来シーズン以降の開催が危ぶまれたシルバーストンでのイギリスGP、先日開催延長が発表されました。記憶の限り、miyabikunがF1を初めてテレビで観たのも1990年のイギリスGPだったし、言わずと知れたF1初開催のサーキットではありますが、市街地ではない他のイギリスGPであれば、興味はなくもない、、なーんてウソウソ!(笑)
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《イギリスGPの基本情報》
   シルバーストンサーキット
      全長           :5.891km×52周=計306.332km
      コーナー数:18箇所
      高低差       :11.3m
      DRS区間数:2箇所
      母国GP      :ハミルトン、ラッセル、ノリス
                            マクラーレン、ウィリアムズ、
                            レーシングポイント

《イギリスGPの個人的印象》
   ・飛行場跡地で平坦。風も敵になる。
   ・歴史は古いがコロコロ変わるレイアウト
   ・速度も高めでかつなかなかテクニカル
   ・母国ドライバー、チームが急増!

一時期は多数のドライバーを有したイギリスもフランス同様に「寂しい季節」を経験していました。それが今シーズンからドライバー2人、1チーム増となって復調をみせています。レーシングポイントはカナダだと思っちゃいますよね。実はイギリスです。
DRS区間が昨年から1箇所減って、結局元に戻されました。コントロールラインからターン1までの短い区間です。当時ザウバーのエリクソ氏が決勝でやらかしていました。危険でしたね。DRSも安直に増やせばいいというモンでもありません。高速セクションは多く、リズムに乗ったライン採りを要し、気ままに向きを変える風も大きな敵として立ちはだかります。

《過去5年のポールポジション》
   2018年 ハミルトン(メルセデス)
               1分25秒892
   2017年 ハミルトン(メルセデス)
               1分26秒600
   2016年 ハミルトン(メルセデス)
               1分29秒287
   2015年 ハミルトン(メルセデス)   
               1分32秒248
   2014年 ロズベルグ(メルセデス)   
               1分35秒766

《ポールポジションレコードタイム》
   2018年 ハミルトン(メルセデス)
               1分25秒892(一周5.891km)

《現役ポールポジション獲得者と回数》
(★はその年のチャンピオン)
   6回 ハミルトン(2007,13,15★,16,17★,18★)
   2回 ベッテル    (2009,10★)
   1回 ライコネン(2004)

昨年は母国ドライバーのハミルトンが獲り、引き続きチャンピオン経験者がシルバーストンのポールシッターとして君臨しています。

《過去5年の優勝者》
   2018年 ベッテル   (フェラーリ)
   2017年 ハミルトン(メルセデス)
   2016年 ハミルトン(メルセデス)
   2015年 ハミルトン(メルセデス)
   2014年 ハミルトン(メルセデス)

《現役歴代優勝者 回数》
   5回 ハミルトン(2008★,14★,15★,16,17★)
   2回 ベッテル    (2009,18)
   1回 ライコネン(2007★)

優勝の方はベッテルが9年振りに制して、こちらもチャンピオン経験者が名を連ねてきています。

《過去5年のファステストラップ獲得者》
   2018年 ベッテル   (フェラーリ)
   2017年 ハミルトン(メルセデス)
   2016年 ロズベルグ(メルセデス)
   2015年 ハミルトン(メルセデス)
   2014年 ハミルトン(メルセデス)

《現役ファステストラップ獲得者と回数》
   4回 ライコネン(2005,07★,08,12)
   3回 ハミルトン(2014★15★,17★)
   2回 ベッテル    (2009,18)

そうくれば今シーズンから追加したファステストラップ獲得をみてもチャンピオン経験者で占めてくる。年に違いはありますが、シルバーストンで名を残す=チャンピオンに近い者という図式が成立して、ドライバーズサーキットであることを物語っています。逆を言えば、ココで名を残せれば、その年もしくはいつかはチャンピオンに名を連ねることになりそう。

《使用されるタイヤコンパウンド》
   赤:ソフト  (C3)
   黄:ミディアム(C2)
   白:ハード  (C1)

タイヤは昨年同様に硬めの3種を採用。各ドライバーで多少の差異はあれど、最も柔らかいC3を数多く有していることは変わらずです。

《イギリスGPの個人的予選予想》
〜Q1〜
 20.クビカ                 (ウィリアムズ)
 19.ラッセル              (ウィリアムズ)
 18.ストロール          (レーシングポイント)
 17.ペレス                  (レーシングポイント)
 16.グロージャン       (ハース)
〜Q2〜
 15.ジョビナッツィ    (アルファロメオ)
 14.ヒュルケンベルグ(ルノー)
 13.ライコネン           (アルファロメオ)
 12.リカルド              (ルノー)
 11.アルボン               (トロ・ロッソ)
〜Q3〜
 10.クビアト              (トロ・ロッソ)
   9.マグヌッセン       (ハース)
   8.サインツ              (マクラーレン)
   7.ノリス                  (マクラーレン)
   6.ガスリー              (レッドブル)
   5.フェルスタッペン(レッドブル)
   4.ベッテル              (フェラーリ)
   3.ルクレール          (フェラーリ)
   2.ボッタス              (メルセデス)
P.P.ハミルトン          (メルセデス)

ポールポジションは敢えて語りません。イギリスは結局こうなっちゃう。仕方がない。対するベッテルは最近ルクレールに抑えられ気味。早くも来シーズンの準備にシフトしてしまったのでしょうか。最近上り調子のマクラーレンを4番手チームとし、フリー走行の様子からいくとトロ・ロッソもまずまずといった感じ。トロ・ロッソは予選だけはいいんですよね。課題は決勝の方。
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それにしても、グロージャンはどうしちゃったんでしょうね。チームはゴタゴタ何やらありましたが、マグヌッセンの予選はそう悪くないので、グロージャンのみが「あのボスからシメ上げ」でもあったんでしょうか。「予選からよくない→マシンがキマらない→ポイント獲得に届かない→ボスにシメられる」となると「いよいよ将来がない」の流れになってしまいそう。