毎年のことながら、ヘトヘトです。日曜の夜中から今朝までに850kmのドライブでした。ドライブ好きなmiyabikunでもしばらく高速道路は走りたくないなぁ(笑)
皆さんの日本GPはいかがでしたか?ある人を中心に色々なことが起きていましたが、まずは台風の影響もなく、暑いくらいに晴れた中で決勝レースを行えてよかったと思います。決勝で奮起するしかないベッテルも予選では逆行した立場に置かれてしまい、表情も険しいです。最近は眉間にシワを寄せて、頭を抱える様子ばかりを見かける気がします。
スタートはそのベッテルはインから猛ダッシュを決めて9番手スタートから6位奪取を狙っていきます。ガスリーはS字で。
だてに数多く鈴鹿を走っていませんね。早くもグロージャンに対してもプレッシャーをかけて
スプーンで抜く。1周目だけで3台を「自力で」かわすことに成功しています。ココまでは良かったんです、ココまでは。
観戦された方も多いでしょうし、このタイミングでのアップで今更感もあるため、今回も昨年と同様にいつもの時系列レポートではなく、ポイントを押さえてみていくことにします。
《F1界のギャングスター》
今シーズンのマシンはパワーもあり、当初は上位フィニッシュを確約されたようなハース。ただ蓋を開けてみれば、グロージャンもマグヌッセンも荒くれ放題は変わりません。
将来が明るいルクレールにメインストレートで捕らえられたマグヌッセンはルクレールの動きにシンクロして完全防御。そして接触。
頑なに防御した結果が左リヤタイヤバーストでフロアまで破壊してしまうんだから、いいこと一つもなし。
おまけにコース上にマシンを引っ叩きながらデブリを撒き散らす。セーフティカーの世話にもなり、レース自体を荒らす「ブラックリスト」です。今回はおとなしめなグロージャン共々、マグヌッセンの行為はキャリアからいってもダメ、優勝やチャンピオンを向かうにもダメ。出世街道を突き進むルクレールとはえらい違いとなっています。
《翼を授かる元祖ボクちゃんと新ボクちゃん》
1周目最後のシケインでライコネンに攻め立てられるフェルスタッペンは白煙を上げてシケインをショートカット。
そして何事も無かったかのようにライン上に戻ってライコネンを押し出し、接触。ライコネンはポットウィングを壊しています。
そのあおりで順調に追い上げを見せているベッテルにまでかわされてしまいました。ライコネンにとっては正当にシケインを通過したのに強引さに負けて、順位まで落とすというつまらない出来事になりました。物怖じしない攻めと守りができるフェルスタッペンではありますが、まだデリカシーが無いというか、若さと傲慢さが先行してしまう走りが勝っています。結局5秒ペナルティが下されてしまいました。せっかくのウリが悪い方向に作用してしまっているのが何とももったいないですよね。そろそろ学習してほしいんだけどなぁ。
一方その接触で早くも4位まで浮上できたベッテルですが、8周目の次なるターゲットはレッドブルの後輩である新ボクちゃんです。
新ボクちゃんには5秒ペナルティが決まっていますので後ろにいれば黙っていても3位に浮上できるのですが、欲しいのは3位じゃありませんもんね。先程のグロージャンの時のように、第1スプーンのインから行くの?!
タイヤ同士が触れ合ってからの
スピン。ベッテルは最後尾19位へ。こうでもしないとハミルトンに太刀打ちできないのはわかるのですが、少しでもポイントを稼ぐという意味ではリスクが大き過ぎました。フェラーリは昨年と同様の後半戦の陥落っぷりが目を覆いたくなりますよね。
《ライコネンファンはセクター1がオススメ》
スタート直後のラフプレイからマシン損傷に順位陥落を受けたマイペースなおっちゃん。ポットウィングを失ったにもかかわらず、早々とスーパーソフトタイヤを捨てて、ミディアムタイヤにスイッチしてからは堅実に順位を浮上させていましたね。
オコンもペレスも1コーナーの飛び込みでパッシング。昨年もそうだし、語り継がれる2005年のスーパーファイナルラップもそうでした。王道な抜き方ではありますが、鈴鹿のライコネンといえばこれが持ち味。当然触れることはなく確実に仕留めていきます。サーキットにあったパネルで記念撮影をしたり、観客の中にもライコネングッズを身にまとうものやフィンランドの旗が多く見られました。場内の自己紹介にわき、パッシングが成功すると大きな歓声が上がるなど本当に人気のあるドライバーだと思います。来シーズンからはフェラーリではなく、古巣ザウバーでの参戦となり、より表彰台は遠いものとなりますが、まだまだ人気者ライコネンをF1で観ることはできますので、そのパッシングを観たい方は1コーナーが見えるシートをお勧めします。
予選を上位で終えたトロ・ロッソではありましたが、レースペースはイマイチ上がらず、残念ながら2台とも入賞ならず。レッドブルのコスチュームばかりを目にする中にも今年はトロ・ロッソを応援する者も多く見かけ、ホンダへの期待をより多く感じました。来シーズンはいよいよレッドブルの心臓も担うわけですから、より多く期待と声援の後押しがあるでしょう。期待したいですね!
終盤に危なかしかったボッタスはともかく、終始ハミルトンは他の追従を許さない、余裕を持ったドライビングでさらに5回チャンピオンを近いものとしました。果たしてどのタイミングで手にすることになるでしょうか。
《決勝結果》
1 ハミルトン (メルセデス・M)
2 ボッタス (メルセデス・M)
3 フェルスタッペン(レッドブル・TAG)
11 ガスリー (トロ・ロッソ・H)
13 ハートレイ (トロ・ロッソ・H)
《ドライバーズランキング》
1 ハミルトン (メルセデス・M) 331
2 ベッテル (フェラーリ・F) 264
3 ボッタス (メルセデス・M) 207
4 ライコネン (フェラーリ・F) 196
5 フェルスタッペン(レッドブル・TAG)173
《第17戦日本GPのポイント》
・ハミルトンは自信と余裕でレースを楽しむ
・終盤マッタリは近年F1のセオリー通り
・早熟レッドブル塾生は総じてマナー悪い?!
・ライコネンを観たければ1コーナーに注目
帰路も新東名を使い、途中岡崎と駿河湾沼津で休憩を入れました。どちらでもフェラーリとレッドブルのファンを見かけたことからも関東から多く車で向かう方がいるんだなと実感しました。そして、だいぶ疲れました。今日が祝日でよかったです。皆さん、お疲れ様でした。
コメント
コメント一覧 (6)
おつかれさまでした。
F1 は やっぱり 現地で 生観戦が 一番です。
今年も 銀色のクルマは強かった。
でもテレビで観戦している分には好意的にみて面白かったです。
追い上げを期待していたフェラーリはベッテルを中心にわちゃわちゃして落ち着きが無かったです。
ただそのことがパレードではない展開を作ってくれていた感じでした。
メルセデス特にハミルトンは盤石でしたね。久しぶりに映りもしない展開でした。
リカルドはクリーンに追い越すのが上手いからしっかり4位になってました。おめでとう♪
レッドブル3-4になるためにという点ではガスリー頑張って活躍したと思います。
ずるずるタイヤ交換時期をひっぱりましたがライコネンを抑えることに成功していました。
そんなずるずる作戦はレッドブルのためではなかったのだろうと思うのでもっと作戦考えてほしいなぁと感じました。
ハートレイくんはスタート下手ですねぇ。今回は接触してないから良かったと思うしかないくらいズルっと下がっちゃいますね。
トロロッソはもともと鈴鹿は苦手だろうと思っているコースでしたからね。予選が出来すぎだったのでしょう^^
ハートレイはポイント取ったら来年のシートに繋がるのかも!?なんて思って見ていたから難しくなったのかなぁ??
何となく日本人には雰囲気が人気あるっぽいので結果出してもらいたいのですけどね。
残り少ないレースですがトロロッソには少しでもポイントを取ってもらって来シーズンへの勢いをつけてもらいたいです。
鈴鹿のお天気が良くて良かったです♪ 観戦者は暑かったのかな??暑かったみたいですね。
無事の御帰宅お疲れ様でした。鈴鹿の観戦者を維持するためにもここに休日のあるこの時期に開催してもらわないと困りますね^^
しっかり体力の回復をはかってくださいね。
土曜日の悪天候から打って変わって日曜日は快晴に恵まれ遠くの愛知県まで見えるほどすっきりとした青空でした
気温も前日とは違い日差しが強く暑かったです(ヽ´ω`)
ドラパレが始まるまでにGPスクエアでトークショーがやってたので見に行きましたがハッキネンが結構変わっててびっくりしました ヮ(゚д゚)ォ!
今回は逆バンクに陣取ったのでドラパレに間に合わなくなるという事態は防げました(C席だったら間に合わなかった・・・)
今回のレースは一言で言うとメルセデス以外みんなあれまくったということにつきますね
トロロッソ・ホンダはガスリー車はエンジンとシャシの共振問題を解決するべくエンジンの点火時期を変更するようにFIAに申請していったんは許可が下りたのですが突如やっぱ元に戻してという事態にチームもガスリーも田辺さんも怒ってました(そして正式通達もしないFIAの不手際も目立ちました)
レースではハートレーはスタート時のホイルスピン、ガスリーは前述するものとタイヤ交換時期を引っ張りすぎたが故のブリスターに悩まされ惜しくもポイントを取ることはできませんでしたが前年までに供給してたマクラーレンに比べてペースも悪くはないのでシャシのアップでさえあればもうちょっと違った結果になってたかもしれません
次のアメリカでベッテルとハミルトンの差が75ptsになればハミルトンのワールドチャンピオンが決まりますね・・・
思えばハミルトンってジンクスをことごとく壊してるイメージがあります(;´∀`)
お疲れ様でした。いつか中年ライダーさんのように
立派なシートから観てみたいです。
今年も2コーナーからの観戦ですが、
やはり大外を回っていきました。
そろそろ銀のマシンじゃない優勝を見てみたいですね!
今回はお返事を目一杯溜めてしまいました。
ちゃんと読んで一つずつちゃんとお返事します。
今回は昨年同様に時系列によらない形で
記事を書いてみました。
現地はなかなか暑かったですが、昨年よりは
過ごしやすかったと思います。
気持ち、お客さんの入りも多かった気がします。
帰りは愛知県の岡崎で座って夜食を摂りましたが、
ココまだ愛知なんだよなと、帰りは無心で高速に。
体育の日を絡めた開催は本当に助かります。
普通の週末ならば、月曜日に休みを入れたくなる。
職場には何で休みにしたか、バレるだろうな(笑)
ハミルトンは毎周でボッタスとのギャップが広がり
手のつけられない安定感がありました。
フェラーリの追い上げにも注目していたのですが
現地ではなぜライコネンがリカルドに負けたのか
イマイチ把握できずにいました。
ハートレイは見ていて心配というか、不安になります。
スタートでのみこまれてしまいましたよね。
予選がよかっただけに、決勝の平凡さが残念でした。
早くも次は時差タップリのアメリカ、メキシコ、
ブラジルですね。日本GP以上に堪えそう。。
こんにちは。もう水曜日になってしまいましたね。
遅くなりました。
ハッキネンも歳をとりましたよね。
もう18年ほど生で見ていないです。
お決まりのサムアップしていましたか?!
ハミルトンはいつも通りの盤石なレース運びでも
フェルスタッペンを基点とするフェラーリ2人の
もみ合い、ジャマヌッセンにバラマキッセン、
やっぱりルノーなど中団以下は動きがありましたね。
予想ですが、大得意アメリカで早くも決まる気がします。