「うーん。そうだなぁ。私からアドバイスするならば『信じるはチームでも相方でもない、自分自身』ということだよ」
言ったか言っていないかはさておき、ココが地元の大先輩から激励を受けるルクレール。予選の走りはまた評価を上げるものでしたね。このレースはもちろんのこと、来シーズンの活躍も楽しみです。
三強のうちメルセデスとレッドブルはスーパーソフトタイヤ、フェラーリはソフトタイヤとスタートタイヤが異なります。偶数のイン側フェラーリ2台は揃って1つずつ順位を落としています。こうなるとタイヤを大事に保たせる走りでいくことになるのか。
そんなフェラーリに対してメキシコを制したばかりのイケイケBoyは序盤から魅せてくれましたね。4周目にベッテルをかわして3位へ。
10周目にボッタスも攻略とテンポよく2位まで浮上してハミルトンに宣戦布告する権利を得ています。
19周目にボッタス、20周目にハミルトンがミディアムタイヤに履き替えて周囲がクリアになれば、タイヤに優しいボクらのチャンスなのだ。何をしなければならないかちゃんとわかっています。退屈にみえる近年のF1を盛り上げてくれる本当に面白いヤツだ。
ベッテルのコースオフの隙にライコネンが前に出て順位が入れ替わったソフトなフェラーリは28周目にベッテル、32周目にライコネンを呼び寄せてミディアムに履き替えさせる。ライコネンがピットアウトすると
ベッテルが前でチーム間アンダーカットする形となっています。メキシコGP前に必要としていたプランですね。ただ今チームが必要なのは「メルセデスのタイトル阻止」です。アリバベーネからの指示は
ライコネンを前に。ベッテルびいきのチーム体制の時期は終わったって？！
同じタイヤのメルセデスよりも、一段階硬いタイヤを履くフェラーリなんかよりも粘りに粘らせたフェルスタッペンはレース半分の36周目にソフトへ。さっきのファステストラップの甲斐なくハミルトンの後ろで復帰しますが、今日のフェルスタッペンの勢いはそんな事では屈さない。
タイヤに泣くキングなんて、へっちゃらだい！
いいねー！2戦連続ハミルトン狩り！モタつかずに短期で仕留めちゃうのが何とも気持ちいい。モタつくおっちゃんとはキレが違う。若いって、いいな。
誉めていたのもつかの間。
「ちょっと、何してくれるんだよ！ピーピー！」
速度なら勝る周回遅れのオコンが果敢にフェルスタッペンに仕掛けたりしたのが大失敗！普段なら際どい動きをするフェルスタッペンもいつもとは逆、ココまでの積み重ねが一瞬で台無しにされて、とてもじゃないけど心中穏やかになんていられない。オコンには10秒ピットストップペナルティが問答無用に下るわけですが、そんなのではとても埋め合わせになりません。オコンよ、周回復帰は悪いことではなく権利としては当然ある。ただ今回は動きをみてもとてもじゃないけどmiyabikunフォローできんぞ。
この出来事によりポールスタートでタイヤに難があるハミルトンは定位置に難無く戻る。フェルスタッペンにとって幸いだったのは反転停止したにも関わらず、モタモタ3位のライコネンとのギャップがあったこと。せっかく替えたのに早くもズタボロになったタイヤでどうにかハミルトンを追い詰めていきますが、時間足らず。ハミルトンの優勝によりメルセデスが最終戦を前にコンストラクターズチャンピオンも獲得しています。
1 ハミルトン （メルセデス・M）
2 フェルスタッペン（レッドブル・TAG）
3 ライコネン （フェラーリ・F）
11 ハートレイ （トロ・ロッソ・H）
13 ガスリー （トロ・ロッソ・H）
《ドライバーズランキング》
1 ハミルトン 383 ★
- - - - - - - - - - -
3 ライコネン 251
4 ボッタス 237
5 フェルスタッペン 234
- - - - - - - - - - -
8 ペレス 58
9 マグヌッセン 55
10 アロンソ 50
11 オコン 49
12 サインツ 45
13 グロージャン 35
14 ルクレール 33
15 ガスリー 29
《コンストラクターズランキング》
1 メルセデス・M 620 ★
2 フェラーリ・F 553
- - - - - - - - - - -
7 フォース・インディア・M 48
8 ザウバー・F 42
9 トロ・ロッソ・H 33
《第20戦ブラジルGPのポイント》
・幻の優勝となった順調快調フェルスタッペン
・オコン、あれはアカン。期待下げの要らぬ攻め
・ヘタレタイヤでも結果的に救われたキング
・キレが悪い赤。あの走りでは2位納得
心配された雨もなく、終盤にタイヤを入れて猛然と飛ばしたリカルドなど、予選も含め終始面白い内容のレースになりましたが、44周目の出来事が衝撃過ぎて、全てが吹き飛んでしまった感じでした。いよいよ残すは最終戦アブダビGPです。あとはチャンピオン以外のランキング争い、個人記録、F1を去る者達の勇姿などしかと見届けていきましょう。最後にメルセデス、チャンピオン獲得おめでとう！
コメント
コメント一覧 (2)
トップの前ってことは周回遅れじゃないか！何言ってやがるんだ！！
去年完走率高くて応援していたのがバカみたい。
オコンは前にもメルセデスを助けるためにいらんことをしたと思うけど・・・。
この接触のせいで折角の楽しいレースが台無しになってしまって、この倍くらい不満を書いたのをここまで削除しました＾＾；
フェルスタッペンはお口が過ぎたりブロックが汚かったりはするものの楽しませてはくれますね♪
レース後の体重測定場でオコンと出会ってどついたみたいで社会奉仕活動（？）を言い渡されたそうだけど
レース見ながら”反省してなかったら終わったら殴れ！！”と思っちゃいましたの思っちゃいましたので悪いけどスッキリしました。
殴らなかったタッペンは私より大人でしたm(__)m
おっちゃんもボッタス抜いて表彰台に上がっていたので応援していて嬉しかったです。
ベッテルもしっかり指示に従ってライコネンと順位入れ替えてくれましたからね＾＾
エリクソンは残念でしたがルクレールはしっかり好走してポイントゲット！
空気だったトロロッソはザウバーに追い付くことは無いでしょう。
チームオーダーにガスリーが従わなかったみたいだし残念なトロロッソでした。
来期はガスリーよりタッペンちゃんをより応援しそうです。
時差との闘いが終わったのは良いけれど今シーズンもあと１戦で終わるのかと思うと寂しいです。
メルセデスはコンストラクターでもチャンピオンおめでとう♪
（今回はオコンの件があったのでチームメルセデスの陰謀を勝手に想像しちゃうのでなんかスッキリせず）
レース後のオコンの態度と発言にプラスしてハミルトンの発言への怒りがなかなか治まらずコメントが乱れまくっちゃいました＾＾；
一時は来期のトロロッソにオコン来て～なんて思った自分が残念です。
最終戦 見ごたえのあるクリーンなレースであることを願っております。
こんにちは。予選も決勝も何かが起きる刺激的な
週末になりましたね。退屈しませんでした。
オコン推しのmiyabikunだから説得力がありませんが、
レース後のオコンの言動は、個人的に理解できます。
（態度や動きは全く褒められるものではありません）
自分も下位カテゴリーで頑張って入賞や完走を
目指してやっていたのに、方やトップチーム、
方や来シーズンのシート無しで面白みがなく、
新しいタイヤでラップできたためアタック
したんでしょう。戻りたかったんです。同一周回に。
オコンは自分が一番良くなかったことは一番わかって
いると思うし、自分を探されて問いただされるのも
覚悟だったと思います。
たぶん強がっちゃったし悔しかったんだと思います。
若い頃、親や友達にあんな感じでタンカ切ったり
逆ギレしたのを思い出しました。
さあ今シーズンもあと1戦になりました！
楽しくシーズンを終えましょう！