アメリカからの帰国、遅くなりました。miyabikunは大抵1回、必要に応じてレースのポイントを再び観返してこの観戦記に臨むのですが、今回は1回多い2.5回観ています。チャンピオン決定がかかる大事なレースにも関わらず、リアルタイム観戦はほぼ目を開けて寝てしまっていました(笑)途中をボーッと観て(というか聞いていて)気付いたら優勝ドライバーの国歌が流れる表彰式になっていました。お恥ずかしい。。
前も彼女達を見かけた気がする。今回はドリフっぽくない配置。濃い青に星マークがアメリカっぽいですね。アメリカは黒のヤンキー軍団、ハースの本拠地ではありますが、今回の主役は軍団ではなくこちらの2人。
アメリカ大得意、今年3年連続6回目のチャンピオン決定の場に選んだハミルトン。予選は5番手と珍しく低迷しましたが、チャンピオンを獲得するには8位にさえなれば済む話。余裕です。
一方でチームメイトのボッタスは首の皮「4」といったところ。4もあればいいじゃないかと思えそうですが、今のF1では先述の8位で簡単に積み上げられる数字。せっかくポールポジションを獲得したのだから、せめてハミルトンの前で確実にフィニッシュして、勝ち星は欠かさず獲りにいきましょう。何かあるかもしれない。
ボッタスのスタートは完璧!ただし、2番手出発の「紅」1台は
4番手のフェルスタッペンにいとも簡単に捕まる。予選ではポールポジションまで僅差だったのに、決勝になるとこうなっちゃうんだよなぁ。それはともかく、ターン1の外側でサインツに寄り添う6番手スタートのアルボンが飛び跳ねている。
7番手の定位置から出発したサインツはターン1を先頭の混乱を避ける形でアウト側から進入しています。イン側が空きますが、詰まるよりは賢明か。
そこをインからアルボンが差し込み、タイヤ同士でコンタクトということか。アルボンは最下位に転落しますが、サインツはよく無傷だったな。
うーん、どうもベッテルがおかしい。抑えるだろうハミルトンに瞬殺されて、
立て続けにルクレールにも、、悔しい悔しい!
えーそのオレンジはノリスくんだよ?大丈夫?!極め付けは2周目のターン1はリカルドの十八番でやられる。
2周で5人抜かれ。ベッテル、パンチドランカーみたいになっている。これ、立ち直るかなぁ。
8周目。ダメでしたね。アンダーステア基調に対応できず、バンプを起点に縁石を踏み違えてサスペンションを折損。一人で大騒ぎしたみたいになって、アメリカはいいところ全く無し。
今年は無かったことにしたいね。あと2戦で今シーズンも終わるから。
ここまでほぼ序盤にあった2つの出来事しか書いていません。ほかタイヤの保ち云々など、各車タイヤとバンプに気を遣う走りを強いられていましたが、正直淡々と進行していた印象です(だから1回目、しでかしてしまった)
話は一気に終盤に飛び、ピット戦略の違いでトップに躍り出たハミルトン。最後は優勝でチャンピオン決定といければおさまりはいいものの、いつもの「タイヤ」でぶつぶつ言い出して、ペースもイマイチです。とか何とか言っても結局キングは乗り切っちゃうんだよね。
ただ今回2ピットストップを採ったボッタスは違う!今の位置ではチャンピオンの道はありませんが、予選で凌駕し「優勝」という命題を果たすために最後に底力だけは見せつけたい。
ハミルトンに負けっぱなしは嫌だ、今度こそ壁を越えてみろ!
51周目は厚い壁に弾かれる。あと5周ある。もう一丁!行け、ボッタスもチャンピオンチームドライバーなんだ。
《決勝結果》
1 ボッタス (メルセデス・M)
2 ハミルトン (メルセデス・M)
3 フェルスタッペン(レッドブル・M)
《ファステストラップ》
ルクレール (フェラーリ・F)1分36秒169
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
アルボン (レッドブル)
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
ボッタス (メルセデス)
ボッタスは何とかハミルトンをかわしてポールトゥウィンを達成しました。残念ながらボッタス一人ではどうしようもできない結果によって、ハミルトンからチャンピオンを奪うことは出来ませんでしたが、来シーズンこそはこの勢いと流れをシーズン序盤から確立できる自信を持ってほしいです。
《第19戦アメリカGPのポイント》
・ボッタスは今日やれる最大限はこなした
・揃いも揃ってタイヤとバンプに翻弄される
・2019年は近年最大の不作、ベッテル
・ハミルトン、6回チャンピオンおめでとう!
《第19戦までのドライバーズランキング》
1 381 → ハミルトン (メルセデス・M)★
2 314 → ボッタス (メルセデス・M)
2 314 → ボッタス (メルセデス・M)
3 249 → ルクレール (フェラーリ・F)
4 235 ↑ フェルスタッペン(レッドブル・H)
5 230 ↓ ベッテル (フェラーリ・F)
《第19戦までのコンストラクターズランキング》
1 695 → メルセデス・M ★
2 479 → フェラーリ・F
2 479 → フェラーリ・F
3 366 → レッドブル・H
4 121 → マクラーレン・R
5 83 → ルノー・R
6 65 ↑ レーシングポイント・M
7 64 ↓ トロ・ロッソ・H
今シーズンもブラジルとアブダビの2戦を残すのみとなりました。ドライバーズ、コンストラクターズの両チャンピオンが決定し、あとは2位以下のランキング争いに焦点が向けられます。ドライバーズは3位ルクレールに対して4位フェルスタッペンと5位ベッテルの巻き返しなるか?!コンストラクターズは終盤に入って好調な6位レーシングポイントと入れ替わったトロ・ロッソの僅差対決に目が離せませんね!
コメント
コメント一覧 (9)
レッドブルは、今年はそこまでコーナリングでの優位が無かったですね。タイヤも持ちが悪そうで戦略の幅が出せませんでしたね。
マックスは、2位に届きそうだったのになぁ。1-2でやられてしまいました。後半もう少し落ち着いてくれていたら、と、残りでまた成長してください。
アルボンは、昨日は4位が合格点だと思うので、5位まで戻ってきても大いに反省してもらいたい。マックスを見習うのは1コーナーでぶつかる事じゃない!
トロロッソーー!!タイヤがどこまで使えるか!?把握出来てないのでしょうか。後半あんなにズルズル行く姿は辛いです。
クビアトはまた最後に接触してタイム加算でポイント獲れず。。。
コンスト争いの面で非常に悪い流れです。(残念だけど、多分、負ける。)
リカルド筆頭にルノー勢は落ち着いて頑張ってますね。2台は周回遅れですけど。
ペレスは、巧み。ピットからなのにちゃんとポイント獲りましたね。
ライコおじさんは、予選じゃないから11位は価値無しです。
ベッテルのあのマシンの壊れ方はビックリしました。突然3輪車にされたら困りますよねぇ。スタートはまだしも1周目から絶不調でしたから走り続けても無残な姿だったかも。
全体としては盛り上がりませんでした。
ドライバー・オブ・ザ・デイは、私もボッタスだと思います。(アルボンは自分のミス(?)で作った最下位ですからねぇ。)
次は最高に時差が激しいブラジル。11/18にパレードか何かやって祝日にならないかなぁ??
COTAは危なくて使えないですね
こんばんは。コメントありがとうございます。
いずれのチャンピオンも決まりましたね。
これからの2戦は「ピリつきモード無し」で
意外なレース内容がみられるかもしれません。
引き続き楽しみましょう!
こんばんは。メルセデスにとっては昨年に比べて
脅威はありませんでしたね。
あの序盤戦をみせられて、
よくここまで引き延ばせました。
中盤のフェルスタッペンやルクレールがのお陰か。
アルボンは予選か決勝のどちらかでやらかしが
ありますね。
キャリアと若さで許されている点もありますが、
来シーズンのシートはほぼ確定なのかな、と。
クビアトはよくない。表彰台登壇がなければ、
トロ・ロッソでも危うい内容ですね。
応援はしたいんだけど「紅の先輩」共々
平気で期待を裏切ってくれるもんなぁ(笑)
ドライバー・オブ・ザ・デイはファン投票だから
仕方ありませんが、レースの最後に一斉に集計し、
「レースの全貌」をみて投票してほしいです。
おっしゃる通りアルボンは頑張ってはいるけど、
自らが追い込んだ結果、ですもんね。
興味深いのは「優勝者やチャンピオンではない」点。
まあ、面白いかと言われたら、くないもんなぁ(笑)
こんばんは。コメントありがとうございます。
危ないとは、タイヤの件でしょうか。
確かにピレリでインディアナポリスは
試していませんものね。
東京オリンピックのマラソン然り、
急だとCOTAもインディアナポリスもビックリだから
2021年向けならば考えられるかも。
インディアナポリスよりマイアミが優先ですかね。
あとは大混戦の中断争いがどう決着するかですね
テレビの絵面もその辺りのレースがメインで映ることを期待します
さて、2021年規定について関係者各員から様々な意見がありますが、僕個人としては、
2021年規定についてですが、特にエンジニア視点で見た場合割と悲観的な意見が多いと思ったのが僕の私見です。ワンメイク化することで開発の自由がなくなるのはまあ否定はできませんが、それでもエンジニア同士が話し合って今よりいいものが作れるといった意見が出た場合、それを各チームで共有しあってより健全な競争が出来るのではないかと考えております。難しい問題ですけどね
こんばんは。いつもありがとうございます。
チャンピオンが決まるとどうしてもマッタリしがち
ですが、先日のボッタスのように伸び伸びと
変なわだかまりとかもなくガツガツいけるドライバー
も生まれます。
中団は依然としてランキング争い真っ盛りですし、
スポンサーももっと映してくれと、奮起してほしい
でしょうね。F1はスポーツ、エンターテインメント
である以外に「ビジネス」も担っていますし。
2021年レギュレーションについては、様々な意見が
飛び交っていますね。いつの時代も、どんな内容でも
揉めるんです(笑)コレが一番ってなかなか無い。
ワンメイク寄りになれば、マシン格差は
一見減るようで、結局のところノウハウや技術力の
あるところが「抜け穴」を見つけてきますし、
「マシン作り、競争力」の点で魅力が削がれる懸念も
あります。
他カテゴリーよりも冒険やオリジナリティを出せる
のがF1の醍醐味でしたが、悩ましいですね。