クビカの応援旗が風にたなびいています。母国GPの無いクビカにとっては、ドイツに続いてハンガリーも隣国です。どうしようもないマシンもさることながら、新人からも遅れをとり、未だにおこぼれの1ポイントに止まっています。まさか最後尾が定位置になるとは。
フリー走行で降った雨も上がり、予選はドライコンディションで迎えられています。ガチンコなスピード勝負がみられそうですね!
今回はあまり期待できないフェラーリからタイムアタックに入ります。ルクレールがひとまずベッテルを上回り、
メルセデスに代わってホンダ第4期の立役者フェルスタッペンが1分15秒台でねじ伏せていきます。フェルスタッペンとルクレールの同い年対決続く。
ただそのルクレールは最終コーナーでテールスライドを喫して
リヤからウォールにヒット。今回はドライ路面なんだけど、タイムを上回られて動揺したのかな、結構ド派手にかましていますね。
Q1終盤で何とラッセルがギリギリ15番手通過ラインにいます。クビカは定位置ですから、完全に上回っていることを証明できています。
おーすごい、暫定9番手!いよいよ頭角を表したか!ただーし、夢物語もここまで。走り込めば走り込むほど走行ラインは綺麗に掃除され、ラバーが乗り、ライバルも次々とタイム更新。まるで「椅子取りゲーム」のよう。
惜しい!ラッセルは15番手に戻る。Q1を突破するようなことがあれば、誰がポールポジションを獲ろうともmiyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイに選定したかった。リカルドはペレスが目障りでQ1落ち。
リヤウィング後端部がでろでろに壊れたルクレールはQ2に間に合い、事無きを得ました。上位はミディアムタイヤを選択。
ここからメルセデスは本領発揮となります。ミディアムを履いてポールレコードを易々と更新し、Q1ソフトは何だったのと思わせる。メルセデスはこれがあるから信用ならない。見せつけ感タップリ。
トロ・ロッソも予選はこのあたりが定位置になりつつあります。ヒュルケンベルグもここまで。Q2落ち。今シーズンはやっぱり黄色よりオレンジかな。うん、そうしよう。
Q3はまだまだタイムが伸びますよー。キングが1分14秒台まであと一歩まで近付くと、ボッタスがそれを0.01秒上回ってきます。お久し振りです、ボッタスさん。
フェラーリの脅威は所詮セクター1だけなので、ここはチャンス!フェルスタッペンが1人でメルセデス狩りに挑戦。
1分14秒台に入れて、念願の暫定ポールに王手。ハンガリーでもファンのボルテージをアゲアゲにしていく。
2本目はさらに削って1分14秒台中盤のラップでとどめを刺す!とうとうクソガキがポールポジションを獲りやがったー。miyabikunの思い描いていた「ノンポールチャンピオン誕生」の夢、脆くも潰える(笑)
「やったやったー!」
《予選結果》
1 フェルスタッペン(レッドブル・H) 1分14秒572
2 ボッタス (メルセデス・M)1分14秒590
3 ハミルトン (メルセデス・M)1分14秒769
《予想との答え合わせ》
6番手ガスリー、17番手ペレス、そして20番手クビカの3人正解。定位置ガスリーを除く三強全てを外してしまいました。頑なにフェルスタッペンのポールを拒んできたのが仇となりましたね。もう夢は潰えたから、今後は素直に予想してもいいので、少し肩のこわばりが無くなりました。不本意には思いつつ、毎回miyabikunの予想通りに応えてくれるクビカに感謝します。
《Q3トップのフェルスタッペンとの差》
メルセデス(ボッタス)が0.02秒落ち
フェラーリ(ルクレール)は0.5秒落ち
レッドブル(ガスリー)が0.9秒落ち
マクラーレン(ノリス)は1.2秒落ち
ハース(グロージャン)が1.4秒落ち
アルファロメオ(ライコネン)は1.5秒落ち
ルノー(ヒュルケンベルグ)が2.0秒落ち
トロ・ロッソ(クビアト)は2.1秒落ち
ウィリアムズ(ラッセル)が2.5秒落ち
レーシングポイント(ペレス)も2.5秒落ち
メルセデスをコースレコードを塗り替えて勝ち得たフェルスタッペンですが、どうしても比較対象となってしまうのはガスリーですね。1秒弱は本当に大きい。フェルスタッペンという怪物との比較はとてもプレッシャーだし、せっかく勝ち得たチャンスでドライバー生命を脅かすのも複雑な心境かもしれませんが、本当に踏ん張りどころだと思います。今一度冷静に、並走バトルではない予選で一発の速さをみせ、決勝でも賢明な走りで確実な上位フィニッシュを獲得してほしいです。
ウィリアムズが最下位でなくなりました。ハンガロリンクという特異なレイアウトに助けられた面もありますが、流れは大切ですし、クビカとの差も明確に示せていますのでこの「攻め姿勢」でめげずに頑張ってほしいですね!
《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ》
フェルスタッペン(レッドブル)
さっきも書いたように、ラッセルがQ2に進むようなことがあれば悩んだのですが、やっぱりみんな待ち望んでいましたもんね!100人目のポールシッターおめでとう!ココから新たな「伝説」が始まるかもしれません。
同世代のライバルは優勝が先で今回ようやく初ポールを獲得しました。ポールポジションが先であとは優勝が待たれる。どうする、ルクレール?!
《決勝の表彰台予想!》
1 フェルスタッペン(レッドブル・H)
2 ハミルトン (メルセデス・M)
3 ボッタス (メルセデス・M)
前回ドイツGPと全く同じ予想にしました。ポールトゥウィンはフェルスタッペンらしくないんだけど、今シーズンの後半戦はフェルスタッペンに託すしかない。まだハミルトンまでは距離があるけど、今時点ならどうにもならない距離でもない。決勝が楽しみですね!
コメント
コメント一覧 (2)
ポール無しのワールドチャンピオンを彼なら成せると思って楽しみにしていましたが、「初」ポールしちゃいました。
これは優勝に近い反面、優勝出来なかった時のショックがでかいです。まだまだホンダを信頼出来ていない私は心が揺れています。期待と不安。
コース上にあのオコンは居ませんからね。スタンドのオレンジ軍団の声援を力に変えて走ってもらいましょう。
唐突に答え合わせ [4-6-20] 3つ
そうだった!Q3のマックスに注目しましたが、ラッセルが、あと少しでQ2進出で、驚いていたのです。ということは…クビカはやっぱり速さを無くしたか?
ここからウイリアムズが中団に加わって争ってくれると楽しみです。決勝も頑張れ!
今シーズン、フェラーリに期待していたことをフェルスタッペンがやってくれています。ホンダ応援の身としてはこっちが嬉しいけれど、そうなるとガスリーが気になっちゃうのです。
レッドブルホンダ結成の立役者としても応援しているのですが、…、早く力を発揮してください。
フェラーリはやはりルクレールが前でしたね、そろそろベッテル推しをやめようかな。
お願いします、ホンダ勢がスタート成功しますように。
優勝して夏休みをハッピーに迎えられますように!
miyabiさんの決勝登壇予想はいかに!!
こんばんは。観戦記がいつもより遅くなりました。
3つ正解でしたか。最近はレースも予選も荒れました。
とうとうやりましたね!
単にレッドブルでのポールポジションというだけで
なく、ホンダエンジンを搭載してのポールポジション
というのが嬉しいですよね。
フェルスタッペンは最近珍しくスタートで
遅れていますね。今回はそれをしないで
メルセデスを完全打破してくれるといいですね!