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予選は天候に恵まれたソチですが、決勝は遠くに嫌な色した雲が。スタート前に既に雨がパラついています。日本も今年は既にもう何回目になるのか、台風が直撃して猛威を振るっていました。皆さんのお住いのところは大丈夫でしょうか。外が荒れ狂っていて、時折チーム無線や川井ちゃんの甲高い声すら聴き取り辛かった。

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こうしてみると再舗装箇所が縞々にはっきりとうかがえますね。いい蹴り出しを見せた3番手スタートのベッテルは、その勢いでどうしてもハミルトンを抜いておきたくて並びにいく。
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ターン1はインを守られ、ターン3(左キンク)はアウトにはじき出される。ハミルトンは動じませんね。

抜き辛いソチですが、将来有望な若手達は活き活きしていました。
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オコンにマグヌッセンとクリーンにパスするルクレール。そして
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スタートは降格ペナルティを受けたはずのフェルスタッペンはわずか3周目にして-10!スタートもバシーッと決まって鬼神の走りですね。ルクレールにフェルスタッペンときて、まだいますね期待の若手が。
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スタートでもたついたガスリーは1周目にブレーキの不調でスピン。
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もう一丁、ん?ハートレイも?同じマシンで似たようなトラブルの様子。ブレーキ異常は怖いですね。敢え無く6周目にリタイヤです。
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そっくり真似したかのようにもちろんハートレイも。トロ・ロッソはソッチよりも鈴鹿で早く走りたくてたまらないかな。

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8周目の先頭集団です。ソチっぽいレースになっていますね。「ねーねーねー、そんなの見ても面白くないよ。ボク見てよボク!5だよ!」
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19番手スタートから早々にいつもの定位置まで上がってきています。今日で21歳、さすがお兄さんだね!確かに気持ちいいまでにガンガン抜くフェルスタッペンを見ていた方が面白い。

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13周目にトップのボッタスが、翌14周目に3位のベッテルがソフトタイヤに履き替えていきます。ハミルトンはそのさらに翌周にピットインしています。ベッテルがアンダーカットを狙ってくるぞ?!
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思惑通りのアンダーカット成立。ハミルトンが無線でキレてますよ?
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チームの判断は頼りないから自分でいくよ、とハミルトン1周目の逆パターンをベッテルに仕掛けてみる。
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ベッテル閉める。ハミルトンはギリギリのコントロールで接触を免れましたね。巧みだ。ベッテルはちょっと悪意を感じたか、ターン5は案外控えめに白旗を揚げています。これでまたスタートの順列に程なく戻りました。
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レース半ばの25周目になかなかペースを上げないボッタスは余裕なポイント差をさらに有利にすべく「ご通達」が下り、役割が変わります。チームもね、さっきのこともあるしキングには勝てないの。我慢だよボッタス!

〜長い間マグヌッセンを抜きあぐむオコンがペレスに一旦前を明け渡すフォーメーションを採るも、結局抜けずにまたオコンが前に戻される。なんてことがありますが、レースより外の雨風に気を取られ、、割愛〜

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《決勝結果》
   1 ハミルトン (メルセデス・M)
   2 ボッタス    (メルセデス・M)
   3 ベッテル    (フェラーリ・F)

  R  ガスリー    (トロ・ロッソ・H)
  R  ハートレイ(トロ・ロッソ・H)

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珍しく神妙な面持ちでボッタスを見守るハミルトン。

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《ドライバーズランキング》
   1 ハミルトン           (メルセデス・M)    306
   2 ベッテル              (フェラーリ・F)     256
   3 ボッタス              (メルセデス・M)    189
   4 ライコネン           (フェラーリ・F)    186
   5 フェルスタッペン(レッドブル・TAG)158

《第16戦ロシアGPのポイント》
・如何なる場合においても、ハミルトン優先なのだ
・耐えろ、ボッタス!
・思いの外ベッテルは白旗揚げてご満悦か
・フェルスタッペンは抜きまくりバースデイ

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日本GPを前に訪れた強力台風は倒木や人的被害も出しました。そして日本GPを前にベッテルは残念ながら自力チャンピオン消失が訪れてしまいました。気持ち切り替えて、もう台風はいないから早く日本においで!