夏休み期間が終わります。ゆっくり過ごせましたか?!後半戦はベルギーからです。果たしてどんな行き方になるのやら。
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いつもお借りしているGoogleマップのイメージが先日までのメルカトル図法から地球儀みたいに変更になりました。こちらの方がリアルではあるのですが、残念ながら飛行軌跡は違います。ウクライナ上空を飛ぶなんて何をされるかわからない、恐ろし過ぎる。実際の軌跡はロシアやフィンランド北側の北極圏をフライトすると思われます。

ベルギー自体はフランスとドイツに挟まれた比較的小さな国で交通には困りませんが、スパ・フランコルシャンサーキットは片田舎にあります。あの森と起伏のある土地ですからね、一抹の不安はあります。サーキットは地図の右下「E42号線」と「エー・ド・スパ」の中間付近となり、近くの地方都市リエージュにはリエージュ空港(LGG)があります。右にあるアーヘンはドイツの都市。
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ASL航空ベルギーの拠点空港であり、空軍と共用する空港です。滑走路は3,300mと2,300mの平行滑走路2本を有して、近隣都市と貨物を主体として扱っているとのことで残念ながら今回の対象から外れます。となると、やっぱり首都の空港に頼ることになるかな。
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こちらがベルギーの首都ブリュッセルにあるブリュッセル空港(BRU)です。国際空港だけあって、リエージュに比べてデカいです。3,000mの横風対応もあって都市部にもかかわらずZ形のレイアウトを採っています。ちなみにこれから行く現代F1最大級のサーキットとのスケール感はこんな感じ。
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空港に負けじとスパもデカいですよー。相変わらず北に鳥が羽ばたくような形状をしています。旧レイアウトも現道で使用されて残っているため、目で確認できますね。

話を戻して、東京からブリュッセルまでの航路は成田発の全日空により1日1便の直行便があります。成田10時15分発、ブリュッセルに15時15分着になります。時差7時間を足すと12時間のフライトです。ヨーロッパはどの国だろうとやはりこのくらいの時間を要します。

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東京駅〜鉄道〜成田国際空港(NRT)
・成田エクスプレス    :79.2km  57分  3,020円
・京成スカイライナー:67.8km  56分  2,630円
東京駅〜バス〜成田国際空港(NRT)
・リムジンバス            :71.8km  87分  1,000円

成田国際空港(NRT)〜ブリュッセル空港(BRU)
・全日空                      :約9,500km 約12時間
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ブリュッセルからサーキットまではまだ距離があります。空港アクセスで25分かけてブリュッセル南駅に出れば途中のリエージュまではベルギー版の赤いTGV「タリス」が運行されています。最高速度は300km/hと母国ドライバーのバンドーンに負けない速さを誇ります。
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これを使えば、フランスやオランダ、反対側のドイツとも相互直通運転しているため、どこから来ることも可能です。各国で交流直流、さらには電圧が異なるものを、車両側で対応可能としています。その辺は在来線と新幹線をはっきり分離し、かつ海で外国と隔てられた島国の日本には理解しがたい国際列車のいいところ。ブリュッセル南駅からリエージュまでは44分。
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リエージュからはインターシティと各駅停車をヴェルヴィエで乗り継ぎ、スパ駅ではなくフランコルシャン駅の方を目指します。スパとフランコルシャンの集落はフランコルシャンの方がサーキットに近いです。誤ってスパ駅で降りてしまうと、まだ道のりは遠く残っちゃいます。
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フランコルシャン駅からは平坦に1km程度歩けば1コーナーの目の前にあるホテル・デ・ラ・ソースに到達します。
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ブリュッセル空港〜スパ・フランコルシャン
・鉄道と徒歩           :約180km  3時間


東京駅〜成田空港〜ブリュッセル空港〜サーキット
● 鉄道〜飛行機〜鉄道〜徒歩:約16時間
(チェックインや乗り換え時間を除く)

困った時の「車」に頼らず、概ね公共交通機関で繋ぐことができました。GP開催中はシャトルバスもあるようですが、全世界的に人気の高いサーキットの割に便が悪く、宿泊施設などに苦労するようです。スパ・フランコルシャン。またいつ無くなるかわからない、いつか生観戦してみたいGPの一つです。