予選でマシンを壊したアルボンは結局ピットレーンスタートを選びました。最後尾のクビアトのみならずレッドブルグループにとっては当初の目論見よりも負担の大きい決勝を迎えています。メルセデス勢以外の中団以下もミディアムタイヤスタートを選ぶ中でクビアトは唯一のハードタイヤスタートを選択しました。母国で少しだけ目立つ存在に。

にほんブログ村
4番手のフェルスタッペンが9位スタートに降格したため、奇数列の外側にフェラーリとマクラーレン、偶数列内側はメルセデスと綺麗に並びました。ココのスタートは長い直線でスリップストリームが使えます。フェラーリは要注意ですね。
3番手のベッテルは出遅れ気味なハミルトンに付け入る隙を与えず、しっかりとルクレールのテールに追従していきます。
勢い余って、ぶっちぎりポールのルクレールまでもターン2で捉えて前に。理想的なソチでのスタートを決めました。
ハミルトンは出遅れましたね。5番手スタートのサインツに並ばれて何とかターン2は死守するも
サインツ、思い切ってインを閉めちゃえばよかったのに、ちょっとビビったかな(笑)これで割って入れたら順位によらずmiyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ間違いなしだぞ。
1周目から早速セーフティカー?!珍しく予選で好位置を獲得したグロージャンがマシンを停めてブチ切れのご様子。
これか!右はリカルド、左はグロージャンに挟み撃ちに遭うジョビナッツィ。
なす術無く、タイヤ同士が触れ合い、2台同時に闇に葬る。恐るべし破壊力。この件のジョビナッツィに非は無いが、ちょいちょいレースにネタを挟む人だ(笑)グロージャンよ、今まで何人か被害者を出してきたはず、やられる側の気持ちはどうよ?!
3周までセーフティカーが先導し、ローリングスタートを迎えますが、上位の順位が入れ替わることもなく、ベッテルがファステストラップを更新しながらルクレールを引き離していきます。何やら無線でゴチャゴチャやっていますが、無言で突き進むベッテルに言わせればスタートで抜いたモン勝ちということか。予選では大敗したものの、レースの順位がナンボですもんね。
ルクレールの後ろにハミルトンが迫っています。入れ替えるの?このままいくの?フェラーリはモタモタジメジメしていますね。勝てるレースを棒に振らないといいのですが。
9番手スタートを強いられたフェルスタッペンがレース前の宣言通り暴れ出しています。ホームストレートでノリスくんを捉えると
一気にズバっといく。同じ場所で先輩サインツも
ズバっと。トップ争いを見ているよりもこちらを見ていた方が数倍気持ちいい。
トップ争いの「唯一」となるタイヤ交換は23周目のルクレールから。
トップに居続けるベッテルは引っ張る。流石のソチでもボロボロになるソフトタイヤでラップタイムも落ち始め、計算上はフレッシュなルクレールが徐々に詰めていく。
ベッテルは27周目にミディアムタイヤへ。
トラックに戻ればファステストラップで詰めてきたルクレールが前で「綺麗に」順位が入れ替わる。こうでもしないと、ベッテルは譲らなかったって?今のフェラーリって、ドライバーに「ある意味」すごく気を遣って、戦略が迷走しているように思えます。「コレはこう!」って、堂々としていない。
後塵を拝したベッテルはその直後に突然出力が低下し、コースサイドにマシンを停める。それもこの位置。
マシン撤去のため発令されたバーチャルセーフティカーの間にミディアムタイヤスタートだったハミルトンが満を持してソフトタイヤへ。またこのパターン?!これじゃルクレールは負けるんじゃない?
はい、負けました。ルクレールがターン1を低速で通過する頃、ハミルトンは既にターン2に到達しています。あの予選を見せつけて、スタートも2台で壁をなしていたはずなのに、結局そのオチか。それも引き金が皮肉にもチームメイトのベッテルという。。もうトラック上で抜くしかない。
バーチャルセーフティカーが解除されるとともに、ウィリアムズのラッセルがオーバーランしてクラッシュしています。ブレーキが冷えすぎちゃったかな。今度はマジのセーフティカーの方。
ここで何を考えたか、セーフティカーで間隔が詰まった段階でルクレールが冒険に出ます。再びソフトタイヤを選んで、自ら進んで3位の道を選ぶ。
ビノットもドSだ。メルセデス得意のソチで勝てるチャンスを試練で乗り越えさせるか。つまんないのー。
トップは31周目にしてほぼほぼ決まりましたので、miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ選びでもしようかな。ハミルトンじゃないし、残念ながらルクレールなわけも無いし、上位で三強に食らいつくサインツが候補かなぁ。
ルクレールとは逆にラッセルのセーフティカータイミングを上手く使って浮上に成功したアルボンが猛スピードで5位のサインツ目掛けて飛んできました。ピットレーンスタートでしたよね、サインツをかわせばフェルスタッペンに続く順位となります。
一気に仕留めます。いいですね。見よ、15人抜き!ガスリー先輩を大きく引き離していますよ。予選のミスは帳消しかな。よし、決めた!
《決勝結果》
1 ハミルトン(メルセデス・M)
2 ボッタス (メルセデス・M)
3 ルクレール(フェラーリ・F)
《ファステストラップ》
ハミルトン (メルセデス・M)1分35秒761
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
ベッテル (フェラーリ)
・ロシアはやっぱりメルセデスのモノ
・「息子2人」にいい教育指導できない「親」
・ベッテル、停めるのソコじゃないでしょう
・レッドブルは新スペックなんぞ関係無く抜く
ソチ、まだやる?!(笑)途中でタイヤテストを挟みますが、終えたらみんな早く日本においでおいで!
にほんブログ村
コメント
コメント一覧 (2)
フェラーリ、メルセデスと両チームに完全に置いて行かれました。
フェラーリは未だに戦略がおかしくて、こんな結果になりました。
ベッテルは、見事にメルセデスの為になるタイミングでマシンが止まってリタイア。
ボッタスがナンバー2としてきっちり仕事をしてメルセデス1-2。もうすごい!
フェルスタッペンは、トップ2チームには追い付かないからあんなもの。
アルボンは、ピットスタートから、と考えればかなり上出来。でも、鈴鹿ではちゃんと予選も走ってね。
クビアト、折角の母国GPだったのにマシンが不調で残念でした。ここでした苦虫を噛み潰した思いを鈴鹿で発散してほしい。
ガスリー、空気読みましょう、無駄にバトルしてライコネンに抜かれちゃダメ。
言われてみれば、序盤にジョビナッツィが挟み撃ちされて返り討ちにした件がありましたね。ライコネンのフライングなんちゃらは覚えていてけど、忘れていました。
ドライバー・オブ・ザ・デイがベッテルは嫌味なのか何なのか?不思議な選出だと思います。
頑張り具合から行くとSCのタイミングに助けられたとはいえ、アルボンさんでしょうねぇ。
さぁ、ホンダ勢が、鈴鹿ではちゃんと修正して速くあることを願っています。
こんばんは。ロシアもレッドブル勢にとって苦い内容
となりましたね。
流石のフェルスタッペンもスタートで4番手なら
もう少し戦えたでしょうが、9番手からというのが
ハンデでしたよね。
にしても、二強には大きく離されてしまいました。
鈴鹿に期待しましょう!
ガスリーはみ出しちゃいましたね(笑)
ドライバー・オブ・ザ・デイはファン投票だから
冷やかしや愉快犯みたいなものもいますよね。
(この前のエラーで選ばれたクビカにも驚いたけど)
スタートダッシュは確かに立派でした。
日本GPが楽しみですね!