先日バラバラに抜き出したサーキットのコーナーや区間たち。今回はこれをミヤビマン・ティルケによって繋げて個人的空想「ドリームサーキット」を組み立てていこうと思います。さすがに全てを一つに結ぶことはできないため、いくつかを抜粋してちょうどいい感じに仕立て上げてみました。完成品第一号はこちらです。
なんだか子供の塗り絵みたいに見えます。ゴルフ場にも見えますが、黒いラインがサーキット本線として、わざと区間で切っています。このレイアウトは以前からある程度頭にあり、本当はmiyabikunの「m」にしちゃおうかなと思ったのですが、全長が伸びてしまうため「n」または日本の武士の象徴である「刀」っぽくもみえます。どれがどこから拝借したかわかりますか?!
答えはこちらです。先日の「ハミルトンのサーキット」には各セクションを調整しているものがありましたが、今回のコレは抜き出したそのもののみで繋いでいます。
ピットロードはいつもの黒細破線、本線際のオレンジは速度低下とショートカットによるゲイン調整のグラベル(砂、砂利)、薄緑のエリアはグリーン(芝生)そしてオマケに観客席も設定してみました。どの位の収容人数かはわかりませんが、これで少し長めの6.610kmあります(地図ソフトによる机上実測)
縦断勾配は実際と異なるものの、こちらもある程度設定してみました。真っ平らでは面白みも無いし、マシン特性の差別化も腕の差も表れませんもんね。白がベースとなるグラウンドレベル(GL)で色が黄味がかり、茶色に近付くにつれて10m単位で高くなる等高線のように表現。コース後半が急激に高くなります。位置は日本のどこかを想定しています。日本といえば四方で海に面し、火山からなる山岳と狭隘な平野で成り立つ地形です。川と山に挟まれた限られたスペースをうまく活用しています。
《サーキット概要》
名称 :Mドリームサーキット(仮)
全長 :6.610km × 47周 = 310.670km
コーナー数 :24(複合コーナー各頂点を含む)
高低差 :45m
設定最高速度:350km/h
DRS区間 :2箇所(500mと800m)
ハミルトンとライコネンに搭載したオンボードカメラをお借りして右回り(時計回り)のコースを見ていきたいと思います。
《セクター1》2.11km
コントロールラインを通過してすぐに軽い右折れが入り、ターン2の進入ラインを狭めます。
ターン3は河口近くに設けられた右コーナー「ポート」で小さく180°向きを変え、川に沿って緩く登りながら「リバーサイド」をDRS開放で加速していきます。
ストレート終端にスピードトラップを設置。と同時にコース最高速となる350km/hに到達すると高速で右コーナー「180」に進入します(英訳ではそうならないのですが敢えて某日本車と同様の「ワン・エイティ」と読みます)
《セクター2》2.70km
これまで右コーナー慣れしていると、林の中に掴みどころの無い複合左コーナーで日本独自の表現と感覚を表す「わびさび」が待ち構えています。一見質素なようで攻略には奥が深いコーナー。ココで前車から離れると、次に控える下りシケインで攻めにくくなってしまいます。
次なる右転回は先程の高速な「180」に相対して、入りは下り、出は上り勾配となる鋭角右ターンになります。ここぞという勝負の判断、刃の上のような限られたラインを読まなければ、タイム向上もパッシングのチャンスも失うことになります。斬るか斬られるか、斬れ味がモノをいうその名も「武士道」です。
その後は右へ左へと異なる横Gが入り乱れる日出ずる国の「サンライズ」で山登り。本家は一部下り勾配が入りますが、こちらは1kmで40m上昇する4%の上りがダラダラ続く構成です。
《セクター3》1.80km
「サンライズ」の先にも上りがあります。このコース最頂部に君臨する鋭角「富士山(ふじやま)」エイペックスは見辛いですよ、飛び込むなら気を付けてくださいね、と。どこの県に設置するかまで考えていないけど、日本一だし線対称な勾配イメージだし海外ウケもよいから富士山(ふじやま)で!(笑)
上りがあれば下りも当然訪れます。ここから一気に下り坂のオンパレードです。まずは右螺旋?いや左螺旋だとこちらもライン採りには注意な「カラクサ」
先程の「サンライズ」の横は削って絶壁の掘割にしていないため、コース図の薄い区間はトンネルとなります。モンテカルロ市街地では実際に建物の下を通過するトンネルがありますが、いざという時の救助も事故処理などもできないし、予期せぬトラブルを考えると実際にサーキットでトンネル区間を計画するのは橋梁や立体交差と同様に設置の認可は降りないでしょうね。
「カラクサ」から1.25kmで45mをトンネル出口まで3.6%で下り切り、明かり区間に戻ると右シフトのシケインが突如登場。ドライバーは動体視力とともに明順応にも対応しておいて下さい。眩しい言ってたらインをさされ、出口外側では懐の浅いウォールに接触してしまいます。ちなみに直進側がピットロードとなります。ピット出口では本線を走るライバルが右手に見えますが、くれぐれも信号無視や白線跨ぎはしないように!
個人的に抜きどころは2コーナーの飛び込みから3コーナー「ポート」でのクロスライン、リバーサイドストレートエンド、「武士道」の飛び込み、「富士山」の飛び込み、トンネルから最終シケインの飛び込みあたりで想定しています。ストップアンドゴーになり過ぎず、ストレートのみに偏らないテクニカルなものを取り入れたので、多用するブレーキの扱いと適切なライン採りも重要となります。
といった具合の空想ドリームサーキット第一弾でした。
コメント
コメント一覧 (6)
スタートとゴールを リバーサイド ストレートにした方が いいレースが見られると思います。
第1コーナーが 高速の右コーナーの方が エキサイティングです。
チャンピオン御用達のウォール、信号、などの名場面?が繰り広げられた区間でもありますし、
個人的にピットロードの入口と出口はこのサーキットのものが1番好きですね
おはようございます。かなりテクニカルなレイアウト
になってますよね。休める区間がトンネルくらいしか
ありません。
中年ライダーさんはこのサーキットでもストレート
エンドの席を選びますか?
スタート直後は高速コーナー飛び込みの方が
盛り上がりますかねぇ。
今後の予定に考慮したいと思います。
おはようございます。コメントありがとうございます。
ジル・ヴィルヌーブは景色も綺麗だしパワーも欲しいが
燃費も気にしてあげればならないし、面白いですよね。
本線側がシフトするピットレーンも特徴的です。
フランスのマニ・クールも似た部分がありますが、
断然こちらの方が面白いです。
スタートの位置取り合戦アリ、ピットアウトの焦り
アリです。
日本人からしたら、時差が何とも辛い。。
しかし、実際には 席を選ぶ条件が あります。
① 屋根付きで 1席ずつ シートが独立しているスタンドが いい。
( 土の土手は やだ )
雨のレースだと 屋根がないと もう最悪
② 観戦場所の近くに 水洗の清潔な常設トイレ、売店、喫煙所、休憩スペース、イベント会場があること
③ 正面ゲートから あまり遠くないこと
1年に 1回の観戦なので、チケットが高くても がまんします。
おはようございます。お返事が遅くなりました。
「180」の進入はダイナミックなものになると思います。
鈴鹿の第1コーナーより速度調整が必要になります。
ただし、以降は鈴鹿と逆で弧が大きくなりますから
横Gを受けながらの入力になっていくはずです。
元はパラボリカですもんね。
このサーキットのスタンドは全て独立型シートにして
土手の「ピクニック観戦」にはしないつもりです。
が、屋根が付いてくるのはやはりグランドストレート前
のみになると思われます。
ただし、トイレは全て綺麗なウォシュレットを完備し
女子トイレも多めに造っておきます。
ゲートから近いことを考えると、中年ライダーさんの
観戦位置はグランドストレート前になるかと思われます。
お連れの方の分まで数席確保させて頂きます。