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今年の冬は暖冬かな、なんて油断していたら、今週から一気に寒さがやってきました。2018年の年末がすぐそこまで来ていますね。毎年この時期恒例、数字によらない「印象に残るベスト5」をやっていきたいと思います。

5.ベテランがそれぞれ選ぶ道
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今シーズンのドライバーは2001年デビューの2人が最古参でした。先日も取り上げたばかりですが、この2人は来シーズンから別々の道を選ぶことになります。人気や話題性は抜群だけど、なかなか名門を立て直すまでの結果を出せなくなって久しいライコネンは古巣のザウバーに戻る選択でF1残留。一方、ル・マン24時間レースを制し、今なお最強ドライバーの呼び声高いアロンソはF1を離れて別カテゴリーで世界一を狙います。
miyabikunは結果的にこれらの選択でよかったんだろうと思っています。もうチャンピオンはおろか、優勝やポールポジションも獲得が困難な状態が続くベテランがいつまでも貴重なトップチームのシートを占領していてはいけません。いくらベッテルが希望したとしても、情けで続けられる世界ではないのも事実です。ただどの国に行ってもあれだけファンから支持され、ピーク時を生で知らないような子供ですらKIMIを応援する。ここまで人気があるのは過去でも本当に一握りだと思います。こんな人材を失うのも確かにもったいない。普段は涼しげな顔につまらないコメント(ある意味面白い)しかしないようで、実はライコネンほど「F1に乗る楽しみ」を表現下手なりに表現するドライバーもいないんじゃないかななんて感じます。そりゃみんな勝つために走っているし、勝てば嬉しいしリタイヤすれば悔しい。でもライコネンは勝てなくても楽しいし、負けても楽しく感じていると思います。あのアメリカGPの優勝後のインタビューをご存知ですか「まあ2位よりは嬉しいけど、、長かった」なんだよ「けど」って!本当は嬉しいんだろ、もっと喜べよ(笑)でも、みんなわかってるよ。
アロンソについても、おおっぴらには当然されるわけではないけど、みんな思っていることは同じだと思うし、言われなくてもアロンソ自身が一番わかっているとは思います。力が無いとか、マシンだけが悪いのではない「自身の選択や発言が間違えていた」ことを。ハミルトンやベッテル、もしかしたらフェルスタッペンあたりもそうかもしれないけど、もう現時点の実力は抜かれていると思います。あそこまでアクティブに、集中した走りはできない。なぜなら「今までのおごりや自信が変に邪魔したり、年齢には勝てない」から。miyabikunも昔はスポーツを長年やっていた端くれですが、当然ながら現役バリバリの速さや力は今では到底及ばないし、勉強も大学受験した頃に比べたらだいぶ記憶力や俊敏さに欠けるし、何より「目」が衰えています。ル・マンも最近制した実績があるため、アロンソは違うと思いたいのですが、やはり年齢には勝てません。ライコネン同様にF1でのピークは過ぎてしまいました。文句ばかり言う「老害」なんて言われたら過去の栄光やプライドもズタボロです。晩年にマクラーレンを選ぶ方になったのも、表向きは「過去の憧れ」といえば綺麗だけど、実質トップチームに彼が座るシートが無かった、ということも彼への評価です。それ以上の想像はココでは書きませんが。
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皆さんはどう考えるかわかりませんが、スポーツ観戦していると、一度「飽きや壁」に直面しませんか?!もしかしたらF1離れの理由にも繋がるんじゃないかと想像しているのですが、miyabikunの場合「自分自身の年齢が選手を超えた時」に一度その壁にぶち当たるのではないかなと考えています。高校野球もそうでした。プロ野球やJリーグもそうかもしれません。スポーツって「自分より秀でているお兄さん(お姉さん)が活躍して、すごいな、ああなりたいな、なりたかったな」という目線で見たりしませんか?!F1はライコネンの39歳を筆頭にアロンソ37歳でまさしくmiyabikunはその間の世代です。F1もそう感じると思いたくはないのですが、ライコネンがいてくれることで辛うじてmiyabikunよりかはお兄さんでいてくれています。ちょっと安心して観戦できそうで有難い(笑)
ベテランについては、来シーズンからウィリアムズからクビカがいよいよ復帰することも忘れてはなりません。テストしたとはいえ、若手は増え、毛根は減り、進化した現代のマシンでどこまでやれるか、古傷がハンデにならないかなど不安要素が無くもないですが、ウィリアムズ再建は特にベテランのノウハウが必要だと思うので頑張ってほしいです。来シーズンも輝けベテラン!

4.ポストハミルトン、ベッテルを狙う若手台頭
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おっちゃん達の話をしたならば、今度はピチピチな方も印象的でした。フェルスタッペンを筆頭にザウバーのルクレール、トロ・ロッソのガスリーなどの飛躍と来シーズンのトップシートを獲得に成功しました。miyabikun個人的にはここにフォース・インディアのオコンも加わって、メルセデス、フェラーリ、レッドブルにうまく散らばってほしいという願いがあったのですが、残念ながらそうはなりませんでした。こうしてみてみると、若手の面々が一昔前はサムかったフランス系になっていますね(一番の大先輩が相変わらず一番サムい)
ガスリーが光ったのは序盤の第2戦バーレーンGPでしたね。予選6番手(5番手スタート)からスタートで4位浮上、そのまま自身の最上位4位フィニッシュを決めました。マシンが「まとも」ならもう少し飛躍したことと思います。そしてあの眼力に負けない気の強さも魅力的ですね。来シーズンのレッドブルといえば、、ヤツの隣です。序盤は慣れが必要そうですが、ガスリーも下位カテゴリーから鳴り物入りでステップアップした優秀なドライバーです。慣れてくればガチンコですよ!舌戦も期待しているファンも多くいそうですね。その矛先が「エンジン」でないことを祈るばかりです。日本製の工業製品はなぁ、本来は優秀なんだぞ!機械も誉めたらちゃんとそれに応えるようにできてるんだぞ!
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ルクレールはフェラーリドライブが決まる前、開幕前から「彼はデキるぞ」と期待されていましたよね。ルクレールのすごいなと思うところは「マシンを壊したりぶつけない」ところ。誰かさんと違って、無茶なパッシングはしないし、引くときはちゃんと引きます。そこがよい子なのです。終盤の第20戦ブラジルGPでの「雨のQ2ラストアタック」はチーム首脳陣よりも冴えた選択、期待以上の走りは正直驚きました。ただルクレールの成績も常によかったかと思い返すと、多少の波があったと思います。シーズン中盤が若干空回り気味だったでしょうか。フェラーリ昇格が決まった頃はちょっぴり不安に感じました。おいおい本当に大丈夫かよ、早かないか?と。来シーズンの相方は生半可では勝てないベッテル。若いし周りに味方も多いからすぐに順応できるかな。ちょっと風向きが怪しいからその隙に「賢く」流れを上手く引き寄せられたら、ホンモノ。

3.モッていない人、モてない人
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毎年期待はしているんです。できれば食ってほしい。でもダメ。本人のやる気があるとかないとか言う以前に「モッていない」が正しい表現だと思います。ストーブリーグで驚きをみせてくれたリカルド。優勝する技術や他人にはない明るさと特技を兼ね備えたドライバーです。2018年もこの方にはいい風が吹きませんでした。メカニカルトラブルはやり切れない気持ちになるし、まさか「相方」までもが物理的な敵になると思うと、何を信用してドライブしたらいいかわからなくなりそう。スポーツの世界なら当然なのかもしれませんが。チームを離脱したくなる気持ちも察します。ワークスではあるものの「格下」に移ることで、果たして楽天家リカルドは気持ちいいドライブができるようになるのでしょうか。予選屋ヒュルケンベルグに運無しリカルド、チーム一丸となってそんなイメージを払拭してもらえたらいいなと思います。
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こちらは「モッていない」だけでなく「モてない」の要素も兼ね備えてしまったように感じます。最速マシンを操る2年目ボッタス。チームメイトが「悪い」ともいえるけど、加入前から「チャンピオンのサポートできる人募集!」というお触れでチームに加わったというわけでもなかったはずです。貴重な貴重なシートを得て同じマシンを与えられているんだ、先輩だろうが前年チャンピオンだろうがレコードホルダーだろうが、ぶち抜いてやりゃあいい。ただし、シーズン序盤のそれも予選からね。予選で後塵を拝するようでは、有利な戦略なんて立てられっこない。あとは「決勝でのタイヤの使い方」についても不安が残るシーズンでした。第2戦バーレーンGPではタイヤがクタクタのベッテルを結局捕まえられずに優勝を逃していました。その辺も全然ダメ。フィンランド人は総じて感情を露わにせず、無口な者が多いです。それに対して「抜群な速さ」も兼ね備える人種でもあります。来シーズンは3年目になります。そろそろ際立つ結果を残さないと、そのシートを狙う若手は多くいます。2016年にみられた争いの再現をするつもりで「トト怒りのゲンコツはどっち向き?!」と困らせてやりましょうよ!

2.明暗分かれた5回王者決定戦

この2人は今年セットにしてしまいました。もうココで出しちゃうの?!チャンピオン争いを差し置いて、1位は「別のガキ」のために取ってあります。スーパーチャンピオンの2人、ごめんなさいね。
この2人についてはシーズン中に散々書いてきたので、似たようなことばかりを言ってしまいますが、思い返されるのはやっぱりあの「ドイツ」ですよね。
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言わずとして本人が一番わかっているし、悔やんでいるでしょうね。毎年同じようなことばかり思うし、書いてきている気がします。本当は賢いし理論立った見解ができるんだから、肝心な時も「賢く冷静に」いこうよ!若かりしレッドブル時代はもう少しお利口さんだったし、どこぞのガキの方がまだ賢くなってきたように感じます。たぶんチーム側でマネージメントできる人がいないんでしょうね。ドライバーがチーム戦略を疑問視したりナメているきらいがあるし。せっかく予選では速いのに、いいマシン手に入れたのに、マンガのような展開をリアルにやってしまうのが何とも。。さっきの裏返しで、来シーズンは仲良しの先輩はいません。賢い顔して牙を隠している「お利口さん」は君にとってのお利口さんにはならないぞ、たぶん。10年近く前に並みいる先輩達に下剋上を取ったことを、今度はされる側になりかねない。フェラーリを外れたら、もう行くところはないという気持ちで「得意な序盤戦」を迎えてほしいです。
一方でハミルトンは勝てるレースは必ず勝ち、勝てなそうなレースも勝ち、勝つために「勝ちを自分に引き込む」流れを確立しました。相方があんな感じだから、なおさら楽かな(笑)相変わらず予選は頭一つ出たタイムでライバルを引き離すという、ハミルトンらしいアタックも象徴的でした。弱いマシンでハミルトンとか、速いマシンにイマイチなドライバーの組み合わせなら調和が取れそうですが、強いマシンにハミルトンの組み合わせは強烈ですよね。今のF1界を完全に掌握しています。2018年のハミルトンの弱みというか弱点を思い返すならば「タイヤの扱いに苦しんでいた」という点でしょうか。これはハミルトンというよりボッタスも含めたマシン側の問題ではあるのですが、ブリスターに悩まされたことが、多少の「メルセデス独走」を食い止めてくれた一つのファクターにはなりました。歴代メルセデスのマシンはタイヤに厳しい仕上がりになることは多々ありましたが、あの疑惑付きホイールや薄肉タイヤなどが弱点克服のキーポイントとなりましたね。フェラーリは中盤に「夏バテ」せずに差を縮めておきたかった。
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来シーズンもハミルトン、ベッテルの二強がチャンピオン争いを牽引していくことになると思います。イキのいい若手も名乗りを上げてくるでしょうから、また「楽しめるF1」を作り上げていくことに期待したいです。

1.F1を別の意味で盛り上げてくれた立役者
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さあいよいよボクの出番ですよー!miyabikunの独断と偏見で選んだ2018年シーズンの印象第1位はこの方、フェルスタッペンです。毎年何らかで選んでいる気がする、何かネタを持っているコイツ(敬意を込めて)は現代のF1を本当に盛り上げてくれるキーマンだと思います。
速さと勢いは今のラインナップではピカイチです。躊躇もしないし物怖じもしない、本当に尖っています。スタートダッシュもいいし、中団スタートでもモタつかずすぐに順位復帰してしまう。観ていて本当に清々しい。なかなかポールは獲れずに中団からのスタートの方が君は面白いよ。チャンピオンには早かれ遅かれなれるだろうから、そのままポール無しで突き進もうよ(笑)若いからまだ許すけど、フェルスタッペンがまだ足りないところは若さ故のその「尖り」なんでしょうね。長所と短所は紙一重です。抜くならもう少しスムーズにやってほしいんだけど、いつ突き刺してくるか読めない間合いで来るもんだから、周りを走る人は気が気でない。あんなの日本の首都高でやられたら、即ニュースになるぞ。ついこの前も書きましたが、生意気過ぎて、憎めなくないけどどこか可愛い。帰りにmiyabikunコンビニで肉まん全種類一つずつ買ってあげるから食べなさい(笑)
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来シーズンはさっきガスリーに書いたことの裏返しがこちらにも起きます。まだトップマシンをどこまで操ってくるかは未知数ですが、リカルドとやっていた頃とは勝手は違うでしょう。あんなアゼルバイジャンGPのようなことした日には、、あー恐ろしや。くれぐれもチーム内では仲良く、もちろん最後は自分のために先輩と同様に「賢くカッコよく」成長してくれることを願っています。あ、あと忘れちゃいけない、来シーズンから日本ブランドがお世話になります。頑張ると思いますのでお手柔らかにどうぞ。

思いつくままに印象的な部分を書き綴ってみました。まだまだハースのグズグズやウィリアムズのダメダメなど、色々なシーンがありましたね。書けばキリがないから、今年はこのくらいで打ち止めようと思います。皆さんにとっては今シーズンはどんなシーズンでしたか?!またどんな一年でしたか?!いい一年だった方は来年よりよい年に、悪い一年だった方はこれ以上悪いことにはならないぞと、いい気持ちで2019年を迎えましょう。
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この記事が2018年最後の記事になります。今年一年も「F1 えきぞーすとのーと」をご覧頂き、ありがとうございました。身体に気を付けてよい年を!
miyabikun