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ダミーグリッド上のフェルスタッペンのリヤウィングを前に何やらわちゃわちゃやっていますね。いそいそと補修中。普段は「Red Bull」ロゴがデカデカと入るところ、今回は映画ジェームズ・ボンドとのコラボレーションで「007」となっています。映画ではアストンマーチンDB5やヴァンキッシュがボンドカーとして用いられていましたね。このF1版ボンドカーには「フェルスタッペン」なる切れ味抜群の武器が搭載されている?!
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今回のスターターはボクです!お子さんのようですが、お歳の割に幼い子供のパパだったんですね。パパから聞かされていたかもしれないけど、最近のF1はスタートで勝負が決まってしまうこともあるんだ。お兄さんたちが頑張れるようしっかり頼むね!

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セカンドロウまでは順当に加速していく中、5番手スタートのガスリーは蹴り出しがよくありませんでした。せっかく予選で食ったはずのベッテルに先行されています。ん、いいのいいの。これはボクのせいじゃないの、全然気にしなくていいからね!
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1周目終了時の順位です。上位4台と珍しく12番手スタートのライコネン以外は大なり小なりの順位変動がみられました。あれ?ハースの2人がビリじゃん、スタート位置はそんなに後ろじゃなかったよね?!
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あー2人してやったのか。確かこの前もやり合っていたよな。マグヌッセンからふっかけた模様。直後に2人してタイヤ交換に向かいますが、2人して早々とリタイヤを迎えて今回の「ハース新喜劇」は無事終了。座長からお叱りが下ることでしょう。

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スタートでハミルトンの行く手を阻むことに成功したボッタスですが「母国の英雄」はなかなか安堵を与えてくれませんでした。背後にピタリとくっついて離れず、一瞬の気の緩みも許しません。
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あっ、ここまでか!
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おーしのいだ。何だか危なっかしいが、乗り切れボッタス!

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その後方の3位4位争いのこの2人。今回も白熱していましたね。またもフェルスタッペンにお尻を突かれるルクレール。
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フェルスタッペン近過ぎ!(笑)いつでもイケちゃう感じかな。
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そしてさらに後方、スタートで順位が入れ替わった5位6位争い。ベッテルが前で戯れるフェルスタッペンを狙い損ねた隙をガスリーが奪って
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その次の周13周目に上位では真っ先にピットに向かってハードタイヤに履き替え。せっかく抜いたのに帳消しになった感はあるけど、レッドブルというトップチームに所属する存在感は示せたかな。

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14周目に順位変わらずのままルクレールとフェルスタッペンが同時ピットイン。こちらはミディアムタイヤを選んで出発。
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ピットレーンでもやり合ってる。ピットが迅速なレッドブルが前。
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ピットアウトすればルクレールが意地で取り返す。まったくこの2人は仲がいい(笑)観ていてちょっと危なっかしいけど、同い年で幼い頃からのライバル関係だもんね!一昔前のハミルトンとロズベルグ、ふた昔前のシューマッハとハッキネンの関係性に近いものを感じます。

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トップを守り続けるボッタスは17周目に再びミディアムタイヤへ。今回はこのままポールトゥウィンで終えられるんじゃないかと思ってそう時間が経つ前に事件が起きましたね。
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ジョビナッツィの単独スピンからのコースアウト、まさかのセーフティカー発動。
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タイヤ交換を引っ張ったハミルトン、ベッテルがこのタイミングをうまく使ってでハードに替えて、残り半分強を走り切る魂胆。
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ルクレールとフェルスタッペンもハードに替えて隊列に戻る。
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ハミルトンが労せずボッタスの前に出てタイヤ交換のロスがなかったことになっています。ボッタスはせっかくスタートからハミルトンの攻撃を耐えしのいだのに、このセーフティカーがハミルトンを自然と有利な形に導きました。ハミルトンはまったく悪くなく、ジョビナッツィのつまらぬ単独スピンがきっかけとなりレースの勝敗を変えてしまいました。少し髪を切ってさっぱりし、ようやく最近は予選でライコネンを上回る走りができるようになったのに、決勝は相変わらずの下手くそ。

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レースが再開してもこの2人まだやっている。
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今回はルクレールがフェルスタッペンを押し出している。これからのF1はこのバトルが続いていくことでしょうね。

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そして少しウトウトしながら迎えた後半戦37周目、こちらも労せずして3位表彰台に手をかけることになったベッテルにフェルスタッペンが追いつきました。
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DRSを開放して一気に仕留める。
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「やった!」でも、ベッテルは諦めなかった。
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結果、追突。
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今回久々に見かけたリウィツィが後輩達の動きを裁く。これには有無も辞さず10秒ペナルティが下りました。ベッテルはどうしちゃったの、チャンピオン争いから早くも解放されて、肩の力緩み過ぎじゃないか?!レースをぶち壊したジョビナッツィにもガッカリだが、チャンピオン経験者で、今シーズンこそはと期待していたベッテルまでこんな感じになってしまうのはとても残念ですね。

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色々な出来事があったイギリスGPでしたね。勝ち方も正直納得できるものではありませんが、勝ちは勝ち。最後の最後に「使い古したハードタイヤ」でダメ押し。エグい。

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《決勝結果》
   1 ハミルトン(メルセデス・M)
   2 ボッタス   (メルセデス・M)
   3 ルクレール(フェラーリ・F)

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《ファステストラップ》
   ハミルトン(メルセデス・M)1分27秒369
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ルクレール (フェラーリ・F)

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ボッタス   (メルセデス・M)

今回はハミルトンの攻撃も屈することなくトップを守り抜いたボッタスにあげたいと思います。ルールはルールだから仕方がないけど、後方ライバルも寄せ付けず、あの「ジョビナッツィ」さえなければ、そのまま堪え切れていたと思いたいです。ハミルトンを責めるわけにはいかないが、ハミルトンの数える80勝全てが自身の腕によるものなのかと考えると、必ずしもそうではない、レースとしては見応えのない退屈なものも多くあります。

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《第10戦イギリスGPのポイント》
・つまらぬミスがレースを台無しにした
・ベッテルどうした?腑抜けか投げやりか?!
・運も味方し最後はしっかりハミルトン
・ルクレールVSフェルスタッペンが今後のカギ

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