フランスでは先週末ル・マン24時間レースが行われました。小林可夢偉グループの初優勝が期待されましたが終盤に失速し、ブエミ、アロンソ、中嶋一貴のオールF1OBトリオが2連覇を果たしています。アロンソはやはり持ってますね。今週はF1ウィークですよ!目がチカチカするけど、こちらも楽しみましょう。間違っても、違う路地に入らないように。
あまり評判のよくなかったポール・リカールのピットインレーンは鋭角な最終ターン15手前で分岐する形に変更されました。先日のコースレイアウトも修正して掲載し直しました。
気温、路面温度ともに高く、カメラで遠くから映されるマシンは陽炎で揺らいでいます。ニュースペックエンジンを導入しつつも、苦戦すると予想を立てたレッドブル陣営。Q1終盤に差し掛かってもクビアトは一人ポツンと置いてきぼりとなっています。この方、パワーユニット交換ペナルティだったのね。とはいっても、アルボンにまでこうも水を開けられるのも、ねえ。
うん、やればできる。暫定6番手。最終的には16番手。そんなことより、テールエンダーを確立し続けるウィリアムズのラッセルがそれを払拭する一撃をみせてくれました。
おーレーシングポイント超えの暫定17番手!結果的には定位置に戻ってしまうわけなんですが、ドラえもんの「出木杉くん」のような出で立ちなだけあって、優等生キャラだ、今の位置が本当に惜しい。
Q2を黄色いミディアムタイヤを選んだメルセデスはハミルトンが1本目から1分29秒520をマーク。昨年のコースレコードを上回ってきました。直後にボッタスがそれをさらに0.08秒上回る。前戦カナダでは悔しい思いをしたベッテルも食ってかかりますが、ボッタスには0.07秒及ばず。Q1敗退のグロージャンに続いてマグヌッセンもここで敗退。ハース元気無い。決勝にひとネタぶち込んでくるのかな。アルファロメオのライコネンに代わって、ジョビナッツィがQ3進出に成功しています。
予選放送を観戦された方ならご存知の通り、Q3はここからメルセデスワールドに突入していきます。ボッタスがいよいよ1分28秒台までペースアップすると、キングが0.16秒削って応戦。
暫定3位のフェルスタッペンを1.2秒後方に追いやる。先日記録したmiyabikunのファステストもいとも簡単に玉砕された(笑)仕方ない、覚悟はできていた。
2本目、さらに削る。不利かと思われたセクター2で最速ですよ。もうわかった、君らは速い。速いのはわかったから、もうそのくらいにしておくれ!
《予選結果》
1 ハミルトン(メルセデス・M)1分28秒319
2 ボッタス (メルセデス・M)1分28秒605
3 ルクレール(フェラーリ・F)1分28秒965
《予想との答え合わせ》
3番手ルクレール、12番手ライコネン、13番手ヒュルケンベルグ、18番手ストロール、19番手ラッセル、20番手クビカ、ということで6つ正解でした。ベッテルは7番手って、フェルスタッペンはおろかマクラーレン2台にまでやられるという。アレの後、仏のように静かになってしまいましたね。
《Q3トップのハミルトンとの差》
メルセデス(ボッタス)は0.3秒落ち
フェラーリ(ルクレール)が0.6秒落ち
レッドブル(フェルスタッペン)は1.1秒落ち
マクラーレン(ノリス)も1.1秒落ち
ルノー(リカルド)が1.6秒落ち
アルファロメオ(ジョビナッツィ)は2.1秒落ち※
トロ・ロッソ(アルボン)が2.2秒落ち
レーシングポイント(ペレス)は2.4秒落ち
ハース(マグヌッセン)が2.9秒落ち※
ウィリアムズ(ラッセル)は4.5秒落ち
※は最速タイムから算出
3番手ルクレールまでが1分28秒台でした。ポール・リカールはパワーサーキット、セクター2で差を吸収できるかと思いきやハミルトンはしっかり間に合わせてフェラーリに付け入る隙を与えません。レッドブル、ハースがイマイチな予選を過ごしつつ、地元ルノー系を積むマクラーレンが本家超えをみせました。年齢やキャリアから考えてもかなり好位置につけました。ダブル入賞で着実に名門復活といきたいところですね!
《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ》
ノリス(マクラーレン)
Q1時点で早くもラッセルかな、なんて考えましたが、今回も先輩より一歩先取りで健闘した新人ノリスくんにあげましょう。今年の新人は本当に出来がいい。
《決勝の表彰台予想!》
1 ハミルトン(メルセデス・M)
2 ボッタス (メルセデス・M)
3 ルクレール(フェラーリ・F)
表彰台予想はするまでもなく2人は決まっていますので、残り一つが誰になるかの問題です。ストレートスピードもあり、こちらも冴えない先輩を大きく凌駕した半地元のルクレールを予選順位のままノミネートしました。本音はこうである必要はないと思っています。
にほんブログ村
コメント
コメント一覧 (2)
もうハミルトンは流石です!流石!!こちらも去年より2秒近くタイムアップしてきちゃいました。
予想と比べると「18-19-20」と指定席2つとほぼ指定席1つしか正解しないという前戦に引き続き不甲斐ない正解数でした。
ベッテルが3位に入ってくれていたらそこから7位にズレるサインツまで当たったのに~とタラ・レバを愚痴っちゃいます。
ガスリーは大丈夫でしょうか!??ルノー勢からは眼中にない存在になっていそうで心配です。
ライコネン、惜しかった・・けど、ちゃんとジョビナッツィがQ3と今回アルファは良いのかな?
クビアトがPU交換でグリッド降格することを失念していました。とは言え、ちょっと遅そうで心配です。
スペック3は決勝でこそ力を発揮するらしいので、本当にそうであるように期待します。
単に3番目のPUでした~~、みたいなことになりませんように!
このところハミルトンがあんまりスタートミスしませんからねぇ。むしろボッタスの方が下手な気がしてしまうくらいなので、もうハミルトン優秀でしょうね。
ガスリーはタイヤ選択が超悪い状況だけれども6位目指して頑張れ!
こんばんは。ベッテルの不甲斐なさには驚きました。
頭のネジでも1本取れちゃったのかな。
フェラーリ対決は完全にルクレールのモノでした。
上位がしでかすと、下位もスライド式に
持ち上がるのでいい感じの予想を覆してくれます。
なかなかしでかさないのが、メルセデス。
ヤツらがしでかさないと、表彰台がフィックスに
なります。
フリー走行だけではわからない。予選を観出すと、
決勝の順位が大方わかる。
今日のこの後の決勝も、ああなるのでしょうか。
ボッタスも今回は勝機を感じません。正気か?(笑)
フェルスタッペンにバカスカ抜いてもらうしかない。