チームメイトのルクレールの後塵を拝すものの、フリー走行が進むにつれてタイムを上げ、地元メルセデスを上回る地元のベッテル。昨年は決勝で悪夢をみました。チャンピオン争いは遠退きましたがココから流れを変えていきたいですね。
今年のホッケンハイムリンクも先日のシルバーストンと同様にDRS区間を1つ減らした2箇所となりました(「予選予想」に誤りがありましたので、図と共に修正)
そのベッテルはQ1のインストレーションラップでパワー不足を訴えてルクレールに前を譲りピットに帰還しています。
気になるよね。元々はそちら側を任されていた技術屋だし、因縁の地元で再起を願いたい現チーム代表。
苦手とした「暑さ対策」を施して地元を「記念塗色」で挑むシロセデスの1本目はイマイチ。ハミルトンは暫定13番手で一時期は17番手まで落ち込んでいます。フリー走行3回目で0.9秒近く速く走れているので、予選の練習?!フリー走行4回目みたいなモン?!
Q1の残り4分でベッテルはタイム計測すら及ばずマシンを降りる。ターボの不調のようですね。こればかりはベッテルもどうしようもない。
結果、ベッテルはいつものクビカとF2上がりの優秀な新人3人が揃ってQ1敗退。早速お決まり最下位予想を外すこととなる波乱です(笑)
メルセデスはQ2でミディアムを履きタイムアタックしていきます。
紫、紫と来て、カキーン!
ルクレールのフリー走行トップタイムをサラッと超えて、スイッチ入りました!
ルクレールも1本目から同じミディアムを履いて食らいつきますが、長い弓状のパラボリカを有するセクター2以外でハミルトン負けしている様子。
フェルスタッペンも同様のミディアムで「仲間」に入ろうとしますが、こちらもパワーに心配があるのか一度帰還し、新品ソフトタイヤを選択。まさかフェルスタッペンもダメとか言わないよね?5 minutes to go 大丈夫?!
大丈夫、タイヤを労わりゆっくり大事にタイムアタックしてガスリーに続く。ハースはグロージャンが頑張るとやっぱりマグヌッセンは具合が悪い。タイム差は非常に僅差でしたが、Q3進出とQ2敗退の分かれ目となりました。スタート位置がこれだけズレれば、同士討ちは免れそう。
Q3も率先して先陣を切りタイムアタックに臨むメルセデスはキングを従えてボッタスが前。
メルセデスはとっくに出ましたけど、、あれ、もしかしてルクレールも?!
まずはポールレコードには届かずもハミルトンが暫定トップへ。とほぼ同時に
この画、ついさっき見た気がする。ルクレールもダメ。速い遅い以前に「走れない」って、フェラーリは一体どうなっちゃってるの?!これじゃルクレールはスタートタイヤを決めさせらただけで、決め損じゃん。
何だかなぁ。最近のフェラーリは本当にダメ。特にこのドイツはとことん見放されている。こんなことやっているとレッドブルに追いつき追い越される日も近く感じます。このカラーバーだけ見ていると、実はライコネン1人がフェラーリなんじゃないかと錯覚してしまいますね。
《予選結果》
1 ハミルトン (メルセデス・M)1分11秒767
2 フェルスタッペン(レッドブル・H)1分12秒113
3 ボッタス (メルセデス・M)1分12秒129
《予想との答え合わせ》
ポールのハミルトン、14番手クビアト、17番手アルボンの3人が正解。なぜかトロ・ロッソ2人が的中しました。この無様な結果はベッテルというよりかはフェラーリ、もっと言えばSF90が招きました。前にも話しましたが、さすがに「走れない」という予想は立てられません。連動する形で「お決まり」すら外してしまいました。あと、ルノーには騙されましたね。変に期待してはいけない。
《Q3トップのハミルトンとの差》
レッドブル(フェルスタッペン)は0.3秒落ち
メルセデス(ボッタス)が0.4秒落ち
フェラーリ(ルクレール)は0.5秒落ち※
アルファロメオ(ライコネン)が0.8秒落ち※
マクラーレン(サインツ)は0.9秒落ち※
ルノー(ヒュルケンベルグ)が1.0秒落ち※
ハース(グロージャン)も1.0秒落ち※
レーシングポイント(ペレス)も1.0秒落ち※
トロ・ロッソ(クビアト)は1.4秒落ち
ウィリアムズ(ラッセル)が3.0秒落ち
※は最速タイムから算出
今回のタイムアタックで特徴的なのは「※印」が付く事。つまり最終アタックが最速ではありませんでした。Q1脱落は別として、主にQ2でのアタックラップの方がよかったドライバーが沢山いるということです。段階的にタイムを縮めていくのが一般的ですが、Q3よりもタイヤを労わりつつQ2の方がソフトタイヤを上手く使える環境下にあったのでしょう。
《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ》
フェルスタッペン(レッドブル)
タイムを飛躍的に向上させ、安直にポールを獲得したハミルトンではつまらない。それよりもQ2でミディアムタイヤを捨て、ソフトタイヤを履くこととなったフェルスタッペンの「入り方」を評価したいと思います。不気味なほどスローで大事に上手くタイヤを維持してしっかりタイムを出す。落ち着いたタイムアタックが出来ていましたね。クレバーでした。
《決勝の表彰台予想!》
1 フェルスタッペン(レッドブル・H)
2 ハミルトン (メルセデス・M)
3 ボッタス (メルセデス・M)
スタート、もしくはスタートしてそう間も無くハミルトンを突き、攻めたてることのできるフェルスタッペンに期待したいです。ハミルトンはシーズンを考えたら何も焦ることはない、ボッタスにテールを見せつけていればいいわけですから。ただ、もしこの順位のままフィニッシュするようなことがあれば、警戒すべきはボッタスやベッテルではなく、フェルスタッペンになるわけで、敵に回すと恐ろしい相手ではあります。
ボッタスはシーズン序盤の勢いがほとんど無くなってしまった。。
コメント
コメント一覧 (2)
さらに替え玉
おいおい!フェラーリ!!
これメルセデスなら1周目で一気に挽回、数週で上位へ来るから、それまでにその他上位陣がどこまで逃げるかの楽しみがあるけれど…。
もうフェラーリあかん。。。
正解「6-9」と2つも当たったことが不思議なくらいフェラーリがやらかしました。。
唯一当たったのはフェルスタッペンがボッタスの前にねじ込むと期待した部分でした。
今回、運よくガスリーも2列目ですからね、労わり走行ばかりでなくレースでバトルしながら表彰台を目指してもらいたい。
2人ともソフトタイヤでスタートするのが戦略面で気がかりですけどホーナーさんなら大丈夫かな。
そして私ノーマークだったライコネンが5位!すごよおじ様♪このひと魅せます輝きます♪
決勝も頑張れ!!
問題はトロロッソ。。。こんなに遅いの??ウイリアムズとトロロッソだけQ3にいないという不甲斐なさ。
頑張れホンダPU!!
レッドブル2台が上位からスタートできるので、決勝を楽しめる気がしています。
6位のグロージャンが要らぬことをしませんように!
今日の関東は台風一過で暑くなりました。
今回は「お決まり」を外した方が多数いたでしょう。
もう慣れっこになってしまっていますが、
フェラーリは本当にガッカリですね。
昔からのガッカリ体質。
ベッテルは既に天下を取った人なので
「フェラーリというブランド」をまとっても
いいとは思います。
ただ伸び盛りのルクレールにとって
辛いキャリアにならないといいなと願っています。
ライコネン頑張りましたね。
ライコネンのアルファロメオでの登壇も期待したいし
そうなるとレッドブルに下がって頂く必要がある。
悩ましい決断です。
ガスリーにそろそろ表彰台を経験してもらえると
いいなと思います。