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サーキットの傍らでは上半身裸でボールを蹴る子供達。ブラジルといえばやっぱりサッカーですね。世界の競技人口で1,2を争うサッカーは例え11人集まらなくても、ゴールネットが無くてもボール1つあればできます。モータースポーツに比べるとお金もかからないし、ルールも明確で手軽ですね。F1ももう少し端的で手軽に楽しめるようになるといいのですが。
今シーズンのアメリカ大陸の時差対戦は最終章を迎えました。案の定月曜の帰宅後の観戦で今更になってしまいましたので、ピンポイントバージョンで綴っていきます。いやー序盤はマッタリ、終盤は大荒れのレースとなりましたね。

《キングなんぞ関係ない!抜けMAX!》
自身2度目となるポールポジションを獲得したフェルスタッペンのブラジルGPは終始元気MAXでした。
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予定通りスタートでしくじったベッテルをかわしたハミルトンに対してグングン差を広げてポールトゥウィンに向かって発進しました。
21周目に再びソフトタイヤに履き替えたハミルトンに合わせて翌22周目にタイヤ交換。
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クビカにちょっとしたいたずらをされつつ、ハミルトンにアンダーカットを食らう。でも「F1界の小島よしお」こと今日のフェルスタッペンにはそんなの関係ない。
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23周目にセオリー通りテールを捉えてかわす。フェルスタッペンのパッシングはいつ観ても爽快!1回キリではありませんよ、途中のゴチャゴチャはひとまずスルーして、終盤のセーフティカー明け。大渋滞のローリングスタートはいつでもどうぞ。
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ねえねえ、見ててよ!
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力づくでかわすよ!ほら。
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ハミルトンは2スティント目のソフトタイヤ選択に文句言っていましたね。フェルスタッペン対策にハミルトンはだいぶ焦っていたご様子。次の新チャンピオン候補筆頭は来年こそ序盤からキングを蹴散らしていきたいですね。

《超えられぬ、壁》
先程のハミルトン然り、好調と不調を繰り返すボッタスのブラジルGPは「冴えない回」でした。
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1回目のタイヤ交換は引っ張り、ハードタイヤに履き替えるも思いの外早く脱ぎ捨てて2回目を終えたボッタスは中団スタートのルクレールに前を塞がれています。
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このセリフも今シーズン何回言ったことか。ほらチャンピオンチームだろ、捉えたら抜けよ!
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先程のフェルスタッペンと同じシチュエーションなんだけど、人がいいのか臆病なのか、キレが悪い。
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次なるチャンスも
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ダメ。ファステストラップは取れても、抜けない。そんなことをのらりくらりやった挙句の果てには
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白煙。抜けなかったのはパワーユニットのせいではないからね。さらにはこの件はマシン撤去のためにセーフティカーを発動させたきっかけにもなりましたね。この後起きるカオス状態は想像もしていなかったでしょう。チームメイトだけでなく他のメンバーもこの後大変だったのよ?!
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《おろかもの》
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60周目のセーフティカー明けでアルボンにかわされたベッテルは仕返しを試みますが、順位を取り返せずモタモタ。
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そうこうしているうちに同じマシンに乗るルクレールが近付いてきました。今の順位のままでは優勝を目指すフェルスタッペンにドライバーズランキング3位を獲られてしまう。悪いけど先に行くよ、先輩。
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ただ先輩にも意地とプライドがある。まさか中団スタートの後輩に順位を明け渡すなんて、許されない。
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DRSを開いて取り返しに行く!でも2人してタイヤが触れ合っていないか?!
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一瞬だけ、それも大きな衝撃は見られませんでしたが、ルクレールの右フロントとベッテルの左リヤが壊れていく。表彰台から陥落して、さらにはまさかの同士討ちとは呆れた。あまり汚い言葉を使わないように来たけど、今回は敢えて言わせてもらう。こいつらバカじゃないの?!
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来シーズンも同じラインナップでいくことが決まっていますが、この2人とこのチーム、今の時点でチャンピオン獲得は無理なんじゃないかと悟ります。
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《決勝結果》
   1 フェルスタッペン(レッドブル・H)
   2 ガスリー    (トロ・ロッソ・H)
   3 サインツ    (マクラーレン・R)

終盤は呆れるくらい荒れました。チャンピオンを獲得しても2位を諦めなかったハミルトンはがめつくアルボンを攻めたのはいいものの、アルボンの初表彰台を奪う接触にてペナルティ。間隙を上手く抜けたガスリーと繰り上がりサインツが揃って初表彰台獲得は嬉しい話題でした。ドイツGPに続き、レッドブル塾生の快挙です。

《ファステストラップ》
   ボッタス      (メルセデス・M)1分10秒698
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
   フェルスタッペン(レッドブル)

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
   アルボン    (レッドブル)

フェルスタッペンと「紅のおろかもの」をクローズアップしてしまい、アルボンに触れてあげる事はできませんでしたが、ベッテルをかわして猛追に耐え、さらにはハミルトンに果敢にチャレンジした姿勢は評価に値します。ノーポイントは可哀想だからmiyabikunは「4位表彰台」を心の中であげたいくらいです。

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《第20戦ブラジルGPのポイント》
 ・ピットで抜かれてもトラックで抜く、お見事!
 ・ガスリー、サインツ、表彰台おめでとう!
 ・メルセデスのブラジルは劣勢ちぐはぐ
 ・来期も無理じゃないか?!このおろかもの

《第20戦までのドライバーズランキング》
 1 387 → ハミルトン   (メルセデス・M)★
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 3 260  ↑  フェルスタッペン(レッドブル・H)
 4 249  ↓  ルクレール   (フェラーリ・F)
 5 230 → ベッテル    (フェラーリ・F)
 6   95  ↑  ガスリー    (トロ・ロッソ・H)
 7   95  ↑  サインツ    (マクラーレン・R)
 8   84  ↓  アルボン    (レッドブル・H)

《第20戦までのコンストラクターズランキング》
 1 701 → メルセデス・M ★
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 5   91 → ルノー・R
 6   83  ↑  トロ・ロッソ・H
 7   67  ↓  レーシングポイント・M
 8   57 → アルファロメオ・F

荒れには荒れたけど、こういうレースもあっていいですね。レースは最後の最後まで何があるかわらない。最終戦もこんなの期待してしまいそう(笑)

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