新車もラスト1台になりました。ここは何かとお騒がせですね。新車ができていたんだかできていなかったんだか、テストも初日に間に合わずゴタゴタして、ココでの取り扱いも最後になってしまいました。ウィリアムズFW42です。
《設計》
パディ・ロウ
ディア・ダ・ビア
《外見》
色合いは白を基調にエアブラシで吹いたような水色と黒の三色で構成されています。ウィリアムズは歴代どこかに白や青系を入れてきますね。個人的には好きです。これで速ければ申し分ないのでしょうが、ひとまずテスト参加の時点で大遅刻をかまして幸先不安。
ノーズからコクピットにかけてのフォルムは段差もなくスムーズでシンプルです。ただフロントサスペンションはかなり独特で、ノーズからハの字どころか水平に持ち出されたアッパーアームはタイヤ手前で90°向きを下に変えています。センター寄りで太めにせり立つフロントウィングの気流をサスペンションの中を通過させるようにアッパーアームが避けているのでしょうか。この形は今シーズンここだけでしょうね。かなり大胆。
近年はサイドポンツーン周りに個性が表れ、様々なウィングやフィンで構成されています。ウィリアムズは他に比べるとこちらもシンプルで少々頼りない。チームの資金力がそのままマシンの「飾り方」に反映されているかのようにみえます。せっかくいいエンジンを積んでいるのですから、それに見合った走りと成績が欲しいですね。
《シャシー》
FW42
全長: - mm
全幅: - mm
全高: - mm
最低車体重量:743kg(ドライバー含む)
燃料タンク容量:110kg(制限)
ブレーキキャリパー: -
燃料タンク容量:110kg(制限)
ブレーキキャリパー: -
ブレーキディスク・パッド: -
ホイール: -
サスペンション:フロント プッシュロッド
リヤ プルロッド
《エンジン》
メルセデスF1 M10 EQ Power+
V型6気筒・バンク角90度 シングルターボ
排気量:1,600cc(推定)
最高回転数:15,000回転(制限)
最大馬力: - 馬力
最高回転数:15,000回転(制限)
最大馬力: - 馬力
燃料・潤滑油: -
《ドライバー》
No.88 ロバート・クビカ (ポーランド)
No.63 ジョージ・ラッセル(イギリス)
No.63 ジョージ・ラッセル(イギリス)
父ロバートと息子ジョージの「親子」の様なコンビです(笑)写真だけみていると、親子や師弟関係に見えてしまいますが、イコールコンディションの同僚です。
クビカは先日もクローズアップした輝かしい戦績を持つ、現代のF1「不死鳥」ですね。まさかまたF1の舞台、それもドライバーとして戻ってくるとは予想していなかった方も多いと思います。名門ウィリアムズも今は落ちるところまで落ちてしまいました。早速開幕前テストも出遅れと、幸先が良くないスタートになっていますが、怪我の余韻を感じさせないクビカの攻めの走りで名門立て直しに期待したいと思います。
ラッセルも下位カテゴリーで優秀な成績を残し、満を持してF1に昇格した有望な若手です。今シーズンからフェラーリに昇格したルクレールもそうでしたが、白いタイツ履かせたらいい歌声を聴かせてくれそうな「レーシングドライバーには似つかわしくない」様相にも感じます(笑)チームやマシンには不安はあるけど、メルセデスエンジンを駆るこのマシンでクビカに並び、引けを取らない走りを見せたりしたら、もしかしたら「銀のマシン」へのお声がけもありそうですよね。腐らず、良き先輩の走りを見習い成長して欲しい一人です。こちらも期待しましょう。
終盤2チームは若干駆け足でしたが、2019年シーズンにエントリーする10チームに20人のドライバー全てをみてきました。開幕前のカタロニアテストも前半4日を終え、徐々に開幕戦の準備が整いつつあります。
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