こちらもGP開催前にやる方が新鮮味があるのでしょうが、あの怒涛の3連戦のど真ん中に鎮座していたため、この夏休みのタイミングまで引っ張ってしまった次第です。ご存知のレッドブルの本拠地、そしてあるレジェンドドライバーの母国、オーストリアの国歌です。

image
《オーストリア国歌》
    曲名:Land der Berge, Land am Strome
             (山岳の国、大河の国)
    制定:1946年
    作詞:パウラ・フォン・プレラドヴィッチ
    作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
             (ヨハン・ホルツァーという説あり)

    Land der Berge, Land am Strome, 
    Land der Äcker, Land der Dome, 
    Land der Hämmer zukunftsreich!
    Heimat großer Töchter und Söhne, 
    Volk begnadet für das Schöne, 
    Vielgerühmtes Österreich, 
    Vielgerühmtes Österreich!

    山岳の国、大河の国
    田園の国、聖堂の国
    槌で形作られし豊かなる未来!
    偉大な娘たち、息子たちの故郷
    美に恵まれし人々よ
    高らかに讃えん オーストリア
    高らかに讃えん オーストリア!

3番まで存在しますが、基本は掲載した1番のみが使用されるようです。ヨーロッパは早い時期から文化や芸術などが栄えて、学校で聞いたことあるような有名な作曲が手がけたものが多い一方で、国の統廃合などが繰り返されていたこともあって制定されるのが比較的新しめだったりします。また、日本も決して例外ではありませんが、歌詞の中に戦争、差別や男尊女卑などの表現もあるために近年に歌詞だけ書き換わるようなことも見受けられます。オーストリアは一時期ドイツに統合しそうになった経緯もありますので歌詞はドイツ語です。その歌詞そのままをお借りしています。曲調は異なれど、多くの国歌は「自然」「讃えよ」などのフレーズで構成されています。確かにオーストリアは自然豊かな国家ですので、自信を持って大切にしていってもらいたいなと思います。

https://youtu.be/cbZZXSX-zoo

《国歌を聴ける、聴けた機会など》
    現役ドライバー:無し
    OBドライバー:リント、ラウダ、ベルガー
    優勝者:1 25回 N・ラウダ       61.0%
                  2 10回 G・ベルガー    24.4%
                  3   6回 J・リント        14.6%
              合計41回                       100.0%
    コンストラクター:レッドブル
    開催国として:オーストリアGP(2018年は第9戦)

IMG_0969
オーストリア出身は先日のオーストラリアより1人少ない15人となっており、現役ドライバーはいません。その割に過去に名の通るリントやラウダといったチャンピオンや日本にもファンの多いベルガーなどがいます。優勝経験者はその3人で占められます。ドライバーがいない、それに代わる近年大活躍をみせるのがレッドブルですよね。優勝ドライバー3人で41勝のところ、レッドブルは14年でそれを上回る58勝を稼ぎました。オーストリア国歌を最も多く聴かせてくれたのは間違いなくレッドブルです。ワークスではないチームとみれば、潤沢な資金を惜しみなく投入して、かなり短期間で成長、勝利や栄冠を掴めたと思います。

image
レッドブルは一時期の絶対的存在からその場を明け渡し、第2、第3勢力の位置を保っています。先日やったオーストラリア人のリカルドは今季限りでレッドブルから離れることが決まりましたが、メルセデスやフェラーリがレースを失い、またレッドブルのマシンにマッチしたサーキットや2人による意表をつく戦略や攻めの走りでまたオーストリア国歌を表彰式でも響かせてくれる日は近いはずです。