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金曜は暑くなったドイツも日曜になると雨です。雨レースがあまり無く、使用する機会も無かったウェットタイヤでの決勝レースになりそうです。嫌な予感がしますね。

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スタートはフォーメーションラップ1周でスターティンググリッドに就くのではなく、ダラダラ(安全に慎重に)フォーメーションラップが続きました。
レース可能の訴えを多数請けて、通常のスタートへ。
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2番手スタートのフェルスタッペンはまたもやスタートに大失敗、ズルズルとライバルの水煙に消えていきます。
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実はフェルスタッペンだけでなく、直後にいた4番手ガスリーもスタートに失敗していました。クールで甘いマスクのホーナーの顔が「こち亀」の両さんみたいにこんな歪むのを久し振りに見ましたね。
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レースをご覧になった方なら、この後どんな事になってしまうかご存知だと思います。ハチャメチャでしたね。レースというより「自然を相手にタイヤの取り扱いに翻弄」された走行会のようでした。退屈なレースには飽き飽きしていて「刺激」を求めてはいましたが、荒れ過ぎです(笑)言いたいこと、見どころは実にたくさんありますが、その中でも印象的な部分をピックアップしてみました。

《氷上のようなトラック、鬼門となったターン16》
不慣れなウェットタイヤ、さらにはオールドサーキットの宿命でもある「状態のよくない路面(舗装)」が相まって、タイヤの劣化とトラック上(トラック外)のコンディションに翻弄されるドライバーが多くいました。
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早くも開始2周目にペレスがターン11の出口から止まり切れず外側のウォールにクラッシュ。1回目のセーフティカー発動のきっかけを呼びました。
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19周目はリカルドによるバーチャルセーフティカー明けにサインツが父親顔負けのカウンタードリフトであたかも氷上レースかのような華麗なコースオフがみられ、こちらは何とかレース復帰、無事に5位入賞を果たしています。
とにかくインターミディエイトがホッケンハイムの路面に合わず、履いてはすぐに交換、また交換と「タイヤ大セール」のようなレースでしたね。23周目にイマイチなハースのマグヌッセンがいよいよソフトタイヤ装着を判断すると、
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フェラーリ勢はソフト、フェルスタッペンはミディアムを履いてタイヤの保ちとレースペース向上に期待しました。
29周目になると、どこか見覚えのある光景が
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今年はベッテルでなく、ルクレールの方。悔しい悔しい!せっかく冷却のために乾いたラインでなく濡れたラインを使って大事に大事に走っていたのに、水の泡です。意図的に乗っても滑らないのに、不意に、それも横Gが大きくかかるとダメですね。
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そして大量リードを築いていたハミルトンも珍しく29周目のターン16で外側に膨らんでフロントウィングを壊してトップ陥落(後述)さらにセーフティカー先導で2位に浮上して、念願の初表彰台がみえたヒュルケンベルグもボッタスの猛追を防ぎ切れず
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ターン16の餌食に。ヒュルケンベルグには大変失礼だけど、このオチは何だか薄々感付いていました(笑)やっぱりモッていないわ、この方。雨用のタイヤのくせに「婦人靴屋の靴下」並みに使い捨てられていく。本来も速く走るためのタイヤではないけど、こんなんではタイヤがいくつあっても足りないし、完全にタイヤに荒らされて、遊ばれたレースでした。

《最強メルセデスが母国GPで完全崩壊》
昨年はベッテルがポールポジションからの決勝トップ快走中に降り始めの雨からミスを招いて、リタイヤどころか「チャンピオン争いの流れ」をもイタズラに影響し始めたのは記憶に新しいです。今シーズンの予選もターボの不調によりベッテルはタイムアタックすら行えない悪夢をみました。決勝も母国となるドライバーやチームに容赦なくイタズラが降りかかりましたね。
先程も書いた通り29周目にルクレールがソフトタイヤで挙動を乱してグラベルに捕まってリタイヤを強いられた直後、珍しくこの方がやらかしました。
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チームの母国、メルセデスのハミルトンがターン16を曲がり切れず、制御不能な状態で外側にフロントウィングをぶつける。
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起きた場所が幸いか不幸か、ピットレーンに向かうハミルトンは分岐のボラードを越えて強引にピット進入を試みます。昨年のピットインキャンセルの逆パターン。
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急なピットインだったこともあって当然タイヤもウィングも用意できておらず、停止時間は何と50秒要し、かつ今回のパターンは「ボラードを介さない進入」がペナルティ対象となりました。
さらにはレース終盤57周目にはストロール久々表彰台の引きずり下ろしを図るも抜きあぐむボッタスがこちらはターン1でクラッシュ。
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記念塗色で地元に臨んだムテキデスは珍しく雨に翻弄され、完全崩壊。入賞圏外に追い込んだのはライバルチームではなく、雨の母国GPでしたね(レース後にアルファロメオのペナルティ降格が決定したため、ハミルトンは9位入賞)
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《母国の恥は母国で解消》
今でこそフェルスタッペンやボッタス、ルクレールの成長と活躍と共に、ベテランらしからぬ行動やパッシングなどにより汚名や小心者、短気、限界を囁かれるベッテルではありますが、元々はハミルトンより若くして、それも叩き上げで成り上がった天才には違いありません。昨年は何度もしつこいですがこの母国で大恥かいたし、ここから負のスパイラルに陥ったのは周知の話です。今回は予選から「ベッテルとドイツ」に注目してきました。今回もよりによって予選のタイムアタック無しの最後尾スタートとなるなど、さらに課題が課されたベッテル。一応トップチーム、トップマシンでどんな猛追をみせてくれたか。
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2周目には7人抜きの13番手に浮上してきました。人数だけなら、あと3周でトップなんですけどね(笑)ココからはそう簡単にはいきません。当然ボロクソなタイヤでハイペースなわけですから、早く傷みます。ペレスのガッシャンで再びインターミディエイトへ。ビリからだから、怖いものなんてない!
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続いて相方ルクレールのアリ地獄の隙にいよいよドライのミディアムにチャレンジ。
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前が勝手に消えてくれるサービスもあって、47周目に仲良しのアニキと並走。いつもは破れかぶれだとクルクルしちゃうベッテルですが、今回は実に冷静に、アニキにはダーティな真似はしないよと敬意を払うかのような丁寧に間合いを見計らってみえました。3位まで浮上したけど、抜かずにアニキと仲良くピットへ。
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57周目はいつもはみかけない上位メンバーに追い付き15人抜きの5位。ピット回数5回とベッテルのみならずライバル含め「記録的なピット回数」となっています。
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62周目にレアキャラのストロールをごめんねパスし表彰台確定。63周目は一昔前に叱りつけたこともある後輩クビアトを捉えていよいよ2位まで盛り返しました。優勝は到底望めなかったけど、ハミルトンと同様にポールトゥウィンが多く、バトルやパッシングが上手くないと皮肉られた今までを払拭する走りで19人抜きを敢行。腐らず本当によくやりましたよ。何より、眉間のシワも取れていい笑顔しているじゃないですか!
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SV「やっぱりレッドブル塾、最高だよな!」
DK「っすね!」    MV「・・・」

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《決勝結果》
   1 フェルスタッペン(レッドブル・H)
   2 ベッテル              (フェラーリ・F)
   3 クビアト              (トロ・ロッソ・H)

《ファステストラップ》
   フェルスタッペン(レッドブル・H)1分16秒645
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
   フェルスタッペン(レッドブル・H)

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ベッテル              (フェラーリ・F)

今日はフィニッシュ直前までフェルスタッペンか、久々トロ・ロッソ表彰台のクビアトか、復活ベッテルか迷いました。三者三様で異なるよさがありました。迷った挙句、先程も書いたように、今回はベッテルにあげたいと思います。誉めればこの人は伸びます。もうベテランだし、もう30歳も回ってるけど、古巣に戻るもよし、この人にはもう少しF1にいてもらって、ハミルトンを倒すライバルを続けていてほしい。

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《第11戦ドイツGPのポイント》
・メルセデス崩壊にはここまでの波乱を要する
・スタート挽回したフェルスタッペンあっぱれ
・「悲劇」は「波乱」で払拭したベッテル
・ホッケンハイムリンクには今でも魔物が棲む

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