アゼルバイジャンからみたら2つ隣。振り返ること2回目。毎回アジアなのかヨーロッパなのか判断に迷う今はなきトルコGP開催初年の2005年です。この年も比較的多めの全19戦のうちの14戦目に設定されていました。
《予選結果》 1 K・ライコネン(マクラーレン・M・MI)
2 G・フィジケラ(ルノー・R・MI)
3 F・アロンソ (ルノー・R・MI)
※MIはミシュランタイヤ
記念すべきトルコGPの初スタートです。ターン1までにポールのライコネンはルノーの挟み撃ちに遭って順位をフィジケラにプレゼントしています。ライコネンはスタートが本当にヘタ。今日に相通ずるところがあります。ポジションはすぐに取り返していますが、彼はレースペースの瞬発的速さをウリに抜いていくスタイル。最近はそのパッシングすら躊躇し「疲れるまで熟成させる」ほど鈍く丸くなられました。
一方、一瞬でライコネンにトップを取り返されたフィジケラは早くもお払い箱。君には託せんとアロンソ様が直々にライコネン討伐に向かわれます。
BMWパワーを後ろ盾に好位置に付けているウィリアムズに珍事が起きます。開始わずか8周でウェバーの右リヤがパンク。相方ハイドフェルドもレース中盤に同じく右リヤのみがパンク。上り調子できたミシュランは同年アメリカGPの騒動といい一抹の不安も残しています。当然ながらウィリアムズのガレージ内が騒ついています。
要らぬピットで周回遅れのウェバーは切れ味が全く無いフェラーリのM・シューマッハを抜き同一周回に戻りたいところを
インから接触。ウェバーはフロント、シューマッハはリヤを痛めてピットへ。
ウェバーは24.3秒で出発するもシューマッハは40秒も時間がかかってリスタート、のちリタイヤ。前年のバカ勝ちが嘘のように精彩を欠き続けたシーズンでしたね。
軽タンクで予選とスタートに望んだアロンソは14周目にピットを終え、4位のモントーヤは21周目にピットへ向かい給油を行います。
ロリポップが一度上がって、ちょっと待って!
そっそんなこと言われてもっ!
この手の事故は昔からありました。ロリポップでも信号式になって多少は減りましたが、極限の世界で戦う中で求められる安全性。逃れることのできないF1界の永遠のテーマですね。ミラー付きロリポップはフェラーリよりマクラーレンが必要としていたようです。
それでも地味に2位を走行し、マクラーレンのワンツー体制で進行するラスト3周でモントーヤはジョーダンのモンテイロを抜く際に刺し違えてディフューザーを破損。
アロンソ来るぞー!こういうの絶対に見逃さないのだ!そっそんなこと言われてもっ!お尻がフラフラでは「ターン8」は制御できません。
後ろで色々あり過ぎて、トップはほとんど触れず。
《決勝結果》
1 K・ライコネン (マクラーレン・M・MI)
2 F・アロンソ (ルノー・R・MI)
3 J・P・モントーヤ(マクラーレン・M・MI)
圧勝逃げ切りで後ろをザックリとしか把握していないライコネンは無線で対ルノーとのことを聞いて確かめますが、無情にもワンツーフィニッシュにはならず。
ライコネンのピットインはさっきしくじったモントーヤの1周後となる22周目でした。ルノーと比べると8周多く積んでおり、かつ予選では2番手フィジケラにセクター2までは0.4秒差をつけたポールタイムでした。結局はモントーヤの失ったポイント以上に差が付いてルノーが戴冠した訳ですが、ライコネンの話すように1ポイントでチャンピオン争いに大きく影響することもありますので、つまらないミスは後々響きます。
このマシン、本当にスピードだけはピカイチだった。
初開催はどこもバタバタしていますよね。開催を控えていても広場が地区の運動会前みたいな状態です。頑張って誘致しているなら、この辺ももう少し余裕を持ってやればいいのに。一応自動車の国際大会なのですが、、。
トルコGP前に翌年の大型人事異動が発令されています。フェラーリを6年を「陰で支えてきた」バリチェロがB・A・R(2006年はホンダ)へ移籍、その抜けた席に虎視眈々と狙っていたマッサがザウバーを卒業する形で加入を決めました。バリチェロはフェラーリで手にすることができなかった恨みをホンダで晴らし、マッサはチャンピオンへ向けてのステップアップを狙います。ブラジル人の新旧エース、バリチェロはお疲れ様!マッサは頑張ってみて下さい!
例えホンダとはいえ、この言い方で当時は私は間違いなく放出されてしまうと想像はしていました。
フェラーリはロリポップに面白いものを付けてきました。発進直前に返す面を鏡面仕上げに。これならば、先日のライコネン人身事故や給油リグ引きずりも減らせるでしょうか。
予選は何せ初走行のフルアタックですから多くが4つのエイペックスを持つ名所「ターン8」の餌食になります。ちなみにお手本はこう。1つ目
2つ目
3つ目
そして4つ目
去就に心配のある佐藤琢磨は飛び出してしまいアタックを諦める。スロー走行するとアタック中だったウィリアムズのウェバーとニアミス。無線でブチ切れています。
これで佐藤琢磨は予選最後尾降格処分が下り、結果ピットスタートを選択しています。バトンもフィジケラの暫定ポールタイムを奪いにいきますがコースオフ。
「まったくアイツは詰めがまだまだ甘い」とご健在時代の父ジョン・バトンも苦笑い。
「フェルナンドもミハエルもいないということはさ、もうさボク。だよ、ね!アハ(笑)」
甘い。君より速いのをもう一人忘れてるよ。
「あのボクは、アイソトニックではなくハイポトニックとあれほど言ったはず、、」
2 G・フィジケラ(ルノー・R・MI)
3 F・アロンソ (ルノー・R・MI)
※MIはミシュランタイヤ
記念すべきトルコGPの初スタートです。ターン1までにポールのライコネンはルノーの挟み撃ちに遭って順位をフィジケラにプレゼントしています。ライコネンはスタートが本当にヘタ。今日に相通ずるところがあります。ポジションはすぐに取り返していますが、彼はレースペースの瞬発的速さをウリに抜いていくスタイル。最近はそのパッシングすら躊躇し「疲れるまで熟成させる」ほど鈍く丸くなられました。
一方、一瞬でライコネンにトップを取り返されたフィジケラは早くもお払い箱。君には託せんとアロンソ様が直々にライコネン討伐に向かわれます。
BMWパワーを後ろ盾に好位置に付けているウィリアムズに珍事が起きます。開始わずか8周でウェバーの右リヤがパンク。相方ハイドフェルドもレース中盤に同じく右リヤのみがパンク。上り調子できたミシュランは同年アメリカGPの騒動といい一抹の不安も残しています。当然ながらウィリアムズのガレージ内が騒ついています。
要らぬピットで周回遅れのウェバーは切れ味が全く無いフェラーリのM・シューマッハを抜き同一周回に戻りたいところを
インから接触。ウェバーはフロント、シューマッハはリヤを痛めてピットへ。
ウェバーは24.3秒で出発するもシューマッハは40秒も時間がかかってリスタート、のちリタイヤ。前年のバカ勝ちが嘘のように精彩を欠き続けたシーズンでしたね。
軽タンクで予選とスタートに望んだアロンソは14周目にピットを終え、4位のモントーヤは21周目にピットへ向かい給油を行います。
ロリポップが一度上がって、ちょっと待って!
そっそんなこと言われてもっ!
この手の事故は昔からありました。ロリポップでも信号式になって多少は減りましたが、極限の世界で戦う中で求められる安全性。逃れることのできないF1界の永遠のテーマですね。ミラー付きロリポップはフェラーリよりマクラーレンが必要としていたようです。
それでも地味に2位を走行し、マクラーレンのワンツー体制で進行するラスト3周でモントーヤはジョーダンのモンテイロを抜く際に刺し違えてディフューザーを破損。
アロンソ来るぞー!こういうの絶対に見逃さないのだ!そっそんなこと言われてもっ!お尻がフラフラでは「ターン8」は制御できません。
後ろで色々あり過ぎて、トップはほとんど触れず。
《決勝結果》
1 K・ライコネン (マクラーレン・M・MI)
2 F・アロンソ (ルノー・R・MI)
3 J・P・モントーヤ(マクラーレン・M・MI)
圧勝逃げ切りで後ろをザックリとしか把握していないライコネンは無線で対ルノーとのことを聞いて確かめますが、無情にもワンツーフィニッシュにはならず。
ライコネンのピットインはさっきしくじったモントーヤの1周後となる22周目でした。ルノーと比べると8周多く積んでおり、かつ予選では2番手フィジケラにセクター2までは0.4秒差をつけたポールタイムでした。結局はモントーヤの失ったポイント以上に差が付いてルノーが戴冠した訳ですが、ライコネンの話すように1ポイントでチャンピオン争いに大きく影響することもありますので、つまらないミスは後々響きます。
このマシン、本当にスピードだけはピカイチだった。
コメント