昨シーズンも安定走りからランキング4位を堅持したフォース・インディア。テスト前はバタバタです。お金だけはどうも不安定な「VJM11」です。暫定版マシンのようですが、開幕戦までに忘れてしまいそうなので、今の「正」としてみていきます。受け継いできたイニシャルナンバーは、、もしかして今回最後かも?!
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《設計》
アンドリュー・グリーン

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《外見》
ノーズは前作に続いてフォース・インディアらしいいつもの長めのポコです。ザウバーよりはシャープですね。また象徴的なピンクのカラーもノーズについては白に縁取られ、若干膨張して見える印象です。
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ちょっと面白いのはサイドミラーが側面から白い1本、下面から黒い2本に支持されています。これなら体当たりしても脱落しません。
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サイドポンツーン開口は高めに、下部はえぐられていますが、今年のマシンの中では開口がまあまあ大きい方の分類されるように感じます。
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メルセデスエンジン系は今までペトロナスのガソリンやオイルを採用しています。しかしVJM11はオイル(潤滑油)はラベノルというブランドに変更しています。それはレギュレーションに抵触しないのでしょうか。
昨シーズンのマシンは色以外にドライバーは頑張っているのに目立った走りができていませんでした。二の舞を踏むような気がしてならない。マズイぞ。

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《エンジン》
メルセデスF1 M09 EQ Power +
V型6気筒・バンク角90度 シングルターボ
排気量:1,600cc(推定)
最高回転数:15,000回転(制限)
最大馬力: - 馬力
燃料・潤滑油:ラベノル

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《シャシー》
VJM11
全長: - mm
全幅: - mm
全高: - mm
最低車体重量:733kg(ドライバー含む)
燃料タンク容量:105kg(制限)
ブレーキキャリパー・パッド:AP
ブレーキディスク:カーボン・インダストリー
ホイール:BBS
サスペンション:フロント プッシュロッド
                                 リヤ    プルロッド

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《ドライバー》
No.11 セルジオ・ペレス
No.31 エステバン・オコン

「バチバチ」仲良しコンビの2年目。歴浅オコンを当初少し下に見ていたのかな、ライバルが前も後ろも離れちゃっているもんだから予選も決勝も並ぶこと多し。オコンも意外と走るし速い、壊さない、そして「折れない」。それならば先輩は無線や走りで「誰のお金で〜」と言わんばかりのアピールするも、かなりしぶとい。元暴れん坊も手を焼きました。
ペレスもオコンも堅実な走りができ、エンジンも一級品です。あと必要なのはそれを叶えるべくシャシーですね。お金にも制約があるだろうし、前の3チームまで距離があるのが辛いところだけど、このご時世のF1はスタートからクルージングしているだけではライバルは潰れず、順位も上がっていきません。予選での一発の速さと決勝での武器を備えたいです。後ろにはドロドロの中団争いが「4番手」を虎視眈々と狙っています。ド派手なマシンで存在感を示せるかどうか、ドライバーのキャリアもチームのキャリアも多く背負う「責任重要」なマシンとなりそうです。


これで全10チームの今のところの2018年マシンを見てきました。素人なりの印象としては
    ・目指せフェラーリもどき
    ・サイドポンツーンは高く後ろに下げる
    ・エアインテーク開口は当然ワイドに
が大体の流れと見てとれました。合同テスト時点で完全体を晒してくるチームはないでしょうから、開幕戦までにさらにどんなアップデートを図り、スタートを切るかに注目ですね。