これを終えると今シーズンも折り返しを迎えます。ハミルトンの地元イギリスはベッテルが取りました。続いてはベッテルの地元です。現在は8ポイント差。もしハミルトンが優勝、2位にベッテルとなっても1ポイント差でベッテルがランキング1位で折り返せることは確定しています。ポイント差が開くかまたは近付くか、混沌とした争いが続いています。
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《ドイツGPの基本情報》
   ホッケンハイムリンク
      全長           :4.574km×67周=計306.442km
      コーナー数:17箇所
      高低差       :4.4m
      DRS区間数:3箇所

《ドイツGPの個人的印象》
   ・全21戦開催時のみ登場で隔年化してきた
   ・アリクイ(象)時代はめちゃ速いが退屈
   ・ハイヒールは抜き易いがちょっと短い
   ・ハイヒールのつま先への飛び込みは要注意

古くから開催されてきた伝統のドイツGPも、今の時世にはなかなか定着してきません。最近は毎年開催の予定が片方が開催できずとサジを投げたこともありホッケンハイムリンクのみの隔年開催化しています。せっかくドライバーやチームが好成績をおさめても、これではなかなか張り合いがありませんね。来年2019年の開催も現時点で危ぶまれています。
ホッケンハイムリンクでもDRS区間がコントロールラインに追加されて3箇所となりました。前回のイギリスではその追加された区間での「閉め遅れ」もあってクラッシュが発生しています。そのうち「全区間好きなタイミングでトータル10秒以内」なんて規定になったりして。このコースの見せ場は左5コーナー「パラボリカ」でのタイヤの労わり方と速度の伸び、そして続く右鋭角6コーナーへの飛び込みに尽きると思います。あとは、確かに、、あははは。

《過去5年のポールポジション》
   2016年 ロズベルグ(メルセデス)   
               1分14秒363
   2014年 ロズベルグ(メルセデス)   
               1分16秒540
   2012年 アロンソ    (フェラーリ)
               1分40秒621
   2010年 ベッテル    (レッドブル)
               1分13秒791
   2008年 ハミルトン(マクラーレン)
               1分15秒666
   ※参考 ニュルブルクリンクでのドイツGP
   2013年 ハミルトン(メルセデス)
   2011年 ウェバー    (レッドブル)
   2009年 ウェバー    (レッドブル)

《ポールポジションファステストタイム》
   2004年 M・シューマッハ(フェラーリ)
               1分13秒306(一周4.574km)

《現役ポールポジション獲得者と回数》
(★はその年のチャンピオン)
   2回 ライコネン(2005,06)
   1回 ハミルトン(2008★)
         ベッテル    (2010★)
         アロンソ    (2012)

前回の2016年に続いてニュルブルクリンクでのドイツGP戦績も追加しておきました。予選編はめちゃ古時代にライコネンが2年連続のポールポジションを獲得して最多2回。他いつものメンバーが仲良く1回ずつ。2002年より今のハイヒール化していますので、これら記録は全て現レイアウトのものとなっています。古いレイアウトを知る者はライコネンとアロンソの2人だけ。

《過去5年の優勝者》
   2016年 ハミルトン(メルセデス)
   2014年 ロズベルグ(メルセデス)
   2012年 アロンソ    (フェラーリ)
   2010年 アロンソ    (フェラーリ)
   2008年 ハミルトン(マクラーレン)
   ※参考 ニュルブルクリンクでのドイツGP
   2013年 ベッテル    (レッドブル)
   2011年 ハミルトン(マクラーレン)
   2009年 ウェバー    (レッドブル)

《現役歴代優勝者 回数》
   3回 アロンソ   (2005★,10,12)
   2回 ハミルトン(2008★,16)
   ※参考 ドイツGP全体でみた場合
   3回 アロンソ   (2005★,10,12)
         ハミルトン(2008★,11,16)
   1回 ベッテル   (2013★)

優勝となるとアロンソがホッケンハイムのみでも3回と大得意っぷり炸裂です。アロンソはニュルブルクリンクでのドイツGPに勝利がなく、逆にベッテルはホッケンハイムリンクでの勝利がありません。ベッテルとしては是が非でも取りたいGPの一つでしょう。

《使用されるタイヤコンパウンド》
   ウルトラソフトタイヤ(US)
   ソフトタイヤ              (S)
   ミディアムタイヤ       (M)

タイヤはスーパーソフト飛ばしの厚盛りタイヤ(こちらが今のところの通常版)となります。残念ながら「地元特約」は通用しませんでしたー。

《ドイツGPの個人的予選予想》
〜Q1〜
 20.シロトキン          (ウィリアムズ)
 19.ストロール          (ウィリアムズ)
 18.バンドーン          (マクラーレン)
 17.ハートレイ          (トロ・ロッソ)
 16.エリクソン          (ザウバー)
〜Q2〜
 15.ガスリー              (トロ・ロッソ)
 14.ペレス                 (フォース・インディア)
 13.アロンソ             (マクラーレン)
 12.オコン                 (フォース・インディア)
 11.ルクレール          (ザウバー)
〜Q3〜
 10.サインツ              (ルノー)
   9.ヒュルケンベルグ(ルノー)
   8.マグヌッセン       (ハース)
   7.グロージャン       (ハース)
   6.リカルド              (レッドブル)
   5.フェルスタッペン(レッドブル)
   4.ボッタス              (メルセデス)
   3.ライコネン          (フェラーリ)
   2.ハミルトン          (メルセデス)
P.P.ベッテル              (フェラーリ)

今回は地元は地元でも個人の地元を推してみます。今年のフェラーリは速い。その上ベッテルは個人でもう一皮速い。前半戦を少しでも貯金がある状態で折り返してもらえたらいいなと思っています。さらにスタートでもダッシュが利きますからドイツくらいはつまらないけどポールトゥウィン、許そう!
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他、そんなに大きく外してはいないはずと考えて、最近は毎回同じ感じ。そう変えていません。ライコネンが今回は決勝スタートで来季も引き続きメルセデスに決まったボッタスあたりとやらかさないか心配していること、ザウバーをいい加減に高評価しようよと上げたくらいです。今回は誰が離脱してこの予想をかき乱してくるのでしょう。