (2分け)
   ヒュルケンベルグ 8 対 11 リカルド ◯
 ハース・F
 (1分け)
   グロージャン 9 対 11 マグヌッセン ◯
 マクラーレン・R
  ◯ サインツ 13 対 8 ノリス
 レーシングポイント・M
  ◯ ペレス 16 対 5 ストロール
 アルファロメオ・F
  ◯ ライコネン 17 対 4 ジョビナッツィ
 トロ・ロッソ・H
  ◯ クビアト 11 対 10 アルボン&ガスリー
 ウィリアムズ・M
 (1分け)
   クビカ 3 対 17 ラッセル ◯

ようやく決勝編もここまで辿り着きました。チーム内対決です。予選は右側にオレンジのサブ格ドライバーの健闘がみられましたが、決勝となればさすが先輩、エースということで左側水色の勢力が上回ってきます。ルクレールに押され気味のベッテルも決勝となれば面目を保てたか。同様にクビアトも実はチーム勝敗だけでみれば辛勝でした。
ルノーにレース巧者のリカルド加入することでヒュルケンベルグの真価が試されるシーズンとなりましたが、結局表彰台は遠く、ポイントランキングでも予選、決勝のチーム内対決でもリカルドに負け、とうとう今シーズン限りでF1を離れることになりました。早々に表彰台に登壇する者もいる中でチャンスをモノにできないというのも「実力のうち」なのかなと感じてしまいます。

決勝編も長くなりました。2019年シーズンのまとめ、あと1回やらせて下さい。

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村