毎年この映像に目がいってしまいますね。今では全世界で見かけるフェルスタッペンの「オレンジ」が最も映えるGPです。また自然に囲まれた緑の中の補色が存在感を一層引き立ててくれます。レッドブルの本拠地、チームメイトにはフランスのガスリーもいるのですが関係無い!来年2020年には本物のオランダGPが復活しますからね、もっともっとオレンジに染まることでしょう。
昨日の予選でライコネンのアタックラップをターン1で邪魔する形になった2番手ハミルトンに対して、予選後に3グリッド降格ペナルティが下りました。
2+3=4の4番手スタートです。え?miyabikun足し算が間違えているって?!miyabikunは理系出身のクセに算数は大の苦手ですが、間違えではありません。予選を5番手で終えたマグヌッセンはギヤボックス交換による降格が決まっており、6番手のノリスが持ち上がる前にハミルトンが5番手におさまります。続いてハミルトン自身が抜けた2番手が持ち上がりになったため、結果4番手になるという「ウルトラC」を決めてきました。理屈はわかった。でもこれで3グリッド降格消化なんですね。ハミルトンがやらかした方が時系列的に先だからか。何だか解せない。とにかくフェルスタッペンが2番手に昇格し、次世代F1を担うであろう1997年生まれコンビがフロントロウを占めることとなりました。
珍しい!スタートで順位を上げるのが常套手段のフェルスタッペンが大失敗!インからハミルトン、アウトからノリスやライコネンにと次々と飲み込まれて、7番手まで落ち込んでいきます。ハミルトンがだいぶインにはみ出していますが、コレはアリ?!何だか先日のカナダGP以降、トラックからはみ出したものに対して過敏に反応するようになってしまった。
代わって5番手スタートとなったノリスは3位ハミルトンに一瞬並びかけ、ライコネン、ベッテルといったチャンピオン経験者と相見えてレースしています。頼もしいじゃないですか。予選ではイタい思いで我慢を強いられたベッテルが何気に9番手からジャンプアップしています。
スタートは荒れた。
1周目で最年長ライコネンに抜かれてしまった最年少ノリスは果敢に食らいつき、14周目に捕まえます。10年以上前は同世代のライコネンを応援していたmiyabikun、今では倍半分のノリスの頑張りを見届けたくなる歳になりました。そのすぐ後ろを走行するガスリーはそのライコネンの対応にだいぶ時間を要してしまっています。
22周目に2位ボッタスと4位ベッテルが同時にピットインし、ハードタイヤに履き替えています。
隣り合うボッタスのピットアウトとベッテルのピットインが交錯する場面もありましたが、それよりも問題はこっちの方。
ボッタスの停止時間3.5秒に対して、ベッテルは6.1秒だって?!タイヤの用意が不十分でした。不十分でしたじゃ済まされないのをフェラーリは気付かないのかな。続く23周目にトップのルクレールは2.6秒で完了できているため、ベッテルに対してのみのミスでした。
一方31周目まで引っ張ったキングはこのオーストリアGPで終始マシンコントロールが安定していませんでしたね。フロントウィングの交換も兼ねて5位で復帰。
レース後半戦はスタートでかましてしまったフェルスタッペンの走りで中だるみだったレースが盛り上がりましたね!
47周目にベッテルに対してDRS作動可能な1秒以内に入ると「跳ね馬のお尻」を「雄牛の角」でグイグイ突き始めます。
レムズでインを開けて鈍るベッテルをDRS開放で思い切り行く!ホンダエンジンでも、勝てる!
「ウォーリーをさがせ!」みたい(笑)大半が1回ピットで動く中、早めにハードタイヤに履き替えたベッテルはもうクタクタ。抜かれた翌周51周目にソフトを履くことを決め、抜かれた埋め合わせにまた「プランF」やるつもりか?!
56周目のレムズでベッテルよりも容易くボッタスをパッシング。やっとスタート順位2位に復帰したフェルスタッペンの残るターゲットは、、ポールからいけしゃあしゃあと初優勝を目指すルクレールということになります。スタート以来の顔合わせですね。
67周目に追いついて、左からかな?!
やっぱりイン側の右かな?!あまり時間ないよ?
またレムズでインからいくか!
うー!耐える。
ルクレールもベッテル同様にクタクタのタイヤでこのバケモノの対応をしなければならないので辛いはず。でも負けられない!念願の初優勝もかかっているし、近い将来はガチのライバルになるであろうヤツだからなおさら。
あと2周。フェルスタッペンが再びインから
マシンを当てて、もはや力尽く。追いやる!すごいなコイツ。とんでもない破壊力で恐ろしい。。あと、ちょっと忘れかけていたけど、この後ろではタイヤを履き替えたベッテルがイマイチなハミルトンをかわして、こちらはフェラーリの面目を遅ればせながら保ちました。
《決勝結果》レース後に審議の末、確定
1 フェルスタッペン(レッドブル・H)
2 ルクレール (フェラーリ・F)
3 ボッタス (メルセデス・M)
《ファステストラップ》
フェルスタッペン(レッドブル)1分07秒475
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
フェルスタッペン(レッドブル)
※先日のクビカは集積ミス。残念!
《第9戦オーストリアGPのポイント》
・スタートのミスから弾丸追い抜きでヒーローに
・ルクレールの初優勝はまたもお預け
・ココは鬼門か、メルセデスワールド崩壊
・ホンダ、第4期初優勝おめでとう!
コメント
コメント一覧 (4)
このことを忘れてしまうほどの出来事がありました!!
小田和正じゃないけど「言葉にできない」
スタートの瞬間は、あちゃ~~~、よりによって、はぁ表彰台も厳しいかなぁ?
しかもガスリーも煽り食らってるし・・・・。観戦に来てるオレンジ軍団ごめんなさい。ホームグランプリなのにごめんなさい。と思いました。
しかしマックスは違いましたね。2位からでも厳しいと言っていた「優勝」を絶望的なスタートミスから狙いに行きましたよ!!
並んでいたガスリーをおいて前の車をスパスパ抜いていき、タイヤを保たせたこととハミちゃんがノーズ交換をしたことを合わせてピットのタイミングで1つ上げておけたのが良かったです。
その後のベッテル~ボッタス~ルクレールを抜いていくシーンはもうこれぞF1界が期待したコース上でのバトル!!だったと思います。
どんどんタイムを縮めてワクワクしたかと思えば、時折ラジオでパワーが無いよ無くなるよ足りないよって聞かされてハラハラしながらタイム差見る、の繰り返しでした。
メルセデス2台フェラーリも2台完走している中での優勝ですから、価値が大きいと思います。
しかも全部抜きました!!
マックスかっこよすぎやしませんか!! ^^
(ひゃ~興奮してるけど、寝れるかなぁ。)ちゃんと眠れました。
誰が選んでも今回はフェルスタッペンでしょうね^^
(あれそもそも審議するほどだったのでしょうか?)
おはようございます。
このオーストリアGPは予選も決勝もフレッシュかつ
アグレッシブな内容でよかったですよね。
スタートの失敗があったからあの追い上げが
さらに感動するものとなりました。
フェラーリは速さはあれど、予選でのタイヤチョイス
の時点で苦戦する方向に向いていたと思います。
フェルスタッペンのパワー発言はヒヤリとしましたね。
何よりのパワーは
「フェルスタッペンにある闘志とセンス」
が一番効果的であり、同じエンジンを積むライバル
との差だと思っています。
あのエンジンはF1界を毎回盛り上げてくれる
最高のエンジンですね。
ホンダとフェルスタッペンの今期2勝目期待しましょう。
最近審議の信憑性無くなってきたように感じます。
表彰式をやった後にひっくり返されたら、
何もできなくなってしまいます。
ベッテルを抜いた時点で表彰台は確定したので後はどの順位で終わるのかと思いましたがまさか真ん中を取ってくるとは予想外でした
表彰式ではチーム代表のホーナーやTDのニューエイが下にいたので誰が行ったのかとおもったらまさかのホンダの田辺TDだったとは!!
しかも2位トロフィープレゼンにベルガーがいたので(ベルガーと田辺TDは昔マクラーレンで仕事してた間柄でそのときの担当エンジニアだったそうな)、昔の仲間を祝福するベルガーの抱擁に感動しました( ;∀;)
次のイギリスではメルセデスの優位性が戻ってくると思いますがいつかイギリスで真ん中を取ったらそのときのトロフィープレゼンにバトンが来ないかなぁとおもう今日この頃です(バトンも田辺TDと仕事した間柄なので)
こんばんは。
ちょうどいいタイミングのお風呂でしたね。
長湯してしまったら、歴史的瞬間を見逃してしまう
ところでした。
フェルスタッペンは本当に立派だと思いますよ。
彼はいつかシーズンの頂点に立てるであろう
ドライバーです。頼もしい若手です。
彼だからホンダ第4期の記念すべき初勝利を
手繰り寄せられたと心から思います。
いつもどこか不満げな表情に見える田辺さんも
嬉しそうでしたね!
イギリスは「いつも通り」に戻ってしまうんで
しょうかね。流れが変わってほしいものです。